JPH01290700A - グルコシルトランスフェラーゼ阻害組成物 - Google Patents

グルコシルトランスフェラーゼ阻害組成物

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JPH01290700A
JPH01290700A JP63118184A JP11818488A JPH01290700A JP H01290700 A JPH01290700 A JP H01290700A JP 63118184 A JP63118184 A JP 63118184A JP 11818488 A JP11818488 A JP 11818488A JP H01290700 A JPH01290700 A JP H01290700A
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小林 俊亮
Kenji Koga
憲治 古賀
Osamu Hayashida
治 林田
Yamaji Nakano
中野 山路
Yasuhiro Hasegawa
長谷川 安弘
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Godo Shusei KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本発明は、グルコシルトランスフェラーゼ(以下’GT
ase、と略称)阻害剤、その製造法、およびそれを有
効成分とする、 う蝕子防剤に関する。 GTas eは、微生物のストレプトコッカス・ミュー
タンス(Streptococcus mutans)
によって生産される酵素で、口腔内で、シュクロースか
ら不溶性でかつ付着性のあるグルカンを合成し、歯垢形
成、さらには う蝕発生の原因となっている。 本発明は、このGTaseの活性を阻害する物質を提供
することを一つの目的とし、他の目的は、GTase 
阻害物質の製造法を提供すること、および該物質を有効
成分とする う蝕子防剤を提供するにある。 〈従来の技術〉 従来よh、 う蝕予防の方法の一つとして、ミュータン
ス菌のGTase を阻害することによh、歯垢の形成
を阻止することが考えられている。 各種微生物の生産するGTase阻害物貰とじては、特
開昭56−103193、特開昭57−98215、特
開昭57−99518、特開昭61−126033、特
公昭61−47515等があh、また植物に含有されて
いるGTase阻害物質としては、特開昭58−121
218、特開昭60−54312等があげられる。 これらは、有効な阻害物質であるが、発酵法の場合は、
比較的長い培養時間を要し、植物由来の阻害剤も含めて
、概して複雑な精製工程を必要としていた。 〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者らは、微生物の培養のように長時間と多大の光
熱費を必要とせず、また、植物からの抽出のように、有
機溶媒を用いた複雑な工程を経ずに、簡単な精製法によ
って、目的とする GTase阻害物質を得るために、
鋭意探索と研究を重ね、本発明を完成した。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、タンパク質と還元性糖類との反応で生ず
るメラノイジン物質の中に、GTase阻害作用を有す
るものがあることを発見し、タンパク質および還元性糖
類の種類、反応条件、精製方法について検討を行った。 その結果、タンパク質としては、等電点が4.0〜7.
0 にあるもの、好ましくは、カゼイン、オボアルブミ
ン、ウシ血清アルブミンを用い”、還元性を有する糖類
としては、グリセルアルデヒド、グルコース、キシロー
ス、アラビノース、マンノース、デキストラン、あるい
はその誘導体が、利用できることを明らかにした。。 これらの物質を、pI(5,5〜12.o、温度20〜
120℃で反応させる。次いで、反応液をpr(3,5
に調節し、生ずる沈澱を回収して GTase阻害物質
(以下’MRP、と略称)を得る。 この物質を、Blo−Ge1 A1.5Mでゲルろ過し
て、分子ffi 6 X  10” kd以上の両分を
採ることによりさらに精製が可能である。 GTase阻害活性は、GTas e を生産するミュ
ータンス菌 (例えば、歯学研究に一般的に使用される
5treptococcus mutans B−13
)の培養F液から、浜田らの方法(J、 Gen、 M
icrobiol、、  116.51−59(198
0))により調製した酵素を使用し、不溶性付着性グル
カンの生成量を測定する、古賀らの方法(Infect
、  Immun、、  28.882 (1982)
)により測定した。 〈実施例〉 以下、本発明の物質MRPの製造方法、そのGT−as
e 阻害効果、および う蝕子防剤に配合したときの、
ミュータンス菌に対する歯垢形成阻害の実際を実施例に
より説明する。 実施例1 0.8g のタンパク質(α5−カゼイン、ウシ血清ア
ルブミン、オボアルブミン、(各米国シク゛マ社製))
および1.0gのグルコースをpH7,5の200mM
−リン酸カリウムF1衡液100m1 に溶解し、6N
−苛性ソーダ溶液にて、pH10,5に調整後100℃
にて2時間反応させる0次いでIN−塩酸溶液にて、p
H13,5として、生ずる沈澱を、pi(6,5の 5
0mトリン酸カリウム溶液35m1  に溶解して、同
じ緩衝液で平衡化したBlo−Ge1 A1.5Mでゲ
ルヂ過を行ない、分子16X10’ kd以上の範囲を
回収した。 得られた MRP には、反応液の50−のタンパク質
と、70りのGTas e阻害活性が回収された。 原料タンパク質およびMRPの遊離アミン基(リシ゛ン
残基の ε−アミノ基、およびN末端アミノ基)をトリ
ニトロベンゼン・スルフオン酸法(Isklund、 
 R。 et al、 : Anal、 Biochem、 7
UJ434 (1976))で測定した結果、MRPは
原料タンパク質の約173に、減少していた。 MRP による付着性不溶性グルカンの合成阻害を、第
4図に示す、αS−カゼイン、オボアルブミン、ウシ血
清アルブミンから得られたMRPは、0.2μg/ml
で、約50%の合成阻害を示した。 実施例2゜ 実施例1で用いたタンパク質0.8gと、1gのグリセ
ルアルデヒド ウム綬街液(p[( 7.5)に溶解して、100℃で
2時間反応し、IN−塩酸溶液でpo3.sとして生ず
る沈澱を、pi(6.5の50mM−リン酸カリウム溶
液35mlに溶解して、同緩衝液で平衡化したBio−
Gel A1.5Mでゲルr遇して、分子ffi 6X
10” kd以上の範囲で回収した。 得られたMRPは、反応液の70にの阻害活性を示した
。 実施例3。 ヒドロ腔内の歯垢形成モデル実験として、プレインハー
ト・インフュージョン・ブロス (Brain−t(e
art Infusion Broth: Difco
社製)へ、10mg/mlのシュクロースを加えた培地
に、ミュータンス菌を接種し、試験管を角度30°に傾
斜して37℃。 16時間培養し、生ずる不溶性グルカンとともに菌体を
試験管壁に付着させた。 実施例1で得られたMRPを、同培地に0.1〜l、0
 mg/ml 添加した場合のミュータンス菌の付着阻
害効果を第1表に示した, MRI’は0. 1mg/
mlで、50−以上の付着阻止を示している。
【以下余白】
菌  株   MRP濃度    菌体付着率1・01
4 実施例4。 本発明の物質’M R 1’ は、日常使用される歯磨
剤に配合して、 う蝕の抑制に用いることができる。 湿潤剤、研摩剤、増粘剤、香料、甘味料等の通常の歯磨
剤に使用されているものを、通常の割合で配合すること
ができる.また、研摩剤を含有した水歯みがきとするこ
とも可能である。
【以下余白】
以下に配合例の一例を示す。 グリセリン       20部 無水ケイ酸        2゜ カルネ0キシメチルセルロース・Na塩       
 0.5カラギーナン       1 ソルビトール       30 甘味剤          0.5 Na・モノフルオロホスフェート          
   0.5香料            I MRP             0.5合計    
     100部 本組成物の一部を採h、M RP活性を測定したところ
、添加したMRPの50にの活性が、1回の抽出で回収
された。 〈発明の効果〉 本発明によh、等電点が4.0〜7.0のタンパク質と
還元性を有する糖類およびその誘導体の、メイラード反
応生成物から得られるMRPが、GTase阻害活性を
示すことが明らがとなった。 また、本発明によh、新規なGTユse阻害物質MRP
、およびその製造方法、さらにこれを有効成分とする 
う蝕子防剤の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の物質MRPの紫外線吸収スペクトル
を示す。 第2図は、本発明の物質MRPの赤外線吸収スペクトル
を示す。 第3図は、本発明の物質MRPの蛍光スペクトルを示す
。 第4図は、本発明の物質MRP濃度と、付着性不溶性グ
ルカンの生成量の関係を示す。 以  上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)等電点が4.0〜7.0であるタンパク質と還元
    性を有する糖類またはその誘導体を反応させて得られ、
    以下の物理化学的性質を有するグルコシルトランスフェ
    ラーゼ阻害物質。 a、分子量:約10万以上(ゲルクロマトグラフィー法
    ) b、等電点:4.0付近(等電点電気泳動法) c、紫外線吸収スペクトル:(第1図) d、赤外線吸収スペクトル:(第2図) e、蛍光分光学的性質 励起スペクトル:340〜350nmに極大値 蛍光スペクトル:440nmに極大値(第3図) f、タンパク質および糖含有量 タンパク質:90〜96%(フォリン・ローリー法) 糖:1〜2%(フェノール硫酸法) g、溶解性:水に易溶、メタノール、エタノール、アセ
    トン、クロロホルム、酢酸エチルに不溶 h、呈色反応:ビュレット反応、キサントプロテイン反
    応、フォリン反応、フェノール硫酸反応に、いずれも陽
    性 i、作用:シュクロースを基質とする、グルコシルトラ
    ンスフェラーゼによる、水不溶性グルカンの生成を阻害
    する作用を有する j、pH安定性: pH2〜10で安定(温度:100℃) k、熱安定性: 100℃、4時間の加熱に対し安定(pH7.0) l、化学処理に対する安定性: 酸化剤(過ヨウ素数、オゾン、次亜塩素酸等)による酸
    化、および還元剤(亜硫酸、NaBH_4等)による還
    元に対し安定 m、融点:明確な融点を示さない n、塩基性、酸性、中性の別: 水溶液は、弱酸性を示す o、物質の色:淡褐色
  2. (2)タンパク質が、カゼイン、オボアルブミン、およ
    びウシ血清アルブミンのうちより選ばれたものであり、
    還元性を有する糖類が、グリセルアルデヒド、グルコー
    ス、マンノース、キシロース、アラビノース、ラクトー
    ス、およびデキストランのうちより選ばれたものである
    、特許請求の範囲第1項記載のグルコシルトランスフェ
    ラーゼ阻害物質。
  3. (3)等電点が4.0〜7.0であるタンパク質と還元
    性を有する糖類またはその誘導体を、pH5.5〜12
    .0、温度20〜120℃にて反応させて、特許請求の
    範囲第1項記載の物理化学的性質を有するグルコシルト
    ランスフェラーゼ阻害物質を生成せしめ、反応液中より
    該物質を採取することを特徴とする、グルコシルトラン
    スフェラーゼ阻害物質の製造法。
  4. (4)等電点が4.0〜7.0であるタンパク質と還元
    性を有する糖類またはその誘導体を反応させて得られ、
    特許請求の範囲第1項記載の物理化学的性質を有するグ
    ルコシルトランスフェラーゼ阻害物質を有効成分とする
    う蝕予防剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068970A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Ajinomoto Co Inc 新規な抗う蝕剤及び非う蝕性素材

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JP2002068970A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Ajinomoto Co Inc 新規な抗う蝕剤及び非う蝕性素材

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