JPH01289676A - 打ち込み用固定要素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、コンクリート、石壁、岩石等の硬い材料に
打ち込むことができるシャンク部を具える固定要素に関
するものである。

（従来の技術及びその課題） 物体を硬い基材よりなる構造部分に釘状の固定要素を用
いて固定することは既知であり、その場合に固定要素は
、爆発力により操作される固定装置を用い、爆発力によ
って基村内に打ち込まれるものであった。この固定方法
の大きな利点は、固定に要する時間が短いことである。

これに対し、その欠点は、固定素子が固定領域内の区域
の基材に挿入されるに際して、クレータ状の裂は目が生
じるような大きな応力をもたらすことである。

そのような裂は目が生起されないようにするための一つ
の方法が、ドイツ国特許明細書第２８４９１３９号に開
示されており、基材に予め形成された有底孔基部を貫通
して、爆発力により固定要素を打ち込むものである。こ
のことにより、表面の応力を有効に低減することができ
る。勿論、この方法により固定要素を打ち込む場合に、
装着に要する時間がかかること又その操作が煩わしいも
のであることついては認めざるをえなかった。

本発明は、このような課題に基づいてなされたものであ
り、僅かな時間及び労力により、硬い基材に裂は目を生
ずることなく打ち込むことができる固定要素を提供する
ことをその目的とする。

（課源を達成するための手段） この課題は、以下の特徴事項により達成することができ
る： ａ）打ち込み方向に軸にドリルヘッドを接続し；ｂ）打
ち込み方向とは逆方向に軸に負荷作用手段を接続し； Ｃ）打ち込み方向とは逆方向に軸に接続した領域に、把
持面を有する回転締結手段を設けることである。

軸に接続するドリルヘッドは、固定要素を回転させるこ
とにより、基材に有底孔を穿孔することができる。回転
は、場合によっては打撃と併せ、適当な駆動装置により
、回転締結手段の把持面を介して固定要素に賦与される
。例えば、軸の長さの半分に相当する孔深さまで挿入し
た後に、ドリルヘッドを担持する軸部分を有する固定素
子を、爆発力によりその最終位置に打ち込む。この固定
素子を打ち込む方法は、爆発力により穿孔及び打ち込み
がまさしく連続して行われるので、時間及び労力を節約
することができる。例えば、へ・ノド又はねじ付き突出
部分として形成された負荷作用手段は、基材より突出す
るので、その目的に関し、確実で視覚的にも申し分のな
い固定を担保する。

後者の場合は、ドリルヘッドを打ち込むためにまず穿孔
される薄板に関係する問題である。

好ましくは、ドリルヘッドが二個の円錐形状の互いに重
なり合って終端する刃先を具える。ドリルヘッドの中央
部には切先部が形成され、穿孔時に固定要素が中心で回
転することを担保する。それら刃先により形成される円
錐角度は合目的には約１２０°とする。ドリルヘッドの
外径は、それを担持する比較的小さな直径の軸部分より
半径方向に張り出している。

刃先は、ドリルヘッドの残部に対して高硬度であること
が好ましい。このため、場合によっては打撃が重畳され
た回転を固定要素に賦与することにより、特に硬い基材
にあっても、ドリルヘッドが取り立てて言うほど変形す
ることなく一段と有利に穿孔することができる。

刃先部分は、ドリルヘッドに装着された超硬合金板であ
ることが好ましい。この板は、合口的には軸に鑞付けに
より固着される。

他の実施例では、ドリルヘッドを軸に一体に形成する。

その場合に、刃先は合目的に硬化させるものとするが、
特には刃先の高周波焼入れ又は衝撃硬化が適している。

更に別の実施例では、刃先を硬質材料で被覆する。硬質
材料として、例えば、タングステンカーバイドのような
硬質金属の粉末混合物をフレーム溶射により被覆する。

回転締結手段は、打ち込み方向と逆向きに負荷作用手段
に接続する突出部分として形成することが好ましい。掛
合面が設けられた突出部は、回転力同様に打撃力を伝達
するため、駆動装置の係止部分が嵌合することを許容す
る。突出部分は冷間加圧により形成することができる。

本発明の更に他の実施例にあっては、回転締結手段は、
負荷作用手段の外周形状として突き出した張出し部を形
成する。この張出し部は、合目的には円板状とし軸上に
形成する。掛合面を有する張出し部分を大きな直径とす
ることにより、より大きな回転モーメントを伝達するこ
とができる。

しかも、その張出し部分は、回転運動に併せて打撃力も
加えることができる。

好ましい実施例によれば、シャンク部と負荷作用手段と
の間に、比較的大きな直径とした軸部分を設ける。この
軸部分は、有底孔状の側方が補強されたものであり、打
ち込み操作に際し、傾斜姿勢を妨げて固定素子の良好な
施工に寄与するものである。

合目的には、比較的大きな直径を有する軸部分に対する
ドリルヘッドの直径の比が１：ｌから１：Ｉ、３の関係
にあるものとする。このように直径を調整することによ
り、一つには比較的大きな直径の軸部分が、ドリルヘッ
ドにより形成された有底孔に遊びなく支持されることが
担保される。一つには、固定領域の範囲内の大きな応力
に対して惹起される軸部分の基材への着座を阻止する。

以下図面を参照して本発明装置について詳述する。

第１図に示す固定素子は、軸ｌと、打込み方向において
軸１に接続さけたドリルへラド２と、打込み方向とは逆
方向に軸１に接続さけた負荷作用手段３と、その負荷作
用手段の先端に形成され、掛合面を有し断面が６角形に
形成された突出部４とを具える。軸１は、ドリルヘッド
２を担持するシャンク部１ａと打ち込み方向とは逆方向
に指向する比較的大きな直径の軸部分１ｂとに分けられ
ている。軸部分１ｂに駆動装置を案内するのに供される
円板５を摩擦により位置決めする。

ドリルへラド２は、鑞付けにより固着された超硬合金板
２ａを具えており、打ち込み方向を示す正面に、ニー個
の円錐形の互いに連続する刃先２ｂを形成する。刃先２
ｂの硬度は、ドリルヘッド２の他のどの部分より大きい
ものとする。第２図は、ドリルヘッド２の超硬合金板２
ａの関する対称な配置を示しており、更にはドリルヘッ
ド２が、刃２ｃによって打ち込み方向に対称的に細くな
っていることを示している。ドリルヘッド２に接続する
シャンク部１ａは、円弧状の底部を有する二個の案内溝
１ｃを具えており、その様子を第３図に明示する。軸部
分１ｂの直径は、ドリルヘッド２の直径の約１．２倍に
対応する。負荷作用手段３は、おねじ部３ａを具えてお
り、その外径は突出部４の直径及び軸部分ｉｂの直径よ
り大きい。

第４図に示す固定素子にあっては、簡略のため第１図に
示す固定素子に対応する部分に同一の符号を付して示す
。第１図の固定素子と異なる点は、一体的に形成された
ドリルヘッド６を軸１が担持することであり、同様に、
比較的大きな直径の軸部分１ｂと負荷作用手段３との間
の突出部４に代わって、回転締結手段として多角形の外
径形状を有する円板状に形成された張出し部７を担持す
ることである。ドリルへラド６は、またその正面に円錐
状の互いに合致する刃先６ａを具えている。刃６ｈは、
打ち込み方向に対称なテーパーのドリルヘッド６を形成
する。刃先６ａは、ドリルヘッド６の残部に比べて硬い
素材を被覆することにより形成されている。ドリルヘッ
ド６の直径は、隣接するシャンク部１ａの直径より僅か
に張り出しており、径を増大させた軸部分１ｂのそれに
一致している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明固定素子を示す図、 第２図は、第１図に示す固定素子を９０°回転して示す
図、 第３図は、第２図の線ｌｌｌ−ｌ１１に沿う固定素子の
断面を示す図、そして 第４図は、本発明の他の実施例を示す図である。 ｌ・・・軸　　　　　　　　１ａ・・・シャンク部１ｂ
・・・軸部分　　　　　　１ｃ・・・案内溝２．６・・
・ドリルヘッド　　２ａ・・・超硬合金板２ｂ、　６ａ
−刃先　　　　　２ｃ、　６ｂ−刃３・・・負荷作用手
段　　　３ａ・・・おねじ部４・・・突出部　　　　　
　５・・・円板７・・・張出し部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コンクリート、石壁、岩石等の硬い材料に打ち込み
   可能なシャンク部（１ａ）を具える固定素子において、 ａ）打ち込み方向に軸（１）にドリルヘッド（２、６）
   を接続し； ｂ）打ち込み方向とは逆方向に軸（１）に負荷作用手段
   （３）を接続し； ｃ）打ち込み方向とは逆方向に軸（１）に接続した部分
   に、把持面を有する回転締結手段（４、７）を設けたこ
   とを特徴とする打ち込み用固定素子。 ２、ドリルヘッド（２、６）が、二個の円錐形の互いに
   合致する刃先（２ｂ、６ａ）を具えることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の打ち込み用固定素子。 ３、刃先（２ｂ、６ａ）は、ドリルヘッド（２、６）の
   残部に対して大きな硬度を有することを特徴とする特許
   請求の範囲第２項に記載の打ち込み用固定素子。 ４、刃先（２ｂ）部分が、ドリルヘッド（２）に装着さ
   れた超硬合金板（２ａ）であることを特徴とする特許請
   求の範囲第３項に記載の打ち込み用固定素子。 ５、刃先（２ｂ、６ａ）を硬化させたことを特徴とする
   特許請求の範囲第３項に記載の打ち込み用固定素子。 ６、刃先（６ａ）を硬質材料で被覆したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項に記載の打ち込み用固定素子。 ７、回転締結手段を、打ち込み方向とは逆方向に負荷作
   用手段（３）に接続された突出部（４）として形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１乃至第６項のいず
   れか１項に記載の打ち込み用固定素子。 ８、回転締結手段を、負荷作用手段（３）の外形形状と
   して突出させた張り出し部（７）に形成したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１乃至第６項のいずれか１項に
   記載の打ち込み用固定素子。 ９、シャンク部（１ａ）と負荷作用手段（３）との間に
   、比較的大径の軸部分（１ｂ）を設けたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１乃至８項のいずれか１項に記載の
   打ち込み用固定素子。 １０、比較的大径の軸部分（１ｂ）に対するドリルヘッ
   ド（２、６）の直径が、１：１乃至１：１．３の関係を
   満足することを特徴とする特許請求の第９に記載の打ち
   込み用固定素子。