JPH01287297A - Bi系酸化物超電導材の製造方法 - Google Patents

Bi系酸化物超電導材の製造方法

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JPH01287297A
JPH01287297A JP63113986A JP11398688A JPH01287297A JP H01287297 A JPH01287297 A JP H01287297A JP 63113986 A JP63113986 A JP 63113986A JP 11398688 A JP11398688 A JP 11398688A JP H01287297 A JPH01287297 A JP H01287297A
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superconducting
electrodeposition
layer
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powder
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JP63113986A
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English (en)
Inventor
Koichi Saruwatari
猿渡 光一
Seiju Maejima
正受 前嶋
Yutaka Osanai
裕 小山内
Tsukasa Kono
河野 宰
Yoshimitsu Ikeno
池野 義光
Mikio Nakagawa
中川 三紀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、磁気浮」−列車、医療装置、磁気推進船など
に使用される超電導マグネット用、」;だ(」、電力輸
送線用などとして応用開発が進められているBl系の酸
化物超電導材の製造方法に関11゛ろ、。
「従来の技術」 最近に至り、常電導状態から超電導状態へ遷移セる臨界
温度(’、1.’ c )が液体窒素温度を超える値を
示す酸化物超電導体が種々発見されている。この種の酸
化物超電導体は、一般式Y −13a−Cu−0あるい
はB i−3r−Ca−Cu−0などで示される酸化物
であり、液体ヘリウムで冷却することが必要であった従
来の合金系あるいは金属間化合物系の超電導体と比較し
て格段に有利な冷却条件で使用できることから、実用−
」二極めて有望な超電導材ネ1として研究が進められて
いる。
ところで従来、金属やセラミックスの屑材」二に前記酸
化物超電導体からなる厚膜を形成4″る方法として、酸
化物超電導粉末にパインオイルなどの溶剤や有機バイン
ダーを加えて印刷用+A料を作成し、この印刷用材料を
基材」−にスクリーン印刷する方法が考えられている。
また、前記印刷用材料を製造する場合と同様な方法で塗
布液を作成し、この塗装液を暴利表面にスプレー塗装引
ろ方法、あるいは、この塗装液に基材を浸漬して引き」
−げ、その表面に塗装膜を形成する方法が考えられてい
る。
更に、半導体の製造分野などで用いられているスパッタ
リング法や蒸着法などの薄膜形成力法を用い、暴利の表
面に酸化物超電導層を形成4−ろ方法が考えられている
「発明が解決しようとする課題−1 しかしながら前記スクリーン印刷法LJ、、 マ+z板
の表面や円筒の外面なとの単純な形状部分に適用・1゛
ることは可能であっても、線祠の外周面やテープの周面
などの曲率の大きな部分を含む形状の、I+!、]A、
あるしくJ、凹凸部分を有する複特]な形状の基(Aに
は適用できない問題があった。ま)こ、スクリーン印刷
法によって形成できる膜の厚さlJ20011m程度が
限界であり、膜厚が200 lt m辺土の超電導厚膜
の形成が困難な問題があった。
更に、面記塗装法および浸漬θ、において(J、複雑な
形状の基材を用いようとする場合、塗布液の粘性を高く
すると、基(副の隅々まで塗布液を均一・に塗布ケるこ
とか困難であり、塗布液のオ、11性を低くすると、基
材を塗布液から引き出した際に塗布液が流れ落ちて基利
表面に均一な塗布ができないために、複雑な形状のh(
材には適用できない問題があった。また、基利表面に塗
装層を形成し、更に熱処理を施して塗装層に含まれる物
質を焼結して酸化物超電導体を生成する場合、塗装層に
含まれるバイングーなどの樹脂成分が燃焼するために、
見料から酸化物超電導体が剥離する問題があった。
一方、前記スパッタリング法なとの薄膜形成方法におい
て(J、形成できる膜厚が数μm程度であって成膜時間
ム長いために、20011 m以−1−といった厚さの
酸化物超電導厚膜の形成(j困難であり、数μm程度の
厚ざの超電導薄膜でも製造時間が長くなる問題がある。
また、これらの方法では、真空中などの特定の雰囲気中
で成膜を行う必要があるために、見料の大きさが製造装
置内に収納可能な大きさに限定され、長尺で大面積の基
材には適用できない問題があった。
本発明は、nij記問題に鑑みてなされたもので、見料
の表面に緻密な厚膜状の酸化物超電導体を短a− 時間で形成することができ、臨界温度なとの超電導特性
が優れ、かつ機械強度が高い13i系の酸化物超電導層
を効率よく製造する方法の提イバを1=j的とする。
「課題を解決するだめの手段−1 本発明の酸化物超電導体の製造方法において(」、Bi
系の酸化物超電導体を具備してなる酸化物超電導層の製
造方法において、前記酸化物超電導体の粉末または酸化
物超電導体の前駆体粉末をツメデルケトン中に分散させ
た電着液中において、少なくとも表面部分に導電性を有
ずろ基1′Aを陰極として電気泳動電着を行い、該基+
Aの表面に酸化物超電導体を構成する元素を含む電着層
を形成し、この後に熱処理を施すことを課題解決の手段
としノご。
「作用 」 基材の表面に、電気泳動電着によりI31系の酸化物超
電導体の粉末または酸化物超電導体の前駆体粉末を電着
して酸化物超電導体を構成ケる元素を含む電着層を形成
し、この後熱処理を施゛七ごとにより、暴利の表面に緻
密な超電導体の焼結層が均一な状態で形成される、。
「実施例」 第1図ないし第4図は、本発明方法により13i−8r
−Ca−Cu−0系超電導桐を製造する例について説明
するだめの図である。この例による超電導材の製造方法
では、まず丸線状の基材Iを、電着槽2に収容された電
着液3中に挿入し、電気泳動電着を行って、その表面に
電着層4を形成して第2図に断面構造を示す超電導累月
5を作成する。
この例において使用される基材1として、好ましくは、
融点800℃以上でかつ耐酸化性の良好な、貴金属、′
J゛1、T、 a、 Zr、 I−[、V、 Nl)、
WlCu等の単体金属やCu−N i合金、CU−Al
系合金、N1−Al系合金、T i−V系合金、モネル
メタル、ステンレス、クロメル、アロメル、カンタルな
どの金属基材などが用いられ、更には、石莢ガラス、ジ
ルコニア、YSZ、アルミナ、ザファイア、チタン酸ス
I・ロンヂウムなどのチタン酸化合物、マグネノア、酸
化チタン等のセラミックス基材の表面に、無電解メツキ
法、スパッタリンク〃3、イオンプIノーティンク法、
真空蒸青法ムどの薄膜形成手段を用いてAg、Ni、C
++なとの金属被覆を施した基材などが使用される。。
前記電着液3は、13i+Sr+Ca+Cu2OXなる
組成などのようなり i系の超電導粉末を、ンメチルケ
)・ン中に分散させたらのが使用されろ。この分散媒1
ρ中の超電導粉末の量は1〜500hの範囲とすること
が望ましい。超電導粉末の量を5 () (]9/ρ以
−にとすると、基材表面に超電導粉末が緻密かつ均一な
状態で電着されなくなり、また超電導粉末の里をI!7
/C以下と干ろと電着効率か悪くムる。まノこ分散媒中
に超電導粉末を分散さ0ろに(J、超音波撹拌を行うこ
とが望ましく、更に分1牧媒中に少単の水、ゼラチン、
デンプン、電解質なと全添加して撹拌操作を行っても良
い。この際、分散媒として用いるンメヂルケトン中に含
まれる水分量は5vol %以下に設定する必要がある
3、該分散媒中の水分量が5vol%以下であると、水
の電解によるガスの発生が起こら4゛、また超電導粉末
の分散状態も良好となる。水分量が5 vo1%以上で
あると、超電導粉末の凝集が起こり、分散媒中に超電導
粉末を均一に分散さ且ることができなくなる。なお、電
着液3には、必要に応して酸化チタン等の酸化物超電導
体の焼結助剤となる飼料が添加される。
前記超電導粉末は、粒径50 l1m以−トのものが使
用され、特に粉末粒子の沈降を防11−シ、均一に分散
さ■るために粒径30μm以下の粉末が好適に使用され
ろ。この超電導粉末を作成する方法としては、例えば、
Riの酸化物粉末とCuの酸化物粉末とCaの炭酸塩粉
末とSrの炭酸塩粉末をB1・Sr:Ca:Cu = 
I :I :I :2(モル比)となるように均一に混
合して混合粉末キ17、次いでこの混合粉末を人気中あ
るいは酸素雰囲気中において、750〜850°Cて1
〜数十時間仮焼して仮焼粉末とし、次いでこの仮焼粉末
に、圧粉成形=加熱→粉砕の一連の操作を1回あるいは
2回以」二繰り返し行って、B1−8r−Ca−Cu−
0系超電導粉末を作成l゛る粉末混合法が好適である。
また粉砕処理は自動乳鉢、ホールミルなと一般の粉砕処
理袋j、1’、lを用いて行うごとができ、更にツメデ
ルケトンを加えてボールミル粉砕を行う湿式粉砕処理を
用いて乙良い。なお、超電導粉末の作成方法は11:i
記扮末混合法に限定されることなく、共沈法やツルケル
θ、を用いても良い。また、電着液3中の超電導粉末の
代わりに、上述の仮焼粉末を用いても良い3゜そして、
第1図に示す電気泳動装置によ−)て」1(柑1の表面
に電着層4を形成するに(J、基1/11を電着液3内
に挿入するとともに、この基+AIを陰極とし、この基
材lと電着槽2内に配設された陽極6との間に電圧を印
加する。この電気泳動重着では定電圧法、定電流法のい
り”れし可能であり、さらに′FI!流波形(」直流の
他、基材Iか−Itjl的に」」よ陰極となるようなパ
ルス、変曲重畳、断続なとの電流波形とすることが可能
である。定電圧法を用いる場合にはIV以−にの電圧を
印加すれば良く、また定電流密度法を用いる場合には電
流密度を1〜=50071A/am2の範囲とするのが
望」ニジい。なお、陽極6として(j、白金板、ステン
レス板、炭素電極など通常の電極飼料を使用lることが
できる。またこの陽極6の表面積は、基H’ lの表面
積よりも大きくすることが望ま(7い。
111f記のように、陰極となる基(AIと陽極6間に
電圧を印加することにより、電着液3中に分散している
超電導粉末はプラスに帯電し、陰極である基材1の表面
に電着される。そして基材1の表面には超電導粉末から
なる緻密な電着層4が形成され、第2図に示す超電尊崇
fA5となる。電着槽2内で所定の厚さの電着層4が形
成された超電導素拐5は、電着槽2から引き上げられ、
次いで熱風による乾燥処理を行って、表面部分に残留す
るノメヂルケ)・ンを除去する。
次に、この超電導素材5に熱処理を施す。この熱処理は
、超電導素材5を大気中あるいは酸素雰囲気中、800
〜l000℃で数IO分分数数10時間加熱た後、室温
まで冷却することによって行われる。
この熱処理により、基材Iの表面の電着層4は焼結され
、この部分に1′3i+Sr+Ca+Cu2O×なろ組
成の超電導層7が形成される。以上の各操作により、第
3図に示すように基材1の表面に超電導層7が形成され
た超電導(A△が得られる。
そして、このようにして得られた超′−u導(l△の表
面には、必要に応して第4図に示4゛ような被覆層8が
形成される。この被覆層8の]A本、1として(」AF
!、CLI、Δ1、Ni、Cu−Niなどの金属やポリ
イミドやポリウレタン、ポリエステル、アミドイミド、
ポリテトラフルオロエチレンなどの合成樹脂あるいはア
モルファスカーボンなどが好適に用いられる。第4図に
示す超電導材BtJ、被覆層8により超電導層7が保護
されて、長期にイ′)た−3で超電導特性の劣化を防什
することができるとともに、超電導層7の剥離やクシツ
クの発生を防いて、機械強度が更に高いもの七なる1゜ 」二連の超電導材Aの製造方法では、法IA’ Iの表
面に、電気泳動電着によりB115rICaIC112
0Qなる組成の酸化物超電導粉末を電着して緻密な電着
層4を形成させることができるので、この後の熱処理に
よる収縮が少なく、基材1の表面に緻密な超電導層7を
形成ざUることができる。このため、超電導層7に焼成
時の収縮に伴う亀裂などの不良を生じることがなく、高
臨界電流密度(Jc)を発揮する高性能の超電導fA’
 Aを製造することができる。 また、」−6述の超電
導材△(」、基+AIの表面に、電気泳動電着により緻
密な電着層4を形成17、この後熱処理を施して超電導
層7を生成するので、超電導層7は基材Iに対して密着
性が良好となり、可撓性に優れ、機械強度の高い超電導
H’Aを製造l−ることかできる。
更に、基十イ1の表面に、電気泳動電着で超電導粉末か
らなる電着層4を形成するので、印加電圧と電着時間な
どの電着条件を制御することにより超電導層7の厚さを
所望の値に正確に制御することができる。更にまた、電
気泳動電着によって電着層4を形成セるので、200 
、Izm以上、例えば、1mm程度の厚い電着層4を短
時間の電着操作で形成することができ、超電導材ハの製
造効率を向」−させることができる。また、基材1の表
面に形成する電着層4を十分に厚いものにずろならば、
熱−月− 処理の際に基材1中の不要元素が超電導層7中に拡散し
、拡散部分の超電導特性が劣化する現象が生じた場合で
あってら、超電導層7の全体の厚さに対する劣化部分の
割合を小ざくてきるために、全体として高性能の超電導
材Δを(υることがてきる。
なお、先の例では、基材として丸線状のシ、(材Iを用
いたが、基材の形状はこれに限定されろごとなく、板状
、箔状、柱状、リボン状、凹凸+)l+や孔を有する複
雑な形状のムのなど種々の形状の基(Aを使用すること
ができる。また、本発明による製造方法で口、電気泳動
電着により、2.1j +A裏表面H1電導粉末からな
る緻密な電着層4を形成するので、つき回り性が良く、
基材表面に凹凸かぁ−)てム、この凹凸に沿って均一な
厚さの電着層4がj]ユ成される。
まノこ、基材としてセラミック!i!、iAを用いる場
合に、その表面に金属被覆を施す代わりにスクリーン印
刷法により導電性ペーストを印刷塗布し、ごれを焼結づ
〜るなどの方法を適用ずろことがてきる16=12− また、セラミック基材の表面に導電性塗装を施したもの
を用いても良い。さらにまた、前記金属被覆や導電性塗
装なとの導電性表面処理は基材の全面に施される他、例
えば回路基板や電磁ンールトなどを作成する場合に(J
、通常のマスギング法等を用いて導電回路部分のみに導
電性表面処理を施し、この回路パターン上に超電導層を
形成しても良い。
ところで、超電導層+A’ 5を焼結する際に、基材を
燃焼消滅させたり、溶融流出させることにより超電導体
部分のろを残す用途に適用させることができる。従って
この場合は、低融点金属や、高分子有機物からなる糸や
シートなどの種々の成形物に導電性表面処理を施した乙
のを基材に用いても良い。
次に、本発明の製造方法をB i−8r−Ca−Cu−
0系の長尺の超電導線の製造方法に適用した例について
説明する。
第5図は超電導線材の製造に好適に使用される電気泳動
装置の一例を示す図であって、符号11は、基材として
用いる線4J、12は電着槽である1、なお、この電着
槽12因に(」先の例で用いたらのと同様の電着液3が
収容されている1゜この例において好適に使用される線
4,1’ I 1としては、先の例と同様の融点800
℃以−1−でかつ耐酸化性の良好な金属相ネ−1で作ら
れノー金属線]A、石英ガラス、ザファイアなどのセラ
ミックスファイバーの表面にAgなとの金属被覆を施し
た複合線材、炭素繊維等が好適に使用される。
この例による超電導材の製造方法では、第5図に示す電
気泳動装置を用い、図中矢印で示d”ように線材11を
電着液3中で一定の速度で移動さ且、この線材11を陰
極とし、この線材11と電着槽I2内に配設された陽極
14との間に電圧を印加ずろ。この電圧の印加条件は先
の例と同様であり、陽極14は、先の例で用いた陽極6
と同様のムのを使用することができる。また、電着液3
中の超電導粉末の濃度は電着操作の進行にとともに低下
してくるため、電着操作の進行にともなって、電着槽1
2中の電着液3に超電導粉末を直接供給するか、所定濃
度の電着液3を供給することが好ましい。
電着液12内で所定の厚さの電着層が形成されたならば
、超電導素線I3を電着槽12から引き出し、次いで熱
風による乾燥処理を行って、表面部分に残留するンメチ
ルケトンを除去する。
次に、この超電導素線I3に熱処理を施す。この熱処理
は、先の例と同様に、酸素雰囲気中において、800〜
l000℃で数分〜数10時間加熱した後、室温まで冷
却する条件に設定することが望ましい。
なお、この熱処理時に、所定速度で移動する超電導素線
I3を連続的に加熱、徐冷てきるような加熱手段、例え
ば長尺のトンネル形の加熱炉などを用いても良く、さら
にこのような加熱炉を」−述の電気泳動装置と組み合わ
且て、線材11に電気泳動電着−乾燥−・熱処理の各処
理を連続的に施すように構成しても良い。
以」二の各処理により、線材11の表面に、Bi+S 
rICal C1+20 ×なる組成の緻密な超電導層
が形成された長尺の超電導線材が製造される。なお、得
られた超電導線剃の表面に(」、先の例と同様に被覆層
を形成しても良い。
この例による超電導線材の製造方法(J、先の例による
超電導材の製造方法とほぼ同様の効果が得られる他、線
材11の表面に電着層を形成し、この後熱処理を施す一
連の操作を連続的に実施゛4−ろことか容易であり、長
尺の超電導線材の製迅を111動化することができ、超
電導19利の製造効率を向」二させることができる。
なお、上述の例では、1回の電気泳動電着操作により電
着層を形成したが、この電気泳動電着操作は2回以上繰
り返し行って6良い。
[実施例1−1 B izo 3粉末とS rC03粉末とCa’CO3
粉宋とCuO粉末を Bi:Sr:Ca:Cu = I
 :I :I :2(モル比)となるように均一に混合
して混合粉末とし、次いでこの混合粉末を大気中におい
て、820℃で24時間仮焼して仮焼粉末とし、更に、
ボールミルによる粉砕処理を行って、平均粒径5.27
1mのB I + S r (Ca + C1120×
なる組成の超電導粉末を作成した。
次いでこの超電導粉末15gを300m!のジメチルケ
トン中に分散させて電着液とした。
この電着液を第1図に示すものと同等の構成の電気泳動
装置の電着槽に収納し、この電着液中に、陽極となるス
テンレス板(Sl]S304 、厚さ1mm、幅50m
m、長さI 00 mm)と、陰極となる基材を挿入し
、ステンレス板(陽極)と基vI(陰極)に50〜+5
00Vの直流定電圧を印加して、電気泳動電着を2分間
行った。なお、乱月はZr、 Ni、 Agの各金属を
lI IIとする直径1.0mm、長さ5cmの丸線材
を用いた。これらの基材は使用前にエタノール中で超音
波洗浄を施した。
続いて前記電気泳動電着を終了した各々の基材を200
℃で5分間熱風乾燥した後、大気中において860℃で
12時間加熱し、−400°C/時間で室温まで徐冷し
てBi系超電導材を得た。
そして、前述と同等の手順により、基材の種類と処理電
圧の異なる複数の超電導材を作成し、これらの超電導材
の膜厚を顕微鏡を用いて測定+、 /= 。
またこれらの超電導層の臨界21114度(i″C)を
4端子法で測定した。ごれらの測定結果を第1表に示セ
1゜なお、各試料の電気抵抗は100〜I I OKで
急激に下り始め、完全に零抵抗になる温度は65〜85
■(であった。
第1表 第1表に示すように、基材として用いた7、 r、1”
i、Agの各金属飼料による差はぼとんと認められず、
いずれも高い臨界温度を示す゛超電導層を形成するごと
ができた。また、各超電導(Aにおいて超電導層の剥離
やクランク発生は認められム゛かっ〕こ。
「実施例2」 分散媒としてジメチルケトンを用い、幅10mm、長さ
20mm、厚さ1mmジルコニア(YSZ)基板とチタ
ン酸ストロンヂウム基板を用い、ごれらの基板の表面に
、塩化スズ、塩化パラジウム水溶液で前処理後、無電解
Niメツキを行って厚さ約2μmの導電層を形成した後
に、前記実験例1と同等の条件で電気泳動電着および熱
処理を行って、基材の種類と処理電圧の異なる複数の超
電導材を作成(2、実施例1と同様にこれらの超電導材
の膜厚お、j:び臨界温度(’lI’、c)を測定した
。これらの測定結果を第2表に示す。
第2表 第2表に示すように、前記各基材による差はほとんど認
められず、いづ5れち高い臨界温度を示すBi系の超電
導層を形成することができた。また、各超電導材におい
て超電導層の剥離やクラック発生は認められなかった。
「比較例−1 本発明方法と比較するために、ンメチルケトノ以外の有
機溶媒を分散媒に用いて超電導(lの製造を実施した。
ノルマルヘギザン、メヂルアル:J−ル、エチルアルコ
ール、トルエン、キシレンを分散媒とし−ご用い、これ
らの分散媒中に実施例1で用いた乙のと同等の基材を用
い、実施例Iと同等の条件で電気泳動電着を行った。そ
の結果、分散媒としてノルマルヘキザン、メチルアル−
1−ル、エチルアルコールを用いたものでは、基(1の
表面に電着層が全く形成されず、トルエンおよびキシレ
ンを用いたものでは、見料の表面に少量の電着層が形成
されたものの、基材との密着性が77!3 <、緻密に
形成されないために、見料を電着液から引きにげる際に
剥がれ落ちてしよ−・た。
「発明の効果」 以−に説明したように本発明によるBi系酸化物超電導
材の製造方法では、基材の表面に、電気泳動電着により
B1系酸化物超電導粉末を電着して緻密な電着層を形成
さ且ることかできるので、この後の熱処理による収縮が
少なく、亀裂などの発生のない緻密な13 i系超電導
層が基材」−に形成された超電導特性の優れた高臨界温
度のBi系酸化物超電導材を得ろことができる。
また基材の表面に、電気泳動電着により緻密な電着層を
形成し、この後熱処理を施してBi系超超電導体焼結体
層を生成さ且るので、超電導層は暴利に対して密着性が
良好となり、可撓性に優れ、機械強度の高いBi系超電
導材を製造することができる。 さらに、暴利の表面に
、電気泳動電着でBi系超超電導粉末らなる電着層を形
成するので、電着条件を制御することによ〜て超電導層
の厚さを正確に制御することができる。
また、電気泳動電着によって電着層を形成するので、2
00 〕1m以」−の比較的厚い電着層を短時間の電着
操作で形成することができ、B1系超電導材の製造効率
を向−1−させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の製造方法の一例を説明す
るためのものであって、第1図1は電気泳動装置の概略
構成図、第2図は超電導層(Aの断面図、第3図は超電
導材の断面図、第4図は第3図に示す超電導材に被覆を
施した例を示す超電導材の断面図、第5図は本発明の酸
化物超電導]Aの製造方法により超電導線材を製造する
に好適に使用される電気泳動装置の概略構成図である。 1・・・基拐、3・・・電着液、4・・・電着層、5・
超電導素材、6・・陽極、7 超電導層、A、B・・・
超電導材、II・・・線材(見料)、13・・超電導素
線、14 ・陽極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Bi−Sr−Ca−Cu−O系の酸化物超電導体を具備
    してなる酸化物超電導材の製造方法において、前記酸化
    物超電導体の粉末または酸化物超電導体の前駆体粉末を
    ジメチルケトン中に分散させた電着液中において、少な
    くとも表面部分に導電性を有する基材を陰極として電気
    泳動電着を行い、該基材の表面に酸化物超電導体を構成
    する元素を含む電着層を形成し、この後に熱処理を施す
    ことを特徴とするBi系酸化物超電導材の製造方法。
JP63113986A 1988-05-11 1988-05-11 Bi系酸化物超電導材の製造方法 Pending JPH01287297A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01255692A (ja) * 1988-04-02 1989-10-12 Nisshin Steel Co Ltd 超電導体の作成方法

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JPH01255692A (ja) * 1988-04-02 1989-10-12 Nisshin Steel Co Ltd 超電導体の作成方法

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