JPH0128693B2 - - Google Patents

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JPH0128693B2
JPH0128693B2 JP57188197A JP18819782A JPH0128693B2 JP H0128693 B2 JPH0128693 B2 JP H0128693B2 JP 57188197 A JP57188197 A JP 57188197A JP 18819782 A JP18819782 A JP 18819782A JP H0128693 B2 JPH0128693 B2 JP H0128693B2
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JP
Japan
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plastic
plunger
hollow body
hollow
shaped
Prior art date
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Application number
JP57188197A
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English (en)
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JPS5978824A (ja
Inventor
Muneki Yamada
Akira Sakamoto
Kyoshi Kawaguchi
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP18819782A priority Critical patent/JPS5978824A/ja
Publication of JPS5978824A publication Critical patent/JPS5978824A/ja
Publication of JPH0128693B2 publication Critical patent/JPH0128693B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/04Combined thermoforming and prestretching, e.g. biaxial stretching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C61/00Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
    • B29C61/02Thermal shrinking
    • B29C61/025Thermal shrinking for the production of hollow or tubular articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はプラスチツク容器の製造方法に関し、
さらに詳しくは胴部および底部が分子配向してい
るカツプ状プラスチツク中空体より、整形されか
つ熱安定性の優れたカツプ状プラスチツク容器を
製造する方法に関する。 カツプ状プラスチツク中空体、例えば本発明者
等が、さきに特願昭57−7701号(特開昭58−
124611号公報)や特願昭57−166642号特開昭59−
55714号公報において提案したようなカツプ状プ
ラスチツク中空体(その形成方法については後述
する)の形成方法において、中空成形体(第8図
の6参照)の成形終了後直ちに上部プランジヤを
引上げると、まだ温度の高い底部が上部プランジ
ヤと一緒に上昇するか、あるいは比較的高速成形
(プランジヤ下降速度が20cm/秒以上)の場合、
成形直後の残留応力が大きい為に冷却が不十分な
場合に不規則に収縮変形し易く、また胴部寸法
(特に高さ)のバラツキも大きくなる。 これを防止しようとして底部がある程度冷却
(下部プランジヤにより)してから上部プランジ
ヤを引上げると、生産速度が低下するという問題
を有する。また上記方法の場合、テーパを有する
胴部を成形することは不可能であり、また正立安
定性を確保するため環状周縁突出部を有する底部
を形成することも、不可能ではないにしても困難
である。 上記カツプ状プラスチツク中空体は、後記のよ
うに胴部および底部が延伸により分子配向してい
るので、透明性、ガスバリヤー性等の容器特性は
改善されるが、反面ジユース等の熱間充填やレト
ルト加熱殺菌処理等のさいの加熱によつて熱収縮
して不規則に変形し易い、すなわち熱安定性に乏
しいという欠点を有する。 本発明は以上に述べた従来技術の問題点に鑑み
なされたものであつて、本発明の主たる目的は、
胴部および底部が分子配向しているカツプ状プラ
スチツク中空体より、胴部および/または底部が
所望の形状に整えられ、かつ熱安定性に優れたカ
ツプ状プラスチツク容器の製造方法を提供するこ
とにある。 上記目的を達成するため、本発明は胴部および
底部が分子配向しているカツプ状プラスチツク中
空体より、整形されたカツプ状プラスチツク容器
を製造する方法であつて、該プラスチツク中空体
を整形されるべきプロフイルを有する雄型に冠装
し、該プラスチツク中空体の開口端部を固定し、
該胴部および/または底部を当該プラスチツクの
融点より低い熱収縮可能温度において少なくとも
残留応力が実質的に削減する時間加熱して、該雄
型と該プラスチツク中空体の間に存在する空隙が
消失するまで熱収縮させることを特徴とする整形
され、かつ該熱収縮可能温度以下の温度において
熱安定性の優れたカツプ状プラスチツク容器の製
造方法を提供するものである。 以下図面を参照しながら本発明について説明す
る。 第1図において1はカツプ状プラスチツク中空
体(以下中空体と略称する)であつて、フランジ
部1a、円筒形の胴部1bおよび不規則に変形し
た凹凸状の底部1cを有している。このような底
部1cを有する中空体1は、実質的に均一な厚さ
の平坦な、分子配向可能温度上限以下の温度の分
子配向性のプラスチツク素材片のフランジ部に対
応する周縁部をダイスの肩部に係合させ、底部に
ほぼ対応する中央部を上部(第1の)プランジヤ
と、下部(第2の)プランジヤにより圧縮しなが
ら、ダイスのキヤビテイ内に導入して、上部プラ
ンジヤと下部プランジヤの間から延出するプラス
チツク素材片の材料により、胴部をほぼ分子配向
可能温度に保持された上部プランジヤの側面と接
触するようにして形成することにより中空成形体
を形成し、その後上部プランジヤを復帰させなが
ら、中空成形体の内部に加圧流体を送出して胴部
を脹ませ、分子配向可能温度の下限より低い温度
に保持されたキヤビテイの内面に接触せしめて冷
却硬化する中空体の製造法(その具体例について
は後述する)において、中空成形体(第8図の
6)を形成した後直ちに、すなわち (イ) その底部及び胴部の下部がある程度(ポリプ
ロピレンの場合100℃以下)冷却(下部プラン
ジヤの上面も分子配向可能温度の下限より低い
温度に保持されている場合)されない前、ある
いは (ロ) 比較的高速(上下プランジヤの下降速度が20
cm/秒以上)で成形を行う場合、成形直後の残
留応力の解消が行われる前に、 上部プランジヤを復帰(上昇)させた場合等に
形成される。上記成形中に胴部は主として軸線方
向に延伸配向し、底部も若干分子配向して、これ
らの部分に残留応力が生ずる。そして透明性、ガ
スバリヤー性、強度等の容器特性が改善される。 しかし、以上のような底部1cを有する中空体
1は正立安定性がなく、外観も悪く、そのままで
は容器として使用できない。2は中空体1を整形
するのに用いられる雄型であつて、その胴体部2
aは中空体1の胴部1bが緩挿可能な程度の規定
の直径を有している。雄型2の天部2bは球面状
に内側に凹んだ規定の寸法の凹部となつている。
そして、雄型2に中空体1を冠装した状態におい
て、中空体の底部1cと、雄型2の天部2bの間
に空隙3が形成されるが、熱収縮によつて空隙3
が消失した後の底部1cに皺等の欠陥が発生しな
い範囲内の大きさに空隙3がなるように、雄型2
の寸法は定められる。2cは熱収縮時のエア抜き
孔であり、また容器5を抜出すさいのエア吹出し
孔ともなる。4は雄型2に冠装された中空体1の
フランジ部1aを雄型2の基部に固定するための
押え具である。 第1図に示すように中空体1を雄型2に冠装
し、フランジ部1aを押え具4によつて固定した
状態において、熱風吹付、遠赤外線照射、熱媒体
中への浸漬等によつて、中空体1の胴部1bおよ
び底部1cを、中空体1を形成するプラスチツク
の融点より低い、より好ましくは中空体1の延伸
成形温度より低い(熱収縮に伴う分子配向度の減
少を小さくするため)熱収縮可能温度に少なくと
も残留応力が実質的に消滅する短時間(通常約2
〜40秒)加熱して、空隙3が消失するまで熱収縮
させ、胴部1bを胴体部2aに、底部1cを天部
2bに夫々密着させる。かくすることによつて、
第1図bに示すような整形されて、雄型2と対応
する形状を有するプラスチツク容器(以下容器と
略称する)5が得られる。冷却後押え具4を外し
て、容器5を雄型2から抜出す。この作業を反復
する間に雄型2の温度は次第に上昇し、冷却時間
が長びくようになる。よつて冷却を促進するた
め、雄型2を図示されない内蔵クーラによつて所
定温度範囲内に調節することが好ましい。 上記の少なくとも残留応力が実質的に消滅する
短時間とは、例えば後記の実施例1の第1表に示
すように、その熱安定性の欄の(内容積の収縮率
%)が2.5%以下になる時間、例えば容器15の
場合は120〜140℃で10秒以上の短時間、容器25
の場合は、150℃で4秒以上の短時間、また容器
35の場合は、140℃で5秒以上の短時間を指称
する。 以上の操作によつて、容器5の底部5cは整形
され、正立安定性が確保されると同時に、胴部5
bの寸法精度も向上し、さらに容器5の熱安定性
(約80〜90℃での熱間充填や、100℃以上でのレト
ルト加熱殺菌処理等のさいの)も高まる。 第2図〜第5図は、中空成形体6を形成した
後、若干時間をおいてその底部がある程度冷却し
てから上部プランジヤを上昇させることによつ
て、ほぼ正常な底部1′cが形成された中空体
1′の胴部1′bおよび/または底部1′cを整形
する例を示したものである。 第2図a,bに示される雄型12は、天部12
bに環状周縁突出部12b1が形成されており、胴
体部12aは円筒形である。この場合は、第1図
の場合と同様な加熱操作により、第2図bに示す
ような、底部15cに環状周縁突出部15c1が形
成された容器15が得られる。 第3図a,bに示される雄型22は、胴体部2
2aが上細の円錐台状になつている点が、第1図
の雄型2と異なる。なお22cはエア抜き孔であ
る。この場合も第1図の場合と同様な加熱操作に
より、第3図bに示すような上細の円錐台状の胴
部25bを有する容器25が形成される。 第4図a,bに示される雄型32は、天部32
bが半球面状に外方に突出している点が、第1図
の雄型2と異なる。この場合は第1図の場合と同
様な加熱操作により、第4図bに示すような底部
35cが半球面状に膨出した容器35が形成され
る。 第5図に示される雄型42は、胴体部42aの
短円筒形である附根部42a1より上方の部分42
a2が上細のテーパがついた4角筒状になつてお
り、天部42bは平坦である。なお42cはエア
抜き孔である。この場合も第1図の場合と同様な
加熱操作により、第5図b,cに示すような雄型
42に対応する形状の胴部45b、底部45cを
有するフランジ部45aの付いた容器45が得ら
れる。 次に中空体1,1′の形成の具体例について説
明する。第6〜10図において、21は上部プラ
ンジヤ、20は下部プランジヤ、23はダイス、
24は押えパツドである。ダイス23は、図示さ
れない保持部材に固設されており、上部キヤビテ
イ23aおよび下部キヤビテイ23bが形成され
ている。上部キヤビテイ23aは短円筒状であつ
て、その内径は形成されるべき中空体1′(第1
0図)のフランジ部1′aの外径にほぼ等しく定
められており、一方下部キヤビテイ23bは円筒
状であつて、その内径は中空体1′の胴部1′bの
外径に実質的に等しく定められる。上部キヤビテ
イ23aの内面23a1は、水平な段差部23cを
介して、下部キヤビテイ23bの内面23b1に接
続する。 上部プランジヤ21の外径は、下部キヤビテイ
の内面23b1とのクリアランスx(第8図参照)
が、圧縮延伸成形によつて形成される中空成形体
6の胴壁部6aの最大肉厚yよりも大きく定めら
れており、例えばx−y=0.2〜0.8mm程度に定め
られている。 第8図に示すように、上部プランジヤ21には
導孔27が軸線方向に形成されており、導孔27
の下端開口部は、スプリング29によつて上方に
牽引される截頭円錐形状のプラグ28によつて常
時は閉じられている。導孔27は図示されない導
管、電磁バルブを介して、図示されない加圧エア
源に連通しており、図示されないリミツトスイツ
チによつて、上部プランジヤ21の底面21aが
ほぼ段差部23cのレベルより下方に位置すると
き、上記電磁バルブが開いて、導孔27に加圧エ
アが供給されるように構成されている。そして図
示されないヒータが内蔵されていて、底面21a
および側面21bは、中空体1′を形成するプラ
スチツクの分子配向可能温度附近に保持される。 下部プランジヤ20は、下部キヤビテイ23b
内を摺動可能に構成されている。 押えパツド24は、中空部24a(第10図)
を有していて、中空部24aの内面に沿つて上部
プランジヤ21が摺動可能に構成されている。押
えパツド24の底面24bは平坦であつて、段差
部23cに対向するように配設されており、かつ
その下部24cは、上部キヤビテイ23a内を上
下動可能に、その外径が上部キヤビテイ23aの
内径とほぼ等しいか、それより僅かに小さく定め
られている。押えパツド24の上下動はロツド2
6を介して図示されない駆動機構によつて行なわ
れる。 上部プランジヤ21および下部プランジヤ20
も、図示されない駆動機構によつて上下動され、
かつ上部プランジヤ21の底面21aと下部プラ
ンジヤ22の上面20aの間に、プラスチツク素
材片10(以下素材片とよぶ)の中央部10を圧
持して、下部キヤビテイ23b内に導入するさ
い、中央部10aに制御された圧縮力を加えるこ
とができるようにするため、図示されない制御機
構により、上部プランジヤ21と下部プランジヤ
20の下降速度差が制御されるようになつてい
る。 以上の装置により中空体1′は次のようにして
形成される。 素材片10は分子配向可能な熱可塑性プラスチ
ツク、例えばアイソタクチツクポリプロピレン、
高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン等の結晶性ポリオレフイン、線状
ポリエステル例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ニトリル樹脂、これらの共重合体もしく
はブレンド、および分子配向可能な熱可塑性プラ
スチツクを主体として、これに酸素ガスバリヤー
性樹脂、例えばエチン−ビニルアルコール共重合
体、ポリアミド、セルロース系樹脂、ポリアクリ
ロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルア
ルコール等を積層もしくはプレンドしてなる積層
体もしくはブレンドより形成されている。 素材片10(厚さは通常約1.5〜4.0mm)を、室
温のまま、もしくは分子配向可能温度上限より低
い温度に均一に加熱した後、第6図に示すよう
に、段差部23c上に載置した後、直ちに押えパ
ツド24によつて周縁部10bを所定の押圧力で
クランプする。次いで素材片10の中央部10a
に、上部プランジヤ21と下部プランジヤ20を
当接させ、中央部10aを圧縮しながら、第7図
に示すように、上部プランジヤ21および下部プ
ランジヤ20を同時に下部キヤビテイ23b内を
降下させる。 そして降下の前期段階(通常は全工程の約15〜
40%に達するまでの段階)における圧縮力を比較
的高くして、中央部10aの圧縮量を大きく、す
なわち両プランジヤの間から延出する材料の量を
多くして、延出する材料によつて形成される胴壁
部6′aが、第7図に示すように、下部キヤビテ
イの内面23b1と上部プランジヤの側面21b間
の空隙をほぼ充満するようにする。すなわち降下
の前記段階において、前記空隙に材料を蓄積す
る。 前記段階を経過後圧縮力を低下して下降を続け
ると、両プランジヤの間から延出する材料の量が
少なくなるため、胴壁部6′aの前記蓄積された
材料にテンシヨンが加わつて胴壁部6′aは延伸
する。このさい分子配向が行なわれる。従つて前
記段階後の降下の後期段階においては、胴壁部6
a(第8図)は、形成中の胴壁部6′aの延伸によ
つて供給された材料と、両プランジヤの間から延
出する材料によつて形成される。そのため降下が
終了、すなわち中空成形体6が形成された時点で
は、第8図に示すように、胴壁部6aと下部キヤ
ビテイの内面23b1の間に空隙33が形成され
る。 なお成形中、下部キヤビテイ内面23b1および
下部プランジヤ20の上面20aは、図示されな
い内蔵ヒータによつて当該プラスチツクの分子配
向可能温度下限より若干低い(通常約20〜50℃低
い)温度、例えばポリプロピレンの場合は約70〜
100℃に保持される。 中空成形体6が形成された後、その底部6bを
若干時間(例えば約1〜2秒)上部プランジヤ2
1と下部プランジヤ20の間に保持して残留応力
の解消を行なう。その後上部プランジヤ21を上
昇させると、第9図に示すように、エア圧力によ
つてプラグ28が下つて、プラグ28と導孔27
の開口部間の隙間30より加圧エアが吹出され
て、中空成形体6は吹込成形され(このさい若干
の分子配向が行なわれる)、底壁部6bは下部プ
ランジヤの上面20aに、胴壁部6aは下部キヤ
ビテイの内面23b1に密接して、分子配向可能温
度より低い温度まで冷却し、硬化する。そして第
10図に示すように、フランジ部1′a、胴部
1′bおよび底部1′cを有する中空体1′が形成
される。上部プランジヤ21が中空体1′より出
た後、押えパツド24および下部プランジヤ20
を上昇させて、ダイス23より中空体1′を抜出
す。 第10図には図示されていないが、高速成形を
行なう場合に、下部プランジヤの上面温度を比較
的高温(素材片がポリプロピレンの場合100℃附
近)に設定したときは、底部の冷却固化が十分に
行なわれないために、取り出した容器の底部は残
留応力による収縮のため、第2図a等に示すよう
な内側方向に湾曲した形状になる。 なお中空成形体6が形成された後直ちに上部プ
ランジヤ21を上昇させると、まだ分子配向可能
温度にあつて残留応力のため変形し易い底部6b
は、上面プランジヤ21の底面21aと共に上昇
し(加圧エアが吹出すまでのタイムラグのため)、
そのため第1図aに示されるような不規則な形状
の底部1cを有する中空体1が形成される。 なお上記工程中に押えパツド24によつて押圧
して薄肉化されたフランジ部1′aを有する中空
体1′(図示されない)を形成してもよい。また
本発明者等が特願昭57−166642号において提案し
たように、すなわち第11図、第12図、第13
図に示すように、押えパツドを用いることなく、
上部キヤビテイ23′aが短円筒状部23′a1とそ
の上端に連設する上拡りのテーパ部23′a2より
なり、段差部23′cが短円筒状部23′a1の下端
に連設する環状凹部23′c1とその内側の環状凸
部23′c2よりなるダイス23′を用いてもよい。 この場合素材片10の直径を短円筒状部23′
a1の内径より僅かに大きく、かつその厚さは短円
筒状部23′a1の高さよりも小さくする必要があ
る。 第11図は素材片10を、上部プランジヤ21
により短円筒状部23′a1に圧入(すなわち緊挿)
した状態を示したものである。以後第6〜10図
の場合とほぼ同様にして成形が行なわれるのであ
るが、上部プランジヤ21と下部プランジヤ20
を下部キヤビテイ23′b内に導入の初期に、圧
縮された素材片10の中央部10aの材料が周縁
部10bの方向に流れるため、周縁部10bの下
面が環状凹部23′c1に喰入り、また素材片10
の端面10cと短円筒状部23′a1の内面23′
a′1の間には強い摩擦力が作用する。そのためさ
らに導入が進行しても、第12図に示すように、
周縁部10bは斜外下方に延びる上面1a1を有
するフランジ部1aに変形するが、フランジ部
1aは段差部23′cと短円筒状部の内面2
3′a′1に係合するので、フランジ部1aが下部
キヤビテイ3b内に落ち込んで成形不能になるこ
とはない。第13図は成形終了後の状態を示した
ものであつて、中空体1のフランジ部1aの
内側に隆起部1a2が生じているが、この隆起部
1aは説明用図面のため大きく見えるのであつ
て、実際は殆んど目立たない。これは第10図の
場合も同様である。 本発明によれば、胴部および/または底部が所
望の形状に整形され、かつ規定の寸法精度を有
し、しかも熱安定性の優れたカツプ状プラスチツ
ク容器を製造することができるという効果を奏す
る。 以下に実施例について説明する。 実施例 1 密度が0.90g/cm3(20℃)、示差熱分析法
(DTA)法による融点が164℃のポリプロピレン
(A)を最内外層とし、ビニルアルコール含有量が70
モル%、前記DTA法による融点が182℃のエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(B)を中間層とし、
密度が0.90g/cm3(20℃)、前記DTA法による融
点が162℃の無水マレイン酸変性ポリプロピレン
(C)を前記最内外層と中間層との接着剤層とし、最
内外層:接着層:中間層の構成比が重量比にして
100:4:6となる総厚み3mmの3種5層シート
を成形した。 次にこのシートを打抜きプレスにて直径が60mm
の円盤ブランクを打ち抜いた。得られたブランク
を赤外線ヒータを内蔵するオーブンによつて145
℃に加熱した。 第6図に示した装置で上部プランジヤー(直径
51.4mm)、下部プランジヤー(直径53.0mm)、下部
キヤビテイー(内径53.05mm)の表面温度が各々
155℃、100℃、75℃となるよう予め内部ヒーター
によつて予熱した。 前記145℃に予熱したブランク、すなわち素材
片を、上部キヤビテイー内に置き、押えパツドに
よつてブランク周辺を挾持した。その後上部プラ
ンジヤと下部プランジヤによりブランク中央部に
圧力を加えながら、ブランク中央部を下部キヤビ
テイ内に10.0cm/秒の速度で導入し、下部プラン
ジヤー先端が下部キヤビテイ上端から25mmの位置
で、ブランク中央部の圧力を約5分の1に低下さ
せながら、下部プランジヤ先端が下部キヤビテイ
上端から98mmの位置まで成形を行つた。 その後約1.5秒後に、上部プランジヤー下端部
中央から約8Kg/cm2のエアーを導入しながら上部
プランジヤーを上昇させ、中空成形体胴壁面を上
部プランジヤー側面より下部キヤビテイ表面に移
動させると共に、押えパツドと下部プランジヤー
を上昇せしめ、胴壁部の厚みが約0.3mmの中空体
1′を成形した。 得られた中空体1′を、第2図、第3図そして
第4図に示す様に、各雄型にはめこみ、そのフラ
ンジ部を押え具によつて固定して、赤外線ヒータ
ーを内蔵するオーブン中で第1表に示す温度及び
時間条件下で熱処理後オーブンから取り出し、押
え具をはずし、エア抜き孔の先端部よりエアーを
形成された各容器内に吹き込み、各雄型から容器
を取りはずして室温まで放冷後、容器15,2
5,35を得た。 第1表より明らかなように本発明によつて得ら
れた容器は寸法精度及び熱安定性が極めて優れ、
かつ第6〜10図に示す成形法では得られない、
胴部にテーパを有する容器25も本発明によつて
得られることが分る。
【表】 実施例 2 密度が0.90(20℃)、示差熱分析法(DAT法)
による融点が162℃のポリプロピレンを、シート
成形機を使用して3mmの厚みに成形した。実施例
1と同様にして、前記シートから直径が60mmの円
盤ブランクを打ち抜き、赤外線オーブンによつて
145℃に加熱した。 次に実施例1と同一の装置と温度設定条件で、
145℃に予熱したブランクを、上部キヤビテイー
内に置き、押えパツドによつてブランク周辺を挾
持した。その後上部プランジヤと下部プランジヤ
によりブランク中央部に圧力を加えながら、ブラ
ンク中央部を下部キヤビテイ内に10.0cm/秒の速
度で導入し、下部プランジヤ先端が下部キヤビテ
イ上端から25mmの位置でブランク中央部の圧力を
約5分の1に低下させながら、下部プランジヤ先
端を下部キヤビテイ上端から98mmの位置で止め; 2‐1) その状態で約1.5秒保持後上部プランジヤ下
端部中央から約8Kg/cm2のエアーを導入しなが
ら上部プランジヤを上昇させ、中空成形体胴壁
面を上部プランジヤ側面より下部キヤビテイ表
面に移動させると共に、押えパツドと下部プラ
ンジヤを上昇せしめ中空体を成形した。この中
空体を1″とする、 2‐2) 直ちに上部プランジヤ下端部中央から約8
Kg/cm2のエアーを導入しながら上部プランジヤ
を上昇させ、中空成形体の胴壁面を上部プラン
ジヤ側面より下部キヤビテイ表面に移動させる
と共に、押えパツドと下部プランジヤを上昇せ
しめ中空体を成形した。この中空体を1とす
る。 中空体1は中空体1″に比べて、プランジヤ下
死点での保持時間がないために、成形速度は約
1.6倍早くなるが、第2表に示す様に容器寸法の
バラツキが極めて大きい事と、第1図に示す様に
底部形状の均一性に欠けた。 中空体1を第1図に示す様に雄型にはめこみ、
フランジ部を押え具によつて固定して、赤外線ヒ
ーターを内蔵するオーブン中で第2表に示す温度
及び時間条件下で熱処理後、オーブンから取り出
し、ブロアーにて空冷後押え具をはずし、エア抜
き孔の先端部よりエアーを形成された容器内に吹
き込み、雄型から容器を取りはずして、本発明の
容器5を得た。 第2表から明らかな様に本発明によつて得られ
た容器は生産性(高成形速度)に優れ、且つ熱安
定性及び寸法精度に優れている事が分る。
【表】 註:*1、*2、*3は第1表と同じ
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明の第1の実施の態様を示
す縦断面図であつて、第1図aは加熱前、第1図
bは加熱後の状態を示す図面、第2図a,bは本
発明の第2の実施の態様を示す縦断面図であつ
て、第2図aは加熱前、第2図bは加熱後の状態
を示す図面、第3図a,bは本発明の第3の実施
の態様を示す縦断面図であつて、第3図aは加熱
前、第3図bは加熱後の状態を示す図面、第4図
a,bは本発明の第4の実施の態様を示す縦断面
図であつて、第4図aは加熱前、第4図bは加熱
後の状態を示す図面、第5図a,bは本発明の第
5の実施の態様を示す縦断面図であつて、第5図
aは加熱前、第5図bは加熱後の状態を示す図
面、第5図cは第5図bに示される容器の斜視
図、第6図、第7図、第8図、第9図、第10図
は本発明に適用される中空体の形成の第1の例の
工程を示す縦断面図、第11図、第12図、第1
3図は本発明に適用される中空体の形成の第2の
例の工程を示す縦断面図である。 1,1′,1…(プラスチツク)中空体、1
a,1a…フランジ部(開口端部)、1b,
1′b…胴部、1c,1′c…底部、3…空隙、
5,15,25,35,45…(プラスチツク)
容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 胴部および底部が分子配向しているカツプ状
    プラスチツク中空体より、整形されたカツプ状プ
    ラスチツク容器を製造する方法であつて、該プラ
    スチツク中空体を整形されるべきプロフイルを有
    する雄型に冠装し、該プラスチツク中空体の開口
    端部を固定し、該胴部および/または底部を、当
    該プラスチツクの融点より低い熱収縮可能温度に
    おいて少なくとも残留応力が実質的に消滅する時
    間加熱して、該雄型と該プラスチツク中空体の間
    に存在する空隙が消失するまで熱収縮させること
    を特徴とする、整形され、かつ該熱収縮可能温度
    以下の温度において熱安定性の優れたカツプ状プ
    ラスチツク容器の製造方法。
JP18819782A 1982-10-28 1982-10-28 プラスチツク容器の製造方法 Granted JPS5978824A (ja)

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