JPH01284696A - コンクリート塗装用こて装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１例えば掘削または発破により形成されたトン
ネルの内壁面などにコンクリートを塗装できるようにし
たコンクリート塗装用こて装置に関する。

（従来の技術） 従来は、掘削または発破により形成されたトンネルの内
壁面が崩落したり、亀裂や水洩れが発生ずるのを防止す
るため、吹付機によりトンネルの内壁面にコンクリート
やモルタル等を吹付けてコンクリートやモルタル層を形
成するようになっていた。

（発明が解決しようとする課題） そのように吹付機により吹付けた場合には。

吹付機のノズルから象、激な空中への放出によるセメン
１−類を含んだ水による霧の発生や、コンクリートの跳
ね返りによるコンクリート粉塵により、トンネル内の環
境雰囲気を悪＜シ、とくに人体に対して影響が悪く、ま
た、吹イ」け塗装では、数学装面に対しても吹付けが行
われたりして吹付層が均一にならず、無駄も生じて出来
栄えが良くない、といった不具合を呈していた。

（課題を解決するための手段） 本発明は、そのような不具合を課題として解決し、こて
によりトンネルなどの内壁面にコンクリートを確実良好
に塗装できるようにしたものであり、そのため、こての
移動方向に対し横幅方向の中心となる前面中央にコンク
リ−１・受給用の流出孔を形成するとともに、該流出孔
から横幅方向両側にかけての前面の両横側面が塗付壁面
に対し同じ高さとなるよう対称的に形成し、こて前面の
少なくとも横両側から移動方向後端側にかけての周囲部
にはブラシなどのフレキシブルシール体を突設して構成
したものである。

また、フレキシブルシール体の外側に柔軟なブラシを取
り付りたり、こて前面の後端側に形成した湾曲面にブラ
シ層を放射方向にして取り付けたりして、こて凹面の後
部が幅狭となるように形成したり、こて前面には多数の
小さい突起部を隆起形成したりして構成したものである
。

（作用） したがって、トンネルの壁面にこてを押しつけるように
しながら移動させると、流出孔からこての前面側に供給
するコンクリートは、こて前面の横幅方向内に一杯に充
満する状態となって全方向に塗すイ」けることができる
ことになり。

移動する状態では、フレキシブルシール体によりこての
前面側は塗付壁面より浮いた状態となって凹凸面にかか
わらず容易に移動させることができるとともに、コンク
リート量が多くなっても良好にコンＩ・ロールすること
ができることになり、コンクリートを塗付壁面に押しっ
りるようにして有効に塗装できることになり、また２千
面から直角状態の起立面にかけてその間の角部にも良好
容易にコンクリート塗装ができることになる。

（実施例） 次に１図面に示す実施例について説明する。

第２１図はこての操作装置を示し、オペレータが搭乗し
てトンネル内を走行できる走行移動車１３のブラケット
６から長いリンク機構Ｃを延設し、該リンク機構Ｃは、
中間のベルクランク７に多数のリンク８を連結するとと
もに、上下方向に伸縮させる油圧シリンダ９と１前後方
向に伸縮させる油圧シリンダ１ｏを介装して構成し。

リンク機構Ｃの基部は横方向に回動させる油圧モータ１
１を介して前記ブラケット６に連設し。

タンク機構Ｃの先端側には、横方向に回動させることが
できる油圧モータ１２と２前後方向に回動させることが
できる油圧モータ１３を介装してこてＡを連設し、該こ
てＡには、トンネル内を移動できるコンクリートポンプ
Ｐより延出する搬送ポース１４を連通連設して構成する
が、前記こてＡの操作には、こて先の押しつけ力を操作
レバーで感知できるようなパイラテラル制御システムを
採用して構成する。

第１図および第２図に示すように、４角状に形成したこ
てＡの流出孔２には前記搬送ホース１４を連通連設する
とともに、前面１の横両側から矢印イで示す移動方向の
後端側にかげての周囲部にはブラシ類のフレキシブルシ
ール体３を突設して構成するが、前記流出孔２は、第３
図に示すように前面１の横幅方向で両側から等しい長さ
しとなる中心部に形成するとともに２その流出孔２から
横幅方向両側にかけての前面１の両横側面１ａ、ｌｂが
、第４図に示すように平面となるが、あるいは第５図に
示すようにテーパー面となるようにして塗付壁面に対し
同じ高さとなるよう対称的に形成して構成する。

なお、前記こてＡを第６図に示すように円状に形成した
り、第７図に示すように多角形状に形成しても、前記同
様に構成する。

したがって、第８図に示すようにこてＡをトンネルの内
壁面にそわせて矢印イ方向に移動させながら前面１側に
コンクリートを供給して塗り付ける場合、第４図および
第５図に示すように中央の流出孔２から左右側が均等な
コンクリート厚みとなるように塗り付けることができる
ことになり、左右および後方のフレキシブルシール体３
により、前面１側のコンクリート量が多ずぎるとコント
ロールすることができることになり、また、前面１側は
塗付壁面より浮く状態となって、凹凸部があってもこて
Ａが直接に干渉したり動けなくなることもなく良好に移
動できることになり、その状態で、こて前面１と塗付壁
面との間にコンクリートを溜めながら押しつけることに
よって、コンクリ−１〜と塗付壁面との間からエアを押
し出しながらコンクリートと壁面の間に接合面積を広げ
て、塗り付は部分の強度がアップするように塗装できる
ことになり、第９図に示すようにして良好にコンクリー
ト塗装ができることになる。

また、第１０図に示すように、フレキシブルシール体３
の外側にさらに柔軟なブラシ３ａを取り付けると、該ブ
ラシ３ａにより、塗り付けたコンクリートの表面を撫で
るようにして２表面側についた傷を修正できることにな
る。

第１１図は他の例を示すが、前記実施例と同様に形成し
たこてＡの前面１の移動方向後端側には横方向に円筒面
状となる湾曲面４を形成し。

該湾曲面４にはブラシ層３６を密着させて放射方向に取
り付けるか、あるいは、第１２図に示すように断層にし
て取り付は構成したものであり。

第１３図に示すように矢印イ方向に移動して前記実施例
同様にコンクリートを塗り付けることができることにな
り、第１４図に示すように、平面側から直角の起立面に
かけては、湾曲面状となるブラシ層３６により角部にも
良好に塗り付けることができることになる。

第１５図は、前記実施例のこてＡの移動方向前部にもフ
レキシブルシール体３を突設した構造を示すが、前面１
の前部がり、長さに幅広となって、後部がＬ２長さに幅
狭となるよう台形状に形成したものであり、第１６図お
よび第１７図に示ずようにこてＡを矢印イ方向に移動さ
せながらコンクリートを塗り付ける際には、前面ｌ側に
供給されるコンクリートは１幅狭の後部に近づくにとも
なってフレキシブルシール体３により絞られながら壁面
に対して積極的に押しつけられて、凹部に良好に入って
塗りイ」けられることになる。

また１第１８図ないし第１９図は他の例を示し。

前記実施例と同様に形成したこてＡの前面１には多数の
小さい突起部５を隆起形成したものであり２作業時には
、流出孔２から前面１側に供給されるコンクリートは突
起部５により押しつげられたり押し分けられたりしなが
らこてＡの外方に押し出されることになって、良好に塗
り付けられることになる。。

（発明の効果） このように本発明は、トンネルなどの内壁面にこてを押
しつけるようにして移動させると。

流出孔からこての前面側に供給されるコンクリートは、
前面の横幅方向内に一杯に充満する状態となって全方向
に良好に塗り付けることができることになり、移動する
状態では、フレキシブルシール体によりこての前面側は
塗付壁面より浮いた状態となって凹凸面にかかわらず容
易に移動させることができるとともに、コンクリート量
が多くなっても良好にコントロールすることができるこ
とになり、コンクリートを塗付壁面に積極的に押し付り
たり仕上面が良好となるよう有効に塗装できることにな
り、また、平面から直角状態の起立面にかけてその間の
角部にも良好に、しかも容易にコンクリ−１〜塗装がで
きることになり、快適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例であるこての側断面図、第２図
はその底面図、第３図は第２図の一部を示し１第４図お
よび第５図は第３図の横断面図であってそれぞれ別の実
施例を示し、第６図および第７図はこての他の例をそれ
ぞれ示し。 第８図は作動説明図、第９図は第１図の作動説明図、第
１０図は別の例を示し、第１１図はさらに別の側の斜視
図を示し、第１２図はその一部が変る他の例を示し、第
１３図および第１４図は作動説明図をそれぞれ示し、第
１５図は別の例を示し。 第１６図および第１７図は作動説明図をそれぞれ示し、
第１８図はさらに別の例を示し、第１９図はその側断面
図、第２０図はその底面図、第２１図はこての操作装置
を示す。 Ａ・・・こて、　　　　　　１・・・前面。 ２・・・流出孔、　　　　　　ｌａ、ｌｂ・・・横側面
。 ３・・・フレキシブルシール体。 ３ａ・・・ブラシ、　　　　　３ｂ・・・ブラシ層。 ４・・・湾曲面　　　　　５・・・突起部。 特許出願人　株式会社小松製作所 代理人　（弁理士）松　澤　　統 （ＩＩ） 第１図 第５図 ａ１ｂ 第６図 第７図 Ａ 第９図 第１０図 第１１図 イ 第１３図 ｂ 第２１図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）こての移動方向に対し横幅方向の中心となる前面
   中央にコンクリート受給用の流出孔を形成するとともに
   、該流出孔から横幅方向両側にかけての前面の両横側面
   が塗付壁面に対し同じ高さとなるよう対称的に形成し、
   こて前面の少なくとも横両側から移動方向後端側にかけ
   ての周囲部にはブラシなどのフレキシブルシール体を突
   設して構成したことを特徴とするコンクリート塗装用こ
   て装置。
2. （２）フレキシブルシール体の外側にさらに柔軟なブラ
   シを取り付けた請求項１記載のコンクリート塗装用こて
   装置。
3. （３）こて前面の移動方向後端側に形成した横方向円周
   面状の湾曲面にブラシ層を放射方向にして取り付けた請
   求項１記載のコンクリート塗装用こて装置。
4. （４）こての前面を移動方向前部より後部が幅狭となる
   ように形成した請求項１記載のコンクリート塗装用こて
   装置。
5. （５）こての前面には多数の小さい突起部を隆起形成し
   た請求項１記載のコンクリート塗装用こて装置。