JPH01282724A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents
垂直磁気記録媒体Info
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- JPH01282724A JPH01282724A JP11114088A JP11114088A JPH01282724A JP H01282724 A JPH01282724 A JP H01282724A JP 11114088 A JP11114088 A JP 11114088A JP 11114088 A JP11114088 A JP 11114088A JP H01282724 A JPH01282724 A JP H01282724A
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Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高密度記録に対応する垂直磁気記録媒体に関
するものであり、特にCo−0基磁性層を垂直磁化膜と
する垂直磁気記録媒体に関するものである。
するものであり、特にCo−0基磁性層を垂直磁化膜と
する垂直磁気記録媒体に関するものである。
本発明は、Co−0基磁性層を垂直磁化膜とする垂直磁
気記録媒体において、非磁性支持体の機械的強度や表面
性等を所定の範囲に規定することにより、クラックの発
生や記録再生時のスペーシングロスを抑え、良好な電磁
変換特性を有する垂直磁気記録媒体を提供しようとする
ものである。
気記録媒体において、非磁性支持体の機械的強度や表面
性等を所定の範囲に規定することにより、クラックの発
生や記録再生時のスペーシングロスを抑え、良好な電磁
変換特性を有する垂直磁気記録媒体を提供しようとする
ものである。
近年、磁気記録における短波長化と狭トラツク化による
記録密度の向上は目覚ましく、光記録に匹敵する面記録
密度の達成がいわゆる垂直磁化膜を利用した垂直磁気記
録媒体を用いることで期待されている。このような状況
にあって、成膜の容易さ等の観点から、例えば特開昭6
0−193123号公報に記載されるように垂直磁化膜
としてCo−0系垂直磁化膜を用いた垂直磁気記録媒体
が提案されている。
記録密度の向上は目覚ましく、光記録に匹敵する面記録
密度の達成がいわゆる垂直磁化膜を利用した垂直磁気記
録媒体を用いることで期待されている。このような状況
にあって、成膜の容易さ等の観点から、例えば特開昭6
0−193123号公報に記載されるように垂直磁化膜
としてCo−0系垂直磁化膜を用いた垂直磁気記録媒体
が提案されている。
このCo−0系垂直磁化膜は、通常真空雰囲気中に若干
の酸素ガスを導入し、Goを蒸発源として真空蒸着する
ことで非磁性支持体上に成膜されるものであって、磁気
特性、成膜性1機械的強度等の点で数々の優れた特徴を
有している。
の酸素ガスを導入し、Goを蒸発源として真空蒸着する
ことで非磁性支持体上に成膜されるものであって、磁気
特性、成膜性1機械的強度等の点で数々の優れた特徴を
有している。
ところで、Co−0系垂直磁気記録媒体を作成するに際
し、例えば連続巻取蒸着機を使用する場合、非磁性支持
体には主にポリエステル系のベースフィルムが使用され
る。この場合、Co−0系垂直磁化膜成膜時あるいは成
膜後の巻取り時等に、ベースフィルムに対して張力とそ
の解放という応力サイクルを与えることになる。
し、例えば連続巻取蒸着機を使用する場合、非磁性支持
体には主にポリエステル系のベースフィルムが使用され
る。この場合、Co−0系垂直磁化膜成膜時あるいは成
膜後の巻取り時等に、ベースフィルムに対して張力とそ
の解放という応力サイクルを与えることになる。
このとき、Co−0系垂直磁化膜が緻密な膜構造を有す
ることから、外部応力を緩和することができずクランク
を生し易い。
ることから、外部応力を緩和することができずクランク
を生し易い。
一般に、ポリエステル系のベースフィルムは、そのヤン
グ率が400kg/u”程度と小さく、張力に対して伸
び率が大きいことから変形量が大きい。
グ率が400kg/u”程度と小さく、張力に対して伸
び率が大きいことから変形量が大きい。
その結果、ベースフィルム上の磁性層(Co−0系垂直
磁化膜)が当該ベースフィルムから受ける外部応力が大
きなものとなり、磁性層にクランクが生ずるものと考え
られる。
磁化膜)が当該ベースフィルムから受ける外部応力が大
きなものとなり、磁性層にクランクが生ずるものと考え
られる。
一方、CO−○光垂直磁気記録媒体では、記録再生時の
スペーシングロスが電磁変換特性上大きな影響を与える
。特に高密度記録を達成するために短波長域において高
出力を得るには、前記スペーシングロスを極力小さくす
ることが要求される。
スペーシングロスが電磁変換特性上大きな影響を与える
。特に高密度記録を達成するために短波長域において高
出力を得るには、前記スペーシングロスを極力小さくす
ることが要求される。
そこで本発明は、かかる従来の実情に迄みて提案された
ものであって、クランクやスペーシングロスを解消可能
となし、高信頼性、高生産性を有し且つ電磁変換特性に
優れた垂直磁気記録媒体を提供することを目的とする。
ものであって、クランクやスペーシングロスを解消可能
となし、高信頼性、高生産性を有し且つ電磁変換特性に
優れた垂直磁気記録媒体を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、非Eil性支
持体上にCo−0系垂直磁化膜が形成されてなる垂直磁
気記録媒体において、上記非磁性支持体はヤング率60
0〜1300kg/ *鳳”、表面粗さRa 3〜40
Å、フィラー密度50000〜500000個/−12
であることを特徴とするものである。
持体上にCo−0系垂直磁化膜が形成されてなる垂直磁
気記録媒体において、上記非磁性支持体はヤング率60
0〜1300kg/ *鳳”、表面粗さRa 3〜40
Å、フィラー密度50000〜500000個/−12
であることを特徴とするものである。
CO〜0系垂直磁化膜は、非磁性支持体表面に成膜する
ことで垂直磁気記録媒体とされるが、ここで使用する非
磁性支持体には、ヤング率が600〜1300kt/1
m”であることが必要である。
ことで垂直磁気記録媒体とされるが、ここで使用する非
磁性支持体には、ヤング率が600〜1300kt/1
m”であることが必要である。
非磁性支持体のヤング率が600 kg / 鶴”未満
であると、当該非磁性支持体の伸び率が大きく、磁性層
であるCo−0系垂直磁化膜のクランクを解消すること
は難しい。逆に非磁性支持体のヤング率が1300 k
g / sm ”を越えると、いわゆる腰の強さ(ステ
ィフネス)が強(なりすぎ、磁気ヘッドに対する当り特
性が悪くなる。なお、ヤング率は非磁性支持体の少なく
とも流延方向(MD方方向0常常磁気記録媒体の走行方
向に相当する。)での値が前述の範囲であればよ(、こ
れと直交する方向(TD力方向のヤング率は任意である
。
であると、当該非磁性支持体の伸び率が大きく、磁性層
であるCo−0系垂直磁化膜のクランクを解消すること
は難しい。逆に非磁性支持体のヤング率が1300 k
g / sm ”を越えると、いわゆる腰の強さ(ステ
ィフネス)が強(なりすぎ、磁気ヘッドに対する当り特
性が悪くなる。なお、ヤング率は非磁性支持体の少なく
とも流延方向(MD方方向0常常磁気記録媒体の走行方
向に相当する。)での値が前述の範囲であればよ(、こ
れと直交する方向(TD力方向のヤング率は任意である
。
かかる特性を満たす非磁性支持体としては、芳香族ポリ
アミドフィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレート
フィルム、さらにはポリエチレンテレフタレートを超延
伸したフィルム等のように機械的特性に優れた各種超延
伸フィルム等が使用可能である。
アミドフィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレート
フィルム、さらにはポリエチレンテレフタレートを超延
伸したフィルム等のように機械的特性に優れた各種超延
伸フィルム等が使用可能である。
例えば、芳香族ポリアミドフィルムは、(ここで、Xは
水素又はハロゲン、ニトロ、炭素数1〜20のアルキル
、フェニルの何れかを表し、m、 nは0〜3の整数
を表す。) で示される基本構成単位を50モル%以上含む構造を有
するもので、特にその結合がパラ−パラ結合、パラ−メ
タ結合、メタ−パラ結合、メタ−メタ結合のいずれかで
ある全芳香族ポリアミド、またはクロル置換全芳香族ポ
リアミドを50モル%以上含む構造を有するフィルムま
たはシートが好適である。
水素又はハロゲン、ニトロ、炭素数1〜20のアルキル
、フェニルの何れかを表し、m、 nは0〜3の整数
を表す。) で示される基本構成単位を50モル%以上含む構造を有
するもので、特にその結合がパラ−パラ結合、パラ−メ
タ結合、メタ−パラ結合、メタ−メタ結合のいずれかで
ある全芳香族ポリアミド、またはクロル置換全芳香族ポ
リアミドを50モル%以上含む構造を有するフィルムま
たはシートが好適である。
前記非磁性支持体の表面状態であるが、先ず表面粗さに
関しては、中心線平均粗さRaで3〜40人の範囲内と
する必要がある。
関しては、中心線平均粗さRaで3〜40人の範囲内と
する必要がある。
表面粗さRaが3人未満であると、実質的な接触面積が
増大して貼り付きを生ずる等、走行性に重大な支障をき
たす虞れがある。逆に、表面粗さRaが40人を越える
と、表面性が悪くなり過ぎ、この表面性の悪さに起因し
てスペーシングロスが増大する虞れがある。特に、表面
粗さRaを10〜30人とすることがより好ましい。
増大して貼り付きを生ずる等、走行性に重大な支障をき
たす虞れがある。逆に、表面粗さRaが40人を越える
と、表面性が悪くなり過ぎ、この表面性の悪さに起因し
てスペーシングロスが増大する虞れがある。特に、表面
粗さRaを10〜30人とすることがより好ましい。
前述の表面粗さを制御するには、通常非磁性支持体中に
非磁性粉末(フィラー)を混入するか、あるいはフィラ
ーを含む下塗層を非磁性支持体表面に設ける等の手法が
採られるが、ここで非磁性支持体表面に突出するフィラ
ーの数(フィラー密度)がやはり走行性に影響を及ぼす
。
非磁性粉末(フィラー)を混入するか、あるいはフィラ
ーを含む下塗層を非磁性支持体表面に設ける等の手法が
採られるが、ここで非磁性支持体表面に突出するフィラ
ーの数(フィラー密度)がやはり走行性に影響を及ぼす
。
本発明では、このフィラー密度を50000〜5000
00個/■■iとする。これは、フィラー密度がこの範
囲を外れると、いずれの場合にも電磁変換特性が低下す
るためである。
00個/■■iとする。これは、フィラー密度がこの範
囲を外れると、いずれの場合にも電磁変換特性が低下す
るためである。
表面性のコントロールに使用されるフィラーとしては、
磁気記録媒体の分野で使用されるものであればいずれも
使用可能であり、例えばアクリル樹脂等の有機超微粒子
やシリカ、アルミナ、金属粉、炭酸カルシウム等の無機
微粒子等が例示される。
磁気記録媒体の分野で使用されるものであればいずれも
使用可能であり、例えばアクリル樹脂等の有機超微粒子
やシリカ、アルミナ、金属粉、炭酸カルシウム等の無機
微粒子等が例示される。
一方、Go−0系垂直磁化膜を成膜する際に適用される
真空蒸着法としては、抵抗加熱蒸着、誘導加熱蒸着、電
子ビーム蒸着、イオンビーム蒸着、イオンブレーティン
グ、レーザービーム薄着、アーク放電蒸着等の真空N着
のいずれもが実施可能であるが、磁気特性や生産性等の
観点がらは、電子ビーム蒸着法が適している。
真空蒸着法としては、抵抗加熱蒸着、誘導加熱蒸着、電
子ビーム蒸着、イオンビーム蒸着、イオンブレーティン
グ、レーザービーム薄着、アーク放電蒸着等の真空N着
のいずれもが実施可能であるが、磁気特性や生産性等の
観点がらは、電子ビーム蒸着法が適している。
また、真空蒸着に際して酸素を導入するが、この酸素の
導入は、非磁性支持体の走行方向の上流側から行うこと
が好ましい。これにより、Co−0系垂直磁化膜と非磁
性支持体との剥離強度を高めることができ、また当該C
o−0系垂直磁化膜表面の強度を高めることができる。
導入は、非磁性支持体の走行方向の上流側から行うこと
が好ましい。これにより、Co−0系垂直磁化膜と非磁
性支持体との剥離強度を高めることができ、また当該C
o−0系垂直磁化膜表面の強度を高めることができる。
なお、導入される酸素の非磁性支持体に対する入射角で
あるが、特にO〜45″の範囲とすることが好ましい。
あるが、特にO〜45″の範囲とすることが好ましい。
この入射角が45°を越えると、Co −0系垂直磁化
膜の垂直磁気異方性が乱れ易く、電磁変換特性の低下を
招く虞れがある。
膜の垂直磁気異方性が乱れ易く、電磁変換特性の低下を
招く虞れがある。
さらに、蒸着源から差し向けられる蒸気流の方向は、通
常は非磁性支持体に対して垂直方向とされるが、耐久性
等の観点から非磁性支持体の走行方向の下流側から差し
向けるようにしてもよい。
常は非磁性支持体に対して垂直方向とされるが、耐久性
等の観点から非磁性支持体の走行方向の下流側から差し
向けるようにしてもよい。
この場合、蒸気流の入射角は、60°以下に抑えること
が好ましい。
が好ましい。
Co−0系垂直磁気記録媒体において、非磁性支持体の
ヤング率を600 kg / s* ”以上とすること
で、張力に対する伸び率が抑えられ、Co−0系垂直磁
化膜が受ける応力が抑えられる。
ヤング率を600 kg / s* ”以上とすること
で、張力に対する伸び率が抑えられ、Co−0系垂直磁
化膜が受ける応力が抑えられる。
また、非磁性支持体のヤング率を1300kg/m■2
以下に規制することで、磁気ヘッドに対する当り特性が
確保される。
以下に規制することで、磁気ヘッドに対する当り特性が
確保される。
一方、非磁性支持体の表面粗さやフィラー密度は、磁気
記録媒体の走行性等に大きく影響を与えるものであり、
これらを最適化することで、特に垂直磁気記録媒体にお
いて重要な要素である記録再生時のスペーシングロスが
大幅に軽減される。
記録媒体の走行性等に大きく影響を与えるものであり、
これらを最適化することで、特に垂直磁気記録媒体にお
いて重要な要素である記録再生時のスペーシングロスが
大幅に軽減される。
以下、本発明を適用した具体的な実施例について説明す
る。
る。
先ず、これら実施例の説明に先立って、Co−0系垂直
磁化膜を成膜するに使用される電子ビーム蒸着装置の構
成について説明する。
磁化膜を成膜するに使用される電子ビーム蒸着装置の構
成について説明する。
電子ビーム蒸着装置は、第1図に示すように、排気系(
5)と電子銃(8)を備えた真空チャンバ(6)内に非
磁性支持体(9)の供給ローラ(2)、冷却キャン(1
)、Sき取りローラ(3)からなる長尺状非磁性支持体
(9)の走行系と、Coを蒸発源として収納したルツボ
(4)、酸素ガス導入管(7)からなる蒸着系とを備え
てなるものである。
5)と電子銃(8)を備えた真空チャンバ(6)内に非
磁性支持体(9)の供給ローラ(2)、冷却キャン(1
)、Sき取りローラ(3)からなる長尺状非磁性支持体
(9)の走行系と、Coを蒸発源として収納したルツボ
(4)、酸素ガス導入管(7)からなる蒸着系とを備え
てなるものである。
ここで、Co−0系垂直磁化膜が蒸着形成される非磁性
支持体(9)は、供給ローラ(2)から供給され、冷却
キャン(1)上でCo−0系垂直磁化膜が形成された後
、巻き取りローラ(3)によって巻き取られる。なお、
Co−0系垂直磁化膜を蒸着形成する冷却キャン(1)
は、その表面温度が0℃付近に制御されるように回示し
ない冷却機能を有している。
支持体(9)は、供給ローラ(2)から供給され、冷却
キャン(1)上でCo−0系垂直磁化膜が形成された後
、巻き取りローラ(3)によって巻き取られる。なお、
Co−0系垂直磁化膜を蒸着形成する冷却キャン(1)
は、その表面温度が0℃付近に制御されるように回示し
ない冷却機能を有している。
そして、上記冷却キャン(1)とルツボ(4)との間に
は、遮蔽板(10) 、 (10)が配設され、ルツボ
(4)からのCo蒸気流の蒸着状態や酸素ガス導入管(
7)からの酸素ガスの導入状態を制御するようになって
いる。
は、遮蔽板(10) 、 (10)が配設され、ルツボ
(4)からのCo蒸気流の蒸着状態や酸素ガス導入管(
7)からの酸素ガスの導入状態を制御するようになって
いる。
なお、ルツボ(4)は電子銃(8)からの電子ビームに
よって加熱され、蒸発するCoの蒸着速度を任意に制御
して蒸着させることができるようになっている。また、
酸素ガス導入管(7)には酸素ガスの導入量を制御する
機構が設けられており、例えばCo−0系垂直磁化膜の
酸素濃度に濃度勾配を持たせることが可能となっている
。
よって加熱され、蒸発するCoの蒸着速度を任意に制御
して蒸着させることができるようになっている。また、
酸素ガス導入管(7)には酸素ガスの導入量を制御する
機構が設けられており、例えばCo−0系垂直磁化膜の
酸素濃度に濃度勾配を持たせることが可能となっている
。
1隻斑上
前述の電子ビーム蒸着装置を使用して垂直磁気記録媒体
を作成した。
を作成した。
このとき、ルツボ(4)には純度99.9%のCOを入
れ、蒸着速度3500Å、非磁性支持体(9)の走行速
度16m/分とし、膜厚2000人となるようにC。
れ、蒸着速度3500Å、非磁性支持体(9)の走行速
度16m/分とし、膜厚2000人となるようにC。
−〇系垂直磁化膜を成膜した。
酸素ガス導入管(7)は、非(■性支持体(9)移動方
向の上流側に設置し、導入酸素ガスの入射角ψを30″
、酸素ガス流量を300cc/分に設定した。また蒸着
中の雰囲気ガス圧は2 X 10−’Torrであった
。
向の上流側に設置し、導入酸素ガスの入射角ψを30″
、酸素ガス流量を300cc/分に設定した。また蒸着
中の雰囲気ガス圧は2 X 10−’Torrであった
。
一方、使用した非磁性支持体くベースフィルム)は、ヤ
ング率1000に+r/ms”、表面粗さRa20Å、
フィラー密度250000個/ ml ”であった。
ング率1000に+r/ms”、表面粗さRa20Å、
フィラー密度250000個/ ml ”であった。
以上によりサンプルテープを作成した。
止較桝上
非磁性支持体(ベースフィルム)のヤング率を400k
g/m”、表面粗さRaを13Å、フィラー密度を60
000個/鶴:とし、他は実施例1に準じてサンプルテ
ープを作成した。
g/m”、表面粗さRaを13Å、フィラー密度を60
000個/鶴:とし、他は実施例1に準じてサンプルテ
ープを作成した。
止較且l
非磁性支持体(ベースフィルム)のヤング率を1050
kg/鶴−表面粗さRaを50Å、フィラー密度を30
0000個/鶴!とじ、他は実施例1に準じてサンプル
テープを作成した。
kg/鶴−表面粗さRaを50Å、フィラー密度を30
0000個/鶴!とじ、他は実施例1に準じてサンプル
テープを作成した。
几較■主
非磁性支持体(ベースフィルム)のヤング率を1100
kg/n”、表面粗さRaを17Å、フィラー密度を6
00000個/謳寵2とし、他は実施例1に準じてサン
プルテープを作成した。
kg/n”、表面粗さRaを17Å、フィラー密度を6
00000個/謳寵2とし、他は実施例1に準じてサン
プルテープを作成した。
これら実施例及び比較例で得られた各サンプルテープに
ついて、磁気特性並びに磁性層の表面状態を調べた。磁
気特性としては、飽和磁束密度B垂直方向保磁力HC5
異方性磁界Hkを測定したなお、磁気特性の測定に際し
ては、Go−0系垂直磁化膜表面にリン酸エステル潤滑
剤を塗布してサンプルとした。
ついて、磁気特性並びに磁性層の表面状態を調べた。磁
気特性としては、飽和磁束密度B垂直方向保磁力HC5
異方性磁界Hkを測定したなお、磁気特性の測定に際し
ては、Go−0系垂直磁化膜表面にリン酸エステル潤滑
剤を塗布してサンプルとした。
また、磁性層の表面状態は、目視観察によりクランクの
発生があるか否かを調べた。
発生があるか否かを調べた。
結果を次表に示す。
この表より、ヤング率の小さいベースフィルムを非磁性
支持体とした比較例1で、磁性層表面にクランクが発生
していることがわかる。
支持体とした比較例1で、磁性層表面にクランクが発生
していることがわかる。
そこで、クランクの発生のない実施例1.比較例2及び
比較例3の各サンプルテープの再生出力の記録波長依存
性を調べた6その結果を第2図に示す。
比較例3の各サンプルテープの再生出力の記録波長依存
性を調べた6その結果を第2図に示す。
この第2図を見ると、表面粗さRaが30人を越えたり
フィラー密度が500000個/ is ”を越えたも
の(比較例2.比較例3)では、再生出力が大きく低下
していることがわかる。
フィラー密度が500000個/ is ”を越えたも
の(比較例2.比較例3)では、再生出力が大きく低下
していることがわかる。
これに対して、本発明を適用した実施例1では、磁気特
性、磁性層の表面状態、電磁変換特性のいずれもが良好
で、優れた垂直磁気記録媒体となっていることがわかる
。
性、磁性層の表面状態、電磁変換特性のいずれもが良好
で、優れた垂直磁気記録媒体となっていることがわかる
。
(発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の垂直磁気記
録媒体においては、非磁性支持体のヤング率を所定の範
囲に設定しているので、張力に対する伸び率、変形量を
抑えることができ、Co−0系垂直磁化膜が受ける応力
を抑えてクランクを解消することができる。
録媒体においては、非磁性支持体のヤング率を所定の範
囲に設定しているので、張力に対する伸び率、変形量を
抑えることができ、Co−0系垂直磁化膜が受ける応力
を抑えてクランクを解消することができる。
さらに、本発明の垂直磁気記録媒体においては、非磁性
支持体の表面状態(表面粗さ及びフィラー密度)を規定
しており、記録再生時のスペーシングロスを軽減するこ
とが可能で、特に電磁変換特性上短波長域において高出
力を得ることが可能である。
支持体の表面状態(表面粗さ及びフィラー密度)を規定
しており、記録再生時のスペーシングロスを軽減するこ
とが可能で、特に電磁変換特性上短波長域において高出
力を得ることが可能である。
したがって、本発明によれば、生産性や信顛性に優れ、
しかも磁気特性、?S電磁変換特性優れた垂直磁気記録
媒体を提供することが可能となる。
しかも磁気特性、?S電磁変換特性優れた垂直磁気記録
媒体を提供することが可能となる。
第1図は電子ビーム真空薄着装置の構成例を示す概略正
面図である。 第2図は本発明を適用して作製した垂直磁気記録媒体の
再生出力の記録波長依存性を比較例のそれと比べて示す
特性図である。 1・・・冷却キャン 4・・・ルツボ 7・・・酸素ガス導入管 8・・・電子銃 9・・・非磁性支持体 第1図 第2図
面図である。 第2図は本発明を適用して作製した垂直磁気記録媒体の
再生出力の記録波長依存性を比較例のそれと比べて示す
特性図である。 1・・・冷却キャン 4・・・ルツボ 7・・・酸素ガス導入管 8・・・電子銃 9・・・非磁性支持体 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上にCo−O系垂直磁化膜が形成されてな
る垂直磁気記録媒体において、 上記非磁性支持体はヤング率600〜1300kg/m
m^2、表面粗さRa3〜40Å、フィラー密度500
00〜500000個/mm^2であることを特徴とす
る垂直磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114088A JPH01282724A (ja) | 1988-05-07 | 1988-05-07 | 垂直磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114088A JPH01282724A (ja) | 1988-05-07 | 1988-05-07 | 垂直磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01282724A true JPH01282724A (ja) | 1989-11-14 |
Family
ID=14553471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11114088A Pending JPH01282724A (ja) | 1988-05-07 | 1988-05-07 | 垂直磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01282724A (ja) |
-
1988
- 1988-05-07 JP JP11114088A patent/JPH01282724A/ja active Pending
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