JPH01282100A

JPH01282100A - 宇宙展開構造物の折畳み展開模擬試験装置

Info

Publication number: JPH01282100A
Application number: JP63112265A
Authority: JP
Inventors: Yuji Tsutsumi; 堤　勇二
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-05-09
Filing date: 1988-05-09
Publication date: 1989-11-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、例えば、人工衛星等の宇宙航行体に搭載さ
れて回動式に折畳み展開されるリブ型アンテナ等の宇宙
展開構造物を地上において模擬的に宇宙環境（無重力環
境）試験を行なうのに用いる宇宙構造物の折畳み展開模
擬試験装置に関する。

（従来の技術）従来、この種の展開模擬試験装置としては、第６図に示
すように、取付は構体１に対して取付は部材２を突設し
て設け（同図（ａ）参照）、この取付は部材２には案内
用の複数の滑車３か被試験用宇宙展開構造物設置部４に
対応して配設される（同図（ｂ）参照）。そして、この
滑車３には第１のワイヤ５が矢印△、Ｂ方向に移動自在
に巻掛けられる。この第１のワイヤ５は一端に宇宙環境
（無重力環境）を模擬するバランスウェイト（釣合い重
り）６が懸吊され、その他端には円盤状の支持部材７が
取着される。この支持部材７には複数の第２のワイヤ８
の一端が所定の間隔に取着され、この第２のワイヤ８の
各一端には、同図（ｂ）に示ずように、展開自在に配設
された宇宙展開構造物、例えば、第２図に示すようなり
ブ型アンテナ１０のリブ１０ａの先端部がそれぞれ懸吊
される。

上記構成において、リブ型アンテナ１０は、そのリブ１
０ａが図示しない展開駆動機構を介して回動式に折畳み
、あるいは展開駆動されると、該リブ１０’ａを支持す
る第１及び第２のワイヤ５゜７が矢印Ａ、あるいはＢ方
向に移動される。これにより、リブ型アンテナ１０のリ
ブ１０ａは、その折畳み、あるいは展開動作途中におい
て、バランスウェイト６を介して宇宙環境と略同様の環
境状態に模擬される。

ところが、上記宇宙展開構造物の折畳み展開模擬試験装
置では、その構成上、リブ型アンテナ１０のリブ１０ａ
の展開にともなって、第１のワイヤ５が捩れて、逆トル
、りが発生するために、正確な宇宙環境の確保ができな
くなり、確実な宇宙環境模擬試験を行なうことが困難で
あるという問題を有する。また、これによれば、折畳み
展開にともなって、第２のワイヤ８の吊下げ角度が大き
く変化して、張力が変化するため、その展開状態におい
て、中心方向（折畳み方向）に戻そうとする力が作用す
ることとなり、この点からも正確な宇宙環境を確保する
ことが困難となるものであった。

（発明が解決しようとする課題）以上述べたように、従来の宇宙展開構造物の折畳み展開
模擬試験装置では、折畳み展開試験にともなって、正確
な宇宙環境を確保することが困難となり、確実な宇宙環
境試験を行なうことが困難なものであった。　　　　′ この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な
構成で、正確な宇宙環境を確保し得るようにして、確実
な宇宙環境模擬試験を実現した宇宙展開構造物の折畳み
展開模擬試験装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）この発明は回動式に折畳み展開自在な宇宙展開構造物の
模擬展開試験を行なってなる宇宙展開構造物の折畳み展
開模擬試験装置を、一端に前記宇宙展開構造物の展開部
が懸吊され、他端にバランスウェイトが懸吊されるワイ
ヤと、このワイヤの中間部を移動自在に支持する支持部
材を有した支持構体と、前記支持部材を前記支持構体内
に回転自在に浮上させる浮上手段とを備えて構成したも
のである。

（作用）上記構成によれば、宇宙展開構造物が折畳み展開される
と、ワイヤは宇宙展開構造物の展開部に対応して支持部
材とともに回動される。従って、宇宙展開構造物の展開
部は常に、バランスウェイトにより模擬宇宙環境が確保
された状態で、折畳み、あるいは展開動作が行われる。

これにより、宇宙展開構造物は、正確な宇宙環境におけ
る折畳み展開模擬試験が実現される。

（実施例）　　　　゛以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係る宇宙展開構造物の折
畳み展開試験装置を示すもので、同図（’ａ）に支持構
体２０を示し、同図（ｂ）に被試験用宇宙展開構造物設
置部２１を示す。即ち、被試験用宇宙構造物設置部２１
には例えば、前記第２図に示すようなりブ型アンテナ１
０が折畳み展開自在に装着される。一方、上記支持構体
２０にはエアベアリング等の浮上機構２２が設けられ、
この浮上機構２２に対応して、例えば、円盤状の支持部
材２３が浮上自在に収容される。この浮上機構且は、例
えば支持構体２０の下端面に複数の空気噴出し穴２２ａ
が所定の間隔に形成されており、この空気噴出し穴２２
ａには図示しない空気源に接続されるエア管２２ｂが接
続される。

また、支持部材２３には滑車２４が上記リブ型アンテナ
１０のリブ１０’ａに対応して所定の間隔に設けられて
おり、この各滑車２４が、上記支持構体２０の下端面に
形成された、例えばリング状の透孔２０ａを挿通して突
出される。そして、この滑車２４にはそれぞれワイヤ２
５の中間部が巻掛けられる。このワイヤ２５は、その一
端に宇宙環境（無重力環境）模擬用のバランスウェイト
（釣合い重り）２６が懸吊され、その他端には上記リブ
型アンテナ１０のリブ１０ａの先端部に懸吊される。

上記構成において、リブ型アンテナ１０の折畳み展開模
擬試験を行なう場合は、先ず、浮上機構２２が駆動され
て図示しない空気源からの空気がエア管２２ｂを介して
支持構体の空気噴出し穴２２ａに供給され、支持部材２
３が支持構体２０内に浮上される。次に、図示しない展
開駆動機構が駆動されてリブ型アンテナ］Ｏのリブ１０
ａが第３図（ａ）〜（ｅ）に示すように、回動式に折畳
み、あるいは展開される。同時に、リブ１０ａを懸吊し
たワイヤ２５は、該リブ１０ａの折畳み、あるいは展開
に対応して支持部材２３とともに回動されながら、矢印
△、あるいはＢ方向に移動される。これにより、リブ型
アンテナ１０のリブ１０ａは、バランスウェイト２６に
より模擬宇宙環境が確保された状態で、折畳み、あるい
は展開動作が行われる。

このように、上記宇宙構造物の折畳み展開模擬試験装置
は、一端にリブ型アンテナ１ｏのリブ１０ａが懸吊され
、他端にバランスウェイト２６が懸吊されるワイヤ２５
の中間部を浮上ｌｌｌ構２２を介して浮上自在に配設し
た支持部材２３に移動自在に巻掛け、リブ型アンテナ１
０が折畳み展開されると、ワイヤ２５がリブ型アンテナ
１０のリブ１０ａに対応して支持部材２３とともに回動
されながら移動して、模擬宇宙環境を確保するように構
成した。これによれば、折畳み展開動作において、従来
のようなワイヤの捩れが確実に防止されて、正確な宇宙
環境の確保が可能となるため、可及的に高１１１ｒ！Ｊ
な宇宙環境模擬試験が実現できる。

また、これによれば、リブ１０ａの折畳み及び展開位置
における滑車２４の位置を従来の方式と比べ折畳み位置
と展開位置との中間にとることが可能となることにより
、ワイヤ２５の張力の変化を最小限に規制することが可
能となるので、この点からも正確な宇宙環境の確保が可
能となる。

なお、上記実施例では、浮上機構且として支持構体２０
に空気噴出し穴２２ａを設けて、この空気噴出し穴２２
ａから空気を噴射させることにより支持部材２３を浮上
させるように構成したが、これに限ることなく、例えば
第４図に示すように、支持部材２３ａに対して空気噴出
し部２２ｃを形成し、この空気噴出し部２２Ｃに対して
空気を供給することにより、支持構体２ｏ内に浮上させ
るように構成することも可能である。

また、この発明は上記実施例に限ることなく、例えば、
大口径のリブ型アンテナ等の大形の宇宙展開構造物の折
畳み展開試験を行なうように構成する場合は、第５図に
示すように、支持部材２３に対してエクステンションバ
ーと称する補助部材２７を配設して、この補助部月２７
に対してワイヤ２５を巻掛ける滑車２４を配設するよう
に構成することで、適用可能である。よって、この発明
は、その要旨を逸服しない範囲で種々の変形を実施し得
ることは勿論のことである。

［発明の効果］以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成で
、正確な宇宙環境を確保し得るようにして、確実な宇宙
環境模擬試験を実現した宇宙展開構造物の折畳み展開模
擬試験装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施に係る宇宙展開構造物の折畳
み展開模擬試験装置を示す構成図、第２図はこの発明の
適用されるリブ型アンテナを示す図、第３図は第２図の
折畳み展開過程を示す図、第４図及び第５図はそれぞれ
この発明の他の実施例を示す構成図、第６図は従来の宇
宙展開構造物の折畳み展開模擬試験装置を示す構成図で
ある。１０・・・リブ型アンテナ、１０ａ・・・リブ、２０・
・・支持構体、２１・・・宇宙展開構造物設置部、■・
・・浮上機構、２２ａ・・・空気噴出し穴、２２ｂ・・
・エア管、２２ｃ・・・空気噴出し部、２３，２３ａ・
・・支持部材、２４・・・滑車、２５・・・ワイヤ、２
６・・・バランスウェイト、補助部材。出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦・・・リブ型・・・リブ・・・支持塗・・・宇宙展設置前・・浮上梯・・・支持前・・・・滑車・・・ワイヤ・・・バラン；アンテナ薄体開構造物 ζ １構；材くウェイト −十　　　　１へ葛　　囚

Claims

【特許請求の範囲】

回動式に折畳み展開自在な宇宙展開構造物の模擬展開試
験を行なってなる宇宙展開構造物の折畳み展開模擬試験
装置において、一端に前記宇宙展開構造物の展開部が懸
吊され、他端にバランスウェイトが懸吊されるワイヤと
、このワイヤの中間部を移動自在に支持する支持部材を
有した支持構体と、前記支持部材を前記支持構体内に回
転自在に浮上させる浮上手段とを具備したことを特徴と
する宇宙展開構造物の折畳み展開模擬試験装置。