JPH01281688A - 同軸電気コネクタおよびその組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−殻内に電気コネクタに関し、さらに詳説す
ると、複数の電気コネクタの各々において同一である幾
つかの構成部品を組み付けられる電気コネクタと、その
組立方法とに関する。

同軸電気コネクタは、市場での種々な需要に応じるため
に、種々な構造で作られている。例えば、印刷回路基板
へ取り付けるための同軸コネクタは、同軸ケーブルの端
部に取り付けられる同軸コネクタの構造とは、異なった
構造を有している。さらに、迅速分離タイプ（ワンタッ
チ式）のコネクタが成る顧客により要望され、またネジ
込み式コネクタが、他の用途で使用するための顧客によ
り指定される。例えば、コネクタがかなりの振動にさら
され勝ちな環境においては、ネジ込み式コネクタが望ま
しい。また、各同軸コネクタは、直線的および直角的形
態の両方の形態で、ならびに、ジャック形およびプラグ
形スタイルの両方のスタイルでも作られる。

製造者は、多数の異なるタイプのコネクタを製造するこ
と、および異なるコネクタの高価な目録を維持すること
を要求されてきている。さらに、コネクタは、異なるコ
ネクタ部品の多数且つ高価な目録を必要とする複数の別
々の構成部品から組み立てられていた。

しかも、同軸電気コネクタの成る構成部品は、製造費用
が高く、あるいは製造が困難であった。

例えば、同軸コネクタの中央接点により搬送される信号
に適切なシールドを施すためには、比較的高価な機械加
工された外殻をコネクタに使用することがしばしば必要
であった。より安価な打抜き形成技術により同軸コネク
タの外殻を製造することは知られているけれども、打ち
抜いて形成された外殻は、多くの用途において適切なシ
ールドを施さない。さらに、成る形態のコネクタにおい
て、例えば直角コネクタにおいては、コネクタの多くの
構成要素を、当該コネクタにより要求される、さらに複
雑な形状に形成することが困難であった。

本発明は、比較的安価な複数の構成部品で構成される同
軸電気コネクタに関する。本発明のコネクタを複数の構
成部品から組み立てる方法は、中央接点のうちの外側へ
突出した部分を絶縁基部に係合させながら、前記中央接
点を前記絶縁性基部および誘電性絶縁部材で同心的に包
囲する工程と、前記中央接点および前記誘電性絶縁部材
を導電性外殻で同心的に包囲しながら、当該外殻を前記
基部へ組み付ける工程と、導電性部材が前記基部に係合
し且つ当該基部に横断状態に重なっている間に、および
前記基部が前記誘電性絶縁部材に係合している間に、前
記導電性部材を前記外殻へ固定する工程とを備えている
。

本発明の同軸電気コネクタは、市場での種々な需要に応
じるために、互換性のある同軸コネクタの一族を備えて
いる。例えば、本発明のコネクタは、印刷回路基板へ取
り付けられるように構成されたコネクタと、同軸電気ケ
ーブルの終端を形成するように構成されたコネクタとを
含んでいる。

さらに、各タイプのコネクタは、迅速分離式およびネジ
込み式のジャック形およびプラグ形のコネクタを含むと
ともに、直線的および直角的形態に構成されるコネクタ
も含んでいる。

本発明の各同軸コネクタは、前記コネクタ族のうちの少
なくとも１つの他のコネクタにおいても使用される１つ
、もしくはそれ以上の構成要素を併有している。例えば
、本発明の印刷回路基板用コネクタの全てのものは、同
一の基部および導電性部材を使用するように構成されて
おり、さらに前記基板取付は用コネクタの多くは、１つ
もしくはそれ以上の他の構成要素を共用する。同様に、
ケーブルの終端を形成するための本発明のコネクタは、
異なるコネクタが１つもしくはそれ以上の同一の構成要
素を使用することを可能にしている。

前記コネクタが、可能な場合は常に構成部品を共用する
ように、当該コネクタを構成することにより、部品目録
の調査（在庫品調べ）の必要性が減少し、また各タイプ
のコネクタの組立がほぼ同様の方法により達成され、そ
れにより当該コネクタの製造を大幅に簡単にする。

本発明の他の特徴によると、前記絶縁基部と前記誘電性
絶縁部材は一緒に、前記コネクタのための誘電性絶縁本
体を形成し、また前記外殻と前記導電性部材は一緒に、
前記コネクタを通る接地経路を設けるための構造を形成
する。前記絶縁本体および前記接地経路用構造を２つの
部品で形成することにより、当該別々の部品は、さらに
効率的に、且つより安価に製造されることができ、しか
も前記コネクタ族における異なるコネクタが構成部品を
共用する能力が最大にされる。

本発明のさらに他の特徴によると、Ｒ２基板取付は用コ
ネクタにおける導電性部材は、接地脚を備え、この接地
脚は、自らの上に複数の変形可能な突片を有し、当該突
片は、前記コネクタの組立の間に、当該コネクタの構成
部品を互いに対して迅速に且つ効率的に固定するための
ものである。

前記ケーブル終端形成用コネクタにおける導電性部材は
、止め環を鍮え、この止め環は、前記コネクタの外殻の
中まで軸方向に挿入されるように構成されており、この
ように当該止め環が前記外殻内へ挿入されるとき、当該
止め環は、前記コネクタの構成部品を互いに対して固定
させるとともに、当該止め環と、前記外殻との間に、相
互干渉的嵌着状態を生じさせることにより、当該止め環
と前記外殻との間に前記同軸電気ケーブルの導電性外側
シースを固定する。ケーブルの終端を形成するための従
来のコネクタにおいては、普通は前記導電性外側シース
を複数の構成部品間に圧着する必要があった。本発明は
、この圧着工程を排除するので、本発明のケーブル終端
形成用コネクタの組立は、さらに効率的な方法で達成さ
れる。

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１〜３図は、迅速分離タイプの同軸電気コネクタを示
している。この同軸電気コネクタは、全体を参照数字１
０により指示され、且つ印刷回路基板１２（第３図）へ
取り付けられるように構成され、それにより、当業者に
よく知られている前記基板上の導電性経路との同軸的な
電気的接続を行なうように構成されている。

コネクタ１０は、ジャック形コネクタからなり、且つ複
数の構成部品からなる組立体で構成され、この組立体は
、誘電性もしくは絶縁性の基部２１と、導電性基部もし
くは接地脚２２と、導電性の中央接点２３と、誘電性本
体もしくは絶縁部材２４と、導電性の外殻２６とを含ん
でいる。基部２１は、ほぼ偏平で、幾分四角形の部材で
あり、且つポリフェニレン硫化物（ｐｏｌｙｐｈｅｎｙ
ｌｅｎｃ　５ｕｌＮｄｅ）のような、電気的に絶縁材料
である適宜のプラスチックで形成されている。基部２１
は、本体部分３■と、複数の一体の足部分３２とを備え
、各足部分３２は、本体部分３１の周囲に互いに離間さ
れた位置にあり、且つ本体部分３１から下方へ突出して
いる。第３図に示されているように、各足部分３２は、
コネクタ１０が印刷回路基板１２へ取り付けられるとき
に、印刷回路基板１２の表面３３上に休止するように構
成され、且つ本体部分３１を印刷回路基板１２から絶縁
するために、隔離パッドとしての役目をするように構成
されている。

基部２１の本体部分３１は、その周囲部の周りで、互い
に角度方向に離間された４つのほぼ平坦な側部を形成す
るように形作られている。３つの側部３４２１は、それ
らの中に垂直方向に延びる溝もしくは細溝３６を有し、
他方、第４の側部３４ｂは、側部３４ａの１つからｉｓ
ｏ’だけ角度方向に離間されている。第４の側部３４ｂ
は（第１図のコネクタに対して１８０°だけ回転された
第２図のコネクタ内に示されているとともに、）、細溝
を設けられていない。本体部分３１は軸方向に延びる孔
３７をさらに備え、この孔３７は、本体部分３１を貫通
し、且つ、直径をかなり拡大された上部孔部３７ａと、
直径を減少された下部孔部３７ｂとを備えている。

接地脚もしくは基部２２は、燐青銅のような適宜の導電
性金属で形成され、且つ板状もしくはディスク状に形作
られた本体部分４０を備え、この本体部分４０は、軸方
向に延在する開口もしくは穴４４から半径方向外側へ延
在し、また接地脚もしくは基部２２は、３本の一体の脚
部４１を備え、各脚部４１は、本体部分４０の周囲部の
周りで互いに離間された位置にあり、且つ本体部分４０
から軸方向の下方へ突出している。第２〜３図に示され
ているように、且つ以下においてさらに詳細に説明され
るように、各脚部４１は、コネクタ１０が組み立てられ
るときに、基部２１内の対応する３つの垂直方向細溝３
６内に突入するように位置されている。また、接地脚２
２は、軸方向上方へ突出した複数の突片４２と、軸方向
下方へ突出した複数の突片４３とを備え、各突片４３は
、前記コネクタの組立の際に使用するために、本体部分
４０の周囲部の周りで互いに離間された位置にある。

誘電性の絶縁本体もしくは部材２４は、ほぼ円筒状もし
くは管形の部分を備え、この部分は、ポリフェニレン硫
化物等からなり、且つその下端部に、半径方向外側へ突
出した環状のフランジ４５を有している。第３図に示さ
れているように、フランジ４５は、前記コネクタが組み
立てられるときに、基部２１のうちの直径を拡大された
孔部３７ａの中に嵌合する寸法を与えられている。また
、誘電性の絶縁部材２４は、これを貫通する軸方向に延
びる孔４６も備えている。

中央接点２３は、雌のレセプタクル形接点部分４７を備
え、この接点部分４７は、補完的な同軸コネクタの雄の
電気接点部分と嵌合するように構成され、また前記中央
接点２３は、細長い端子もしくはビン部分４８を備え、
このビン部分４８は、印刷回路基板１２内の開口内に沿
って突入するように構成されている。接点部分４７およ
び４８は、半径方向外側へ突出した環状のフランジ４９
により分離されている。

外殻２６は、黄銅もしくは他の適宜の材料からなる導電
性の管形部材からなり、且つその基端部の周囲に、半径
方向外側へ突出した環状のフランジ５１を備えている。

コネクタ１０を組み立てるためには、中央接点２３が基
部２１の孔３７の中へ挿通され、その結果、中央接点２
３の細長いビン部分４８が、直径を減少された孔部３７
ｂに入るとともに、環状フランジ４９が、孔部３７ａお
よび３７ｂの間に設けられた基部２１の表面５３に係合
し及び休止し又は着座する。誘電性の絶縁部材２４は、
基部２１上に位置され、その結果、それの環状フランジ
４５は、基部２１のうちの直径を拡大された孔部３７の
中に受容され、またレセプタクル形接点部分４７が、前
記絶縁部材２４の孔４６の中に入り、それにより、前記
誘電性基部２１および前記誘電性絶縁部材２４の両方が
、前記中央接点を同心的に包囲するようになる。一方、
第３図に示されているように、誘電性絶縁部材２４の軸
方向の孔４Ｂが、その底端部近くに拡大された孔部５０
を備え、この孔部５０は、中央接点２３のうちの外側へ
突出したフランジ４９を、休止係合状態に受容するため
のものである。

誘電性絶縁部材２４が基部２１上に適切に位置されると
、接地脚２２の本体部分４０が、絶縁部材２４のフラン
ジ４５に重なり、その際、穴４４が本体（部材）２４の
円筒状部分を受容する。本体部分４０は、基部２１の上
部表面上に休止および係合する。前記３本の脚４１は、
第２図に最も良く示されているように、基部２１の３つ
の側部３４ａ上の対応する溝３６と整列されてそれらに
入る。

接地脚２２が適切に位置されると、下方へ突出している
突片４３が、基部２１の下で半径方向内側へ折曲げられ
、あるいは変形されて、当該接地脚の突片４３は基部２
１の上に巻付けられ、同時に、前記誘電性絶縁部ｔ第２
４および前記中央接点２３を前記ＩＩＩ立体中の所定位
置に固定する。また、前記突片４３は、それらが基部２
１の周りに変形されるときに、凹部もしくは溝３６内に
入る。

外殻２Ｇは、誘電性絶縁部材２４を包囲するように同心
的に組み付けられるとともに、前記中央接点２３を包囲
するように同心的に組み付けられ、その結果、外側へ突
出しているフランジ５１が、接地脚２２の本体部分４０
の上部表面上に休止し、そして外殻２６は、前記中央接
点２３および誘電性絶縁部材２４を同心的に包囲する。

前記接地脚２２のうちの上方へ突出している突片４２は
、内側へ変形されてフランジ５１の上に巻付き、それに
より外殻２６を前記組立体へ固定して、前記コネクタを
完成する。

コネクタＩＯは、比較的未熟練の人員により、複雑な組
立装置を必要とすることなく、容易に組み立てられるよ
うに構成されている。コネクタ１０の各構成要素は、そ
れ自体が他の全ての構成要素に対して適切となる位置に
おいて、前記組立体中に位置され且つ保持されるのを保
証するように構成されている。特に基部２１は、他の各
構成要素が組立の前に当該基部２１上に正確に位置され
るのを保証する特徴を有するように構成されている。例
えば、基部２１および誘電性絶縁部材２４は、互いに協
働して、組立の間に両者の間に環状フランジ４９を捕捉
することにより、前記中央接点２３を前記コネクタ内の
所定位置に自動的に固定する。また、基部２１上の孔部
３７ａは、前記誘電性絶縁部材２４を自動的に位置決め
し、基部２１の上部表面は、前記接地脚２２および外殻
２６を適切に位置決めするよう、陥没されている。基部
２１内の各細溝３６も、前記接地脚２２上の３本の脚４
１が組立に従って適切に方向付けがなされるのを保証す
る。全体としてのコネクタ部品は、当該コネクタを完成
するよる、手によって、または適宜の工具を使用して複
数の突片を変形させるだけで、最終的に互いに容易に固
定される。

コネクタ■０において、導電性外殻２６および導電性接
地脚２２は、−緒に、前記コネクタを通る接地経路を設
けるための構造を構成し、また誘電性絶縁部材２４およ
び絶縁基部２１は、前記コネクタのための誘電性絶縁本
体を一緒に構成する。前記接地経路を設ける構造と、前
記絶縁本体の両方を２つの別々の構成要素から形成する
ことにより、幾つかの重要な利点が達成される。最初の
ものは、以下においてさらに明らかにされるように、コ
ネクタの構成要素の多くのものが、本発明のコネクタ族
のうちの幾つかの異なるコネクタにおいて使用されるの
を可能にし、それにより製造費用および在庫品調べの必
要性を低減させることである。さらに、前記接地経路を
設ける構造を２つの部品で形成することにより、前記接
地脚２２は比較的安価な打ち抜き形成技術により作られ
ることができ、また前記外殻２６はさらに有効なシール
ドを施すように加工されることが可能となる。従来の同
軸コネクタにおいては、コストを低減させるために、前
記外殻を打抜き形成技術により製造することが知られて
いるが、この方法で形成された殻は、典型的に、当該膜
の本体中に継ぎ目もしくは他の裂は目を有し、これらは
シールドとしての当該膜の有効性を減少させる。機械加
工された外殻は継ぎ目がなく、且つ、より有効なシール
ドを施すが、製造費用がさらに大幅に高価となる。本発
明によると、前記外殻は、コネクタにおいて必要とされ
る場合に有効なシールドを施すように加工されることが
可能であると同時に、前記接地脚は、前記コネクタを通
る連続的な接地経路を維持しながら、より安価な打抜き
形成技術により形成されることができる。

また、前記コネクタの誘電性絶縁本体を２つの別々の部
品で作ることにより、当該例々の部品は、前記本体が単
一の部品で作られている場合よりも、さらに容易に且つ
安価に作られることがしばしば可能である。このことが
特に当てはまるのは、変わった形の絶縁本体を必要とす
る直角コネクタのような、より複雑な形のコネクタにお
いてである。

コネクタＩＯは、組立完了後に、印刷回路基板１２へ容
易に取り付けられることができる。第４図示されている
ように、印刷回路基板Ｉ２には、４つの穴６１．６２．
８３および６４からなる足跡もしくは穴バターンが設け
られている。穴ａ２は、前記中央接点２３の細長いピン
部分４８を受容するように形成され、穴６１．６３およ
び６４は、接地脚２２の３本の脚４１を受容するように
位置されている。穴６１〜６４の壁には、中央接点２３
および接地脚２２の脚４１を前記基板上の導電性経路へ
電気的に接続するために、導電性コーティングが典型的
に設けられている。細長いピン部分４８および脚４１は
、典型的に前記基板ヘロウ付けされて、コネクタ１０を
前記基板へ機械的および電気的に接続する。脚４１上の
湾曲部６６は、好ましくは、前記コネクタが前記基板へ
最終的にロウ接されるまで、当該コネクタを前記基板上
に保持するのを補助するために設けられる。

接地脚２２上に３本の脚４１のみを設ける結果、非対称
的となる前記印刷回路基板上の足跡は、コネクタ１０が
特定の方向性を以て前記基板へ取り付けられるように保
証する。このことが重要となるのは、前記コネクタが垂
直方向に向けられるときであり、そしてさらに重要とな
るのは、前記コネクタが直角形態のもの、あるいは他の
非対称的な形状のものとなっているときである。

第５および６図は、本発明の同軸電気コネクタ族の第２
実施例を示している。さらに詳説すると、第５および６
図は、印刷回路基板へ取り付けるように構成された迅速
分離タイプのプラグ形同軸コネクタを示している。この
プラグ形コネクタは、全体を参照数字６５により指示さ
れ、且つ基部２１および接地脚２２を備え、これらはコ
ネクタ１０におけるものと同一となっている。また、コ
ネクタ６５は、導電性の中央接点７１と、誘電性の絶縁
部材７２と、導電性の外殻７３とを備えている。中央接
点７１は、雄のビン形接点からなっていて、ビン接点部
分７４を備え、このピン接点部分７４は、コネクタ１０
のような補完的同軸コネクタ内の雌の接点部分と嵌合す
るように構成され、また中央接点７１は、下垂した細長
い端子もしくはビン部分７６を備え、この端子もしくは
ビン部分７６は、第６図に示されているような印刷回路
基板６０内の開口に入るように構成されている。誘電性
の絶縁部材７２は、第１〜３図の実施例における誘電性
絶縁部材２４と類似しているが、接点７１は、直径を拡
大された段部を有するように形作られ、この段部は、誘
電性絶縁部材７２の軸方向に延びる孔６７における直径
拡大部の中に着座される。第６図に示されているように
、誘電性絶縁部材７２は、その基部の近くに、外側へ突
出した環状フランジ７７を備え、このフランジ７７は、
絶縁部材２４のものと同様の方法で基部２１の直径拡大
孔部３７ａ内に受容されるように、寸法を設定されてい
る。

外殻７３は、コネクタ１０のような補完的プラグ形コネ
クタの外殻の中へ入るように構成され、且つ、その基部
に、半径方向外側へ突出した環状フランジ７８を備え、
このフランジ７８は、前記外殻７３を当該コネクタの残
部へ組み付けるために、外殻２６上の環状フランジ５１
と類似している。さらに、外殻７３は、当該外殻７３の
側壁におけるＵ字形の細溝により設定された片持ち梁状
バネ部材７９を備えている。このバネ部材７９は、前記
外殻７３の半径方向内側へ突出し、それにより、前記コ
ネクタ１０．６５が相互に嵌合されるときに、外殻７３
を補完的コネクタ１０の外殻２３へ電気的に接続させる
。

コネクタ６５は、コネクタ１０に関連して上記したもの
とほぼ同一の方法で組み立てられる。コネクタ６５の前
記中央接点、誘電性絶縁部材、および外殻は、コネクタ
１０内のそれらに相対する部品とは幾分構成が異なって
いるが、それらの構成は、前記コネクタの構成部品がそ
れらの適切な位置に容易に組み付けられるのを可能にす
るとともに、突片４２および４３を前記フランジ７８お
よび前記基部２１の上へ巻付けることにより、前記コネ
クタの構成部品が固定されて、前記コネクタを完成させ
るのを可能にする構成となっている。

第３および６図が示すように、コネクタ１０および６５
は相互に補完的であって、互いに嵌合している際には、
コネクタ６５の外殻７３がコネクタ１０の外殻２６の中
へ入って、両者の間の電気的接続を達成し、またコネク
タ６５における中央接点７１の雄のビン形接点部分７４
が、コネクタ１０における中央接点２３の雌の接点部分
４７の中へ入って、当該コネクタの各中央接点を通る電
気的接続を完成する。

コネクタ１０および６５は、同一の基部および接地脚と
なる構成要素を使用しているので、製造効率が向上する
とともに、在庫品（目録）調べの必要性が減少し、その
結果、製造者はコストを低減することができる。

第７〜１０図は、本発明のコネクタ族のうちの他の複数
のコネクタを示し、これらは印刷回路基板へ取り付けら
れるように構成されている。第７および８図は、ネジ込
みタイプのジャック形コネクタ１００を示し、第９およ
び１０図は、ネジ込みタイプの補完的なプラグ形コネク
タ１１０を示している。

第７〜１０図に示されているように、ジャック形コネク
タ１００およびプラグ形コネクタ１１０は、前記迅速分
離コネクタ１０および６５において使用されたものと同
一の基部２Ｌおよび同一の接地脚２２を利用している。

さらに、ネジ込み式ジャック形コネクタ１００は、迅速
分離式ジャック形コネクタ１０のものと同じ中央接点２
３、および同じ誘電性絶縁部材２４を利用しており、一
方、ネジ込み式プラグ形コネクタ１１０は、迅速分離式
プラグ形コネクタ６５とのものと同じ中央接点７１．同
じ誘７ヒ性絶縁部材７２、および同じ外殻７３を備えて
いる。ネジ込み式ジャック形コネクタ１００は、当該コ
ネクタ１００の外殻１０２が外側にネジ山を形成されて
いる点において、迅速分離式ジャック形コネクタＩＯか
ら異なっている。ネジ込み式プラグ形コネクタ１１０は
、当該コネクタｌ１０が、内側にネジ山を形成された回
転可能なカラー１０４をさらに備えている点において、
迅速分離式プラグ形コネクタ６５から異なり、前記カラ
ー１０４は、第１Ｏ図に示されているように、外側へネ
ジ込まれる外殻７３へ取り付けられる。

第７〜１０図は、本発明のコネクタ族により与えられる
構成部品の共用可能性をさらに示している。

第１１および１２図は、本発明の直角同軸電気コネクタ
を示し、これらは、印刷回路基板へ取り付けられるよう
に構成されている。第１１図は、迅速分離タイプのジャ
ック形コネクタ１２０を示し、第１２図は、ネジ込みタ
イプのジャック形コネクタ１３０を示している。コネク
タ１２０および１３０　も、先に説明したコネクタのも
のと同じ基部２１および接地脚２２を使用している。さ
らに、両方のコネクタ１２０　、１３０は、同一の誘電
性絶縁部材１２１、同一の中央接点１２２、および同一
の端キャップ１２４を備えている。コネクタ１２０およ
び１３０が僅かに異なる点は、コネクタ１２［］におけ
る外側のインターフェイス殻１２３が迅速分離タイプの
ものであり、そしてコネクタ１３０の外側のインターフ
ェイス殻１２５が、外側へネジ山を形成されたものであ
る点である。第１１図の迅速分離式コネクタ１２０は、
前記コネクタ族の任意のプラグ形迅速分離式コネクタと
容易に嵌合することができ、一方、ネジ込み式コネクタ
１３０は、前記コネクタ族における任意のネジ込み式プ
ラグ形コネクタと嵌合することができることが明らかな
はずである。

前記膜１２３または１２５には、半径方向へ突出する部
分が設けられ、この突出部分は、前記基部２１に横断状
態に重なる端部上でフランジ１２３ａまたは１２５ａの
形態となっている。前記接地脚２２の突片４２は、内側
へ、且つ前記フランジ１２３ａまたは１２５ａの上へ変
形される。端キャップ１２４により被覆される細溝状開
口１２３ｂまたは１２５ｂは、対応するフランジ１２３
ａまたは１２５ａを通り、且つ前記膜１２３または１２
５の側部を通って、横方向に延在している。前記接点１
２２は、対応する絶縁本体１２１内に嵌合するよう、対
応する細溝１２３ｂまたは１２５ｂに沿って挿入される
。前記本体１２１は、その側部に細溝１２２ａを有する
とともに、前記基部２１により受容される自らの端部を
有している。

次に、本発明の同軸コネクタ族は、同軸電気ケーブルの
終端を形成するように構成されるコネクタも備えている
。第１３〜１５図は、例えば、ケーブルの終端を形成す
るための、本発明による迅速分離タイプのジャック形同
軸コネクタを示している。

第１３〜１５図のコネクタは、全体を参照数字２００で
指示され、且つジャック形副組立体２０１と、接点副組
立体２０２と、導電性部材２０３とから構成される組立
体を備えている。前記ジャック形副組立体２０１は、導
電性の外殻２０６と、外殻２０６内に支持される誘電性
の絶縁部材２０７とを備えている。前記接点副組立体２
０２は中央接点２０８で構成され、この中央接点２０８
は、図示の実施例においては、雌接点と、誘電性の絶縁
材料からなる基部２０９とを備え、基部２０９は、中央
接点２０８上の半径方向外側へ突出している複数の部分
２０５の周りにおける領域内に鋳込まれている。前記導
電性部材２０３は、内部孔２１１を有するほぼ管形の止
め環からなり、この止め環は、黄銅もしくは他の適宜の
導電性材料からなり、また前記導電性部材２０３は外表
１１ｉ１ｉ２１２を備え、この外表面２１２は、複数の
環状溝２１３と、キザキザ部分２１４とを含んでいる。

コネクタ２００を組み立てる方法は、第１３〜１５図に
示されている。同軸電気ケーブル２２０を最初に用意す
るために、それの外側ジャケット２２１の一部が除去さ
れて、当該ケーブル２２０の外側の導電性シース２２２
の成る長さが露出される。それから、内側の絶縁層２２
３の、より短い部分が除去されて、第１３図に示されて
いるように、前記ケーブル２２０の中央導体２２４の成
る長さが露出される。次に、止め環２０３が、ケーブル
２２０の外側ジャケットの上へ摺動され、次いで外側の
導電性シース２２２が、第１３図に示されているように
、外側へファン状に広げられる。次に、ケーブル２２０
の中央導体２２４が、中央接点２０８の導体受容通路２
２６内へ挿入され、そして中央接点２０８が中央導体２
２４の周囲に圧着されて、中央導体２２４をそれに固く
取り付ける。中央導体２２４が通路２２６内へ挿入され
るとき、接点副組立体２０２の成形された基部２０９は
、前記ファン状に外側へ広げられた導電性シース２２２
に当たって加圧し、当該シース２２２が第１４図に示さ
れているように折返されるようにする。

次に、中央接点副組立体２０２は、第１４および１５図
に示されているように、前記コネクタの外殻２０６の中
まで軸方向に挿入される。挿入が続けられて、基部２０
９の正面２２５は、前記殻内の誘電性絶縁部材２０７の
後面２２７に当接し、そして中央接点２０ｇが、第１５
図に示されているように、絶縁部材２０７の通路２２８
内へ完全に挿入され、その結果、中央接点２０８は、前
記絶縁性基部２０９および前記誘電性絶縁部材２０７に
より包囲される。

その後、止め環２０３が、外殻２０６の後部の中まで、
軸方向に挿入され、その結果、止め環２０３は、同じく
第１５図に示されているように、絶縁性基部２０９に係
合する。止め環２０３の外径は、外殻２０６の内径より
も僅かに小さくなっている。しかし、止め環２０３が外
殻２０Ｂの中へ入る際には、ケーブル２２０のうちの折
返された外側導電性シース２２２が、止め環２０３の外
表面と、外殻２０Ｂの内表面との間に捕捉され、そして
外側導電性シースの厚さ分が増加される結果、止め環２
０３は緊密な嵌合状態で外殻２０Ｂ内に受容され、それ
ゆえ、止め環２０３は外殻２０Ｂ内に固く且つ信頼性を
以て固定され、それにより、前記コネクタの各構成要素
を互いに固定させるとともに、外側導電性シース２２２
を止め環２０３と外殻２０６との間に固く固定する。

従来のコネクタにおいては、前記外側導電性シースを複
数の構成要素間に圧着する必要があるのが普通であった
。本発明においては、止め環２０３を外殻２０Ｇの中へ
向けて軸方向に簡単に挿入するだけで、外側導電性シー
ス２２２は外殻２０Ｂと止め環２０３との間に信頼性を
以て保持され、それゆえ、圧着は必要がなく、従って、
コネクタ全体の組立工程が簡単となる。止め環２０３の
外表面２１２の溝２１３およびギザギザ表面部分２１４
が有効に保証することは、前記外側の導電性シースが前
記止め環および前記外殻の間に固く保持されることと、
前記止め環が前記外殻内に固く保持されることである。

外殻２０Ｂ上の環状フランジ２１０は、前記止め環が前
記外殻の中まで軸方向に挿入される間に、前記外殻を保
持する適宜の工具のための軸受は表面を用意する。

第１６および１７図は、本発明の同軸電気コネクタ族の
さらに他のケーブル終端形成用コネクタを示している。

第１６図は、迅速分離タイプのプラグ形コネクタ３００
を示し、第１７図はネジ込みタイプのプラグ形コネクタ
３２０を示している。コネクタ３００および３２０の各
々は、外殻３０２、および誘電性絶縁部材３０３を備え
る外殻副組立体３０１と、ビン接点タイプの中央接点３
０５、およびこの中央接点３０５を包囲する成形された
絶縁基部３０Ｂを備える中央接点副組立体３０４と、コ
ネクタ２００における止め環と同一の導電性部材もしく
は止め環２０３とを包含している。

第１８および１７図を再考察することから当然明らかと
なるように、コネクタ３００および３２０は、コネクタ
３２０の外殻副組立体に、内側へネジ山を形成されたカ
ラー３２２が追加されていることを除き、互いに同一と
なっている。

コネクタ３００は、コネクタ２００と、または前記コネ
クタ族のうちの印刷回路基板へ取り付けられるジャック
形迅速分離式コネクタの任意のものと嵌合されることが
可能である。同様に、コネクタ３２０は、前記コネクタ
族のうちのネジ込み式ジャック形コネクタの任意のもの
と嵌合されることが可能である。

当然明らかであるように、本実施例のケーブル終端形成
用コネクタは、誘電性絶縁本体および接地経路を設ける
ための構造も備えており、当該誘電性絶縁本体および接
地経路を設けるための構造は、それぞれ２つの構成要素
で形成されている。

すなわち、前記誘電性絶縁本体は、絶縁基部２０９もし
くは３０６と、誘電性絶縁部＋４２０７もしくは３０３
とにより設定され、また前記接地経路用意構造は、外殻
２０６もしくは３０２と、止め環２０３とにより設定さ
れている。前記基板へ取り付けられるコネクタにおける
場合と同様、前記誘電性絶縁本体および前記接地経路用
意構造をそれぞれ２つの部品で形成することは、前記コ
ネクタの組立を容易にし、在庫品（目録）調べの必要性
を減少させ、そして構成要素が１つ以上のコネクタによ
り共用されるのを可能にする。

本発明は、多数の他の形態を取ることができる。

例えば、幾つかのコネクタのタイプおよびスタイルを図
示してここに説明したが、本発明のコネクタ族は多数の
他のコネクタを含むことができ、例えば、ケーブルの終
端を形成するための直角コネクタ、および集団的に取り
付けられるようにまとめて構成されたコネクタを含むこ
とができる。本発明は、特許請求の範囲内で、多数の他
の形態を取ることができることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る印刷回路基板のための迅速分離
タイプのジャック形同軸電気コネクタの分解斜視図であ
る。 第２図は、第１図のコネクタの組立後の斜視図である。 第３図は、第１図および第２図のコネクタの組立後の断
面側面図である。 第４図は、本発明のコネクタを印刷回路基板へ取り付け
るための当該印刷回路基板における穴パターンもしくは
足跡を示す要部平面図である。 第５図は、印刷回路基板のための本発明に係る迅速分離
タイプのプラグ形同軸電気コネクタの斜視図である。 第６図は、第５図のコネクタの断面側面図である。 第７図は、印刷回路基板のための本発明に係るネジ込み
タイプのジャック形同軸電気コネクタの斜視図である。 第８図は、第７図のコネクタの断面側面図である。 第９図は、印刷回路基板のための本発明に係るプラグ形
同軸電気コネクタの斜視図である。 第１０図は、第９図のコネクタの断面側面図である。 第１１図および第１２図は、それぞれ、印刷回路基板の
ための本発明に係る迅速分離タイプおよびネジ込み式の
直角同軸電気コネクタの断面図である。 ｍ１３図は、ケーブルの終端を形成するための本発明に
係る迅速分離タイプのジャック形同軸電気コネクタの一
部を断面にした分解図である。 第１４図および第１５図は、それぞれ、第１３図のコネ
クタが部分的に組み立てられた状態、および完全に組み
立てもれた状態を示す断面図である。 ｍ１８図は、ケーブルの終端を形成するための本発明に
係る迅速分離タイプのプラグ形同軸電気コネクタの部分
断面図である。 ｆｆ１１７図は、ケーブルの終端を形成するための本発
明に係るネジ込みタイプのプラグ形同軸電気コネクタの
部分断面図である。 １０・・・ジャック形コネクタ　１２・・・印刷回路基
板２１・・・絶縁性基部　　　　　２２・・・接地脚２
３・・・中央接点　　　　　　２４・・・絶縁本体（部
材）２Ｇ・・・導電性外殻　　　　　３１・・・本体部
分３２・・・足部分　　　　　　　３３・・・表　面３
４ａ　、　３４ｂ・・・側部　　　　３６・・・溝（細
溝）３７・・・孔　　　　　　　　　３７ａ・・・上部
孔部３７ｂ・・・下部孔部　　　　　４０・・・本体部
分４１・・・脚部分　　　　　　４２．４３・・・突　
片４４・・・開口（穴）４５・・・フランジ４７・・・
雌形レセプタクル接点部分 ４８・・・ビン部分（端子）４９・・・フランジ５１・
・・フランジ　　　　　　６０・・・印刷回路基板６１
、８２．６３．６４・・・六　　　６５・・・プラグ形
コネクタ７１・・・中央接点　　　　　　７２・・・絶
縁部材７３・・・外　殻　　　　　　　７４・・・ビン
接点部分７Ｇ・・・ビン部分　　　　　　７７、７８・
・・フランジ７９・・・バネ部材 １００・・・ジャック形コネクタ １０２・・・外　殻　　　　　　１１０・・・プラグ形
コネクタ＋２０・・・ワンタッチ式ジャック形コネクタ
１２１・・・絶縁部材　　　　　１２２・・・中央接点
１２３・・・外側インターフェイス酸 １２３ａ・・・フランジ　　　　１２３ｂ・・・細溝開
口１２４・・・端キャップ １２５・・・外側インターフェイス酸 １２５ａ・・・フランジ　　　　　１２５ｂ・・・細溝
開口１３０・・・ネジ込み式ジャック形コネクタ２００
・・・ジャック形コネクタ ２０１・・・ジャック形副組立体 ２Ｇ２・・・接点副組立体　　　２０３・・・導電性部
材２０５・・・突出部　　　　　　２０Ｂ・・・外　殻
２０７・・・絶縁部材　　　　　２０８・・・中央接点
２０９・・・基　部　　　　　　２１１・・・内部孔２
１２・・・外表面　　　　　　２１３・・・環状溝２２
１・・・外側ジャケット　　２２２・・・外側導電性シ
ース２２３・・・内側絶縁層　　　　２２４・・・中央
導体２２５・・・正　面　　　　　　２２６・・・導体
受容通路３００・・・ワンタッチ式プラグ形コネクタ３
０２・・・外　殻　　　　　　３０３・・・絶縁部材３
０４・・・中央接点副組立体　３０５・・・中央接点３
０６・・・絶縁基部 ３２０・・・ネジ込み式プラグ形コネクタ手続補正害（
方式） 平成０１年０５月０８日 平ｆｔ、０１　　年　　持　ｒ４ＩＲ第０２３．６５６
　　号２、　発明の名称 同軸電気コネクタおよびその組立方法 ３、　補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 名　称　アンプ　インコーホレーテッド４、代理人 ５、　１正命令の日付 ４＋ 平成０１　年０４　月　２５　日　　（発送臼）６、補
正の対象　図　面 ７、補正の内容　手書き図面を昌入れ図面に補正する。 （内容に変更なし）

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の構成部品から同軸電気コネクタ（１０、６
   ５、１００、１１０、１２０、１３０、２００、３００
   、３２０）を組み立てる方法であって、 中央接点（２３、７１、１２２、２０８、３０５）の外
   側へ突出した部分（４９、２０５）を誘電性絶縁基部（
   ２１、２０９、３０６）に係合させながら、当該絶縁性
   基部（２１、２０９、３０６）および誘電性絶縁基部（
   ２４、７２、１２１、２０７、３０３）で前記中央接点
   （２３、７１、１２２、２０８、３０５）を同心的に包
   囲する工程と、 前記中央接点（２３、７１、１２２、２０８、３０５）
   および前記誘電性絶縁部材（２４、７２、１２１、２０
   ７、３０３）を導電性外殼（２６、７３、１０２、１２
   ３、１２５、２０６、３０２）で同心的に包囲しながら
   、当該導電性外殻（２６、７３、１０２、１２３、１２
   ５、２０６、３０２）を前記基部（２１、２０９、３０
   ６）へ組み付ける工程と、 前記導電性部材（２２、２０３）が前記基部（２１、２
   ０９、３０６）に係合し且つ横断状態に重なっている間
   に、および前記基部（２１、２０９、３０６）が前記誘
   電性絶縁部材（２４、７２、１２１、２０７、３０３）
   を受容している間に、導電性部材（２２、２０３）を前
   記殼（２６、７３、１０２、１２３、１２５、２０６、
   ３０２）へ固定する工程と、を具備する同軸電気コネク
   タの組立方法。
2. （２）前記導電性部材（２２）が、導電性接地脚（２２
   ）を備え、この接地脚（２２）は、前記コネクタ（１０
   、６５、１００、１１０、１２０、１３０）を印刷回路
   基板（１２、６０）へ取り付けるための複数の下方へ突
   出した脚（４１）を有し、また、前記導電性部材（２２
   ）を前記殼（２６、７３、１０２、１２３、１２５）へ
   固定する前記工程は、前記殼（２６、７３、１０２、１
   ２３、１２５）を前記導電性部材（２２）へ固定するた
   めに、前記接地脚（２２）上の変形可能な突片（４２）
   を前記殼（２６、７３、１０２、１２３、１２５）の上
   へ変形させることを含んでいることを特徴とする請求項
   １記載の方法。
3. （３）前記接地脚（２２）を前記基部（２１）へ固定し
   、それにより前記誘電性絶縁部材（２４、７２、１２１
   ）および前記中央接点（２３、７１、１２２）がそれら
   の間に保持されるようにするため、前記接地脚（２２）
   上の他の変形可能な突片（４３）を前記基部（２１）の
   周りに変形させる工程をさらに具備していることを特徴
   とする請求項２記載の方法。
4. （４）前記導電性部材（２０３）が、前記コネクタ（２
   ００、３００、３２０）を同軸電気ケーブル（２２０）
   の端部へ取り付けるための止め環（２０３）を備え、ま
   た、前記導電性部材（２０３）を前記殼（２０６、３０
   ２）へ固定する前記工程は、前記止め環（２０３）を前
   記殼（２０６、３０２）の内側へ、両者間に相互干渉的
   嵌着が生じる状態に固定するために、前記止め環（２０
   ３）を前記殼（２０６、３０２）の中まで軸方向へ挿入
   することを含んでいることを特徴とする請求項１記載の
   方法。
5. （５）前記同軸ケーブル（２２０）が、前記中央接点（
   ２０８、３０５）へ接続されるように構成された中央導
   体（２２４）と、前記外殻（２０６、３０２）へ接続さ
   れるように構成された外側の導電性シース（２２２）と
   を備え、また、前記止め環（２０３）を前記殼（２０８
   、３０２）の中へ向けて軸方向に挿入する前記工程が、
   前記ケーブル（２２０）の前記外側導電性シース（２２
   ２）を前記殼（２０６、３０２）および前記止め環（２
   ０３）の間へ、両者間に前記干渉嵌着が生じる状態で固
   定する工程を含んでいることを特徴とする請求項４記載
   の方法。
6. （６）印刷回路基板（１２、６０）のための同軸電気コ
   ネクタ（１０、６５、１００、１１０、１２０、１３０
   ）であって、複数の構成部品から組み立てられる当該コ
   ネクタ（１０、６５、１００、１１０、１２０、１３０
   ）において、当該同軸電気コネクタが、印刷回路基板（
   １２、６０）の表面上に休止するように構成された絶縁
   性基部（２１）と、この基部（２１）により支持される
   導電性接地脚（２２）とを具備し、この接地脚（２２）
   は、下方へ突出した複数の脚（４１）を備え、当該脚（
   ４１）は、前記基板（１２、６０）上の導電性経路へ電
   気的に接続されるよう、前記印刷回路基板（１２、６０
   ）における開口（６１、６３、６４）へ入るように構成
   されており、また前記コネクタ（１０、６５、１００、
   １１０、１２０、１３０）は、中央接点（２３、７１、
   １２２）を具備し、この中央接点（２３、７１、１２２
   ）は、印刷回路基板（１２、６０）上の導電性経路へ電
   気的に接続されるよう、当該基板（１２、６０）内の開
   口（８２）に入るように構成された第１接点部分（４８
   、７６）と、補完的な同軸コネクタの中央接点に嵌合す
   るように構成された第２接点部分（４７、７４）とを有
   し、また前記コネクタ（１０、６５、１００、１１０、
   １２０、１３０）は、前記第２接点部分（４７、７４）
   をほぼ包囲する誘電性絶縁部材（２４、７２、１２１）
   と、当該コネクタ（１０、６５、１００、１１０、１２
   ０、１３０）用のシールドを用意するために、前記第２
   接点部分（４７、７４）をほぼ包囲する導電性外殻（２
   ６、７３、１０２、１２３、１２５）とを具備している
   ことを特徴とする同軸電気コネクタ。
7. （７）前記基部（２１）が、これの周りの互いに離間さ
   れた各位置に、垂直方向に延びる複数の溝（３６）を設
   けられ、また、前記接地脚（２２）のうちの下方へ突出
   している前記複数の脚（４１）が、前記基部（２１）内
   の複数の溝（３６）に整列され、且つ当該溝（３６）の
   中に入ることを特徴とする請求項６記載の同軸電気コネ
   クタ。
8. （８）前記下方へ突出している複数の脚（４１）が３本
   の脚（４１）からなり、また、前記基部（２１）の周囲
   部が４つの周囲側部（３４ａ、３４ｂ）を含み、当該４
   つの側部（３４ａ、３４ｂ）のうちの３つの側部（３４
   ａ）の各々が、前記３本の脚（４１）のうちの１つを受
   容するために前記複数の溝（３６）のうちの１つを含み
   、前記第４の側部（３４ｂ）は溝（３６）を含んでいな
   いことを特徴とする請求項７記載の同軸電気コネクタ。
9. （９）前記基部（２１）は、これを貫通する軸方向の孔
   （３７）を有し、この軸方向の孔（３７）は、直径を拡
   大された第１上部孔部（３７ａ）と、直径を減少された
   第２下部孔部（３７ｂ）とを含み、また、前記中央接点
   （２３、７１、１２２）が、外側へ突出した環状フラン
   ジ（４９）を備え、このフランジ（４９）は、前記中央
   接点（２３、７１、１２２）を前記基部（２１）上に支
   持するとともに、前記第１接点部分（４８、７６）が前
   記基部（２１）の下部孔部（３７ｂ）に入るようにする
   ため、ほぼ前記第１接点部分（４８、７６）および前記
   第２接点部分（４７、７４）の間に位置することを特徴
   とする請求項６記載の同軸電気コネクタ。
10. （１０）前記誘電性絶縁部材（２４、７２）が、それの
    基部の周囲に、外側へ突出した環状フランジ（４５、７
    ７）を備え、このフランジ（４５、７７）は、前記基部
    （２１）の上部孔部（３７ａ）の中に受容されるもので
    あり、前記基部（２１）および前記誘電性絶縁部材（２
    ４、７２）は、これらの間に前記中央接点（２３、７１
    ）の環状フランジ（４９）を締付けるよう、互いに協働
    することを特徴とする請求項９記載の同軸電気コネクタ
    。
11. （１１）前記接地脚（２２）が、前記コネクタ（１０、
    ６５、１００、１１０、１２０、１３０）の組立の間に
    、当該コネクタの各構成部品を互いに対して固定させる
    ための複数の変形可能な突片（４２、４３）を備えてい
    ることを特徴とする請求項６記載の同軸電気コネクタ。
12. （１２）前記複数の変形可能な突片（４２、４３）が、
    前記接地脚（２２）を前記基部（２１）に対して固定し
    て、これらの間に前記中央接点（２３、７１、１２２）
    および誘電性絶縁部材（２４、７２、１２１）を締付け
    るための下方へ突出した複数の突片（４３）と、前記外
    殻（２３、７３、１０２、１２３、１２５）を前記接地
    脚（２２）に対して固定するための上方へ突出した複数
    の突片（４２）とからなっていることを特徴とする請求
    項１１記載の同軸電気コネクタ。
13. （１３）前記外殻（２３、７３、１０２、１２３、１２
    ５）が、その基部の周囲に、外側へ突出した環状フラン
    ジ（５１、７８、１２３ａ、１２５ａ）を備え、前記上
    方へ突出した突片（４２）は、前記外殻（２３、７３、
    １０２、１２３、１２５）を前記接地脚（２２）へ固定
    するために、前記外殻（２３、７３、１０２、１２３、
    １２５）のフランジ（５１、７８、１２３ａ、１２５ａ
    ）の上へ変形可能であることを特徴とする請求項１２記
    載の同軸電気コネクタ。
14. （１４）前記絶縁基部（２１）および前記誘電性絶縁部
    材（２４、７２、１２１）が、前記中央接点（２３、７
    １、１２２）を同心的に包囲するとともに、前記コネク
    タ（１０、８５、１００、１１０、１２０、１３０）の
    ための誘電性絶縁本体の第１および第２の別々の部品か
    らなることを特徴とする請求項１記載の同軸電気コネク
    タ。
15. （１５）前記接地脚（２２）および前記外殻（２６、７
    ３、１０２、１２３、１２５）が、前記コネクタ（１０
    、６５、１００、１１０、１２０、１３０）を通る接地
    経路を設けるための構造の、第１および第２の別々の部
    品を備えていることを特徴とする請求項１記載の同軸電
    気コネクタ。
16. （１６）前記接地脚（２２）が、打ち抜いて形成された
    区域を備え、前記外殻（２６、７３、１０２、１２３、
    １２５）が、機械加工された区域を備えていることを特
    徴とする請求項１５記載の同軸電気コネクタ。
17. （１７）中央導体（２２４）、および導電性外側シース
    （２２２）を備えている同軸電気ケーブル（２２０）の
    終端を形成するための同軸電気コネクタ（２００、３０
    ０、３２０）において、外側の導電性殼（２０６、３０
    ２）と、この外殻（２０６、３０２）内に支持される中
    央接点（２０８、３０５）とを具備し、前記ケーブル（
    ２２０）の前記中央導体（２２４）は、前記中央接点（
    ２０８、３０５）へ接続されるように構成されており、
    また前記同軸電気コネクタ（２００、３００、３２０）
    は止め環（２０３）を具備し、この止め環（２０３）は
    、前記外殻（２０６、３０２）の内部に支持され、その
    際、前記ケーブル（２２０）の導電性外側シース（２２
    ２）は、前記止め環（２０３）と、前記外殻（２０６、
    ３０２）との間に保持され、前記止め環（２０３）は、
    前記導電性外側シース（２２２）が当該止め環（２０３
    ）と前記外殻（２０６、３０２）との間に保持されると
    き、当該止め環（２０３）と前記外殻（２０６、３０２
    ）との間の相互干渉的嵌着により、前記外殼（２０６、
    ３０２）内に保持されるように構成されていることを特
    徴とする同軸電気コネクタ。
18. （１８）前記止め環（２０３）が、前記外殻（２０６、
    ３０２）の中まで軸方向に挿入され、その際、前記導電
    性外側シース（２２２）が当該止め環（２０３）の周囲
    に折返されて、当該止め環（２０３）を前記外殻（２０
    ６、３０２）内に圧着させるとともに、前記導電性シー
    ス（２２２）が当該止め環（２０３）と前記外殻（２０
    ６、３０２）との間に固定されることを特徴とする請求
    項１７記載の同軸電気コネクタ。
19. （１９）前記外殻（２０６、３０２）が、その周囲に、
    外側へ突出した環状フランジ（２１０）を備え、このフ
    ランジ（２１０）は、前記止め環（２０３）を前記外殻
    （２０６、３０２）内へ挿入する間に、前記外殻（２０
    ６、３０２）を支持するための軸受表面を用意するため
    のものであることを特徴とする請求項１８記載の同軸電
    気コネクタ。
20. （２０）前記外殻（２０６、３０２）内に支持される誘
    電性絶縁部材（２０７、３０３）と、前記中央接点（２
    ０８、３０５）の一部を包囲する絶縁性基部（２０９、
    ３０６）とをさらに備え、当該誘電性絶縁部材（２０７
    、３０３）および絶縁性基部（２０９、３０６）は、前
    記中央導体（２０８、３０５）を同心的に包囲する絶縁
    本体を構成するよう、前記コネクタ（２００、３００、
    ３２０）を組み立てる間に、互いに係合することを特徴
    とする請求項１７記載の同軸電気コネクタ。