JPH0127886Y2 - - Google Patents

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JPH0127886Y2
JPH0127886Y2 JP5091684U JP5091684U JPH0127886Y2 JP H0127886 Y2 JPH0127886 Y2 JP H0127886Y2 JP 5091684 U JP5091684 U JP 5091684U JP 5091684 U JP5091684 U JP 5091684U JP H0127886 Y2 JPH0127886 Y2 JP H0127886Y2
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JP
Japan
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pressure
container
aerosol
outer cylinder
small hole
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JP5091684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はエアゾール用耐圧容器に関する。さら
に詳しくは、金属腐食性の内容物を使用するエア
ゾール製品に採用される耐圧容器に関する。
〔従来技術〕
従来より市場に出廻つている多数のエアゾール
製品は、耐圧性の問題からほとんどのものが金属
性の耐圧容器を採用している。そのため従来のエ
アゾール製品の内容物は金属に対する反応性の低
いものに限られている。
ところが最近ではエアゾール製品の多様化の要
求に伴ない、金属に対する反応性の高い内容物に
ついてもエアゾール製品化が試みられており、そ
のような内容物を安全に充填しておくことができ
る耐圧容器が各種提案されている。
そのような耐圧容器として、金属容器の内面に
樹脂塗装を施すことにより、内容物が直接金属容
器に接触しないように構成したものが知られてい
るが、このものは樹脂被覆が薄いため金属容器を
内容物から充分に保護することができないという
欠点がある。
そこでそのような欠点を解消するため、金属容
器の内側にあらかじめ別成形した合成樹脂製の内
筒を嵌合させた二重容器を採用することが検討さ
れている。
ところがかかる二重容器においても、合成樹脂
製の内筒が内容物によつて膨潤や亀裂を生じた
り、あるいは内筒が外部の温度変化や機械的な力
を受けて亀裂するばあいがある。そのようなばあ
い内容物が金属容器と反応して内容物の効果が低
下したり、金属容器が腐蝕して内容物が漏洩した
り、ガスが発生して耐圧容器の内圧を高め、耐圧
容器全体を破壊してしまうことがある。
かかる問題は合成樹脂製の内筒の安定性および
強度を高めることによりある程度解消することが
できるが、長期間市場に出廻つているエアゾール
製品の外部環境の変化は予想しがたく、完全な解
決方法はいまだ見出されていない。
〔考案の目的〕
本考案は叙上の問題に鑑みてなされたものであ
り、万一金属容器と内容液とが反応も生じてガス
が発生しても、耐圧容器が破壊されるといつた最
悪の事態を回避しうるエアゾール用耐圧容器を提
供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
叙上の目的を達成するため、本考案のエアゾー
ル用耐圧容器は、その上端開口部の周縁にエアゾ
ール用バルブを嵌合するための嵌合部が設けられ
た耐圧性の金属製の外筒と、該外筒内に嵌着され
た合成樹脂製の内筒とからなり、前記外筒に小孔
が貫通されてなることを構成上の特徴としてい
る。
〔実施態様〕
つぎに図面を参照しながら本考案の耐圧容器を
説明する。
第1図は本考案の耐圧容器を備えたエアゾール
製品の一例を示す断面図、第2〜4図はそれぞれ
本考案の耐圧容器の実施例を示す要部断面図であ
る。
第1図において1は耐圧容器である。耐圧容器
1はアルミニウムまたはブリキなどの金属板から
一体に形成された耐圧性の外筒2と、外筒2の内
部に嵌着された合成樹脂製の内筒3とから二重に
構成されている。外筒2の上端開口部4の周縁に
は外側にカールしたビード部5が形成されてい
る。ビード部5はエアゾール用バルブ6を嵌合す
るための嵌合部を構成している。
前記内筒3はたとえばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロンなどの合成樹脂フイルム、また
はポリエチレンとナイロンとの組み合わせなどの
積層フイルムから有底筒状に形成されている。
第2図に示されるように、外筒2のビード部5
の近辺には小孔7の穿設されている。小孔7の直
径はできるだけ小さくするのが好ましく、加工の
容易性や発生したガスの逃げやすさなどを考慮す
れば、0.15〜0.8mm程度、なかんづく0.2〜0.3mm程
度が好ましい。
すなわち小孔7の直径を小さくするときは、第
3図に示されるように内圧Pが大きいばあいで
も、内筒3の小孔7内に入り込むような変形が防
止される。また前記フイルムの厚さも耐圧容器1
内の圧力や小孔7の直径に応じて適宜選択しうる
が、通常厚さ0.05〜1.0mm程度のフイルムが使用
され、0.2〜0.25mm程度がとくに好ましい。また
内筒3の底部3aの厚さはいくらか厚く、たとえ
ば0.4〜0.5mm程度にしておくのが好ましい。
小孔7は外部から見えにくい部位に形成するの
が好ましく、たとえば第2図のようにビード部5
のすぐ下の位置、または第4図に示されるように
ビード部5の内面側に形成するのが好ましい。
第4図に示されるようにビード部5の内面側に
小孔7を形成するときは、使用者などが小孔7に
いたずらをすることを防止しうるという利点があ
る。
なお第4図において、バルブ6のマウンテイン
グキヤツプ8とビード部5とはそれらの根元部9
でたがいに密着しているのではなく、ゴム層10
によつてシール性が維持されている。根元部9に
は部分的に隙間が設けられており、そのため小孔
7は外筒2と内筒3の間の空間11と連通してい
る。
本考案において小孔7の個数はとくに限定され
るものではない。また小孔7を外筒2の胴部8や
底部9に設けてもよい。また耐圧容器1を塗装す
る際、小孔7で塗膜で塞ぎ、外側から見えないよ
うにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案の耐圧容器は、不可抗力により万一内筒
が破損し、内容液が金属製の外筒と接触してガス
を発生したばあいでも、ガスが小孔から徐々に逃
げるため、耐圧容器の内圧の上昇が防止され、耐
圧容器の破裂などが防止されるというすぐれた効
果を奏する。また本考案の耐圧容器は外筒と内筒
が組み合わされたものであるため、通常の状態に
おいて耐圧容器内に充填した原液や噴射用のガス
などが小孔7から漏れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐圧容器を備えたエアゾール
製品の一例を示す断面図、第2〜4図はそれぞれ
本考案の耐圧容器の実施例を示す要部断面図であ
る。 図面の主要符号、1:耐圧容器、2:外筒、
3:内筒、4:上端開口部、7:小孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 その上端開口部の周縁にエアゾール用バルブ
    を嵌合するための嵌合部が設けられた耐圧性の
    金属製の外筒と、該外筒内に嵌着された合成樹
    脂製の内筒とからなり、前記外筒に小孔が貫通
    されてなるエアゾール用耐圧容器。 2 前記嵌合部がビード部であり、該ビード部の
    内面側に前記小孔が貫通されてなるエアゾール
    用耐圧容器。
JP5091684U 1984-04-06 1984-04-06 エアゾ−ル用耐圧容器 Granted JPS60163276U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5091684U JPS60163276U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 エアゾ−ル用耐圧容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5091684U JPS60163276U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 エアゾ−ル用耐圧容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60163276U JPS60163276U (ja) 1985-10-30
JPH0127886Y2 true JPH0127886Y2 (ja) 1989-08-24

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ID=30569493

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5091684U Granted JPS60163276U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 エアゾ−ル用耐圧容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513753Y2 (ja) * 1987-04-01 1993-04-12

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Publication number Publication date
JPS60163276U (ja) 1985-10-30

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