JPH01276933A

JPH01276933A - 変圧器バイパス回路

Info

Publication number: JPH01276933A
Application number: JP10620588A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Uchida; 宏志打田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-04-28
Filing date: 1988-04-28
Publication date: 1989-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、電力用変圧器を含む既設の電源線等を通信
回線として利用可能にする変圧器バイパス回路に関する
。

（従来の技術）近年、複数のパーソナルコビュータ間、パーソナルコビ
ュータとワークステーション、ミニコンピユータあるい
はメインフレーム（以下コンピュータ等とする）間、も
しくはコンピュータ等とその端末間において、比較的低
速の通信力叩常的に行なわれるようになってきている。

この種の通信では信号回線の質（伝送速度やエラーレー
トなど）が問われることはあまり無く、むしろ既設の電
源回路を利用するなどした経済性や施設の簡易性が重視
される。また、既設の工場内でＦＡ端末やＰＯ８端末が
多用されるようになると専用の通信回線のないところで
各種端末を使用する要求が増えてくる。

（発明の課題）このような要求に応える方法として、工場構内の専用電
源線（単相）を通信回線として利用することが考えられ
る。しかし、通常、電源線には低周波電力変換を主眼に
設計された変圧器が介挿されており、この変圧器が電源
線上の比較的周波数の高い送信信号伝送を阻害あるいは
遮断する。

いま、例えば送信側端末が変圧器の一次回路に接続され
、受信側コンピュータが変圧器の二次回路に接続される
場合を考えてみる。この場合、変圧器−次回路には端末
からの高周波送信信号が重畳されているが、送信信号に
とって電源用変圧器は狭帯域のバンドパスフィルタとし
て作用するから、送信信号はこの変圧器を完全には通過
できない、する、と、電源線を通信回線として利用する
ことが不可能となる。

この発明は、上記したような変圧器による信号遮断を防
ぐことにより、既設の電源線等を通信回線に利用可能に
する変圧器バイパス回路を提供することを目的とする。

［発明の構成］（発明の課題を解決するための手段）この発明に係る変圧器バイパス回路は、変圧器−次（又
は二次）回路の電源電圧（又は電源電流）に重畳された
送信信号を抽出する手段と、この手段で抽出した信号を
変圧器二次（又は−次）回路の電源電圧（又は電源電流
）に再重畳する手段を具備している。

（作用）例えば送信側端末が電源変圧器の一次回路に接続され、
受信側コンピュータがこの変圧器の二次回路に接続され
る場合を考えてみる。この場合、端末からの送信信号は
狭帯域電源変圧器を通過できない。この発明の変圧器バ
イパス回路は、変圧器−次回路から送信信号成分を抽出
し、抽出した信号を適宜増幅／波形整形した信号を変圧
器二次回路へ送出する。こうして比較的広帯域の送信信
号が狭帯域電源変圧器をバイパスできるようにする。

（実施例）第１図はこの発明の一実施例に係る変圧器バイパス回路
を示すブロック図である。

変圧器ＰＴの一方巻線（−次）および他方巻線（二次）
には、それぞれ、５０〜６０Ｈｚの低周波電力を伝える
電力線Ｌ１およびＦ２が接続されている。この電力線Ｌ
１、Ｆ２上には、通常１００Ｈｚ以上の高周波電気信号
（送信信号）が重畳される。

電力線Ｌ１はヒユーズＦ１、Ｆ２を介して絶縁形層波数
信号抽出回路１０に接続される。抽出回路１０の入力部
は信号変圧器又は光カプラ等により電力線Ｌ１から絶縁
されているが、電力線Ｆ１上の送信信号はこの信号変圧
器等を介して抽出回路１０内に取り込まれる。

抽出回路１０によって抽出された信号の中には、送信信
号の他に、信号変圧器等を減衰しながらも通過した電源
周波数成分や送信信号以外の高周波ノイズが含まれてい
る。このようにノイズ等を含んだ信号から目的の送信信
号成分を取り出すために、抽出回路１０の出力信号はバ
ンドパスフィルタおよび高／低しベルカット回路１２へ
送られる。

回路１２内では、送信信号以外のノイズ等の周波数成分
が図示しないバンドパスフィルタにより除去される。

また、送信信号が本来持つべき信号電圧レベルの上限値
以上の信号成分およびこの電圧レベルの下限値以下の信
号成分も、図示しない高／低しベルカット回路により除
去される。（この高／低°レベルカット回路は、たとえ
ば高低２つの比較レベルをもつウィンドウコンパレータ
により構成できる。）このようにして信号周波数および
信号レベルの両面から不用信号成分を取り除くことによ
り、本来の送信信号の周波数成分だけを確実に得ること
ができる。

上記回路１０および１２は、変圧器ＰＴの一方巻線側電
力線Ｌ１上の電力から送信信号の周波数成分に対応する
周波数信号を抽出する信号抽出手段を構成している。

バンドパスフィルタおよび高／低しベルカット回路１２
から得られた送信周波数信号は、波形整形回路１４に入
力され、ここで増幅されたあと波形整形される。増幅／
波形整形後に得られた送信周波数信号は、絶縁形層波数
信号送出回路１６に入力される。送出回路１６は、ヒユ
ーズＦ３、Ｆ４を介して、入力された送信周波数信号に
対応して電力線Ｌ２に送信信号を送り出す、この送出回
路１６の出力部は信号変圧器等を介して電力線Ｌ２から
絶縁されている。

上記回路１４および１６は、信号抽出手段（１０，１２
）により抽出された周波数信号を増幅／整形して送信信
号を作り、この送信信号を変圧器ＰＴの他方巻線側電力
線Ｌ２へ送出する信号送出手段を構成している。

回路１０〜１６に対するＤＣ電源は、電源供給回路１８
から得られる。この回路１８のＡＣ電源入力は、２回路
２接点の電源入力切換スイッチＳＷが第１接点側にセッ
トされているときは電力線Ｌ１から得られ、第２接点側
にセットされているときは電力線Ｌ２から得られる。

なお、　電源供給回路１８のＡＣ入力はそのＤＣ出力か
ら絶縁されている。

第１図の回路要素１０〜１８、Ｆ１〜Ｆ４およびＳＷは
、この発明に係る変圧器バイパス回路１００の１ユニツ
トを構成している。電力線Ｌ２には、送出回路１６から
送り出された送信信号を受信するコンピュータ等（図示
せず）が接続され　　る。

なお、電力線Ｌ２には送出回路１６からの送信信号の他
に変圧器ＰＴの一次側から二次側へ漏洩する電力線Ｌ１
上の送信信号も存在する。しかしこの漏洩送信信号は送
出回路１６からの送信信号に比べ信号レベルが非常に低
くかつ変圧器ＰＴを通過する際に比較的大きな位相変位
を伴う。このため、電力線Ｌ２に接続されたコンピュー
タ等は漏洩送信信号に影響されないで送出回路１６から
の送信信号に正確に応答できる。

［発明の効果コ以上述べたように、この発明の変圧器バイパス回路では
、変圧器−次回路から送信信号成分を抽出し、抽出した
信号を適宜増幅／波形整形してから波形整形信号を変圧
器二次回路へ送出している。こうして比較的広帯域の送
信信号が狭帯域電源変圧器をバイパスできるようにした
ため、既設の電源線を通信回線として利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る変圧器バイパス回路
を示すブロック図である。１００−−一変圧器バイパス回路、１０−−−絶縁形周
波数信号抽出回路、１２−−−バンドパスフィルタおよ
び高／低しベルカット回路、１４−−−波形整形回路、
１６一−−絶縁形周波数信号送出口路；１８−一一電源
供給回路、ＰＴ−−−変圧器；Ｆ１〜Ｆ４−ｍ−ヒユー
ズ；　５Ｗ−−一電源入力切換スイッチ；Ｌ１、Ｌ２−
ｍ−電力線出願代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】一方巻線および他方巻線を有し電気信号が重畳された電
力を伝える電力線回路内の変圧器に適用されるものであ
って、前記変圧器の一方巻線側電力線回路に接続され、この一
方巻線側電力線回路上の電力から前記電気信号の周波数
成分に対応する周波数信号を抽出する信号抽出手段と；
前記信号抽出手段および前記変圧器の他方巻線側電力線
回路に接続され、抽出された前記周波数信号を増幅／整
形して送信信号を作り、この送信信号を前記変圧器の他
方巻線側電力線回路へ送出する信号送出手段とを具備し
たことを特徴とする変圧器バイパス回路。