JPH0666715B2 - 電源重畳通信装置 - Google Patents
電源重畳通信装置Info
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- JPH0666715B2 JPH0666715B2 JP57160519A JP16051982A JPH0666715B2 JP H0666715 B2 JPH0666715 B2 JP H0666715B2 JP 57160519 A JP57160519 A JP 57160519A JP 16051982 A JP16051982 A JP 16051982A JP H0666715 B2 JPH0666715 B2 JP H0666715B2
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- circuit
- frequency
- signal
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/54—Systems for transmission via power distribution lines
- H04B3/542—Systems for transmission via power distribution lines the information being in digital form
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B2203/00—Indexing scheme relating to line transmission systems
- H04B2203/54—Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
- H04B2203/5404—Methods of transmitting or receiving signals via power distribution lines
- H04B2203/5416—Methods of transmitting or receiving signals via power distribution lines by adding signals to the wave form of the power source
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B2203/00—Indexing scheme relating to line transmission systems
- H04B2203/54—Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
- H04B2203/5429—Applications for powerline communications
- H04B2203/5445—Local network
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- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、電源重畳通信装置、特に送信回路部に特徴
を有する電源重畳通信装置に関する。
を有する電源重畳通信装置に関する。
(ロ)従来の技術 電源重畳通信装置は、通信回線として屋内配電網を利用
し、この屋内配電網にFSKまたはPSK変調方式による高周
波信号を重畳して通信を行うようにしている。この種の
通信装置においても送信側、受信側あるいは屋内配電網
で生じる諸原因によりしばし通信レベルが変動し、通信
の質に影響することがある。
し、この屋内配電網にFSKまたはPSK変調方式による高周
波信号を重畳して通信を行うようにしている。この種の
通信装置においても送信側、受信側あるいは屋内配電網
で生じる諸原因によりしばし通信レベルが変動し、通信
の質に影響することがある。
この対策として、従来は受信側で信号周波数付近の雑音
レベルを検出し、自動利得調整(AGC)を行うようにし
ていた。
レベルを検出し、自動利得調整(AGC)を行うようにし
ていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら受信機側でのAGCのみでは電源線のインピ
ーダンス変動や電源周波数に同期した、たとえば電源周
波数の2倍の周波数の雑音成分の影響等を完全に除去す
ることができなかった。
ーダンス変動や電源周波数に同期した、たとえば電源周
波数の2倍の周波数の雑音成分の影響等を完全に除去す
ることができなかった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、送信側、受信側あるいは屋内配電網で、電源インピ
ーダンスの変動や、電源周波数の2倍の成分と同期した
雑音成分等によって生じる通信レベルの変動を抑制する
電源重畳通信装置を提供することを目的としている。
て、送信側、受信側あるいは屋内配電網で、電源インピ
ーダンスの変動や、電源周波数の2倍の成分と同期した
雑音成分等によって生じる通信レベルの変動を抑制する
電源重畳通信装置を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この発明の電源重畳通信装置は、FSK変調またはPSK変調
された被変調波を通信信号として出力する通信信号源
(1、Em)と、この通信信号源(1、Em)からの通
信信号を屋内配電網に出力する通信信号送出回路(5)
と、この通信信号送出回路(5)に接続され、電源周波
数の2倍程度の周波数の信号に追随せず、電源インピー
ダンス等のゆっくりとした変動に追随する時定数を持つ
時定数回路(C、R)と、この時定数回路(C、R)の
出力を包絡線検波する第1の検波回路(9)と、前記通
信信号源(1、Em)と、通信信号送出回路(5)間に
接続され、前記第1の検波回路(9)の出力に応答し
て、電源インピーダンス等のゆっくりとした変動分を打
消すように利得制御して、送出される通信信号のレベル
を調整する第1の自動レベル制御回路(3)と、前記通
信信号送出回路(5)の出力に応答し、通信信号の中心
周波数(c)近傍の周波数の信号を抽出するバンドパ
スフィルタ(7)と、このバンドパスフィルタ(7)の
出力を受け、電源周波数の2倍 程度の周波数の信号に追随する小さな時定数で包絡線検
波を行う第2の検波回路(8)と、前記通信信号源
(1、Em)と、前記通信信号送出回路(5)間で、前
記第1の自動レベル制御回路(3)に縦続接続され、前
記第2の検出回路(8)の出力でもって、電源周波数の
整数倍で変化する変動分を打消すように利得調整して、
前記送出信号のレベルを調整する第2の自動レベル調整
回路(2)とを備えている。
された被変調波を通信信号として出力する通信信号源
(1、Em)と、この通信信号源(1、Em)からの通
信信号を屋内配電網に出力する通信信号送出回路(5)
と、この通信信号送出回路(5)に接続され、電源周波
数の2倍程度の周波数の信号に追随せず、電源インピー
ダンス等のゆっくりとした変動に追随する時定数を持つ
時定数回路(C、R)と、この時定数回路(C、R)の
出力を包絡線検波する第1の検波回路(9)と、前記通
信信号源(1、Em)と、通信信号送出回路(5)間に
接続され、前記第1の検波回路(9)の出力に応答し
て、電源インピーダンス等のゆっくりとした変動分を打
消すように利得制御して、送出される通信信号のレベル
を調整する第1の自動レベル制御回路(3)と、前記通
信信号送出回路(5)の出力に応答し、通信信号の中心
周波数(c)近傍の周波数の信号を抽出するバンドパ
スフィルタ(7)と、このバンドパスフィルタ(7)の
出力を受け、電源周波数の2倍 程度の周波数の信号に追随する小さな時定数で包絡線検
波を行う第2の検波回路(8)と、前記通信信号源
(1、Em)と、前記通信信号送出回路(5)間で、前
記第1の自動レベル制御回路(3)に縦続接続され、前
記第2の検出回路(8)の出力でもって、電源周波数の
整数倍で変化する変動分を打消すように利得調整して、
前記送出信号のレベルを調整する第2の自動レベル調整
回路(2)とを備えている。
この発明の電源重畳通信装置では、電源インピーダンス
の変動により送出信号が大きくなると、第1の検波回路
の出力も大きくなり、その検波出力により第1の自動レ
ベル制御回路で送出信号が小さくなるように制御され、
逆に電源インピーダンスの変動により送出信号が小さく
なると、第1の検波回路の出力を受けて第1の自動レベ
ル制御回路で送出信号が大きくなるように制御される。
また、電源周波数の整数倍(例えば2倍)に同期した送
出信号のレベル変動が生じると、第2の検波回路の検波
出力を受ける第2の自動レベル制御回路によって、送出
信号のレベル変動が抑制される。
の変動により送出信号が大きくなると、第1の検波回路
の出力も大きくなり、その検波出力により第1の自動レ
ベル制御回路で送出信号が小さくなるように制御され、
逆に電源インピーダンスの変動により送出信号が小さく
なると、第1の検波回路の出力を受けて第1の自動レベ
ル制御回路で送出信号が大きくなるように制御される。
また、電源周波数の整数倍(例えば2倍)に同期した送
出信号のレベル変動が生じると、第2の検波回路の検波
出力を受ける第2の自動レベル制御回路によって、送出
信号のレベル変動が抑制される。
(ホ)実施例 以下、図面に示す実施例によりこの発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す電源重畳通信装置の
送信回路の接続図である。
送信回路の接続図である。
第1図において1は被変調波Emが加えられる入力端子
である。被変調波EmはたとえFSK変調されたものであ
り、第2図に示すように中心周波数cに対し、c−
m(論理“1"に対応)、c+m(論理“0"に対
応)の周波数成分を含んでいる。2及び3はそれぞれ入
力端子出力端子の他に増幅レベルを制御するための信号
を受ける制御端子を有する自動レベル制御機能付きの増
幅器である。これら増幅器2、3の内部回路はすでに周
知のものが使用される。4も増幅器である。5はコイル
L1、コンデンサC3からなるタンク回路である。その帯域
特性は第2図の点線Aに示す通りである。T1は被変調波
Emを屋内配電網に送出するための出力トランス、C4及
びC5は電源周波数の信号成分カット用のコンデンサ、6
はACプラグである。このACプラグ6が屋内配電網に設け
られるコンセントに挿入接続されるようになっている。
である。被変調波EmはたとえFSK変調されたものであ
り、第2図に示すように中心周波数cに対し、c−
m(論理“1"に対応)、c+m(論理“0"に対
応)の周波数成分を含んでいる。2及び3はそれぞれ入
力端子出力端子の他に増幅レベルを制御するための信号
を受ける制御端子を有する自動レベル制御機能付きの増
幅器である。これら増幅器2、3の内部回路はすでに周
知のものが使用される。4も増幅器である。5はコイル
L1、コンデンサC3からなるタンク回路である。その帯域
特性は第2図の点線Aに示す通りである。T1は被変調波
Emを屋内配電網に送出するための出力トランス、C4及
びC5は電源周波数の信号成分カット用のコンデンサ、6
はACプラグである。このACプラグ6が屋内配電網に設け
られるコンセントに挿入接続されるようになっている。
またACプラグ6は、電源トランスT2の1次巻線Laに接
続され、2次巻線Lbは、バンドパスフィルタ7に接続
されている。このバンドパスフィルタ7の帯域特性は第
2図Bに示すように、その中心周波数Nが通信の信号
周波数cの近傍の値となるように選定されている。こ
のフィルタ7の帯域特性Bは、通信信号の帯域特性(第
2図のA参照)と異なる帯域に設定されている。
続され、2次巻線Lbは、バンドパスフィルタ7に接続
されている。このバンドパスフィルタ7の帯域特性は第
2図Bに示すように、その中心周波数Nが通信の信号
周波数cの近傍の値となるように選定されている。こ
のフィルタ7の帯域特性Bは、通信信号の帯域特性(第
2図のA参照)と異なる帯域に設定されている。
バンドパスフィルタ7はダイオードD1、抵抗R1、コンデ
ンサC1からなる包絡線検波回路8に接続され、包絡線検
波回路8の検波出力は増幅器2の制御端子に加えられる
ように接続されている。なお包絡線検波回路8の抵抗
R1、コンデンサC1の時定数τ1=K1R1C1(K:定数)は電
源周波数の2倍の周波数程度の速い変動にも充分追随で
できるように小さく選定されている。
ンサC1からなる包絡線検波回路8に接続され、包絡線検
波回路8の検波出力は増幅器2の制御端子に加えられる
ように接続されている。なお包絡線検波回路8の抵抗
R1、コンデンサC1の時定数τ1=K1R1C1(K:定数)は電
源周波数の2倍の周波数程度の速い変動にも充分追随で
できるように小さく選定されている。
上記した電源トランスT2→バンドパスフィルタ7→包絡
線検波回路8→増幅器2で、電源周波数の整数倍(たと
えば2倍)の周波数のような速い変動分を除去するため
の帰還回路を形成している。
線検波回路8→増幅器2で、電源周波数の整数倍(たと
えば2倍)の周波数のような速い変動分を除去するため
の帰還回路を形成している。
増幅器4の出力端はコンデンサC、抵抗Rを経てアース
接続されている。コンデンサCは直流分カット用のコン
デンサであり、抵抗Rは出力電圧に応じた帰還電圧発生
用の抵抗である。コンデンサCと抵抗Rの接続点はダイ
オーD2、抵抗R2、コンデンサC2からなる包絡線検波回路
9に接続されている。包絡線検波回路9の出力端は増幅
器3の制御端子に接続されている。なお、包絡線検波回
路9の、抵抗R2、コンデンサC2によって決まる時定数τ
2=K2R2C2(K2:定数)は電源インピーダンスの変動等
の比較的ゆっくりした変化に応答し、上記した電源周波
数の2倍の周波数程度の速い変化には追随しないよう
に、比較的大きな値(τ1<τ2)に設定されている。
接続されている。コンデンサCは直流分カット用のコン
デンサであり、抵抗Rは出力電圧に応じた帰還電圧発生
用の抵抗である。コンデンサCと抵抗Rの接続点はダイ
オーD2、抵抗R2、コンデンサC2からなる包絡線検波回路
9に接続されている。包絡線検波回路9の出力端は増幅
器3の制御端子に接続されている。なお、包絡線検波回
路9の、抵抗R2、コンデンサC2によって決まる時定数τ
2=K2R2C2(K2:定数)は電源インピーダンスの変動等
の比較的ゆっくりした変化に応答し、上記した電源周波
数の2倍の周波数程度の速い変化には追随しないよう
に、比較的大きな値(τ1<τ2)に設定されている。
上記したコンデンサC、抵抗R→包絡線検波回路9→増
幅器3で、電源インピーダンスの変動による出力変動等
ゆっくりした変動分を除去するための帰還回路を形成し
ている。
幅器3で、電源インピーダンスの変動による出力変動等
ゆっくりした変動分を除去するための帰還回路を形成し
ている。
次に以上のように構成される実施例回路の動作について
説明する。
説明する。
FSK変調された被変調波Emが入力端子1に加えられる
と、その信号(被変調波)は増幅器2、3及び4で増幅
され、タンク回路5、電源周波数信号カット用のコンデ
ンサC4、C5を経て、ACプラグ6より屋内配電網に送出さ
れる。
と、その信号(被変調波)は増幅器2、3及び4で増幅
され、タンク回路5、電源周波数信号カット用のコンデ
ンサC4、C5を経て、ACプラグ6より屋内配電網に送出さ
れる。
今もしこの送出される信号中に、たとえば電源周波数の
2倍の成分に同期した変動(雑音)が生じていたとする
と、電源トランスT2を介してバンドパスフィルタ7にAC
成分が加えられる。バンドパスフィルタ7は通信信号の
周波数cの近傍の周波数Nを中心周波数に持つの
で、その出力に第3図(a)に示す信号が出力される。
この信号には、電源周波数の2倍の周波数に同期した雑
音成分Nを含んでいる。電源周波数の2倍の周波数に同
期して、高周波成分の振幅レベルが変動しており、この
雑音成分Nを含んだ信号は、この信号が包絡線検波回路
8で検波され、第3図(b)に示すように高周波信号が
除去された検波信号が得られ、この信号は増幅器2の制
御端子に加えられる。増幅器2では包絡線検波回路8よ
り加えられ電圧が小さいと逆に出力が大きくなるように
利得調整してレベル調整を行い、第3図(c)に示す被
変調波信号を出力する。
2倍の成分に同期した変動(雑音)が生じていたとする
と、電源トランスT2を介してバンドパスフィルタ7にAC
成分が加えられる。バンドパスフィルタ7は通信信号の
周波数cの近傍の周波数Nを中心周波数に持つの
で、その出力に第3図(a)に示す信号が出力される。
この信号には、電源周波数の2倍の周波数に同期した雑
音成分Nを含んでいる。電源周波数の2倍の周波数に同
期して、高周波成分の振幅レベルが変動しており、この
雑音成分Nを含んだ信号は、この信号が包絡線検波回路
8で検波され、第3図(b)に示すように高周波信号が
除去された検波信号が得られ、この信号は増幅器2の制
御端子に加えられる。増幅器2では包絡線検波回路8よ
り加えられ電圧が小さいと逆に出力が大きくなるように
利得調整してレベル調整を行い、第3図(c)に示す被
変調波信号を出力する。
なお、120Hz程度の変化の速い信号に対しては、包絡線
検波回路9の出力が変化しないので、第3図(c)に示
す信号は、そのまま増幅器3及び4を経て送出される。
その結果第3図(c)に示すレベル増加分で第3図
(a)に示すNの小レベル分を補償することになり、電
源周波数の2倍の成分に同期した雑音成分による変動分
は除去される。
検波回路9の出力が変化しないので、第3図(c)に示
す信号は、そのまま増幅器3及び4を経て送出される。
その結果第3図(c)に示すレベル増加分で第3図
(a)に示すNの小レベル分を補償することになり、電
源周波数の2倍の成分に同期した雑音成分による変動分
は除去される。
一方、第4図の点線Zで示すように電源インピーダンス
等の変動で出力信号に変動が生じたとすると、屋内配電
網に送出される信号レベルはタンク回路5を介して帰還
され、抵抗Rに発生する帰還電圧がゆっくり変化する。
この帰還電圧が包絡線検波回路9で検波され、やはり高
周波分が除去されてその検波信号が増幅器3の制御端子
に加えられる。増幅器3は包絡線検波回路9より加えら
れる電圧が小さい場合には送出出力信号が大となるよう
に、逆に加えられる電圧が大きい場合には送出出力信号
が小となるように利得調整してレベル制御を行う。その
ため増幅器3による自動レベル制御を行った場合には、
電源インピーダンス等の変動にもかかわらず第4図の実
線Mで示す信号を送出でき、インピーダンス変動の影響
が除去できる。
等の変動で出力信号に変動が生じたとすると、屋内配電
網に送出される信号レベルはタンク回路5を介して帰還
され、抵抗Rに発生する帰還電圧がゆっくり変化する。
この帰還電圧が包絡線検波回路9で検波され、やはり高
周波分が除去されてその検波信号が増幅器3の制御端子
に加えられる。増幅器3は包絡線検波回路9より加えら
れる電圧が小さい場合には送出出力信号が大となるよう
に、逆に加えられる電圧が大きい場合には送出出力信号
が小となるように利得調整してレベル制御を行う。その
ため増幅器3による自動レベル制御を行った場合には、
電源インピーダンス等の変動にもかかわらず第4図の実
線Mで示す信号を送出でき、インピーダンス変動の影響
が除去できる。
なお、包絡線検波回路8は、バンドパスフィルタ7の出
力信号について、その包絡線に比例した電圧を出力する
ものであるから、この包絡線出力によって増幅器2の利
得を調整すれば、電源インピーダンスの変動に伴う送出
信号の変動も、ある程度は抑制できる。
力信号について、その包絡線に比例した電圧を出力する
ものであるから、この包絡線出力によって増幅器2の利
得を調整すれば、電源インピーダンスの変動に伴う送出
信号の変動も、ある程度は抑制できる。
しかし、電源インピーダンスの変動に伴う送出信号のレ
ベル変動は、電源周波数の2倍の雑音成分などに比べる
と、大きく且つゆっくりしている場合が多いので、第2
の検波回路8の出力によって増幅器の利得を調整するだ
けでは送出信号のレベル変動を抑えるのに十分でない。
ベル変動は、電源周波数の2倍の雑音成分などに比べる
と、大きく且つゆっくりしている場合が多いので、第2
の検波回路8の出力によって増幅器の利得を調整するだ
けでは送出信号のレベル変動を抑えるのに十分でない。
そこで、更に別の包絡線検波回路9を設け、その時定数
τ2を大きくすることによって、変動周期の長い電源イ
ンピーダンスの変動にも十分に対処できるようにしてい
る。
τ2を大きくすることによって、変動周期の長い電源イ
ンピーダンスの変動にも十分に対処できるようにしてい
る。
このような結果は、時定数の異なる2つの検波回路8、
9を設け、それぞれの出力によって送出信号レベルが一
定になるよう増幅器2、3の利得を調整することによっ
て始めて達成できるものである。
9を設け、それぞれの出力によって送出信号レベルが一
定になるよう増幅器2、3の利得を調整することによっ
て始めて達成できるものである。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、電源インピーダンス等のゆっくりと
した変動に追随する大きな時定数で包絡線検波を行う第
1の検波回路と、この第1の検波回路の出力に応答する
第1の自動レベル制御回路とにより形成される帰還回路
で電源インピーダンス変動による送出信号の変動を制御
し安定化するし、送出信号より、通信信号の周波数の近
傍の周波数の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ
と、電源周波数の2倍程度の速い周波数の信号に追随す
る小さい時定数で包絡線検波を行う第2の検波回路と、
この第2の検波回路の出力に応答する第2の自動レベル
制御回路とにより形成される帰還回路で電源周波数の整
数倍に同期したレベル変動を打消すことができる。
した変動に追随する大きな時定数で包絡線検波を行う第
1の検波回路と、この第1の検波回路の出力に応答する
第1の自動レベル制御回路とにより形成される帰還回路
で電源インピーダンス変動による送出信号の変動を制御
し安定化するし、送出信号より、通信信号の周波数の近
傍の周波数の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ
と、電源周波数の2倍程度の速い周波数の信号に追随す
る小さい時定数で包絡線検波を行う第2の検波回路と、
この第2の検波回路の出力に応答する第2の自動レベル
制御回路とにより形成される帰還回路で電源周波数の整
数倍に同期したレベル変動を打消すことができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す電源重畳通信装置の
送信回路の接続図、第2図は第1図に示す実施例回路の
タンク回路及びバンドパスフィルタの帯域特性を示す
図、第3図は同実施例回路において電源周波数の2倍の
周波数に同期して発生する雑音成分の除去動作を説明す
るための信号波形図、第4図は同実施例回路において、
電源インピーダンス等の変動により生じる影響の除去動
作を説明するための信号波形図である。 2・3:自動レベル調整機能付増幅器、 5:タンク回路、6:ACプラグ、 7:バンドパスフィルタ、 8.9:包絡線検波回路、 T2:電源トランス、 C:直流分カット用コンデンサ、 R:帰還電圧発生用抵抗
送信回路の接続図、第2図は第1図に示す実施例回路の
タンク回路及びバンドパスフィルタの帯域特性を示す
図、第3図は同実施例回路において電源周波数の2倍の
周波数に同期して発生する雑音成分の除去動作を説明す
るための信号波形図、第4図は同実施例回路において、
電源インピーダンス等の変動により生じる影響の除去動
作を説明するための信号波形図である。 2・3:自動レベル調整機能付増幅器、 5:タンク回路、6:ACプラグ、 7:バンドパスフィルタ、 8.9:包絡線検波回路、 T2:電源トランス、 C:直流分カット用コンデンサ、 R:帰還電圧発生用抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】FSK変調またはPSK変調された被変調波を通
信信号として出力する通信信号源(1、Em)と、 この通信信号源(1、Em)からの通信信号を屋内配電
網に出力する通信信号送出回路(5)と、 この通信信号送出回路(5)に接続され、電源周波数の
2倍程度の周波数の信号に追随せず、電源インピーダン
ス等のゆっくりとした変動に追随する時定数を持つ時定
数回路(C、R)と、 この時定数回路(C、R)の出力を包絡線検波する第1
の検波回路(9)と、 前記通信信号源(1、Em)と、通信信号送出回路
(5)間に接続され、前記第1の検波回路(9)の出力
に応答して、電源インピーダンス等のゆっくりとした変
動分を打消すように利得制御して、送出される通信信号
のレベルを調整する第1の自動レベル制御回路(3)
と、 前記通信信号送出回路(5)の出力に応答し、通信信号
の中心周波数(c)近傍の周波数の信号を抽出するバ
ンドパスフィルタ(7)と、このバンドパスフィルタ
(7)の出力を受け、電源周波数の2倍程度の周波数の
信号に追随する小さな時定数で包絡線検波を行う第2の
検波回路(8)と、 前記通信信号源(1、Em)と、前記通信信号送出回路
(5)間で、前記第1の自動レベル制御回路(3)に縦
続接続され、前記第2の検出回路(8)の出力でもっ
て、電源周波数の整数倍で変化する変動分を打消すよう
に利得調整して、前記送出信号のレベルを調整する第2
の自動レベル調整回路(2)とを、 備えることを特徴とする電源重畳通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57160519A JPH0666715B2 (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 電源重畳通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57160519A JPH0666715B2 (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 電源重畳通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5950627A JPS5950627A (ja) | 1984-03-23 |
JPH0666715B2 true JPH0666715B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=15716707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57160519A Expired - Lifetime JPH0666715B2 (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 電源重畳通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666715B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3123155B2 (ja) * | 1991-10-30 | 2001-01-09 | 信越半導体株式会社 | 単結晶引上装置 |
US8121180B1 (en) * | 1999-10-07 | 2012-02-21 | Globalfoundries Inc. | Automatic output drive level control in home networking transceiver |
EP2259442A1 (en) | 2002-01-24 | 2010-12-08 | Panasonic Corporation | Method of and system for power line carrier communications |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4998905A (ja) * | 1973-01-25 | 1974-09-19 |
-
1982
- 1982-09-14 JP JP57160519A patent/JPH0666715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5950627A (ja) | 1984-03-23 |
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