JPH01276797A - 磁気遮蔽器 - Google Patents

磁気遮蔽器

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JPH01276797A
JPH01276797A JP10672888A JP10672888A JPH01276797A JP H01276797 A JPH01276797 A JP H01276797A JP 10672888 A JP10672888 A JP 10672888A JP 10672888 A JP10672888 A JP 10672888A JP H01276797 A JPH01276797 A JP H01276797A
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magnetic shield
amorphous
sheet
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矢花 吉治
Toshiyuki Ishikawa
石川 敏行
Kenji Hiki
比企 健次
Sumio Mukoyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、室内に置かれた磁気発生体からの室外周辺環
境への磁気作用、あるいは室外周辺環境からの室内機器
装置等への磁気作用を遮断するための磁気遮蔽器に関す
るものである。
「従来の技術」 磁気による影響を考慮したとき、磁気発生体が例えば人
体や電子機器等の周辺環境に与える影響(能動的影響)
と、例えば建築物を構成する鉄筋、鉄骨やエレベータ−
1自動車等の強磁性体が室内の磁場や磁気を嫌う機器に
与える影W(受動的影響)とがあり、これら磁気による
影響を断つため、従来よりいくつかの磁気遮蔽のための
手段が講じられている。
磁気遮蔽手段としては、 i)磁気発生体や磁気を嫌う機器を密閉された部屋に収
納して、この部屋全体を鉄板等の磁気遮蔽体で磁気ソー
ルドするもの(ルームンールド式)、11)磁気発生体
や磁気を嫌う機器に対しである程度大きめの箱状の磁性
体(純鉄、パーマロイ等)構造物で覆うもの(ケージノ
ールド式)、iii )磁気を嫌う機器を磁気の影響を
受けない場所へ移すこと、 の3つの方式に大別できる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の磁気遮蔽手段にあっては、下
記の如き不都合が生じていた。
まず、上記I)の磁気遮蔽手段にあっては、部屋全体に
自重が重くしかも板厚の厚いC16mm程度)鉄板等の
磁気遮蔽体を貼り付ける工事や、この重い磁気遮蔽体を
支持するための部屋周辺の構造的補強を行う工事等、大
掛かりなシールド設置工事、改修工事が必要となり、非
常に不経済である。
また、il)の磁気遮蔽手段にあっては、シールドすべ
き機器が多数存在する場合、あるいは機器が大型なもの
である場合、コスト的に必ずしも有+lIとは言えない
上、それぞれの機器に磁性体構造物を設けることにより
スペースも余分に必要となり、機器及びこれが収納され
る部屋の使い勝手か非常に悪くなる。
さらに、iii )の磁気遮蔽手段にあっては、機器を
移動すべきスペースを確保するためスペースに余裕がな
ければ実現が難しく、かつ、外部磁気の発生に応じてそ
の都度機器を移動させていたのでは機器の使い勝手が非
常に悪くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、完全なる磁
気遮蔽能を有することは勿論、運搬・組立が容易で、必
要に応じて簡便に磁気遮蔽空間を形成でき、かつ、大掛
かりな設置作業を必要としない磁気遮蔽器の提供を目的
とするものである。
「課題を解決するための手段」 そこでこの発明は、以下に示すような手段を採用するこ
とにより上記課題を解決している。
すなわち、第1の請求項に係る磁気遮蔽器は、円弧状に
形成された複数本の支持骨間に可撓性を有するアモルフ
ァスシートが張られることで、全体として広げられた状
態で上記アモルファスシートが球面状を形成する構成で
あることを特徴としている。
また、第2の請求項に係る磁気遮蔽器は、複数本の支持
骨間に可撓性を有するアモルファスシートが張られるこ
とで、全体として広げられた状態で上記アモルファスシ
ートが円筒面状を形成する構成であることを特徴として
いる。
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第2図は、本発明の第1実施例である磁気
遮蔽器を示す図である。図中、符号l全体で表されるも
のは磁気遮蔽器であり、この磁気遮蔽器1は、球体の緯
線を為す環状に形成された複数本の環状の支持骨2.2
、・・と、これら支持骨2.2、・・・間に張設された
可撓性を有するシート状の磁気遮蔽体3.3、・・・と
からなり、これら磁気遮蔽体3.3、・・が広げられた
状態で全体として球面状を形成する構成となっている。
上記支持骨2は、第5図に示すように、板状の部材の両
側面に断面矩形状の溝2a、2aがその全長に亙って刻
設された形状に成形され、これら溝2a、2a内に上記
磁気遮蔽体3.3の端面が嵌入されることで、これら磁
気遮蔽体3.3が支持骨2.2間に張設される構成とな
っている。この支持骨2を形成する材質としては、ある
程度の屈曲性及び強度を有する非磁性体物質であること
が好ましく、アルミニウム、各種合成樹脂、木材等が好
適に挙げられる。
一方、上記磁気遮蔽体3は、第6図に示すような1枚の
アモルファスシート4、あるいは複数枚のアモルファス
シート4が所定厚さに積層されて構成されている。
アモルファスシート4は、第6図に示すように、フレー
ク状のアモルファス金属5をフィルム6で挾み込みソー
ト状に形成することにより構成したものである。アモル
ファス金属は周知のとおり、原子が規則正しい格子構造
を持たずに不規則に並んだ非晶質の金属で、融液の急冷
、電着、蒸着、スパッタリング等の手段により作製され
る。アモルファス金属はその特異な原子構造のため、こ
れまでの材料に見られない種々の特徴を有するが、中で
も、コバルト基合金のものはパーマロイを凌ぐ高透磁率
と低保磁率とを示すため、磁気シールド材料として最適
である。例えば、本発明者の試作結果によれば、従来の
磁気遮蔽体である鉄板に比較してアモルファスシート4
はその透磁率μが5〜8倍にも達する。
上記アモルファスシート4は、上記フィルム6間にアモ
ルファス金属5を所要量均一に分散させてフィルム6で
固定すればよく、固定手段としては接着剤、ホットメル
ト法等適宜の方法によって行うことができる。フィルム
6としては、アクリル樹脂、塩化ビニール、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂等、合成樹脂製のものを用いれば可
撓性のあるものとなり極めて効果的である。ただしガラ
スとすることも可能である。
本実施例におけるアモルファスシート4は、幅約θθc
n+で長尺に形成したもので、アモルファス金属5をθ
、25 kg7m’使用しており、シート1枚の厚さは
約θ、Emtaのものとなっている。このアモルファス
シート4は、所定厚さとなるようにそのままあるいは複
数枚積層されて磁気遮蔽体3とされた後、上述の如く支
持骨2.2間に張設される。
ところで、上記アモルファスシート4は、上述の如くそ
の厚さがθ、Emm程度と比較的薄いため、強磁場に対
する磁気シールドを行うためには、必要に応じて複数枚
積層して所定厚さの磁気遮蔽体3とすることが好ましい
。また、シート4そのものは上述の如く所定幅に形成さ
れたものであるから、支持骨2.2間に距離が長い場合
にはこれらをつなぎ合わせることになる。従って、上記
アモルファスシート4により所望の磁気シールド効果を
得ようとしたとき、継目において間隙が生じないように
する必要かある。
第7図および第8図は継目の処理方法の例を示したしの
で、第7図のものは、継目が交互に形成される如くアモ
ルファスシート4を2重に設けたしの、また第8図に示
すものは、継目を十分にカハーシ得る程度の幅に裁断し
たアモルファスシート4aを、継目部分に貼着したもの
である。いずれの手段によっても継目からの漏洩磁気を
遮断することができるが、第8図によるものでは、アモ
ルファスシート4が2重に形成されるから、全体的によ
り高い磁気シールド効果が期待できるらのトする。そし
て、本発明に係るアモルファスシート4は、このように
幾重にも積層させて用いることができ、それによって所
望の磁気シールド効果を得ることが簡単になされるわけ
である。
ただし、前記アモルファスシート4の幅及び厚さは一例
であり、これらは任意に変更することが可能であるから
、前述したシート4を積層、あるいはつなぎ合わせる工
程は必要不可欠なものではないことは勿論である。
また、本実施例では、第5図に示す如く磁気遮蔽体3.
3間に支持骨2が介在された構成とされているので、こ
の支持骨2外面にも磁気遮蔽体3と路間−の厚さを有す
る磁気遮蔽体片3aを貼付しておくことが望ましい。
なお、本実施例の磁気遮蔽器lでは、その下端部には磁
気遮蔽体3が張設されておらずに開口部とされ、この開
口部から磁気シールドをずべき機器Mが磁気遮蔽器l内
部に収納される。また、符号7は磁気遮蔽器l上端に付
設された吊り具である。
以上のような構成を宵する磁気遮蔽器lは、通常は第2
図に示すように折り畳まれた状態で倉庫等に格納、保管
されている。そして、磁気シールドを行う時点において
、この磁気遮蔽器lは磁気シールドをずべき機器M付近
にまで搬入され、第1図に示すように全体として広げら
れた状態とされた後、その下端部に設けられた開口部か
ら機器Mが収納される。これにより、機器Mが磁気発生
器であればこの機器Mが発生する磁場は磁気遮蔽体3に
より外方に漏洩せず、かつ、外部からの磁気ノイズは磁
気遮蔽体3によりシールドされて磁気遮蔽器!内部へ至
らず、機器M周辺の磁気シールドが行われる。
磁気遮蔽器l内に機器Mを収納する方法は任意であるが
、−例として第3図に示すように、上記吊り具7を介し
て磁気遮蔽器lをその上端から吊り下げた状態で、この
磁気遮蔽器lを機器M上に被せろようにすれば、磁気遮
蔽器1を広げる工程及び機7iMを収納する工程が非常
に簡略化されて好ましい。あるいは、機器Mが大型なも
のである場合、第4図に示すように磁気遮蔽器1を常時
部屋天井から吊り下げておき、不必要な時は折り畳んで
おいて磁気シールドを行う時だけこれを広げることで磁
気遮蔽器1内に機?5 Mを収納するようにすれば良い
従って、本実施例の磁気遮蔽器1は、環状の支持骨2間
に可撓性を有する磁気遮蔽体3が張設されて構成されて
いるので、磁気シールドを行わない際にはこれを折り畳
んで倉庫等に収納でき、必要な際にのみこれを広げるこ
とで球形の磁気遮蔽器lを構成し、この内部に機器M等
を収納することでこの機器M等に対して磁気ンールドを
行うことができろ。
しかも、この磁気遮蔽体3はアモルファスシート4から
なるものであるので、従来の鉄板等による磁気シールド
に比較して磁気遮蔽器l全体の軽量化を大幅に図ること
ができる。すなわち、上述の如くアモルファスシートの
透磁率μは鉄板の透磁率の5〜θ倍であるので、同一の
磁気遮蔽性能を得るために必要な板厚は鉄板のI/E〜
!/8となり、これにより、磁気遮蔽体3の厚さを極め
て薄いしのとすることができ、磁気遮蔽体3を含めて磁
気遮蔽器l全体の軽量化を図ることができる。
これらのことから、本実施例の磁気遮蔽器lによれば、
アモルファスシート4を主体とする磁気遮蔽体3により
完全な磁気遮蔽能を有することは勿論、自身の軽量化に
より運搬・組立が容易で、かつ、大掛かりな設置作業も
必要としない。また、不必要な時には折り畳んで保管し
て、必要に応じてこれを広げるのみで簡便に磁気遮蔽空
間を形成することができる、等の優れた効果を奏する。
特に、本実施例の磁気遮蔽器!はその磁気遮蔽体3が球
面状を形成する構成であるので、磁気遮蔽体3の板厚計
算等において必要とされる磁場遮蔽器1内部及びその周
辺の磁場解析が容易となる。
しかも、磁気シールドを行うべき機器M等を球状に覆っ
てなるので、理想的な磁気シールドが行える、といる優
れた利点ら兼備している。
さらに言えば、上記アモルファスシート4はフレーク状
のアモルファス金属5をフィルム6で挾みこむことで構
成されているので、透光性に優れ、従来の鉄板等による
磁気シールドと全く異なり、磁気シールドした状態で外
部から磁気遮蔽器I内部を観察することが可能である。
次に、第9図ないし第13図を参照して、本発明の第2
実施例である磁気遮蔽器について説明する。なお、以下
の説明において、上記第1実施例と同一の構成要素につ
いては同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施例の磁気遮蔽器1は、球体の経線(子午線)を構
成する半円弧状に形成された複数本の支持骨2.2、・
・・と、これら支持骨2.2、・・・間に張設された可
撓性を有するシート状の磁気遮蔽体3とから構成されて
いる。
磁気遮蔽体3は、上記第1実施例と同様に、1枚のある
いは複数枚のアモルファスシート4が所定厚さに積層さ
れて構成されている。この磁気遮蔽体3は、第11図に
示すように、球体をその経線に沿って切断したような形
状に成形され、その両端部が外方に折曲されて折曲部3
a、3aが形成されている。
一方、上記支持骨2は、その下端が直下方に延出されて
支持部2aが形成されている。この支持骨2は、第12
図に示すように、半割りの支持フレーム20.20が合
わさって構成され、これら支持フレーム20.20間に
上記磁気遮蔽体3の折曲部3aが挾持されることで、支
持骨2.2間に磁気遮蔽体3が張設されている。支持フ
レーム20.20上端は、第13図に示すように、平面
視コ字状の挾持具11により挾持されている。この挾持
具11の後端にはねじ12が突設され、このねじ12に
は非磁性体材料からなるボール13が螺着されている。
一方、支持骨2下端には下方に突出する回−動自在な車
輪16が取り付けられている。
以上のように構成された支持骨2.2、・・・は、その
上端及び下端において、第1O図に示すように頂部支持
具14及び基台15によってそれぞれ支持されている。
頂部支持具14は、球形を為す磁気遮蔽器lの頂部極位
置に配置され、垂直方向に延在する磁気遮蔽器lの軸線
上にある支持軸14aと、この支持軸14a下端に形成
された膨出部14bとから構成されている。この膨出部
14b外周には、上記磁気遮蔽器1の軸線回りに延在す
る周溝14cか形成されている。そして、上記支持骨2
は、その上端にあるボール13がこの周M I 4 c
内に嵌入されることで、上端において頂部支持具14に
支持されている。
一方、基台15は、上記頂部支持具14の支持軸14a
とその軸線を−にする環状に形成され、その上面には周
溝15aが形成されている。この周溝15a内にも上述
と同様の磁気遮蔽体3が貼付されている。そして、上記
支持骨2は、その下端にある車輪16がこの周溝15a
内に収納されることで、下端において基台15に支持さ
れている。
以上のことから、支持骨2は、その上端及び下端におい
て頂部支持具14及び基台15に移動自在に支持される
とJ(に、これら頂部支持具14及び基台15に形成さ
れた周溝t4c、152Lが磁気遮蔽器1の同一軸線回
りに沿って形成されているので、結果として支持骨2は
この軸線回りに旋回自在に支持されていることになる。
なお、符号17は上記頂部支持具14の膨出部!4b上
面を覆うように被せられた円板状の遮蔽板であり、この
遮蔽板17内面にも上述と同様の磁気遮蔽体3が貼付さ
れている。
よって、本実施例においてら、磁気シールドが不必要な
時は支持骨2.2、・・・を!個所に集中さけておくこ
とで、磁気遮蔽体3.3、・・・を折り畳んだ状態で収
納しておくことができ、磁気シールドを行う時点におい
て、シールドすべき機器等を内部に収納した状態で支持
骨2を開いてやれば、第9図に示すように略球形の磁気
遮蔽器lを形成してこの磁気遮蔽器lにより機器等の磁
気シールドを行うことができる。従って、本実施例によ
っても、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。
なお、本発明の磁気遮蔽器は、全体として略球形に形成
されるものに限定されず、例えば半球形、あるいは球形
の一部を為すように形成されるものであっても良いこと
は勿論である。また、球形のみならず、円筒形、あるい
は円筒形の一部を為すように形成されるものであって乙
良い。
第14図ないし第16図は、本発明の第3実施例である
磁気遮蔽器を示す図である。本実施例の磁気遮蔽器1と
上述した第1、第2実施例の磁気遮蔽器との相違点は、
広げられた状態での磁気遮蔽器l全体の形状であり、す
なわち、本実施例の磁気遮蔽器1は、第16図に示すよ
うに、広げられた状態でその全体が半球形を為すように
形成されている。
磁気遮蔽器Iの骨組みを構成する複数本の支持骨2.2
、・・・は、球体の経線(子午線)を構成する半円弧状
に形成されている。一方、磁気遮蔽体3は、上記第2実
施例と同様の形状に形成されると共に、その折曲部(図
示路)が支持骨2の支持フレーム(図示路)間に挾持さ
れることで、支持骨2.2、・・・間に張設されている
。そして、支持フレーム両端はそれぞれ上記第2実施例
と同様に挾持具11、l!により挾持され、この挟持具
1!、II後端には非磁性体材質からなるボール13、
!3が取り付けられている。そして、これら支持骨2.
2、・・・の両端は、l対の半円環状の支持具18.1
8に支持されている。
支持具I8は、その中心が磁気遮蔽器lの軸線上に位置
するように配置されている。そして、1対の支持具18
.18の相対向する面にはそれぞれ周溝18 a、  
I 8 aが形成され、これら周溝18a、18aに上
記ボール13.13が嵌入されることで、支持骨2.2
、・・・が上記軸線回りに旋回自在となるように、その
両端で支持具18.18に支持されている。
なお、上記支持骨2先端部内面及び折り畳まれた状態で
最下端に位置する支持骨2と部屋等の床との間には、こ
れらの間隙を閉塞するように、磁気遮蔽体3が設けられ
ている。
よって、本実施例においてら、磁気シールドが不必要な
時は支持骨2.2、・・・を1個所に集中させておくこ
とで、第15図に示すように、磁気遮蔽体3.3、・・
・を折り畳んだ状態で収納しておくことができ、磁気シ
ールドを行う時点において、シールドすべき機器等を内
部に収納した状態で支持骨2を開いてやれば、第16図
に示すように、略半球形の磁気遮蔽器1を形成してこの
磁気遮蔽器lにより機器等の磁気シールドを行うことが
できる。従って、本実施例によっても、上記第1ないし
第2実施例と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の磁気遮蔽器はその細部が上記実施例に限
定されず、種々の変形例が可能であることは言うまでも
ない。−例として、磁気遮蔽体3としてアモルファスシ
ー1−4と透明フィルムとを積層したような構成を採用
しても良い。また、本発明の磁気遮蔽器内に収納される
機器も、MHI装置等の磁気発生器、あるいは磁気記録
器等外部磁気の変動を嫌う機器等同等限定されないこと
は言うまでもない。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、本発明の磁気遮蔽器は、支
持骨間に可撓性を有するアモルファスシートが張設され
て構成されているので、磁気シールドを行わない際には
これを折り畳んで倉庫等に収納でき、必要な際にのみこ
れを広げることで磁気遮蔽器を構成し、この内部に機器
等を収納することでこの機器等に対して磁気シールドを
行うことができる。しかも、従来の鉄板等による磁気シ
ールドと同一の磁気遮蔽性能を得るために必要な板厚は
鉄板等に比較して極めて薄いものとすることかでき、こ
れにより磁気遮蔽器全体の軽量化を図ることができる。
よって、本発明の磁気遮蔽器によれば、アモルファスシ
ートにより完全な磁気遮蔽能を有することは勿論、自身
の軽量化により運搬・組立が容易で、かつ、大掛かりな
設置作業も必要としない。
また、不必要な時には折り畳んで保管して、必要に応じ
てこれを広げるのみで簡便に磁気遮蔽空間を形成するこ
とができる、等の優れた効果を奏する。
特に、本発明の磁気遮蔽器はそのアモルファスシートが
球面状又は円筒面状を形成する構成であるので、磁場遮
蔽器内部及びその周辺の磁場解析か容易となり、かっ、
理想的な磁気シールドが行える、という優れた利点も兼
備している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の第1実施例である磁気遮
蔽器を示す図であって、第1図は広げられた状態を示す
正面図、第2図は同折り畳まれた状態を示す正面図、第
3図ないし第4図は本発明の第1実施例たる磁気遮蔽器
の設置状態を示す概略図、第5図は第3図のv円内を拡
大視して示した断面図、第6図はアモルファスシートの
構成を示す断面図、第7図ないし第8図はアモルファス
シートの継目部分の構成を示す斜視図、第9図ないし第
13図は本発明の第2実施例である磁気遮蔽器を示す図
であって、第9図は広げられた状態を示す斜視図、第1
0図は同断面図、第11図はアモルファスシートの形状
を示す斜視図、第12図は組立途中の状態を示す斜視図
、第13図は第1O図のX[11円内を拡大視して示し
た斜視図、第14図ないし第16図は本発明の第3実施
例である磁気遮蔽器を示す図であって、第14図は断面
、第15図は折り畳まれた状態におけるxv−xv′線
に沿う矢視断面図、第16図は同広げられた状態におけ
る断面図である。 l・・・・・・磁気遮蔽器、2・・・・・・支持骨。3
・・・・・・磁気遮蔽体、4・・・・・アモルファスシ
ート。 出顆人 清水建設株式会社 第1図 第6図 第7図     第8図 第9図 第10図 第11図 第13図         第12図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円弧状に形成された複数本の支持骨間に可撓性を
    有するアモルファスシートが張られることで、全体とし
    て広げられた状態で上記アモルファスシートが球面状を
    形成する構成であることを特徴とする磁気遮蔽器。
  2. (2)複数本の支持骨間に可撓性を有するアモルファス
    シートが張られることで、全体として広げられた状態で
    上記アモルファスシートが円筒面状を形成する構成であ
    ることを特徴とする磁気遮蔽器。
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