JPH01276050A

JPH01276050A - Ｘ線検査装置

Info

Publication number: JPH01276050A
Application number: JP1061055A
Authority: JP
Inventors: Johannes L M Marinus; ヨハネス・ルドビイクス・マリア・マリヌス
Original assignee: Philips Gloeilampenfabrieken NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 1988-03-18
Filing date: 1989-03-15
Publication date: 1989-11-06
Also published as: US4969176A; NL8800679A; EP0333276A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）この発明は、Ｘ線源とＸ線検出スクリーンとの間に設け
られた散乱放射線グリッド（ｓｔｒａｙ　ｒａｄｉ−ａ
ｔｉｏｎ　ｇｒｉｄ）を具えたＸ線検査装置およびかか
る検査装置に用いられる散乱放射線グリッドに関するも
のである。

（背景技術）かかるＸ線検査装置は米国特許第４２２０８９０号明細
書に開示されている。

この公知の装置では検査される患者の放射線写真用のＸ
線ビームは当該患者により弱められる。

表示されるべきイメージ（Ｉｍａｇｅ）の端部での輝度
の損失（口径食）は、例えば、Ｘ線源により放射される
Ｘ線ビームの強度の変化、イメージ形成Ｘ線ビームの幾
何学的形状、Ｘ線検出スクリーン例えばＸ線イメージ増
倍管の入力スクリーンの幾何学的形状、そして患者のほ
ぼ円筒状形状などにより発生し、さらにイメージ増倍管
やテレビジョンカメラ管やテレビジョンモニタの組合せ
で発生する。この結果イメージの診断値は損なわれる。

検査されるべき患者の放射線撮影の際には別に第２の放
射線（散乱放射線と呼ばれている）が解放され、その伝
播方向は任意で形成されるＸ線イメージの質を損なう。

公知の装置では散乱放射線グリッドが検査される患者と
検出スクリーンとの間に配置されて、その結果散乱放射
線の強度は削減される。

（発明の開示）本発明の目的は画質を損なうことなく、さらに管の幾何
学的形状の望ましくない適合を排除して口径食を削減せ
んとするものである。この目的を達成するため冒頭に述
べたＸ線検査装置は、その散乱放射線グリッドがほぼ口
径食のないイメージが形成されるような透過変化を有す
ることを特徴とするものである。本発明によればその散
乱放射線グリッドは、出力イメージの口径食を緩和させ
るから、しばしば構成するのが望ましくないおよび／ま
たは困難である検出スクリーンの適応は避けられる。

Ｘ線イメージ増倍管の螢光体スクリーンの厚みを半径方
向に変えることにより口径食が緩和される、ということ
が本質的に公知であるのは注目すべきことである。米国
特許第４６４５９７１号明細書には螢光体スクリーンの
厚みを半径方向に減少させたＸ線イメージ増倍管が開示
されている、この結果Ｘ線ビームによりその螢光体材料
を通過する通路がスクリーン全体にわたりほぼ等しくな
り、螢光体スクリーンにわたる発光効率がより一様に分
布することが可能となっている。かかる構造の欠点は管
の幾何学的形状の自由度が制限されその結果スクリーン
全体の出力がその幾何学的形状により悪影響されること
である。さらに、Ｘ線イメージ増倍管はいくつかのＸ線
検査装置の型で同時に最適化されないことがある。もし
イメージを運ぶＸ線ビームがフィルム箔で検出されると
すれば、上述の解決法は採用できない。

検出スクリーンとしてフィルム箔を使用するＸ線検査装
置では、散乱放射線グリッドはビームの幾何学的形状に
のみ適合される局所的な吸収変化を与えるものとして組
み込むことができ、すべてこれは前記箔の無視し得る吸
収厚みに基づくものである。

検出スクリーンが−様な厚みと与えられた局所的曲率半
径を有するＸ線イメージ増倍管の人力スクリーンである
Ｘ線検査装置では、口径食はなかんずくその局所的曲率
半径に依存する入力スクリーンの吸収に散乱放射線グリ
ッドの局所的透過を適合させることにより緩和される。

Ｘ線イメージ増倍管の入力スクリーンの厚みを半径方向
に減少させ、さらに例えばその管に螢光体層を提供する
方法の結果、部分的に反口径食効果が得られる。

散乱放射線グリッドの局所的透過の適合により、残余の
口径食が、もしあるとすれば、望ましい程度まで削減さ
れるか、またはスクリーンの厚みの変化が例えば解像力
に関して他の理由で最適化され発生する口径食が緩和さ
れる。

本発明に係るＸ線検査装置の好適な実施例は、散乱放射
線グリッドが中心から周囲に向かって変化する透過を示
すことを特徴とするものである。

本発明に係る別の好適な実施例では、前記散乱放射線グ
リッドがＸ線放射線吸収材料の孔のあいた平板により形
成される。例えば、鉛またはタングステンからなるこの
平板では、孔のピッチは中心から端部に向かって変化し
ていてよく、または孔が一定のピッチであれば孔の径が
中心から端部に向かって変化していてよく、または面変
化が共同して使用されてもよい。

特にＸ線放射線吸収材料からなる平板がＸ線源の焦点か
ら投射されたように孔があけられる。散乱放射線グリッ
ドの曲率はＸ線イメージ増倍管の入射窓に適合されてそ
れに取付けられていてもよい。

本発明の別の好適な実施例は、Ｘ線源の焦点からみて凹
面でＸ線放射線吸収材料からなる平板が、Ｘ線源の焦点
と一致する曲率の中心を有することを特徴とするもので
ある。散乱放射線グリッドを孔のあいた平板の形態で作
る方法はそれ自体ドイツ連邦共和国公開公報第３１２４
９９８号に公知であるのは注目されるべきことである。

さらに別の好適な実施例では、前記散乱放射線グリッド
が中心から端部に向かって変化する相互距離を有し、Ｘ
線放射線吸収材料からなるほぼ平行な積層により形成さ
れている。Ｘ線放射線に対し透明な材料、例えば、カー
ドボード（ｃａｒｄ　ｂｏａｒｄ）が前記積層の間にあ
ってもよい。前記グリッドは一方向にのみ透過変化を示
す。相互に直角に互いに接近してマウントされている２
つのかかる積層グリッドを使用すれば、グリッドは中心
から端部に向かってあらゆる方向に変化するメツシュ幅
を有して形成される。

（実施例）以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は高電圧供給源２を有するＸ線源１と、検査され
る患者４がのる患者台３と、Ｘ線イメージ増倍管５と、
基本的な対物レンズ６と、半透明ミラー７と、フィルム
カメラ８と、偏向コイル１０およびテレビジョンモニタ
１１を有するテレビジョンカメラ管９とを示している。

Ｘ線イメージ増倍管５は、内側に光電子放射層を具えた
螢光体スクリーン１３を有する入射窓１２と、その出射
スクリーン１４が出射窓１５の内側に備えられさらに１
つまたはいくらかの中間電極１６が部分を形成する電子
光学系とを具えている。入射Ｘ線ビーム１７は患者４を
放射線撮影し、透過したイメージを運ぶＸ線ビーム１８
は散乱放射線グリッド１９に射突する。イメージを運ぶ
Ｘ線ビームの方向とは異なる方向のＸ線放射線、いわゆ
る散乱放射線は散乱放射線グリッド１９により吸収され
る。螢光体スクリーン１３に入射したＸ線ビーム１８は
光電子２０に変換され、加速されて出射スクリーン１４
に表示される。イメージを運ぶ光ビーム２１は出射窓１
５を介して放射され、その窓で写真乾板が露光されたり
テレビジョンイメージがこの場合半透明ミラー７を介し
て形成される。

患者不在時に減衰されないＸ線ビーム１７が螢光体スク
リーン１３の散乱放射線グリッドに入射するような特質
の本発明に係る散乱放射線グリッド１９の局所的透過は
、はぼ−様な強度の光イメージに変換される。このため
には、散乱放射線グリッド１９の透過はなかんずく螢光
体スラリー２１３０曲率半径とか螢光体スクリーン１３
からＸ線源の焦点２２までの距離に適合されたものでな
ければならぬ。

第２ａ図と２ｂ図とは、その透過が端部に向かって増加
する散乱放射線グリッドを示している。

第２ａ図ではこのことが端部に向かって増加するＸ線吸
収平板２４の孔あき２３の密度により実現されてふり、
第２ｂ図ではこの事が半径方向に増加するＸ線吸収平板
２４の孔あきの直径により実現されでいる。第２Ｃ図は
互いに直角におかれ相互間距離が２つの相互に交差する
方向に増加する積層２５からなる散乱放射線グリッドを
示している。

第３ａ図は、曲率の中心がＸ線源の焦点２２と一致し、
焦点２２と孔あき２３の中心を結ぶ線がどこでも散乱放
射線グリッド１９の平板表面と直角な散乱放射線グリッ
ド１９のスケールを拡大した断面図である。

第３ｂ図は、入射スクリーン１２の曲率に適合した散乱
放射線グリッド１９のスケールを拡大した断面図である
。孔あき２３の焦点はＸ線源の焦点に一致している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好適な実施例に係るＸ線検査装置を
線図的に示し、第２図（ａ）、（６）、（Ｃ）は本発明に係る散乱放射
線グリッドのいくつかの好適な実施例の線図的正面図で
あり、第３図（ａ）、　（ｂ）は本発明に係る散乱放射線グリ
ッドのいくつかの好適な実施例の線図的断面図である。 ■・・・Ｘ線源　　　　　　　２・・・高電圧供給源３
・・・患者積載台　　　　　４・・・患者５・・・Ｘ線
イメージ増倍管　６・・・対物レンズ７・・・半透明ミ
ラー　　　　８・・・フィルムカメラ９・・・テレビジ
ョンカメラ管１０・・・偏向コイル１１・・・テレビジョンモニタ　１２・・・入射窓１３
・・・螢光体スクリーン　　１４・・・出射スクリーン
１５・・・出射窓　　　　　　　１６・・・中間電極１
７・・・入射Ｘ線ビーム　　　１８・・・Ｘ線ビーム１
９・・・散乱放射線グリッド　２０・・・光電子２１・
・・イメージを運ぶ光ビーム２２・・・Ｘ線源の焦点　　　　２３・・・孔あき２４
・・・Ｘ線吸収平板　　　　２５・・・積層特許出願人
　　　エヌ・ベー・フィリップス・フルーイランペンフ
ァブリケンＦｌＯ，ＩＦＩＧ、２ａ

Claims

【特許請求の範囲】１、Ｘ線源とＸ線検出スクリーンとの間に設けられた散
乱放射線グリッドを具えたＸ線検査装置において、前記
散乱放射線グリッドがほぼ口径食のないイメージが形成
されるような透過変化を有することを特徴とするＸ線検
査装置。２、請求項１記載の装置において、前記散乱放射線グリ
ッドが中心から周囲に向かって変化する透過を示すこと
を特徴とするＸ線検査装置。３、請求項１または２記載の装置において、前記散乱放
射線グリッドがＸ線放射線吸収材料の孔のあいた平板に
より形成されることを特徴とするＸ線検査装置。４、請求項１から３いずれかに記載の装置において、前
記Ｘ線放射線吸収材料平板がＸ線源の焦点から投射され
たように孔があけられていることを特徴とするＸ線検査
装置。５、請求項１から４いずれかに記載の装置において、前
記散乱放射線グリッドの曲率がＸ線イメージ増倍管の入
射窓に適合され、それに取付けられることを特徴とする
Ｘ線検査装置。６、請求項１から３いずれかに記載の装置において、Ｘ
線源の焦点からみて凹面でかつＸ線放射線吸収材料から
なる平板が、Ｘ線源の焦点と一致する曲率の中心を有す
ることを特徴とするＸ線検査装置。７、請求項１または２記載の装置において、前記散乱放
射線グリッドが、中心から端部に向かって変化する相互
距離を有し、Ｘ線放射線吸収材料からなるほぼ平行な積
層により形成されることを特徴とするＸ線検査装置。８、請求項１または２記載の装置において、前記散乱放
射線グリッドが、互いに近距離に置かれたＸ線放射線吸
収材料からなるほぼ平行な積層からなり、かつ中心から
端部に向かって変化するメッシュ幅を有して直角なメッ
シュを有するグリッドが形成されるよう、中心から端部
に向かって相互距離が変化する２つの相互に直角な前記
積層により形成されることを特徴とするＸ線検査装置。９、Ｘ線検査装置用散乱放射線グリッドにおいて、その
散乱放射線グリッドに入射するＸ線ビームの透過が中心
から端部に向かって変化することを特徴とする散乱放射
線グリッド。