JPH01275870A - タワークレーン装置 - Google Patents

タワークレーン装置

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JPH01275870A
JPH01275870A JP10222688A JP10222688A JPH01275870A JP H01275870 A JPH01275870 A JP H01275870A JP 10222688 A JP10222688 A JP 10222688A JP 10222688 A JP10222688 A JP 10222688A JP H01275870 A JPH01275870 A JP H01275870A
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tower crane
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豊 永田
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小島 泰雄
Sakae Oba
大場 栄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鉄塔等の構築方法とその方法の実施に使用さ
れるタワークレーン装置に関するものである。
「従来の技術」 送電線架設用鉄塔、テレビ塔等を構築する場合、地上部
から高所への構築材、作業部品の運搬作業の便宜を図る
ために、タワークレーン(クライミングクレーン)が使
用される。
タワークレーンは、構築材の置き場である地上部と、構
築作業の実施現場である鉄塔等の塔上部との間を作業範
囲としており、地上部と塔上部とにそれぞれ作業員を配
するとともに、地上部におけるクレーンオペレーターが
、塔上部の作業員と連絡を取り合いながら、構築材を移
送して構築作業が進められるものである。
第25図は、鉄塔1の構築作業例を示すもので、鉄塔1
の中心部分にタワーマスト2を立設して、該タワーマス
ト2の上にタワークレーン3を搭載し、地上部Gのクレ
ーン操作室4まで操作用ケーブルを布設しておいて、塔
上部Tの作業員と目視による手合図、簡易無線機等によ
る音声の交換をしながら、タワークレーンを操作して構
築材Xを吊り上げ、構築材Xの組み立てが行なわれる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、鉄塔菫の大型化に伴ってタワークレーン
3の位置が次第に高くなって、IQOn+以上に達する
ものが増加するとともに、構築作業の進行によってもタ
ワークレーン3の位置が高くなる傾向があるために、地
上部Gのクレーンオペレーターと、塔上部Tの作業員と
の連絡確認が困難となる場合が多くなる。また、連絡確
認が十分に行 ゛なわれている場合にあっても、離間距
離が大きくなることに基づいて、情報の伝達性が損なわ
れることになる。
本発明は、鉄塔の構築等の高所作業に伴うこれらの課題
を解決しようとしているものである。つまり、 (イ)塔上における構築作業の監視を地上において自由
に行なうこと。
(ロ)塔上における作業位置によって監視、連絡、確認
等が影響を受けないようにすること。
(ハ)構築作業箇所を各方向から監視して、タワークレ
ーンの確実な運転、作業の効率化、安全性の確保等を達
成すること。
(ニ)タワークレーン操作のための電気ケーブルの引き
回しを少なくし、地上部のクレーンオペレーターや機器
を落雷事故から保護すること。
等を目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明は、鉄塔等の構築方法に係る第1の発明と、その
方法の実施に使用されるタワークレーン装置に係る12
の発明とからなるものである。
第1の発明に係る構築方法は、タワークレーンに搭載し
たテレビカメラを無線遠隔操作により上下移動及び水平
旋回させて該テレビカメラによってタワークレーンによ
る作業箇所を映像化するとともに、受信した映像を前記
テレビカメラの無線遠隔操作を行なう遠隔操作作業箇所
において監視しながらタワークレーンを操作し、構築材
の組み立てを行なうものである。
第2の発明に係るタワークレーン装置は、塔上部に、タ
ワーマストに支持されるタワークレーンと、該タワーク
レーンによる作業箇所を映像化し  −で無線送信する
撮像手段と、該撮像手段による高さ方向の撮像位置を設
定するカメラ上下移動手段とを備え、地上部に、前記撮
像手段から無線送信される映像を受信するとともに、こ
れを監視しながら前記カメラ上下移動手段の遠隔操作を
行なう無線遠隔操作作業手段を備えているものである。
第3の発明に係るタワークレーン装置は、塔上部に、タ
ワーマストに支持されるタワークレーンと、該タワーク
レーンによる作業箇所を映像化して無線送信する撮像手
段と、該撮像手段による水平撮像方向を設定するカメラ
旋回手段とを備え、地上部に、前記撮像手段から無線送
信される映像を受信するとともに、これを監視しながら
カメラ旋回手段の遠隔操作を行なう無線遠隔操1作作業
手段を備えているものである。
第4の発明に係るタワークレーン装置は、塔上部に、タ
ワーマストに支持されるタワークレーンと、該タワーク
レーンによる作業箇所を映像化して無線送信する撮像手
段と、該撮像手段による高さ方向の撮像位置を設定する
カメラ上下移動手段と、該カメラ上下移動手段に支持さ
れているとともに撮像手段による水平撮像方向を設定す
るカメラ旋回手段とを備え、地上部に、前記撮像手段か
ら無線送信される。映像を受信するとともに、これを監
視しながらカメラ上下移動手段及びカメラ旋回手段の遠
隔操作を行なう無線遠隔操作作業手段を備えているもの
である。
第5の発明に係るタワークレーン装置は、第3の発明に
加えて、カメラ旋回手段が、タワーマストに固定された
回転用ガイドレールと、該回転用ガイドレールに沿って
移動する旋回台車とからなるとともに、前記カメラ旋回
手段にカメラ上下移動手段が取り付けられ、該カメラ上
下移動手段が、旋回台車の外側部に上下方向に沿って設
けられる昇降用ガイドレールと、該昇降用ガイドレール
に支持されてその長手方向に案内されるとともに撮像手
段を搭載する昇降フレームとを具備しているものである
第6の発明に係るタワークレーン装置は、第2または第
4の発明に加えて、カメラ上下移動手段か、タワークレ
ーンにおけるタワーマストの外角部に接触してその長手
方向に案内されるとともに撮像手段を搭載する昇降フレ
ームと、該昇降フレームを昇降操作するウィンチと、地
上部における無線遠隔操作作業手段からの指令信号を受
信してウィンチを駆動する制御部とを具備しているもの
である。
第7の発明に係るタワークレーン装置は、第2または第
4の発明に加えて、カメラ上下移動手段が、タワークレ
ーンの旋回部における外側部に吊持状態に取り付けられ
るとともに、上下に伸縮自在なテレスコ−ピック構造体
と、該テレスコ−ピック構造体における下端部の撮像手
段の位置を昇降さ、仕るウィンチとを具備しているもの
である。
第8の発明に係るタワークレーン装置は、第2または第
4の発明に加えて、カメラ上下移動手段が、タワーマス
トの外側部に上下方向に沿って設けられる昇降用ガイド
レールと、該昇降用ガイドレールに支持されてその長手
方向に案内されるとともに撮像手段を搭載する昇降フレ
ームとを具備しているものである。
第9の発明に係るタワークレーン装置は、第2または第
8の発明に加えて、カメラ上下移動手段における昇降用
ガイドレールが、タワークレーンの旋回部における外側
部に吊持状態に取り付けられているものである。
第1Oの発明に係るタワークレーウ装置は、第4または
第8の発明に加えて、昇降フレームに支持されるカメラ
旋回手段を備え、該カメラ旋回手段が、回転用ガイドレ
ールと、該回転用ガイドレールに沿って移動するととも
に撮像手段を搭載する旋回台車とを具備しているもので
ある。
第11の発明に係るタワークレーン装置は、第7または
第9の発明に加えて、タワーマストの外側部にこれを取
り囲む振れ止めリングが設けられ、該振れ止めリングに
昇降用ガイドレールの一部が旋回自在に接続されている
ものである。
第12の発明に係るタワークレーン装置は、塔上部に、
タワーマストに支持されるタワークレーンと、タワーマ
ストの内方中心部に立設されるとともに上下方向に伸縮
可能な棒状体と、該棒状体の上端部または下端部にカメ
ラ旋回手段を介して支持されタワークレーンによる作業
箇所を映像化して無線送信する撮像手段と、該撮像手段
による高さ方向の映像位置を設定するカメラ上下移動手
段とを備え、地上部に、前記撮像手段から無線送信され
る映像を受信するとともに、これを監視しながらカメラ
上下移動手段及びカメラ旋回手段の遠隔操作を行なう無
線遠隔操作作業手段を備えているものである。
第13の発明に係るタワークレーン装置は、第2の発明
ないし第12の発明のに加えて、塔上部に、その可動部
分と固定部分とを電気的に接続する塔よ電気伝送手段が
設けられ、該塔上電気伝送手段か、固定部分に沿って上
下方向に配設される信号または電源伝送用トロリと、該
トロリに接触して可動部分に電気を伝送する集電子とを
具備しているものである。
「作用 」 これらの構築方法及びタワークレーン装置によると、塔
上部と地上部との間の情報伝達や制御信号の伝送が無線
化されるので、地上部の任意箇所で塔上部におけるテレ
ビカメラの向きを上下あるいは左右方向に調整して、作
業箇所を目的とする角度から適宜大きさで映像としてと
らえるとともに、その映像を無線によって地上部に送り
、映像や音声による監視を行なって、タワークレーンや
各種機器の必要な操作と、塔上部の作業員に対する指示
を的確(こ行なうことができる。また、地上部と塔上部
との間が無線接続状態とされるために、離間距離の任意
性が生じて電気ケーブルの引き回しや落雷事故の防止の
点でも有利となるものである。
「実施例」 以下、本発明に係る鉄塔等の構築方法と、その実施に使
用されるタワークレーン装置との実施例について説明す
る。
第1図ないし第8図は、本発明に係るタワークレーン装
置を鉄塔lの構築作業に適用している場合の第1実施例
を示すものである。
該第1実施例は、前述した第1の発明、第2の発明、第
4の発明、第6の発明、第1Oの発明、第13の発明に
関連する技術を包含しており、塔上部Tには、タワーマ
スト2の上に立設状態のタワークレーン3と、必要箇所
の映像化を図るための撮像手段5と、高さ方向の撮像位
置を調整設定するためのカメラ上下移動手段6と、水平
撮像方向を調整設定するためのカメラ旋回手段7と、塔
上部Tにおける各機器の電気的伝送を行なうための塔上
電気伝送手段8とがそれぞれ設けられ、一方、地上部G
には、前述したクレーン操作室4と、塔上部Tにおける
各機器を遠隔操作するための無線遠隔操作作業手段9と
等が設けられる。
前記タワークレーン3は、第2図に示すように、構築中
であ、る鉄塔lの作業箇所まで立設されたタワーマスト
2に対して水平旋回自在な旋回部3aにより吊持作業部
3bが旋回可能に支持されるとともに、運転室3Cには
、第1図に示すように、制御部3dと電源部3eと受信
用アンテナ3fとスピーカー3gとが設けられ、さらに
、制御部3dは旋回部3a及び吊持作業部3bを駆動さ
せるためのコントローラー3hと音声受信機31と増幅
器3jとが備えられている。
なお、塔上部Tにおけるタワークレーン3への給電は、
通常、電カケープルをタワーマスト2に沿って立ち上げ
て行なわれるので、運転室3Cの電源部3eはこの電カ
ケープルに分岐接続される。
前記撮像手段5は、第1図、第3図、第4図、第6図等
に示すように、例えば上方に30度、下方に50度の仰
角調整機能及び例えば左右方向にそれぞれ150度の旋
回角調整機能を備えているパンチルター5aと、該パン
チルター5aに支持される防水ハウジング5hと、該防
水ハウジング5bの中に収納されている2種類の撮像機
(例えば工業用テレビカメラ)5c・5dと、該撮像機
5c・5dにおけるズーム機能、焦点及び絞り調整等を
行なうためのカメラ制御部5eと、撮像機5c・5dに
接続されている映像送信機5fと、カメラ制御部5eに
接続されている制御信号受信機5gと、音声受信機5h
と、これら送受信機5r・5g・5hに接続されている
各アンテナ51・5j・5にと、音声受信機5hに接続
されて撮像機5c・5dの向いている方向に向けられる
集音マイク51と、雨滴等を拭うためのワイパー5ff
lとを具備している。
前記カメラ上下移動手段6は、第3図、第5図及び第8
図に示すように、タワーマスト2における4つの外角部
を囲む昇降フレーム6aと、該昇降用フレーム6aとタ
ワーマスト2の外角部との間に介在して昇降用フレーム
6aを上下自在に支持するためのローラー6bと、タワ
ーマスト2の上部における固定部分に取り付けられて昇
降フレーム6aをワイヤで吊持した状態で昇降操作する
ためのウィンチ6cと、該ウィンチ6cを制御駆動する
ための制御信号受信機及び受信アンテナ(第1実施例で
は運転室3cにおける前記制御部3d及び受信アンテナ
3rで兼用させる)とを具備している。
前記カメラ旋回手段7は、第3図、第4図、第5図、第
6図及び第7図に示すように、昇降フレーム6aにこれ
を囲んで一体に取り付けられている水平状態の回転用ガ
イドレール7aと、該回転用ガイドレール7aに旋回移
動自在に支持される旋回台車7bと、該旋回台車7bを
駆動するためのモーター7c、減速機7d、駆動ローラ
ー7eと、旋回台車7bに搭載されて旋回作動の制御を
行なうための制御信号受信機及び受信アンテナとを具備
している。
前記塔上伝送手段8は、第1図及び第8図に示すように
、塔上部Tにおける可動部分と固定部分との間、例えば
カメラ上下移動手段6における昇降範囲において、運転
室3c、撮像手段5、カメラ上下移動手段6及びカメラ
旋回手段7の相互間における電力及び制御信号の伝送を
行なうものであり、タワーマスト2に側面に上下方向に
沿って架設される電源伝送用トロリ8a及び信号伝送用
トロリ8bと、これらトロリ8a・8bに接触して、給
電及び信号授受を行なうためのパンタグラフ式等の集電
子8cとを具備している。
また、地上部Gにおけるクレーン操作室4の内部または
その近傍の無線遠隔操作作業手段9は、第1図に示すよ
うに、遠隔操作部(制御信号送信機を内蔵)9aと、そ
の送信アンテナ9bと、モニターテレビ9Cと、その映
像チューナー9d、受信ブースター9eと、その受信ア
ンテナ9fと、音声受信機9gと、その受信アンテナ(
送受信兼用アンテナ)9hと、マイクロホン91と、そ
の音声送信器9jとを具備している。
このように構成されているタワークレーン装置であると
、塔上部Tと地上部Gにおけるクレーン操作室4との間
が、無線によって接続状態となるため、信号用ケーブル
の引き回し等が不要となって離間距離の制限がなくなる
。つまり、塔上部Tから適宜距離離間した場所にクレー
ン操作室4を設立しておいて、タワークレーン3に搭載
した撮像手段5を無線遠隔操作により作動させて構築作
業箇所近傍の映像信号を地上部Gに送信し、モニターテ
レビ9cによりその映像を監視する。
撮像対象箇所が目的とする作業位置からずれている場合
は、カメラ上下移動手段6及びカメラ旋回手段7の作動
により、撮像位置の調整が行なわれる。
撮像手段5には、撮像機5c・5dの仰角や水平方向の
向きを調整する機能を持つパンチルター5aが備えられ
ており、1点からの広角及び望遠ズームレンズ等による
映像化が可能であるが、構築作業箇所の移動や他の位置
からの映像化の要求に対応して、カメラ位置を上下左右
に調整する。
上下位置の調整は、地上部Gのクレーン操作室4におい
て、無線遠隔操作作業手段9を作動させて無線昇降指令
信号を発信して、カメラ上下移動手段6におけるウィン
チ6cを作動させて、昇降フレーム6aの位置を変える
ことにより行なわれる。
水平旋回位置の調整は、同様に無線遠隔操作作業手段9
の作動により、カメラ旋回手段7におけるモーター7c
を駆動させて、旋回台車7bを回転用ガイドレール7a
に沿って水平移動させることにより行なわれる。
また、これら上下移動及び旋回操作において、撮像手段
5、カメラ上下移動手段6及びカメラ旋回手段7の給電
あるいは相互間の信号伝送は、塔上電気伝送手段8にお
ける電源伝送用トロリ8a及び信号伝送用トロリ8bを
経由して行なうとともに、必要に応じて電力または信号
伝送用ケーブルの接続により行なわれる。
このような上下位置、旋回位置、仰角、水平方向の向き
等の調整により、撮像機5c・5dと集音マイク51と
を目的とする位置に設定するとともに、得られた映像あ
るいは作業環境の臨場音を地上部Gの遠隔地において、
モニターテレビ9C等の画像あるいは音により監視しな
がら、タワークレーン3の旋回、昇降等の遠隔操作を行
なうとともに、必要に応じてマイクロホン91を介して
音声による指令を無線信号化して、運転室3Cにおける
スピーカー3gから作業箇所に流し、塔上部Tの作業員
に伝達する。
そして、鉄塔lの構築が進められ、作業箇所が上方に移
動した場合は、カメラ上下移動手段6の作動によって、
撮像手段5の位置を必要に応じて上昇させることになる
。また、構築作業の終了した箇所にあっては、その構成
材とタワーマスト2との間に支線を架設して、タワーマ
スト2の支持を行なうことができ、その場合、第8図に
示す例では、昇降フレーム6aがタワーマスト2の外角
部にローラー6bを接触させることによって支持されて
いるため、その下方では支線の架設を自由に行なうこと
ができる。
なお、鉄塔lにおける構築作業位置がタワーマスト2の
上部に達した場合は、タワーマスト2及びタワークレー
ン3をせり上げる等の常套手段により、上方の構築作業
可能な状態にする。
次いで、第9図ないし第11図に基づいて、本発明に係
るタワークレーン装置の第2実施例を説明する。
該第2実施例は、第1の発明、第2の発明、第4の発明
、第8の発明、第10の発明、第13の発明と関連する
技術を包含している。そして、カメラ上下移動手段6の
構造が前述した第1実施例と相違しており、タワーマス
ト2の外角部の利用に代えて、タワーマスト2における
外角部の間の側部に上下方向に沿って昇降用ガイドレー
ル6dが固定され、該昇降用ガイドレール6dに前述し
た昇降フレーム6aが結合され、該昇降フレーム6aに
前記カメラ旋回手段7が取り付けられるとともに、ウィ
ンチ6cにより吊持される構造である。そして、無線操
作により撮像手段5が昇降させられる場合の水平方向の
振れは、昇降用ガイドレール6dによって支持され、そ
の他の部分は第1実施例と同様に作用するものである。
次いで、第12図及び第13図に基づいて、本発明に係
るタワークレーン装置の第3実施例について説明する。
該第3実施例は、第1の発明、第3の発明、第5の発明
、第13の発明に関連する技術を包含しており、カメラ
旋回手段7がタワーマスト2に対して直接取り付けられ
るとともに、該カメラ旋回手段7にカメラ上下移動手段
6が旋回可能に支持される構造である。
即ち、タワーマスト2の上部位置に、その回りを囲むよ
うに、回転用ガイドレール7aと、補助ガイドレール7
rとが上下間隔を空けて固定されるとともに、該回転用
ガイドレール7aに対して水平旋回可能な旋回台車7b
に、ウィンチ6cと昇降用ガイドレール6dとが取り付
けられ、該昇降用ガイドレール6dにより昇降フレーム
6aが昇降可能に支持されるとともに、該昇降フレーム
6aに撮像手段5が搭載される構造である。この場合、
タワークレーン3の運転室3Cにおける電源部3eとカ
メラ旋回手段7との間における給電及び信号伝達は、1
回転程度の捻りを許容する可撓性を有する電気ケーブル
による接続や、トロリを旋回方向に沿って配設して集電
子8cで接続することにより行なわれ、カメラ旋回手段
7とカメラ上下移動手段6との給電及び信号伝達は、前
述した塔上電気伝送手段8を一対の昇降用ガイドレール
6dの間に配する等により行なわれる。
したがって、無線操作により撮像手段5が旋回させられ
る場合は、カメラ旋回手段7によりカメラ上下移動手段
6が旋回させられて、昇降用ガイドレール6dの下部と
補助ガイドレール7rとの結合箇所も旋回とともにずれ
、昇降ガイドレール6dの揺れを防止している。
第14図ないし第17図は、本発明に係るタワークレー
ン装置の第4実施例を示すものである。該第4実施例は
、前述した第1の発明、第2の発明、第3の発明、第4
の発明、第7の発明及び第13の発明に関連する技術を
包含している。即ち、カメラ上下移動手段6が、タワー
クレーン3の旋回部3aにおける外側部に、複数の支持
ブラケット6eに上り吊持状態に取り付けられ、全体と
してテレスコーピック構造体6fとされてその小径部分
が下方に突出させられて、ウィンチ6cにより小径部分
の上下位置の調整がなされるとともに、小径部分に撮像
手段5のパンチルター5aが取り付けられ、その下に撮
像機5c・5dが仰角及び水平方向の向きを変更可能に
支持される。また、テレスコーピック構造体6fは、揺
れや捻りを少なくする構造とするため、その横断面形状
は、第17図(A)(B)に゛示すように、真円形状、
長方形等のものが適宜適用される。
該第4実施例では、タワークレーン3の旋回とともに、
旋回部3aに吊持されたカメラ上下移動手段6が同時に
水平旋回することになる。したがって、タワークレーン
3の吊持箇所に撮像手段5におけるカメラの向きを合わ
せておくと、タワ−クレーン3o′旋回とともに吊持箇
所の映像化を図って、無線により塔上部Tから地上部G
に伝送し、地上部Gにおいて受信することにより監視す
ることができる。そして、カメラの向きの微調整等は、
パンチルター53によって行なわれる。
第18図及び第19図は、本発明に係るタワークレーン
装置の第5実施例を示すものである。該第5実施例は、
前述した第1の発明、第2の発明、第3の発明、第4の
発明、第8の発明、第9の発明及び第13の発明に関連
する技術を包含している。
即ち、第4実施例と同様に、カメラ上下移動手段6がタ
ワークレーン3における旋回部3aに吊持状態に取り付
けられるもので、複数の支持ブラケット6eに特に剛性
の高い昇降用ガイドレール6dが取り付けられ、撮像手
段5の上下位置の調整が行なわれる構造である。
第20図ないし第22図は、本発明に係るタワークレー
ン装置の第6実施例を示すものである。該第6実施例は
、前述した第1の発明、第2の発明、第3の発明、第4
の発明、第9の発明及び第13の発明に関連する技術を
包含している。即ち、第4実施例や第5実施例と同様に
、カメラ上下移動手段6における昇降用ガイドレール6
dが旋回部3aに吊持状態に取り付けられ、該昇降用ガ
イドレール6dの下部あるいは中間位置に、タワーマス
ト2と一体の振れ止めリング6gが設けられ、該振れ止
めリング6gに昇降用ガイドレール6dが水平旋回自在
に支持されるとともに、揺れの防止が図られる構造であ
る。
第23図及び第24図は、本発明に係るタワークレーン
装置の第7実施例を示すものである。該第7実施例は、
第1の発明、第12の発明及び第13の発明に関連する
技術を包含している。即ち、第23図例は、タワーマス
ト2の内方中心部に、カメラ上下移動手段6とこれにカ
メラ旋回手段7を介して支持される撮像手段5とが設け
られるもので、カメラ上下移動手段6として、上下方向
に伸縮可能な前述したテレスコ−ピック構造体に準じた
棒状体6fがウィンチ6cによって吊持状態に設けられ
ており、一方、第24図例は、立設した棒状体6「にカ
メラ上下移動手段6が備えられ、その上端部に、カメラ
旋回手段7と撮像手段5とが搭載されており、該棒状体
6fの長さをウィンチ6cまたは油圧シリンダ等の手段
により変化させる等により、カメラ旋回手段7と撮像手
段5とを昇降させるものである。タワーマスト2の構成
枠の隙間から、撮像機5c・5dが外部を臨んだ範囲を
映像化することになる。撮像手段5の昇降、旋回、カメ
ラの向きの設定は、すべてタワーマスト2の内側で行な
われることになり、タワーマスト2の外側に突出箇所が
生じることがない。
[他の実施態様コ ここまで説明した各実施例に代えて次のように構成する
こともできる。
(イ)撮像手段5における映像送信機5f、制御信号受
信機5g、音声受信機5h、各アンテナ51・5j・5
k、集音マイク51.あるいは運転室3Cにおける制御
部3dや受信用アンテナ3r等をカメラ旋回台車7bや
昇降フレーム63等に搭載すること。
(ロ)上述したタワークレーン装置におけるカメラ上下
移動手段6やカメラ旋回手段7に関連して、塔上電気伝
送手段8による給電に代えて、予め電源用バッテリーを
可動部分に搭載しておくこと。
(ハ)作業の適用範囲が鉄塔構築以外の鉄骨構造物の構
築、基礎工事等であること。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係る鉄塔等の構築方法と
タワークレーン装置であると、以下のような効果を奏す
る。
(A)第1の発明における構築方法によれば、■塔上部
と地上部との間の情報伝達や制御信号の伝送を無線化す
ることにより、塔上部に搭載される各種機器の遠隔操作
を地上部の任意箇所で行なうことができるようになる。
■塔上部における構築作業状況やタワークレーンによる
構築材の吊持状況等を地上部のモニターテレビによって
詳細に把握して、精度の高いクレーン操作や塔上部の作
業員に対する適切な指示を随時行なうことにより、構築
作業の効率化や安全性の向上を図ることができる。
■塔上部と地上部との間に各種機器操作用電気ケーブル
等が存在しないため、タワークレーンの運転室等を任意
距離離間させることができる。
■上記により、塔上部と地上部との操作用ケーブルの布
設作業や引き回し作業をなくすとともに、落雷による地
上部の機器の損傷等を防止することができる。
(B)第2°の発明におけるタワークレーン装置によれ
ば、第1の発明による作用効果に加えて、■地上部にお
ける映像監視に基づいて、無線遠隔操作作業手段により
、カメラ上下移動手段を作動させて、高さ方向の撮像位
置を上下に調整して目的とする仰角等に自由に設定する
ことかで°きる。
■構築作業箇所の上昇にともなって撮像位置を高く設定
して、作業箇所の映像化を適切な位置で行なうことがで
き、る。
(C)第3の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第1の発明による作用効果に加えて、■地上部におけ
る映像監視に基づいて、無線遠隔操作作業手段によりカ
メラ旋回手段を作動させ、水平な撮像方向をタワーマス
トの回りの任意位置に調整して、目的とする旋回位置か
ら水平方向の角度を設定することができる。
■構築作業箇所が水平方向に移動した場合、撮像位置を
360度の範囲において水平方向にずらして、作業箇所
の映像化を適切な位置で行なうことができる。
(D)第4の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第1の発明ないし第3の発明による作用効果を複合さ
せた作用効果に加えて、塔上における作業位置の変化に
よって撮像位置及び角度を調整し、作業の監視、連絡、
確認等が作業の進行にともなう位置移動によって影響を
受けることを少なくすることができる。
(E)第5の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第!の発明及び第3の発明による作用効果に加えて、 ■タワーマストの回りを回転用ガイドレールに沿って旋
回移動する旋回台車にカメラ上下移動手段が支持される
ことにより、タワーマストの周囲における任意の旋回位
置において、撮像上下位置の調整を迅速に行なうことが
できる。
■旋回及び上下移動をガイドレールで案内することによ
り、撮像手段を目的方向に円滑に移動させることができ
る。
(F)第6の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第1の発明、第2の発明及び第4の発明による作用効
果に加えて、 ■カメラ上下移動手段がタワーマストの外角部を利用し
て昇降フレームを昇降移動させるものであるために、タ
ワーマストに正確に沿った昇降ができるとともに、構造
の単純化を図ることができる。
■昇降フレームをウィンチにより吊持して昇降させる構
造であるため、昇降操作に必要な制御信号受信機をタワ
ーマスト等の固定部分に設置することができる。
(G)第7の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第1の発明、第ジの発明及び第4の発明による作用効
果に加えて、 ■タワークレーンにおける旋回部にカメラ上下移動手段
が取り付けられているので、1度撮像手段を作業箇所に
向けると、タワークレーンによる吊持部分と一緒に撮像
手段が旋回し、作業箇所を映像化することができる。
■テレスコービック構造体によって撮像手段を支持して
いるとともに、その下端部の撮像手段をウィンチにより
昇降させる構造であるため、撮像手段等の重量を利用し
て撮像手段を吊持状態に保持することを容易にすること
ができる。
([I)第8の発明におけるタワークレーン装置によれ
ば、第1の発明、第2の発明及び第4の発明による作用
効果に加えて、タワーマストの外側部に沿って設けられ
た昇降用ガイドレールと、これに支持される昇降フレー
ムとから構成されるので、製造時に組み合わせ精度を確
認した昇降用ガイドレールと支持フレームとをタワーマ
ストに取り付けることにより、カメラ上下移動手段を簡
単に構成することができる。
(I)第9の発明におけるタワークレーン装置によれば
、第1の発明、第2の発明及び第8の発明による作用効
果を複合させた作用効果を得ることができる。
(J)第1Oの発明におけるタワークレーン装置によれ
ば、第1の発明、第4の発明及び第8の発明による作用
効果に加えて、 ■昇降フレームに取り付けられるカメラ旋回手段が、回
転用ガイドレールとこれに支持される旋回台車とから構
成されるので、昇降フレームによる設定高さにおいて、
旋回台車を任意の水平旋回位置まで移動させて設定する
ことができる。
■回転用ガイドレールに沿って正確な旋回を行なうこと
ができる。
(K)第11の発明におけるタワークレーン装置によれ
ば、第1の発明、第7の発明及び第9の発明及第9によ
る作用効果に加えて、昇降用ガイドレールの下部や中間
部の横振れや揺れを防止して、撮像手段の水平位置を正
確に設定することができる。
(■7)第12の発明におけるタワークレーン装置によ
れば、タワーマストの内方中心部に立設した伸縮可能な
棒状体の上端部に、旋回機構を有する撮像手段を配設し
ているので、 ■タワーマストの内部に撮像手段が上下移動あるいは水
平旋回可能に支持され、タワーマストの外部に撮像手段
、カメラ上下移動手段、カメラ旋回手段等が突出するこ
とがない。
■撮像手段等がタワークレーンによる吊持作業の障害と
なることがない。
■タワーマストの支線の架設時に撮像手段等が干渉する
ことがない。
■タワーマストの内部に、その構成材を利用して棒状体
等を簡単に設置することができる。
(M)第13の発明におけるタワークレーン装置によれ
ば、塔上部の可動部分に、塔上電気伝送手段におけるト
ロリと集電子とによって給電と信号伝送とを行なうよう
にしているので、 ■固定部分と可動部分との間の電気ケーブル等の引き回
し量を低減し、各機器間の電源、信号伝送性を向上させ
ることができる。
■可動部分の上下方向の移動量の制限が少なくなり、塔
上部の高さ寸法の増大性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明に係るタワークレーン装置
ガ第1実施例を示すもので、第1図は全体機能の結線図
、第2図はタワークレーン装置全体の正面図、第3゛図
は要部の拡大正面図、第4図はその右側面図、第5図は
カメラ旋回手段部分の平面図、第6図は撮像手段部分の
斜視図、第7図はカメラ旋回手段部分の横断面図、第8
図は塔上伝送手段の要部の斜視図である。 第9図ないし第11図は本発明に係るタワークレーン装
置の第2実施例を示すもので、第9図は正面図、第1θ
図は右側面図、第1I図はカメラ旋回手段の平面図であ
る。 第12図及び第13図は本発明に係るタワークレーン装
置の第3実施例を示すもので、第12図は正面図、第1
3図は右側面図である。 第14図ないし第17図は本発明に係るタワークレーン
装置の第4実施例を示すもので、第14図は正面図、第
15図は右側面図、第16図はテレスコーピック構造体
部分の縦断面図、第17図(A)(B)はテレスコーピ
ック構造体の横断形状の例を示す横断面図である。 第18図及び第19図は本発明に係るタワークレーン装
置の第5実施例を示すもので、第18図は正面図、第1
9図は右側面図である。 第20図ないし第22図は本発明に係るタワークレーン
装置の第6実施例を示すもので、第20図は正面図、第
21図は右側面図、第22図は振れ止めリング部分の横
断面図である。− 第23図及び第24図は本発明に係るタワークレーン装
置の第7実施例を示すもので、第23図は撮像手段が吊
持される例の正面図、第24図は撮像手段が立設される
例の右側面図である。 第25図はタワークレーンを利用した鉄塔の構築作業の
従来例を示すものである。 ■・・・・・・鉄塔、2・・・・・・タワーマスト、3
・・・・・・タワークレーン、3a・・・・・・旋回部
、3b・・・・・・吊持作業部、3c・・・・・・運転
室、3d・・・・・・制御部、3e・・・・・・電源部
、3r・・・・・・受信用アンテナ、3g・・・・・・
スピーカー、3h・・・・・・コントローラー、31・
・・・・・音声受信機、3j・・・・・・増幅器、4・
・・・・・クレーン操作部、5・・・・・・撮像手段、
5a・・・・・・パンチルター、5b・・・・・・防水
ハウジング、5c・5d・・・・・・撮像41i(テレ
ビカメラ)、5e・・・・・・カメラ制御部、5f・・
・・・・映像送信機、5g・・・・・・制御信号受信機
、5h・・・・・・音声受信機、51・5j・5k・・
・・・・アンテナ、5I・・・・・・集音マイク、5m
・・・・・・ワイパー、6・・・・・・カメラ上下移動
手段、6a・・・・・・昇降フレーム、6b・・・・・
・ローラー、6c・・・・・・ウィンチ、6d・・・・
・・昇降用ガイドレール、6e・・・・・・支持ブラケ
ット、6f・・・・・・テレスコ−ピック構造体(棒状
体)、6g・・・・・・振れ止めリング、7・・・・・
・カメラ旋回手段、7a・・・・・・回転用ガイドレー
ル、7b・・・・・・旋回台車、7C・・・・・・モー
ター、7d・・・・・・減速機、7e・・・・・・駆動
ローラー、7f・・・・・・補助ガイドレール、8・・
・・・・塔上電気伝送手段、8a・・・・・・電源伝送
用トロリ、8b・・・・・・信号伝送用トロリ、8c・
・・・・・集電子、9・・・・・・無線遠隔操作作業手
段、9a・・・・・・操作部(制御信号送信機)、9b
・・・・・・送信アンテナ、9C・・・・・・モニター
テレビ、9d・・・・・・映像チューナー、9e・・・
・・・受信ブースター、9f・・・・・・受信アンテナ
、9g・・・・・・音声受信機、9h・・・・・・送受
信アンテナ、91・・・・・・マイクロホン、9j・・
・・・・音声送信機、G・・・・・・地上部、T・・・
・・・塔上部、X・・・・・・構築材。 出願人 藤 倉 電 線 株式会社 第5図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タワークレーン(3)に搭載した撮像機(5c・5
    d)を無線遠隔操作により上下移動及び水平旋回させて
    該撮像機によってタワークレーンによる作業箇所を映像
    化するとともに、受信した映像を前記撮像機の無線遠隔
    操作を行なう遠隔操作作業箇所において監視しながらタ
    ワークレーンを操作し、構築材(X)の組み立てを行な
    うことを特徴とする鉄塔等の構築方法。 2、塔上部(T)に、タワーマスト(2)に支持される
    タワークレーン(3)と、該タワークレーンによる作業
    箇所を映像化して無線送信する撮像手段(5)と、該撮
    像手段による高さ方向の撮像位置を設定するカメラ上下
    移動手段(6)とを備え、地上部(G)に、前記撮像手
    段から無線送信される映像を受信するとともに、これを
    監視しながら前記カメラ上下移動手段の遠隔操作を行な
    う無線遠隔操作作業手段(9)を備えていることを特徴
    とするタワークレーン装置。 3、塔上部(T)に、タワーマスト(2)に支持される
    タワークレーン(3)と、該タワークレーンによる作業
    箇所を映像化して無線送信する撮像手段(5)と、該撮
    像手段による水平撮像方向を設定するカメラ旋回手段(
    7)とを備え、地上部(G)に、前記撮像手段から無線
    送信される映像を受信するとともに、これを監視しなが
    らカメラ旋回手段の遠隔操作を行なう無線遠隔操作作業
    手段(9)を備えていることを特徴とするタワークレー
    ン装置。 4、塔上部(T)に、タワーマスト(2)に支持される
    タワークレーン(3)と、該タワークレーンによる作業
    箇所を映像化して無線送信する撮像手段(5)と、該撮
    像手段による高さ方向の撮像位置を設定するカメラ上下
    移動手段(6)と、該カメラ上下移動手段に支持されて
    いるとともに撮像手段による水平撮像方向を設定するカ
    メラ旋回手段(7)とを備え、地上部(G)に、前記撮
    像手段から無線送信される映像を受信するとともに、こ
    れを監視しながらカメラ上下移動手段及びカメラ旋回手
    段の遠隔操作を行なう無線遠隔操作作業手段(9)を備
    えていることを特徴とするタワークレーン装置。 5、カメラ旋回手段(7)が、タワーマスト(2)に固
    定された回転用ガイドレール(7a)と、該回転用ガイ
    ドレールに沿って移動する旋回台車(7b)とからなる
    とともに、前記カメラ旋回手段にカメラ上下移動手段(
    6)が取り付けられ、該カメラ上下移動手段が、旋回台
    車の外側部に上下方向に沿って設けられる昇降用ガイド
    レール(6d)と、該昇降用ガイドレールに支持されて
    その長手方向に案内されるとともに撮像手段(5)を搭
    載する昇降フレーム(6a)とを具備していることを特
    徴とする請求項3のタワークレーン装置。 6、カメラ上下移動手段(6)が、タワークレーン(3
    )におけるタワーマスト(2)の外角部に接触してその
    長手方向に案内されるとともに撮像手段(5)を搭載す
    る昇降フレーム(6a)と、該昇降フレームを昇降操作
    するウインチ(6c)と、地上部(G)における無線遠
    隔操作作業手段(9)からの指令信号を受信してウイン
    チを駆動する制御部(3d)とからなることを特徴とす
    る請求項2または4のタワークレーン装置。 7、カメラ上下移動手段(6)が、タワークレーン(3
    )の旋回部(3a)における外側部に吊持状態に取り付
    けられるとともに、上下に伸縮自在なテレスコーピック
    構造体(6f)と、該テレスコーピック構造体における
    下端部の撮像手段(5)の位置を昇降させるウインチ(
    6c)とを具備している請求項2または4のタワークレ
    ーン装置。 8、カメラ上下移動手段(6)が、タワーマスト(2)
    の外側部に上下方向に沿って設けられる昇降用ガイドレ
    ール(6d)と、該昇降用ガイドレールに支持されてそ
    の長手方向に案内されるとともに撮像手段(5)を搭載
    する昇降フレーム(6a)とを具備していることを特徴
    とする請求項2または4のタワークレーン装置。 9、カメラ上下移動手段(6)における昇降用ガイドレ
    ール(6d)が、タワークレーン(3)の旋回部(3a
    )における外側部に吊持状態に取り付けられていること
    を特徴とする請求項2または8のタワークレーン装置。 10、昇降フレーム(6a)に支持されるカメラ旋回手
    段(7)を備え、該カメラ旋回手段は、回転用ガイドレ
    ール(7a)と、該回転用ガイドレールに沿って移動す
    るとともに撮像手段(5)を搭載する旋回台車(7b)
    とからなることを特徴とする請求項4または8のタワー
    クレーン装置。 11、タワーマスト(2)の外側部にこれを取り囲む振
    れ止めリング(6g)が設けられ、該振れ止めリングに
    昇降用ガイドレール(6d)の一部が旋回自在に接続さ
    れていることを特徴とする請求項7または9のタワーク
    レーン装置。 12、塔上部(T)に、タワーマスト(2)に支持され
    るタワークレーン(3)と、タワーマストの内方中心部
    に立設されるとともに上下方向に伸縮可能な棒状体(6
    f)と、該棒状体の上端部または下端部にカメラ旋回手
    段(7)を介して支持されタワークレーンによる作業箇
    所を映像化して無線送信する撮像手段(5)と、該撮像
    手段による高さ方向の撮像位置を設定するカメラ上下移
    動手段(6)とを備え、地上部(G)に、前記撮像手段
    から無線送信される映像を受信するとともに、これを監
    視しながらカメラ上下移動手段及びカメラ旋回手段の遠
    隔操作を行なう無線遠隔操作作業手段(9)を備えてい
    ることを特徴とするタワークレーン装置。 13、塔上部(T)にその可動部分と固定部分とを電気
    的に接続する塔上電気伝送手段(8)が設けられ、該塔
    上電気伝送手段が、固定部分に沿って上下方向に配設さ
    れる電源伝送用トロリ(8a)または信号伝送用トロリ
    (8b)と、該トロリに接触して可動部分に電気を伝送
    する集電子(8c)とを具備していることを特徴とする
    請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11ま
    たは12のタワークレーン装置。
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