JPH01274815A - セラミックスフィルターの製造方法 - Google Patents
セラミックスフィルターの製造方法Info
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は例えば排水、食品などの液体の濾過及び気体の
濾過に用いるセラミックスフィルターの製造方法に関す
る。
濾過に用いるセラミックスフィルターの製造方法に関す
る。
（従来の技術）
セラミックスフィルターとして、円筒形成いは板状をな
すセラミックス製多孔質支持体の表面のうち、基質溶液
の流入側となる面に支持体よりも緻密な多孔質薄膜を形
成し、基質の凝集粒子や他の粒子によって支持体の細孔
が目詰りを起さないような構造としたものがある。
すセラミックス製多孔質支持体の表面のうち、基質溶液
の流入側となる面に支持体よりも緻密な多孔質薄膜を形
成し、基質の凝集粒子や他の粒子によって支持体の細孔
が目詰りを起さないような構造としたものがある。
そして斯かる二層構造のセラミックスフィルターを製造
するには、支持体を構成する粒子よりも小径の粒子を含
むスラリーを調整し、このスラリーを支持体表面に塗布
した後に焼成することで、スラリーを多孔質薄膜とする
ようにしている。
するには、支持体を構成する粒子よりも小径の粒子を含
むスラリーを調整し、このスラリーを支持体表面に塗布
した後に焼成することで、スラリーを多孔質薄膜とする
ようにしている。
（発明が解決しようとする課題）
上述した従来方法によると、多孔質薄膜を形成すべく支
持体表面にスラリーを塗布しても、このスラリーが支持
体内に吸収されてしまい、殆ど薄膜を形成できないか、
支持体の部分的な細孔量のバラツキによって形成される
薄膜の厚みが部分的に異なり、フィルターとしての性能
が劣ることとなる。
持体表面にスラリーを塗布しても、このスラリーが支持
体内に吸収されてしまい、殆ど薄膜を形成できないか、
支持体の部分的な細孔量のバラツキによって形成される
薄膜の厚みが部分的に異なり、フィルターとしての性能
が劣ることとなる。
これを解決すべくスラリーの粘度や濃度を高くしたり、
スラリー中の無機粉末の粒径を大きくするか支持体の孔
径を小さくすることが考えられるが、いずれもフィルタ
ー性能の劣化を招く。
スラリー中の無機粉末の粒径を大きくするか支持体の孔
径を小さくすることが考えられるが、いずれもフィルタ
ー性能の劣化を招く。
（課題を解決するための手段）
上記課題を解決すべく本発明は、支持体の孔部を後の焼
成の際に消失可能な可燃性物質によって積極的に埋めて
おき、この状態で支持体表面にセラミックススラリーを
塗布せしめ、次いで焼成するようにした。
成の際に消失可能な可燃性物質によって積極的に埋めて
おき、この状態で支持体表面にセラミックススラリーを
塗布せしめ、次いで焼成するようにした。
（作用）
多孔質無機薄膜となるスラリーを支持体表面に塗布して
も、支持体の孔部には可燃性物質が充填されているので
、スラリーが支持体内に侵入することがない。
も、支持体の孔部には可燃性物質が充填されているので
、スラリーが支持体内に侵入することがない。
（実施例）
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第１図はセラミックスフィルターを構成するセラミック
ス製多孔質支持体の全体斜視図であり、支持体１は厚さ
約１ｍｍで長さ約２００ｍｍの円筒状をなしている。こ
の支持体１を作るには、例えば粒度分布が１０〜３０μ
Ｉのアルミナ、シリカ、ムライト、炭化ケイ素、チッ化
ケイ素或いはジルコニア等のセラミックス骨材粉末に結
合材として粒度分布が２〜５μＩのホウ珪酸ガラスを重
量比で２０％混合した原料な押出成形した後に焼成する
。そしてこの焼成により孔径が約１０ｕｍ程度のセラミ
ックス製多孔質支持体１が得られる。尚、支持体１とし
ては円筒状に限らずその形状は任意である。
ス製多孔質支持体の全体斜視図であり、支持体１は厚さ
約１ｍｍで長さ約２００ｍｍの円筒状をなしている。こ
の支持体１を作るには、例えば粒度分布が１０〜３０μ
Ｉのアルミナ、シリカ、ムライト、炭化ケイ素、チッ化
ケイ素或いはジルコニア等のセラミックス骨材粉末に結
合材として粒度分布が２〜５μＩのホウ珪酸ガラスを重
量比で２０％混合した原料な押出成形した後に焼成する
。そしてこの焼成により孔径が約１０ｕｍ程度のセラミ
ックス製多孔質支持体１が得られる。尚、支持体１とし
ては円筒状に限らずその形状は任意である。
次いで上記によって得られた支持体１を第２図に示すよ
うに可燃性物質を含んだ溶液２内に浸漬し、支持体１の
孔部を溶液２によフて充填する。
うに可燃性物質を含んだ溶液２内に浸漬し、支持体１の
孔部を溶液２によフて充填する。
ここで可燃性物質としては、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、デキストラン等の水溶性高分子の粉
末、エチルセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン
、ニトロセルロース等の有機溶剤に可溶な高分子粉末及
びカーボン粉末等が考えられる。
キシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、デキストラン等の水溶性高分子の粉
末、エチルセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン
、ニトロセルロース等の有機溶剤に可溶な高分子粉末及
びカーボン粉末等が考えられる。
この後、溶液２から支持体１を取出して乾燥せしめるこ
とで、第３図に示すように、支持体ｌを構成するセラミ
ックス骨材粉末３・・・間の隙間に可燃性物質４が充填
された状態となる。
とで、第３図に示すように、支持体ｌを構成するセラミ
ックス骨材粉末３・・・間の隙間に可燃性物質４が充填
された状態となる。
尚、セラミックス骨材粉末３間の隙間、つまり支持体１
の孔部に可燃性物質を充填する手段として、可燃性物質
４をペースト状或いはスラリー状にして支持体１の表面
に塗り込むようにしてもよい。
の孔部に可燃性物質を充填する手段として、可燃性物質
４をペースト状或いはスラリー状にして支持体１の表面
に塗り込むようにしてもよい。
次いでセラミックス骨材粉末３間の孔部を可燃性物質４
で積極的に目詰りさせた状態の支持体１の表面に、第４
図に示すように多孔質無機薄膜となるセラミックススラ
リー５を塗布する。スラリー５としては例えば、粒度分
布が０．１〜０．４μｍの前記と同様のセラミックス粉
末１００％に対し、重量比でエチルアルコール２００％
、バインダー６％を添加混合して調整する。
で積極的に目詰りさせた状態の支持体１の表面に、第４
図に示すように多孔質無機薄膜となるセラミックススラ
リー５を塗布する。スラリー５としては例えば、粒度分
布が０．１〜０．４μｍの前記と同様のセラミックス粉
末１００％に対し、重量比でエチルアルコール２００％
、バインダー６％を添加混合して調整する。
次いで、スラリー５を乾燥せしめた後、支持体１を焼成
することで、拡大断面図である第４図及び更なる拡大図
である第５図に示すように支持体１の内周面つまり基質
溶液の流入側となる面に多孔質無機薄膜６を形成したセ
ラミックスフィルターが得られる。そしてこのセラミッ
クスフィルターの支持体１内には焼成の際に可燃性物ｘ
４が燃焼することで孔部７が形成される。
することで、拡大断面図である第４図及び更なる拡大図
である第５図に示すように支持体１の内周面つまり基質
溶液の流入側となる面に多孔質無機薄膜６を形成したセ
ラミックスフィルターが得られる。そしてこのセラミッ
クスフィルターの支持体１内には焼成の際に可燃性物ｘ
４が燃焼することで孔部７が形成される。
（発明の効果）
以上に説明した如く本発明によれば、セラミックス製多
孔質支持体の孔部な予め可燃性物質で塞いだ状態として
、支持体表面に薄膜となるスラリーを塗布するようにし
たので、スラリーが支持体内に吸収されることがなく、
支持体表面に均一な厚さの薄膜が形成され、セラミック
スフィルターとして高品質のものが得られる。
孔質支持体の孔部な予め可燃性物質で塞いだ状態として
、支持体表面に薄膜となるスラリーを塗布するようにし
たので、スラリーが支持体内に吸収されることがなく、
支持体表面に均一な厚さの薄膜が形成され、セラミック
スフィルターとして高品質のものが得られる。
第１図はセラミックス製多孔質支持体の斜視図、第２図
は支持体を可燃性物質の溶液に浸漬している状態を示す
図、第３図は支持体にスラリーを塗布した状態の拡大図
、第４図はセラミ・ｌクスフィルターの要部断面図、第
５図は第４図の拡大図である。 尚、図面中、１は支持体、３は骨材粉末、４は可燃性物
質、５はスラリー、６は薄膜である。
は支持体を可燃性物質の溶液に浸漬している状態を示す
図、第３図は支持体にスラリーを塗布した状態の拡大図
、第４図はセラミ・ｌクスフィルターの要部断面図、第
５図は第４図の拡大図である。 尚、図面中、１は支持体、３は骨材粉末、４は可燃性物
質、５はスラリー、６は薄膜である。
Claims (2)
- （１）セラミックス製多孔質支持体の孔部に可燃性物質
を充填し、次いで前記支持体の表面に前記支持体を構成
する粒子よりも小径の無機粉末を含むスラリーを塗布し
、この後スラリーを塗布した支持体を焼成することで支
持体の孔部に充填された可燃性物質を消失せしめるとと
もに支持体表面に支持体よりも緻密な多孔質無機薄膜を
形成するようにしたことを特徴とするセラミックスフィ
ルターの製造方法。 - （２）前記多孔質支持体の孔部への可燃性物質の充填は
、可燃性物質を含む溶液中に支持体を浸漬せしめた後、
乾燥せしめるようにしたことを特徴とする請求項１に記
載のセラミックスフィルターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10201388A JPH01274815A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | セラミックスフィルターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10201388A JPH01274815A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | セラミックスフィルターの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01274815A true JPH01274815A (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=14315878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10201388A Pending JPH01274815A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | セラミックスフィルターの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01274815A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2715866A1 (fr) * | 1994-02-07 | 1995-08-11 | Cerasiv Gmbh | Procédé de préparation de couches minéraux poreuses sur des substrats minéraux poreux. |
| EP0850680A1 (en) * | 1996-12-27 | 1998-07-01 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramic porous membrane, ceramic porous body and method of manufacturing the membrane |
| EP2502663A1 (en) | 2011-03-24 | 2012-09-26 | NGK Insulators, Ltd. | Honeycomb filter and manufacturing method of the same |
| EP2682173A1 (en) | 2012-07-06 | 2014-01-08 | NGK Insulators, Ltd. | Honeycomb structure and manufacturing method of the same |
| US8814975B2 (en) | 2011-03-24 | 2014-08-26 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb structure and manufacturing method of the same |
| EP3070066A1 (en) | 2015-03-20 | 2016-09-21 | NGK Insulators, Ltd. | Plugged honeycomb structure |
| US10252948B2 (en) | 2015-03-20 | 2019-04-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for manufacturing plugged honeycomb structure, and plugged honeycomb structure |
| CN112216475A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-01-12 | 福州清河源环保科技有限公司 | 一种具有灭火功能的变压器支架 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268510A (ja) * | 1985-09-21 | 1987-03-28 | Nitto Electric Ind Co Ltd | セラミツクスろ過材の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP10201388A patent/JPH01274815A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268510A (ja) * | 1985-09-21 | 1987-03-28 | Nitto Electric Ind Co Ltd | セラミツクスろ過材の製造方法 |
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| EP2641645A1 (en) | 2011-03-24 | 2013-09-25 | NGK Insulators, Ltd. | Honeycomb filter and manufacturing method of the same |
| US8747509B2 (en) | 2011-03-24 | 2014-06-10 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb filter and manufacturing method of the same |
| EP2502663A1 (en) | 2011-03-24 | 2012-09-26 | NGK Insulators, Ltd. | Honeycomb filter and manufacturing method of the same |
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| US9155987B2 (en) | 2011-03-24 | 2015-10-13 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb filter and manufacturing method of the same |
| US9580358B2 (en) | 2011-03-24 | 2017-02-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb structure and manufacturing method of the same |
| EP2682173A1 (en) | 2012-07-06 | 2014-01-08 | NGK Insulators, Ltd. | Honeycomb structure and manufacturing method of the same |
| EP3070066A1 (en) | 2015-03-20 | 2016-09-21 | NGK Insulators, Ltd. | Plugged honeycomb structure |
| US10040017B2 (en) | 2015-03-20 | 2018-08-07 | Ngk Insulators, Ltd. | Plugged honeycomb structure |
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| CN112216475A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-01-12 | 福州清河源环保科技有限公司 | 一种具有灭火功能的变压器支架 |
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