JPH0127437B2 - - Google Patents

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JPH0127437B2
JPH0127437B2 JP60086552A JP8655285A JPH0127437B2 JP H0127437 B2 JPH0127437 B2 JP H0127437B2 JP 60086552 A JP60086552 A JP 60086552A JP 8655285 A JP8655285 A JP 8655285A JP H0127437 B2 JPH0127437 B2 JP H0127437B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複数の楽音発生用チヤンネル(発
音チヤンネル)を有する電子楽器に関し、詳しく
は減衰発音中のチヤンネルのうち最も減衰状態が
進んでいるチヤンネル(最減衰チヤンネル)を検
出し、この最減衰チヤンネルに新たな押鍵音を割
当てるように制御するトランケート手段を備えた
電子楽器に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の電子楽器において、最減衰チヤ
ンネルを検出してトランケート処理する方法とし
て、特開昭52−25613号公報に示されているよう
に各チヤンネルの楽音信号に付与するエンベロー
プ波形の振幅値を比較することにより、最減衰チ
ヤンネルを検出するもの、あるいは特開昭57−
136698号公報に示されているように各チヤンネル
のエンベロープ波形の減衰状態をシミユレートし
たエンベロープレベルデータを比較することによ
り、最減衰チヤンネルを検出するものなどが知ら
れている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、例えばピアノの演奏のように低音域
の楽音を発音させながら高音域の楽音を次々に発
音させるという演奏操作を行つて、電子楽器にお
いてピアノ演奏と同様の演奏効果を得ようとして
も、上述の従来のトランケート処理方式では低音
域のエンベロープ波形振幅値あるいはエンベロー
プレベルデータが高音域のエンベロープ波形振幅
値あるいはエンベロープレベルデータより先に小
さくなるため、発音を継続すべき低音域の楽音の
割当てが強制的に解除されてしまい、上述のピア
ノのような演奏効果が得られないという問題があ
つた。このような問題は特にチヤンネル数が少な
い場合に生じやすいものである。このような問題
は、減衰時間をキースケーリングした場合(例え
ばピアノ音のように減衰時間を低音域ほど長く、
高音になるに従つて短くなるように設定した場
合)においても、同様に生じる。
この発明は上記のような問題点に鑑みなされた
もので、その目的は発音割当て方式の電子楽器に
おいて、所定音域の楽音の発音を他の音域の楽音
より優先して継続させ得るトランケート手段を具
えた電子楽器を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するために、各チ
ヤンネルの減衰状態を表わすデータを、当該チヤ
ンネルに割当てられた鍵の音高または音域に応じ
て減衰が進んでいない状態に補正する補正手段を
設け、トランケート手段は補正された上記データ
に基づいて最も減衰の進んでいるチヤンネルを検
出するようにしたものである。
[作用] 各チヤンネルの減衰状態を表わすデータは当該
チヤンネルの楽音の音高または音域に応じて減衰
が進んでいない状態に補正されるので、或る特定
の音域に関して減衰が進んでいない状態に補正す
るようにすれば、その音域の楽音が実際には先に
減衰状態になつたとしても、その後減衰状態にな
つた他の音域の楽音の中から最も減衰の進んだ楽
音を優先的に割当て解除するようにすることがで
きる。従つて、ピアノ演奏のように、低音域の音
の発音を持続させながら高音域の音を新たに次々
と発音させるという演奏効果を電子楽器において
実現できる。
[実施例] 第1図は、この発明による電子楽器の一実施例
を示すハードウエア構成図であり、発生すべき楽
音の音高を指示するための手段として鍵盤10を
用い、またこの鍵盤10における押鍵検出処理お
よび押圧鍵のチヤンネル割当て処理等はマイクロ
コンピユータによつて行うようにしている。
マイクロコンピユータ部はCPU12、プログ
ラムROM13,RAM14を含み、データバス
15を介して鍵盤10、重付け用ROM16、音
色選択スイツチ回路17、エンベロープ発生器1
8とデータの授受を行い、押鍵検出、押圧鍵のチ
ヤンネル割当て、選択された音色の検出、等の処
理を行う。各チヤンネルに割当てられた鍵(音
高)を示すキーコードKCと選択された音色を示
す音色データがデータバス15を介して楽音発生
回路11に与えられ、各チヤンネルのキーコード
KCに対応する音高の楽音信号が該楽音発生回路
11から発生され、サウンドシステム19に至
る。また、音色データとキーオン信号KONがデ
ータバス15を介してエンベロープ発生器18に
与えられる。キーオン記号KONは各チヤンネル
に割当てられた鍵の押圧が持続しているか否かを
示す信号であり、前者の場合“1”、後者の場合
“0”である。エンベロープ発生器18は、与え
られた音色データに対応する波形形状のエンベロ
ープ波形信号EVをキーオン信号KONに応答して
各チヤンネル別に発生する。
エンベロープ発生器18から発生された各チヤ
ンネルに対応するエンベロープ波形信号EVは楽
音発生回路11に与えられ、対応するチヤンネル
で発生する楽音信号の振幅エンベロープを制御す
る。こうして、押圧鍵の音高に対応する楽音信号
はエンベロープ波形信号EVに従つてその振幅が
制御される。尚、エンベロープ発生器18は各チ
ヤンネルのエンベロープ波形信号EVの現在のレ
ベルを示すエンベロープレベルデータEGLを各
チヤンネル毎に出力し、データバス15を介して
マイクロコンピユータ部に与える。
第2図は第1図のRAM14におけるメモリ構
成の一例を示す図で、KC(1)乃至KC(N)はキー
コードメモリであり、楽音発生回路11の第1チ
ヤンネルから第Nチヤンネルに割当てられた鍵の
キーコードKCをそれぞれ記憶するための記憶領
域である。かつこ内の数字1乃至Nはチヤンネル
番号を示す。KON(1)乃至KON(N)はキーオン
メモリであり、各チヤンネルに割当てられた鍵の
キーオン信号KONを夫々記憶するための記憶領
域である。KCODEはキーコードレジスタであ
り、現在走査中の鍵のキーコードを記憶するもの
である。ELはエンベロープレベルレジスタであ
り、各チヤンネルのエンベロープレベルデータ
EGLのうち最小値を記憶するものである。ACH
はトランケートチヤンネルレジスタであり、最小
のエンベロープレベルチヤンネル番号を記憶する
ものである。KCHはチヤンネル番号レジスタで
あり、現在処理中のチヤンネル番号を示すデータ
を記憶するものである。WLは重付けデータレジ
スタであり、重付け用ROM16から読み出され
た重付けデータを記憶するものである。
第3図は、重付け用ROM16の記憶内容の一
例を示す図であり、横軸を音高または音域、縦軸
は重付けデータ値とすると、音高が高くなるほど
小さくなる重付けデータ値が記憶されている。
この重付けデータは、最減衰チヤンネルを検出
する際にエンベロープレベルデータEGLを重付
けするのに使用され、この重付け後のエンベロー
プレベルデータEGL′に基づいて最減衰チヤンネ
ルが検出される。
第4図は第1図のマイクロコンピユータ部によ
つて実行されるプログラムの大略を示すものであ
る。キー走査及び割当て処理ブロツク25では、鍵
盤10の各鍵を順次走査して新たな押鍵又は離鍵
を検出し、この検出に応じて割当て処理を行う。
次の音色選択スイツチ走査及び処理ブロツク26で
は音色選択スイツチ回路17の各スイツチの走査
を行い、このオン.オフ検出に基き所定の処理を
行う。次のブロツク27ではブロツク25,26の処理
の結果得たデータ(各チヤンネルに割当てたキー
コードKC、音色データ、キーオン信号KON)を
楽音発生回路11及びエンベロープ発生器18に
送出する処理を行う。
第5図及び第6図は、第4図のキー走査及び割
当て処理ブロツク25に含まれるニユーキーオン処
理ルーチンとニユーキーオフ処理ルーチンを略示
したものである。ニユーキーオン処理ルーチン
は、新たな押圧鍵が検出され、この鍵を何れかの
チヤンネルに割当てるべきときに実行される。ニ
ユーキーオフ処理ルーチンは、新たな離鍵が検出
されたときに実行される。
まず、第5図を参照してニユーキーオン処理に
ついて説明する。ブロツク28ではニユーキーオン
に係る鍵のキーコードをキーコードレジスタ
KCODEに取込み、チヤンネル番号レジスタ
KCHを「0」にクリアすると共にトランケート
チヤンネルレジスタACHを「0」にクリアし、
エンベロープレベルレジスタELに最大値をセツ
トする。ブロツク29から35に至り、29に戻るルー
チンは、エンベロープレベルデータEGLが最小
値であるチヤンネル(トランケートチヤンネル)
を検出するためのものである。ブロツク29ではチ
ヤンネル番号レジスタKCHの現在値に1を加算
し、処理すべきチヤンネル番号を進める。ブロツ
ク30では、このレジスタKCHのチヤンネル番号
によつて指定されたキーオンメモリKON(KCH)
の内容が“1”であるかを調べ、NOつまりキー
オフを示すならばブロツク31に進み、YESなら
ばブロツク35にジヤンプする。ブロツク31ではレ
ジスタKCHのチヤンネル番号によつて指定され
たキーコードメモリKC(KCH)からキーコード
KCを読み出し、このキーコードKCに対応した重
付けデータを重付け用ROM16から読み出して
レジスタWLに取り込む。次のブロツク32では、
レジスタKCHのチヤンネル番号によつて指定さ
れたチヤンネルのエンベロープレベルデータ
EGLを取込み、このデータEGLをレジスタWL内
の重付けデータで重付けしてEGLを、EGL′とす
る。次にブロツク33では重付けしたデータ
EGL′(KCH)がエンベロープレベルレジスタEL
の内容より小さいかを調べる。小さいならば、ブ
ロツク34に進み、トランケートチヤンネルレジス
タACHにチヤンネル番号レジスタKCHのチヤン
ネル番号をセツトし、エンベロープレベルレジス
タELにエンベロープレベルデータEGL′(KCH)
をセツトしてブロツク35に進む。小さくないなら
ば、ブロツク34を飛び越してブロツク35に進む。
ブロツク35ではレジスタKCHのチヤンネル番号
が最大値Nであるかを調べる。NOならばブロツ
ク29に戻り、レジスタKCHのチヤンネル番号を
1増加する。こうしてブロツク29〜35のルーチン
をN回繰返し、KCH=Nが成立したとき、ブロ
ツク36に進む。このときトランケートチヤンネル
レジスタACHには重付けしたエンベロープレベ
ルデータEGL′が最も小さいチヤンネルの番号が
記憶されている。
ブロツク36ではレジスタACHが「0」である
かを調べる。全チヤンネルに割当てられている鍵
がキーオン中であればブロツク34の処理が一度も
行なわれず、従つて、ACH=「0」が成立する。
この場合はニユーキーオン処理ルーチンを終了す
る。他方、利用可能なチヤンネルがある場合は
ACH=「0」は成立せず、ブロツク37に進む。こ
こでは、トランケートチヤンネルレジスタACH
によつて指定されたチヤンネル番号のキーコード
メモリKC(ACH)にキーコードレジスタ
KCODEのキーコード(新たな押圧鍵のキーコー
ド)をセツトし、同じチヤンネル番号のキーオン
メモリKON(ACH)に信号“1”をセツトする。
これによつて、ニユーキーオン処理は終了する。
次に第6図を参照してニユーキーオフ処理につ
き説明する。ブロツク42では、ニユーキーオフに
係る鍵のキーコードをキーコードレジスタ
KCODEに取込み、チヤンネル番号レジスタ
KCHを「0」にクリアする。ブロツク43ではレ
ジスタKCHのチヤンネル番号を1増加する。ブ
ロツク44ではこのレジスタKCHのチヤンネル番
号によつて指定されたキーコードメモリKC
(KCH)のキーコードがレジスタKCODEのキー
コードに一致するかを調べ、YESならばブロツ
ク45に進み、NOならブロツク46にジヤンプす
る。ブロツク45ではレジスタKCHによつて指定
されたチヤンネル番号に対応するキーオンメモリ
KON(KCH)を“0”にクリアする。ブロツク
46ではレジスタKCHのチヤンネル番号がNであ
るかを調べ、NOならばブロツク43に戻り、YES
ならばニユーキーオフ処理を終了する。
このようにトランケート処理に用いる各チヤン
ネルのエンベロープレベルデータEGLを各チヤ
ンネルに割当てられた鍵の音高あるいは音域に応
じて低音ほど減衰が進んでいない状態に補正する
ことにより、長い減衰時間で発音させるべき低音
域の楽音の発音状態を継続させることができる。
第7図はこの発明の他の実施例を示す構成図で
あり、第1図の実施例がエンベロープ発生器18
からのエンベロープレベルデータEGLを利用し
てトランケートチヤンネルを検出していたのに対
し、この第7図の実施例では各チヤンネルの楽音
の減衰状態をシミユレートするデイケイシミユレ
ータ20の出力データDTDを用いてトランケー
トチヤンネルを検出するようにしたものである。
デイケイシミユレータ20は例えば各チヤンネ
ル毎に減衰時間制御用パラメータをそれぞれ累算
する(加算または減算によつて累計する)N個の
累算手段を備えたもので構成され、各チヤンネル
別の累算手段によつて当該チヤンネルのキーオン
信号KONが“1”から“0”になつた時点から
減衰時間制御用パラメータを順次累算し、減衰が
進んでいるチヤンネルほど大きな値の減衰時間デ
ータDTDを出力する。この場合、減衰時間制御
用パラメメータとしては各チヤンネルに割当てら
れたキーコードKCを用いることができ、キーコ
ードKCを構成するブロツクコードBCとノートコ
ードNCのうちの上位ビツトを減衰時間制御用パ
ラメータとして用いた場合には、減衰時間データ
DTDは高音になるほど速い速度で増加する。
従つてこのような減衰時間データDTDを用い
てトランケートチヤンネルを検出するに際して
は、減衰が進んでいるほどデータDTDは大きな
値を示すために、これを反転して減衰時間が進ん
でいるほど小さな値を示すデータに変換す
る。そしてこの変換後のデータを重付け用
ROM16から読み出した重付けデータによつて
重み付けし、この重付けしたデータ′を各チ
ヤンネル間で比較すればよいことになる。
このような処理は第5図におけるブロツク32,
33,34を次のように変更することによつて簡単に
実現できる。
ブロツク32:DTD(KCH)を取り込み、反転し
反転したデータをレジスタWL
内の重付け用データで重付けしてデー
タ′とする。
ブロツク33:′(KCH)<EL? ブロツク34:ACH←KCH EL←′(KCH) この場合、減衰時間制御パラメータを重付け用
のデータで予め重付けておけば、第5図のステツ
プ31は不要となり、ブロツク32はデイケイシミユ
レータ20の出力データDTDを反転する処理の
みで済む。但し、この場合には、CPU12は各
チヤンネルのキーコードKCをそれぞれ当該キー
コードに対応して重付け用ROM16から読み出
した重付けデータによつて重付けしてデイケイシ
ミユレータ20に転送する必要がある。なお、こ
の場合のROM16に記憶される重付けデータ
は、第3図とは逆に音高(音域)が高くなる程大
きな値になるように設定する必要がある。
なお、デイケイシミユレータ20における上記
のようなデータDTDの形成演算はCPU12に担
当させてもよい。
このように、デイケイシミユレータ20を用い
てトランケートチヤンネル(最減衰チヤンネル)
を検出するようにした場合、楽音発生回路11お
よびエンベロープ発生器18がアナログ回路で構
成されている場合に好都合である。すなわち、エ
ンベロープ発生器18の出力EVをCPU12に転
送する必要がなくなるため、エンベロープ発生器
18を楽音発生回路11との関係だけを考慮して
設計すればよく、エンベロープ発生器18の構成
の自由度が大きくなる。
ところで、上述した、各実施例では、トランケ
ート処理後に新たな押鍵音の発音を割当てると
き、トランケートチヤンネルに既に割当てられて
いた古い押鍵音を解除すると同時に、新押鍵音の
割当てを行つているが、新押鍵音を割当てるに際
し古い押鍵音に対して急速減衰をかけ、その後に
新押鍵音を割当てるようにしてもよい。
また、チヤンネル割当て処理をマイクロコンピ
ータを用いて行つているが、専用のハードウエア
によつて行うようにしてもよい。例えば、特開昭
52−25613号に示されているものにこの発明を適
用する場合には、例えばエンベロープ発生回路2
7とトランケート制御回路13との間に重付け回
路(乗算器や加算器で構成する)を設け、またキ
ーコード記憶回路11の出力キーコードKC*で
アクセスされる重付け用ROMを設け、この
ROMから読み出された重付けデータを上記の重
付け回路に加えて回路27からのエンベロープ振
幅値Gを重付けするように構成すればよい。ま
た、特開昭57−136698号に示されたものにこの発
明を適用する場合には、デイケイシミユレータ2
0からのエンベロープレベルデータELを上記の
特開昭52−25613号の場合と同様にして重付けデ
ータによつて重付けした後トランケート回路86
に加えるようにするか、あるいは加算器83のB
入力に重付け用ROMからの重付けデータを加え
るようにすればよい。
さらに、この発明は特公昭59−22238号に示さ
れたようなトランケート方式にも同様に適用でき
る。
一方、上記実施例においては、上述のようなト
ランケート処理を常に行うようにしているが、例
えばピアノ音などの特定の音色が選択指定された
ときだけ上述のようなトランケート処理を実施す
るようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、各チヤンネル
の減衰状態を表すデータを、当該チヤンネルに割
当てられた鍵の音高または音域に対応して減衰が
進んでいない状態に補正する補正手段を設け、ト
ランケート手段は補正された上記データに基づい
て最も減衰の進んでいるチヤンネルを検出するよ
うにしたものである。
従つて、或る特定の音域に関して減衰が進んで
いない状態に補正するようにすれば、その音域の
楽音が実際には先に減衰状態になつたとしても、
その後減衰状態になつた他の音域の楽音の中から
最も減衰の進んだ楽音を優先的に割当て解除する
ようにすることができる。従つて、ピアノ演奏の
ように、例えば低音域の音の発音を持続させなが
ら高音域の音を新たに次々と発音させるという演
奏効果を電子楽器においても実現することができ
るようになる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すハードウエ
ア構成のブロツク図、第2図は第1図のROMの
メモリ構成の一例を示す図、第3図は第1図の重
付け用ROMの記憶内容の一例を示す図、第4図
は、上記実施例のマイクロコンピユータ部におけ
る処理手順の大略を示すフローチヤート、第5図
は第4図のキー走査および割当て処理ブロツク内
に含まれるニユーキーオン処理ルーチンの一例を
略示するフローチヤート、第6図は同ブロツク内
に含まれるニユーキーオフ処理ルーチンの一例を
略示するフローチヤート、第7図はこの発明の他
の実施例を示すブロツク図である。 10……鍵盤、11……楽音発生回路、12…
…CPU、15……重付け用ROM、18……エン
ベロープ発生器、20……デイケイシミユレー
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 押圧された鍵に対応する楽音の発生を複数の
    楽音発生用チヤンネルのいずれかに割当てる割当
    て手段と、 各チヤンネルに割当てられた鍵に対応する楽音
    信号を、所定の減衰時間を有する振幅エンベロー
    プを付与して発生する楽音発生手段と、 各チヤンネルで発生する楽音信号の振幅エンベ
    ロープの減衰状態を表わすデータに基づき最も減
    衰の進んでいるチヤンネルを検出し、この検出チ
    ヤンネルに対して新たな押圧鍵に対応する楽音の
    発生を割当てるべきことを上記割当て手段に指示
    するトランケート手段と を備えた電子楽器において、 上記各チヤンネルの減衰状態を表わすデータ
    を、当該チヤンネルに割当てられた鍵の音高また
    は音域に応じて減衰が進んでいない状態に補正す
    る補正手段を設け、 上記トランケート手段は補正された上記データ
    に基づいて最も減衰の進んでいるチヤンネルを検
    出するようにしたことを特徴とする電子楽器。 2 前記減衰状態を表わすデータは、前記振幅エ
    ンベロープを付与するために用いられるエンベロ
    ープ波形の振幅値データである特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 3 前記減衰状態を表わすデータは、各チヤンネ
    ルにおける楽音の減衰時間をシユミレートするシ
    ユミレータの出力データである特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 4 前記補正手段は、前記減衰状態を表わすデー
    タを減衰が進んでいない状態に補正するための重
    付けデータを各音高または各音域に対応してそれ
    ぞれ記憶し、前記各チヤンネルに割当てられた鍵
    の音高または音域に対応して読み出しが行われる
    メモリを備え、このメモリから各チヤンネル毎に
    読み出された重付けデータに基づき前記各チヤン
    ネルの減衰状態を表わすデータをそれぞれ重付け
    ることによつて前記補正を行うものである特許請
    求の範囲第2項または第3項記載の電子楽器。 5 前記補正手段は、前記減衰時間をシユミレー
    トするシユミレータの入力データを、各チヤンネ
    ル毎に当該チヤンネルに割当てられた鍵の音高ま
    たは音域に応じて減衰が進まない状態に予め補正
    するものである特許請求の範囲第3項記載の電子
    楽器。 6 前記楽音発生手段における振幅エンベロープ
    の減衰時間は、各チヤンネル毎に当該チヤンネル
    に割当てられた鍵の音高または音域に対応して設
    定するものである特許請求の範囲第1項乃至第5
    項のいずれかに記載の電子楽器。 7 前記楽音発生手段における振幅エンベロープ
    の減衰時間の設定は、前記音高または音域が低い
    ほど長くなるようにするものであり、前記補正手
    段は、前記減衰状態を示すデータを前記音高また
    は音域が低いほど減衰が進んでいない状態に補正
    するものである特許請求の範囲第6項記載の電子
    楽器。
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