JPH01273551A - ゆで麺 - Google Patents

ゆで麺

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JPH01273551A
JPH01273551A JP63102467A JP10246788A JPH01273551A JP H01273551 A JPH01273551 A JP H01273551A JP 63102467 A JP63102467 A JP 63102467A JP 10246788 A JP10246788 A JP 10246788A JP H01273551 A JPH01273551 A JP H01273551A
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noodles
boiled
alginic acid
boiling
taste
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Harumi Naruse
治己 成瀬
Yasuhiro Kabuto
甲 泰宏
Tei Shoji
庄司 禎
Shinji Kajiwara
梶原 伸二
Shiro Todaka
戸高 史朗
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Kyokuto International Corp
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Kyokuto International Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はゆでて食する麺、特にうどん並びにそばに関す
る。
[従来の技術] うどんは小麦粉を、及びそばは小麦粉とそば粉を原料と
し、これ等の原料穀物粉に食塩と水を加えて混練し、麺
の形状に成形したものであって、生のまま又はゆでた状
態で袋詰めに゛して販売されることが多い。
これ等の麺はゆでた直後、所謂釜上げの状態で食するの
が最も美味であり、その食味は釜上げ後2〜3時間で明
らかに低下することが確認されている。この食味の低下
は、ゆでた直後の麺では表面と内部とで含まれる水分量
が違うため麺に腰があるのに対して1時間が経過するに
従って表面と内部の水分勾配が均一化すること(当業者
は老化と称する)が主な原因と考えられている。
しかるに、消費者が店頭で購入する袋詰めのゆで麺は通
常製造後1〜2日経過したものであり、これを実際に家
庭や食堂などで食するのは更にその1〜2日後という現
状である。従って、市販されている従来のゆで麺は、家
庭や食堂などで食する際には既に老化して食味が低下し
た状態のものがほとんどであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、かかる従来の事情に鑑み、ゆでた後にも麺の
水分勾配の均一化(老化)の進行を抑制して、食する時
まで釜上げに近い状態の食味を保つこと出来るゆで麺(
うどん及びそば)を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のゆで@(うどん及び
そば)においては、原料穀物粒に対して0.1〜0.4
重量%のβ−1,3−グルカンと、0.02〜5.0重
量%のアルギン酸とを添加した。
β−1,3−グルカンは、土壌細菌Alca!igen
esfaecalis varBxogenesによっ
て生産される公知の多糖類であって、武田薬品工業株式
会社から商品名「カードラン」として重版されている。
又、その分子式は (C:6H+oOs)nで重合度は
約500程度であり、水に不溶であるがアルカリ水溶液
には可溶である。
このβ−1,3−グルカンとアルギン酸は粉末として添
加するが、原料穀物粒(小麦粉、そば粉)との粉体混合
を容易かつ均一にするために予め澱粉と混合して添加す
ることが望ましい、尚、麺の製造自体は通常の方法と同
様であり、この麺をゆでることにより本発明のゆで麺と
なることは無論である。
[作用] 麺をゆでた後の水分の均一化を防ぐためには。
含水作用を有しゲル形成能を有する添加剤が有効であろ
うとの考察から、木発明者等は各種の蛋白質や糖類など
について試験を行ない、β−1,3−グルカンとアルギ
ン酸の併用が最適であるとの結論を得たものである。
即ち、β−1,3−グルカンは酸性のうどんやそばから
溶出せず、ゆでることにより熟不可逆性の高温加熱ゲル
を形成するので、水分の均一化を抑制してゆで麺の腰を
強くし、小で社中への固形分の溶出を減少させる。この
効果は原料穀物粒に対し0.1重量%以上で認められる
。しかし、β−1,3−グルカンはゆで麺の表面から離
水をおこす作用が認められ、特に冷蔵(約5〜7℃)や
冷凍して保存した場合あるいはβ−1,3−グルカンの
添加量が0.4重量%をこえる場合、離水が激しくなり
下記するアルギン酸の添加によっても離水を防ぐことが
難しくなる。
上記したようにβ−1,3−グルカンの単独添加では離
水現象がおきやすく、ゆで麺の包装用袋中に水滴がたま
って商品価値を減するばかりか、微生物の繁殖をまねく
危険がある。そこで、本発明者等は含水作用及び増粘又
はゲル化作用を有する寒天、アルギン酸、ローカストビ
ーンガム、キサンタンガム等の各種の安定化物質につい
て、β〜1.3−グルカンと併用した時の離水抑制効果
を試験した結果、アルギン酸とキサンタンガムが特に有
効であることを見い出した。しかし、午サンタンガムは
β−1,3−グルカンと配合して麺のゆで温度以上に加
熱しても糊状のままでゲル化しないため、麺への添加剤
としてはアルギン酸が最適であるとの結論に達したもの
である。
この様に、アルギン酸はゆで麺からの離水を押開すると
共に、ゆで麺の光沢や艶を向上させ、β−1,3−グ?
レカンによる食味維持効果の発現に寄与する。かかるア
ルギン酸の添加は、原料穀物粒に対して0.02fi縫
%以上で離水の抑制効果を奏し、更に0.1重量%以上
ではゆで麺の光沢や艶を向上させる。しかし、アルギン
酸の添加量が5.0重量%をこえると水分の吸収性が強
すぎ、バサツキのため麺の形成が困難となる。
尚、ゆでた後の老化及び離水を抑制して食味を維持し、
光沢や艶のある高品質のゆで麺を得るために最適の添加
量としては、β−1,3−グルカンが0.2〜0.3重
量%、及びアルギン酸が0.2〜0.4gX量%の範囲
である。
[実施例] 及Lffiユ 小麦粉50Kgに対し、β−1,3−グルカン10つg
(0,2重量%)、アルギン酸100g (0,2重層
%〕及び澱粉300gを添加混合し、更に食塩1.1K
g及び水20.25Kgを加えてミキサーで充分に混練
し、室温で熟成した。これをロールで麺帯とし、切刃1
110で切り出し、湯温的99.5℃で18分間ゆで上
げてゆでうどんを製造した。
得られたゆでうどんを通常の包装用袋に入れて冷蔵保存
したが、製造後1〜4日経過しても離水がおこらなかっ
た。
比較のために、β−1,3−グルカンとアルギン酸を添
加しなかった以外は上記と同様にして通常のゆでうどん
(従来品)を製造した。
次に、これ等のゆでうどんを、製造から 1〜4日経過
後に約85℃の湯で1,5分間ゆで戻し、麺つゆと共に
どんぶりに入れて食味試験のパネルテストに供した。パ
ネラ−の数は30名であり、ゆでうとんの色艶、硬さ、
腰の強さ、肌のきめ及び味覚について夫々5段階評価を
行ない、各項目ごとに最高とft&低の評価をカットし
て平均値を求めた。
テスト結果をグラフにして、製造後1日目の結果を第1
図に、2L]目を第2図に、3日目を第3図に、及び4
日目を第4図に夫々図示した(グラフ中の評価3が標準
値である)、この結果かられかるように1本発明品は従
来品に比較して、ゆでうどんの色艶、腰の強さ、肌のき
め及び味覚について経時的劣化が抑制され、優れた品質
と食味を有することが堅められた。
1401名 実施例1と同様に本発明品と従来品のゆでうどんを製造
し、麺つゆ中に残る残渣の量を次の通り試験した。
製造から 1〜4日経過後に各ゆでうどん200gをタ
モに入れてa温約98℃でゆで戻し、ゆで戻し直後に2
00 m lの白湯(同一温度)を入れた所定の容器に
移し2分放置した1次に、ゆでうどんを取り出し、容器
を20分間静置した後の白湯中に沈殿した残渣の径(m
m)を測定した。更に、白湯の上清をシリンジで取り除
き、残りを5hlのメスシリンダーに移し、30分数*
後の沈殿した残渣の量(■1)を求めた。結果を下表に
示す。
本発明品は、残渣が少なく、ゆで湯やだし汁の濁りが抑
制され、又ゆでた後の麺の角落ちが少なく収率が向上す
る。
[発明の効果] 本発明によれば、ゆでた後にも麺の水分勾配の均一化(
老化)の進行を抑制できるので、食する時まで釜上げに
近い状態の食味を保ったゆで麺が得られる。又、ゆでた
時の麺の角落ちが少なく、光沢や艶にも優れたゆで麺を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は夫々製造から夫々1〜4日経過後に
おける、ゆでうどんの色艶、硬さ、腰の強さ、肌のきめ
及び味覚についてのパネルテストの結果を表すグラフで
ある。 出願人 株式会社キョクトーインターナショナル代理人
 弁理士 山 木 正 緒 (外1名) ・・本発明品 0:従来品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料穀物粉に対して、0.1〜0.4重量%のβ
    −1,3−グルカンと、0.02〜5.0重量%のアル
    ギン酸とを含むことを特徴とするゆで麺。
  2. (2)0.1〜5.0重量%のアルギン酸を含むことを
    特徴とする、請求項(1)記載のゆで麺。
  3. (3)0.2〜0.3重量%のβ−1,3−グルカンと
    、0.2〜0.4重量%のアルギン酸とを含むことを特
    徴とする、請求項(1)記載のゆで麺。
JP63102467A 1988-04-27 1988-04-27 ゆで麺 Expired - Lifetime JP2709824B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003065822A1 (en) * 2002-02-08 2003-08-14 Raisio Yhtymä Oyj Improved pasta product and method for preparation thereof
JP2007049952A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Adeka Corp 麺線生地及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6279749A (ja) * 1985-10-03 1987-04-13 Taiyo Fishery Co Ltd めん類の製造方法

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