JPH01272712A - 金属精錬転炉 - Google Patents

金属精錬転炉

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JPH01272712A
JPH01272712A JP1040133A JP4013389A JPH01272712A JP H01272712 A JPH01272712 A JP H01272712A JP 1040133 A JP1040133 A JP 1040133A JP 4013389 A JP4013389 A JP 4013389A JP H01272712 A JPH01272712 A JP H01272712A
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JP
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furnace body
cylindrical annular
annular member
axis
converter
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JP1040133A
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Robert Vatant
ロベール ヴァタン
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Clecim SAS
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Clecim SAS
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/50Tilting mechanisms for converters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
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    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/4633Supporting means

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属精練用転炉の新規な構造に関するもので
ある。
従来の技術 ]ンバーター、特に、溶銑浴中へ空気または酸素を吹込
んで鋼を製造・精練するのに使用されるコンバーターは
、一般に被処理金属の溶融浴、例えば、溶銑浴が装入さ
れる細長い炉体の形をした転炉によって構成されている
この炉体は一般に一つの軸線を中心とした回転体の炉壁
によって構成されている。この炉壁によって区画される
被処理空間の一端部は炉底によって閉じられ、他端部は
装入および出鋼用開口部となっており、これら炉壁と炉
底は耐火ライニングによって被覆されている。
この転炉は、公知のように、空気または酸素を吹込む時
には直立した位置にあり、処理後に金属を出鋼させる時
には水平軸線を中心として回動できるようになっていな
ければならない。そのため、炉体は一段高くなった2つ
の固定支持台の間に配置され、炉体の直径方向反対側に
ある2つの回転支持部材を介してこれら2つの支持台上
に支持されている。これら2つの回転支持部材の中心は
同一水平軸線上にあって、炉体が駆動手段の作用によっ
てこの水平軸線の回りで傾動できるようになっている。
冶金工業の初期から知られたこの形式の装置は、技術の
進歩とともに種々改良されてきた。炉体と支持装置の挙
動とその回転運動は傾動軸線を規定する上記回転支持部
材に対する炉体の支持方法によって決まるので、1回の
操作で処理される液体金属量が多くなるに伴って転炉の
寸法が大きくなり、その結果、重量が極めて重くなるに
つれて、回転支持部材に対する炉体の支持方法が極めて
重要になり、この支持方法に特に多くの改良がなされて
きた。
一般に、上記の回転支持装置には、炉体およびライニン
グの自重と溶銑および/または屑鉄の装入重量の他に、
処理によって生じる振動とに起因する物理的負荷が加わ
り、さらに、炉体中に装入された溶銑の温度と、精練時
の空気または酸素吹込によって生じる温度と、除滓時ま
たは排出時の熱放射とに起因する熱負荷とが加わる。
従って、これまでは、処理によって生じる高温に耐える
ような耐火ライニングで内部が被覆された処理用の炉体
と支持手段とを全く別体の部材で作り、支持手段を、゛
炉体を挿入することができる孔を有する円形リングで構
成し、この円形リングをトラニオンを介して2つの固定
支持台上に支持するようにするのが一般的であった。
この場合には、傾動運動をトラニオンの回りを回転する
上記円形リングに加え、それによって、炉体を傾動駆動
するようになっている。従って、傾動トルクを一方のト
ラニオンに固定された直径が極めて大きなりラウンに加
え、このクラウンの回転を減速装置によって制御するの
が有利である(フランス国特許第1.550.338号
)。また、このクラウンを傾動軸線と同軸な円筒形のリ
ング形状とし、それをローラ上に回転自在に載置して、
それを上記円形リングの支持部材とすることもできる(
フランス国特許第1、257.664号)。
しかし、この゛方法では、処理機能と支持および傾動機
能が各機能のための別々の部材によって行われるため、
上記円形リングに、例えば水を循環して冷却することは
できるが、炉体に水を循環して冷却することは不可能で
ある。また、相対運動と熱膨張とができるようにするた
めには、一般に炉体を単独の支持点でリングに支持しな
ければならない。
しかも、上記円形リングは炉体の重量の他に傾動に起因
するモーメントに耐えなければならないので、上記のよ
うな構造は極めて重くなり、高価になる。
さらに、上記円形リングの自重が炉体の自重とほとんど
同じになることもある。
また、上記円形リング上に転炉を均一に支持させるのは
難しく、静的であることはめったにないので、応力差が
生じて、荷重の分布が乱され、力が不均衡になる。
この形式の装置は一応満足なものであり、その欠点は種
々の機械機構あるいは熱力学の技術を用いて克服するこ
とができるので一般に普及している。
しかし、上記の従来構造は、設置、運転および維持が複
雑になり、コストがかかる割りには全ての問題を解消す
ることができないという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、支持方法を大幅に単純化することによ
って、上記の全ての問題点を完全に解決することができ
る新規な転炉の構造を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、一般に、一段高く固定された2つの支持台の
間に配置された細長い炉体を有し、この炉体が一つの軸
線上に中心があり且つ炉床によって一端部が閉じられた
処理空間を区画する中空な炉壁によって構成され、炉体
の内部全体は耐火ライニングによって被覆されており、
炉体の直径方向両側に設けられた炉体の回転支持手段が
円筒形円環状部材によって構成され2つの回転支持部材
を有し、この円筒形円環状部材の外側面が炉体の軸線と
直交する一つの共通水平軸線上に中心を有する円形軌道
を構成し且つ互いに離れて配置された少なくとも2つの
回転支持ローラを介して上記の固定支持台上に支持され
ており、さらに、上記水平軸線の回りに炉体を傾動運動
させる手段を有する形式の転炉に適用される。
本発明では、上記の2つの円筒形円環状部材が炉体と一
体な部分をなし、各円筒形円環状部材はその内側の円珍
端縁部に沿って炉体の炉壁に直接固定されており、各円
筒形円環状部材の直径は、その内側端縁部と炉壁とが使
用時に加わる力と膨張差とに起因する応力に耐えること
ができるような十分な長さにわたって確実に結合される
ような値になっている。
一般に、上記の円筒形円環状部材の直径は、炉体の直径
の4分の1から半分である。
特に好ましい実施態様では、各円筒形円環状部材は、炉
体の炉壁側に一連の切欠きを備えている。これらの切欠
きは、水平軸線の回りに規則的に形成されていて、各切
欠きの間の部分が一連の可撓性ブレードを形成し、各ブ
レードの炉体側の内側端縁部が炉壁に固定されている。
鉛直方向の応力を良好な状態で支持するために、各円筒
形円環状部材はその内部に配置された一連のガセットプ
レート上に取付けられているのが好ましい。各ガセット
プレートは、円筒形円環状部材の軸線を通る平面に沿っ
て放射状に延び、炉体の炉壁と円筒形円環状部材の内側
面とに固定される直角な2つの面を備えている。
本発明では、各支持台に、上記の回転支持ローラの反対
側から円筒形円環状部材を支持する少なくとも2つの対
向ローラを設け、これらの対向ローラを円筒形円環状部
材を取囲んだ環状フレームに支持して、回転支持ローラ
と同じ円形軌道の上で、円筒形円環状部材に外側から当
接させるのが好ましい。しかし、円筒形円環状部材の内
側表面に第2の軌道を設けて、この第2の軌道に対向ロ
ーラを、円筒形円環状部材の外側に配置された上記回転
支持ローラと対向させた状態で、当接させることもでき
る。この場合には、全てのローラを円筒形円環状部材の
下側部分のみを覆うフレーム中に取付けることができる
本発明のさらに他の重要な特徴は、上記の各ローラと円
形軌道の各々が凸状円形面と凹状円形面を有し、両者が
共同して心出しの欠陥を補正し、さらには、機械的また
は熱的な歪みを補正し、各ローラ上での軌道を側面から
維持している点にある。
本発明では、上記円筒形円環状部材の一方を駆動クラウ
ンとして用い、このクラウンを傾動機構によって駆動す
ることによって炉体を傾動機構を簡素化することができ
るという利点がある。そのためは、円筒形円環状部材の
一方の外周部に固定された円形フランジを使用し、この
円形フランジの中心に傾動運動の軸線上に心出しされた
駆動シャフトを固定し、この駆動シャフトを減速機構を
介して少なくとも一つの傾動制御モータに接続すればよ
い。
なお、円筒形円環状部材またはその延長部分の一方に、
1つまたは複数のビニオンと噛合って回転駆動されるク
ラウンを直接形成することもできる。
他の用途において公知の構造に従って、この歯形を付け
たクラウンの隣に設けた円形軌道上を転勤するローラを
支持するケーシング中に各ピニオンを取付けるようにす
ることもできる。
以上の構造から、駆動側でない方の円筒形円環状部材の
内部は完全にフリーになっているので、冶金プロセスで
使用される流体用の配管を通すことができる。
本発明のその他の特徴は、添付図面を参照した以下の実
施例の説明によって明らかとなろう。
実施例 第1図は転炉の全体の垂直断面図であり、この転炉は、
一般に、2つの支持台2.2′ の間に配置された炉体
1によって構成されている。この炉体1はその直径方向
の両側に設けられた2つの回転支持装置3.3・ を介
して上記支持台2.2′ に支持されている。回転支持
装置3.3・ の中心は水平軸線15上にあって、溶融
した金属(場合によってはさらに鉄屑)の装入時および
精練処理時には上方を向き、その後の金属の出鋼時には
下方へ傾くように、傾動運動制御機構4の作用によって
炉体1がこの水平軸線15上の回りで回転できるように
なっている。
炉体1は、傾動軸線15と直交した軸線10を中心とし
た回転対称な炉壁11によって構成されている。この炉
壁の一端部は炉床12側で閉じられており、他端部は開
口部13の所で開いている。通常、炉壁11はその中央
部が円筒形であり、開放された方の端部が絞られて開口
部13が区画されている。炉壁11と炉床12の内部全
体は耐火ライニング14によって被覆されている。
各支持装置は、基本的に、炉体1の炉壁11上に直接固
定された円筒形円環状部材(環状支持部材)3.3′ 
によって構成されており、この環状支持部材3.3・ 
の中心は上記水平軸線15上にある。
従って、本発明の特徴により、これら2つの環状支持部
材3.3・ は炉体1と一体な部分を構成しており、従
来の支持リングは全く必要がないので、炉体の炉壁11
は2つの環状支持部材3.3・ の間は完全に開放され
ている。
各環状支持部材3.3・ は、炉体1の炉壁11に固定
されている。従って、炉体の方向を向いた各環状支持部
材の円形端縁部31の長さと直径は、使用時に加わる力
と熱膨張の差に起因する応力に対して十分耐えることが
できるように、十分な長さに渡って確実に結合されるよ
うに決定されていなければならない。従って、各環状支
持部材は、従来のトラニオンよりもはるかに大きな直径
、例えば、炉体の直径の約半分の直径を有していなけれ
ばならない。
各環状支持部材3.3・の外側面36は1組の支持ロー
ラ5上に支持されている。この各支持ローラ5は水平軸
線15と平行な軸線50の回りを回転するようにフレー
ム51上に回転自在に取付けられている。フレーム51
は上記支持台2.2・ の上部に固定されている。
第2図と第3図に図示したように、2つのローラ5は、
炉体をしっかりと坐らせるように、炉体の軸線10と回
動軸線15とが通過する炉体の中心面P、の両側に互い
に離れて配置されている。
支持応力に良好な状態で受けるために、環状支持部材3
は、軸線15を通過する放射方向の面に沿って延びた一
連のガセットプレート上に取付けられている。これらの
ガセットプレートは軸線150周りに等間隔に配置され
ており且つ環状支持部材3の内側面33と炉壁IIと固
定された互いに直角な2つの側面を有している。
水平断面図を示す第4図から分るように、炉体の炉壁1
1は、2つの環状支持部材3.3・ の間にあるその2
つの面17の所が完全に開放されている、換言すれば、
炉壁11の外周の大部分は開放されている。
これに対して、従来の装置では、炉壁11が支持リング
の他に、炉体の取付は具と支持リングの取付は具とによ
ってによって完全に取囲まれていたので、通風が妨害さ
れていた。これに対して、本発明の構造では、炉体の大
部分を外気の循環によって簡単に冷却することができる
もちろん、炉体の炉壁11と支持リングとの間の相対的
な膨張を防ぐことはできないが、これに起因する応力は
簡単な方法で計算できるので、各環状支持部材と炉壁と
の間の円形接続部の長さと結合方法は簡単に決定するこ
とができる。
また、環状支持部材31に対して炉壁11が相対膨張で
きるようにするために、炉壁11の方向を向いた側で環
状支持部材に沿って互いに等間隔に離して配置されてた
複数の切欠きを環状支持部材31に設けるのが好ましい
。この場合、環状支持部材31は、各切欠きの間に残さ
れたスペーサー片35とこのスペーサー片35の中心に
配置されたガセットプレート32とによって炉壁11に
結合される。すなわち、炉体の炉壁と結合する環状支持
部材3の結合端縁部31は、炉体の方向を向いたスペー
サー片35の端縁部によって構成されている。もちろん
、環状支持部材3の直径と切欠き34の大きさおよび数
は、環状支持部材3が炉壁11と十分な長さにわたって
結合されるように決定しなければならない。
環状支持部材3の外側の面は、2つの支持ローラ5上を
転勤する円形軌道を形成している。この円形軌道は環状
支持部材31に嵌込まれた、または溶接された環帯36
によって構成されているのが有利である。
各環状支持部材3を2つの支持ローラ5上に確実に保持
するために、この支持ローラと一対の対向ローラ52と
を組み合わせて、各対向ローラを環状支持部材の反対側
と当接させることができる。例えば、第2図に図示した
実施態様では、支持ローラ5が、間隙を介して環状支持
部材3を取囲んでいる環状フレーム51に取付けられ、
対向ローラ52がこの環状フレーム51の上側に取付け
られていて、各対向ローラが水平軸線15に平行な軸線
を中心として転勤し且つ上記環帯36によって形成され
た支持ローラ5と同一の円形軌道と当接するようになっ
ている。これらのローラには振動、特に精練工程時の振
動を防止するように調節された力が加えられている。
各ローラの側壁を凸面形状とし、環帯36の外面37を
それに対応する凹面形状とすることによって、円形軌道
36上でローラ5と52が確実に心出しされ、しかも、
支持応力によって炉体が変形することに起因して環状支
持部材3に僅かな歪みが生じ、軸線15が少し曲がった
場合でも、荷重をローラの表面全体に良好に分配させる
ことができるようにするのが好ましい。
炉体を傾動運動させる手段4は、減速装置42に結合さ
れた1つまたは複数のモータを備えている。本発明では
、直径が相対的に大きな円形の支持部材を用いているの
で、傾動運動の制御が簡単にある。実際には、炉体1と
反対側の円形端縁部分38にフランジ43を固定し、こ
のフランジ43を介して支持部材3の一方の環状支持部
材3に直接傾動運動を伝達させることができる。減速機
構42は、例えば、上記軸線15と同軸で且つフランジ
43と一体な駆動シャフト44上に片持ち状態で取付け
るだけにすることができる。
フランジ43は、ローラ5の支持フレーム51に取付け
られた2対のローラ53の間で側面から支持されている
のが好ましい。
機械的応力と熱応力の作用によって構成要素全体が自由
に変形できるようにするために、上記の傾動運動を制御
する機構4が設けられている側と反対側に配置された第
2の回転支持手段を支持台に対して少し移動可能な状態
(こしておくのが好ましい。特に、第2図に示したよう
に、炉体の直径が大きくなった時に水平方向に移動でき
るように、環状支持部材の支持ローラ5′と保持ローラ
52・ がその軸線上を滑動できるようになっているの
が好ましい。また、第2図に示したように、ローラ5′
と対向ローラ52・とが取付けられている環状フレーム
51′  は、支持台2′の上部に固定された受は台2
2上で水平軸線21の回りを回動できるよになっている
のが好ましい。このフレームの回動運動は、図示してい
ないバネまたは2つのローラに荷重を分配するトーショ
ンバーによって制限できるようになっている。
本発明は上記以外の方法で実施することもできる。
例えば、第1図と第4図において、環状支持部材3と3
°をガセットプレート32並びに炉体の炉壁11の対応
部分16と一体成形して、単一部材にすることもできる
。この場合には、炉体の炉壁11の上記対応部分16を
、直径が環状支持部材3よりわずかに大きい円形端縁部
を有する円筒形の炉壁部分によって構成し、それを炉壁
11の側面に形成された同じ直径の円形の孔に沿って溶
接する。この場合、上記一体成形部材3の寸法は支持す
る応力に耐えることができるように計算する。また、上
記の円筒形の炉壁部分16の円周は、炉壁11に溶接さ
れる接合部分が応力に十分耐えられるような値でなけれ
ばならない。
第5図は、特に、炉体の炉壁11を均質に形成すること
ができる機械溶接の実施態様を図示したものである。こ
の場合、環状支持部材3は、その内側端縁が炉壁11に
溶接された一つの単純な円形鋼板である。
この場合には、環状支持部材30幅を大きくすることに
よって環状支持部材3が大きく変形できるようにするこ
とができる。そうすることによって、接合ブレード35
が長くなり、切欠き340部分が大きくなり、従って、
環帯36は前記の実施態様の場合よりも炉壁11から遠
(に離れる。しかも、接合ブレード35が長くなること
によって、その可撓性が大きくなり、その結果、加わる
応力に対して環状支持部材の形を適合させる能力が大き
くなる。また、第6図に図示したように、各ブレード3
5とそれに接合されたガセットプレート32とによって
構成されるT字型断面の組立体は互いに独立しているの
で、環状支持部材3の変形に追随することができる。
第7図と第8図に図示した別の実施態様では、環状支持
部材3と3′ がよりコンパクトに支持されている。こ
の場合には、各支持ローラ5が環状支持部材3の反対側
、すなわち、環状支持部材3の内面37に配置された対
向ローラ54と組合わされている。従って、これら2組
のローラ5と54は、環状支持部材3の下部を覆うだけ
の寸法の小さなフレーム55に取付けることができる。
前記の実施態様と同様に、この場合にも、傾動機構側に
配置されたローラの支持フレーム55は固定されている
。この支持フレーム55にはさらに、放射方向の軸線上
で側壁43′ を両側から支持する案内ローラ53が回
転自在に支持されている。この場合、側壁43・ は対
向ローラ54が通過できるように環状をしている。従っ
て、駆動機構4と連結されたフランジ43は引っ込んだ
位置で、環状支持部材3の内面に固定されている。
この駆動装置の反対側では、支持ローラ5・ と対向ロ
ーラ54” が、フレーム51″ 上を軸線方向に滑動
できるように取付けられているのが好ましい。また、第
2図を参照して説明したように、このフレーム51・そ
れ自体は支持台2・ に固定された受は台22′  の
水平軸線21・ を中心として回動できるように取付け
られているのが好ましい。
第9図は、傾動機構の特に好ましい別の実施態様を示す
概略図である。この場合には、環状支持部材3の一方ま
たはその延長部分30に歯形を有するクラウン45が直
接形成されて、この歯形を有するクラウン45に、回転
駆動される1つまたは複数のピニオンを介して、傾動運
動が直接伝達される。
この場合には、第9図に図示したように、直径方向で互
いに反対側にある2つのピニオン6を用い、各ピニオン
6を環状支持部材の延長部分30の内面に形成された軌
道63上を回動する1組または複数組のローラ62を支
持したケーシング61中に取付けるのが好ましい。
そして、直径方向で互いに反対側にある2つのケーシン
グ61を、図面の平面に垂直なトーションバー64に上
に当接し、このトーションバー64を支持台2に固定し
、トーションバー64の両端にクランク65をクサビ止
めし、各クランクを、両端に関節結合部を有するロッド
66を介して、対応するケーシングに連結する。
上記の2つのピニオンは、例えば、各ケーシング61に
取付けられた減速手段を介して同一のモータによって駆
動される。
別の駆動方法も考えられる。例えば、フランス国特許第
1.550.338号のに記載されているように、2つ
のピニオンを浮動ケーシング中に互いに間を置いて取付
けることもできる。
この構造の場合には、剪断応力を小さくして、大きな円
で傾動を行わせることができるとともに、駆動側と反対
の側の環状支持部材の内側が完全に開放されるので、そ
こからプロセスで使用される種々の流体の配管を通すこ
とができる。
本発明は、例として示した上記実施態様の細部にのみ限
定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範
囲で、上記以外の実施態様にすることもできる。
例えば、複数のモータを使用して、炉体の傾動を制御す
るための上記以外の公知の支持システムをその利点を生
かして本発明に適用するができる。
結論として、本発明は以下を含む多くの利点を有してい
る。すなわち、 従来のリングを使用しないことによって、構造が単純化
され、全体が軽くなり、しかも、炉体が換気の悪いカバ
ーに覆われたり閉じられたりしていないので、良好に冷
却ができる。
各環状支持部材によって形成される環帯の直径を大きく
することによって、従来の装置より鋼板の広い部分に支
持力と傾動力とを分散するとができる。
さらに、環状支持部材、特に、種々の曲げ応力、圧縮応
力および剪断応力に耐えられるように計算された相対的
に可撓性のあるブレードを介して炉体に接合された接合
部分が、わずかに変形できるようになっているので、炉
体は熱応力作用下で軸方向および直径方向に自由に膨張
することができる。
独立したリングを使用する従来の実施態様とは違って、
本発明の炉体は、荷重を分散することのできる2つの支
持部材のみによって支持されているので、静的に支持す
ることができる。
また、環状支持部材を単なるローラのみを使用して支持
しているので、トラニオンを支持するために複雑な軸受
を使用した場合よりもコストを下げることができ、保守
が容易になる。
さらに、環状支持部材の直径を大きくすることによって
、冶金プロセスに必要な種々の流体用の配管を通すため
に広い空間を使うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、炉体の軸線と傾動運動の水平軸線とを通る平
面で切った断面で示した本発明による転炉の全体的な側
面図。 第2図と第3図は、第1図の矢印F1とF2による炉体
の両側に配置された2つの支持部材の正面図。 第4図は、第1図のA−A線による水平面での環状支持
部材の詳細断面図。 第5図は、環状支持部材の別の実施態様を示す炉体の部
分的正面断面図。 第6図は、第5図のB−B線による軸線に垂直な平面に
よる環状支持部材の断面図。 第7図は、本発明の別の実施態様を示す本発明による転
炉の全体的な側面の図。 第8図は、第7図の矢印F3方向から見た環状支持部材
の正面図。 第9図は、傾動機構の別のう実施態様を示す部分的な側
面の図。 (主な参照番号)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一段高くなった2つの固定支持台(2、2′)の
    間に配置された細長い炉体(1)を有し、この炉体(1
    )は一つの軸線(10)上に中心があり且つ炉床(12
    )によって一端部が閉じられた処理空間を区画する中空
    な炉壁(11)によって構成され、炉壁(11)と炉床
    (12)の内部全体が耐火ライニングによって被覆され
    ており、炉体(1)の直径方向両側に設けられた炉体の
    回転支持手段が円筒形円環状部材(3)によって構成さ
    れ2つの回転支持部材(3、3′)を有し、この円筒形
    円環状部材(3)の外側面が炉体(1)の上記軸線(1
    0)と直交する一つの共通水平軸線(15)上に中心を
    有する円形軌道(36)を構成し且つ互いに離れて配置
    された少なくとも2つの回転支持ローラ(5)を介して
    上記の固定支持台(2、2′)上に支持されており、さ
    らに、上記水平軸線(15)の回りに炉体(1)を傾動
    運動させる手段(4)を有する形式の転炉において、上
    記の2つの円筒形円環状部材(3)が炉体(1)と一体
    な部分をなし、各円筒形円環状部材(3)はその内側の
    円形端縁部(31)に沿って炉体の炉壁(11)に直接
    固定されており、各円筒形円環状部材(3)の直径は、
    使用時に加わる力と膨張差とに起因する応力に耐えるこ
    とができるような十分な長さにわたって上記内側端縁部
    (31)と炉壁(11)とが確実に結合されるような値
    になっていることを特徴とする転炉。
  2. (2)上記の各円筒形円環状部材(3)の炉体(1)の
    炉壁(11)側に一連の切欠き(34)が形成されてお
    り、これらの切欠き(34)は上記軸線(15)の回り
    に規則的に配置されており、各切欠き(34)の間の部
    分は一連の可撓性のあるブレード(35)を構成し、こ
    れらのブレード(35)はその炉体(1)の方を向いた
    内側端縁部(31)を介して炉壁(11)に固定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の転炉。
  3. (3)上記の各円筒形円環状部材(3)が一連のガセッ
    トプレート(32)上に取付けられており、これらのガ
    セットプレート(32)は円筒形円環状部材(3)の内
    側に配置され且つ円筒形円環状部材(3)の上記軸線(
    15)を通る平面に沿って放射状に延びており、各ガセ
    ットプレート(32)は、炉体の炉壁(11)および円
    筒形円環状部材(3)の内面(33)に固定される互い
    に直角な2つの側面を有していることを特徴とする請求
    項1または2に記載の転炉。
  4. (4)上記の各固定支持台(2、2′)が、上記回転支
    持ローラ(5)とは反対の側から上記円筒形円環状部材
    (3)に当接してそれを保持する少なくとも2つの対向
    ローラ(52、54)を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の転炉。
  5. (5)上記の回転支持ローラ(5)と対向ローラ(52
    )が円筒形円環状部材(3)を取囲んでいる環状フレー
    ム(51)によって支持されており、上記対向ローラ(
    52)が上記回転支持ローラ(5)と同じ円形軌道上に
    円筒形円環状部材(3)の上方部分において当接してい
    ることを特徴とする請求項4に記載の転炉。
  6. (6)上記の回転支持ローラ(5)と対向ローラ(54
    )が円筒形円環状部材(3)の下側部分を覆うフレーム
    (55)内に配置されており、上記対向ローラ(54)
    が円筒形円環状部材(3)の内面(37)に形成された
    第2の円形軌道に内側から当接していることを特徴とす
    る請求項4に記載の転炉。
  7. (7)上記の各ローラ(5、52、54)および上記円
    形軌道(36、37)が、各々円形凸状面と円形凹状面
    とを有し、これら円形凸状面と円形凹状面が互いに協働
    して上記円形軌道(36、37)の側面を各ローラ(5
    、52、54)上に維持していることを特徴とする請求
    項5または6に記載の転炉。
  8. (8)円筒形円環状部材(3′)の少なくとも一方の支
    持ローラ(5′)を支持したフレーム(51′)が、対
    応する固定支持台(2′)に、炉体(1)の傾動軸線(
    15)と平行な軸線に対して枢着されていることを特徴
    とする請求項1から7のいずれか一項に記載の転炉。
  9. (9)上記の炉体(1)を傾動運動させる手段(4)が
    、円筒形円環状部材(3)の一方に直接作用する機構(
    42、43)を備えていることを特徴とする請求項1か
    ら7のいずれか一項に記載の転炉。
  10. (10)上記の傾動運動させる手段(4)が、円筒形円
    環状部材(3)の一方の外周部分に固定された円形フラ
    ンジ(43)を備え、このフランジの中心に傾動軸線(
    15)と同軸な駆動シャフト(44)が固定されており
    、この駆動シャフト(44)は減速装置(42)を介し
    て少なくとも一つの傾動制御モータ(41)に接続され
    ていることを特徴とする請求項9に記載の転炉。
  11. (11)上記の傾動運動させる手段(4)が、円筒形円
    環状部材(3)の一方に沿って直接形成された歯形を有
    するクラウン(45)を有し、このクラウンに傾動制御
    モータによって駆動される少なくとも一つのピニオン(
    6)が噛合っていることを特徴とする請求項9に記載の
    転炉。
  12. (12)上記駆動ピニオン(6)が、このピニオン(6
    )と上記の歯形を有するクラウン(45)との接触を維
    持する手段を備えたケーシング(61)中に浮動自在に
    取付けられていることを特徴とする請求項11に記載の
    転炉。
  13. (13)上記の傾動運動させる手段(4)が2つのピニ
    オン(6)を備え、各ピニオンはそれぞれ別々のケーシ
    ング(61)内に装着され且つ上記の傾動軸線を通過す
    る鉛直面の互い両側に対称に配置されており、上記の2
    つのケーシング(61)は上記対称鉛直面に垂直な一つ
    のトーションバー(64)上に別々に当接しており、こ
    のトーションバー(64)には2つのクランク(65)
    が固定されており、各クランク(65)は上記ケーシン
    グ(61)と上記クランク(65)の端部とに関節結合
    されたロッド(66)を介して上記ケーシング(61)
    にそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項12
    に記載の転炉。
  14. (14)上記の傾動運動させる手段(4)に接続された
    環状支持部材(3)が、固定ローラ(5、52、54)
    と組合わされ、それと反対側の環状支持部材(3′)が
    上記傾動軸線(15)の方向に沿って上記フレーム(5
    1′)上を滑動できるように取付けられたローラ(5′
    、52′、51′)と組合せられていて、上記炉体(1
    )およびそれと組合された部品の膨張に追随するように
    なっていることを特徴とする請求項9から13のいずれ
    か一項に記載の転炉。
JP1040133A 1988-02-19 1989-02-20 金属精錬転炉 Pending JPH01272712A (ja)

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FR8802037A FR2627510B1 (fr) 1988-02-19 1988-02-19 Convertisseur d'elaboration de metal
FR8802037 1988-02-19

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JP1040133A Pending JPH01272712A (ja) 1988-02-19 1989-02-20 金属精錬転炉

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EP (1) EP0329566B1 (ja)
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BR (1) BR8900696A (ja)
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BR8900696A (pt) 1989-10-17
EP0329566B1 (fr) 1992-01-22
US4946141A (en) 1990-08-07
EP0329566A1 (fr) 1989-08-23
ATE71983T1 (de) 1992-02-15
FR2627510A1 (fr) 1989-08-25
FR2627510B1 (fr) 1990-08-10
DE68900730D1 (de) 1992-03-05

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