JPH01271527A - ケーソン間の止水方法 - Google Patents

ケーソン間の止水方法

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JPH01271527A
JPH01271527A JP9873388A JP9873388A JPH01271527A JP H01271527 A JPH01271527 A JP H01271527A JP 9873388 A JP9873388 A JP 9873388A JP 9873388 A JP9873388 A JP 9873388A JP H01271527 A JPH01271527 A JP H01271527A
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JP
Japan
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water
caissons
caisson
absorbing
dam
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Pending
Application number
JP9873388A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Okumura
忠彦 奥村
Osamu Inoue
理 井上
Shigenori Yoshihara
吉原 重紀
Noriaki Yokoyama
典明 横山
Shoko Shimizu
勝公 清水
Nobutaka Okutsu
奥津 宣孝
Tetsuo Hori
哲郎 堀
Yasuhiro Nakai
康博 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP9873388A priority Critical patent/JPH01271527A/ja
Publication of JPH01271527A publication Critical patent/JPH01271527A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、堰堤の構造に利用されるケーソン間の止水
方法に関するものである。
「従来の技術」 一般に、河川・湖沼・海岸などにおいて、流水や?Ig
水の氾濫を制御する目的をもって築かれた堤防や、河川
・渓谷・凹地などの地形を利用し、発電・貯水・水位上
昇または砂防を目的とし、水を蓄えるために構築された
ダムなど、止水機能が必要とされる構造の堰堤は、上記
目的を達成するために、通常、コンクリートを一体に打
設して構築されている。
一方、埋め立て護岸、接岸岸壁または防波堤などの完全
土水機能を必要としない構造の堰堤は、上記にようなコ
ンクリート打設の他、コンクリート打設に比較して低コ
ストかつ施工性に優れたケーソンがその構成部材として
使用されている。
[発明が解決しようとする!!1題」 ところが、上記のような止水機能を必要とする堰堤は、
大量のコンクリートを使用する一体形の剛構造となるた
め、重厚長大型かつ高コストな構造にならざるを得なか
った。
そこで、このような堰堤に、低コストかつ施工性に優れ
たケーソンを使用することが考えられるが、ケーソン間
の漏水の問題により止水機能を確保するのが難しい点で
、ケーソンを止水機能が必要とされる堰堤の構造に適用
することができなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、ケ
ーソン間の漏水を有効に防止することによって、止水機
能が必要とされる堰堤のもvtiAにケーソンを適用す
ることを可能とするケーソン間の止水方法を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるケーソン間の止水方法は、(1)堰堤
を構成するケーソンどうしの間に吸水膨張性ゴムを介在
させておいたもの、(2)堰堤を構成するケーソンの接
合面にそれぞれ凹部を形成す・るととらに、これら凹部
間に、外水圧を受ける方向へ膨出する膨出部を有する弾
性板を介在させ、この弾性板を、外水圧作用を受けてそ
れら凹部の奥面を押圧する方向へ弾性変形するような形
状としたもの、(3)堰堤を構成するケーソンどうしの
間に、膨張可能な袋体を介在させ、この袋体を膨張させ
て前記ケーソンの接合面に密着させるようにしたもので
ある。
「作用」 上記構成の堰堤によると、ケーソン間に介在された吸水
膨張性ゴムが水を吸収して膨張することによって、ケー
ソン間がふさがれて止水効果が発揮される。また、ケー
ソンの接合面にそれぞれ形成された凹部間に介在された
弾性板が、その膨出部に外水圧作用を受けて横方向へ変
形して前記凹部の奥面をそれぞれ押圧することによって
、ケーソン間がふさがれて止水効果が発揮される。また
、ケーソン間に介在された袋体が膨らんでケーソンの接
合面に密着することによっても、ケーソン間がふさがれ
て止水効果が発揮される。
「実施例」 第1図および第2図はこの発明の第1実施例を示すもの
で、図中、符号1は水底を示すものである。
第1図に示すように、水底1には堰堤2を構成する中空
箱型のケーソン3.3 ・・・が並んで据え付けられて
いる。これらケーソン3.3の接合面4には隙間Sが設
けられており、隙間Sにはケーソン3の断面積とほぼ同
一な面積を有する板状の吸水膨張性ゴム5が介在されて
いる。
この吸水膨張性ゴム5はこの発明の特徴をなすもので、
水を吸収することにより数時間〜数日間で10倍〜10
000倍程度まで膨張する性質を有している。したがっ
て、吸水した状態においては、第2図に示すように、水
Wを吸収して自身膨張し隙間Sを完全に塞いで、吸水膨
張性ゴム5 h4両ケーソン3.3の壁面(接合面)4
.4に密着することによって、止水効果を発揮する。
この実施例においては、ケーソン3.3の接合面4.4
に吸水膨張性ゴム5を介在させておくことによって、堰
堤の止水機能を容易に確保するようにしたから、その工
法が非常に単純となり、施工工期を短縮することが可能
である。また、吸水膨張性ゴム5の吸水前の体積が吸水
後に較べて1/10〜I/10000程度であるから、
現地までの材料輸送がIm単であり、コストの低減化を
図ることができる。
一方、施工後において、吸水膨張性ゴム5は吸水状態に
あれば常に膨張しており、通常のゴムパツキンの様にク
リープ現象による密着性の低下がないので、常時止水効
果を期待できる。さらに、この吸水膨張性ゴム5は、隣
り合うケーソン3.3が別々の動きをしてもそれらの変
位を吸収するので、一体なモルタルやコンクリートによ
る止水方法の様にクラックを生じてしまう可能性がない
したがって、施工後のメンテナンスにおいてらメンテナ
ンス要因が減ることによって、そのメンテナンス費用を
減らすことができる。
さらに、吸水膨張性ゴム5の存在によって堰堤の構造が
柔構造となるから、ケーソン3.3間の相対変位を可能
ならしめて地震時の水平滑動を許容する免!+A造とす
ることができ、また施工時においても、設置場所の地な
らしや基礎工事などのいわゆる地業が従来構造に比較し
て軽備となるから、低コスト化を図れる。
したがって、以上述べた作用効果により、ケーソン3.
3間に高い安全性を有する止水機能を設けることができ
るので、ケーソン3を堤防やダム等の止水機能を必要と
する堰堤のもvI造として利用することができる。
第3図および第4図はこの発明の第2実施例を示すもの
で、ケーソン3.3の接合面4.4にそれぞれ凹部4a
、4aを形成し、これら凹部4a。
4aによって形成される空間6に棒状の前記吸水膨張性
ゴム5を挿入したしのである。このような構成にすると
、吸水膨張性ゴム5の密着性が良くなって、止水効果が
さらに高まる。
第5図および第6図はこの発明の第3実施例を示すもの
で、ケーソン3.3の接合面4に形成した空間6の数を
増やし、かつ吸水膨張性ゴム5を接合面4全体に挿入す
ることによって、吸水膨張性ゴム5の密着面積をさらに
増やし、止水効果をさらに高めたものである。
第7図および第8図はこの発明の第4実施例を示すもの
で、吸水膨張性ゴム5の替わりに、ケーソン3.3間に
、外水圧作用を受けて横方向へ弾性変形しケーソン3.
3間を閉じる弾性板7を介在させたものである。なお、
これらの図において、第1図に示す部材と同一部材には
同一符号を付して説明を省略化する。
第7図に示すように、ケーソン3.3の接合面4.4に
は、外水圧Pを受ける端面4c側にそれぞれ凹部8a、
8aが形成されており、これら凹部8a、8aで構成さ
れる空間8が前記弾性板7を装着するための収納室とな
っている。この収納室(空間)8の両奥面8b、8bに
はそれぞれゴムパツキン9.9が貼付されている。この
ような構成の収納室8に装着される弾性板7はこの実施
例の特徴をなすもので、真ん中に片側に膨出する膨出部
7aを有する一枚の金属板であり、膨出部7aを抑圧す
ることによって弾性板7が横方向へ弾性変形可能な構造
となっている。この弾性板7は、その膨出部7aを外水
圧作用を受ける側に向けた状態で収納室8に装着されて
いる。したがって、第8図に示すように、膨出部7aが
外水圧Pを受けて弾性板7が横方向へ弾性変形し、ゴム
パツキン9.9に抑圧密着することによって、ケーソン
3.3間をふさぐことができるようになっている。
なお、弾性板7は、ケーソン3.3 ・・・の内外が水
で囲まれた状態で装着すればよく、この状態からケーソ
ン3.3 ・・・の内側を排水することによって、弾性
板7は水位差に応じた外水圧Pを受けて横方向へ変形す
る。
この実施例によれば、外水圧Pを受けている間常に弾性
板7がゴムパツキン9.9を押圧して線接触しているの
で、ケーソン3.3の相対変位に常に対応して漏水を防
止することができる。
第9図および第10図はこの発明の第5実施例であって
、ケーソン3.3間に膨張可能な袋体!0を介在させた
ものである。なお、第1図に示す部材と同一部材には同
一符号を付して説明を省略第9図において、ケーソン3
.3の接合面4.4には、それぞれ2c!lI所に円弧
状の凹部4a、4aが形成されており、これら凹部4a
、4aで構成される空間6.6に上記袋体10.10が
挿入されている。この袋体10は、内圧により膨張可能
な構造とされており、袋体10内部に水を注入して袋体
10を膨らますことによって、ケーソン3.3の接合面
4に密着させケーソン3.3間をふさぐことができるよ
うになっている。なお、第10図に示すように、ケーソ
ン3よりも高い位置(敗−1−を程度)に設けた水タン
ク11より管12を介して袋体10に水を供給するよう
にすれば、袋体lOが常に加圧されるので、袋体10の
密着性がさらによくなって止水効果をより高めることが
できる。
この実施例によると、袋体10を複数個ケーソン3.3
の止水面(接合面)4に設けたので、たとえ1個の袋体
lOが破れたとしても、残りの袋体!0で止水効果を確
保することができるから、安10.10・・・を1つず
つ取り出して行うことができる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、堰堤を
構成するケーソンどうしの間に、吸水膨張性ゴムを介在
させておくようにしたので、あるいは、堰堤を構成する
ケーソンの接合面にそれぞれ凹部を形成するとともに、
これら凹部間に、外水圧を受ける方向へ膨出する膨出部
を有する弾性板を介在させ、この弾性板を、外水圧作用
を受けてそれら凹部の奥面を押圧する方向へ弾性変形す
るような形状としたので、あるいは、堰堤を構成するケ
ーソンどうしの間に、膨張可能な袋体を介在させ、この
袋体を膨張させてケーソンの接合面に密着させるように
したので、以下のような優れた効果を奏することができ
る。
吸水膨張性ゴム、弾性板、あるいは袋体の止水部材がケ
ーソンの接合面に密着することによって、ケーソン間を
ふさいで止水効果を十分に発揮させることができる。こ
れにより、ケーソンを堤防やダムなど止水機能を必要と
する堰堤の構造に使用することができる。また、その工
法ら非常に簡単であるから、施工の工期を短縮させるこ
とができ、上記堰堤の構築の低コスト化を実現すること
ができる。
また、堰堤の施工後においても、従来生じていたクリー
プやクラック現象等のメンテナンス要因が生じないから
、メンテナンス費用の低減化を図ることができる。
さらに、上記構成によって堰堤の構造が柔構造となるか
ら、各ケーソンの相対移動を許容することができ、地震
に対応する免M溝造としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の第1実施例であって、
第1図は吸水前の状態におけるケーソンの要部断面図、
第2図は吸水状態におけるケーソンの要部断面図、第3
図および第4図はこの発明の第2実施例であって、第3
図は吸水前の状態におけるケーソンの要部断面図、第4
図は吸水状態におけるケーソンの要部断面図、第5図お
よび第6図はこの発明の第3実施例であって、第5図は
吸水状態におけるケーソンの要部断面図、第6図は吸水
状態における堰堤の要部斜視図、第7図および第8図は
この発明の第4実施例であって、第7図はケーソンの要
部断面図、第8図は外水圧を受けた状態を示すケーソン
の要部断面図、第9図および第10図はこの発明の第5
実施例であって、第9図はケーソンの要部断面図、第1
0図は第9図のA−A矢視断面図である。 3・・・・・・ケーソン、4・・・・・・接合面、5・
・・・・・吸水膨張性ゴム、 7・・・・・・弾性板、7a・・・・・・膨出部、8a
・・・・・・凹部、8b・・・・・・奥面、10・・・
・・・袋体、 P・・・・・・外水圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)堰堤を構成するケーソンどうしの間に吸水膨張性ゴ
    ムを介在させておくことを特徴とするケーソン間の止水
    方法。 2)堰堤を構成するケーソンの接合面にそれぞれ凹部を
    形成するとともに、これら凹部間に、外水圧を受ける方
    向へ膨出する膨出部を有する弾性板を介在させ、この弾
    性板を、外水圧作用を受けてそれら凹部の奥面を押圧す
    る方向へ弾性変形するような形状としたことを特徴とす
    るケーソン間の止水方法。 3)堰堤を構成するケーソンの間に膨張可能な袋体を介
    在させ、この袋体を膨張させて前記ケーソンの接合面に
    密着させることを特徴とするケーソン間の止水方法。
JP9873388A 1988-04-21 1988-04-21 ケーソン間の止水方法 Pending JPH01271527A (ja)

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JP (1) JPH01271527A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727651A (ja) * 1993-07-14 1995-01-31 Kajima Corp 原位置漏水試験方法
JP2015042813A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 大成建設株式会社 立坑の構築方法および立坑

Cited By (2)

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