JPH0127132Y2 - - Google Patents

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JPH0127132Y2
JPH0127132Y2 JP6779787U JP6779787U JPH0127132Y2 JP H0127132 Y2 JPH0127132 Y2 JP H0127132Y2 JP 6779787 U JP6779787 U JP 6779787U JP 6779787 U JP6779787 U JP 6779787U JP H0127132 Y2 JPH0127132 Y2 JP H0127132Y2
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JP
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head
difference signal
core
recording
azimuth
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JP6779787U
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気テープの同一録音トラツクに録音
された音楽等の録音信号を利用してアジマスを調
整するのに適合した磁気ヘツドの改良に関するも
のである。
(従来技術) 例えば、ミユージツクテープ等の市販の録音済
磁気テープを再生する場合、再生ヘツドのアジマ
スをこの録音済磁気テープの録音時に使用された
録音ヘツドのアジマスに合致するように調整する
ことができれば最適の再生特性を得ることができ
る。また、録音ヘツドで音楽等を録音しながら再
生ヘツドでこの録音信号の同時再生を可能とすべ
く独立の録音ヘツドと再生ヘツドを備えるテープ
レコーダにおいては、録音ヘツドと再生ヘツドの
アジマスを合致させることが要求される。このた
め、磁気テープに録音された音楽等の録音信号を
利用して磁気ヘツドのアジマスを検出することが
できればきわめて有効である。
最近、同一の録音トラツクに録音された録音信
号をこの録音トラツクの幅方向に分割して2つの
分割信号を再生し、このトラツク分割信号の差信
号をもとにしてこの録音信号に最適なアジマスに
再生ヘツドを調整する装置が提案されている(特
開昭55−14597号公報参照)。この装置によれば、
録音信号の録音に使用された録音ヘツドと再生ヘ
ツドとのアジマス関係が検出され、再生ヘツドは
録音信号の録音時の録音ヘツドのアジマスを合わ
せるように調整されるので最適な再生が行なわれ
る。しかし、この提案された装置では磁気ヘツド
は上下に分割された2つの分割コア素子にそれぞ
れ2つの分割信号を得る分割コイルを巻装するの
で各2つの分割コア素子にそれぞれ多数の分割コ
イルを大きい巻数で巻装するために組立が面倒で
あり、またアジマス調整装置は分割信号の差信号
を得るために差動アンプを必要とするので装置の
構成が複雑となる欠点を有していた。
(考案の目的) 本考案の目的は、簡単な構造で2つの分割信号
の差信号を直接得ることができ、従つて録音ヘツ
ドと再生ヘツドとのアジマス自動調整を簡単な装
置で経済的に行なうことができる磁気ヘツドを提
供することにある。
(考案の構成) 本考案の磁気ヘツドは、磁気テープの同一録音
トラツク上に録音された録音信号をこの録音トラ
ツクの幅方向において分割再生して取出されるト
ラツク分割信号の差信号を得る差信号取出しコイ
ルとこの差信号取出しコイルと再生コイルとが巻
装されるコアとから成り、このコアは相互に衝合
された左右の2つのコア半部から成り、一方のコ
ア半部は一体に形成され、他方のコア半部は録音
トラツクの幅方向に分割された分割コア素子から
成り、差信号取出しコイルはこれらの分割コア素
子の間に配置されてこれらの分割コア素子を磁気
的に結合するコア素子に巻装されていることを特
徴としている。
このように構成すると、一方のコア半部は録音
トラツクの全幅に対応し、他方のコア半部のみが
幅方向に分割されるのでコイルの数が減少してヘ
ツド構造が簡単となり、且つ他方のコア半部の分
割コア素子の間に配置された差信号取出しコイル
から差信号が直接取出されるからヘツドアジマス
調整装置に差動アンプが不要となつて装置が簡単
となる。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべる
と、第1図は本考案に係る再生ヘツドの形態の磁
気ヘツド10を示し、この磁気ヘツド10は、音
楽等が録音された録音済磁気テープ1の各録音ト
ラツクL,Rに対応する左右チヤンネル用の各ヘ
ツド部分10LA,10RAとから成り、各ヘツ
ド部分10LA,10RAはそれぞれコアとこれ
らのコアにそれぞれ巻装された再生コイルとから
成つている。左チヤンネル用のヘツド部分10
LAは、第2図A,Bに示すように、磁気テープ
1の左録音トラツクL上に録音された録音信号を
この録音トラツクの幅方向において分割再生して
取出されるトラツク分割信号の差信号を直接得る
差信号取出しコイル23とこの差信号取出しコイ
ル23が配置され再生コイルが巻装されるコア1
1とから成つている。このコア11は相互に衝合
された左右の2つのコア半部11A,11Bから
成り、一方のコア半部11Aは一体に形成されて
このコア半部11Aに再生コイル13が巻装さ
れ、他方のコア半部11Bは録音トラツクLの幅
方向に分割されて非磁性体のスペーサ22を挟ん
で接合された2つの分割コア素子11a,11b
から成り、これらの2つの分割コア素子11a,
11bに跨がつて再生コイル13′が巻装され、
差信号取出しコイル23は2つの分割コア素子1
1a,11bの間に配置されてこれらの分割コア
素子11a,11bを磁気的に結合しスペーサ2
2の透孔22aを貫通するコア素子11eに巻装
されている。図示の実施例では、コア素子11e
は、下側の分割コア素子11bから一体に突出し
て両分割コア素子11a,11bを磁気的に結合
している。尚、第2図において符号12は再生ギ
ヤツプを示す。
第3図は本考案の磁気ヘツド10を用いて磁気
ヘツドのアジマスを調整する装置を示す。再生コ
イル13,13′は直列接続されてこれらの再生
コイル13,13′から取出される再生信号は、
再生アンプ回路14Lに入力され、この再生アン
プ回路14Lの出力はそのままオーデイオ出力端
子15Lから左チヤンネルのオーデイオ再生信号
Scとして出力される。一方、差信号取出しコイ
ル23は再生アンプ回路14′Lを介して位相検
波器18に接続されている。位相検波器18は差
信号取出しコイル23から取出される差信号の位
相をオーデイオ再生信号Scの零クロス点を基準
として検波する。この位相検波器18の出力は、
再生ヘツド10のアジマスを変えるアジマス調整
ねじ等の調整部材(図示せず)を駆動するアジマ
ス調整用モータ21を制御する制御信号としてモ
ータ駆動回路20に入力される。
尚、図示していないが、右チヤンネル用のヘツ
ド部分10RAから取出される再生信号は再生ア
ンプ回路を介してオーデイオ出力端子から右チヤ
ンネルのオーデイオ再生信号として出力される。
次に、本考案の磁気ヘツド10を用いてそのア
ジマスを調整する状態を第4図を参照してのべる
と、同一の録音トラツクL上から分割コア素子1
1a,11bにより分割されて取出される仮想再
生信号Sa,Sbは、再生ヘツド10のアジマスが
録音信号の録音時に使用された録音ヘツドのアジ
マスに対して再生ヘツド10の正面から見て時計
方向に位相角で角度α傾いている場合には、第4
図A,Bに示すような位相関係をもつ波形によつ
てれぞれSa=Asin(ωt+α/2)、Sb=Asin(ωt
−α/2)と表わすことができる。従つて、オー
デイオ再生信号Scとして取出される合成信号は
第4図Cに示すようにSa,Sbに対してそれぞれ
位相がα/2遅れまたは進んだ波形となり、Sc
=2Acosα/2・sinωtで表される。一方、差信号
取出しコイル23から得られる差信号Sdは第4
図Dに示すようにオーデイオ再生信号Scに対し
90度位相の遅れた波形となり、Sd=2Asinα/
2・cosωtで表される。逆に再生ヘツド10のア
ジマスが録音ヘツドのアジマスに対して再生ヘツ
ド10の正面から見て反時計方向に傾いている時
には差信号Sd′は第4図点線で示すようになり、
Sd′=−2Asinα/2・cosωtで表わされ差信号Sd
とは180度位相が異なるものとなる。尚、両ヘツ
ドのアジマスが合致しているときは差信号Sdあ
るいはSd′は0である。位相検波器18は例えば
オーデイオ再生信号Scの「低」から「高」の零
クロス点を使つて差信号の極性を判別するもので
この零クロス点で差信号が「−」の時には再生ヘ
ツドの時計方向の傾きに対応する差信号Sdであ
り、「+」の時には再生ヘツド10の反時計方向
の傾きに対応する差信号Sd′であることを判別す
る。若し、差信号Sdが検出されると、再生ヘツ
ド10を反時計方向に傾ける方向にモータ21を
回転すべくモータ駆動回路20が制御される。こ
のように録音ヘツドに対する再生ヘツド10のア
ジマスが調整されて再生ヘツド10と録音ヘツド
のアジマスが一致し、差信号がSd=0となり、
差信号が検出されなくなると、モータ21の回転
が停止される。この結果、再生ヘツド10と録音
ヘツドのアジマスが合致した状態で左、右チヤン
ネルのオーデイオ再生信号がオーデイオ出力端子
からそれぞれ出力されることになる。尚、差信号
Sd′が検出された場合には再生ヘツド10は上述
とは逆方向に傾けられ、録音ヘツドとそのアジマ
スが合致される。また、上述の差信号による制御
に代えて、差信号Sd,Sd′を仮想再生信号Sa,Sb
の位相差に応答してパルス幅が変化する信号と
し、この差信号にもとずきモータ21を制御する
ことも可能である。
尚、上記実施例では左チヤンネル用のコアを分
割したが、これに限定されないことは勿論であ
り、また上記実施例では市販の録音済磁気テープ
を再生する場合に再生ヘツド10を録音時の録音
コイルのアジマスに合せるように調節する場合に
ついてのべたが、独立の録音ヘツドと再生ヘツド
を備えるテープレコーダにおいてはこれ以外にい
ずれかのヘツドのアジマスを合致するように調節
してもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、上記のように、一方のコア半
部は録音トラツクの全幅に対応し、他方のコア半
部のみが幅方向に分割されているために再生コイ
ルの数が減少し、また差信号取出しコイルはこれ
らの分割コア素子の間に配置されるのでヘツドの
構造が簡単となり、且つこの差信号取出しコイル
から差信号が直接取出されるからヘツドアジマス
調整装置に差動アンプが不要となつて装置が簡単
となり、従つて録音ヘツドと再生ヘツドとのアジ
マス自動調整を経済的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気ヘツドの一例の斜視
図、第2図A,Bは本考案の磁気ヘツドの1つの
ヘツド部分の斜視図及び要部の分解斜視図、第3
図は本考案の磁気ヘツドを用いてこの磁気(再
生)ヘツドの位置を調節する装置の系統図、第4
図は第3図の装置に示された各部の信号の波形図
である。 1……録音済磁気テープ、10……磁気再生ヘ
ツド、10LA,10RA……ヘツド部分、11
……コア、11A,11B……コア半部、11
a,11b,……分割コア素子、12……ギヤツ
プ、13,13′……再生コイル、18……位相
検波器、21……再生ヘツドアジマス調整用のモ
ータ、23……差信号取出しコイル、Sa,Sb…
…仮想トラツク分割信号、Sd……差信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープの同一録音トラツク上に録音された
    録音信号を前記録音トラツクの幅方向において分
    割再生して取出されるトラツク分割信号の差信号
    を得る差信号取出しコイルと前記差信号取出しコ
    イルと再生コイルとが巻装されるコアとから成
    り、前記コアは相互に衝合された左右の2つのコ
    ア半部から成り、一方のコア半部は一体に形成さ
    れ、他方のコア半部は前記録音トラツクの幅方向
    に分割された分割コア素子から成り、前記差信号
    取出しコイルは前記分割コア素子の間に配置され
    てこれらの分割コア素子を磁気的に結合するコア
    素子に巻装されていることを特徴とする磁気ヘツ
    ド。
JP6779787U 1987-05-08 1987-05-08 Expired JPH0127132Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6779787U JPH0127132Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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JP6779787U JPH0127132Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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JPS63176919U JPS63176919U (ja) 1988-11-16
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