JPH01271080A - 焼結冷間鍛造材の溶接方法 - Google Patents

焼結冷間鍛造材の溶接方法

Info

Publication number
JPH01271080A
JPH01271080A JP63100498A JP10049888A JPH01271080A JP H01271080 A JPH01271080 A JP H01271080A JP 63100498 A JP63100498 A JP 63100498A JP 10049888 A JP10049888 A JP 10049888A JP H01271080 A JPH01271080 A JP H01271080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
welding
molten metal
joining part
electron beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63100498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Yoshimoto
吉本 和幸
Shigenori Morimoto
森本 茂典
Keiichiro Noguchi
野口 啓一郎
Mitsugi Fukahori
貢 深堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP63100498A priority Critical patent/JPH01271080A/ja
Publication of JPH01271080A publication Critical patent/JPH01271080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、焼結冷間鍛造材の溶接方法に関するものであ
る。
(従来技術) 近年、焼結体の高強度化を図る方法として、材料歩留り
、寸法精度、生産性等の面で他の方法(例えば、焼結熱
間鍛造法)より何利なところから焼結冷間鍛造法が多用
されるようになっており、かかる焼結冷間鍛造法により
得られた焼結冷間鍛造材を、高強度を要する部品の一部
(例えば、歯車の歯部等)に使用することが行なわれて
いる。この場合、焼結冷間鍛造材と鋼材等からなる溶製
材とを溶接により接合する必要がある。ところが、焼結
冷間鍛造材と溶製材との接合部に対して電子ビーム溶接
あるいはレーザ溶接を施す場合、焼結冷間鍛造材の真密
度が低い(密度比96%)ところから、空隙が残り、ブ
ローホールが発生することとなる。このようなブローホ
ールの発生は、接合部品の強度低下の原因となり好まし
くない。
一方、焼結金属材料同士を接合するに当たって、接合部
に粘性を有する異種材料を挿入あるいはメツキして、電
子ビーム溶接を行うようにすることによって、ブローホ
ールの影響を抑制するようにしたものが提案されている
(特開昭59−110481号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記公知例における如く、接合部に異種材料を挿入ある
いはメツキする方法を採用する場合、接合部に異種材料
が溶融状態で介在せしめられるところから、接合部位の
強度が十分に得られず、歯車等のように強力な接合強度
を必要とする部品には適用し得ないという課題が存する
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、溶接時に
おいて焼結冷間鍛造材から発生するブローホールを強制
的に移動除去せしめることによって、接合強度の向上を
図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明方法では、上記課題を解決するために、焼結冷間
鍛造材と溶製材とを溶接するに当たって、溶接時におい
て両者の接合部に発生するブローホールを該接合部表面
側へ強制的に移動させながら溶接するようにしている。
(作 用) 本発明方法では、溶接時において両者の接合部に発生す
るブローホールを該接合部表面側へ強制的に移動させな
がら溶接するようにしたことにより、焼結冷間鍛造材と
溶製材との接合部へのブローホールの残存が回避される
こととなり、接合強度の低下が効果的に防止されること
となるのである。
(実施例) 以下、添付の図面に示す各実施例に基づいて、本発明に
かかる焼結冷間鍛造材の溶接方法を説明する。
実施例1 本実施例においては、第1図図示の如ぐ、焼結冷間鍛造
材からなるリング状部材1aと溶製材からなるドラム状
部材1bとを接合して環状体lを構成する場合における
溶接方法について説明している。
前記リング状部材1aを構成する焼結冷間鍛造材として
は、N i:4%、M o : 0 、5%、Cu:1
.5%、c :0.5%、p6H残余からなる組成を有
し、密度ニア。
5g/cm’(密度比96%)のものが使用され、ドラ
ム状部材tbを構成する溶製材としては、SPCが使用
されている。
しかして、前記ドラム状部材1bの外周上端にリング状
部材1aを圧入して構成された環状体1を回転テーブル
2上に位置決め固定し、且つ両部材1 a、 1 bの
接合部3の側方および斜め下方に電磁コイル4.5を配
設し、前記回転テーブル2を回転させつつ前記接合部3
上方に位置せしめられた電子ビーム溶接装置6を用いて
前記接合部3に対して電子ビーム溶接を行う。符号7は
回転テーブル2上に環状体lを位置決め固定するための
クランプ治具である。なお、この時の溶接条件は次の通
りである。即ち、溶接電流:4.5mmA、回転テーブ
ル2の回転速度:46rpm、真空度:5X 10−’
Torr、?TEfftコイル4.5の通電電流:60
H2交流。
上記の如くして電子ビーム溶接を行うと、第2図(イ)
図示の如く、両部材1 a、 l bの接合部3におけ
る溶融金属中には、前記電磁コイル4,5へ通電された
交流電流!。、Ioにより生起される交番磁界■1゜、
 Hoによって渦電流1.1が発生する。
該各局電流■は前記各交番磁界1”toの変化を妨げる
方向に発生するところから、前記溶融金属中には前記交
番磁界Ho 、 Hoと反対方向の反発磁界H。
11が発生する。すると、溶融金属中には、第2図(ロ
)図示の如く、前記交番磁界Ho 、 Hoと反発磁界
H,Hとが相互に反発し合った結果として横向きおよび
斜め上向きの反発力F、Fが生じることとなり、該反発
力F、Fの合成反発力F′によって溶融金属が流動せし
められることとなる。従って、電子ビーム溶接の過程に
おいて溶融金属中に発生するブローホールB、B・・は
、前記の如き溶融金属の流動により強制的に表面側へ押
し上げられて、接合部3表面から排出除去されることと
なり、両部材1 a、 l bにおける接合部3の接合
強度の低下が効果的に防止されることとなるのである。
つまり、本実施例の場合、電磁コイル4.5の電磁誘導
により生起される反発力によって、接合部3の溶融金属
を流動せしめることにより、溶融金属中に発生するブロ
ーホールB、B・・を接合部3の表面側へ強制的に移動
せしめるようにし、以って接合部3へのブローホールB
、B・・の残存を阻止しようとしているのである。かく
して、両部材1 a、 1 bにおける接合部3の接合
強度の低下が効果的に防止されることとなるのである。
実施例2 本実施例の場合も、前記実施例Iにおけると同様に、焼
結冷間鍛造材からなるドラム状部材1bの外周上端に溶
製材からなるリング状部材1aを圧入して構成された環
状体1を回転テーブル2上に位置決め固定して、両部材
1 a、 1 bの接合部3に対して電子ビーム溶接を
行うものについて説明している。なお、本実施例の場合
、第3図図示の如く、両部材1 a、 l bの接合部
3上方には、2個の第1および第2電子ビーム溶接装置
6 a、 6 bが所定間隔をおいて溶接方向に並べて
配置されており、第1電子ビーム溶接装置6aの電子ビ
ームが前記接合部3において焼結冷間鍛造材からなるド
ラム状部材1b部分を主として照射するようにされ、第
2電子ビーム装置6bの電子ビームが前記接合部3の中
心部位を照射するようにされている。
しかも、回転テーブル2の回転速度を前記実施例1の場
合より遅く(即ち、25rpm)としている。その他の
溶接条件は実施例1と同じである。
上記溶接においては、まず第1電子ビーム溶接装置6a
により接合部3におけるドラム状部材lb側(即ち、焼
結冷間鍛造材側)が溶融されて、第4図(イ)図示の如
く、ブローホールB、B・・が発生するが、該ブローホ
ールB、B・・は、回転テーブル2のゆっくりした回転
により第2電子ビーム溶接装置6bからの電子ビーム照
射を受ける前にある程度成長せしめられる。しかる後、
第1電子ビーム溶接装′置6aによりドラム状部材tb
側が主として溶融された接合部3の中心部位に対して第
2電子ビーム溶接装置6bによる電子ビーム照射が行な
われると、第1電子ビーム溶接装置6aによる電子ビー
ム照射により発生せしめられ且つある程度成長せしめら
れたブローホールB、B・・かさらに成長せしめられる
こととなり、第4図(ロ)図示の如く、その浮力増大に
よってブローホールB、B・・は接合部3の表面側へ移
動せしめられ、接合部3表面から排出除去されることと
なる。従って、両部材1 a、 1 bにおける接合部
3の接合強度の低下が効果的に防止されることとなるの
である。
つまり、本実施例の場合、接合部3におけるドラム状部
材1b(即ち、焼結冷間鍛造材)に第1電子ビーム溶接
装置6aにより発生せしめられたブローホールB、B・
・を成長させることによりその浮力を増大させ、接合部
3の表面側へ強制的に移動せしめるようにし、以って接
合部3へのブローホールB、I3・・の残存を阻止しよ
うとしているのである。
実施例3 本実施例においては、まず、1)り記実施例!と同じ組
成の焼結冷間鍛造材からなるドラム状部材1bにおける
接合部コーナ一部に対して、第5図(イ)図示の如く、
電子ビーム溶接装置6により第1回目の電子ビーム照射
を行って当該部位を溶融させるとともに、溶融金属中に
ブローホールB、I3・・を発生させる。該溶融金属中
においてはブローホールB、B・・は表面側に偏って存
在するところから、このブローホール偏在部位Xを、第
5図(ロ)図示の如く、切削加工により除去する。この
切削除去に際しては、溶融部Yが露出せしめられるよう
にする。この溶融部Yは、ブローホールの存在しない真
密度部分となっている。一方、SPCからなるリング状
部材1aの接合部を、前記ドラム状部材1bにおける溶
融部Yの切削面に嵌合し得る形状に予じめ加工しておき
、第5図(ハ)図示の如く、ドラム状部ttibに対し
てリング状部材1aを圧入せしめた後、両部材1 a、
 1 bの接合部3に対して第2回目の電子ビーム溶接
を施す。この時の電子ビーム溶接による溶融部分は、第
5図(ハ)において点線で図示するように、第1回目の
電子ビーム溶接により形成された溶融部Y内部に収まる
ように溶接時間等を調整するのが望ましい。
上記の如き電子ビーム溶接によれば、第1回目の電子ビ
ーム溶接により発生したブローホールB。
B・・は切削除去されることとなるため、リング状部材
1aとドラム状部材1bとの接合部3におけるブローホ
ールの発生をほぼ完全になくすことができるのである。
なお、その他の溶接条件は前述の実施例1の場合と同一
である。
本発明は、上記各実施例における手段に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、他の
手段を採用することもできる。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明によれば、焼結冷間鍛造材と溶製材
とを溶接するに当たって、溶接時において両者の接合部
に発生するブローホールを該接合部表面側へ強制的に移
動させながら溶接するようにしたので、焼結冷間鍛造材
と溶製材との接合部へのブローホールの残存が回避され
ることとなり、接合強度の低下を効果的に防止すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例!において用いられる溶接装置
を示す半裁縦断面図、第2図(イ)、(ロ)は本発明の
実施例1における溶融部分の状態を説明する説明図、第
3図は本発明の実施例2における溶接方法を説明する斜
視図、第4図(イ)、(ロ)は本発明の実施例2におけ
る第1および第2電子ビーム溶接時での溶融部分の状態
を説明する説明図、第5図(イ)、(ロ)、(ハ)は本
発明の実施例3にかかる溶接手順を示す説明図である。 1a・・・・・・焼結冷間鍛造材(リング状部材)lb
 ・・・・・・溶製材(ドラム状部材)3・・・・・・
・接合部 6・・・・・・・電子ビーム溶接装置 B・・・・・・・ブローホール F □−−−1 第2図 1G :焼結冷間n凸材(リング状部材)1b:1Ff
ll材(ドラム状部材) 3  :接合部 6  :電子ビーム溶接5に14 II=ブローホール Q

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、焼結冷間鍛造材と溶製材とを溶接するに当たって、
    溶接時において両者の接合部に発生するブローホールを
    該接合部表面側へ強制的に移動させながら溶接すること
    を特徴とする焼結冷間鍛造材の溶接方法。
JP63100498A 1988-04-22 1988-04-22 焼結冷間鍛造材の溶接方法 Pending JPH01271080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63100498A JPH01271080A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 焼結冷間鍛造材の溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63100498A JPH01271080A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 焼結冷間鍛造材の溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01271080A true JPH01271080A (ja) 1989-10-30

Family

ID=14275597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63100498A Pending JPH01271080A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 焼結冷間鍛造材の溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01271080A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7441958B2 (en) 2000-09-29 2008-10-28 Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh & Co. Welded collar bearing method for producing welded collar bearings and a device for carrying out said method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7441958B2 (en) 2000-09-29 2008-10-28 Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh & Co. Welded collar bearing method for producing welded collar bearings and a device for carrying out said method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008119750A (ja) レーザーろう付け方法
JP2016504193A (ja) 管のプロファイルの機械加工処理
JPH01271080A (ja) 焼結冷間鍛造材の溶接方法
US2448907A (en) Pipe joint
JP2009255172A (ja) T型継手の製造方法
JPS5865588A (ja) 接合超硬合金の製造法
JP2017225999A (ja) 溶接方法
CZ306549B6 (cs) Způsob výroby lineárního pouzdra
DE102005021642B4 (de) Verfahren zur Herstellung eines einkristallinen Formkörpers
JPS62220294A (ja) レ−ザ溶接法およびその装置
JP6847522B2 (ja) 接合方法
JPS63203286A (ja) T字継手の貫通溶接方法
JP2000117464A (ja) 摩擦肉盛方法
CN115106638B (zh) 薄壁无氧铜环的焊接方法
JP2002219583A (ja) 摩擦攪拌接合における終端部処理方法および終端部処理された摩擦攪拌接合体
JP4194419B2 (ja) 鉄系材料とアルミニウム系材料との接合方法および接合継手
JPS6399140A (ja) シヤフトへの圧入部品固定方法
JP2001087875A (ja) 中空複合磁性部材の製造方法
JP3849288B2 (ja) 溶接重ね継手及びその製造方法
KR20070024584A (ko) 겹치기 침투 접합의 가스금속 매립 아크 용접 방법
JPS6390357A (ja) アルミニウム鋳物のろう付方法
JP2002144066A (ja) アルミメッキ鋼板の溶接方法
JPS5893583A (ja) アルミニウムと鉄との接合方法
JPS6064783A (ja) 高密度熱源ビ−ム接合法
JPH02165878A (ja) 低合金鋼類の電子ビーム溶接方法