JPH01270833A - 使い捨て便座カバー連続紙及びその自動切離供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、洋式便器の便座面上に敷置く使い捨て便座
カバー連続紙及び当該使い捨て便座カバー連続紙を一使
用単位毎に切離して便座面上に自動的に供給する自動切
離供給装置に関するものである。

［従来の技術及びその問題点Ｊ 周知のように、ホテル、ステーション、デパート、高層
ビルディングあるいはその他不特定多数の人々が集散す
るような場所に対しては、これら不特定多数の人々が利
用するに適した公共のトイレが設置されている。この種
の公共トイレには、利用者が便座面上に直接塵を掛けて
用いる所謂洋式便器が多く適用されている。この洋式便
器は、上記するように不特定多数の人々が直接素肌で便
座面上に接触するものであるため、極めて不衛生的なも
のであった。従来、この問題点を解決する目的において
、一部の公共洋式トイレでは、便座面上に敷置く使い捨
ての便座カバー紙が備え付けである。この使い捨ての便
座カバー紙は、−枚づつ折りたたんでこれを重ね束ねた
ものからなり、使用毎に利用者が一枚づつ取り出し、便
座面上に平面的に拡げて用いるようになっている。しか
しながら、上記する従来の使い捨て便座カバー紙は、取
り扱い性に欠け、その利用は極めて面倒なものであった
。

［発明の目的］ そこで、この発明は、極めて簡単な操作で、洋式便器の
便座面上に一使用単位の使い捨て便座カバーを自動的に
供給するに適した使い捨て便座カバー連続紙及びその自
動切離供給装置を提供することにある。

［発明の構成］ この発明は、上記する目的を達成するにあたって、具体
的には、便座面上に敷置（に適した敷置片形成面域と、
前記敷置片形成面域に対し、便座の内径に沿った曲線状
切り線により区画され、前記切り線上における一部連結
部を介して部分的に連なる便座内垂れ下がり片形成面域
とによって一使用単位の便座カバー紙を形成し、前記便
座カバー紙における切り線上の連結部を長さ方向後端側
に位置させ、前記一使用単位を区画する切離用横断ミシ
ン目を介して連続形成してなる使い捨て便座カバー連続
紙を構成する。

さらに、この発明は、前記使い捨て便座カバー連続紙を
、その一使用単位毎に切離して便座面上に送り出し敷置
するための自動切離供給装置であって、 便座カバー連続紙をその長さ方向に巻き出し可能なよう
に収容する収容機構と、 前記収容機構内における便座カバー連続紙を前記便座面
上に向けて案内して送り出す送り出し機構と、 前記送り出し機構における前記便座カバー連続紙の送り
出し過程において前記便座カバー連続紙を一使用単位毎
に切離する切離機構とを備えてなる便座カバー連続紙の
自動切離供給装置を構成する。

［本発明の実施例Ｊ 以下、この発明になる使い捨て便座カバー連続紙及びそ
の自動切離供給装置について、図面に示す具体的な実施
例にもとづいて詳細に説明する。

まず、第１図は、この発明になる使い捨て便座カバー連
続紙（１）の−例を示す。前記使い捨て便−座カバー連
続紙（１）は、水洗によって溶ける紙素材からなってい
る。前記使い捨て便座カバー連続紙（１）は、長さ方向
に所定の間隔をいて設けた切離用横断ミシン目（２）を
介して一使用単位の便座カバー紙（３）を連続的に形成
したものからなっている。前記一使用単位の便座カバー
紙（３）は、便座面上に敷置くに適した敷置片形成面域
（４）と、前記敷置片形成面域（４）に対し、便座の内
径に沿った曲線状切り線（５）により区画され、前記切
り！１ｆ（５）上における一部連結部（６）を介して部
分的に連なる便座内垂れ下がり片形成面域（７）とによ
って構成されている。この発明において前記便座カバー
連続紙（１）は、ロール状に巻回処理しである。この場
合、前記一使用単位の便座カバー紙（３）に設けである
曲線状切り線（５）における連結部（６）は、ロール状
連続紙における巻き出し方向の後端側に位置するように
形成しである。

次いで、上５ｅ、する構成でなる便座カバー連続紙（１
）を一使用単位毎に切離して、洋式便器（Ｆ、Ｐ）にお
ける便座面（Ｓ）に自動的に供給する自動切離供給装置
（１１）について説明する。前記自動切離供給装置（１
１）は、基本的には、前記便座カバー連続紙（１）をそ
の長さ方向に巻き出し可能なように収容する収容機構（
１２）と、前記収容機構（１２）内における便座カバー
連続紙（１）を前記便座面（Ｓ）上に向けて案内して送
り出す送り出し機構（１３〉と、前記便座カバー連続紙
（１）の送り出し過程において前記便座カバー連続紙（
１）を一使用単位毎の便座カバー紙（３）に切離する切
離機構（１４）とからなっている。この発明において、
前記自動切離供給装置（１１）は、洋式便器（Ｆ、Ｐ）
に向かって、前記洋式便器（Ｆ、Ｐ）の先方部における
便座面上に設置される。前記便座カバー連続紙（１）を
収容する収容機構（１２）は、ロール状の便座カバー連
続紙（１）を巻き出し可能なように収容する収容室（１
５）を形成するための筒状ケーシング（１６〉と、前記
便座カバー連続紙（１）を回転可能に支持する軸受（１
７）とを有している。−例において、前記収容機構（１
２）には、前記便座カバー連続紙（１）の局面に接触し
て、前記便座カバー連続紙（１）を径方向に付勢するロ
ーラ（１８）が設けである。

前記便座カバー連続紙（１）を便座面（Ｓ）上に向けて
案内して送り出す送り機構（１３）は、前記ロール状連
続紙（１）の巻き出しライン上に所定の間隔をおいて配
置した第、１のローラ対（１９）、（２０）及び第２の
ローラ対（２１）、（２２）と、前記ローラ（１８）に
対してロール状便座カバー連続紙（１）の径方向背反側
に設けた可動ローラ（２３）とを有している。前記第２
のローラ対における一方のローラ（２１）と前記可動ロ
ーラ（２３）との間には、エンドレスのゴムベルト（２
４）が張装されている。前記可動ローラ（２３）は、前
記ゴムベルト（２４）を介して前記ロール状連続紙（１
）の局面に常時圧接するように、バネ手段（２５）を介
して前記ロール状連続紙（１）の径方向に付勢しである
。前記第１のローラ対における一方のローラ（１９）と
、第２のローラ対における一方のローラ（２１）は、第
４図に示すような動力伝達機構（２６）によって、回転
駆動源に対して機械的に連結されるようになっている。

第４図に示す例によれば、回転駆動源としてのモータ（
２７）に対し駆動ギヤ（２日）が設けである。前記駆動
ギヤ（２８）は、前記第１のローラ対におけるローラ（
１９）の軸に設けたギヤ（２９）と噛み合っていて、前
記モータ（２７）の駆動中、前記第１のローラ対におけ
るローラ（１９）を矢印方向に回転する。一方、前記第
２のローラ対におけるローラ（２１）の軸には、ギヤ（
３０）が設けである。このギヤ（３０）と前記ギヤ（２
９）との間には、両ギヤに対して同時的に噛み合う移動
ギヤ（１３）が設けである。前記移動ギヤ（３１）は、
ブツシュボタン（３２）に対して機械的に連結されてい
て、前記ブツシュボタン（３２）の押動操作によって下
降して前記ギヤ（２９）及び（３０）に噛合する。前記
移動ギヤ（３１）が、前記ギヤ（２９）、（３０）に噛
合することによって、前記ギヤ（２８）、（２９）、、
（３１）、（３０）を介して、前記第２のローラ対にお
けるローラ（２１）を前記回転駆動源に機械的に連結し
、前記ローラ（２１）を前記第１のローラ対におけるロ
ーラ（１９）と同一方向に回転駆動させる。この発明に
おいて、前記回転駆動源としてのモータ（２７）は、−
例＋：：　オいて、前記ブツシュボタン（３２）の押動
操作を初期的に検知するリミットスイッチ等の検知信号
によって駆動するように設計しである。図において、参
照符号（３３）、（３４）は、前記便座カバー連続紙（
１）のための送り出しガイドであり、参照符号（３５）
は、前記便座カバー連続紙（１）のためのまくれ止めガ
イドである。

さらに、この発明における自動切離供給袋ｆ！！（１１
）は、前記便座カバー連続紙（１）の送り出し過程にお
いて、前記連続紙（１）を一使用単位毎の便座カバー紙
（３）に切離する切離機構（１４）を備えている。前記
切離機構（１４）は、前記送り出し機構（１３）との関
係において、前記切離機構（１４〉は、前記第１のロー
ラ対（１９）、（２０）と、第２のローラ対（２１）、
く２２）の駆動タイミングの設定によって構成される。

次いで、この発明になる便座カバー自動切離供給装置（
１１）によって、第１図に示すようなロール状便座カバ
ー連続紙（１）を一使用単位毎の便座カバー紙（３）に
切離して、前記洋式便器（Ｆ、Ｐ）の便座面（Ｓ）上に
、自動的に供給する作動態様について説明する。まず、
利用者が、ブツシュボタン（３２）を押動操作すると、
その初期段階においてモータ（２７）を駆動するための
指令信号リミットスイッチが作動し、モータ（２７）を
駆動する。さらに、前記ブツシュボタン（３２）を押し
込むことにより、前記移動ギヤ（３１）が機械的に下降
して、ギヤ（２９）及びギヤ（３０）に噛合する。この
状態において、前記第１のローラ対におけるローラ（１
９）及び前記第２のローラ対におけるローラ（２１）は
、噛合状態にある動力伝達機構（２６）を介してモータ
（２７）に連結され、同一方向に回転駆動し、前記便座
カバー連続紙（１）を矢印Ａ方向に送り出す。利用者が
ブツシュボタン（３２）の押動操作を止めると、移動ギ
ヤ（３１）が非噛合位置に移動し、第２のローラ対にお
けるローラ（２１）の回転が止まり、第１のローラ対に
おけるローラ（１９）のみ回転駆動する。この状態にお
いて、前記便座カバー連続紙（１）は、第１のローラ対
（１９）、（２０）によって送り出されるため、前記第
２のロータ対（２１）、（２２）も、駆動源がないまま
に引き続いて回転する。この第２０ローラ対（２１）、
（２２）の回転は、ロール状連続紙（１）に対して付勢
接触しているゴムベルト（２４）の負荷を受けており、
前記連続紙（１）の送りにブレーキ作用を及ぼす。この
段階で、連続紙（１）の切離用横断ミシン目（２）が、
積極的送り出し駆動中の第１０−ラ対とブレーキ作用中
の第２のローラ対との間に達すると、連続紙（１）は、
脆弱な切離用横断ミシン目（２）の部分で切離される。

連続紙が切離されると。第２のローラ対（２１）、（２
２）は完全に停止し、以後連続紙は送り出されない。切
離されたー使用単位の便座カバー紙（３）は、第１のロ
ーラ対（１９）、（２０）によって、便座面（Ｓ）上に
送り出される。前記モータ（２７）は、予め設定した時
間経過後に停止するように設計しである。一方、便座面
上に供給された便座カバー紙（３）は、垂れ下がり部（
７）が便器内に垂れ下がった状態にあり、使用後、水洗
過程において全体的に押し洗いされるようになっている
。

［本発明の効果］ 以上の構成になるこの発明の使い捨て便座カバー連続紙
及びその自動切離供給装置によれば、一使用単位の便座
カバー紙を切離横断ミシン目を介して長さ方向に連続的
に形成し、これをロール状に巻回して便座カバー連続紙
として構成しておき、当該ロール状の便座カバー連続紙
を、使用毎に一使用単位の便座カバー紙に自動的に切離
し、洋式便器の便座面上に自動的に供給するようにした
ものであり、便座カバー連続紙の取り扱い性の向上を図
るとともに、極めて簡単な操作で、洋式便器の便座面上
に新しい便座カバー紙を確実に敷置（ことができ、洋式
便器使用時における衛生面の上においても極めて有効に
作用するものといえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明になる使い捨て便座カバー連続紙の
一例を示す概略的斜視図、 第２図は、当該便座カバー連続紙を一使用単位毎に切離
して、洋式便器における便座面上に自動的に供給するた
めの自動切離供給装置の一例を示す概略的斜視図、 第３図は、当該自動切離供給装置の主要部を示す概略的
側面図、 第４図は、動力伝達機構の概略的側面図、第５図Ａ−Ｃ
は、前記自動切離供給装置の作動態様を示す概略的側面
図である。 （１）・・・・・・便座カバー連続紙 （２）・・・・・・切離用横断ミシン目（３）・・・・
・・便座カバー紙 （４）・・・・・・敷置片形成面域 （５）・・・・・・曲線状切り線 （６）・・・・・・一部連結部 （７）・・・・・・垂れ下がり片形成面域（１１）・・
・・・・自動切離供給装置（１２）・・・・・・収容機
構 （１３）・・・・・・送り出し機構 （１４）・・・・・・切離機構 （１９）、（２０）・・・・・・第１０ローラ対（２１
）、（２２）・・・・・・第２のローラ対（２３）・・
・・・・可動ローラ （２６）・・・・・・動力伝達機構 （２７）・・・・・・モータ （３２）・・・・・・ブツシュボタン （Ｆ、Ｐ）・・・・・・洋式便器 （Ｓ）・・・・・・便座面 特許出願人　　　桜　井　謙　−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）便座面上に敷置くに適した敷置片形成面域と、前
   記敷置片形成面域に対し、便座の内径に沿った曲線状切
   り線により区画され、前記切り線上における一部連結部
   を介して部分的に連なる便座内垂れ下がり片形成面域と
   によって一使用単位の便座カバー紙を形成し、前記便座
   カバー紙における切り線上の連結部を長さ方向後端側に
   位置させ、前記一使用単位を区画する切離用横断ミシン
   目を介して連続形成してなることを特徴とする使い捨て
   便座カバー連続紙。
2. （２）便座面上に敷置くに適した敷置片形成面域と、前
   記敷置片形成面域に対し、便座の内径に沿った曲線状切
   り線により区画され、前記切り線上における一部連結部
   を介して部分的に連なる便座内垂れ下がり片形成面域と
   によって一使用単位の便座カバー紙を形成し、前記便座
   カバー紙における切り線上の連結部を長さ方向後端側に
   位置させ、前記一使用単位を区画する切離用横断ミシン
   目を介して連続形成してなる使い捨て便座カバー連続紙
   を、その一使用単位毎に切離して便座面上に送り出し敷
   置するための自動切離供給切離装置であって、 前記便座カバー連続紙をその長さ方向に巻き出し可能な
   ように収容する収容機構と、 前記収容機構内における便座カバー連続紙を前記便座面
   上に向けて案内して送り出す送り出し機構と、 前記送り出し機構における前記便座カバー連続紙の送り
   出し過程において前記便座カバー連続紙を一使用単位毎
   に切離する切離機構とを備えてなることを特徴とする便
   座カバー連続紙の自動切離供給装置。