JPH01270284A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその製造方法

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JPH01270284A
JPH01270284A JP9811588A JP9811588A JPH01270284A JP H01270284 A JPH01270284 A JP H01270284A JP 9811588 A JP9811588 A JP 9811588A JP 9811588 A JP9811588 A JP 9811588A JP H01270284 A JPH01270284 A JP H01270284A
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semiconductor laser
resonator
layer
laser
laser device
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Shinichi Hattori
服部 信一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は波長の異なるレーザ光を発光する半導体レーザ
部を複数有するレーザアレイ型半導体レーザ素子に関し
、特に光通信用の光源として利用して有効な技術に関す
る。
〔従来の技術〕
半導体レーザ(半導体レーザ素子)は、ディジタルオー
ディオディスク、ビデオディスク、光デイスクファイル
、レーザビームプリンタ等の情報処理装置用光源として
、あるいは光通信用光源として広く使用されている。
可視光半導体レーザ素子や長波長半導体レーザ素子につ
いては、たとえば、株式会社プレスジャーナル発行「月
刊セミコンダクター ワールド(Semiconduc
tor  World)」1984年7.月号、昭和5
9年6月15日発行、P47〜P52に記載されている
。また、この文献には、光通信用半導体レーザ素子の一
つとして、単一な半導体レーザ素子(チップ)から波長
の異なるレーザ光を発光する分布帰還形(Dist−r
ibuted  Feedback:DFB)レーザが
紹介されている。このレーザアレイ型構造の分布帰還形
半導体レーザは、1本の光ファイバで、波長の異なる光
にそれぞれ信号を乗せて伝送できる結果、゛波長分割多
重通信が可能な発光源となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
光通信においては、大容量通信の必要性から波長分割多
重通信に適したレーザアレイ型半導体レーザ素子の開発
が望まれている。
従来のこの種の半導体レーザ素子は、単位発光部が分布
帰還型半導体レーザとなる単位発光部の回折格子の周期
を、他の単位発光部の回折格子の周期とは異なるように
することによって発振波長(発光波長)を変化させてい
る。
しかし、周期の異なる回折格子を同一基板上に形成する
には、高度な技術が必要とされる。すなわち、従来、同
一基板上に周期(ピッチ)が異なる回折格子を形成する
場合、干渉露光法が考えられるが、この方法では、レー
ザアレイのレーザとレーザの間隔を狭くすることが難し
いとともに、工数が多くなる。また、多重露光による回
折格子形成の際に毎回均一な形成が困難等々の問題も考
えられる。
本発明の目的は、周期の均一な回折格子を有する基板構
造でも、個々の半導体レーザ部から発振波長が異なるレ
ーザ光を発光することができる半導体レーザ素子および
その製造技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は
、主面に均一な回折格子を有する単一の半導体基板上に
形成された分布帰還形構造からなる3本の半導体レーザ
部を平行に有する構造となっているが、これら各半導体
レーザ部における共振器を構成する活性層、光ガイド層
、アンチメルトバック層は、その幅が、たとえば、0.
9μm。
1・ 0μm、1.1μmとなっている。
〔作用〕
上記した手段によれば、本発明のレーザアレイ型半導体
レーザ素子は、それぞれが分布帰還形半導体レーザで構
成される半導体レーザ部を平行に3本配設した構造とな
っているが、これら3本の半導体レーザ部の共振器の幅
は、0. 9μm、1゜0μm、  1゜1μmとなっ
ている。このため、各半導体レーザ部の回折格子は同一
であっても共振器の実効屈折率が異なるため、共振器幅
が0.9μmの半導体レーザ部からは1552nmのレ
ーザ光を、共振器幅が1.0μmの半導体レーザ部から
は1555nmのレーザ光を、共振器幅が1゜1μmの
半導体レーザ部からは1558nmのレーザ光を発光さ
せることができる。したがって、光通信における波長分
割多重通信の発光源として用いることができる。
また、前記各半導体レーザ部の共振器の幅はホトエツチ
ング時のマスクパターンの設定で自由に選択できる。ま
た、ホトエツチング技術は確立された技術であることか
ら、前記共振器の幅は高精度かつ再現性良く形成できる
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例によるレーザアレイ型半導体
レーザ素子を示す断面図、第2図〜第5図は本発明のレ
ーザアレイ型半導体レーザ素子の製造方法を示す図であ
って、第2図はチップ製造に使用される多層成長層が形
成されたウェハを示す断面図、第3図はメサエッチング
が施されたウェハの断面図、第4図は埋め込み成長処理
が施されたウェハの断面図、第5図は電極形成が形成さ
れたウェハの一部を示す拡大断面図である。
本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子(チップ)は
、分布帰還形半導体レーザによって構成され、実施例で
は、3本(3個)の単位半導体レーザ部を平行に配した
構造となっている。
ここで、本発明の思想について説明する。
分布帰還型半導体レーザの発振波長(発光波長)λは、
共振器の実効屈折率(有効屈折率)をn、内部に設けた
回折格子(グレーティング)の周期(ピッチ)を八とす
ると、(1)で表される。
λ−2nΔ   ・・・ (1) したがって、レーザの発振波長を変えるためには、グレ
ーティングのピッチΔあるいは実効屈折率nのいずれを
変えても良い。
そこで、本発明者は、共振器の実効屈折率nを変化させ
ることによって、発振波長の異なるレーザ光を複数発光
するレーザアレイ型半導体レーザ素子を製造することに
した。
分布帰還形半導体レーザにおいて、実質的に共振器を構
成する活性層、光ガイド層、アンチメルトバック層の屈
折率はクラッド層の屈折率より大きい、一方、共振器中
の光はクラッド層にも滲み出しており、活性層、光ガイ
ド層、アンチメルトバック層の幅または厚さを変えるこ
とによって、クラッド層中への光の滲み出し量が変化し
、実効屈折率nが変化する。したがって、回折格子の周
期へが一定でも、nを変化させ発振波長を変えることが
可能である。
この実施例のレーザアレイ型半導体レーザ素子(以下単
にチップとも称する。)1は、第1図に示されるような
構造となっている。すなわち、このチップ1は、n形I
nPからなる基板2の主面(上面)に多層成長層3から
なるストライプ4が3本手行に延在している。前記基板
2の主面には、干渉露光方法とホトリソグラフィ技術に
よって、周期240nmの回折格子が形成されている。
また、前記多層成長層3は下層から上層にn形InGa
Asからなる光ガイド層5.InGaAsPからなる活
性層6.P形1nGaAsPからなるアンチメルトバッ
クJW7.p形1nPからなるクラッド層8.P形I 
nGaAs Pからなるキャップ層9が順次積層された
構造となっている。そして、前記基板2は作用的には下
部クラッド層となっている。
この実施例では、前記光ガイド層5.活性層6゜アンチ
メルトバック層7のバンドギャップ波長が、それぞれ1
.25μm、1.55μm、1.25μmとなり、かつ
InPからなる基板2と格子整合がとれるように4元の
混晶比が調整されている。
また、前記光ガイド層5.活性層6.アンチメルトバッ
ク層7の厚さは、それぞれ0.1μm、0゜15μm、
0.1μmとなり、前記クラッド層8の厚さは3.5μ
mとなっている。また、これら3本のストライプ4は、
その製造におけるエツチングにおいて、その結晶性から
前記活性層6部分の幅が最も細くなる逆メサ構造となっ
ている。
一方、各ストライプ4における活性層6部分は、その幅
が’L =0.9μm、Wz =1.0μm。
W3=1.1μmと相互に異なっている。また、前記各
ストライプ4の間の基板2が露出する領域には、エピタ
キシャル成長法によって、p形InPからなるフ゛ロン
クNIO,n形1nPからなる埋込層11.キャップ層
12が設けられ、エツチングによる富みを埋めた状態と
なっている。また、各ストライプ4の最上層のキャップ
層9上には、アノード電極13がそれぞれ設けられてい
る。また、前記基板2の裏面全域にはカソード電極14
が設けられている。これにより、各ストライプ4の光ガ
イド層5.活性層6.アンチメルトバック層7によって
、それぞれ単位半導体レーザ部(半導体レーザ部)15
が構成されている。
このようなレーザアレイ型半導体レーザ素子lにあって
は、前記カソード電極14と所望のアノード電極13と
の間に所定の電圧を印加すれば、それぞれのストライプ
4における半導体レーザ部15からレーザ光を発光する
。したがって、3つのアノード電極13に同時に所定の
電圧を印加すれば、3つの半導体レーザ部15からそれ
ぞれ波長の異なるレーザ光を発光することになる。すな
わち、活性層6の幅Wlが0. 9μmの半導体レーザ
部15からは1552nmの発振波長のレーザ光を、活
性層6の幅W2が1.0μmの半導体レーザ部15から
は1555nmの発振波長のレーザ光を、活性層6の幅
W、が1.177mの半導体レーザ部15からは155
8nmの発振波長のレーザ光をそれぞれ発光する。
つぎに、レーザアレイ型半導体レーザ素子(チップ)1
の製造について説明する。
チップ1の製造に際しては、最初に第2図に示されるよ
うに、化合物半導体薄板(ウェハ)16が用意される。
このウェハ16はn形1nPc7)i板2によって形成
され、その主面の(100)結晶面上には多層成長層3
が形成されている。前記基板2の主面は、干渉露光方法
とホトリソグラフィ技術によって、周期238nmの回
折格子が形成されている。前記多層成長層3は、液相エ
ピタキシャル成長法によって形成され、n形1 nGa
Asの光ガイド層5.InGaAsPの活性層6゜p形
1nGaAsPのアンチメルトバック層7゜p形1nP
のクラッドJi8.p形1 nGaAs Pのキャップ
層9が順次積層された構造となっている。この実施例で
は、前記光ガイド層5.活性層6、アンチメルトバック
層7のバンドギャップ波長が、それぞれ1.25μm、
1.55μm、1゜25μmとなり、かつInPからな
る基板2と格子整合がとれるように4元の混晶比が調整
されている。また、前記光ガイド層5.活性層6.アン
チメルトバック層7の厚さは、それぞれ0.1μm、0
.15μm、0.1μmとなり、前記クラッド層8の厚
さは3.5μmとなっている。
つぎに、第3図に示されるように、常用のCVD法やホ
トリソグラフィによって、ろエバ16の主面にSiO□
膜等からなる絶縁膜が、<110〉軸の襞間方向に沿っ
てストライプ状に並んで形成される。これらストライプ
状の絶縁膜はマスク17として使用されてウェハ16の
主面はエツチングされる。このエツチングは、活性層6
および光ガイド層5を越えて基板2の表層部にまで達す
る。このエツチングにあって、前記マスク17に被われ
た活性層6から上方部分は異方性エツチングの結果、そ
の断面が逆三角形となる逆メサ部となり結晶の<110
>方向に沿ってストライプ状に残留し、かつ、活性層6
から下方は放物線を描くような順メサ部となっている。
また、前記活性層6は略最も幅の狭い箇所に位置してい
る。
ところで、このエツチングにおいて、前記多層成長層3
がストライプ状にエツチングされるため、逆メサ状のス
トライプ4が形成される。これらストライプ4は平行に
並ぶ3本が一つのチップ1内に設けられるようになる。
したがって、第3図の二点鎖線間が1チツプを構成する
領域となる。また、この1チツプ形成領域にあって、前
記マスク17の幅は、それぞれり、 、  t、z、 
 L:l  (L、+ <L、<1.、)と異なるよう
に形成される。そして、このエツチングによって形成さ
れた各ストライプ4の活性層6における幅はそれぞれW
、、W、。
W、と、左側から右側に向かうにつれて活性層6の幅が
広く形成される。たとえば、幅Wlは0゜9μm、Wz
は1 、0.17 m、 W3は1.1amに形成され
る。
つぎに、第4図に示されるように、エツチングによって
窪んだ部分にはエピタキシャル成長法によって、p形1
nPからなるブロック層10.n形1nPからなる埋込
層11.キャップ層12が設けられ、エツチングによる
窪みが埋められる。
つぎに、ウェハ16上のマスク17は除去される。その
後、第5図に示されるように、前記ウェハ16の主面に
は金糸電極材料からなるアノード電極13が、裏面には
金糸電極材料からなるカソード電極14がそれぞれ設け
られる。前記アノード電極13は、部分的に除去されて
前記ストライプ4の上の部分に形成される。また、カソ
ード電極14はウェハ16の裏面全域に設けられる。
つぎに、このようなウェハ16は襞間3分断が行われ、
第1図に示されるようなチップ1が多数形成される。
(1)本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は、分
布帰還形半導体レーザ構造からなる3本の単位半導体レ
ーザ部を有しているが、これら3本の半導体レーザ部は
共振器を構成する光ガイド層。
活性層、アンチメルトバック層の幅が、W、 、 Wよ
、W、と異なるため、それぞれ発振波長の異なるレーザ
光を発光させることができるという効果が得られる。
(2)上記(1)により、本発明のレーザアレイ型半導
体レーザ素子は、発振波長の異なるレーザ光を複数発光
することから、光通信における波長分割多重通信の発光
源として用いることができるという効果が得られる。
(3)本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は、発
振波長の異なるレーザ光を発光する構造となっているが
、発振波長の異なるレーザ光を発光する共振器部分は、
多層成長層をストライプ状にエンチングする際のエツチ
ングマスクの幅を変えてやるだけで良い、また、このエ
ツチングマスク形成にあっては、エツチングマスク形成
用のレティクルのパターンを単に変えるだけで良いこと
から、特に新たな技術を必要とするものではなく簡単に
実行できるという効果が得られる。
(4)上記(3)により、本発明のレーザアレイ型半導
体レーザ素子は、その製造に際して、従来確立されたホ
トリソグラフィによって形成できるため、高精度かつ再
現性良く製造でき、歩留りが向上するという効果が得ら
れる。
(5)本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は、発
振波長が異なる複数の共振器をエツチングマスクのパタ
ーン変更によって形成できることから、各共振器を近接
させることができ、レーザアレイの小型化が達成できる
という効果が得られる。
(6)上記(1)〜(5)により、本発明によれば、複
数の発振波長を発光できるモノリシックな分布帰還形レ
ーザアレイを安価に製造することができるという相乗効
果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。たとえば、前記実施例で
は、共振器を構成する光ガイド層、活性層、アンチメル
トバンク層全体の幅を変化させたが、発振波長を変える
ためには、これら三層のうちのいずれか一つの層の幅を
変えることによっても達成できる。また、結晶成長の条
件や材料系、所望する波長帯によりアンチメルトバック
層は必ずしも必要ではない、また、前記実施例では半導
体レーザ部の数は3本で説明したが、本発明では半導体
レーザ部は3本に限定されないことは言うまでもない、
さらに前記実施例では、InP/InGaAs系の波長
1.55μm帯の半導体レーザを用いて説明したが、他
の材料系を用いても当然良い。
第6図〜第8図は本発明の他の実施例を示す。
第6図は他の構造によるレーザアレイ型半導体レーザ素
子を示す正面図であり、第7図および第8図は同じく各
半導体レーザ部15における共振器の厚さを異にする製
造方法を示す図である。
この実施例では、3本の単位半導体レーザ部15におけ
る共振器の厚さを変化させることによって、各共振器に
おける実効屈折率を相互に異にさせた例である。この例
では、3本の単位半導体レーザ部15における共振器の
幅、代表的には活性層6の幅は、前記実施例とは異なり
、一定の幅となっているが、前記共振器を構成する光ガ
イド層5、活性層6.アンチメルトバック層7を形成す
る際、すなわち、ウェハ16上に液層エピタキシャル成
長で多層成長層3を形成する際、第8図に示されるよう
に、ウェハ16を載置した基板ホルダ20を所定の角度
(θ)傾斜させることによって得られる。すなわち、前
記基板ホルダ20上には溶液ホルダ21が載置される。
この溶液ホルダ21には、その移動方向に沿って各室2
2が設けられ、各室22に収容されたit&23に基づ
いて、前記ウェハ16の主面には所望の組成のエピタキ
シャル層が形成されることになる。この例では、各室2
2は5室設けられているため、ウェハ16の主面には順
次、光ガイド層5.活性層6.アンチメルトバンク層7
.クラッド層8.キャップ層9が形成されることになる
このように、多層成長層3の形成において、たとえば、
基板ホルダ20を4度〜6度の間で傾斜させると、各半
導体レーザ部15の共振器の厚さは、t、=0.345
μm、tz =0.350μm、t3 =0.355μ
mとなる。そして、1゜の半導体レーザ部15からは1
553nmのレーザ光が発光され、t2の半導体レーザ
部15からは1555nmのレーザ光が発光され、t、
の半導体レーザ部15からは1557nmのレーザ光が
発光される。
なお、この例でも共振器を構成する光ガイド層5、活性
層6.アンチメルトバック層7のうち、いずれかの層の
厚さを変えることによって発振波長も変化する。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるレーザアレイ型半導
体レーザ素子単体の製造技術に適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、分布帰還形
半導体レーザ部を有する光集積回路の製造技術にも適用
できる。
本発明は少なくとも分布帰還形半導体レーザ部を有する
半導体レーザ素子の製造技術に適用できる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は主面に一定
の周動の回折格子を有する基板上にそれぞれ3本の分布
帰還形半導体レーザからなる半導体レーザ部を有してい
るが、各半導体レーザ部の共振器の実効屈折率は、共振
器の幅または厚さをそれぞれ異にする構造となっている
ことから、3本の半導体レーザ部から相互に異なった発
振波長のレーザ光を発光させることができる。この結果
、本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子は、波長分
割多重光通信の発光源として充分使用できることになる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるレーザアレイ型半導体
レーザ素子を示す断面図、 第2図は本発明のレーザアレイ型半導体レーザ素子の製
造方法におけるチップ製造に使用される多層成長層が形
成されたウェハを示す断面図、第3図は同じくメサエッ
チングが施されたウェハの断面図、 第4図は同じく埋め込み成長処理が施されたウェハの断
面図、 第5図は同じ<74N形成が形成されたウェハの一部を
示す拡大断面図、 第6図は本発明の他の実施例によるレーザアレイ型半導
体レーザ素子を示す断面図、 第7図は同じく液層エピタキシャル成長方法を示す模式
的断面図、 第8回は同じく断面図である。 1・・・レーザアレイ型半導体レーザ素子(チップ)、
2・・・基板、3・・・多層成長層、4・・・ストライ
ブ、5・・・光ガイド層、6・・・活性層、7・・・ア
ンチメルトバンク層、8・・・クラッド層、9・・・キ
ャンプ層、10・・・ブロック層、11・・・埋込層、
12・・・キャップ層、13・・・アノード電極、14
・・・カソード電極、15・・・半導体レーザ部、16
・・・ウェハ、17・・・マスク、20・・・基手反ホ
ルダ、21・・・ン容ン夜ホルダ、22・・・各室、2
3・・・溶液。 第  1  図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単位半導体レーザ部が分布帰還型半導体レーザで形
    成されたモノリシックなレーザアレイ型半導体レーザ素
    子であって、前記単位半導体レーザ部の共振器の実効屈
    折率が他の単位半導体レーザ部の共振器の実効屈折率と
    異なっていることを特徴とする半導体レーザ素子。 2、前記単位半導体レーザ部の共振器の幅が他の半導体
    レーザ部の共振器の幅と異なっていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の半導体レーザ素子。 3、前記共振器を構成する活性層、光ガイド層、アンチ
    メルトバック層の少なくとも1つの層の幅が他の単位半
    導体レーザ部の共振器と異なっていることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の半導体レーザ素子。 4、前記単位半導体レーザ部の共振器の厚さが他の半導
    体レーザ部の共振器の厚さと異なっていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の半導体レーザ素子。 5、前記共振器を構成する活性層、光ガイド層、アンチ
    メルトバック層の少なくとも1つの層の厚さが他の単位
    半導体レーザ部の共振器と異なっていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の半導体レーザ素子。 6、半導体基板主面に回折格子を設ける工程と、この基
    板の主面に順次エピタキシャル成長によって共振器を構
    成する層を含む多層成長層を形成する工程と、前記多層
    成長層を数条に亘ってエッチング除去して多層成長層か
    らなる複数のストライプを形成する工程と、前記ストラ
    イプ間をエピタキシャル成長層によって埋め込み複数の
    単位半導体レーザ部を形成する工程とを有するレーザア
    レイ型半導体レーザ素子の製造方法であって、前記多層
    成長層形成におけるエピタキシャル成長時、前記基板主
    面を傾斜させて、少なくとも共振器を構成する層の厚さ
    を連続的に変化させ、各ストライプにおける共振器の厚
    さを段階的に変化させることを特徴とする半導体レーザ
    素子の製造方法。
JP9811588A 1988-04-22 1988-04-22 半導体レーザ素子およびその製造方法 Pending JPH01270284A (ja)

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