JPH0127020Y2 - - Google Patents

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JPH0127020Y2
JPH0127020Y2 JP16017583U JP16017583U JPH0127020Y2 JP H0127020 Y2 JPH0127020 Y2 JP H0127020Y2 JP 16017583 U JP16017583 U JP 16017583U JP 16017583 U JP16017583 U JP 16017583U JP H0127020 Y2 JPH0127020 Y2 JP H0127020Y2
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refrigerant
refrigerant circuit
liquid
valve
indoor unit
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JP16017583U
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【考案の詳細な説明】 本考案は空冷ヒートポンプ空調装置の冷媒回路
切替装置に関するもので、特に年間を通して冷房
負荷と暖房負荷が共存する建物の空調装置におい
て、冬期冷房を必要とする室の排熱を同時に他の
暖房を必要とする室に、その熱源として利用する
機能を持つた空冷ヒートポンプ空調装置を構成す
るための冷媒回路切替装置に関するものである。
従来この種の空調装置の構成は、年間を通して
冷房運転可能とする空調機と、夏期冷房、冬期暖
房を行なうヒートポンプ式空調機とを併設したも
のとなり、 (1) 当該年間冷房運転可能とする空調機は冬期で
も正常な冷房運転を可能とするために高圧圧力
制御装置が必要で、設備費、ならびに運転経費
も高価となり、又トラブルの原因ともなる。
(2) 又、ヒートポンプ式空調機においては、冬
期、除霜運転によるコールドドラフトが生じ不
快感を招く。
(3) 共存する冷房負荷、暖房負荷を処理するため
に各々の空調機を運転しなくてはならず、ラン
ニングコストのアツプとなる。
(4) 二重設備ともなり、空調機の設置場所が多く
必要となる。
これらの諸欠点を有する従来のいわゆる併設方
式においては、併設方式を構成する諸装置の電磁
弁、圧力スイツチ、受液器等が夫々のユニツトに
又はそれらを緊結する各所に分散配置されてお
り、現地工事が煩雑となるばかりでなく、試運転
調整作業や保守作業が複雑であり作業ミスも生じ
易く、工事費のアツプの原因となつていた。
本考案は、これらの欠点を解決するもので、市
販性のある一般的な1組の室内・外ユニツトと、
1台、又は複数台の熱回収用室内ユニツトを冷媒
配管によつて各々連結せしめ冬期、暖房のため熱
源に上記、1台又は複数台の熱回収ユニツトの冷
房運転によつて発生する排熱を熱源として同時に
暖房出来うる空調装置を構成するために必要な冷
媒回路切替装置を提案することを目的とするもの
で以下の図面によつて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す構成図であつ
て、7は受液器、11,12は電磁弁、13は制
御装置、14,15は逆止弁、16,16′,2
4,24′,25,25′は冷媒配管である。。冷
媒配管25′,16′,24′を通る冷媒は液冷媒
であり、冷媒配管16,24,25を通る冷媒は
ガス冷媒である。電磁弁11,12は制御装置1
3によつて管理される。30は収納箱であつて、
該収納箱30内に、液冷媒配管25′に直列に受
液器7と電磁弁12を設けるとともに前記受液器
7と前記電磁弁12の中間で冷媒配管25′を分
岐して並列に電磁弁11と逆止弁14を設けて冷
媒配管16′,24′を有するようにした液冷媒回
路と、ガス冷媒配管25より分岐し、分岐した先
に逆止弁15を設けて、並列の冷媒配管16,2
4を有するようにしたガス冷媒回路と、リレー、
タイマー、圧力スイツトとそれらの接続手段を有
する制御装置13とを設けてなり、冷房、暖房、
熱回収の各々運転モードに順応し、前記空冷ヒー
トポンプ空調装置の前記液冷媒回路と前記ガス冷
媒回路よりなる2冷媒回路を切替えるように構成
されている。
第2図は本考案の実施例の説明図であり、各種
運転モードに順応して冷媒供給を切替えるため
の、本考案による冷媒回路切替装置に内蔵された
電磁弁の動作例を示したものである。
第3図は本考案の実施例の冷媒回路切替装置を
設けた空調装置の運転モードの制御フローを示し
たもので、これらの制御は、室内ユニツトa内に
設けられた冷暖切換えスイツチ、冷媒回路切替装
置d内に設けられた熱回収スイツチ及び熱回収用
室内ユニツトc内に設けられた温度調節器等の各
種情報を得て運転されるものである。
前記電磁弁11と電磁弁12を冷房運転時には
共に閉、又熱回収運転時及び暖房運転には熱回収
ユニツト内に設けられた温度調節器によつて熱回
収運転の可否を判定し、熱回収運転可能時には電
磁弁12を開、電磁弁11を閉にすると共に、冷
媒回路の切替え時には、圧縮機の吸入圧力が一定
値以下になるまで前記電磁弁11と電磁弁12を
共に閉とし冷媒の回収運転を行なわしめる。
第4図〜第6図は本考案の実施例の冷媒回路切
替装置を用いた前記空冷ヒートポンプ空調装置の
動作を示すもので、第4図は室内ユニツトaを冷
房運転することによつて生ずる排熱を室外ユニツ
トbから排出する状態を、第5図は室外ユニツト
bを蒸発器として作用させ、外気を熱源として室
内ユニツトaが暖房運転する状態を、第6図は熱
回収ユニツトcを冷房運転すると同時にその排熱
を熱源として室内ユニツトaが暖房運転する状態
を示している。以下動作を順を追つて説明する。
第4図で、圧縮機1より出た高圧冷媒ガスは四
路切換弁2を経て冷媒配管16を通り室外ユニツ
トbに設けられた熱交換器19に流入し、フアン
20によつて通風している室外空気で冷却・凝縮
される。凝縮した高圧液冷媒は配管16′を通り
冷媒回路切替装置dに設けられた逆止弁14を経
て、受液器7に流入し、室内ユニツトaに設けら
れたドライヤフイルター6を経て、膨張弁4によ
つて、膨張し熱交換器3でフアン9によつて通風
している室内空気で加熱され蒸発する。蒸発した
低圧冷媒ガスは四路切換弁2、サクシヨンアキユ
ームレーター8を経て、圧縮機1に戻る。
第5図で圧縮機1より出た高圧冷媒ガスは四路
切換弁2を経て熱交換器3に流入し、フアン9に
よつて通風している室内空気で冷却・凝縮される
凝縮した高圧液冷媒は逆止弁5を経て冷媒回路切
替装置dに設けられた受液器7に流入し電磁弁1
1を経て、冷媒配管16′を通り室外ユニツトb
に設けられた膨張弁17で膨張し、熱交換器19
に流入し室外空気と熱交換して蒸発する。蒸発し
た低圧冷媒ガスは配管16を通り室内ユニツトa
内の四路切換弁2を経てサクシヨンアキユームレ
ーター8を通つて圧縮機1に戻る。
第6図で圧縮機1より出た高圧冷媒ガスは四路
切換弁2を経て熱交換器3に流入しフアン9によ
つて通風している室内空気で冷却・凝縮される。
凝縮した高圧液冷媒は逆止弁5を経て、冷媒回路
切替装置dに設けられた受液器7に流入し、電磁
弁12を経て熱回収ユニツトcに設けられたキヤ
ピラリーチユーブ21で膨張し、熱交換器22に
流入しフアン23によつて通風している室内空気
で加熱、蒸発する。蒸発した低圧冷媒ガスは配管
24を経て、冷媒回路切替装置dに設けられた逆
止弁15を通り四路切換弁2、サクシヨンアキユ
ームレーター8を経て、圧縮機1に戻る。
以上、説明した様に1対の室内・外ユニツトと
1台又は複数台の熱回収用室内ユニツトに本考案
による冷媒回路切替装置に附加することによつて
次の利点がある。
(1) 本考案は空冷ヒートポンプ空調装置を構成す
る各種ユニツトの夫々を接続する冷媒回路の間
に収納箱を配設し、該収納箱内に液冷媒回路と
ガス冷媒回路と貫装し、電磁弁、逆止弁、受液
器を設けまたリレー、タイマー、圧力スイツチ
とそれらの接続手段を有する制御装置を設け
て、空調装置の運転モードに順応して液冷媒回
路とガス冷媒回路よりなる2冷媒回路を切替え
るようにしたので、電磁弁、圧力スイツチ、受
液器等を各所に分散設置する必要もなく、ユニ
ツト化された本考案の冷媒回路切替装置を用い
て空冷ヒートポンプ空調装置を構成できるの
で、現地工事は簡素化されるばかりでなく、試
運転調整作業や保守作業も簡単となり従つてミ
スの発生もなくなり、工事費のアツプというこ
ともなくなる。特に、本考案による冷媒回路切
替装置には、これらの電磁弁の制御を管理する
制御装置を内蔵しておるので、各種スイツチ、
温度調節器等の情報を得て、冷媒回路の切換え
を円滑にかつ効率良く行うことが可能であり、
また、制御装置には、前記の機能の他に冷媒回
収を管理する機能も有しており、室内ユニツト
a内の圧縮機の起動時及び冷媒回路の切換え時
に於いて冷媒回収運転を義務づけた工夫も取入
れ信頼性の向上に寄与する点があるという効果
がある。さらに本考案による冷媒回路切替装置
を用いることにより、 (2) 年間を通して冷媒負荷、暖房負荷が共存する
場合は、熱回収ユニツトcと室内ユニツトaの
組み合せ運転によつて、各々同時に冷房あるい
は暖房を行うことができランニングコストの大
きな節約となる。又、従来方式の問題点であつ
た室外ユニツトの除霜を行なうデフロスト運転
がなくなりコールドドラフトによる不快感が解
消出来る。
(3) 従来の空調機に本考案による冷媒回路切替装
置を付加するだけで容易に熱回収運転が可能と
なるので、その実用的効果は大である。
(4) 本装置は、高発熱を伴なう通信機室や電算機
室を有する建物のように、冬期・冷房負荷と暖
房負荷が共存する場合の空調装置として非常に
有効である。
というような極めて大きな成果が得られるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す冷媒回路切替
装置の構成図、第2図は本考案の実施例の説明図
で電磁弁の動作例の図、第3図は本考案の実施例
の運転モードの制御フロー、第4図〜第6図は、
本考案の実施例の冷媒回路切替装置を用いた空冷
ヒートポンプ空調装置の動作態様図。 a…室内ユニツト、b…室外ユニツト、c…熱
回収ユニツト、d…冷媒回路切替装置、1…圧縮
機、2…四路切換弁、3…室内側熱交換器、4…
膨張弁、5…逆止弁、6…ドライヤフイルター、
7…受液器、8…サクシヨンアキユムレーター、
9…フアン、10…止弁、11…電磁弁、12…
電磁弁、13…制御装置、14…逆止弁、15…
逆止弁、16,16′…冷媒配管、17…膨張弁、
18…逆止弁、19…室外側熱交換器、20…フ
アン、21…キヤピラリーチユーブ、22…室内
側熱交換器、23…フアン、24,24′…冷媒
配管、25,25′…冷媒配管、30…収納箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機、熱交換器、フアン、四路切換弁を備え
    た冷暖房兼用室内ユニツトと、この室内ユニツト
    に冷媒配管を介して接続された熱交換器、フアン
    を備えた室外ユニツト及び熱交換器、フアンを備
    えた1台又は複数台の熱回収ユニツトからなる空
    冷ヒートポンプ空調装置において、前記室内ユニ
    ツトと前記室外ユニツト及び該前記室内ユニツト
    と前記熱回収ユニツトを夫々接続する冷媒回路の
    間に収納箱30を配設し、該収納箱30内に、液
    冷媒配管25′に直列に受液器7と電磁弁12を
    設けるとともに前記受液器7と前記電磁弁12の
    中間で冷媒配管25′を分岐して並列に電磁弁1
    1と逆止弁14を設けて冷媒配管16′,24′を
    有するようにした液冷媒回路と、ガス冷媒配管2
    5より分岐し、分岐した先に逆止弁15を設け
    て、並列の冷媒配管16,24を有するようにし
    たガス冷媒回路と、リレー、タイマー、圧力スイ
    ツトとそれらの接続手段を有する制御装置13と
    を設けてなり、冷房、暖房、熱回収の各々運転モ
    ードに順応し、前記空冷ヒートポンプ空調装置の
    前記液冷媒回路と前記ガス冷媒回路よりなる2冷
    媒回路を切替えるようにしたことを特徴とする冷
    媒回路切替装置。
JP16017583U 1983-10-18 1983-10-18 冷媒回路切替装置 Granted JPS6068362U (ja)

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JP16017583U JPS6068362U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 冷媒回路切替装置

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JPS6068362U JPS6068362U (ja) 1985-05-15
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