JP2511960B2 - 多室形空気調和機 - Google Patents

多室形空気調和機

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多室形空気調和機に関するものである。
従来の技術 近年、インバータ圧縮機と電動膨張弁を使用した多室
形空気調和機が多くなってきている。
このような冷凍システムにおいては暖房運転時に停止ユ
ニット及びサーモ動作ユニットへの冷媒溜りを防止する
ためにいろいろな方法が提案されている。
例えば電磁弁を室内熱交換器の入口側と出口側の介装す
る方法があるが、コストが高くなり、冷媒回路が複雑と
なるため、最近では特開昭61−128069のように電動膨張
弁を微開として高温高圧ガスを少し流すことによって、
冷媒溜りを防ぐ方法が取られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような方法では、冷房時にはサー
モ動作ユニットでも電動膨張弁を全閉とし、全く冷媒の
流れを遮断してしまうために、吹出し空気の湿度の急激
な上昇となり快適な空気調和がなされなくなり、又、暖
房時には、サーモ動作ユニットの送風機を停止させ、電
動膨張弁は停止ユニットと同様の微開に制御するため
に、室温の急激な低下となり、熱ロスである停止ユニッ
トへの放熱量と、熱ロスとはならないサーモ動作ユニッ
トへの放熱量とが同じであるという極めて効率が悪くな
るという欠点を有していた。
本発明は上記欠点を解消した多室形空気調和機を提供
するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の多室形空気調
和機は、複数の室内ユニットに各々電動膨張弁を設け、
冷房時、運転ユニットで減圧作用をなさしめ、停止ユニ
ットで全閉とし、サーモ動作ユニットで微開とし、暖房
時には、運転ユニットで開とし、停止ユニットとサーモ
動作ユニットで微開とし、かつ停止ユニットの開度をサ
ーモ動作ユニットの開度よりも小さくなるようにする電
動膨張弁の制御装置と、暖房時、サーモ動作ユニットの
送風機を強制的に最低風量とする制御回路とを備えたも
のである。
作用 本発明は、上記した構成により、電動膨張弁の制御装
置は、各々の電動膨張弁を制御し、冷房時、運転ユニッ
トでは減圧作用をなさしめ、停止ユニットでは全閉とす
ることにより停止ユニットへの冷媒の供給を停止させ、
サーモ動作ユニットでは微開度とすることにより、蒸発
器となる室内熱交換器の急激な温度上昇を防ぐための冷
媒を供給することができる。
また、暖房時には運転ユニットで開とし、停止ユニッ
トの開度は、サーモ動作ユニットの開度よりも小さく
し、かつ、サーモ動作ユニットの送風機を強制的に最低
風量とすることにより、停止ユニットでの熱ロスがサー
モ動作ユニットでの放熱量より大巾に小さくできる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図において、室外ユニット1は圧縮機2、四方弁3、
室外熱交換器4、暖房用減圧弁5、冷房時上記暖房用減
圧弁5をバイパスする逆止弁6、アキュムレータ7、液
管8、ガス管9等より成っている。又液管8とガス管9
は室内外を接続する液側主管10、ガス側主管11より室内
ユニットの台数分だけ分岐した液側支管12a,12b,12c、
ガス側支管13a,13b,13cにそれぞれ接続される室内ユニ
ット14a,14b,14cはそれぞれ室内熱交換器15a,15b,15c、
ガス側支管13a,13b,13c、液側支管12a,12b,12cと室内コ
イル15a,15b,15cの間にそれぞれ介設され制御装置16に
より開度調整される電動膨張弁17a,17b,17c、暖房時、
室温が設定温度に達したときに、強制的に送風機18a,18
b,18cを最低風量にする制御回路19等より成っている。
以上のように構成された多室形ヒートポンプ式空気調
和機について、以下その動作について説明する。まず室
内ユニット14aだけが冷房運転されているとする。圧縮
機2から吐出された冷媒ガスは四方弁3を通す室外熱交
換器4において凝縮液化し、逆止弁6、液管8、液側配
管10を経て、液側支管12aを通り、制御装置16により開
度調整された電動膨張弁17aにより減圧され室内熱交換
器15aで蒸発気化し、ガス側支管13a,ガス側配管11、ガ
ス管9、四方弁3、アキュムレータ7を通り圧縮機2に
もどる。このとき室内ユニット14b,14cは停止してお
り、電動膨張弁17b,17cは制御装置16により全閉とさ
れ、室内ユニット14b,14cへの冷媒の供給はない。又、
室内ユニット14a,14b,14c3台全てが運転される場合に
は、電動膨張弁17b,17cは開度調整され液側配管10から
液側支管12b,12cに分流され3台の室内ユニットに冷媒
が供給されることになる。
このとき、例えば室内ユニット14aの設置されている
部屋の温度が設定温度に達したとすると、電動膨張弁17
aは制御装置16により、あらかじめ設定された微開度
(例えば全開の1/10)に調整され、室内熱交換器15aの
温度が急激に上昇しない程度の冷媒の供給が継続され
る。
次に、暖房運転について説明する。圧縮機2より吐出さ
れた冷媒ガスは四方弁3、ガス管9、ガス側配管11を通
りガス側支管13a,13b,13cに至る。ここで室内ユニット1
4a,14b,14cの3台全てが運転されているとすると、ガス
側支管13a,13b,13cに分流された冷媒ガスは、室内熱交
換器15a,15b,15cで凝縮され液化する。この液冷媒は、
制御装置16により開とされた電動膨張弁17a,17b,17cを
通過し、液側支管12a,12b,12c、液側配管10、液管8を
通り、暖房用減圧弁5で減圧され室内熱交換器4で蒸発
し、四方弁3、アキュムレータ7を経て圧縮機1にもど
る。
次に室内ユニット14aを停止させたとすると、制御装置1
6により電動膨張弁17aは閉じられるが、全閉とはせず、
わずかに開(例えば全開の1/10)とする。この動作によ
りガス側支管13aに分流される冷媒量は室内熱交換器15a
で放熱する自然放熱により液化する液冷媒量に見合う冷
媒流量とする。次に室内ユニット14bの設置された部屋
の温度が設定温度に達したとする。すなわち室内ユニッ
ト14aが停止し、室内ユニット14bはサーモ動作,室内ユ
ニット14cが運転している場合には、制御回路18により
室内ユニット14bの送風機は強制的に最低風量となり、
電動膨張弁14a及び14bは制御装置16によってわずかに開
の状態に制御されるが、このとき、電動膨張弁14aの開
度は電動膨張弁14bの開度よりも小さく制御されている
(例えば、電動膨張弁14aは全開の1/10に対し、電動膨
張弁14bの開度は全開の1/8)。
以上のように本実施例によれば、冷房時、サーモ動作
ユニットで電動膨張弁を全閉とせずに微開として室内熱
交換器の温度が急激に上昇しない程度の冷媒量を供給し
ているため、吹出し空気の急激な湿度の上昇を防止で
き、快適な冷房運転が継続できる。
又、暖房時、サーモ動作ユニットの送風機を最低風量
とする制御回路を設け、制御装置により停止ユニットの
電動膨張弁の開度とサーモ動作ユニットの電動膨張弁の
開度よりも小さく制御することにより、サーモ動作時の
急激な室温低下を防止でき、かつ、停止ユニットで放熱
する熱ロスがサーモ動作ユニットでの放熱量に比べ極端
に小さくでき、効率のよい暖房運転を継続することがで
きる。
発明の効果 以上のように本発明は、複数の室内ユニットに各々電
動膨張弁を設け、冷房時運転ユニットで減圧作用をなさ
しめ、停止ユニットで全閉とし、サーモ動作ユニットで
微開とし、暖房時には運転ユニットで開とし、停止ユニ
ットとサーモ動作ユニットで微開とし、かつ停止ユニッ
トの開度をサーモ動作ユニットの開度よりも小さくなる
ようにする電動膨張弁の制御装置と、暖房時、サーモ動
作ユニットの送風機を強制的に最低風量とする制御回路
とを備えることにより、冷房時サーモ動作ユニットにお
いては、吹出し空気の急激な湿度の上昇を防止でき、暖
房時、サーモ動作ユニットの設置された部屋の室温低下
を防止できるとともに、停止ユニットへの熱ロスを小さ
くし、効率の良い暖房運転を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す多室形ヒートポンプ式空気
調和機の冷凍サイクル図である。 1……室外ユニット、2……圧縮機、4……室外熱交換
器、14a,14b,14c……室内ユニット、15a,15b,15c……室
内熱交換器、16……制御装置、17a,17b,17c……電動膨
張弁、18a,18b,18c……送風機、19……制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機,室外熱交換器を有する1台の室外
    ユニットと、前記室外ユニットに接続し、電動膨張弁、
    室内熱交換器を有する複数の室内ユニットと、前記電動
    膨張弁を各々制御し、冷房時は運転する室内ユニット
    (以降運転ユニットと言う)で減圧作用をなさしめ、停
    止する室内ユニット(以降停止ユニットという)が全閉
    とし、室温が設定した温度に達した室内ユニット(以降
    サーモ動作ユニットと言う)で微開とし、暖房時は運転
    ユニットで開とし、停止ユニットとサーモ動作ユニット
    で微開とし、かつ停止ユニットの開度をサーモ動作ユニ
    ットの開度よりも小さくなるようにする電動膨張弁の制
    御装置と、暖房時、サーモ動作ユニットの送風機を強制
    的に最低風量とする制御回路とを備えたことを特徴とす
    る多室形空気調和機。
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