JPS6323456B2 - - Google Patents
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- JPS6323456B2 JPS6323456B2 JP55098455A JP9845580A JPS6323456B2 JP S6323456 B2 JPS6323456 B2 JP S6323456B2 JP 55098455 A JP55098455 A JP 55098455A JP 9845580 A JP9845580 A JP 9845580A JP S6323456 B2 JPS6323456 B2 JP S6323456B2
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、除湿性能をそこなわせずに、エネル
ギー有効比(E・E・R,冷凍能力の所要動力に
対する比)を向上し高効率運転をはかることが可
能な冷房用空気調和装置に関する。
ギー有効比(E・E・R,冷凍能力の所要動力に
対する比)を向上し高効率運転をはかることが可
能な冷房用空気調和装置に関する。
空気調和装置のE・E・Rを向上してランニン
グコストを低減することは、昇エネルギー化が希
求されている現下の情勢にあつて極めて好ましい
ことである。
グコストを低減することは、昇エネルギー化が希
求されている現下の情勢にあつて極めて好ましい
ことである。
E・E・Rを向上するためには、理論上蒸発温
度Teを高くし、凝縮温度Tcを低くした状態で運
転すればよいことは十分認識されるところであ
る。
度Teを高くし、凝縮温度Tcを低くした状態で運
転すればよいことは十分認識されるところであ
る。
ところで、夏季の冷房条件は室外温度35℃の場
合で、室内空気の状態が温度27℃相対湿度50%
(露点温度15.5℃)が好ましいとされており、こ
の場合には、冷凍装置における蒸発温度が27℃以
下、凝縮温度が35℃以上に要求されるところか
ら、E・E・Rの達成値には自ら限界がある。
合で、室内空気の状態が温度27℃相対湿度50%
(露点温度15.5℃)が好ましいとされており、こ
の場合には、冷凍装置における蒸発温度が27℃以
下、凝縮温度が35℃以上に要求されるところか
ら、E・E・Rの達成値には自ら限界がある。
実際上の運転に当つては、室内側・室外側熱交
換器において、上記温度条件との間に温度差を取
る必要があり、また、蒸発温度Teに関しては除
湿をさらに必要とするところから、凝縮温度Tc
≒50℃、蒸発温度Te≒10℃の値を取るのが一般
的であつて、E・E・Rは尚更低下する。
換器において、上記温度条件との間に温度差を取
る必要があり、また、蒸発温度Teに関しては除
湿をさらに必要とするところから、凝縮温度Tc
≒50℃、蒸発温度Te≒10℃の値を取るのが一般
的であつて、E・E・Rは尚更低下する。
このように、E・E・Rの改善には、単冷媒系
統のものでは限度があつて、向上が期待できない
事実に鑑みて、本発明はかかる理論上の限界を超
えて、さらにE・E・Rの向上をはかり得る新規
システムの空気調和装置を提供しようとして成さ
れたものであつて、以下、添付図面に示す装置例
および特性線図によつて、本発明装置の具体的内
容を詳しく説明する。
統のものでは限度があつて、向上が期待できない
事実に鑑みて、本発明はかかる理論上の限界を超
えて、さらにE・E・Rの向上をはかり得る新規
システムの空気調和装置を提供しようとして成さ
れたものであつて、以下、添付図面に示す装置例
および特性線図によつて、本発明装置の具体的内
容を詳しく説明する。
第1図において、2点鎖線で区分した右半部は
室外側ユニツト1であり、左半分は室内側ユニツ
ト2であつて、室外側ユニツト1には、2台の圧
縮機3A,3Bからなる圧縮機構3と、凝縮器4
と、室外側フアン7とがケーシング内に収納さ
れ、一方、室内側ユニツト2には、空気冷却用蒸
発器5と、減圧機構6と、室内側フアン8とがケ
ーシング内に収納されている。
室外側ユニツト1であり、左半分は室内側ユニツ
ト2であつて、室外側ユニツト1には、2台の圧
縮機3A,3Bからなる圧縮機構3と、凝縮器4
と、室外側フアン7とがケーシング内に収納さ
れ、一方、室内側ユニツト2には、空気冷却用蒸
発器5と、減圧機構6と、室内側フアン8とがケ
ーシング内に収納されている。
上記室内側ユニツト2において、蒸発器5およ
び減圧機構6は夫々2つの冷媒系を形成してお
り、蒸発器5を第1蒸発器5Aと第2蒸発器5Bと
に2分するとともに、減圧機構6を両蒸発器5A,
5Bに対応させた第1減圧器6Aと第2減圧器6B
とから形成している。
び減圧機構6は夫々2つの冷媒系を形成してお
り、蒸発器5を第1蒸発器5Aと第2蒸発器5Bと
に2分するとともに、減圧機構6を両蒸発器5A,
5Bに対応させた第1減圧器6Aと第2減圧器6B
とから形成している。
前記第1,第2蒸発器5A,5Bは、ケーシング
内の吸込口9から吹出口10に至る空気流を基準
として、第1蒸発器5Aを風上側、第2蒸発器5B
を風下側に夫々配設し、吸込口9から流入した室
内空気を第1蒸発器5Aで一次冷却した後、第2
蒸発器5Bで二次冷却して、冷風にし、吹出口1
0を介し室内に再送せしめる。
内の吸込口9から吹出口10に至る空気流を基準
として、第1蒸発器5Aを風上側、第2蒸発器5B
を風下側に夫々配設し、吸込口9から流入した室
内空気を第1蒸発器5Aで一次冷却した後、第2
蒸発器5Bで二次冷却して、冷風にし、吹出口1
0を介し室内に再送せしめる。
前記両ユニツト1,2間に構成される冷凍回路
は、第1図々示の如く、凝縮器4を共用として、
第1圧縮機3A→凝縮器4→第1減圧器6A→第1
蒸発器5A→第1圧縮機3Aの冷凍サイクルおよび
第2圧縮機3B→凝縮器4→第2減圧器6B→第2
蒸発器5B→第2圧縮機3Bの冷凍サイクルの2冷
媒系からなつており、圧縮機3A,3B、減圧器6
A,6Bおよび両蒸発器5A,5Bの容量を適当に選
ぶことによつて第1蒸発器5Aを室内空気の露点
温度よりも高い蒸発温度Te1で、また第2蒸発器
5Bを前記露点温度よりも低い蒸発温度Te2で
夫々運転し得るよう形成している。
は、第1図々示の如く、凝縮器4を共用として、
第1圧縮機3A→凝縮器4→第1減圧器6A→第1
蒸発器5A→第1圧縮機3Aの冷凍サイクルおよび
第2圧縮機3B→凝縮器4→第2減圧器6B→第2
蒸発器5B→第2圧縮機3Bの冷凍サイクルの2冷
媒系からなつており、圧縮機3A,3B、減圧器6
A,6Bおよび両蒸発器5A,5Bの容量を適当に選
ぶことによつて第1蒸発器5Aを室内空気の露点
温度よりも高い蒸発温度Te1で、また第2蒸発器
5Bを前記露点温度よりも低い蒸発温度Te2で
夫々運転し得るよう形成している。
なお、凝縮器4については上記例の共用回路形
でなく、蒸発器5A,5Bに対応して2基の凝縮器
を用い、相互に独立した冷凍サイクルが形成され
るようにしても勿論差支えない。
でなく、蒸発器5A,5Bに対応して2基の凝縮器
を用い、相互に独立した冷凍サイクルが形成され
るようにしても勿論差支えない。
上述の構造になる装置の運転作動態様は次の如
くなる。
くなる。
圧縮機3A,3Bを駆動し、両フアン7,8を付
勢すると、吸込口9から流入した室内空気イ(第
2図参照)は第1蒸発器5Aで一次冷却され顕熱
変化するだけで温度低下するとともに相対湿度は
高くなる。
勢すると、吸込口9から流入した室内空気イ(第
2図参照)は第1蒸発器5Aで一次冷却され顕熱
変化するだけで温度低下するとともに相対湿度は
高くなる。
この空気ロはさらに第2蒸発器5Bで除湿を伴
つた二次冷却され、潜熱および顕熱が変化して低
温・脱湿空気ハとなつた後、吹出口10から室内
に再送される。
つた二次冷却され、潜熱および顕熱が変化して低
温・脱湿空気ハとなつた後、吹出口10から室内
に再送される。
ここで、第1圧縮機3Aにおける単位冷媒循環
量当りの所要動力をW1、冷凍能力をQ1、冷媒循
環量をG1とし、第2圧縮機3Bにおける同様の各
値をW2,Q2,G2とすると、 圧縮機EER=0.86XG1Q1+G2Q2/G1W1+G2W2 =0.86×Q1+G2/G1Q2/W1+G2/G1W2 …(A) その際、凝縮温度Tc=40℃、第1蒸発温度
Te1=20℃、第2蒸発温度Te2=9℃とすると、
冷媒R―22における理論上の値として W1=3.3Kcal/Kg,W2=5.0Kcal/Kg, Q1=40.4Kcal/Kg,Q2=39.6Kcal/Kg, が定まる。なお、G2/G1は次のように計算する。
量当りの所要動力をW1、冷凍能力をQ1、冷媒循
環量をG1とし、第2圧縮機3Bにおける同様の各
値をW2,Q2,G2とすると、 圧縮機EER=0.86XG1Q1+G2Q2/G1W1+G2W2 =0.86×Q1+G2/G1Q2/W1+G2/G1W2 …(A) その際、凝縮温度Tc=40℃、第1蒸発温度
Te1=20℃、第2蒸発温度Te2=9℃とすると、
冷媒R―22における理論上の値として W1=3.3Kcal/Kg,W2=5.0Kcal/Kg, Q1=40.4Kcal/Kg,Q2=39.6Kcal/Kg, が定まる。なお、G2/G1は次のように計算する。
第1蒸発器5Aを通る空気重量流量をGW1、同
じく第2蒸発器5BのそれをGW2とすると、 GW1・△i1=G1Q1 …(B) GW2・△i2=G2Q2 …(C) 但し、△i1,△i2は第2図を参照のこと、 ∴G2/G1=GW2/GW1×△i2/△i1×Q1/Q2 …(D) ここでGW2/GW1=1であるから、 G2/G1=1×11.8―9.3/13.25―11.8×40.4/39・6 =2.5/1.45×40.4/39.6≒1.76 ∴EER=0.86×40.4+1.76×39.6/3.3+1.76×5.0≒7
.83 となる。
じく第2蒸発器5BのそれをGW2とすると、 GW1・△i1=G1Q1 …(B) GW2・△i2=G2Q2 …(C) 但し、△i1,△i2は第2図を参照のこと、 ∴G2/G1=GW2/GW1×△i2/△i1×Q1/Q2 …(D) ここでGW2/GW1=1であるから、 G2/G1=1×11.8―9.3/13.25―11.8×40.4/39・6 =2.5/1.45×40.4/39.6≒1.76 ∴EER=0.86×40.4+1.76×39.6/3.3+1.76×5.0≒7
.83 となる。
一方、これに対して、蒸発器を単冷媒系統とし
た場合の空気調和機では、蒸発温度10℃、凝縮温
度40℃で運転すると、EERは約7.0となり、従つ
て、本発明装置の場合は、 7.83−7.0/7×100≒11.9% の向上がはかれることが明らかとなる。
た場合の空気調和機では、蒸発温度10℃、凝縮温
度40℃で運転すると、EERは約7.0となり、従つ
て、本発明装置の場合は、 7.83−7.0/7×100≒11.9% の向上がはかれることが明らかとなる。
EERの悪い低い蒸発温度Te2で運転する第2圧
縮機3Bにおける冷凍処理能力を従来の単冷媒系
に比し相対的に小さくしたことに依つている。
縮機3Bにおける冷凍処理能力を従来の単冷媒系
に比し相対的に小さくしたことに依つている。
以上は、理論上のEERに対する効果であるが
実際においては、さらに第1圧縮機3Aにおける
吸入ガス圧力が通常の単系統の場合よりも高くな
つて、冷媒ガスの比体積が減少するので、同一容
量を較べた場合に圧縮機能力が増大することと、
圧縮比も小さくなるために、圧縮機内部における
ガス洩れ、逆流、機械摩擦損失等の値が何れも小
さくなり、効率が良くなる効果があり、上記
EER向上の比率はさらに増大する。
実際においては、さらに第1圧縮機3Aにおける
吸入ガス圧力が通常の単系統の場合よりも高くな
つて、冷媒ガスの比体積が減少するので、同一容
量を較べた場合に圧縮機能力が増大することと、
圧縮比も小さくなるために、圧縮機内部における
ガス洩れ、逆流、機械摩擦損失等の値が何れも小
さくなり、効率が良くなる効果があり、上記
EER向上の比率はさらに増大する。
以上の説明は、第1圧縮機3Aと第2圧縮機3B
とを共に運転した場合における従来の単系統との
理論的比較についてであるが、本発明は室内の温
度、湿度を制御するための運転を自動的にコント
ロールするとき、出来るだけE・E・Rの高い運
転を行わせるようにした点に特徴を有するもので
あつて、吸込口9の部分で第1蒸発器5Aよりも
上流側の個所に温度調節器11と湿度調節器12
とを配設し、この両調節器11,12によつて第
1圧縮機3A、第2圧縮機3Bを制御するようにし
ている。
とを共に運転した場合における従来の単系統との
理論的比較についてであるが、本発明は室内の温
度、湿度を制御するための運転を自動的にコント
ロールするとき、出来るだけE・E・Rの高い運
転を行わせるようにした点に特徴を有するもので
あつて、吸込口9の部分で第1蒸発器5Aよりも
上流側の個所に温度調節器11と湿度調節器12
とを配設し、この両調節器11,12によつて第
1圧縮機3A、第2圧縮機3Bを制御するようにし
ている。
温度調節器11は高温側設定点と低温側設定点
との2つの温度設定点を有する構造であつて、吸
込空気温度が高温側設定点よりも高いと、高温側
接点11Aおよび低温側接点11Bを共に閉成し、
温度低下により、高温側接点11Aが先ず開放し
た後、低温側接点11Bが次いで開放するように
作動する。
との2つの温度設定点を有する構造であつて、吸
込空気温度が高温側設定点よりも高いと、高温側
接点11Aおよび低温側接点11Bを共に閉成し、
温度低下により、高温側接点11Aが先ず開放し
た後、低温側接点11Bが次いで開放するように
作動する。
温度上昇の過程では勿論この逆の作動となるも
のである。
のである。
一方、湿度調節器12は設定湿度よりも高いと
閉成し、低いと開放する湿度接点12Aを有して
いる。
閉成し、低いと開放する湿度接点12Aを有して
いる。
この両調節器11,12と第1・第2圧縮機3
A,3Bを発停するためのリレー13A,13Bと、
室内側フアンモータ8Mとを第3図々示の如く組
合わせて制御回路を構成する。
A,3Bを発停するためのリレー13A,13Bと、
室内側フアンモータ8Mとを第3図々示の如く組
合わせて制御回路を構成する。
すなわち、室内側フアンモータ8Mと、リレー
13Aと、高温側接点11Aおよび湿度接点12A
の並列回路とリレー13Bとを直列に接続した三
回路を並列に接続して、これらに低温側接点11
Bを直列にして電源に接続して制御回路を構成す
るものである。
13Aと、高温側接点11Aおよび湿度接点12A
の並列回路とリレー13Bとを直列に接続した三
回路を並列に接続して、これらに低温側接点11
Bを直列にして電源に接続して制御回路を構成す
るものである。
かかる制御回路としたことによつて、空気調和
装置は次のように作動する。
装置は次のように作動する。
(a) 吸込空気が温度調節器11の高温側設定点よ
りも温度が高いか、あるいは湿度調節器12の
設定点よりも湿度が高いときには、低温側接点
11Bが閉成しており、かつ、高温側接点11A
又は湿度接点12Aが閉成しているので、第1,
第2圧縮機3A,3Bおよび室内側フアンモータ
8M共に付勢して全運転が行われる。
りも温度が高いか、あるいは湿度調節器12の
設定点よりも湿度が高いときには、低温側接点
11Bが閉成しており、かつ、高温側接点11A
又は湿度接点12Aが閉成しているので、第1,
第2圧縮機3A,3Bおよび室内側フアンモータ
8M共に付勢して全運転が行われる。
(b) 吸込空気の温度が高温側設定点よりも低く、
低温側設定点よりも高くて、湿度が設定点より
も高いときには、高温側接点11Aは開放する
が、湿度接点12Aが閉成しているので、リレ
ー13A,13Bは共に付勢され、第1,第2圧
縮機3A,3Bは共に付勢され全運転が行われ
る。
低温側設定点よりも高くて、湿度が設定点より
も高いときには、高温側接点11Aは開放する
が、湿度接点12Aが閉成しているので、リレ
ー13A,13Bは共に付勢され、第1,第2圧
縮機3A,3Bは共に付勢され全運転が行われ
る。
(c) 吸込空気の温度が前(b)項と同状態であつて湿
度が設定点よりも低いときには、高温側接点1
1A、湿度接点12Aが共に開放するので、リレ
ー13Aは付勢され、リレー13Bは消勢され第
2圧縮機3Bは停止し、第1圧縮機3Aのみ運転
して、第1蒸発器5Aによつて顕熱のみの熱交
換を行わせる。
度が設定点よりも低いときには、高温側接点1
1A、湿度接点12Aが共に開放するので、リレ
ー13Aは付勢され、リレー13Bは消勢され第
2圧縮機3Bは停止し、第1圧縮機3Aのみ運転
して、第1蒸発器5Aによつて顕熱のみの熱交
換を行わせる。
(d) 吸込空気の温度が低温側設定点よりも低いと
きには、低温側接点11B開放によりリレー1
3A,13Bは共に消勢され、第1・第2圧縮機
3A,3Bはおよび室内側フアンモータ8M共に
停止し全停止となる。
きには、低温側接点11B開放によりリレー1
3A,13Bは共に消勢され、第1・第2圧縮機
3A,3Bはおよび室内側フアンモータ8M共に
停止し全停止となる。
以上の運転制御を行わせることによつて、蒸発
温度が高い方の顕熱用冷凍回路即ち第1圧縮機3
Aと第1蒸発器5Aとを要素とする回路を優先的に
運転させ、過負荷となつたときにのみ、潜熱用冷
凍回路即ち第2圧縮機3Bと第2蒸発器5Bとを要
素とする回路を伴用運転させるように制御するも
のであつて、運転中を通じてみた場合の効率はさ
らに向上する。
温度が高い方の顕熱用冷凍回路即ち第1圧縮機3
Aと第1蒸発器5Aとを要素とする回路を優先的に
運転させ、過負荷となつたときにのみ、潜熱用冷
凍回路即ち第2圧縮機3Bと第2蒸発器5Bとを要
素とする回路を伴用運転させるように制御するも
のであつて、運転中を通じてみた場合の効率はさ
らに向上する。
これを、さらに数値をあげて説明すれば、外気
温度とE・E・Rの変化との関係を示す第4図の
ように、外気温度35℃のとき、第1圧縮機3A、
第2圧縮機3Bの同時運転でE・E・R=4.65と
なり、また、第1圧縮機3Aのみの運転でE・
E・R=5.25となつて、綜合的な効率は一層向上
する。
温度とE・E・Rの変化との関係を示す第4図の
ように、外気温度35℃のとき、第1圧縮機3A、
第2圧縮機3Bの同時運転でE・E・R=4.65と
なり、また、第1圧縮機3Aのみの運転でE・
E・R=5.25となつて、綜合的な効率は一層向上
する。
なお、効率をさらにあげるために、第1圧縮機
3Aのみ運転するときに、第1蒸発器5Aと第2蒸
発器5Bとを同時運転するようにすれば、熱交換
面積が増大するので、例えば5〜10%の効率向上
が果され、従つて第5図に示す如く、第2蒸発器
5Bの出口側を第2圧縮機3Bと第1圧縮機3Aと
の各吸入側に切換えて接続し得る三方弁14を付
設して、第1圧縮機3Aのみを運転するときすな
わち前記(c)項の運転状態のときにのみ、、三方弁
14を、第2蒸発器5Bと第1圧縮機3Aの吸入側
とを接続するように切換えるよう制御回路を構成
することによつて、さらに効率の向上が期待でき
る。
3Aのみ運転するときに、第1蒸発器5Aと第2蒸
発器5Bとを同時運転するようにすれば、熱交換
面積が増大するので、例えば5〜10%の効率向上
が果され、従つて第5図に示す如く、第2蒸発器
5Bの出口側を第2圧縮機3Bと第1圧縮機3Aと
の各吸入側に切換えて接続し得る三方弁14を付
設して、第1圧縮機3Aのみを運転するときすな
わち前記(c)項の運転状態のときにのみ、、三方弁
14を、第2蒸発器5Bと第1圧縮機3Aの吸入側
とを接続するように切換えるよう制御回路を構成
することによつて、さらに効率の向上が期待でき
る。
本発明は、以上の説明によつて明らかにしたよ
うに、吸込口から吹出口に至る空気の流れを基準
として、第1蒸発器5Aを上流側、第2蒸発器5B
を下流側に夫々配設するとともに、上流側の第1
蒸発器5Aを、下流側の第2蒸発器5Bの蒸発温度
よりも高い温度で夫々運転する冷凍回路を構成し
たから、冷却能力を確保するために室内空気温度
と蒸発温度との間に大きい温度差を保たせて運転
する従来の単系統蒸発器方式の空気調和装置で
は、限定とされていたE・E・Rをさらに向上す
ることが可能となつたものである。
うに、吸込口から吹出口に至る空気の流れを基準
として、第1蒸発器5Aを上流側、第2蒸発器5B
を下流側に夫々配設するとともに、上流側の第1
蒸発器5Aを、下流側の第2蒸発器5Bの蒸発温度
よりも高い温度で夫々運転する冷凍回路を構成し
たから、冷却能力を確保するために室内空気温度
と蒸発温度との間に大きい温度差を保たせて運転
する従来の単系統蒸発器方式の空気調和装置で
は、限定とされていたE・E・Rをさらに向上す
ることが可能となつたものである。
また、2系の冷凍回路から形成しているので、
単系統のものに比し冷媒ガスの比体積が減少して
圧縮機能力が増大すると共に、圧縮機内部におけ
るガス洩れ、逆流および機械摩擦などの損失が小
さくなつて効率が良くなり、E・E・Rがさらに
向上するものである。
単系統のものに比し冷媒ガスの比体積が減少して
圧縮機能力が増大すると共に、圧縮機内部におけ
るガス洩れ、逆流および機械摩擦などの損失が小
さくなつて効率が良くなり、E・E・Rがさらに
向上するものである。
特に本発明は、吸込空気の温度が温度調節器1
1の高温側設定点よりも高いか又は湿度が前記温
度調節器12の設定点よりも高いときには、前記
冷凍回路を全運転し、吸込空気の温度が前記温度
調節器11の低温側設定点よりも低いときには、
前記冷凍回路を全停止し、また、その他のときに
は、第1圧縮機3A、第1蒸発器5Aを要素とする
冷凍回路のみ運転するようにしたから、顕熱用冷
凍回路を優先的に運転させることが可能となつ
て、効率のより高い装置を提供できる。
1の高温側設定点よりも高いか又は湿度が前記温
度調節器12の設定点よりも高いときには、前記
冷凍回路を全運転し、吸込空気の温度が前記温度
調節器11の低温側設定点よりも低いときには、
前記冷凍回路を全停止し、また、その他のときに
は、第1圧縮機3A、第1蒸発器5Aを要素とする
冷凍回路のみ運転するようにしたから、顕熱用冷
凍回路を優先的に運転させることが可能となつ
て、効率のより高い装置を提供できる。
さらに実施態様項の如く、上流側の第1蒸発器
5Aを室内空気の露点温度より高く、下流側の第
2蒸発器5Bを露点温度より低くなる如く夫々運
転すれば、顕熱変化のほか、潜熱変化も利用で
き、効率は一層向上するものである。
5Aを室内空気の露点温度より高く、下流側の第
2蒸発器5Bを露点温度より低くなる如く夫々運
転すれば、顕熱変化のほか、潜熱変化も利用で
き、効率は一層向上するものである。
第1図および第5図は本発明装置の各例に係る
冷凍回路図、第2図および第4図は本発明装置例
の運転特性を説明するための空気線図およびE・
E・R線図、第3図は第1図々示装置の要部電気
回路図である。 1……室外側ユニツト、2……室内側ユニツ
ト、3A……第1圧縮機、3B……第2圧縮機、4
……凝縮器、5A……第1蒸発器、5B……第2蒸
発器、9……吸込口、10……吹出口、11……
温度調節器、12……湿度調節器、14……三方
弁。
冷凍回路図、第2図および第4図は本発明装置例
の運転特性を説明するための空気線図およびE・
E・R線図、第3図は第1図々示装置の要部電気
回路図である。 1……室外側ユニツト、2……室内側ユニツ
ト、3A……第1圧縮機、3B……第2圧縮機、4
……凝縮器、5A……第1蒸発器、5B……第2蒸
発器、9……吸込口、10……吹出口、11……
温度調節器、12……湿度調節器、14……三方
弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 吸込口から吹出口に至る空気の流れを基準と
して、第1蒸発器5Aを上流側、第2蒸発器5Bを
下流側に夫々配設し、第1蒸発器5Aを第1圧縮
機3Aの吸入側、第2蒸発器5Bを第2圧縮機3B
の吸入側に夫々接続し、かつ、第1蒸発器5Aの
蒸発温度を第2蒸発器5Bのそれよりも高い状態
で運転する冷凍回路を形成する一方、前記吸込口
の吸込空気の温度を検出して高温側と低温側との
2設定点と比較する温度調節器11と、前記吸込
空気の湿度を検出して設定点と比較する湿度調節
器12とを付設し、吸込空気の温度が温度調節器
11の高温側設定点よりも高いか又は湿度が前記
湿度調節器12の設定点よりも高いときには、前
記両圧縮機3A,3Bの運転により前記冷凍回路を
全運転し、吸込空気の温度が前記温度調節器11
の低温側設定点よりも低いときには前記両圧縮機
3A,3Bの停止により前記冷凍回路を全停止し、
また、その他のときには、第1圧縮機3Aを要素
とする冷凍回路のみ運転する制御手段を設けたこ
とを特徴とする空気調和装置。 2 前記第1蒸発器5Aを室内空気の露点温度よ
りも高い蒸発温度で、第2蒸発器5Bを前記露点
温度よりも低い蒸発温度で夫々運転する特許請求
の範囲第1項記載の空気調和装置。 3 第1圧縮機3Aを要素とする冷凍回路のみ運
転する際、蒸発器要素として第1蒸発器5Aおよ
び第2蒸発器5Bを共用する冷凍回路を形成する
如く、凝縮器4を共用すると共に、第2蒸発器5
Bより第2圧縮機3Bに至る配管途中に、第2蒸発
器5Bを第1圧縮機3Aに連絡し得る切替機構を有
する特許請求の範囲第1項記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9845580A JPS5723741A (en) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | Air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9845580A JPS5723741A (en) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | Air conditioner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5723741A JPS5723741A (en) | 1982-02-08 |
JPS6323456B2 true JPS6323456B2 (ja) | 1988-05-17 |
Family
ID=14220179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9845580A Granted JPS5723741A (en) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | Air conditioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5723741A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021359A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Daido Steel Co Ltd | 歯車用鋼 |
US5536335A (en) * | 1994-07-29 | 1996-07-16 | Caterpillar Inc. | Low silicon rapid-carburizing steel process |
JPWO2017056215A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | 空気調和システムおよび室内機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51115042A (en) * | 1975-04-02 | 1976-10-09 | Hitachi Ltd | Air conditioner |
JPS54176250U (ja) * | 1978-06-01 | 1979-12-12 |
-
1980
- 1980-07-17 JP JP9845580A patent/JPS5723741A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5723741A (en) | 1982-02-08 |
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