JPH01269735A - 湿式摩擦材及びその製法 - Google Patents
湿式摩擦材及びその製法Info
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- JPH01269735A JPH01269735A JP9807688A JP9807688A JPH01269735A JP H01269735 A JPH01269735 A JP H01269735A JP 9807688 A JP9807688 A JP 9807688A JP 9807688 A JP9807688 A JP 9807688A JP H01269735 A JPH01269735 A JP H01269735A
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- binder
- friction
- friction surface
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- friction material
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/002—Combination of different friction materials
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は湿式クラッチ及びブレーキに用いられる摩擦材
に関し、特に耐久性及び摩擦性能に優れたものでおる。
に関し、特に耐久性及び摩擦性能に優れたものでおる。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来湿
式摩擦材を油中で使用する場合、特に高速回転や高血圧
の使用条件下では摩擦材の母材が破壊したりする坦象が
起き、耐久性を向上させる必要があった。
式摩擦材を油中で使用する場合、特に高速回転や高血圧
の使用条件下では摩擦材の母材が破壊したりする坦象が
起き、耐久性を向上させる必要があった。
現在この耐久性をアップするには通常摩擦材に含有させ
るレジンやゴムからなるバインダーの充填密度を上げて
摩擦材の気孔率を低下させることにより、相手材との摩
擦時の圧縮変形量を小さくして対応している。しかしな
がらこのように気孔率を低下させた場合は摩擦係数(μ
)のレベル及びトルク形状が悪くなってしまうという欠
点がおり、問題でおった。
るレジンやゴムからなるバインダーの充填密度を上げて
摩擦材の気孔率を低下させることにより、相手材との摩
擦時の圧縮変形量を小さくして対応している。しかしな
がらこのように気孔率を低下させた場合は摩擦係数(μ
)のレベル及びトルク形状が悪くなってしまうという欠
点がおり、問題でおった。
(課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、これらの問題を解
決した湿式摩擦材及びその製法を開発したものである。
決した湿式摩擦材及びその製法を開発したものである。
即ち本発明摩擦材は摩擦表面及びその近傍部のバインダ
ー濃度を希薄にしてなることを特徴とすものであり、本
発明の製法の1つは非摩擦面からバインダーを含浸させ
ることにより摩擦表面及びその近傍部のバインダー濃度
を希薄にすることを特徴とするものでおり、ざらに本発
明の製法の他の1つはバインダーを含浸した後摩擦表面
を溶剤に浸すことにより摩擦表面及びその近傍部のバイ
ンダー濃度を希薄にすることを特徴とするものでおる。
ー濃度を希薄にしてなることを特徴とすものであり、本
発明の製法の1つは非摩擦面からバインダーを含浸させ
ることにより摩擦表面及びその近傍部のバインダー濃度
を希薄にすることを特徴とするものでおり、ざらに本発
明の製法の他の1つはバインダーを含浸した後摩擦表面
を溶剤に浸すことにより摩擦表面及びその近傍部のバイ
ンダー濃度を希薄にすることを特徴とするものでおる。
(作 用〕
このように摩擦材の相手材との摩擦面である摩擦表面及
びその近傍部のバインダー濃度を希薄にし、他の面や摩
擦材内部にはバインダーを十分に存在せしめるような構
成にして密度を変えることにより、摩擦表面及びその近
傍部は気孔が多く存在してポーラス性を有するためμレ
ベル及びトルク形状が良好となり、さらに非摩擦表面及
び内部は摩擦表面及びその近傍部に比べて相対的にバイ
ンダー濃度が高いので圧縮力による変形量は小さくなり
耐久性は優れたものとなる特徴を有する。
びその近傍部のバインダー濃度を希薄にし、他の面や摩
擦材内部にはバインダーを十分に存在せしめるような構
成にして密度を変えることにより、摩擦表面及びその近
傍部は気孔が多く存在してポーラス性を有するためμレ
ベル及びトルク形状が良好となり、さらに非摩擦表面及
び内部は摩擦表面及びその近傍部に比べて相対的にバイ
ンダー濃度が高いので圧縮力による変形量は小さくなり
耐久性は優れたものとなる特徴を有する。
またバインダーを含浸していない摩擦材についてその非
摩擦表面、特に摩擦表面に対する背面をバインダー濃度
の高い液に浸すことにすれば摩擦表面及びその近傍部と
それ以外の部位とのバインダー濃度を変えることのでき
る利点をもつ。この場合は液の濃度や浸漬時間等を変え
ることにより摩擦表面側と背面側の濃度差を調整するこ
ともできる。
摩擦表面、特に摩擦表面に対する背面をバインダー濃度
の高い液に浸すことにすれば摩擦表面及びその近傍部と
それ以外の部位とのバインダー濃度を変えることのでき
る利点をもつ。この場合は液の濃度や浸漬時間等を変え
ることにより摩擦表面側と背面側の濃度差を調整するこ
ともできる。
そして摩擦材全体にバインダーを一旦含浸させ、次に摩
擦表面側をバインダーの溶剤に浸すのは、摩擦表面及び
その近傍部からバインダーを溶出させて取除くことによ
り上記と同様に部位によりバインダーの濃度を変えるこ
とができるからである。
擦表面側をバインダーの溶剤に浸すのは、摩擦表面及び
その近傍部からバインダーを溶出させて取除くことによ
り上記と同様に部位によりバインダーの濃度を変えるこ
とができるからである。
(実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。
第1図に示すような断面形状の摩擦材内部の気孔全体に
バインダーレジンを含浸させた。その後該摩擦材の摩擦
表面(1)部分を溶剤に浸して該摩擦表面(1)及びそ
の近傍部(2)のバインダーレジンを溶出させてバイン
ダー低濃度部(3)とし、かつそれ以外の部位、即ち非
摩擦表面及び内部をバインダー高濃度部(4)としたバ
インダー濃度の異なる2層構造の湿式摩擦材(5)を作
製した。
バインダーレジンを含浸させた。その後該摩擦材の摩擦
表面(1)部分を溶剤に浸して該摩擦表面(1)及びそ
の近傍部(2)のバインダーレジンを溶出させてバイン
ダー低濃度部(3)とし、かつそれ以外の部位、即ち非
摩擦表面及び内部をバインダー高濃度部(4)としたバ
インダー濃度の異なる2層構造の湿式摩擦材(5)を作
製した。
この湿式摩擦材は高面圧下の使用条件においても耐久性
に優れ、かつμレベル及びトルク形状はともに良好であ
った。
に優れ、かつμレベル及びトルク形状はともに良好であ
った。
(発明の効果)
このように本発明によれば湿式摩擦材をポーラス性を有
する摩擦表面の部分と気孔を十分に充填した内部との2
層に構成することにより、耐久性及び摩擦性能を同時に
向上できる等顕著な効果を有するものである。
する摩擦表面の部分と気孔を十分に充填した内部との2
層に構成することにより、耐久性及び摩擦性能を同時に
向上できる等顕著な効果を有するものである。
第1図は本発萌の一実施例を示す側断面図でおる。
1・・・・・・・・摩擦表面
2・・・・・・・・近傍部
3・・・・・・・・バインダー低濃度部4・・・・・・
・・バインダー高濃度部5・・・・・・・・湿式摩擦材
・・バインダー高濃度部5・・・・・・・・湿式摩擦材
Claims (3)
- (1)摩擦表面及びその近傍部のバインダー濃度を希薄
にしてなることを特徴とする湿式摩擦材。 - (2)非摩擦表面からバインダーを含浸させることによ
り摩擦表面及びその近傍部のバインダー濃度を希薄にす
ることを特徴とする湿式摩擦材の製法。 - (3)バインダーを含浸した後摩擦表面を溶剤に浸すこ
とにより摩擦表面及びその近傍部のバインダー濃度を希
薄にすることを特徴とする湿式摩擦材の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9807688A JPH01269735A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 湿式摩擦材及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9807688A JPH01269735A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 湿式摩擦材及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01269735A true JPH01269735A (ja) | 1989-10-27 |
Family
ID=14210258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9807688A Pending JPH01269735A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 湿式摩擦材及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01269735A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996037538A1 (fr) * | 1995-05-23 | 1996-11-28 | Nsk-Warner Kabushiki Kaisha | Materiau de frottement humide et son procede de fabrication |
US6811820B2 (en) | 1999-12-13 | 2004-11-02 | Miba Frictec Gmbh | Friction lining for wet running |
JP2008121895A (ja) * | 2002-12-09 | 2008-05-29 | Aisin Chem Co Ltd | 摩擦材とその製造方法 |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP9807688A patent/JPH01269735A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996037538A1 (fr) * | 1995-05-23 | 1996-11-28 | Nsk-Warner Kabushiki Kaisha | Materiau de frottement humide et son procede de fabrication |
US6780283B2 (en) | 1995-05-23 | 2004-08-24 | Nsk-Warner Kabushiki Kaisha | Wet friction material and manufacturing method therefor |
US6811820B2 (en) | 1999-12-13 | 2004-11-02 | Miba Frictec Gmbh | Friction lining for wet running |
JP2008121895A (ja) * | 2002-12-09 | 2008-05-29 | Aisin Chem Co Ltd | 摩擦材とその製造方法 |
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