JPH0422110Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0422110Y2 JPH0422110Y2 JP1987112929U JP11292987U JPH0422110Y2 JP H0422110 Y2 JPH0422110 Y2 JP H0422110Y2 JP 1987112929 U JP1987112929 U JP 1987112929U JP 11292987 U JP11292987 U JP 11292987U JP H0422110 Y2 JPH0422110 Y2 JP H0422110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- ring
- shaped
- friction
- split
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Paper (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は油中で使用される分割型ペーパーフエ
ーシング摩擦材に関するものである。 〔従来の技術および考案が解決すべき問題点〕 従来油中で使用される所謂ペーパーフエーシン
グはセルロース繊維を主体としたスラリーに凝集
剤を加えて凝集させ、機械抄きをして所定の厚さ
に抄紙した後乾燥してペーパー原材を得、その後
第２図に示すように該ペーパー原材６から所定の
リング型に打抜いて製作されている。しかしなが
らこの方法によるとリング状ペーパーフエーシン
グ７の現象が大きくなるに従つて打抜いた後の残
部のペーパー原材が多量となり、従つて歩留りが
低くコストを上昇させる一因であつた。 そこで最近はペーパー原材からリング状ペーパ
ーフエーシングを周方向に２分割ないしはそれ以
上に分割した円弧状のペーパーセグメントを利用
することにより、ペーパー原材の利用率を高めて
歩留りを向上させている。例えば第３図に示すよ
うに４分割の分割型ペーパーフエーシング８の場
合はそれぞれペーパーセグメント９を第４図に示
すようにペーパー原材６から４分の１円周長の円
弧状に打抜き、これらペーパーセグメント９を４
個選んで互いに端面を当接させてリング状に形成
する。 このような分割型ペーパーフエーシングは歩留
りを向上させることはできるが、摩擦性能上は一
体のリング型ペーパーフエーシングと変わること
はなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案はこれに鑑み種々検討の結果、摩擦特性
を改良し、さらにペーパー材使用の摩擦材の焼付
防止にも有効な油中使用の分割型ペーパーフエー
シング摩擦材を開発したもので、リング状ペーパ
ーフエーシングを周方向に２分割ないしはそれ以
上に分割した形状の円弧状ペーパーセグメントを
リング状芯金上に貼付した分割型摩擦材におい
て、それぞれ隣り合うペーパーセグメント間に間
〓を設け、さらに隣り合うペーパーセグメントは
互いに異なる性状であることを特徴とするもので
ある。 〔作用〕 円弧状のペーパーセグメントをそれぞれ間〓を
設けてリング型に形成するのは、摩擦面が一様な
平面でなく部分的に不連続でその部分ではリング
の内径側と外径側が連通しているのでそこからオ
イルが浸入して摩擦材の焼付防止になるからであ
る。 また隣り合うペーパーセグメントを互いに異な
る性状のものとするのは、こうすることによつて
摩擦材の摩擦特性が向上するからである。なお異
なる性状の組み合わせとしては密度の大きいペー
パーと小さいペーパー、摩擦係数の大きいペーパ
ーと小さいペーパーさらには耐圧強度の大きいペ
ーパーと通常のペーパーのように様々なものが利
用できる。また分割数は任意であるが４〜16分割
が適当である。 〔実施例〕 本考案の一実施例を図面により説明する。 第１図に示すようにそれぞれ４分の１円周長よ
りもわずかに小さく、気孔率（即ち密度）の異な
るペーパーセグメントを２枚づつ製作し、これら
高密度ペーパーセグメント１と低密度ペーパーセ
グメント２をリング状鉄芯３上の円周方向に互い
に間〓４を形成するように交互に貼付して分割型
ペーパーフエーシング摩擦材５を作製した。 また上記と同一の形状で高摩擦係数材と低摩擦
係数材のペーパーセグメントからなる分割型ペー
パーフエーシング摩擦材及び高耐圧強度材とそれ
よりも低い耐圧強度材のペーパーセグメントから
なる分割型ペーパーフエーシング摩擦材を作製し
た。 以上の３種類の摩擦材について油中にて摩擦特
性および摩擦面のヤケ状況を調査してその結果を
第１表に示した。 なお比較のため第２図に示すような分割しない
従来のリング状ペーパーフエーシング７を貼付し
た摩擦材について上記と同様な試験を行ないその
結果を第１表に併記した。
ーシング摩擦材に関するものである。 〔従来の技術および考案が解決すべき問題点〕 従来油中で使用される所謂ペーパーフエーシン
グはセルロース繊維を主体としたスラリーに凝集
剤を加えて凝集させ、機械抄きをして所定の厚さ
に抄紙した後乾燥してペーパー原材を得、その後
第２図に示すように該ペーパー原材６から所定の
リング型に打抜いて製作されている。しかしなが
らこの方法によるとリング状ペーパーフエーシン
グ７の現象が大きくなるに従つて打抜いた後の残
部のペーパー原材が多量となり、従つて歩留りが
低くコストを上昇させる一因であつた。 そこで最近はペーパー原材からリング状ペーパ
ーフエーシングを周方向に２分割ないしはそれ以
上に分割した円弧状のペーパーセグメントを利用
することにより、ペーパー原材の利用率を高めて
歩留りを向上させている。例えば第３図に示すよ
うに４分割の分割型ペーパーフエーシング８の場
合はそれぞれペーパーセグメント９を第４図に示
すようにペーパー原材６から４分の１円周長の円
弧状に打抜き、これらペーパーセグメント９を４
個選んで互いに端面を当接させてリング状に形成
する。 このような分割型ペーパーフエーシングは歩留
りを向上させることはできるが、摩擦性能上は一
体のリング型ペーパーフエーシングと変わること
はなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案はこれに鑑み種々検討の結果、摩擦特性
を改良し、さらにペーパー材使用の摩擦材の焼付
防止にも有効な油中使用の分割型ペーパーフエー
シング摩擦材を開発したもので、リング状ペーパ
ーフエーシングを周方向に２分割ないしはそれ以
上に分割した形状の円弧状ペーパーセグメントを
リング状芯金上に貼付した分割型摩擦材におい
て、それぞれ隣り合うペーパーセグメント間に間
〓を設け、さらに隣り合うペーパーセグメントは
互いに異なる性状であることを特徴とするもので
ある。 〔作用〕 円弧状のペーパーセグメントをそれぞれ間〓を
設けてリング型に形成するのは、摩擦面が一様な
平面でなく部分的に不連続でその部分ではリング
の内径側と外径側が連通しているのでそこからオ
イルが浸入して摩擦材の焼付防止になるからであ
る。 また隣り合うペーパーセグメントを互いに異な
る性状のものとするのは、こうすることによつて
摩擦材の摩擦特性が向上するからである。なお異
なる性状の組み合わせとしては密度の大きいペー
パーと小さいペーパー、摩擦係数の大きいペーパ
ーと小さいペーパーさらには耐圧強度の大きいペ
ーパーと通常のペーパーのように様々なものが利
用できる。また分割数は任意であるが４〜16分割
が適当である。 〔実施例〕 本考案の一実施例を図面により説明する。 第１図に示すようにそれぞれ４分の１円周長よ
りもわずかに小さく、気孔率（即ち密度）の異な
るペーパーセグメントを２枚づつ製作し、これら
高密度ペーパーセグメント１と低密度ペーパーセ
グメント２をリング状鉄芯３上の円周方向に互い
に間〓４を形成するように交互に貼付して分割型
ペーパーフエーシング摩擦材５を作製した。 また上記と同一の形状で高摩擦係数材と低摩擦
係数材のペーパーセグメントからなる分割型ペー
パーフエーシング摩擦材及び高耐圧強度材とそれ
よりも低い耐圧強度材のペーパーセグメントから
なる分割型ペーパーフエーシング摩擦材を作製し
た。 以上の３種類の摩擦材について油中にて摩擦特
性および摩擦面のヤケ状況を調査してその結果を
第１表に示した。 なお比較のため第２図に示すような分割しない
従来のリング状ペーパーフエーシング７を貼付し
た摩擦材について上記と同様な試験を行ないその
結果を第１表に併記した。
このように本考案によれば湿式使用のペーパー
フエーシング摩擦材の摩擦特性及び耐焼付性の格
段の向上が得られる等工業上顕著な効果を奏する
ものである。
フエーシング摩擦材の摩擦特性及び耐焼付性の格
段の向上が得られる等工業上顕著な効果を奏する
ものである。
第１図は本考案の一実施例を示す平面図、第２
図，第３図及び第４図は従来例を示す平面図であ
る。 １……高密度ペーパーセグメント、２……低密
度ペーパーセグメント、３……リング状鉄芯、４
……間〓、５……分割型ペーパーフエーシング摩
擦材、６……ペーパー原材、７……リング状ペー
パーフエーシング、８……分割型ペーパーフエー
シング、９……ペーパーセグメント。
図，第３図及び第４図は従来例を示す平面図であ
る。 １……高密度ペーパーセグメント、２……低密
度ペーパーセグメント、３……リング状鉄芯、４
……間〓、５……分割型ペーパーフエーシング摩
擦材、６……ペーパー原材、７……リング状ペー
パーフエーシング、８……分割型ペーパーフエー
シング、９……ペーパーセグメント。
Claims (1)
- リング状ペーパーフエーシングを周方向に２分
割ないしはそれ以上に分割した形状の円弧状ペー
パーセグメントをリング状芯金上に貼付した分割
型摩擦材において、それぞれ隣り合うペーパーセ
グメント間に間〓を設け、さらに隣り合うペーパ
ーセグメントを互いに異なる性状としたことを特
徴とする油中使用の分割型ペーパーフエーシング
摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987112929U JPH0422110Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987112929U JPH0422110Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6418646U JPS6418646U (ja) | 1989-01-30 |
| JPH0422110Y2 true JPH0422110Y2 (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=31352316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987112929U Expired JPH0422110Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0422110Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5011046B2 (ja) * | 2007-09-25 | 2012-08-29 | 株式会社キトー | 湿式摩擦板 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61182430U (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-14 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP1987112929U patent/JPH0422110Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6418646U (ja) | 1989-01-30 |
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