JPH01268622A - 外用剤 - Google Patents

外用剤

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JPH01268622A
JPH01268622A JP9531788A JP9531788A JPH01268622A JP H01268622 A JPH01268622 A JP H01268622A JP 9531788 A JP9531788 A JP 9531788A JP 9531788 A JP9531788 A JP 9531788A JP H01268622 A JPH01268622 A JP H01268622A
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JP
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microcapsules
oil
breaking strength
capsule
water
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JP9531788A
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Akira Noda
章 野田
Masanori Aizawa
相沢 正典
Michihiro Yamaguchi
山口 道広
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、化粧品、医薬品、医薬部外品!!造時点での
混合では破壊せず、使用時点の手掌による圧力で破壊す
る強度を有するマイクロカプセルを配合することを特徴
とする外用剤に関する。更に詳しくは、水で膨潤したゼ
ラチンを膜物質とし、液状あるいは固型のいずれか一方
の疎水性物質を内包した粒子径が50〜100μmのマ
イクロカプセルを、多価アルコールと共存きせることで
、カプセルの破壊強度が10〜300g/am2にコン
トロールされ、化粧品、医薬品、医薬部外品等の製造時
点での混合では破壊が全く見られないが、使用時でば手
掌上での゛逃げ゛ (逃げとは指や掌で、基層である水
相とカプセルを均一に混合しようと指や手を擦りあわせ
る時、カプセルが指や掌を擦り抜けてしまって潰せない
状態をいう)がなく、カプセルが容易に破壊して内包物
が漏出して外相とよく混ざり、かつ破壊後のカプセル膜
の残存による異物感も全く生じないという利点を持ち、
使用性が良く、皮膚に対し光沢及び湿潤性を付与する上
で優れた効果を有する外用剤に関する。
[従来の技術] 従来、液状油分を内包し、水で膨潤したゼラチン壁膜か
ら成るマイクロカプセルは、外用剤等に配合されて使用
時に手掌による圧縮で破壊しようとする場合、壁膜及び
内包物が柔軟なため、極めて強い力を必要とした。また
、手掌を擦りあわせた際、皮膚表面でマイクロカプセル
が単にころがるだけてあったり、毛穴等に埋没したりし
て、全く破壊が起こらず、内包された油分の効力を発揮
できない場合もあった。
[発明が解決しようとする問題点] このような欠点を改良する方法としては、マイクロカプ
セルの壁膜の厚ざの調節や壁膜中への雲母チタン等の微
細粉末の配合により、壁膜の強度をコントロールするこ
とが知られている。しかしながら、前者の膜厚を調節す
る方法では、手掌でカプセルを容易に破壊するには極め
て薄膜にせねばならず、そのため製品製造時に破壊して
しまうことがある。更に、油分を水中に分散した後にゼ
ラチン膜を形成するコアセルベーション法によりマイク
ロカプセルを調製する場合には、カプセル粒径が不均一
であるため、膜厚が同等でも大きざにより破壊強度は異
なり、従って膜厚と粒径から破壊強度をコントロールせ
ねばならず、調製が極めて複雑化してしまう。また、後
者の微細粉末を使う方法では、微細粉末の種類によりゼ
ラチン膜の透明性が損なわれてしまい、内包物の色を重
視する製品には応用できない。更に、前記コアセルベー
ション法を利用する場合には、微細粉末を外相に添加す
るため、油滴表面にコアセルヘートト共に沈着する量は
極めて少なく、はとんどは洗浄工程により外水相と共に
廃棄されてしまうので、コスト的に不利であるし、また
壁膜中に微細粉末が含有されていてもカプセルの大きざ
による破壊強度の違いを改善することは不可能であった
また、最近、固型あるいは半固型の油分を、流動油分に
混合してゼラチン膜のマイクロカプセルに内包すること
により、製品製造時には破壊せず、使用時の手掌等によ
る力で容易に破壊する強度を持ったマイクロカプセルを
得ることが可能になったが、化粧水のような、低粘度で
かつ使用性を重視する製品には固型油分の配合は余り好
ましくないためこの方法を応用できず、流動油分を内包
し、製品製造時には破壊せず、使用時の手掌等による力
で容易に破壊する強度を持ったマイクロカプセルが要望
されていた。
本発明者等は、この問題点を解決すべく鋭意検討を行な
った結果、水で膨潤したゼラチンを膜物質とし、流動油
分を内包したマイクロカプセルを、多価アルコールを含
む基剤中に分散すると、多価アルコールの種類あるいは
組成を変えることでカプセルの破壊強度が簡単にコント
ロールでき、この破壊強度をある特定の範囲内に限定す
るならば、外用剤製造時点での混合では破壊が全く起こ
らず、皮膚への塗布の際には、手掌からのカプセルの逃
げがなく容易に圧縮崩壊させることができ、また膜の残
存による異物感も全くない透明なマイクロカプセルを配
合した外用剤が製造できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
[問題を解決するための手段] すなわち、本発明は、水でff1潤したゼラチンの膜か
ら成り、液状あるいは固型のいずれか一方の疎水性物質
を内包し、粒子径が50〜100μmのマイクロカプセ
ルと、多価アルコールとを必須成分として配合し、かつ
配合後のマイクロカプセルの破壊強度が10〜300g
/cm2であることを特徴とする外用剤である。
以下、本発明の構成について述べる。
本発明の外用剤に配合する多価アルコールとしては、一
般に化粧品、医薬品、医薬部外品等に使用される原わ↓
であれば良く、例えば、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、1.3−ブチ1ソ
ングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、ペンクエ
リスリトール、ソルビトール、ブドウ糖、ショ糖、キシ
リトース、マンニト−ル等が挙げられる。
本発明に係わる多価アルコールの、外用剤における配合
量としては、0.1〜98重景%の範囲内が好ましい。
本発明に係わるゼラチン膜のマイクロカプセルを製造す
る方法としては公知の方法を用いればよく、例えば単純
コアセルベーションやコンプレックスコアセルベーショ
ンその他種々が挙げられるが、一般的にはコンプレック
スコアセルベーション法が採用きれる。
次に、上記ゼラチン膜マイクロカプセルに内包される液
状の疎水性成分としては、動植物油、炭化水素油、エス
テル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、
ビタミン及びビタミン様作用物質、各種香料が挙げられ
るが、一般に化粧品、医薬品、医薬部外品等に適用でき
、融点が常温(25℃)より低く液状の外観を有する脂
溶性原料であればよく、これ等に限定するものではない
また、ゼラヂン膜マイクロカプセルに内包される固型の
疎水性成分としては、動植物油、炭化水素油、エステル
油、高級脂肪酸、高級アルコール、ワックス、香料類が
挙げられるが、一般に化粧品、医薬品、医薬部外品等に
適用でさ、融点が常温より高く、固型あるいは半固型の
外観を有する脂溶性原料であればよく、これらに限定す
るものではない。
上記、液状および固型の疎水性成分として具体的には、
例えばアボガド油、ツバキ油、タードル油、マカデミア
ナツツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナ
タネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、
サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実
油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメ
ヌカ油、シナキリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、
トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソ
パルミチン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ
油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛
脂、パーム核油、豚腸、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油
、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツ
ロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ペイ
ベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカ
aつ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラ
ノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル
、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジ3ジョパロウ
、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコ
ールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、
POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエ
チレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコール
エーテル等のロウ類、流動パラフィン、オシケライト、
スクワレン、ブリスタン、パラフィン、モンタン、スク
ワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の
炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、バルミチン酸イソ
プロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、
ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチル
オクタン酸へキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチ
ル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、インステ
アリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コ
レステリル、ジー2−エチルヘキシル酸エチレングリコ
ール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイ
ソステアリン酸N−アルキルグリコール、シカプリン酸
ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、
ジー2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリー2−
エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソス
テアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチ
ルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリー2−エチ
ルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメ
チロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、
2−エチルへキシルパルミテート、トリミリスチン酸グ
リセリン、トリー2−ヘプチルウンデカン酸グリセライ
ド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル
、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、バ
ルミチン酸2−へブチルウンデシル、アジピン酸シイツ
ブデル、N−ラウロイル−し−グルタミン酸−2−オク
チルドデシルエステル、アジピン酸ジー2−へブチルウ
ンデシル、エチルラウレート、セパチン酸ジー2−エチ
ルヘキシル、ミリスチン酸2−へキシルデシル、バルミ
チン酸2−へキシルデシル、アジピン酸2−へキシルデ
シル、セパチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチル
ヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエ
ン酸トリエチル等の合成エステル、ラウリン酸、ミリス
チン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニ
ル)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、
ウンデカン酸、トール酸、ラノリン脂肪酸、イソステア
リン酸、リノール酸、リルイン酸、エイコサペンタエン
酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミ
リスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステア
リルアルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(
バチルアルコール)、2−デシルテトラゾシノール、ラ
ノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール
、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、
オクチルドデカノール等の直鎖、分枝高級アルコール、
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン
、脂肪酸変性ポリシロキサン、脂肪酸アルコール変性ポ
リシロキサン、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサ
ン等のシリコーン油、レチノール、酢酸レチノールパル
ミチン酸レチノール、デヒドロレチノール、エルゴカル
シフェノール、コレカルシフェノールトコフェロール、
酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウ
ム、ユビキノン、フィトナジオン、メナキノン、メナジ
オン、リボフラビン酪酸エステル、シカプリル酸ピリド
キシン、ジバルニチン酸ピリドキシン、シバルミチン酸
ピリドキシン バントテニルアルコール、ジカルボエト
キシバントテン酸エチルエステル、アセチルバントテニ
ルエチルエーテル、バントテニルエチルエーテル、ステ
アリン酸アスコルビル、バルミチン酸アスコルビル1、
シバルミチン酸アスコルビル等のビタミン類、α−リポ
酸、フェルラ酸等のビタミン様作用物質、天然及び合成
の香料等が挙げられ、このうち融点が常温以下を液状の
疎水性成分、融点が常温以上を固型の疎水性成分として
区別される。
本発明に係わるマイクロカプセルの粒子径は、50〜1
100uである。
更に、本発明に係わるマイクロカプセルの、外用剤にお
ける配合量としては、0.1〜95重量%の範囲内が好
ましい。
また、カプセルを形成する疎水性物質とゼラチン膜の重
量比は、1 :  0.01〜1:10の範囲で選ばれ
る。疎水性成分に対するゼラチンの重量比が1:0.0
1より小ざいと、カプセル被膜の強度が著しく低下し、
製品製造時点でカプセル破壊が生じることから実用には
適さない。また重量比が1:10より大きいと、カプセ
ル中の壁膜量が多くなるため、破壊後に壁膜が残存して
皮膚に対して異物感を生ずることがあり好ましくない。
前記多価アルコールと共存きせることにより、マイクロ
カプセルの破壊強度はクリープメータによる圧縮加重の
値で2〜2000g/cm”にコントロールできるが、
外用剤への配合から、本発明におけるカプセルの破壊強
度は、10〜300g/c+++”の範囲内が好ましい
。カプセルの破壊強度が10g/cII12より低いと
、製品製造時点でカプセル破壊が生じる可能性があり、
また300g/cm2より高いと、皮膚上に塗布した際
、カプセルの破壊が困難で、皮膚表面で単にころがるだ
けであるため、使用感触が著しく低下し好ましくない。
ここで本発明者等が使用した破壊強度の測定器は、具体
的にはクリープメータ・レオナーRE−3305型(株
式会社山電製)であり、測定方法は、ガラス平板上に密
に敷き詰めたカプセルを、測定器に装着した8+++m
φのテラロン性円柱棒にて1秒間に1gの加重で圧縮し
て行い、潰れた時点の加重量を1 am2当りに換算し
て破壊強度とした。
本発明に係わる上記ゼラチンカプセル膜は、それ自体は
非品性で透明性があり、更に内包物に対して十分な非透
過性を有するものである。
本発明の外用剤は、化粧品、医薬品、医薬部外品等の外
用剤を意味するが、使用時に手掌等の圧縮で破壊しよう
とする場合、強い力を必要とせず、またカプセル膜の残
存による異物感を生じないという極めて優れた使用特性
を有するので、特に、使用特性を重視する化粧品として
使用するのが好ましく、疎水性成分を内包した50〜1
00μmの粒子径を持つマイクロカプセルを、化粧水、
乳液、クリーム、シャンプー、リンス等の化粧料中に配
合すると、これまでにない効果を付与した化粧品が得ら
れる。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明をざらに具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 酸処理ゼラチン10gとアラビアゴムLogを60℃の
精製水200gに溶解し、スクワラン150gを加えて
プロペラ撹拌機で11000rpの条件で撹拌した。更
にこの分散液に10%酢酸水溶液を滴下してpHを4.
3に調整し、40℃の精製水600gを加えて希釈した
次いで撹拌を続けながら容器外より冷却し、液温を8℃
にしてグルタルアルデヒド を加え、2時間撹拌しカプセル膜を硬化させな。
このようにして、得られた生成物をデカンテーション法
により水相と分離し、ざらに水洗を繰り返した後にふる
い処理を行って余分の水分を除去し、平均粒子径が70
μmのカプセルを得た。
このマイクロカプセルを、グリセリン:水=0:100
、10:90、20:80、30ニア0、40:60、
60:40、80:20の7種の組成の溶液中に重里比
で10%になるように分散した後、以下のような処方で
配合して透明ゲル状の化粧水を調製し、調製中の撹拌に
よる破壊の有無及び皮膚上に塗布した際の異物感の有無
について比較評価した。
また、透明ゲル状化粧水中からマイクロカプセルを取り
だし、破壊強度を測定した。
マイクロカプセル分散溶液    20.0部オレイル
アルコール        4.0ポリオキシエチレン
(20モル)ソルビタンモノラウリン酸エステル   
 1.5ポリオキシエチレン(20モル)ラウリルエー
テル            0.5エタノール   
         10.0ポリアクリル酸ソーダ  
     1.0香料               
0.1防腐剤             適量精製水 
            残部また、各実験は下記のよ
うな方法で行った。
[化粧水調製中における破壊の有無の評価J前記処方に
より調製した透明ゲル状化粧水中のカプセル破壊の有無
は光学顕m鏡による観察で行った。
評価法は、 0;破壊が全く見られない Δ;破壊が僅かに見られる ×;はぼ全てが破壊している の3段階で行った。
[皮膚上への塗布による異物感の有無の評価]各カプセ
ルを配合した透明ゲル状化粧水を、前腕内側部の皮膚上
に塗布し、手掌により1察った際の異物感の有無を、パ
ネル10名の官能による総合評価で表した。評価法は、 O;異物感が全くない △;僅かに異物感がある ×;極めて異物感がある の3段階で行なった。
[カプセルの取りだし] 透明ゲル状化粧水を4000rpmで遠心分離し、上部
に浮遊したマイクロカプセルを取り出した。
[破壊強度の測定方法] クリープメータ・レオナーRE−3305型(株式会社
山電製)に装着した8謙膳φのテフロン性円柱棒にて、
ガラス平板上に敷き詰めたカプセルを、1秒間に1gの
加重で圧縮し、潰れた時点の加重量を1cm2当りに換
算して破壊強度とした。
(以下余白) 表−1のように、破壊強度が10〜300g/cm2の
範囲内にあるマイクロカブビルは、その他マイクロカプ
セルに比べ、評価項目のいずれについ一〇も侵れていた
実施例2 流動パラフィンを内包し、プロペラによる1寛拌速度を
850rpmにして、実施例1と同様の方法で、平均粒
子径が85μmのマイクロカプセルを調製した。
このマイクロカプセルを、プロピレングリコ−・ル:水
= O:100.10:90.20:80,3(C70
,40:60.60:40゜80:20の7種の組成の
溶液中に、重量比で15%になるように分散した後、以
下のような処方で配合してエモリエントローションを調
製し、各試料を前腕内側部の皮膚上に塗布し手掌により
擦った際の、カプセルの逃げにくざ、カプセルの潰れ易
ざ、塗布時の内包物の漏れ易き、塗布時のなめらかざ、
皮膚のしっとり感をパネル10名の官能による総合評価
で表した。
評価は、 0;かなり良い ○:良い Δ:普通 ×:悪い 04段階で行った。
スクワラン             5.0部ワセリ
ン              2.0ミツロウ   
           0.5ソルビタンセスキオレイ
ン酸エステル0.8ポリオキシエチレン(20モル)オ
レイルエーテル              1.2香
If                 0 、5防腐
剤              適量マイクロカプセル
分散溶液     20.0エタノール       
      5.0カルボキシビニルポリマー (1,B 水’l’flt&)           
20.0水酸化カリウム           o、i
精製水              残部また、エモリ
エントローションから取り出したマイクロカプセルの破
壊強度乙同時に測定した。
(以下余白) *(内包物漏出量/内包物配合量)の値が1に近い程漏
出し易いと判定 表−2のように、破壊強度が10〜300g/cm2の
範囲にあるカプセルは、その他のカプセルに比べ、評価
項目のいずれについても優れていた。
実施例3  クリーム 流動パラフィン:ビタミンAバルミテ−1〜=92:8
の割合の油分を内包し、プロペラによる撹拌速/J7ヲ
1150rpu+にしで、実施例1と同様の方法で調製
したマーイタ0カブビル(平均粒子径58μm)を、プ
ロピレングリコール:グリセリン:水=50:20:3
0の組成のi8′液中にMM比で40%になるように分
散し、以下のような処方で配合してクリームを得た。
また、クリーム中から取り出したマイク」コカプセルの
破壊強度を6!す定したところ、112g/cu+”で
あった。
ミソロウ             2.0部ステアリ
ルアルコール       5.0ステアリン酸   
        8.0スクワラン         
   10,0自己乳化型プロピレン グリコールモノステアレート3.O ポリオキシエチレン セチルエーテル(20EO)       1.0防腐
剤、酸化防止剤        適量トリエタノールア
ミン       1.0マイクロ力ブビル分散液  
   20.0ポリエチレングリコール      0
.(5t、!J製氷              残部
実施例4  シャンプー ジメチルポリシロキサン:流動パラフィン=60:40
(重量比)の割合の油分を内包し、プロペラによる撹拌
速度を800rpmにして、実施例1と同様の方法で調
製したマイクロカプセル(平均粒子径92μm)を、1
.3−ブチレンゲリコール二本=40 : (50の組
成の溶液中に25%になるように分散し、以下のような
処方で配合してシャンプーを得た。
また、シャンプー中から取り出したマイクロカブビルの
破壊強度を測定したところ、253g/cIi2であっ
た。
AES−Na               18.0
部ラウリン酸ジェタノールアミド   4.0マイクロ
力プセル分散iff      12 、0防腐剤、色
素、香料        適量精製水        
     残部実施例5  リンス スクワラン:ビタミンE=95: 5(重量比)の割合
の油分を内包し、プロペラによる1覚拌速度を1050
rpu+にして、実施例1と同様の方法で調製したマイ
クロカプセル(平均粒子径63μm)を、プロと1/ン
グυコール:ポリエチレングリコール:水=45:5:
50の組成の溶液中に40%になるように分散し、以下
の処方で配合してリンスを得た。
また、リンス中から取り出したマイクロカプセルの破壊
強度を測定したところ、211g/cm2であった。
塩化ステアリルトリ メチルアンモニウム     2.0部セトステアリル
アルコール     3.0グリセリルモノステアレー
ト1.5 塩化ナトリウム          0.2マイクロ力
プセル分散液     18.0精製水       
      残部実施例6 流動パラフィン:ビタミンCステアレート=96:4(
重量比)の割合の油分を内包し、プロペラによる撹拌速
度を920rpmにして、実施例1と同様の方法で調製
したマイクロカプセル(平均粒子径80μm)を、グリ
セリンニジ−1糖:水=7075:25の組成の溶液中
に15%になるように分散し、以下の処方で配合してヘ
アクリームオイルを得た。
また、ヘアクリームオイル中から取り出したマイクロカ
プセルの破壊強度を測定したところ、62g/Cm2で
あった。
流動パラフィン          30.0部マイク
ロクリスタリンワックス   3.0ポリオキシエチレ
ン(8モル)ポリオキシプロピレン(8モル)2−オク
チル ドデシルエーテル          5.0安息香酸
ブチル          0.1香料       
        0.1油分内包マイクロカプセル  
   15.0精製水              残
部上記のごとく調製したマイクロカブビル配合の化粧I
Iについて評価を行なった。
評価に用いたサンプルは実施例3〜6の各す゛ンプルと
、下記の比較例1〜4である。
評価方法は、各試料を前腕内側部の皮膚上に塗布し、手
掌により擦った際のカプセルの逃げにくさ、カプセルの
潰れ易き、塗布時の内包物の漏れ易き、塗布時のなめら
かとをパネル10名の官能による総合評価で表した。
評価は、 0:かなり良い O:良い △:普通 X:悪い 04段階で行った。
比較例1 実施例3のマイクロカプセルを分散するif trl中
の、プロピレングリコール及びグリセリンを水に同量置
換−、クリーム処方に配合したもの。(クリームより取
り出したマイクロカプセルの破壊強度は1113g/c
m2であった。) 比較例2 実施例4のマイクロカプセルを分散する溶液の組成を、
1.3−ブチレングリコール:水”25 : 75に変
えて、シャンプー処方に配合したもの。(シVンブーよ
り取り出したマイクロカプセルの破壊強度は498g/
cm2であった。) 比較例3 実施例50マイクロカプセルを分散する1芥液の組成を
、プロビレングリコールニポリエチレングリコール:水
=20:5ニア5に変えて、リンス処方に配合したもの
。(リンスより取り出したマイクロカプセルの破壊強度
は536g/cm2であった。)比較例4 実施例60マイクロカプセルを分散する溶液中の、グリ
セリン及びショ糖を水に同量M換し、へアクリームオイ
ル処方に配合したもの。(ヘアクリームより取り出した
マイクロカプセルの破壊強度は1046g/cm2であ
った。) (以下余白) *(内包物漏出量/内包物配合量)の値が1に近い程漏
出し易いと判定 表−3から明らかなように、マイクロカプセルと多価ア
ルコールを混合して破壊強度が10〜300g/cm”
にコントロールされたカプセルを配合した化粧料は、他
に比べて評価項目のいずれについて6擾れていた。
[発明の効果1 本発明の外用剤は、外用剤製造時点での混合では破壊が
全く見られず、極めて安定であり、使用時には゛逃げ゛
がなく、手掌等で8易に破壊して内包物を漏出でき、皮
膚上への油分の展開か容易で、かつ破壊後のカプセル膜
の残存による異物感も全く生じないという利点を持つマ
イクロカプセルを配合し、それにより、使用性が良く、
皮膚に対し滑沢及び湿潤性を付与する上で優れた効果を
有する。
特許出願人  株式会社 資 生 堂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水で膨潤したゼラチンの膜から成り、液状あるいは固型
    のいずれか一方の疎水性物質を内包し、粒子径が50〜
    100μmのマイクロカプセルと、多価アルコールを必
    須成分として配合し、かつ配合後のマイクロカプセルの
    破壊強度が10〜300g/cm^2であることを特徴
    とする外用剤。
JP9531788A 1986-01-10 1988-04-18 外用剤 Pending JPH01268622A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9531788A JPH01268622A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 外用剤
US07/199,977 US5089269A (en) 1987-11-07 1988-05-27 Cosmetic containing fine soft microcapsules
EP88304919A EP0316054B1 (en) 1987-11-07 1988-05-31 Cosmetic containing fine soft microcapsules
DE88304919T DE3882906T2 (de) 1987-11-07 1988-05-31 Feine Weichmikrokapseln enthaltendes kosmetisches Präparat.
US08/996,020 US6231873B1 (en) 1986-01-10 1997-12-22 Cosmetic containing fine soft microcapsules

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503418A (ja) * 2003-08-27 2007-02-22 バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト 局所使用中に個別には感知不能になる外皮を有するカプセル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503418A (ja) * 2003-08-27 2007-02-22 バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト 局所使用中に個別には感知不能になる外皮を有するカプセル

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