JPH0126837B2 - - Google Patents

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JPH0126837B2
JPH0126837B2 JP56094183A JP9418381A JPH0126837B2 JP H0126837 B2 JPH0126837 B2 JP H0126837B2 JP 56094183 A JP56094183 A JP 56094183A JP 9418381 A JP9418381 A JP 9418381A JP H0126837 B2 JPH0126837 B2 JP H0126837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
recess
ultra
punch
front side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56094183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57211500A (en
Inventor
Fumio Kaneko
Megumi Sasaki
Jusuke Matsubayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUKOOSHI KK
Original Assignee
NITSUKOOSHI KK
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Publication date
Application filed by NITSUKOOSHI KK filed Critical NITSUKOOSHI KK
Priority to JP9418381A priority Critical patent/JPS57211500A/ja
Publication of JPS57211500A publication Critical patent/JPS57211500A/ja
Publication of JPH0126837B2 publication Critical patent/JPH0126837B2/ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規かつ改良された極微細孔の形成方
法に関する。
一般に各種コンピユータに連動するプリンタに
おける印字方式の1つとしてインクジエツト方式
が採用されており、インクジエツトプリンタのヘ
ツドにおけるインクジエツトノズルはその孔径が
数10ミクロン程度の極微細孔をもつて構成されて
いる。このインクジエツトノズルから噴出される
インクジエツトは乱流のない層流状態とすること
が望ましく、そのためこのインクジエツトノズル
は、ノズル先端の寸法、形状が正確に規制され、
後方に向つて単葉双曲面的な広がりをもつ形状が
理想的なものと考えられている。
従来、このようなインクジエツトノズルに適し
た極微細孔を製作する方法として、第1図aに示
すように、ルビー、サフアイヤ等を基材として、
これにまず研摩加工などによつて曲率半径数100
ミクロン程度の球面aを設け、ついでレーザービ
ーム等を用いて数10ミクロンの微細孔bを形成
し、最後にこの微細孔に細いワイヤを挿通しダイ
ヤモンド抵粒等の存在下に微細孔bの内面を仕上
げ加工する方法が知られているが、この方法では
レーザービームによる微細孔bの形成に当り、そ
の中心軸が球面aの中心軸に対し振れ易く、また
微細孔bの内面仕上げに際してその周縁部がカケ
落ち易いという難点があつた。
また、エレクトロフオーミング(電鋳)法によ
り微細孔を形成する方法が知られているが、この
方法による場合は、第1図bに示すように微細孔
の内周面に放射状に延びる細かい凹溝cからなる
縞模様が形成され易いと共に、層流状のインクジ
エツトを形成するための一定直径領域(ストレー
ト部)をほとんど形成することができず、できて
も極めて短いという問題があつた。
さらに、このような極微細孔を製作する他の方
法として、第1図cに示すように、金属材料から
なる基材の片面にまずエツチング法によつて凹陥
部dを形成し、ついでバイトを用いて微細孔eを
設ける方法とか、同図dに示すように基材の両面
からエツチングして微細孔を形成する方法が知ら
れているが、この場合には孔形状の再現性に乏し
く生産性に劣るという難点があつた。
そのうえ、上記した従来の極微細孔の製作方法
により得られる極微細孔の形状は、いずれにして
も前記したインクジエツトノズルとしての理想的
な形状には程遠いものであり、そのために定常的
なインクジエツトを創り出しにくいものであつ
た。
本発明はかかる従来法における不利、欠点の伴
なわない新規かつ改良された極微細孔の形成方法
を提供するものであつて、これは厚さ数100ミク
ロン以下の金属シートに対して、最小直径が数10
ミクロンで該シートの表側に向つてその孔径が次
第に拡開する極微細孔を形成するに当り、まず、
該シートを、それが膨出変形する体積に見合う凹
所を設けたダイス上に載置して押え板で固定し、
穿孔位置の上方からその先端形状が単葉双曲面的
広がりをもつポンチを当接して該シートの表側に
その深さが少なくとも該シートの厚みに達する凹
部を形成し、ついで、該シートの裏側に突出した
凸部を研削除去することを特徴とするものであ
る。
以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に説明
すると、第2図a〜dは本発明に従つて厚さt1
150〜500μmのステンレススチールからなるシー
ト1に最小直径d1が30〜60μmで、表側に向つ
て単葉双曲面的広がりをもつ、インクジエツトノ
ズルとして望ましい極微細孔2を穿設する工程を
例示してなるものであつて、図中3はダイス、4
はポンチ、5は押え板である。
本発明に従つてシート1に極微細孔2を穿設す
るには、まず第2図aに示すように所定のシート
1をダイス3上に載置し、押え板5をもつて穿孔
位置を固定する。なお、ここで用いるダイスとし
ては、図面に示すようにシート1の塑性加工に際
してシートが膨出変形する前積に見合う凹所6を
設けたダイス3を用いれば目的とする極微細孔の
寸法精度を高めるのに有効である。
シート1をダイス3上に固定したら、ついで同
図bに示すようにして、押え板5の開口7を通し
てポンチ4を打込んでシート1の塑性加工を行な
う。ここで用いるポンチ4の先端形状は、目的と
する極微細孔の内面形状に合致する形状のものと
する必要があり、また、この塑性加工により形成
されるシート1の表側の凹部8については、その
深さがシート1の厚みt1と同じかそれよりやや深
いものとする必要がある。
上記塑性加工の結果、第2図cに示すように、
シート1にはその裏側に凸部9が形成されるか
ら、ついでこのシート1をたとえば従来公知のラ
ツプ盤などを用いて研削加工し、上記凸部9を除
去することによつて目的とする寸法精度の高い極
微細孔2が形成されるのである。
なお、本発明の方法においては、上記ポンチと
してその先端に一定直径部分を有するものを使用
することができ、このようなポンチを用いて加工
すれば、たとえば第3図に示すように、その先端
に一定直径領域10を有する極微細孔をも容易に
形成することができ、このような一定直径領域1
0を有し、上方に単葉双曲面的広がりをもつ極微
細孔は、これをインクジエツトノズルとして使用
するとき乱れのない層流状態を創り出すうえに極
めて有効である。また、本発明の方法において、
は、ポンチ5による凹部8の形成にあたり、この
凹部8の内周面にはポンチ5の摩擦痕跡が形成さ
れ得るが、このような摩擦痕跡はインクジエツト
ノズルとしての使用に際し、極微細孔を通して形
成されるインクジエツトに対して悪影響をおよぼ
すものではなく、むしろインクジエツトの層流状
態を維持するうえに極めて有効である。
以上説明した通り、本発明の極微細孔の形成方
法はパンチプレス法による塑性加工と研削加工の
2工程からなる極めて簡単なものであり、これに
よれば従来法のように熟練を要しないで、しかも
高い寸法精度のもとにその寸法、形状が正確に規
制された極微細孔が極めて容易に得られるから、
したがつてその実用的価値はすこぶる大である。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dはそれぞれ従来公知の方法に従つ
て形成したインクジエツトノズルの形状を例示し
てなる断面図である。第2図a〜dは本発明にし
たがつて金属シートに極微細孔を形成する過程を
示す断面図である。第3図は本発明によつて形成
された、インクジエツトノズルとして望ましい形
状を有する極微細孔を示す断面図である。 1……金属シート、2……テーパー付極微細
孔、3……ダイス、4……ポンチ、5……押え
板、6……凹所、7……開口、8……凹部、9…
…凸部、10……一定直径領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚さ数100ミクロン以下の金属シートに対し
    て、最小直径が数10ミクロンで該シートの表側に
    向つてその孔径が次第に拡開する極微細孔を形成
    するに当り、まず該シートをそれが膨出変形する
    体積に見合う凹所を設けたダイス上に載置して、
    押え板で固定し、穿孔位置の上方からその先端形
    状が単葉双曲面的広がりをもつポンチを当接して
    該シートの表側にその深さが少なくとも該シート
    の厚みに達する凹部を形成し、ついで該シートの
    裏側に突出した凸部を研削除去することを特徴と
    する極微細孔の形成方法。
JP9418381A 1981-06-18 1981-06-18 Method of forming extremely minute hole Granted JPS57211500A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9418381A JPS57211500A (en) 1981-06-18 1981-06-18 Method of forming extremely minute hole

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JP9418381A JPS57211500A (en) 1981-06-18 1981-06-18 Method of forming extremely minute hole

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Publication Number Publication Date
JPS57211500A JPS57211500A (en) 1982-12-25
JPH0126837B2 true JPH0126837B2 (ja) 1989-05-25

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ID=14103199

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JP9418381A Granted JPS57211500A (en) 1981-06-18 1981-06-18 Method of forming extremely minute hole

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480993B2 (en) 2001-12-20 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a nozzle plate

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5120839B2 (ja) * 2007-08-27 2013-01-16 国立大学法人九州工業大学 微細穴の加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53125960A (en) * 1977-04-11 1978-11-02 Komatsu Mfg Co Ltd Forming method of material with stepped through hole

Patent Citations (1)

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US7480993B2 (en) 2001-12-20 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a nozzle plate

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JPS57211500A (en) 1982-12-25

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