JPH01266774A - 圧電セラミックス薄板の製造方法 - Google Patents

圧電セラミックス薄板の製造方法

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JPH01266774A
JPH01266774A JP63094867A JP9486788A JPH01266774A JP H01266774 A JPH01266774 A JP H01266774A JP 63094867 A JP63094867 A JP 63094867A JP 9486788 A JP9486788 A JP 9486788A JP H01266774 A JPH01266774 A JP H01266774A
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JP
Japan
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piezoelectric ceramic
powder
green sheet
separator
piezoelectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP63094867A
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English (en)
Inventor
Yukinori Kawamura
幸則 河村
Tokukatsu Matsumoto
松本 徳勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は圧電セラミックス薄板の製造方法に係り、特
に圧電セラミックスのグリーンシートを焼成する方法に
関する。
〔従来の技術〕
近年圧電セラミックスは広範な分野で使用されるように
なってきた。そのなかにはセンサ、アクチュエータ、振
動子などがあり、圧電セラミックスは数十ミクロンから
数百ミクロン厚の薄板として使用されることが多い、こ
れらの圧電セラミックス薄板を製造する方法として圧電
セラミックスのグリーンシートをアルミナ、ジルコニア
等の敷粉(セパレータの1f1)を介して積層し、焼成
する法が知られている。第2図はこの従来方法を説明す
る断面図でサヤ13のなかにアルミナ等のセラミックス
vi16が設けられ、圧電セラミックスのグリーンシー
ト11がジルコニア等の敷粉17を介して積層される。
サヤ13にはフタ15がかぶされる。焼成に際しては先
ずバインダ焼成が行われ、そのあとフタ15が閉じられ
て所定温度で焼成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこのような方法においては、敷粉17がグリーン
シート11へ食い込みグリーンシート11の焼結体に凹
凸が生ずるという問題点がある。ことに処理量を増すた
めにグリーンシートの数が増すと本型のために下部のグ
リーンシートに対する敷粉の食い込みは大きくなる。
この発明は上述の点に鑑みてなされ、その目的は平iB
なセパレータを用いることにより、平坦性に優れかつ量
産性にも優れる圧電セラミックス薄板の製造方法を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的はこの発明によれば、圧電セラミックスのグ
リーンシートをセパレータを介して積層し焼成する圧電
セラミックス薄板の製造方法において、圧電セラミック
スの粉体に不活性ZrOx粉体を10乃至30重量%の
割合になるよう追加配合し、この配合粉体を用いてグリ
ーンシートを作製し、得られたセパレータ用グリーンシ
ート12を用いて圧電セラミックスのグリーンシート1
1を焼成することにより達成される。
圧電セラミックス材料としてはpbTIQs  PbZ
rOs系セラミックス、 PbTlOs  PbZrO
s  Pb(Ni、Nb)Os系セラミックス、 Pb
PbTi05−PbZr0s−Pb(、N1)Ox系セ
ラミックス等が用いられる。
セパレータ用グリーンシートの配合粉体は圧電セラミッ
クス材料に不活性ZrOx粉体が追加配合される。不活
性Zroz<’A体としては溶融ZrO,とか数10−
程度の粒度のZr0zの粉体がl用いられる。不活性Z
r0tは圧電セラミックス材料との反応性に乏しくZr
O□粒子ガ圧電セラミックス材料中に分散されるや〔作
用〕 不活性Zr0z粉体が10重本型より少ないときは、圧
71 ヒラミックスグリーンシートよりpbがセパレー
タ用グリーンシートへと移行し、相互の接着がおこる。
不活性Zr0z粉体が30重壁%を越えると、圧;セラ
ミックスグリーンシートとセパレータ用グリーンシート
の収′a率の差が大きくなり圧電セラミックスが破損す
るようになる。
圧電セラミックス粉体に対して不活性ZrO□粉体の割
合が10乃至30重盪%の1囲にあるときはZr0zの
粒子に阻害されてPbの拡散が少なく、両グリーンシー
トの収縮率の羞も殆ど同じで焼成後圧電セラミックス薄
板はセパレータと接着しないし破fiもしない。
〔実施例〕
次にこの発明の実、矯Aを図面に基づいて説明する。第
1図はこの発明の実施例に係る圧電セラミックス薄板の
製造方法を示す断面図である。サヤ13の内部で圧電セ
ラミックスのグリーンシート11とセパレータ用グリー
ンシート12とが交互に積層される。最上部にセラミッ
クス板14が!!置される。
フタ15はバインダ焼成時は取外される。
圧電セラミックスのグリーンシート11は次のようにし
て調製される* Pb(Tio、nyZro、5s)O
xの組成となるようにPbO,Zr01.TiOxの各
粉体を秤量し、ボールミル中で2倍量の容積の水と共に
24時間混合粉砕が行われる。混合粉体につき脱水乾燥
を行い、温度850℃で2時間焼成し、相互に反応させ
る0反応後ボールミルで24時間粉砕を行い、圧電セラ
ミックス仮焼粉体が得られる。圧電セラミックス仮焼粉
体に有81溶剤と有機バインダを混合しスラリ化し、ド
クタブレード法を用い0.12鶴厚の圧電セラミックス
グリーンシートが作製される。
グリーンシートは金型を用いてφ25mの円板状に打抜
かれる。
セパレータ用グリーンシート12は次のようにしてiI
!i製される。圧電セラミックス仮焼粉体に150メツ
シユバスの溶融Zr0t粉体が所定量加えられる。
この配合粉体に有機溶剤と有機バインダを加えて混合し
スラリ化しドクタブレード法により0.2 Tl厚のセ
パレータ用グリーンシートが作製されるやグリーンシー
トは金型を用いφ25龍の円板状に打抜かれる。
圧電セラミックスのグリーンシートとセパレータ用グリ
ーンシートとを第1図のように交互に積層!、て350
℃〜500℃でバインダを熱分解し、フタ15を閉めて
から1200℃で2時間焼成される。このときセラミッ
クス板14は圧電セラミックス薄板の反りを防ぐ。圧電
セラミックスの薄板がセパレ・−・夕と接着することな
く、かつ破損することなく良好な状態で得られる。圧電
セラミックス薄板の表面には凹凸は観察されない、これ
はセパレータ用グリーンシートの表面が滑らかであるこ
とによる。セパレータ用グリーンシート中にZr0zが
10〜30重号%含まれていると圧電セラミックス用グ
リーンシートからのpbの拡散が防止され、相互の接着
が防止される。78融ZrL粒子は表面が滑らかである
ので反応性に乏しく圧電セラミックス材料中に分散され
、r+bの拡散を防止する。さらにセパレータ用グリー
ンシート中にZr01がlθ〜30重量%含まれている
と焼成収縮率が圧電セラミックスグリーンシートの焼成
収縮率と殆ど同じになるので圧電セラミックスグリーン
シートは焼成に際して破損しない、圧電セラミックス薄
板の機械的、電気的特性と不活性Zr0tの配合量との
関係を第1表に示す。
第1表 上記において平坦性各よCL A (#m)で表わされ
ている。に+)は面方向の電気機械結合係数である。
1/8゜は圧電セラミックスの誘電率Cを真空における
誘電率C0で除したものである。
第1表から不活性ZrOヨ粉体量が10〜30重量%の
範囲において機械的電気的特性が良好であることがわか
る。411t%においては圧電セラミックスに割れは発
生しないが特性が落ちる。
この発明の方法によると圧電セラミックスのグリーンシ
ートを20枚〜30枚重ねて焼成できるので量産性に優
れている。
〔発明の効果〕
この発明によれば、圧電セラミックスのグリーンシート
をセパレータを介して積層し焼成する圧電セラミックス
薄板の製造方法において、圧電セラミックスの粉体に不
活性ZrOオ粉体を10乃至30重量%の割合になるよ
う追加配合し、この配合粉体を用いてグリーンシートを
作製し、得られたセパレータ用グリーンシートを用いて
圧電セラミックスのグリーンシートを焼成するので圧電
セラミ7クスグリーンシート中のpbがセパレータ用グ
リーンシート中のZrO,粒子により拡散を阻害され圧
電セラミックス薄板とセパレータとが接着をおこさない
、また圧電セラミックスグリーンシートとセパレータ用
グリーンシートとの焼成収縮が殆ど同じなので圧電セラ
ミックス薄板は破損することがない、さらにセパレータ
用グリーンシートの表面は平滑性が良好なのでこのセパ
レータ用グリーン・シ′−トを介して圧電セラミックス
のグリーンシートを積層して焼成する際は得られた圧電
セラミックス薄板の表面ば平坦性に優れるものとなる、
セパレータ用グリーンシートを用いるときは圧電セラミ
・ツクスゲリーンシートを20〜30枚重ねることがで
きるので圧電セラミックスy4板を量産性良く製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る圧電セラミックス薄板
の製造方法を示す模式断面図、第2図は従来の圧電セラ
ミックス薄板の製造方法を示す模式断面図である。 11:圧電セラミックスのグリーンシート、12:セパ
レータ用グリーンシート、13:サヤ、14:セラミッ
クス板、15;フタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)圧電セラミックスのグリーンシートをセパレータを
    介して積層し焼成する圧電セラミックス薄板の製造方法
    において、圧電セラミックスの粉体に不活性ZrO_2
    粉体を10乃至30重量%の割合になるよう追加配合し
    、この配合粉体を用いてグリーンシートを作製し、得ら
    れたセパレータ用グリーンシートを用いて圧電セラミッ
    クスのグリーンシートを焼成することを特徴とする圧電
    セラミックス薄板の製造方法。
JP63094867A 1988-04-18 1988-04-18 圧電セラミックス薄板の製造方法 Pending JPH01266774A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107353000A (zh) * 2017-08-14 2017-11-17 戴承萍 一种锆钛酸铅压电陶瓷烧结用隔离粉及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107353000A (zh) * 2017-08-14 2017-11-17 戴承萍 一种锆钛酸铅压电陶瓷烧结用隔离粉及其制备方法
CN107353000B (zh) * 2017-08-14 2020-10-02 湖南嘉业达电子有限公司 一种锆钛酸铅压电陶瓷烧结用隔离粉及其制备方法

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