JPH01266390A - 回線内蔵型ホースの継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、回線内蔵型ホースの継手に関する。

ｂ、　従来の技術 消防自動車等による消火活動においては、火災現場の状
況により、放水量を制限する必要がある。

このため、通常は、無線による連絡あるいは消防員によ
る連絡によって、自動車側の係員に伝達し、たとえば、
エンジンのスロットルバルブの開度を調整して、消防用
ホースに対する給水圧を制御または放水用バルブを開閉
して給水量を制御している。

しかしながら、火災に際して、一般に、１台の消防自動
車の約４個の放水口がらそれぞれ消防用ホースが数本連
結されて使われるため、全体の消防用ホースは多数とな
る。特に、数台または十数台の消防車が集合して各車と
も前述のように消防用ホースを使用するのが通常の状況
である。したがって、無線の混信、あるいは、消防連絡
具の不足を来たし、火災現場からの状況に応じて自動車
側の係員のエンジン調整に必要な適格なる細かい情報を
伝達することは困難であった。また、各放水口のバルブ
はすべて開放のままで放水量の制御は専らエンジンの回
転の増減を調整することだけで行なうため各放水口から
の送水量は均一であり、各放水量の火災現場の細かい状
況の差異に応じた情報は出来なかった。

そこで１．互いに連結される継手本体の対向面に、通信
用回線の接続端子を配設し、これら接続端子相互間に、
軸方向の圧縮によって軸方向のみの抵抗値を変化させる
感圧導電体を介在した継手構造を先に提案した（特願昭
６０−１６８４０６号）。

また、感圧導電体の代わりにリング状の絶縁体の軸方向
に導線を内蔵したものもある　（実願昭６１−１９７９
７６号、実願昭６２−５０７３５号）。

Ｃ１発明が解決しようとする課題 しかしながら、感圧導電体は、製造に費用と時間を要し
、かつ必要な抵抗値の変化を得るための精度が要求され
る欠点がある。また、導線を内蔵するものは、継手の締
付けによって導線が曲がり、接触不良を起し易かった。

さらに、上記継手は、いずれも雌雄同形継手であるため
、接続作業に手間どり消火活動の遅れを招いていた。

本発明は、上記課題を解決し、組付作業を容易に行ない
、かつ確実な電気的な接続および防水構造を得ることが
できる回線内蔵型ホースの継手を提供することを目的と
する。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、基端部に回線内蔵型
ホースを装着されると共に先端開口面に、環状シール材
によって絶縁および防水がなされた環状導体を設けた雄
側および雌側同形の内筒と、この内筒の外周に遊嵌する
と共に内筒開口端と同一面に、係合爪部と開口窓を円周
方向に沿って少なくとも一組以上設けた雄側および雌側
同形の外筒とを備え、上記シール材の端面を外径側から
内径側に向けて内筒端面から突出する斜面に形成し、か
つ上記開口窓に連続する溝部を外筒内周面に設け、該溝
部を、外筒相互間を組付けて相対的に回動させたとき外
筒相互間が接離すべ（形成し、該外筒相互間の組付けに
より、内筒相互間を圧接させるようにしたことにある。

ｅ、　作用 内筒相互間を突き合わせ、外筒相互間を、爪部と開口窓
が合致するようにして組合わせる６次に、外筒相互間を
相対的に回動すると、外筒の爪部は相手方の溝部に沿っ
て移動し、内筒相互間を互いに圧接させる。こうして、
内筒端面に設けられた環状導体は互いに圧接されて電気
的接続がなされる。

ｆ。　実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。

第１図（ａｌ　（ｂｌないし第４図において、１は回線
内蔵型ホース２相互間を連結する継手であり、これは雌
側および雄側かそれぞれ同形の継手金具３□３□で構成
されている。

各継手金具３．，３．は、一端部開口端面に環状導体４
を配設し、他端部外周面に回線内蔵型ホース２を配装し
た内筒５と、この内筒５に嵌合し、結合部を有する外筒
６とで構成されている。

内筒５は、開口端面に円周方向の凹溝７を形成し、この
凹溝７内に環状のシール部材８が内装されている。この
シール部材８は内径側を外径側に対して突出して形成し
てあり、内径側か内筒端面より突出して形成しである。

このシール部材８の外周側に環状の導体４が装着されて
おり、環状導体４の一方周縁をシール部材８の外径側端
面に折り曲げて一体に装着しである。

環状導体４は、この場合、金属製の金網を用いたもので
、軸方向の伸縮が可能になるように金網の綱目を内筒５
の軸方向と斜めに交叉するように配設しである。なお、
金網は筒状に巻回した後に、内周側と外周側をシール部
材で囲繞するようにしたものである。上記凹溝７内面に
は第５図のように環状導体４に接触する摺動導体９が設
けられており、この摺動導体９は内筒５のフランジ部５
ａを貫通して設けられたリード線９ａに接続されている
。

このリード線９ａは、内筒５の他端部外周面に装着され
た回線内蔵型ホース２のケーブル１０の正側に接続され
ている。ケーブル１０の負側１０ｂは内筒５にハンダ付
は等によって接続しである。

一方、外筒６は、内筒５に着脱自在に嵌合したもので、
内筒５のフランジ部５ａに係止されて抜けを防止されて
いる。この外筒６は内筒５に嵌合する小径部６ａと、内
側に向けて一対のフランジ１１を対称に設け、このフラ
ンジ相互間に一定間隔の開口部１２と一対の係合突起１
３をそれぞれ設けた大径部６ｂとで構成されている。

上記フランジ１１は、大径部６ｂの開口端部内周面に、
周縁に沿って一定長さにわたり突設されたもので、その
厚みが開口部１２から円周方向に沿って一定長さにわた
り徐々に厚くなるように形成されている。上記係合突起
１３は、内筒５端面から軸方向に一定幅突出して形成さ
れ、かつ外面側に上記フランジ１１に係合する凹部１４
が形成されている。

上記回線内蔵型ホース２は、第６図（ａｌ　（ｂｌのよ
うに、ホースジャケット１５の内面に樹脂またはゴムの
内張リチューブを貼着したもので、このホースジャケッ
ト１５と内張りチューブ１６の間にケーブル１０を配装
したものである。このケーブル１０は、第７図のように
ｗ４線１７をポリエステルの芯線１８にらせん状に巻き
塩ビコート１９を施し、更にその上に銅線２０をらせん
状に巻き塩ビコート２１を施して同軸ケーブルとしたも
のである。ケーブル１０はホースに水圧がかかったとき
に伸びる以上の伸び（２０χ）まで断線しないように設
計されている。なおケーブル１０は平行２線式のものを
用いてもよい。

上記構成による継手を組付ける場合について説明する。

継手金具３□３□は、一方の継手金具３１の係合突起１
３を他方の継手金具３□の開口部１２に合わせ、他方の
継手金具３□の係合突起１３を一方の継手金具３１の開
口部１２に合わせて組付ける。

そして、互いの継手金具３＋、３ｚの外筒６を反対方向
に回すと、係合突起１３はフランジ１１に係合して組付
けられる。係合突起１３は、フランジ１１の厚みが次第
に厚くなっているので、回動に従がって、継手金具り、
３ｇの内筒５相互間および外筒６相互間を接近させる。

こうして、シール部材８相互は互いに圧接され、環状導
体４相互間を接触させ、回線内蔵型ホース２のケーブル
１０相互間を接続する。

ｇ、　発明の効果 以上述べたように本発明による回線内蔵型ホースの継手
によれば、雌雄同形なので、組付けに際し、向きを考慮
する必要がないので、作業性の向上を図ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ　（ｂｌないし第３図は、本発明による回
線内蔵型ホースの継手を示し、第１図−）および第２図
は縦断面図、第１図（ｂｌは第１図ｔａ＋の右側面図、
第３図は第２図の斜視図である。第４図は第３図の外筒
を示す斜視図、第５図は第１図の部分拡大断面図、第６
図ｔＭｌは回線内蔵型ホースを示す縦断面図、第６図（
ｂｌは第６図！８）のＡ−ＡｖＡ断面図、第７図はケー
ブルを示す概念図である。 ■・・・継手、　　　　　２・・・回線内蔵型ホース、
３Ｉ・・・継手金具、　　３．・・・継手金具、４・・
・環状導体、　　５・・・内筒、６・・・外筒、　　　
　７・・・凹溝、８・・・シール部材、　　９・・・リ
ード線、１０°・・ケーブル、　　１１・・・フランジ
、１２・・・開口部、　　　１３・・・係合突起、１４
・・・凹部、　　　　１５・・・ホースジャケット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基端部に回線内蔵型ホースを装着されると共に先端開口
   面に、環状シール材によって絶縁および防水がなされた
   環状導体を設けた雄側および雌側同形の内筒と、この内
   筒の外周に遊嵌すると共に内筒開口端と同一面に、係合
   爪部と開口窓を円周方向に沿って少なくとも一組以上設
   けた雄側および雌側同形の外筒とを備え、上記シール材
   の端面を外径側から内径側に向けて内筒端面から突出す
   る斜面に形成し、かつ上記開口窓に連続する溝部を外筒
   内周面に設け、該溝部を、外筒相互間を組付けて相対的
   に回動させたとき外筒相互間が接離すべく形成し、該外
   筒相互間の組付けにより、内筒相互間を圧接させるよう
   にしたことを特徴とする回線内蔵型ホースの継手。