JPH01265810A

JPH01265810A - 苗植付機構の苗押出し部構造

Info

Publication number: JPH01265810A
Application number: JP9498088A
Authority: JP
Inventors: Kyuhei Ouchi; 大内　久平
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-04-18
Filing date: 1988-04-18
Publication date: 1989-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、植イ１爪に沿って進退する苗押出し具を備
えた苗植付機構の苗押出し部構造に関する。

〔従来の技術〕

苗（ｉα（＝Ｊ機構の苗押出し部はカム押出し式とバネ
押出し式に大別されるが、植イ」爪からの苗分離性能の
点で近年ではほとんどの機種でバネ押出し式が利用され
ている。

バネ押出し式の苗押出し部の構造は、例えば実開昭６１
−１７８８２１号公報で示されるように、植付爪に沿っ
て進退自在な苗押出し具を、内装バネによって付勢突出
作動させるとともに、カムによって強制後退させ、苗押
出し具の突出終端をクッションゴムによって接当規制す
るよう構成したものであり、植イ」爪が苗のせ白下端か
ら苗を切出して圃場面に持ち込む間は苗押出し具はバネ
に抗して後退されており、植付爪が圃場内に突入した時
点でカムによる規制が解除されて苗押出し具がバネによ
って急速に突出されて、植付爪先端と苗押出し具とによ
って保持されている苗が圃場内に押出し分離されて植付
けてゆくようになっている。そして、苗押出し具のバネ
による急速な突出作動の終端を緩衝的に規制するために
、苗押出し具の進退操作用のアームを植付爪支持ケース
に内装したクッションゴムで接当支持するようになって
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

バネ押し式の苗押出し部構造においては、切出し苗が植
付爪に強くくいついている場合に苗押出し具による押出
し分離作用が不充分であると、上昇復帰する植付爪の先
端で植付苗を引掛ジノでしまい植付姿勢を乱してしまう
おそれがあり、このため押出し具を突出付勢するバネを
強くすることが望ましい。

ところが、従来構造においてはクッションゴムがケース
壁に装着された調節ボルトのケース内端に取イ；］りら
れでケース内に大きく突出していててめに、強力な押出
し付勢ツノで苗押出し具を突出駆動すると、クッション
ゴムが半径方向にも大きく変形して調節ホルＩ−との連
結部に大きい応力が集中し、ここに亀裂が発生しやすい
ものであった。

本発明はこのような点に着目してなされたものであって
、クッションゴムの支持構造に改良を力１１える、二と
てクソションコ゛ムの百寸久性を高め、強力なバネ押出
しａ＝よる確実良好な苗植付けを行えるようにすること
を目的とするものである。

〔課題を解決するだめの手段〕

一１―記目的を達成するために本発明においては、クソ
ションゴＪ。の大部分を植付支持ケースの内面に形成し
た孔に埋設して、接当先端部分のみをケース内に突出さ
−Ｕた構造とした。

〔作　用〕

上記構成によると、クッションゴムはその大部分がケー
スの孔に、埋設されているために半径方向への弾性変形
か規制され、ケース内に少し突出している接当先端部分
に強力な接当力が作用しても、その圧縮応力が孔の大き
い内周面で受止められて応力集中が緩和される。

〔発明の効果〕

従って、本発明によればクッションゴムの耐久性が同士
することとなって、苗押出し具の突出付勢力を強くする
ことができ、その結果、植付爪へのくいつきの強い苗で
も確実に押出し分離して姿勢乱れのない安定した植付り
を行えるようになった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を乗用型田植機の苗植付装置につ
いて図面に基づいて説明する。

第８図に示すように植付ミッションケース（１）後端の
横軸芯（Ｐ）周りに植付ケース（２）が回転駆動自在に
支持されると共に、前記植付ケース（２）の両端に２！
ＩＪｌの植付爪（３）が備えられており、植付ケース（
２）の回転に伴い２組の植付爪（３）が苗のせ台（４）
下端の苗取出し口（４ａ）より交互に苗を切り取り圃場
に植付けていくように構成されている。前記植付ミッシ
ョンケース（１）下部には整地兼姿勢維持用のフロート
（５）が設＆Ｊられ、これら苗植付装置が平行四輪リン
ク（６）を介して乗用走行機体（図外）の後部に昇降自
在に連結されているのである。

次に、植付ケース（２）内の構造について詳述すると第
３図に示すように、植付ミッションケース（１）から左
右に駆動軸（７）が前記横軸芯（１〕）に沿って突出さ
れ、この駆動軸（７）の端部に前記植イ」ケース（２）
が固定されると共に、駆動軸（７）の中央部に設りられ
た受動スプロケソ１−（８）にヂエーン（９）を介して
動力が伝達されている。

そして、前記駆動軸（７）には植付ミソシコンケース（
１）に固定された円筒軸（１０）が外嵌され植付ケース
（２）内に突入しており、植イ」ケース（２）内の円筒
軸（１０）部位に太陽歯車（１１）が固定されている。

次に、植付爪（３）及びその取付は構造について述べる
と第１図及び第３図に示すように、植付ケース（２）両
端から側方に固定軸（１２）が突設されると共に、この
固定軸（１２）に円筒状の支持軸（１３）が遊転外嵌さ
れ、この支持軸（１３）に植付爪支持ケース（１４）が
固定されている。この植付爪支持ケース（１４）の先端
には前記植付爪（３）がポルＩ−諦め固定される点とも
に、この植イマ１爪（３）に沿って出退自在な苗押出し
具（１５）が備えられ、かつ、苗押出し具（１５）は、
その支持ロンド（１５ａ）の後端に作用するバネ（１６
）によって突出方向に付勢されている。又、苗押出し具
支持ロンド（１，５ａ）の後端には支点軸（１７）に枢
支された揺動アーム（１８）が係合されていて、この揺
動アーム（１８）から連設したカムフォロア部（１８ａ
）が、前記固定軸（１２）に一体形成したカム（１９）
の外周に接当作用している。そして、植付爪（３）が苗
取出し口（４ａ）から苗を切出して圃場面に持ち込む間
は図示のように、揺動アーム（１８）のカムフォロア部
（１８ａ）がカム（１８）の大径部に作用して、苗押出
し具（１５）はバネ（１６）に抗して後退されており、
植付爪（３）が圃場内に突入した時点で揺動アーム（１
８）のカムツメロア部（１８ａ）がカム（１９）の大径
部から外れることによって苗押出し具（１５）がバネ（
１６）によって急速に突出されて、植付爪（３）先端と
苗押出し具（１５）とによって保持されている苗が圃場
内に押出し分離されて植付けられてゆくようになってい
る。

そして、前記苗押出し分離の際、苗押出し具（１５）の
突出終端位置を規制するために、揺動アーム（１８）の
前方揺動が植付爪支持ケース（１４）の前壁部に装着さ
れたクッションゴム（２０）によって緩衝的に接当規制
されている。

このクッションゴム（２０）は短円柱状のゴムブ１コッ
クに形成されたものであって、植イ」爪支持ケース（１
４）の前壁部に形成した孔（２１）に外方より挿入され
、その大部分が孔（２１）に埋設され、揺動アーム（１
Ｂ）を受止める接当先端部分のみが少しケース内に突出
されている。又、このクッションゴム（２０）には小径
突起（２０ａ）が一体連設されていて、この小径突起（
２０ａ）がケース壁にネジ込まれる調節ポル１（２２）
に差込み支持されていて、調節ポルｌ−（２２）の進退
調整によって苗押出し具（１５）の突出終端位置の調節
が可能となっている。

又、前記植付爪支持ケース（１４）は支持軸（１３）の
軸芯周りに多少の範囲で数句は角度が変更可能であり、
苗取出し７０（４ａ）に列して植付爪（３）の先端軌跡
（Ｓ）を調節して苗取出し量を調節することが可能とな
っている。つまり、前記支持軸（１３）の先端近くには
ケース支持ブラケット（２３）がキー（２４）及び軸芯
方向位置決めピン（２５）を介して固定され、ごのケー
ス支持ブラケット（２３）のフランジ部（２３ａ）に植
付爪支持ケース（１４）のフランジ部（１４ａ）が長孔
（２６）及びポル１−（２７）を介して一定小範囲内で
角度調節可能に数句りられている。そして、植付爪支持
ケース（１４）に突設したボス（１４ｂ）とケース支持
ブラケノ１−（２３）から突設した係合ヨーク部（２３
ｂ）　とに亘って調節用ボルト（２８）が数句りられる
とともに、前記ボス（１４ｂ）とヨーク部（２３ｂ）と
の間に圧縮状態でコイルバネ（２９）が介装され、ボル
ト（２７）を弛めた状態でも植付爪支持ケース（１４）
が自重で勝手に回動することがなく、調節用ポルｌ−（
２８）の操作で細かく角度調節が行えるようになってい
る。

次に、植付爪（３）の姿勢を決定する構造について詳述
すると、植付爪支持ケース（１４）の支持軸（１３）に
最終歯車（３０）が固定されると共に、最終歯車（３０
）と前記太陽歯車（１工）との間に中間軸（３１）が配
置支持されている。そして、前記太陽歯車（１１）と咬
合う第１中間歯車（３２）と、前記最終歯車（３０）と
咬合う第２中間歯車（３３）とが一体内に前記中間軸（
２）に固定されている。

前記歯車群による歯車列は、植イ」ケース（２）の１回
転（公転）に対して植付爪支持ケース（１４）を不等速
で逆方向に１回転自転させることによって、植付爪（３
）の先端軌跡（Ｓ）を上下に縦長のループ状に設定する
ものであり、図示の植イ」爪先端軌跡（Ｓ）を得るため
には植付爪支持ケース（１４）の支持軸（１３）を不等
速自転させる必要があり、このため、前記歯車群が第４
図に示すように、夫々同一歯数−同一モジュールの非円
形歯車に構成されている。

尚、第５図及び第６図に示すように、前記太ｌｆ％歯車
（１１）と第２中間歯車（３３）とは同一仕様のものが
用いられるとともに、第１中間歯車（３２）と最終歯車
（３０）とが同一仕様のものに構成されている。又、所
望の爪先端軌跡Ｓを得るために自由なピッチ曲線に設定
されたこれら非円形歯車は、ピッチ曲線の曲率半径の小
さい位相部位（八）に相当する歯のみを工具圧力角が太
きく（２０〜２８°）、歯底を曲率が連続的に変化して
いる曲線に形成し、かつ、歯先に適度のアールをつけた
歯形にし、他の歯を一般に多用される標準のインボリュ
ート歯形（工具圧力角１４．５°〜２０°）に設定して
いる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る苗植伺機構の苗押出し部構造の実施
例を示し、　第１図は植付爪支持ケース部の縦断側面図
、第２図は植イ」爪支持ケース取付部の縦断側面図、第
３図は植付爪駆動機構の横断平面図、第４図は歯車列の
側面図、第５図及び第６図は夫々歯車対の拡大側面図、
第７図は苗植付機構の側面図、第８図は田植機の苗植付
装置部を示す側面図である。（３）・・・・・・植付爪、（１４）・・・・・・植イ
」爪支持ケース、（１５）・・・・・・苗押出し具、（
１６）・・・・・・バネ、（１９）・・・・・・カム、
（２０）・・・・・・クッションゴム、（２１）・・・
・・・孔。

Claims

【特許請求の範囲】

植付爪（３）に沿って進退自在な苗押出し具（１５）を
、内装バネ（１６）によって付勢突出作動させるととも
に、カム（１９）によって強制後退させ、苗押出し具（
１５）の突出終端をクッションゴム（２０）によって接
当規制するよう構成した苗植付機構の苗押出し部構造で
あって、前記クッションゴム（２０）の大部分を植付爪
支持ケース（１４）の内面に形成した孔（２１）に埋設
して、接当先端部分のみをケース内に突出させてある苗
植付機構の苗押出し部構造。