JPH01265408A - 電線ケーブル被覆用混和物 - Google Patents

電線ケーブル被覆用混和物

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JPH01265408A
JPH01265408A JP9305588A JP9305588A JPH01265408A JP H01265408 A JPH01265408 A JP H01265408A JP 9305588 A JP9305588 A JP 9305588A JP 9305588 A JP9305588 A JP 9305588A JP H01265408 A JPH01265408 A JP H01265408A
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JP
Japan
Prior art keywords
mixture
hardness
silane coupling
coupling agent
ethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP9305588A
Other languages
English (en)
Inventor
Toraichi Ishikawa
虎一 石川
Shiro Nakayama
中山 四郎
Akira Yoshino
明 吉野
Masaki Hasegawa
長谷川 正毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、電線、ケーブルのシース材、半導電層ある
いは絶縁層等の材料として使用される電線ケーブル被覆
用混和物に関し、特にその引張り強度、硬度を向上せし
めたものである。
[従来の技術] 従来より、電線、ケーブル等の被覆用混和物として、例
えば特公昭38−2374号、特公昭37−7522号
公報に示されているようなエチレン−プロピレンゴムが
知られている。そしてこのエチレン−プロピレンゴムに
は、エチレンとプロピレンとの共重合によって得られる
エチレン−プロピレン共重合体(EPR)と、これにジ
エン系モノマーを共重合して得られる三元系のエチレン
−プロピレンジエン共重合体(EPDM)とがあるが、
この上うなEPRあるいはEPDMは、ともに耐熱性お
よび耐候性などの点で優れている。
しかしながら、電線、ケーブルの被覆用の材料としては
引張強度、硬度が不足するため、このようなEPRある
いEPDMにさらにイオウあるいは過酸化物などからな
る加硫剤を添加して加硫せしめることによって、高強度
や高硬度を付与した混和物が広く使用されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、電線、ケーブル等の被覆用混和物として十分
満足し得る強度や硬度を付与するためには、上記加硫剤
を多量に添加しなくてはならない不都合があるうえ、た
とえ多量に添加しても目的値に達し得ない場合も多々あ
るという問題を抱えていた。
そこでこの発明では、上述の問題点を解消し、少量の加
硫剤の添加でも十分な強度および硬度が得られるような
電線ケーブル被覆用混和物を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] この発明は、エチレン−プロピレンゴム100重重部に
対して、ケイ素元素を含有する無機充填剤30〜200
重量部、シランカップリング剤0゜05〜5重量部を配
合してなる混和物を、有機過酸化物を用いて加硫したこ
とをその解決手段とする。
以下、この発明の電線ケーブル被覆用混和物について詳
細に説明する。
この発明において使用されるベースポリマーとしてのエ
チレン−プロピレンゴムには、エチレンとプロピレンと
の共重合によって得られるエチレン−プロピレン共重合
体(以下、EPRと略称する。)、これにジエン系モノ
マーを共重合して得られる三元系共重合体であるエチレ
ン−プロピレンジエン共重合体(以下、EPDMと略称
する。)が、単独であるいは両者の混合物として使用さ
れる。ここで、EPDMを構成する第3成分のジエン系
モノマーには、エチリデンノルボーネン、1゜4へキサ
ジエン、ジシクロペンタジェンなどが好適に用いられる
が、これ以外のものでも支障ない。
このベースポリマーに配合される無機充填剤は、ケイ素
元素を含むものであればよく、例えばフレ(ALO3・
2StOt・2HtO)、タルク(Mg3(Si40.
。)(OH)t)、シリカ(StOt)、マイカ(K。
0・3AltO8・6SiO!・2H,O)、長石粉(
K、0・Al2O2・6SiOt)などが好適に使用さ
れるが、これらは単独で使用されてもあるいは2種以上
の混合物として使用されてもよい。この無機充填剤の配
合量は、上記ベースポリマー100重量部に対し、30
〜200重量部とされる。ここでこの配合量を上記範囲
に限定したのは、30重量部未満であると成形物あるい
は電線被覆層などの外観が不良となりて不都合であり、
また200重量部を越えても同様に良好な外観が得られ
ないためである。
また、上記ベースポリマーに配合されるシランカップリ
ング剤は、ケイ素・有機官能性シランであって、その有
機官能基に、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、ア
ミノ基、メルカプト基のうちのいずれか1種あるいは2
種以上を含むシランカップリング剤が用いられる。具体
的には例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
アセチルシラン、ビニルトリス(β−メトキシ−エトキ
シ)シラン等のビニルシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロl\キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピ
ルトリエトキシシラン等のアミノシラン、γ−[N−(
β−メタクリロキシエチル)−N。
N−ジメチルアンモニウム(クロリド)〕プロピルトリ
メトキシシラン等のメタクリルシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン等のメルカプトシランなど
がある。このようなシランカップリング剤を上記無機充
填剤とともに添加したことにより、このシランカップリ
ング剤が無機物と有機物との間の仲介役となって擬似架
橋して、強度、硬度等の向上に対して有効に作用するも
のと考えられる。そしてこのシランカップリング剤の配
合量は、上記ベースポリマー100重量部に対して0.
05〜5重量部とされる。ここで配合量を上記範囲に限
定したのは、0.05重量部未満であると引張強度、硬
度を向上させる効果が十分得られず、また5重量部を越
えても引張強度や硬度を向上させる効果がそれ以上認め
られないうえに、かえって押出加工性が低下し、かつコ
スト高となる不都合が生じるためである。
また、この発明でベースポリマーに添加されて加硫する
際に使用される加硫剤としては、有機過酸化物が好適に
使用され、例えばジクミルパーオキサイド(DCP)、
2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ
)ヘキシン−3、α、α°−ビス(t−ブチルパーオキ
シン)−p−ジイソプロピルベンゼンなどがある。これ
らのような有機過酸化物は、エチレン−プロピレン共重
合体(EPR)のような不飽和結合を有しない分子構造
のものに対しても架橋反応を起こさしめることができ、
この架橋反応の速度をより高めるためには、上記加硫剤
とともに例えばTAICなどの加硫助剤を用いることも
できる。
また、この混和物には、必要に応じて適宜、加工助剤、
老化防止剤、着色剤などの添加剤を添加することもでき
る。
そして、この混和物の製造に際しては、まず、上記ベー
スポリマー、無機充填剤およびシランカップリング剤を
それぞれ所定中ずつ配合し、パンバリミキサ、ロールブ
レンダなどによって混練りしたのち、上記加硫剤を添加
して、適当な温度により架橋反応を進行せしめて、この
発明の混和物を得る。
このようにして得られた混和物にあっては、EPRある
いは/およびEPDMにケイ素元素を含む無機充填剤と
シランカップリング剤とを配合し、さらに有機過酸化物
を用いて加硫したものであるので、特に無機充填剤とシ
ランカップリング剤とを配合したことが強度や硬度の向
上に対して有効に働き、そしてさらに有機過酸化物を用
いて加硫したので、これらの相乗的な作用によって、よ
り高い引張強度と硬度とを有した混和物が得られる。
また耐熱性や耐候性等が良好なうえ、さらに圧縮永久ひ
ずみが非常に小さく、耐外傷性も非常に良好となるため
、電線、ケーブルなどの被覆層用として好適に使用し得
る。また上記特性を有するものであるので、電線、ケー
ブル等の被覆用材料の他に、各種成形体としても好適に
一使用される。
[実施例] この発明の実施例(4例)および比較例(1例)を、第
1表に示す配合量に従って作成した。
第  1  表 1)EPDM(エチレン−プロL°レンジ゛エン三元系
共重合体) 2)クレー 3)イルカ゛ハクス1010 4)D  CP  (ン゛グミルバーオ材イビ)5)T
AIC(ドリアリルイソノアヌレート)6)γ づミノ
プロピルトリメトNジシラン7)E゛ニルトリエトキシ
シラ ンうして得られた実施例(4例)および比較例(5例)
の混和物を用いて、引張強度および伸び、硬度を測定し
た。引張強度および伸びの測定は、JISK−6301
−1975加硫ゴム物理試験方法の3.引張試験に準拠
して測定した。また硬度の測定は、J l5K−630
1−1975加硫ゴム物理試験方法の5.硬さ試験に準
拠してショアAで測定した。結果を第2表にまとめて示
す。
第  2  表 、第2表より、この発明の実施例の混和物では、比較例
に比べ引張強度および硬度が高いことが明らかである。
これに比較して、シランカップリング剤を添加しなかっ
た比較例では、引張強度、硬度ともに劣ることがわかっ
た。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の混和物は、エチレン−
プロピレンゴム100重量部に対して、ケイ素元素を含
有する無機充填剤30〜200重量部、シランカップリ
ング剤0.05〜5重量部を配合してなる混和物を、有
機過酸化物を用いて加硫してなるものであるので、高い
引張強度と硬度とを有したものとなる。また耐熱性や耐
候性等が良好であるうえに、さらに圧縮永久ひずみが非
常に小さく、耐外傷性も非常に良好となるため、電線、
ケーブルなどの被覆層用として好適に使用し得る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  エチレン−プロピレンゴム100重量部に対して、ケ
    イ素元素を含有する無機充填剤30〜200重量部、シ
    ランカップリング剤0.05〜5重量部を配合してなる
    混和物を、有機過酸化物を用いて加硫してなることを特
    徴とする電線ケーブル被覆用混和物。
JP9305588A 1988-04-15 1988-04-15 電線ケーブル被覆用混和物 Pending JPH01265408A (ja)

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