JPH01264974A - セラミックグリーンシートの製造方法 - Google Patents

セラミックグリーンシートの製造方法

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JPH01264974A
JPH01264974A JP63093410A JP9341088A JPH01264974A JP H01264974 A JPH01264974 A JP H01264974A JP 63093410 A JP63093410 A JP 63093410A JP 9341088 A JP9341088 A JP 9341088A JP H01264974 A JPH01264974 A JP H01264974A
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ceramic green
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和久 市本
Ryoji Iwamura
岩村 亮二
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Tetsuo Miyoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミックグリーンシートの製造方法に係り
、符に幅の広いセラミックグリーンシートな高歩留りで
製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
セラミックグリーンシートは、ドクターグレード法によ
って製造されている。ドクターブレード法とは、セラミ
ック工材、焼結助剤等の無愼物粉末と1慎バインダー、
可塑剤寺の有機物に浴剤を加えて混合したスラリーを、
キャリアフィルム上にgfltされたドクターブレード
を有するダムへ注入し、キャリアフィルムを一足方向へ
移動させ、スラリーをドクターブレードとキャリアフィ
ルムの間隙を通過させてキャリアフィルム上に一定の厚
みに塗工し、乾燥によって浴剤を蒸発させて固化しグリ
ーンシートとする方法である。
ここで、乾燥方式としては昭和60手11月1日C株)
リアライズ社発行の「ファインセラミックスの新製遺失
とプロセス自動化技術」に記載されているように、自然
乾燥では10〜15時間も斐丁るので生産性や品質の面
から見て強制乾燥を行っている。強制乾燥はキャリアフ
ィルム上に塗工されたスラリーの膜に熱風を与えて除々
に乾燥させる方式で、乾燥炉を用いる。
グリーンシートの乾燥においては、膜割れの発生を防止
することが生殖性、品質の面から重要な課題である。膜
割れについては、上記文献に記載されているように、例
えば20mの炉長の乾燥炉の場合、入口から7〜13m
までの所で乾燥が終了するため、ここまでの温良及び風
速の状態か重要であり、急激な乾燥を避ける必要かある
。常温の入口から緩やかに温度を上昇させ、熱風の吹出
口と吸込口を調整してノ虱速も幅方向で均一にすること
が大切とされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、幅の広い大面積のグリーンシートを得る場合、
幅方向で温度、風速とも均一にすることが困難で乾燥ム
ラを生じやすく、膜割れの発生率か高くなるという問題
かあった。さらに、幅方向で温度、ノ虱速とも均一に設
定できた場合であっても、幅方向の両端に近い部分より
も中央部の方が蒸発して生じろ浴剤の濃度が高(なるた
め、溶剤が蒸発してグリーンシートが収縮する時期は中
央部より端部で早くなる。これにより、最後に乾燥する
中央部から割れか発生するという問題があった。
本発明の目的は、乾燥時に割れを発生させることなく幅
の広いグリーンシートの製造方法を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、ドクターブレード法によるセラミックグリ
ーンシートの製造方法において、キャリアフィルム上に
塗工したスラリーがら溶剤を蒸発させてセラミックグリ
ーンシートを乾燥する乾脈工橙で、該セラミックグリー
ンシートの幅方向両端部よりも中央部を先に乾燥させる
セラミックグリーンシートの製造方法によって達成され
る。また前記乾燥を前記セラミックグリーンシートの幅
方向両端より中央部のノ虱速を大きくすることにより行
なってもよく、また、前記乾燥を前記セラミックグリー
ンシートの幅方向両端より中央部の温度を烏くすること
により行なってもよい。
〔作用〕
乾燥によるグリーンシートの収顛は、溶剤に浴けている
有機バインダーが浴剤の蒸発によって収縮し、セラミッ
ク主材や焼結助剤等の無機@粒子を引き寄せることによ
って生じろ。したかつて、例えば、グリーンシートの幅
方向で端から乾燥が進んでいった場合、最埃に未乾床狽
域か中央部分に残る。有機バインダーの結合力は乾燥し
ている部分よりも、溶剤で膨潤している未乾燥部分の刀
か弱(、このため中央部では、内側から収紬によって発
生する応力で割れが発生することになる。
このため本発明では、上記構成により中央部分から両端
に向けて乾燥収縮を行なわせるので、結合力の弱い未乾
燥部分か端部になり、収縮によって生じた応力を端部へ
逃がすことができるため、割れの発生を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第3図を用いて説明す
る。
〈実施例1〉 第1図は、本発明のセラミックグリーンシートの製造方
法を行うための装置の実施例1である。
ここで、本実施例のグリーンシートのl!!!遺に用い
たスラリーの成分と製造方法を述べろ。主成分としてア
ルミナ(90重量部)を用い、焼結助剤としてタルク(
6重量部)とクレイ(4重重都〕を65加している。有
機物は、バインダーとしてPVB(5M重都)を、可塑
剤としてDBPC2重i都)を使用した。これらの原料
に有機浴剤としてトリクロルエチレン、テトラクロルエ
チレン、ルーブタノールの混合液(40重を部)を范加
して24時間混合した後、真空脱泡を行い粘度15,0
00C7:+y  のスラリーを製造した。
本実施例で用いた装置は第1図に示すようにスラリー2
をキャリアフィルム5上に載置されたドクターブレード
5を有するダム4へ供給し、コンベアベルト6と共にキ
ャリアフィルム5を第1図の矢印の方向へ移動させ、ス
ラリー2をドクター7’L/−ト5トキャリアフイルム
5の間隙を通過すせてキャリアフィルム5上に一定の厚
みに塗工し、乾燥炉8で溶剤を蒸発させてグリーンシー
ト1を製造″fる、いわゆるドクターブレード法におい
て、全長20mの乾燥炉内に入口から6mの部分に温風
吹出ロアα〜7eを装置しである。
キャスティング条件としては、ダム4の幅を1m1 ド
クターグレード3とキャリアフィルム5とノ間’M ハ
0.5 mm1コンベアベルト6及びキャリアフィルム
5の搬送速度は0.31宛ルであり、乾燥炉は入口で常
温23℃、出口で120℃に設定した。
まず、温風吹出ロアα〜7eを閉の状態にし本発明の方
法を用いない場合、温風吹出ロアα〜7gから2m後方
(入口より5m)付近で割れが発生し、シートの歩留り
が30チであった。
また、全ての温風吹出口より常温23℃の風を送風し、
幅方向の風速か(15mls e cで均一になるよう
に、B定(温風吹出口の前方0.2771の位置で測定
)した場合、割れの発生位置か0.5771前方へ移動
(入口より4.5m付近)し、割れがやや減少したか歩
留りにして45%であった。
そこで、次に本発明の特徴である乾燥方法、すなわち幅
方向で雨漏まりも中央部から先に乾燥が進む方法を実施
した。温風吹出口からのa量を7Cで増加し、7α、及
び7eで減少させ、中央部の風速が0.55m/sgc
で最大、端部が0.25m汐εCで最小になり、その間
が緩やかな風速のカーブを形成するように設定したとこ
ろ(温息吹出口の前方0.2mの位置で測定)割れの発
生がなくなり、歩留り1 [10%でグリーンシートを
得らi、た。
〈実施例2〉 第2図は本発明のセラミックグリーンシートの製造方法
を行うための装置の実施例2である。
第2図で乾燥炉8内を除き他の構成部分は第1図と同様
である。本実施例では、4つのゾーンから成る全長20
mの乾燥炉8の各ゾーンの境界部分に風速制御板9を設
置した。通常、乾燥炉の各ゾーンではそれぞれ独立して
温風の吸排気を行っているため、各ゾーン間に気圧差を
生じ境界部分でグリーンシート上に大きな風の流れが発
生し、割−れの原因となることが多い。そこで、本実施
例では、割れが多発する第1ゾーンと第2ゾーンの境界
部分(入口より4m)に、中央部分で両94部分よりも
グリーンシートとのギャップが大きくなる風速制御板9
を設置し、ここに発生する風速が中央部分で最大になる
ようにした(中央部0.4mρεC1゛端部0.55m
/rtc  )ところ、実施例1と同じキャスティング
条件の場合(第1図の温風吹出ロアα〜7−は除去した
)、割れが減少し、歩留りか6籐から90チに向上した
〈実施例6〉 第6図は本発明のセラミックグリーンシートの製造方法
を行うだめの装置の実施例5である。
実り例1及び実施例2では、乾燥炉8内の風速を幅方向
の中央部で最大にすることにより、中央1部の乾燥速度
を両端部よりも速くする方法を用いた実施例を示したが
、実施例3ではシートの幅方向に温度分布を付与するこ
とにより、乾燥速度を制御する。
第5図で乾燥炉8内を除き他の構成部分は第1図及び第
2図と同様である。乾燥炉8日にはグリーンシートを搬
送するコンベアベルト6の下部にヒーター11を内部に
設けた加熱板10を固定した。
固定位置は、入口の2.5m f方から6.5mまでの
全長1mである。
ヒータ−11Vc通電し、加熱量をコン)o−ルしてグ
リーンシート1のない状態でキャリアフィルム5の表面
温度が中央部で破大(1[55℃、端部で厳小憧28℃
になり、その間が緩やかな温度のカーブになるよう設定
した。キャリアフィルムの上方は25℃で常温(26℃
)K、近い状態である。
ここで、実施例1及び実施例2のキャスティング条件で
グリーンシートを製造したところ、ヒーターを加熱しな
い場合よりも割れの発生か減少し、歩留りが30%から
95%に向上した。
〔発明の効果〕
本発明によれは、幅中央から乾燥し収稲により発生する
応力を福岡端部へ逃が丁ため、幅の広いグリーンシート
であっても乾燥による割れの発生な抑制し鍋歩留りのグ
リーンシートを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第5図はそれぞれ不発明の異なる実施
例を示す糾視図である。 1・・・グリーンシート  2・・・スラリー6・・・
ドクターブレード 7・・・温度吹出口8・・・乾燥炉
      9・・・K速制御板10・・・加熱板 第 2 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ドクターブレード法によるセラミックグリーンシー
    トの製造方法において、キャリアフィルム上に塗工した
    スラリーから溶剤を蒸発させてセラミックグリーンシー
    トを乾燥する乾燥工程で、該セラミックグリーンシート
    の幅方向両端部よりも中央部を先に乾燥させることを特
    徴とするセラミックグリーンシートの製造方法。
  2. 2.前記乾燥を前記セラミックグリーンシートの幅方向
    両端より中央部の風速を大きくすることにより行うこと
    を特徴とする請末項1記載の方法。
  3. 3.前記乾燥を前記セラミックグリーンシートの幅方向
    両端より中央部の温度を高くすることにより行うことを
    特徴とする請求項1または2記載の方法。
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EP2599603A3 (de) * 2011-12-02 2014-07-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung Vorrichtung zur Herstellung von Grünfolien aus keramischem und/oder metallischem Werkstoff

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