JP2614961B2 - 無機質焼成体の製造方法 - Google Patents

無機質焼成体の製造方法

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JP2614961B2
JP2614961B2 JP4189180A JP18918092A JP2614961B2 JP 2614961 B2 JP2614961 B2 JP 2614961B2 JP 4189180 A JP4189180 A JP 4189180A JP 18918092 A JP18918092 A JP 18918092A JP 2614961 B2 JP2614961 B2 JP 2614961B2
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無機質焼成体の製造方
法、特に、セメント粉体と、ガラス質成分を含む無機質
粉体とを必須成分とする無機質焼成体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、陶
磁器素地の表面に施釉する場合、陶磁器素地の乾燥した
表面は多孔質であり、釉成分を水に分散させた釉薬の水
分を吸収しやすいので、釉成分が表面に密着しやすく、
施釉適性に優れている。
【0003】しかしながら、セメント粉体と、ガラス質
成分を含む無機質粉体とを必須成分とする無機質成形体
を持ち運べる程度に水和硬化させると、その表面が緻密
になるため、陶磁器素地と同様に施釉しても、釉薬が無
機質成形体の表面を流動して均一に塗布できず、これを
焼成しても、釉めくれが生じたり、釉面に色ムラやクラ
ックが生じるという問題点がある。
【0004】本発明にかかる無機質焼成体の製造方法
は、前記問題点に鑑み、釉めくれが生ぜず、釉面に色ム
ラやクラックが生じない無機質焼成体の製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するため、鋭意研究の結果、無機質成形体の表面温
度を50℃以上にして施釉すると、釉薬を均一に塗布で
き、焼成しても釉めくれが生じないことに着目し、この
知見に基づいて本願発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本願発明にかかる請求項1の要
旨は、セメント粉体と、ガラス質成分を含む無機質粉体
とを必須成分とした無機質成形体の表面温度を50℃以
上とし、該表面に施釉して焼成することを特徴とする無
機質焼成体の製造方法にある。また、本願発明にかかる
請求項2の要旨は、セメント粉体と、ガラス質成分を含
む無機質粉体とを必須成分とした無機質成形体を、養生
乾燥炉内で水和硬化させ、かつ、表面温度を50℃以上
に加熱乾燥した直後に、施釉して焼成することを特徴と
する無機質焼成体の製造方法にある。
【0007】本願発明の必須成分であるセメント粉体と
しては、例えば、普通ポルトランドセメント,早強ポル
トランドセメント,超早強ポルトランドセメント,アル
ミナセメント,フライアッシュセメント,高炉スラグセ
メント等が挙げられる。
【0008】同じく必須成分であるガラス質成分を含む
無機質粉体としては、例えば、シラス,フライアッシ
ュ,スラグ,抗火石,板ガラス粉砕品,ガラス繊維から
なるもの等が挙げられる。ただし、この無機質粉体のガ
ラス質成分は50重量%以上であることが必要である。
ガラス質成分が50重量%以下であると、強度に寄与し
ない成分が相対的に増加するため、所望の強度が得られ
ないからである。そして、前記無機質粉体はセメント粉
体30重量部に対して20ないし80重量部の割合で添
加することが望ましい。おおむね、20重量部以下であ
ると、焼成しても十分な強度が得られないからであり、
80重量部以上であると、養生硬化しても成形体がくず
れやすいので、取り扱いが不便だからである。
【0009】前記無機質成形体は前記セメント粉体およ
び無機質粉体を必須成分とするが、必要であれば骨材,
結合剤等の添加剤を添加してもよい。
【0010】前記骨材は前記セメント粉体と前記無機質
粉体との成形体内部における分布を均一にし、焼成体の
強度を高めるために添加されるものであり、例えば、珪
砂,珪石,シャモット,川砂等が挙げられ、その他ワラ
ストナイト,セラミックファイバーのような繊維状のも
のを併用することにより、より一層強度を高めることが
できる。そして、前記骨材は、セメント粉体30重量部
に対して10ないし50重量部の割合で添加することが
望ましい。おおむね、10重量部以下であると、添加の
効果が不十分であり、50重量部以上であると、結合に
寄与しない骨材が相対的に増加し、所望の強度が得られ
ないからである。
【0011】前記結合剤等の添加剤は無機質成形体の強
度を高めるために添加されるものであり、例えば、ポバ
ール,メチルセルロースの他、ワックス乳剤,高性能減
水剤等が挙げられる。これらは必要に応じて数重量部以
下で添加される。
【0012】無機質成形体の成形は、例えば、セメント
粉体,無機質粉体,骨材,結合剤等の添加剤および水等
を所定の割合で混練機に投入して所定時間混練した後、
得られた混練物を真空押し出し機,プレス成形機等の既
存の方法で成形することができる。
【0013】前記無機質成形体を水和硬化させて乾燥す
る場合には、水和硬化を促進しつつ、急激な水分の蒸発
によるクラックの発生を防止する必要がある。このた
め、乾燥初期には低温で適度な湿気を含む熱風を吹き付
けて水和硬化を図り、以後、徐々に温度を上昇させて水
和硬化後に残留する過剰水を蒸発させることが好まし
い。したがって、養生乾燥炉内に無機質成形体を収納
し、吹き付ける熱風の温度,湿度を徐々に変化させるこ
とにより、水和硬化させて乾燥してもよい。
【0014】また、図1に示すように、養生乾燥炉1内
の搬送手段2に無機質成形体3を載置する一方、前記養
生乾燥炉1の出口近傍から吹き込んだ温度60℃ないし
200℃の熱風を養生乾燥炉1の入口近傍から排出する
ことにより、養生乾燥してもよい。前記養生乾燥炉1内
の搬送手段2としては、金属ローラコンベアの他、例え
ば、メッシュベルト,セラミックローラ,アルミナロー
ラ等が挙げられる。
【0015】乾燥時間は、無機質成形体の形状,大き
さ,成分組成の他、所望の乾燥の程度などに応じて異な
るが、10〜40時間程度が適当である。
【0016】また、養生乾燥炉は、前述のものに限ら
ず、図2に示すように、生産性の高い多段式コンベアを
搬送手段2とするものであってもよい。なお、4は乾燥
させた無機質成形体3を取り出すための移動装置であ
る。
【0017】さらに、養生乾燥炉は、図3に示すよう
に、連続して移動する搬送手段を使用する場合に限ら
ず、無機質成形体3を収納したパレット5を台車6に積
み重ね、台車6を移動させて水和硬化させつつ、乾燥す
るものであってもよい。なお、7は、パレット5を台車
6から所定の位置に運ぶためのリフトであり、4は、パ
レット5から無機質成形体3を取り出すための移動装置
である。
【0018】施釉は、水和硬化した無機質成形体3に釉
薬を塗布する工程であり、施釉する際の無機質成形体3
の温度は50℃以上、特に、60℃ないし80℃である
ことが好ましい。50℃以下になると、釉薬の水分が十
分に蒸発しないからである。但し、100℃程度より高
温にしても効果は変わらない。
【0019】さらに、塗布する釉薬の成分等は特に限定
するものではないが、通常、釉成分を水に分散させて泥
漿の形で行なうのが一般的であり、既存のものから任意
に選択できる。
【0020】そして、釉薬の塗布方法はスプレー掛けの
他、浸し掛け,注ぎ掛け等の方法から任意に選択でき
る。特に、図1ないし図3において示した製造工程にお
いては養生乾燥した直後に、コンベア12に載置した無
機質成形体3に施釉スプレー10で釉薬11を順次塗布
するので、熱損失がなく、エネルギーコストを低減でき
るという利点がある。
【0021】焼成は、無機質成形体およびその表面に塗
布した釉薬を焼き固める工程であり、既存の方法から任
意に選択できる。
【0022】
【実施例】次に、本発明にかかる実施例を説明する。 (実施例1)セメント24重量%、抗火石24重量%、
軟質ガラス粉12重量%、メチルセルロース1重量%、
シャモット6重量%、ワラストナイト6重量%、硅砂1
2重量%、水15重量%を混練して混練物を得、この混
練物を真空押し出し機にて巾200mm,厚さ20m
m.長さ900mmの板状体に成形して無機質成形体を
得た。
【0023】ついで、この無機質成形体を図1において
示した養生乾燥炉とほぼ同様な構造を有する全長40m
の養生乾燥炉で水和硬化させつつ、乾燥した。養生,乾
燥に要した時間は12時間であり、搬送手段には金属ロ
ーラコンベアを用いた。乾燥方法は、前記養生乾燥炉1
の出口近傍から温度80〜100℃の乾燥した熱風を吹
き込むことにより、無機質成形体を養生硬化させつつ、
乾燥させた。なお、前記養生乾燥炉の入口近傍から排出
される際の熱風は温度40〜60℃、湿度80%RHで
あった。そして、養生乾燥した直後の無機質成形体の表
面を目視して観察したところ、その表面にクラックは見
受けられず、適宜抜き取って持ち運んでも破損しなかっ
た。
【0024】次に、養生乾燥炉から出た直後の無機質成
形体(表面温度60〜80℃,含水率0.5%)に釉薬
を約800g/cmの割合でエアスプレーによって塗
布した。すると、塗布直後に釉薬の水分が蒸発し、塗布
した釉薬が無機質成形体の表面を流れることなく均一に
付着した。なお、釉薬には、石英44重量%,硼砂33
重量%,酸化鉄15重量%,長石1.5重量%,カリ硝
石4重量%,炭酸バリウム2.5重量%の割合で混合し
て得られた混合物100重量部に対して水60重量部を
添加,混練した物を使用した。
【0025】(比較例1)実施例1と同様に処理して得
た無機質成形体を室内に1日間放置して常温で充分に水
和硬化させた後、温度150℃の乾燥炉内で4時間乾燥
した後、常温まで冷却して無機質成形体を得た。そし
て、この無機質成形体に実施例1と同一の釉薬を同一条
件で施釉した。しかし、塗布した釉薬は無機質成形体の
表面を流れてくぼみに溜まった。さらに、この無機質成
形体を焼成したところ、釉めくれが生じ、しかも、残存
する釉面の厚さも不均一であり、釉面にはクラックが生
じていた。
【0026】以上の結果から、本願発明にかかる実施例
によれば、釉めくれが生じないだけでなく、釉面が均一
な厚さになり、釉面に色ムラやクラックが生じないこと
がわかった。これは、実施例によれば、釉掛けする際の
無機質成形体の表面温度が比較例よりも高いので、塗布
した釉薬の水分が瞬間的に蒸発して釉成分が無機質成形
体の表面に密着し、従来例のように釉薬が流動してくぼ
みに溜まることがないためであると考えられる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求項1の無機質成形体の製造方法によれば、
表面が所定温度の無機質成形体に釉薬を塗布するので、
塗布した直後に釉薬の水分が蒸発して無機質成形体の表
面に釉成分が密着することになり、焼成しても釉めくれ
が生ぜず、釉面に色ムラやクラックが生じない。しか
も、請求項2によれば、前述と同様の効果に加え、加
熱,乾燥した直後の無機質成形体の表面に施釉するの
で、熱損失がなく、エネルギーコストを低減できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる一実施例にかかる養生乾燥
炉の概略断面図である。
【図2】 本願発明にかかる他の実施例にかかる養生乾
燥炉の概略断面図である。
【図3】 本願発明にかかる別の実施例にかかる養生乾
燥炉の概略断面図である。
【符号の説明】
1…養生乾燥炉、2…搬送手段、3…無機質成形体、1
0…施釉スプレー、11…釉薬。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント粉体と、ガラス質成分を含む無
    機質粉体とを必須成分とした無機質成形体の表面温度を
    50℃以上とし、該表面に施釉して焼成することを特徴
    とする無機質焼成体の製造方法。
  2. 【請求項2】 セメント粉体と、ガラス質成分を含む無
    機質粉体とを必須成分とした無機質成形体を、養生乾燥
    炉内で水和硬化させ、かつ、表面温度を50℃以上に加
    熱乾燥した直後に、施釉して焼成することを特徴とする
    無機質焼成体の製造方法。
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