JPH01264175A - 渦巻状電極群の製造方法 - Google Patents
渦巻状電極群の製造方法Info
- Publication number
- JPH01264175A JPH01264175A JP9030588A JP9030588A JPH01264175A JP H01264175 A JPH01264175 A JP H01264175A JP 9030588 A JP9030588 A JP 9030588A JP 9030588 A JP9030588 A JP 9030588A JP H01264175 A JPH01264175 A JP H01264175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- current collector
- base material
- collector rod
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 16
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000011149 active material Substances 0.000 claims abstract description 16
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 239000011255 nonaqueous electrolyte Substances 0.000 claims description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N manganese dioxide Chemical compound O=[Mn]=O NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 description 1
- WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N Lithium Chemical compound [Li] WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 229910052744 lithium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/04—Cells with aqueous electrolyte
- H01M6/06—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid
- H01M6/10—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid with wound or folded electrodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、円筒形非水電解液電池の渦巻状電極群の製造
方法に関し、さらに詳しくは、良品の歩留りが優れた渦
巻状電極群の製造方法に関する。
方法に関し、さらに詳しくは、良品の歩留りが優れた渦
巻状電極群の製造方法に関する。
(従来の技術)
一般的に、円筒形非水電解液電池は正争負両極板をセパ
レータを介して渦巻状に巻き込んだ電極群から構成され
ている。
レータを介して渦巻状に巻き込んだ電極群から構成され
ている。
従来、この渦巻状電極群の製造方法としては、例えば、
極板の2倍以上の長さを有するセパレータの中央部を断
面半円形状の一対の半割回転軸で挟み、この状態で回転
軸を回転させながら両極板との間にセパレータを介在さ
せて巻回し渦巻状電極群とするものが特開昭61−74
267号公報に開示されている。また、正極板または負
極板の少なくとも一方をセパレータで包み込んだ後、両
極板を重ね合わせて一方の極板の端部を断面半円形状の
一対の半割回転軸で挟み込み、この状態で回転軸を回転
させながら両極板を巻き込んで渦巻状電極群とするもの
が特開昭54−45744号公報に開示されている。
極板の2倍以上の長さを有するセパレータの中央部を断
面半円形状の一対の半割回転軸で挟み、この状態で回転
軸を回転させながら両極板との間にセパレータを介在さ
せて巻回し渦巻状電極群とするものが特開昭61−74
267号公報に開示されている。また、正極板または負
極板の少なくとも一方をセパレータで包み込んだ後、両
極板を重ね合わせて一方の極板の端部を断面半円形状の
一対の半割回転軸で挟み込み、この状態で回転軸を回転
させながら両極板を巻き込んで渦巻状電極群とするもの
が特開昭54−45744号公報に開示されている。
ところが、両者とも渦巻状電極群を形成した後に回転軸
を取り除くために、渦巻状電極群の中心部に空洞ができ
体積効率が低下するばかりか1回転軸を抜き取る際にセ
パレータがずれて内部短絡を招くおそれがあある。
を取り除くために、渦巻状電極群の中心部に空洞ができ
体積効率が低下するばかりか1回転軸を抜き取る際にセ
パレータがずれて内部短絡を招くおそれがあある。
そこで、ラスメタル、パンチトメタルあるいは金網等の
導電基材に活物質を担持させた一方の極板の一端に集電
棒をスポット溶接等により固定した後、極板の2倍以上
の長さを有するセパレータを用いて集電棒側を包み込む
ようにして一方の極板を覆い、上記集電棒を巻き芯とし
てセパレータ及び他方の極板とともに巻回して渦巻状電
極群とするものが実公昭60−33574号公報に開示
されている。
導電基材に活物質を担持させた一方の極板の一端に集電
棒をスポット溶接等により固定した後、極板の2倍以上
の長さを有するセパレータを用いて集電棒側を包み込む
ようにして一方の極板を覆い、上記集電棒を巻き芯とし
てセパレータ及び他方の極板とともに巻回して渦巻状電
極群とするものが実公昭60−33574号公報に開示
されている。
ところが、このものは集電棒を軸にして両極板を巻き始
めるときにセパレータがスリップするために、集電棒に
セパレータを確実に巻き付けることができない問題があ
る。
めるときにセパレータがスリップするために、集電棒に
セパレータを確実に巻き付けることができない問題があ
る。
そこで、集電棒を包み込むようにして一方の極板をセパ
レータで覆い、導電基材露出部にセパレータを溶着固定
して一方の極板に一体化させることが特開昭60−79
672号公報に開示されている。
レータで覆い、導電基材露出部にセパレータを溶着固定
して一方の極板に一体化させることが特開昭60−79
672号公報に開示されている。
ところが、このものはセパレータを導電基材に融着させ
ているため1巻回開示時にセパレータに大きな張力が加
わると融着部が剥がれてしまうとともに、セパレータが
破れて内部短絡を引き起こす恐れがある。また、このセ
パレータの剥がれを防止するために、融着部分を広くと
ろうとすると、活物質を除去し導電基板露出部を広くし
なければならず、極板容量の損失となる。しかも、セパ
レータの融着を高めるには、活物質を完全に除去しなけ
ればならないため、その除去作業が面倒になるという問
題がある。
ているため1巻回開示時にセパレータに大きな張力が加
わると融着部が剥がれてしまうとともに、セパレータが
破れて内部短絡を引き起こす恐れがある。また、このセ
パレータの剥がれを防止するために、融着部分を広くと
ろうとすると、活物質を除去し導電基板露出部を広くし
なければならず、極板容量の損失となる。しかも、セパ
レータの融着を高めるには、活物質を完全に除去しなけ
ればならないため、その除去作業が面倒になるという問
題がある。
そこで本発明者らは、本件特許出願に先行する出願(特
願昭61−310757号)で、一方の極板を構成する
導電基材の一端側に固定した集電棒を包み込むように帯
状セパレータで覆った後、集電棒と導電基材の接続部近
傍にセパレータを押さえ板にて押し込み、この状態で集
電棒を軸にしてセパレータを介して一方の極板と他方の
極板とを巻回し、セパレータが両極板間に挟み込まれた
ときに押さえ板を抜き取ることを特徴とする製造方法を
提案した。
願昭61−310757号)で、一方の極板を構成する
導電基材の一端側に固定した集電棒を包み込むように帯
状セパレータで覆った後、集電棒と導電基材の接続部近
傍にセパレータを押さえ板にて押し込み、この状態で集
電棒を軸にしてセパレータを介して一方の極板と他方の
極板とを巻回し、セパレータが両極板間に挟み込まれた
ときに押さえ板を抜き取ることを特徴とする製造方法を
提案した。
(発明が解決しようとする課題)
上記製造方法を用いると、正・負両極板の巻回開始時に
、セパレータを押え板により導電基材と集電棒との間に
押し込みながら巻回することになる。このため、セパレ
ータを導電基材と集電棒との間に確実に保持することが
でき、渦巻状電極群を容易に製造することができる。
、セパレータを押え板により導電基材と集電棒との間に
押し込みながら巻回することになる。このため、セパレ
ータを導電基材と集電棒との間に確実に保持することが
でき、渦巻状電極群を容易に製造することができる。
しかしながら、上記方法にあっては、押え板によるセパ
レータの抑圧を解除するとセパレータが導電基材と集電
棒との間から抜は出てしまうため、押え板が両極板間に
挟み込まれた後に押え板を抜き取ることになる。このた
め、押え板を抜き取る際に、両極板間に挟み込まれたセ
パレータが押え板とともに引張られ、セパレータのズレ
や破損が生じ、内部短絡発生の原因となることがあった
。
レータの抑圧を解除するとセパレータが導電基材と集電
棒との間から抜は出てしまうため、押え板が両極板間に
挟み込まれた後に押え板を抜き取ることになる。このた
め、押え板を抜き取る際に、両極板間に挟み込まれたセ
パレータが押え板とともに引張られ、セパレータのズレ
や破損が生じ、内部短絡発生の原因となることがあった
。
そこで、本発明にあっては前記問題点を解決して良品の
歩留りに優れた渦巻状電極群の製造方法を提供すること
を目的とする。
歩留りに優れた渦巻状電極群の製造方法を提供すること
を目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記問題点を解決するための手段として1本発明におい
ては、活物質を担持させた導電基材端部側の基材露出部
に集電棒を接続してなる一方の極板と、他方の極板との
間に前記集電棒側を包み込むようにして前記一方の電極
を覆う帯状のセパレータを介在させ、巻回開始時に該セ
パレータを基材露出部の活物質担持側の集電棒と導電基
材との接続部近傍で押え板により押圧しつつ前記集電棒
を軸として前記両極板を巻回してなる円筒形非水電解液
電池の渦巻状電極群の製造方法において、前記集電棒を
基材露出部の長さをLとした一方の極板に、導電基材端
部から集電棒接続部までの長さ又および集電棒の半径r
との間にr<l 、l+r<L<1+3r なる関係が成立するようにして、接続・固定し、前記セ
パレータに基材露出部から活物質側に向かうテンション
をかけつつ巻回を開始するとともに、セパレータが集電
棒と導電基材との間に挟持されたときに押え板を抜去す
ることを特徴とする。
ては、活物質を担持させた導電基材端部側の基材露出部
に集電棒を接続してなる一方の極板と、他方の極板との
間に前記集電棒側を包み込むようにして前記一方の電極
を覆う帯状のセパレータを介在させ、巻回開始時に該セ
パレータを基材露出部の活物質担持側の集電棒と導電基
材との接続部近傍で押え板により押圧しつつ前記集電棒
を軸として前記両極板を巻回してなる円筒形非水電解液
電池の渦巻状電極群の製造方法において、前記集電棒を
基材露出部の長さをLとした一方の極板に、導電基材端
部から集電棒接続部までの長さ又および集電棒の半径r
との間にr<l 、l+r<L<1+3r なる関係が成立するようにして、接続・固定し、前記セ
パレータに基材露出部から活物質側に向かうテンション
をかけつつ巻回を開始するとともに、セパレータが集電
棒と導電基材との間に挟持されたときに押え板を抜去す
ることを特徴とする。
ここにおいて、導電基材端部から集電棒接続部までの長
さ交と、集電棒の半径rとの関係が11文であると、セ
パレータにかけるテンションが集電棒に作用してセパレ
ータを導電基材端部に係止することができず、両極板の
巻回時にセパレータと集電棒との間にスリップが生じ、
円滑な巻回操作が妨げられるとともに、セパレータにシ
ワが生ずる。
さ交と、集電棒の半径rとの関係が11文であると、セ
パレータにかけるテンションが集電棒に作用してセパレ
ータを導電基材端部に係止することができず、両極板の
巻回時にセパレータと集電棒との間にスリップが生じ、
円滑な巻回操作が妨げられるとともに、セパレータにシ
ワが生ずる。
一方、基材露出部の長さLを、文+r≧Lの関係にする
と、集電棒接続部から導電基材上に担持した活物質まで
の長さ、すなわち押え板でセパレータを押圧する部分の
長さが確保できなくなる。また、L≧u+3 rの関係
にすると、基材露出部が過剰となり、活物質の量が制限
されて、渦巻状電極群の容量にロスを生ずることになる
。
と、集電棒接続部から導電基材上に担持した活物質まで
の長さ、すなわち押え板でセパレータを押圧する部分の
長さが確保できなくなる。また、L≧u+3 rの関係
にすると、基材露出部が過剰となり、活物質の量が制限
されて、渦巻状電極群の容量にロスを生ずることになる
。
さらに、押え板は、セパレータをその幅全体に亘って均
一に押圧することができるように、セパレータに比べて
幅広とするとともに、厚さを集電棒の直径の1/20−
1/2に設定することが望ましい、この場合、押え板の
厚さを集電棒の直径の1/20より小さくすると板厚が
少な過ぎて、セパレータを押圧するのに十分な強度が得
られず、板厚を1/2より大きくするとセパレータを押
圧する部分の長さに比べて板厚が過剰となりセパレータ
を集電棒と導電基材との間に確実に押し込むことができ
なくなる。
一に押圧することができるように、セパレータに比べて
幅広とするとともに、厚さを集電棒の直径の1/20−
1/2に設定することが望ましい、この場合、押え板の
厚さを集電棒の直径の1/20より小さくすると板厚が
少な過ぎて、セパレータを押圧するのに十分な強度が得
られず、板厚を1/2より大きくするとセパレータを押
圧する部分の長さに比べて板厚が過剰となりセパレータ
を集電棒と導電基材との間に確実に押し込むことができ
なくなる。
尚、セパレータ、活物質および導電基材は既存のものを
使用することができるが、セパレータと押え板の素材は
両者間の摩擦が少ないものであることが望ましく、一方
集電棒とセパレータとは巻回時に両者のスリップが生じ
ないよう両者間の摩擦が大きい素材を用いることが望ま
しい、また、集電棒の導電基材への固定も溶接等の通常
の方法により行なえばよい。
使用することができるが、セパレータと押え板の素材は
両者間の摩擦が少ないものであることが望ましく、一方
集電棒とセパレータとは巻回時に両者のスリップが生じ
ないよう両者間の摩擦が大きい素材を用いることが望ま
しい、また、集電棒の導電基材への固定も溶接等の通常
の方法により行なえばよい。
(作用)
渦巻状電極群の製造方法を以上のようにすれば1巻回開
始時、セパレータは導電基材端部と集電棒接続部近傍の
2箇所で固定されているので巻回操作に伴なうセパレー
タのズレが確実に防止され、巻回操作が円滑に行なえる
とともに、押え板は両極板間に巻き込まれる直前に抜去
されるので従来の製造方法のように押え板の抜去に伴な
うセパレータのズレや破れが有効に防止される。
始時、セパレータは導電基材端部と集電棒接続部近傍の
2箇所で固定されているので巻回操作に伴なうセパレー
タのズレが確実に防止され、巻回操作が円滑に行なえる
とともに、押え板は両極板間に巻き込まれる直前に抜去
されるので従来の製造方法のように押え板の抜去に伴な
うセパレータのズレや破れが有効に防止される。
(発明の実施例)
実施例
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
厚さ0.15mll1.幅26謹■、長さ20cmc7
)SUS304ステンレス製ラスメタシラスメタル網体
電基材1の表面に、その端部から長さL=3mmの基材
露出部1aが形成されるように活物質の焼成MnO2に
黒鉛およびポリテトラフルオロエチレンを混合した正極
合剤2を0.3mmの厚さに担持させて正極板3を製造
した。
)SUS304ステンレス製ラスメタシラスメタル網体
電基材1の表面に、その端部から長さL=3mmの基材
露出部1aが形成されるように活物質の焼成MnO2に
黒鉛およびポリテトラフルオロエチレンを混合した正極
合剤2を0.3mmの厚さに担持させて正極板3を製造
した。
ついで、前記基材露出部la上の導電基材端部から長さ
文が交=1.2mmの位置に、半径r = l l1m
、長さ3 、IC11(7)SUS304ステ7レス製
の集電棒4をスポット溶接により導電基材1を横切るよ
うに接続・固定した(第1図、第2図)。
文が交=1.2mmの位置に、半径r = l l1m
、長さ3 、IC11(7)SUS304ステ7レス製
の集電棒4をスポット溶接により導電基材1を横切るよ
うに接続・固定した(第1図、第2図)。
しかるのち、前記集電棒4を取着した正極板3を、その
2倍以上の長さを有するポリプロピレン製不織布からな
る厚さ0.1mm、幅28mmの帯状セパレータ5で集
電棒側を包み込むようにして覆った。このセパレータ5
に前記基材露出部1aから活物質側へ向かうテンション
をかけ、第3図に示すように、セパレータ5を導電基材
1の端部に係止した。
2倍以上の長さを有するポリプロピレン製不織布からな
る厚さ0.1mm、幅28mmの帯状セパレータ5で集
電棒側を包み込むようにして覆った。このセパレータ5
に前記基材露出部1aから活物質側へ向かうテンション
をかけ、第3図に示すように、セパレータ5を導電基材
1の端部に係止した。
次に、この正極板3と、リチウムからなる負極板6とを
第4図に示すように重ね合わせ、前記セパレータ5を集
電棒4と活物質2との間の基材露出部la上で押え板7
により押圧1しつつ集電棒4を回転し、前記両極板3.
6の集電棒4への巻回を開始した。第5図は、集電棒4
を%回転したときの状態を示したもので、集電棒4の回
転によりセパレータ5は集電棒4と基材露出部1aの導
電基材lとにより確実に挟持された。この状態となった
ときに、第6図に示すように前記押え板7を抜去して、
セパレータ5の押圧を解放した。前記の如く、セパレー
タ5は付与されたテンションにより導電基材lの端部に
係止されるとともに、集電棒の導電基材との接続部近傍
で集電棒4と導電基材lとにより確実に挑持されている
ので、巻回操作によってスリップを生ずることがなかっ
た。
第4図に示すように重ね合わせ、前記セパレータ5を集
電棒4と活物質2との間の基材露出部la上で押え板7
により押圧1しつつ集電棒4を回転し、前記両極板3.
6の集電棒4への巻回を開始した。第5図は、集電棒4
を%回転したときの状態を示したもので、集電棒4の回
転によりセパレータ5は集電棒4と基材露出部1aの導
電基材lとにより確実に挟持された。この状態となった
ときに、第6図に示すように前記押え板7を抜去して、
セパレータ5の押圧を解放した。前記の如く、セパレー
タ5は付与されたテンションにより導電基材lの端部に
係止されるとともに、集電棒の導電基材との接続部近傍
で集電棒4と導電基材lとにより確実に挑持されている
ので、巻回操作によってスリップを生ずることがなかっ
た。
この状態からざらに集電棒4を回転し、前記両極板3.
6を集電棒4のまわりに巻回し、第7図及び第8図に示
す長さ2.8cm、直径1.5cmの渦巻状電極群8を
製造した0図中9は負極の集電板で幅27II11、肉
厚0.03mmの帯状板で、負極6の巻き終り端部に一
端を圧着し、他端は電極群の外周に巻回しである。
6を集電棒4のまわりに巻回し、第7図及び第8図に示
す長さ2.8cm、直径1.5cmの渦巻状電極群8を
製造した0図中9は負極の集電板で幅27II11、肉
厚0.03mmの帯状板で、負極6の巻き終り端部に一
端を圧着し、他端は電極群の外周に巻回しである。
以上のようにして製造した渦巻状電極群を500ケ用意
し、内部短絡の発生を調べる導通試験を行なった。その
結果を不良率として表に示した。
し、内部短絡の発生を調べる導通試験を行なった。その
結果を不良率として表に示した。
比較例
比較のため、セパレータが両極板間に挟み込まれた後に
押さえ板を抜去する、前記した本発明者らの製造方法(
特願昭61−310757号)に基づいて、同一寸法の
渦巻状電極群を500ケ製造し、同様の導通試験を行な
った結果を表に併記した。
押さえ板を抜去する、前記した本発明者らの製造方法(
特願昭61−310757号)に基づいて、同一寸法の
渦巻状電極群を500ケ製造し、同様の導通試験を行な
った結果を表に併記した。
上記表から明らかなように本発明方法によれば、正・負
極板の巻回操作に伴なうセパレータのズレや破損の発生
が有効に防止され、良品の歩留りが優れた渦巻状電極群
を製造することができる。
極板の巻回操作に伴なうセパレータのズレや破損の発生
が有効に防止され、良品の歩留りが優れた渦巻状電極群
を製造することができる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明方法によれば正・負極板の
巻回を確実かつ容易に行なうことができ、しかも巻回操
作に際しセパレータの損傷やズレの発生を防止して内部
短絡のない良品の歩留りが非常に優れた渦巻状電極群を
製造することができる。
巻回を確実かつ容易に行なうことができ、しかも巻回操
作に際しセパレータの損傷やズレの発生を防止して内部
短絡のない良品の歩留りが非常に優れた渦巻状電極群を
製造することができる。
第1図及び第2図は、正極板への集電棒の接続方法を示
すもので、第1図は正極板の断面側面図、第2図は同じ
く平面図、第3図は正極板を帯状のセパレータで覆った
状態を示す断面側面図、第4図は前記正極板と負極板と
を重ね合わせるとともに、押え板で押圧した状態を示す
側面図、第5図は集電棒をh回転し、前記両極板を集電
棒に巻回した巻回開始時を示す側面図、第6図は押え板
を抜去してセパレータの抑圧を解除した状態を示す側面
図、第7図および第8図は製造した渦巻状電極群を示す
もので、第7図は横断面図、第8図は第7図のA−A断
面図である。 1・・・導電基材 1a・・・基材露出部3・・・正極
板 4・・・集電棒 5・・・セパレータ6・・・負極
板 7・・・押え板 8・・・渦巻状電極群zl 図 亮2 図 笥4 図 第5図 1寸 rつ 】−
すもので、第1図は正極板の断面側面図、第2図は同じ
く平面図、第3図は正極板を帯状のセパレータで覆った
状態を示す断面側面図、第4図は前記正極板と負極板と
を重ね合わせるとともに、押え板で押圧した状態を示す
側面図、第5図は集電棒をh回転し、前記両極板を集電
棒に巻回した巻回開始時を示す側面図、第6図は押え板
を抜去してセパレータの抑圧を解除した状態を示す側面
図、第7図および第8図は製造した渦巻状電極群を示す
もので、第7図は横断面図、第8図は第7図のA−A断
面図である。 1・・・導電基材 1a・・・基材露出部3・・・正極
板 4・・・集電棒 5・・・セパレータ6・・・負極
板 7・・・押え板 8・・・渦巻状電極群zl 図 亮2 図 笥4 図 第5図 1寸 rつ 】−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 活物質を担持させた導電基材端部側の基材露出部に集
電棒を接続してなる一方の極板と、他方の極板との間に
前記集電棒側を包み込むようにして前記一方の電極を覆
う帯状のセパレータを介在させ、巻回開始時に該セパレ
ータを基材露出部の活物質担持側の集電棒と導電基材と
の接続部近傍で押え板により押圧しつつ前記集電棒を軸
として前記両極板を巻回してなる円筒形非水電解液電池
の渦巻状電極群の製造方法において、前記集電棒を基材
露出部の長さをLとした一方の極板に、導電基材端部か
ら集電棒接続部までの長さlおよび集電棒の半径rとの
間に r<l、l+r<L<l+3r なる関係が成立するようにして、接続・固定し、前記セ
パレータに基材露出部から活物質側に向かうテンション
をかけつつ巻回を開始するとともに、セパレータが集電
棒と導電基材との間に挟持されたときに集電棒を抜去す
ることを特徴とする渦巻状電極群の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030588A JPH01264175A (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 渦巻状電極群の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030588A JPH01264175A (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 渦巻状電極群の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01264175A true JPH01264175A (ja) | 1989-10-20 |
Family
ID=13994826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9030588A Pending JPH01264175A (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 渦巻状電極群の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01264175A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513089A (ja) * | 1991-07-01 | 1993-01-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解液電池 |
WO2011001617A1 (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-06 | パナソニック株式会社 | 捲回型電極群および電池 |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP9030588A patent/JPH01264175A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513089A (ja) * | 1991-07-01 | 1993-01-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解液電池 |
WO2011001617A1 (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-06 | パナソニック株式会社 | 捲回型電極群および電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3373934B2 (ja) | 渦巻電極体を備えた非水電解質電池 | |
US7129001B2 (en) | Cell comprising a power-generating element fastened by sheets | |
US6461759B1 (en) | Cathode assembly with bare current collector regions to facilitate winding | |
JP2002063893A (ja) | 巻成用可変密度カソードアセンブリ | |
JP4731871B2 (ja) | 分離下部テープが付着された二次電池の電極組立体 | |
JP2001283927A (ja) | 非水電解質二次電池及びその製造方法 | |
JP3379282B2 (ja) | 電池用電極体の製造装置および製造方法 | |
JP4775608B2 (ja) | 扁平形状巻回型電極体の製造方法 | |
CN216529013U (zh) | 一种卷焊一体的卷绕电池 | |
JP6045286B2 (ja) | 円筒形蓄電素子 | |
JPH10125348A (ja) | 電 池 | |
JPH01264175A (ja) | 渦巻状電極群の製造方法 | |
JP3796087B2 (ja) | 電池用渦巻状電極群およびそれを用いた電池 | |
JPH08502856A (ja) | ニッケル金属水素化物電池の改良型電極構造 | |
EP3734694A1 (en) | Method for manufacturing battery and battery | |
JPH1064588A (ja) | 円筒形リチウム二次電池 | |
JPS6174267A (ja) | 電池用渦巻状極板群及びその製造方法 | |
JPS636988B2 (ja) | ||
CN111213278B (zh) | 非水电解质二次电池的制造方法 | |
JPH08250103A (ja) | 角形電池の製造方法 | |
JP3749010B2 (ja) | 非水電解液電池の製造方法 | |
JPH1126008A (ja) | 電池の電極構造 | |
JP2001176489A (ja) | 渦巻電極体に用いる正極板、その製造方法および上記正極板を用いた渦巻電極体 | |
JPH06150959A (ja) | 渦巻型構造体の製造装置及び製造方法 | |
JP2814655B2 (ja) | 渦巻電極を備えた電池 |