JPH0126355Y2 - - Google Patents

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JPH0126355Y2
JPH0126355Y2 JP16355984U JP16355984U JPH0126355Y2 JP H0126355 Y2 JPH0126355 Y2 JP H0126355Y2 JP 16355984 U JP16355984 U JP 16355984U JP 16355984 U JP16355984 U JP 16355984U JP H0126355 Y2 JPH0126355 Y2 JP H0126355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、ペール缶等の缶体の開口部に被着し
て用いる集塵用缶蓋に関し、特にこの缶蓋に設け
るエジエクタ装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 この種集塵装置用の缶蓋には、吸引ホースの接
続孔と、圧縮空気の注入口と、注入された圧縮空
気を缶内から缶外に吐出させて缶内を負圧にする
エジエクタ装置とが設けられている。この缶蓋を
缶体の開口部に被着し、その注入口に圧縮空気を
供給すると、エジエクタ装置から空気が噴出し、
その噴出の過程で、缶内の空気が吸引されて負圧
となる。このため吸引ホースから粉塵、切屑、廃
油、汚水等を缶内に吸い込むことができる。
この集塵装置のエジエクタ装置は、被吸引物、
圧縮空気源の圧力等に応じ、缶内の吸引負圧を調
節できるものであることが望ましく、このため本
出願人は既に実公昭59−21718号を提案している。
このエジエクタ装置は、エジエクタ本体、接続
筒、およびこのエジエクタ本体から接続筒内に位
置させるニードルを分解可能としたもので、被吸
引物の種類に応じた形状のニードルを交換して取
り付けることによつて、その被吸引物を効率良く
吸引できるという特徴を持つている。すなわち液
体を吸引する場合のように、大きい負圧を必要と
する場合には大きい負圧を、逆に軽い粉塵を吸引
する場合には、負圧を大きくすることなく吸引空
気流量を多くして、これらを効率良く吸引するこ
とができる。しかしその後の研究によると、この
エジエクタ装置は、エジエクタ本体、接続筒、お
よびニードルがそれぞれ単一であつて、接続筒の
周囲に複数穿設した噴出孔から圧縮空気を噴出さ
せるという構造上、複数の噴出孔からの噴出空気
が、噴出孔の近傍では粗になり、離れたところで
は逆に密になるため、吸引効率を向上させるのに
限界があるという問題があり、また吸引効率を高
めるため、負圧または空気流量を大きくしようと
すると、エジエクタ本体および接続筒の軸方向長
さを大きくしなければならず、小型化することが
困難であつた。
「考案の目的」 本考案は、この問題点を解決し、その軸方向長
さを大きくすることなく、吸引効率を高くするこ
とができ、しかも被吸引物に応じた負圧にするこ
とが容易にできる集塵用缶蓋のエジエクタ装置を
得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案のエジエクタ装置は、缶体に被着すべき
缶蓋に、圧縮空気注入口に連通する、エジエクタ
本体の螺合孔と、缶蓋の内側と連通する吸引室
と、エジエクタ本体の挿入孔とを連続して設け、
エジエクタ本体をこの挿入孔から螺合孔に向けて
挿脱可能とするとともに、このエジエクタ本体
に、缶蓋の螺合孔に螺合される中空の螺合体と、
この中空螺合体内と連通させて該螺合体に植設し
た複数の空気噴射ノズルと、各空気噴射ノズル先
端が臨む、先部程径を拡大したテーパ孔を複数有
する空気噴射柱状体とを連設し、かつ空気噴射ノ
ズルの部分を缶蓋の吸引室部分に位置させたこと
を特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。本
考案の集塵用缶蓋10は、第1図、第2図に示す
ように缶体11の開口部に被着して用いられるも
ので、吸引ホース12の接続孔13、圧縮空気の
注入口14、およびエジエクタ装置20が設けら
れている。注入口14は圧縮空気ホース15を介
して圧縮空気源16に接続される。接続孔13
は、吸引ホース12から缶体11内に吸引される
空気が缶体11内で施回する方向に設けられてい
る。
集塵用缶蓋10の表面には、上側に突出させた
突出部21が設けられ、この突出部21に、第1
図に示すように、上を向く上記注入口14が連通
する空気導入室22と、集塵用缶蓋10の下面に
開放された吸引室23が設けられ、この吸引室2
3からさらに横方向に筒状体24が突出してい
る。空気導入室22には、筒状体24と軸線を同
一とする螺合孔(雌ねじ)25が形成され、また
注入口14の下部に開閉弁29が設けられてい
る。
筒状体24内の挿入孔26、吸引室23および
螺合孔25には、エジエクタ本体30が挿脱され
る。このエジエクタ本体30は、第1図、および
第3図ないし第5図に示すように、螺合孔25に
螺合される螺合ねじ31を有する中空螺合体32
と、空気噴射ノズル33と、空気噴射柱状体34
とからなつている。空気噴射ノズル33は、中空
螺合体32に植設され、その内部と連通するもの
で、複数本(この実施例では第4図に示すように
16本)がほぼ均等に配置され、挿入孔26の軸線
と平行な方向に伸びている。空気噴射柱状体34
は、この空気噴射ノズル33に対応する位置およ
び数のテーパ孔35を有するもので、テーパ孔3
5は先端程径が広くなつており、空気噴射ノズル
33の先端がこのテーパ孔35の後端部に臨んで
いる。テーパ孔35の後端部と、空気噴射ノズル
33の先端部は、第6図に明らかに示すように、
それぞれ両者の間に形成される環状の空気吸込孔
から滑らかに空気を吸い込むように、テーパ孔3
5のテーパとは逆向きのテーパ36が付されてい
る。この空気噴射柱状体34と中空螺合体32と
は、中空螺合体32の軸部から空気噴射柱状体3
4の軸部に螺合させた固定ねじ37によつて固定
されており、したがつて固定ねじ37を外すこと
により、中空螺合体32および空気噴射ノズル3
3と、空気噴射柱状体34とを分離することがで
きる。38は、一端が中空螺合体32に固定さ
れ、他端が空気噴射柱状体34に接する傾き防止
支柱である。空気噴射柱状体34は、第7図A,
B,Cに示すように、径の異なるテーパ孔35を
有するものを複数用意しておき、適宜交換可能と
する。なお径の異なるテーパ孔35を有する空気
噴射柱状体34と、中空螺合体32および空気噴
射ノズル33を予め一体として用意しておいても
よい。
以上のエジエクタ本体30は、その螺合ねじ3
1が螺合孔25に螺合固定されると、空気噴射ノ
ズル33が吸引室23内に位置し、空気噴射柱状
体34が挿入孔26に嵌まる。中空螺合体32の
基部外周には、圧縮空気が螺合孔25と螺合ねじ
31との螺合部分から外に漏れるのを防止するO
リング39が嵌まつている。また空気噴射柱状体
34の外周には、特に、液体を吸引する場合のよ
うに缶内の真空度高める必要のある場合には、O
リング40を嵌めるように、Oリング溝41を形
成することが望ましい。
上記構成の集塵装置は、圧縮空気源16から圧
縮空気ホース15を介して注入口14に圧縮空気
を供給すると、これが空気導入室22から中空螺
合体32内に至つて一旦広がり、複数の空気噴射
ノズル33から噴出される。空気噴射ノズル33
から噴出された空気は、それぞれに対応するテー
パ孔35を通つて、外部に排出されるが、空気噴
射ノズル33がテーパ孔35に流入する際、空気
噴射ノズル33は空気噴射柱状体34のテーパ孔
35後端に望んでいて、両者の間に環状の逆テー
パ36が付されているため、吸引室23内の空
気、つまり缶体11内の空気が、空気噴射ノズル
33から噴出される空気と一緒にテーパ孔35に
吸い込まれる。よつて缶体11内が負圧となり、
吸引ホース12の先端から被吸引物が缶体11内
に吸い込まれる。
そして本考案においては、空気噴射ノズル33
およびテーパ孔35が複数設けられているため
に、同一の缶内負圧を得るために必要なテーパ孔
35の長さ、つまり空気噴射柱状体34および筒
状体24の長さが短くて済み、吸引効率が良くな
る。すなわち、複数の空気噴射ノズル33および
テーパ孔35は、必要な負圧を得るための吸い出
し空気量を分担することになるため、一つ一つは
小径で長さの短いもので済む。また吸引空気は、
空気噴射ノズル33とテーパ孔35との間の環状
の空間から均等に吸引されるため、吸引効率が良
い。空気噴射ノズル33およびテーパ孔35の数
は、予定される圧縮空気の空気圧、必要な缶内負
圧によつて定める。
また、被吸引物の種類や、圧縮空気圧の異なる
場合には、エジエクタ本体30の空気噴射柱状体
34を異なる径を有するものに交換して対処する
ことができる。すなわち空気噴射ノズル33の数
および径を一定とすれば、径の小さいテーパ孔3
5程缶内負圧が大きくなるから、液体を吸引する
のに適し、径の大きいテーパ孔35では流量が多
くなるから、軽量の塵埃等を早く吸引するのに適
す。また使用空気圧が高い場合は、径の大きいテ
ーパ孔35の空気噴射柱状体34を用い、低い場
合は小さいテーパ孔35の空気噴射柱状体34を
用いるという選定も可能である。
「考案の効果」 以上のように本考案の集塵用缶蓋のエジエクタ
装置は、特に複数の空気噴射ノズルとテーパ孔を
備えるから、単一の空気噴射ノズルとテーパ孔だ
けからなる従来装置に比し、同一能力ならば、テ
ーパ孔を有する空気噴射柱状体の長さを長くする
ことなく、吸引効率を高めることができる。また
テーパ孔を有する空気噴射柱状体は交換可能であ
るから、径の異なるテーパ孔を有するものを用意
することにより、異なる種類の被吸引物に対し、
吸引負圧または吸引空気流量を選択的に大きくし
て、これらを効率的に吸引することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の集塵用缶蓋エジエクタ装置の
実施例を示す第2図の−線に沿う拡大断面
図、第2図は同平面図、第3図はエジエクタ本体
の正面図、第4図、第5図は第3図の−線、
−線に沿う断面図、第6図は一の空気噴射ノ
ズルとテーパ孔の拡大断面図、第7図A,B,C
は異なる径のテーパ孔を有する空気噴射柱状体の
例を示す平面図である。 10……集塵用缶蓋、11……缶体、12……
吸引ホース、14……圧縮空気注入口、15……
圧縮空気ホース、16……圧縮空気源、20……
エジエクタ装置、23……吸引室、26……挿入
孔、30……エジエクタ本体、31……螺合ね
じ、32……中空螺合体、33……空気噴射ノズ
ル、34……空気噴射柱状体、35……テーパ
孔、37……固定ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 缶体の開口部に被着する缶蓋に、集塵ホース
    の接続孔と、圧縮空気の注入口と、注入された
    圧縮空気を缶内を通過させてから缶外に吐出さ
    せて缶内を負圧にするエジエクタ装置を設けた
    集塵用缶蓋において、 上記缶蓋に、圧縮空気注入口に連通する、エ
    ジエクタ本体の螺合孔と、缶蓋の内側と連通す
    る吸引室と、エジエクタ本体の挿入孔とを連続
    して設け、 エジエクタ本体をこの挿入孔から螺合孔に向
    けて挿脱可能とするとともに、このエジエクタ
    本体に、上記螺合孔に螺合される中空の螺合体
    と、この中空螺合体内と連通させて該螺合体に
    植設した複数の空気噴射ノズルと、各空気噴射
    ノズル先端が臨む、先部程径を拡大した複数の
    テーパ孔を有する空気噴射柱状体とを連設し、
    かつ上記空気噴射ノズル部分を缶蓋の上記吸引
    室部分に位置させたことを特徴とする集塵用缶
    蓋のエジエクタ装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、エ
    ジエクタ本体の中空螺合体および空気噴射ノズ
    ルと、空気噴射柱状体とは分離可能で、空気噴
    射柱状体は、異なる内径のテーパ孔を有する複
    数が用意されている集塵用缶蓋のエジエクタ装
    置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    において、エジエクタ本体の空気噴射柱状体
    と、缶蓋のエジエクタ本体挿入孔との間には、
    気密用のOリングが介在している集塵用缶蓋の
    エジエクタ装置。
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