JPH01262216A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH01262216A
JPH01262216A JP8776888A JP8776888A JPH01262216A JP H01262216 A JPH01262216 A JP H01262216A JP 8776888 A JP8776888 A JP 8776888A JP 8776888 A JP8776888 A JP 8776888A JP H01262216 A JPH01262216 A JP H01262216A
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JP
Japan
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lubricating oil
flow rate
compressor
oil
mixed fluid
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JP8776888A
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English (en)
Inventor
Kiyoji Kutsuna
喜代治 沓名
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3205Control means therefor
    • B60H1/3214Control means therefor for improving the lubrication of a refrigerant compressor in a vehicle

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動車等の車両に使用される冷凍サイクルを
備えた空調装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば自動車用空調装置では小型軽量化が要求さ
れており、その冷凍サイクルを構成する圧縮機、蒸発器
、凝縮器及び膨張弁等のうち、特に圧縮機の小型軽量化
の要望が高まっている。このため、現在では内部に油室
(オイルチャンバ)を持たない形式にして小型化を実現
した圧縮機が多く使用されている。従って、この種の油
室を持たない圧縮機を備えた冷凍サイクルでは、圧縮機
用の潤滑油を冷媒とともにサイクル内にて循環させ、圧
縮機の潤滑を行っている。そのため、凝縮器又は蒸発器
にも潤滑油が流れることになり、潤滑油の影響を受けて
凝縮器又は蒸発器にて冷媒の沸点変化や伝熱特性の低下
を起こして冷房能力に悪影響を及ぼす虞れがあった。又
、時には潤滑油が蒸発器内に停滞して圧縮機に戻らなく
なり、圧縮機の潤滑が充分に行われないという虞れがあ
った。
そこで、上記の問題に対処するために、冷凍サイクル内
に油分離器(オイルセパレータ)を設け、圧縮機から吐
出される冷媒から潤滑油を分離して圧縮機に戻すように
したものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従前の油分離器を設けた冷凍サイクルで
は、単に冷凍サイクル内の圧力差に基いて潤滑油の戻し
流量を調節するようにしただけであった。従って、自動
車用空調装置の冷凍サイクルのように、エンジンに駆動
連結して作動するように構成したものでは、エンジン回
転数の変動が大きく、負荷変動も大きい、このため、高
負荷時や低負荷時に潤滑油の戻し流量が変動することに
なり、その変動に対処して潤滑油の戻し流量を通量にす
るために、油分離器内に予めたくさんの潤滑油を封入し
なければならなかった。
又、油分離器から圧縮機への潤滑油の戻し流量が少ない
場合には、低負荷時に一層戻し流量が少なくなって圧縮
機における潤滑油切れを起こす虞れがあった。一方、油
分離器から圧縮機への潤滑油の戻し流量が多すぎる場合
には、圧縮機の体積効率を下げて能力が下がるという虞
れがあった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発
器と、圧4I機から吐出される冷媒と潤滑油との混合流
体から潤滑油を分離して一時的に貯留する油分離器と、
その油分離器から圧縮機へ潤滑油を戻すための戻し管路
とを有する冷凍サイクルを備えた車両用空調装置におい
て、油分離器から圧縮機への潤滑油の戻し流量を、常に
適量に維持することが可能な車両用空調装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明においては、圧縮
機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器と、それらの部材
を循環する冷媒と潤滑油との混合流体から潤滑油を分離
して一時的に貯留する油分離器と、その油分離器から圧
縮機へ潤滑油を戻すための戻し管路とを有する冷凍サイ
クルを備えた車両用空調装置において、油分離器から圧
縮機へ戻される潤滑油の流量を調節するために設けた戻
し流量調節手段と、混合流体中に光を発射させてその透
光を受光し、同受光量に基いて混合流体中の潤滑油の流
量を検出する潤滑油流量検出手段と、その潤滑油流量検
出手段に基き検出される潤滑油流量が少ない場合には、
油分離器から圧縮機に戻される潤滑油の戻し流量を増大
させるよにう戻し流量調節手段を作動制御し、潤滑油流
量検出手段に基き検出される潤滑油流量が多い場合には
、油分離器から圧縮機に戻される潤滑油の戻し流量を減
少させるように戻し流量調節手段を作動制御する制御手
段とを備えている。
[作用] 従って、潤滑油流量検出手段に基き検出される圧縮機吐
出側の潤滑油流量が少ない場合には、制御手段により戻
し流量調節手段が作動制御Bされ、油分離器から圧縮機
に戻される潤滑油の戻し流量が増大される。一方、潤滑
油流量検出手段に基き検出される圧縮機吐出側の潤滑油
流量が多い場合には、制御手段により戻し流量調節手段
が作動制御され、油分離器から圧縮機に戻される潤滑油
の戻し流量が減少される。
このように、圧縮機から吐出される潤滑油流量の増減に
対応して、油分離器から圧縮機への潤滑油の戻し流量が
調節される。
[実施例] 以下、この発明を自動車用空調装置に具体化した一実施
例を第1図〜第6図に基いて詳細に説明する。
第1.2図に示すように、この実施例の空iI′il装
置を構成する冷凍サイクル1は、自動車エンジン2に対
し電磁クラッチ3を介して駆動連結された圧縮機4と、
その圧縮機4から吐出された高圧ガス状の冷媒を外部空
気と熱交換させることにより液状に凝縮するための凝縮
器5と、その凝縮器5により凝縮された液状冷媒と未凝
縮のガス冷媒とを分離するための気液分離器6と、冷媒
の流路面積を増減することにより冷媒流量を制御しなが
ら減圧する膨張手段としての電磁制御弁よりなる膨張弁
7と、車室内気と熱交換することにより低圧液状の冷媒
を蒸発させるための蒸発器8とを備えている。尚、この
実施例の冷凍サイクル1において、圧縮機4は油室(オ
イルチャンバ)を持たない形式のものであり、圧縮機4
から吐出される冷媒には圧縮機4を潤滑するための潤滑
油が混合されている。
そして、第1図に示すように圧縮機4の吐出側と凝縮器
5との間には、冷媒と潤滑油との混合流体から潤滑油を
分離して一時的に貯留するための油分離器9が介装され
ている。この油分離器9は、混合流体中の冷媒及び潤滑
油を遠心分離の作用に基いて分離すると共に、分離され
た潤滑油を貯留するためにタンク状に形成された周知の
構成のものである。
油分離器9と圧縮機4の吸入側との間には、油分離器9
から圧縮機4へ潤滑油を戻すための戻し管路10a、l
obが設けられている。そして、その戻し管路10a、
10bの間には、油分離器9から圧縮機4へ戻される潤
滑油の流量を調節するための戻し流量調節手段としての
、電磁コイル11aを有する電磁制御弁よりなる戻し流
量調節弁11が介装されている。
又、圧縮機4の吐出側と油分離機9との間を連結する管
路12の途中には、圧縮機4から吐出される混合流体の
吐出温度を検出するためのサーミスタ等よりなる吐出温
度センサ13と、圧縮機4から吐出される混合流体中の
潤滑油の流量を検出するための潤滑油流量検出手段とし
ての潤滑油流量計14とが直列に介装されている。
更に、蒸発器8と圧縮機4の吸入側との間を連結する管
路15の途中には、圧縮機4に吸入される吸入冷媒の温
度を検出するためのサーミスタ等よりなる吸入温度セン
サ16が介装されている。
又、蒸発器8の近傍には、蒸発器8にて冷却された空気
の吹出用ファン17aを作動させるためのブロワモータ
17が配設されている。
そして、この実施例の空調装置は、前記電磁クラッチ3
、膨張弁7、戻し流量調節弁11及びブロワモータ17
を作動制御するための制御ユニット21を備え、同制御
ユニット21の出力側には前記電磁クラッチ3、膨張弁
7、戻し流量調節弁11の電磁コイルlla及びブロワ
モータ17が信号線22a、22b、22c、22dを
介してそれぞれ電気的に接続されている。又、制御ユニ
ット21の入力端には、吐出温度センサ13、潤滑油流
量計14及び吸入温度センサ16が信号線23a、23
b、23cを介してそれぞれ電気的に接続されている。
更に、制御ユニ・y ) 21にはこの空調装置を起動
・停止させるために操作される操作スイッチ24が接続
されている。
ここで、前記戻し流量調節弁11について詳しく説明す
る。第3図に示すように同流量調節弁11は入口31a
及び出口31bを有するハウジング31を備え、その人
口31aには油分離器9側に連通する戻し管路10aの
一端が接続され、同じく出口31bには圧縮機4の吸入
側管路15に連通ずる戻し管路10bの一端が接続され
ている。
このハウジング31内には弁座32が形成され、この弁
座32には弁体33が当接可能に配設されている。弁体
33はシャフト34及びプランジャ35とともに一体的
に形成されている。
プランジャ35の外周には固定鉄心36が配設され、更
にこの固定鉄心36の外周にはコイル37が巻装され、
両部材36.37により前記電磁コイルllaが構成さ
れている。
又、プランジャ35と固定鉄心36との間には弁体33
を弁座32から離間する方向へ付勢するプランジャスプ
リング38が配設されている。又、弁体33には同弁体
33をプランジャスプリング38と反対の方向へ付勢す
る対向スプリング39が配設されている。
更に、コイル37には信号線22Cが接続され、制御ユ
ニット21から制御信号が入力されるようになっている
そして、制御ユニット21からの制御信号に基き電磁コ
イルllaが励磁されることにより、プランジャ35が
プランジャスプリング38の付勢力に抗して固定鉄心3
6側に吸引される。即ち、弁体33が弁座32に近接す
る方向へ移動することになる。これによって、入口31
a側から出口31b側へ向けて流れる潤滑油の流路面積
が絞られ、油分離器9からの潤滑油の戻し流量が低減さ
れる。
一方、制御ユニット21からの制御信号に基き、電磁コ
イルllaの励磁強度が弱められることにより、プラン
ジャスプリング38の付勢力に基き弁体33が弁座32
から離間する方向へ付勢移動される。これによって、潤
滑油の流路面積が増大され、油分離器9からの潤滑油の
戻し流量が増大−される。即ち、この実施例では、前記
制御信号に基き電磁コイルllaの励磁強度が制御され
、油分離器9から圧縮機4への潤滑油の戻し流量が調節
されるようになっている。
次に、前記潤滑油流量計14について詳しく説明する。
第4図に示すように同流量計14はアルミニウム等の金
属により形成されて両側に開口部41a、41bを有す
る配管ホルダ41を備え、各開口部41a、41bには
、管路12を構成すると共に吐出温度センサ13から延
びる配管12a及び油分離器9から延びる配管12bが
それぞれロウ付けによって接続されている。
又、配管ホルダ41の内部には前記開口部41a、41
bに連通ずる中空部41cが形成され、同中空部41c
内には光の透過が可能な、例えばパイレックスガラス等
よりなる耐圧ガラス管42が配設され、0リング43に
より封止されている。
そして、一方の配管12aから流入する混合流体が耐圧
ガラス管42を介して他方の配管12bから流出するよ
うになっている。
更に、配管ホルダ41の中間部分には、前記中空部41
cに直交する貫通穴41dが形成され、同貫通穴41d
には耐圧ガラス管42を挟む一対の素子ホルダ44.4
5が対向配置されて固定されている。各素子ホルダ44
.45の中心部には凹部44a、45aがそれぞれ形成
され、同凹部44a、45aの内側には耐圧ガラス管4
2を介して対向する透孔44b、45bが形成されてい
る。又、一方の素子ホルダ44の凹部44a内にはLE
D (発光ダイオード)よりなる発光素子46が配設さ
れ、カバー44cにより固定され、他方の素子ホルダ4
5の凹部45a内にはフォトトランジスタよりなる受光
素子47が配設され、カバー45cにより固定されてい
る。そして、発光素子46から発射された光は透孔44
bを介して耐圧ガラス管42に達し、同ガラス管42を
透過し、他方の透孔45bを介して受光素子47にて受
光されるようになっている。このように、発光素子46
から発射して受光素子47にて受光される光量は、耐圧
ガラス管42内を通過する混合流体中の潤滑油流量によ
って変化するものであり、その受光量変化は受光素子4
7から検出信号として出力され、制御ユニット21に入
力されるようになっている。即ち、この実施例の潤滑油
流量計14は混合流体中に光を発射させてその透光を受
光し、同受光量に基いて混合流体中の潤滑油の流量を検
出するようになっている。
ここで、潤滑油流量計14を通過する潤滑油流量と、そ
れに対応して受光素子47から出力される検出信号との
関係を第6図に従って説明する。
潤滑油流量計14を通過する混合流体が潤滑油をまった
く含まない冷媒ガスである場合には、発光素子46から
発射する光が耐圧ガラス管42をほとんど透過して受光
素子47にて受光される。
従って、受光素子47の検出信号レベルは最大値(この
場合約4V)となる。又、混合流体中の潤滑油流量が増
大するに伴って、発光素子46から発射され、耐圧ガラ
ス管42を透過して受光素子47に受光される光量が減
少する。従って、受光素子47の検出信号レベルは低下
する。
そして、制御ユニット21は、操作スイッチ24のオン
状態において、吐出温度センサ13、潤滑油流量計14
及び吸入温度センサ16からの検出信号を入力すると共
に、それら検出信号に基いて電磁クラッチ3、膨張弁7
、戻し流量調節弁l1及びブロワモータ17を作動制御
するようになっている。
即ち、この実施例において制御ユニット21は、潤滑油
流量計14からの検出信号レベルが予め定めた規定値よ
りも大きいか否かを判断し、つまり圧縮機4から吐出さ
れる混合流体中の潤滑油流量が予め定めた規定値(この
場合1 kg / h 、第6図参照)よりも大きいか
否かを判断する。そして、潤滑油流量が規定値よりも小
さい場合には、圧縮機4から吐出される混合流体中の潤
滑油流量を増大させるために、戻し流量調節弁11の電
磁コイルllaに制御信号を出力してその調節弁11を
開く。これによって、油分離器9から圧縮機4への潤滑
油戻し流量が増大される。
一方、この実施例において制御ユニソ1−21は、吐出
温度センサ13からの検出信号レベルが予め定めた規定
値よりも小さいか否かを判断し、つまり圧縮機4から吐
出される混合流体の吐出温度が予め定めた規定値よりも
小さいか否かを判断する。
そして、吐出温度が規定値よりも大きい場合には、圧縮
機4から吐出される混合流体の吐出温度を下げるために
、戻し流量調節弁11の電磁コイル11aに制御信号を
出力してその調節弁11を開く。
これによって、油分離器9から圧縮機4への潤滑油戻し
流量が増大される。
又、この実施例において制御ユニット21は、電磁クラ
ッチ3、膨張弁7、戻し流量調節弁11及びプロワモー
タ17のうち、例えばブロワモータ17の作動状態に応
じてその他の部材3,7゜11の作動状態を制御するよ
うになっている。即ち、前記混合流体の吐出温度が規定
値よりも小さく、且つ前記潤滑油流量が規定値よりも大
きい状態で、プロワモータ17の作動状態が冷房能力を
高めるために空気吹出量を増大する高回転状態である場
合には、油分離機9から圧縮機4への潤滑油戻し流量を
規定値まで減少させるために、戻し流量調節弁11の電
磁コイルllaに制御信号を出力してその調節弁11を
絞る。
更に、この実施例において制御ユニット21は、吸入温
度センサlGからの検出信号に基いて膨張弁7の絞り量
を作動制御する。
次に、上記のように構成された空調装置の作用を第5図
のフローチャートに従って説明する。
さて、操作スイッチ24をオン操作した通常の運転状態
において、吐出温度センサ13及び潤滑油流量計14か
らの検出信号は制御ユニット21に入力される。
そして、制御ユニット21はステップ(以下、単にrS
Jという)1において潤滑油流量計14の受光素子46
からの検出信号レベルが、第6図に示すように潤滑油流
量の規定値(この場合1 kg/h)よりも大きい値に
対応する値(この場合的2.5Vよりも小さい値)であ
るか否かを判断する。
このSlにおける判断結果がNOの場合、例えば圧縮機
4に供給される潤滑油量が不足している場合には、制御
ユニット21の制御が32へ移行し、油分離器9から圧
縮機4への潤滑油の戻し流量を増大させるために戻し流
iJ調節弁11の電磁コイルllaに制御信号を出力し
、戻し流量調節弁11を開く。この結果、圧縮機4に戻
される潤滑油量が増大され、圧縮機4には充分な量の潤
滑油が供給されることになる。よって、圧縮機4の潤滑
油切れを防止することができる。
又、Slにおける判断結果がYESの場合には、制御ユ
ニッ)21の制御が83へ移行し、吐出温度センサ13
からの検出信号レベルが規定値(この場合120℃)よ
りも小さい値に対応する値であるか否かを判断する。
そして、S3における判断結果がNOの場合、即ち圧縮
機4から吐出される混合流体中の冷媒温度が規定値より
も高い場合には、制御ユニット21の制御が32へ移行
し、油分離器9から圧縮機4への潤滑油の戻し流量を増
大させるために戻し流量調節弁11の電磁コイルlla
に制御信号を出力し、戻し流量調節弁11を開く。この
結果、圧縮機4に戻される潤滑油量が増大され、この潤
滑油により混合流体中の冷媒が冷却され、圧縮機4から
吐出される混合流体の吐出温度が下げられる。
一方、S3における判断結果がYESの場合には、制御
ユニット21の制御が34へ移行し、空調装置の冷房能
力を高めるためにブロワモータ17が空気吹出量を増大
させる高回転状態であるか否かを判断する。
そして、S4における判断結果がYESの場合には、制
御ユニッ!21の制御が85へ移行し、油分離器9から
圧縮機4への潤滑油の戻し流量を減少させるために戻し
流量調節弁11の電磁コイルllaに制御信号が出力さ
れ、戻し流量調節弁11が絞られる。この結果、圧縮機
4に戻される潤滑油量が減少され、圧縮機4における混
合流体中の潤滑油の割合が低減されて圧縮機4の体積効
率を向上させることができ、冷房能力を更に高めること
ができる。
又、S4における判断結果がNoの場合には、制御ユニ
ッ1−21の制御が81へ戻り、81〜S5の判断又は
処理が実行される。
上記のようにこの実施例では、圧縮機4、凝縮器5、・
膨張弁7、蒸発器8、圧縮機4から吐出される冷媒と潤
滑油との混合流体から潤滑油を分離して一時的に貯留す
る油分離器9及びその油分離器9から圧縮機4へ潤滑油
を戻すための戻し管路10a、10bを有する冷凍サイ
クルを備えた自動車用空調装置において、圧縮機4から
吐出される混合流体中の潤滑油流量を潤滑油流量計14
により検出し、その検出信号に基き戻し流量調節弁11
を作動制御して圧縮機4への潤滑油の戻し流量を調節す
るようにしている。
このため、単に圧力差に基いて潤滑油の戻し流量を調節
するように構成した従来例の空調装置とは異なり、圧縮
機4に対する潤滑油の供給量を適量に調節することがで
きる。このため、自動車エンジンの回転数や負荷が変動
し、冷凍サイクルl全体や圧縮a4に対する潤滑油の供
給条件が変動しても、その条件変動に対応して冷凍サイ
クル1や圧縮機4に供給する潤滑油を適量にすることが
できる。
この結果、圧縮機4における潤滑油切れを防止すること
ができると共に、冷凍サイクル1内におけるガス状態の
吐出冷媒の温度上昇を防止することもできる。又、前記
条件変動に対処するために油分離器9内に予めたくさん
の潤滑油を封入する必要がまったくない。
更に、この実施例では、混合流体中に光を発射させてそ
の透光を受光し、同受光量に基いて混合流体中の潤滑油
の流量を検出する非接触型の潤滑油@置針14を設けて
いるので、接触型の流量計とは異なり混合流体の流れに
影響を与えることがまったくなく、流量計としての耐久
性を向上することもできる。
尚、前記実施例では、油分離器9を圧縮機4の吐出側に
設けたが、これに限定されるものではなく、圧縮機4の
吸入側に設けてもよい。
又、前記実施例では、吐出温度センサ13を設けて圧縮
機4から吐出される混合流体の温度を検出するように構
成したが、これに限定されるものではなく、吐出温度セ
ンサ13を省略して構成してもよい。
1発明の効果コ 以上詳述したようにこの発明によれば、圧縮機と、凝縮
器と、膨張手段と、蒸発器と、圧縮機から吐出される冷
媒と潤滑油との混合流体から潤滑油を分離して一時的に
貯留する油分離器と、その油分離器から圧縮機へ潤滑油
を戻すための戻し管路とを有する冷凍サイクルを備えた
車両用空調装置において、冷凍サイクル全体や圧縮機の
作動状態の変動に対応して油分離器から圧縮機への潤滑
油の戻し流量を適量に維持することができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第、6図はこの発明を具体化した一実施例を示
す図面であって、第1図は空調装置の冷凍サイクルを示
す概念図、第2図は空調装置が自動車に搭載された状態
を説明する部分破断平面図、第3図は戻し流量調節弁を
示す縦断面図、第4図は潤滑油流量計を示す縦断面図、
第5図は空調装置の制御を説明するフローチャート、第
6図は潤滑油流量と受光素子の検出信号との関係を説明
する図である。 図中、1は冷凍サイクル、4は圧縮機、5は凝縮機、7
は膨張手段としての膨張弁、9は油分離器、10a、f
obは戻し管路、11は戻し流量調節手段としての戻し
流量調節弁、14は潤滑油流量検出手段としての潤滑油
流量計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器と、それ
    らの部材を循環する冷媒と潤滑油との混合流体から潤滑
    油を分離して一時的に貯留する油分離器と、その油分離
    器から前記圧縮機へ潤滑油を戻すための戻し管路とを有
    する冷凍サイクルを備えた車両用空調装置において、 前記油分離器から圧縮機へ戻される潤滑油の流量を調節
    するために設けた戻し流量調節手段と、前記混合流体中
    に光を発射させてその透光を受光し、同受光量に基いて
    混合流体中の潤滑油の流量を検出する潤滑油流量検出手
    段と、 前記潤滑油流量検出手段に基き検出される潤滑油流量が
    少ない場合には、油分離器から圧縮機に戻される潤滑油
    の戻し流量を増大させるよにう戻し流量調節手段を作動
    制御し、潤滑油流量検出手段に基き検出される潤滑油流
    量が多い場合には、油分離器から圧縮機に戻される潤滑
    油の戻し流量を減少させるように戻し流量調節手段を作
    動制御する制御手段と を備えたことを特徴とする車両用空調装置。
JP8776888A 1988-04-09 1988-04-09 車両用空調装置 Pending JPH01262216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013225A1 (en) * 1997-09-05 1999-03-18 American Standard Inc. Oil flow protection scheme
US8082745B2 (en) * 2007-05-24 2011-12-27 Denso Corporation Refrigeration cycle system
JP2014181878A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Aisin Seiki Co Ltd 空調装置

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