JPH01261362A - チウラムポリスルフィドの製造法 - Google Patents

チウラムポリスルフィドの製造法

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JPH01261362A
JPH01261362A JP8914488A JP8914488A JPH01261362A JP H01261362 A JPH01261362 A JP H01261362A JP 8914488 A JP8914488 A JP 8914488A JP 8914488 A JP8914488 A JP 8914488A JP H01261362 A JPH01261362 A JP H01261362A
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JP
Japan
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group
sulfur
formula
carbon atoms
yield
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Pending
Application number
JP8914488A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Yoshigaki
吉垣 哲
Kunitomo Anzai
安斉 邦與
Tsuneo Kawasaki
川崎 恒夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ouchi Shinko Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Ouchi Shinko Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はチウラムポリスルフィドの製造法に関する。
(従来の技術) チウラムポリスルフィドはゴム用加硫促進剤として従来
から使用されている。
このチウラムポリスルフィドは、例えばテトラメチルチ
ウラムテトラスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテ
トラスルフィド、ジペンタメチレンチウラムへキサスル
フィド等の化合物として市販されている。
その製造法は、従来テトラアルキルチウラムジスルフィ
ドと硫黄とを有機溶媒中で反応させる方法[Gazz、
chim、1ta1.61.373〜382 (193
1)]、ジアルキルジチオカルバミン酸ソーダと塩化硫
黄とを反応させる方法(米国特許明細書第179858
8号)等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 前者の方法は、中間体であるテトラアルキルチウラムジ
スルフィドを単離する必要があることから生産性の低下
が問題となる。
また、後者の方法は、塩化硫黄の加水分解による目的物
の収率低下や塩化硫黄の悪臭による作業環境の悪化等の
問題がめる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前述の問題点を解決すべく鋭意研究した
結果、60〜70’Cてジエチルジチオカルバミン酸ン
ーダの硫黄原子と元素硫黄との間で硫黄原子が完全に置
換され、その中間体として式(1)の化合物を生ずる[
G、A、B l○kh:Orc+anic  Acce
leratorsin  the  VulCaniZ
atiOnof  Rubber、l5rael  p
rog−ram  for  3CientifiCT
r−anSIatiOnS  Jerusalem(1
968)P、246〜248]知見に基づいて、−形式
(I> (ただし、式中、R1,R2は炭素数1〜5のアルキル
基、フェニル基あるいはベンジル基を、又はR1とR2
が閉環した炭素数6以下のフルキレン基、モルホリノ基
を示す。) で表される化合物と硫黄とを酸化剤存在下、水溶媒中又
は有機溶媒中で反応させると、 −形式 (n) (ただし、式中、R1,R2は炭素数1〜5のアルキル
基、フェニル基必るいはベンジル基を、又はR1とR2
が閉環した炭素数6以下のアルキレン基、モルホリノ基
を示す。Xは3〜8の整数を示す。)で表されるチウラ
ムポリスルフィドを高収率で17られることを見出し、
本発明を完成させるに至った。
本発明の製造法は、中間体を単離する必要がなく、しか
も目的物の収率低下や悪臭による作業環境の悪化をもた
らす塩化硫黄を使用しないことから、作業性の向上、収
率の向上及び作業環境の改善につながる工業化実施可能
な方法である。
本発明の製造法に係る一般式(1)の炭素数1〜5のア
ルキル基は、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素
数1〜5の直鎖状炭化水素である。
又、これらのアルキル基は他のアルキル基と閉環して窒
素を含んだ7員環までの複素環とモルホリノ基を包含し
てもよい。更に、それらのアルキル基は、フェニル基又
はベンジル基で置換されてもよい。
本発明の製造法に係る硫黄は、液状、塊状、フレーク状
及び粉状の市販工業薬品を使用できるが、好ましくは粉
状のものがよい。この硫黄の反応系への添加は、ジアル
キルジチオカルバミン酸ソーダ塩の製造前あるいは酸化
剤添加前に添加してもよい。
本発明の製造法に係る溶媒は、水又は有機溶媒を用いる
ことができる。
その有機溶媒を次に列挙するが、これらに限定するもの
ではない。
すなわち、芳香族炭化水素としてベンゼン、トルエン、
キシレン等、ハロゲン化炭化水素としてクロロホルム、
四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレ
ン等、アルコール類としてメタノール、エタノール、n
−プロピルアルコール、1SO−プロピルアルコール等
、エーテル類としてエチルエーテル、ジオキサン等、ケ
トン類としてアセトン、メチルエチルケトン等及びエス
テル類としてギ酸エチル、酢酸エチル等が挙げられる。
本発明の製造法に係る酸化剤による酸化法は、過硫酸酸
化法(ベルオクソニ硫酸アンモニウム、ベルオクソニ硫
酸カリウム等)、ハロゲン酸化法(臭素、塩素、ヨウ素
等)、過酸化水素酸化法及び亜硝酸酸化法が使用できる
が、好ましくは過酸化水素酸化法がよい。
本発明の製造法に係る一般式(I>で示されるジアルキ
ルジチオカルバミン酸ソーダと硫黄との使用モル比は、
目的生成物であるテトラアルキルチウラムポリスルフィ
ドの硫黄原子数によって任意に泗択することができる。
本発明の製造法に係る反応温度は、5〜so’cの範囲
であり、好ましくは60〜70℃である。
本発明の効果を実施例に説明するが、本発明の範囲は実
施例の態様に限定されるものではない。
(実施例) 実施例1゜ 30%ジメチルジチオカルバミン正ソーダ水溶液477
y (1,0モル)、水950−と粉末硫黄329 (
1,0グラム原子)を仕込み、攪拌しながら60〜70
’Cで硫酸50tJ、過酸化水素17.83と水250
rniの混合液を4時間かけて滴下し、その後同温度で
4時間攪拌し、反応させ、冷却、ろ過、乾燥し、目的物
である融点129゜0〜131.0’Cのテトラメチル
チウラムテトラスルフィド150.0g(収率:98.
5%)を得た。この生成物は赤外分光分析で構造を確認
した。
実施例2゜ 19%ペンタメチレンジチオカルバミン酸ソーダ79.
1g(0,082モル)、メタノール150mf!と粉
末硫黄5.39 (0,164グラム原子)を仕込み、
攪拌しながら60〜70’Cで実施例1、と同一の酸化
剤混合液21m1を4時間かけて滴下し、その後同温度
で6時間攪拌し、反応させ、冷却、ろ過、乾燥し、目的
物である融点121.0〜123.0°Cのジペンタメ
チレンチウラムへキサスルフィド17.99(収率:9
7゜3%)を得た。この生成物も赤外分光分析で構造を
確認した。
参考例 反応器に水332d、ピペリジン42.6SJ、48%
苛性ソーダ41.7yと二硫化炭素41゜83を仕込み
、30’Cで攪拌反応させ、ペンタメチレンジチオカル
バミン酸ソーダ水溶液426m1をj停た。そのペンタ
メチレンジチオカルバミン酸ソーダ水溶液に塩化硫黄4
49を添加し、25°Cで攪拌反応させた後、冷却、ろ
過、乾燥し、融点116.0〜125.0’Cのジペン
タメチレンチウラムへキサスルフィド78.3g(収率
:69゜8%)を得た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中、R_1、R_2は炭素数1〜5のアル
    キル基、フェニル基あるいはベンジル基を、又はR_1
    とR_2が閉環した炭素数6以下のアルキレン基、モル
    ホリノ基を示す。)で表される化合物と硫黄とを酸化剤
    存在下、水溶媒中又は有機溶媒中で反応させることを特
    徴とする一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、式中、R_1、R_2は炭素数1〜5のアル
    キル基、フェニル基あるいはベンジル基を、又はR_1
    とR_2が閉環した炭素数6以下のアルキレン基、モル
    ホリノ基を示す。Xは3〜8の整数を示す。) で表されるチウラムポリスルフィドの製造法。
  2. (2)有機溶媒が芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素
    、アルコール類、エーテル類、ケトン類及びエステル類
    から選択された1種である特許請求の範囲第(1)項記
    載の製造法。
  3. (3)反応温度が5〜80℃である特許請求の範囲第(
    1)項又は第(2)項記載の製造法。
JP8914488A 1988-04-13 1988-04-13 チウラムポリスルフィドの製造法 Pending JPH01261362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5698681A (en) * 1994-05-06 1997-12-16 Clariant Finance (Bvi) Limited Reactive disazo dyestuff compounds containing halo-substituted triazinyl rings

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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