JPH0125979Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は商品等の表示、広告を行うスイングス
テツカーに関するものである。

従来、百貨店等においては、陳列商品の表示、
広告を行うためスイングステツカーが一般に用い
られている。このスイングステツカーは可撓性を
有するシートにより所定の表示を行う表示面と表
示面から連続して延びる支幹を有する形状に形成
して成り、支幹の端部に設けた貼着面を壁面など
に貼付けることにより表示面を支幹を介して良好
に揺れ動くような状態に支持し立体的かつ効果的
な表示を行うものである。

さて、上記のようなスイングステツカーにおい
ては、表示面をできるだけ目立つようにしてより
客の関心を引くことが望ましい。そこで、表示面
に豆電球等の配置して表示面を発光させること等
が考えられるが、豆電球等を取付けると表示面が
重くなりすぎて表示面を良好に揺れ動く状態で支
持できなくなる問題がある。

本考案は以上述べた問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は表示面が発光することによ
つてより目立つ効果的な表示を行うことができか
つスイングステツカーとしての機能を損なわない
スイングステツカーを提供することにある。

以下、本考案を好適な一実施例を示す図面を用
いて詳細に説明する。

本考案の一実施例に係るスイングステツカー本
体１の外観を示す第１図において、スイングステ
ツカー本体１よりビニールシート等の可撓性を有
する透光性のシートから成り、図示のように表示
面２と表示面２から連続して細長く延びる支幹３
を有する形状である。このような形状から支幹３
の端部３−１を保持すれば図示の如く支幹３が撓
んで表示面２が垂れ下つた状態となり、表示面２
に触れると自在に揺れ動くものである。なお、図
示は省略するが支幹３の端部３−１の裏側には本
体１を壁面等の所定位置に取付けるための貼着部
が設けられている。第２図は支幹３の端部３−１
の貼着部を壁面等の取付け面１０に貼り付けて本
体１を取付けた状態の側面図である。第２図に示
す如く表示面２の裏面全体には誘電体中に分散さ
れた蛍光体に交流電流を与えることにより発光す
る原理を利用した光源であるエレクトロルミネツ
センス（以下、ELと称す）から成る発光板４が
重ね合わせて取付けられている。この発光板４は
表示面２とほぼ同じ大きさ及び数mmの厚さであ
り、極めて軽量となるように形成してある。ま
た、発光板４は支幹３の裏面に配された端部３−
１まで延びるプリント配線（図示せず）とそのプ
リント配線に接続された接続線５を介して発光板
４を発光させるための駆動回路６と電気的に接続
されている。この駆動回路６は例えば商品陳列棚
等の裏側等に配置される。

第３図は発光板４と駆動回路６の回路構成を示
す。駆動回路６は電池７とDC／ACコンバータ８
から成り、DC／ACコンバータ８が発光板４と接
続されている。電池７の直流電源がDC／ACコン
バータ８によつて一定の交流電源に変換され、発
光板４を発光させる。

なお、表示面２の表面には広告等の表示が付し
てある。

以上のような構成により、本実施例に係るスイ
ングステツカーによれば、ELの特徴により発光
板４全面が面発光することから表示面２全体が均
一に輝くと共に表面に付された表示内容が光の中
に明るく浮き出す。従つてより目立つ効果的な表
示を行うことができるものである。また、発光板
４は極めて薄くかつ軽量に形成してあるので、発
光板４の重さで表示面が垂れ下がりスイングステ
ツカーとしての機能も損なわれない。

なお、発光板４を形成するELの消費電力は極
めて少ないので、電池７のみでも長期間の発光表
示を行うことができるが、駆動回路７を用いず直
接交流電源に接続して発光させてもよい。また、
発光板４の大きさは何ら限定されない。発光板４
は表示面２の裏側に限らず表側に設けてもよい。
この場合は本体１を透光性のシートによつて形成
する必要はなく、表示は直接発光板４側に付す
る。

上述した如く本考案によれば、極めて軽量の発
光板を表示面に配することにより表示面が自由に
揺れ動くスイングステツカーとしての機能を損な
うことなく表示面を均一に発光させるようにした
ので、立体的かつ鮮明な極めて目立つ表示が行え
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係るスイングステ
ツカーの斜視図、第２図はスイングステツカーを
装着した状態の側面図、第３図はスイングステツ
カーの発光板を発光させる駆動回路の一例を示す
回路構成図である。 ここで、１……スイングステツカー本体、２…
…表示面、３……支幹、４……発光板、６……駆
動回路である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓性のシートにより表示面と該表示面から
   延びる支幹を形成して成るスイングステツカー
   において、該表示面にエレクトロルミネツセン
   スより成る肉薄で軽量の発光板であつて外部に
   設けられた電源によつて発光する該発光板を配
   したことを特徴とするスイングステツカー。 (2) 表示面を透光性とし、該表示面の裏側に発光
   板を配したことを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項に記載のスイングステツカー。