JP3001842U - 展示物引立用管状発光具 - Google Patents

展示物引立用管状発光具

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龍輔 杉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 展示物の存在を低コストで引き立てると共
に、展示物の取付用部材として使用できる、管状発光具
を提供する。 【構成】 両端が開口した光透過性管1の両端部を非透
光性のキャップ2に嵌合固定し、光透過性管1内にこれ
の全長にわたって設けた給電導体3の長手方向に所要間
隔で多数の発光ダイオード4を接続し、キャップ2内に
設けたオンオフスイッチ8を外部からの操作によってオ
ンにし、キャップ2内の乾電池7などから発光ダイオー
ド4に電力を供給し、これらを点線状に発光させ、前記
キャップ2によって壁面などに取り付けてあるビラなど
の展示物を引き立てるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面、掲示板などに掲示されるビラ、垂れ幕などの宣伝広告媒体や 衣服その他の商品などの展示物(以下、これらを総称して展示物という)の存在 を引き立てるために用いる、管状発光具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばビラなどの宣伝広告媒体を多くの人が注視できる状態に掲示する 場合は、種々の照明装置を、掲示板や建物の壁面に貼り付けていた。 また、デパートなどにおいて、衣類掛けスタンドや陳列棚に衣類その他の展示 物を吊持した場合には、展示物を既設の照明装置やスポットライトを利用して照 明し、人の注目を得るようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の宣伝広告媒体の掲示は、掲示設備およびその照明装置が大がか りになり、コスト高になるという問題点があった。 また、デパートなどで展示された衣類などの展示物を既設の照明装置やスポッ トライトで間接的に照明するだけでは、展示物の背景や周囲が他の商品や周囲か らの照明光によって複雑に輻湊し、目的とする展示物の存在が目立たなくなり、 展示物の広告宣伝効果が低下してしまうという問題点があった。
【0004】 本考案は、前述した問題点を解決して、展示物の存在を底コストで引き立てる ことができ、また展示物をこれらに近接した位置から多数の発光ダイオードによ って充分に照射することが作業性よくでき、さらに展示物を止めたり、吊り下げ たりする衣類掛けスタンドなどの一部に使用できる、展示物引立用管状発光具を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案に係る展示物引立用管状発光具は、両端が開口した所要横断面 形状の光透過性管と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した非透光性のキャッ プと、前記光透過性管内に全長にわたって設けた給電導体と、この給電導体の長 手方向に所要間隔で接続した多数の発光ダイオードと、前記キャップ内に設けた 外部操作が可能なオンオフスイッチおよびこのスイッチを介して前記発光ダイオ ードに電力を供給する給電部とを備えたものである。
【0006】 請求項2の考案に係る展示物引立用管状発光具は、両端が開口し半円形横断面 の光透過性管と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した半円形横断面の非透光 性キャップと、前記光透過性管の平坦な底壁内面に全長にわたって配設した給電 導体と、この給電導体の長手方向に所定間隔で接続した多数の発光ダイオードと 、前記キャップ内に設けた外部操作可能なオンオフスイッチおよびこのスイッチ を介して前記発光ダイオードに電力を供給する給電部と、前記非透光性キャップ の平坦な底壁外面に設けた固定用材とを備えたものである。
【0007】 請求項3の考案に係る展示物引立用管状発光具は、両端が開口し円形横断面の 光透過性管と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した円形横断面の非透光性キ ャップと、前記光透過性管内の直径部に全長にわたって配設した取付板およびこ の取付板の両面に設けた給電導体と、これらの給電導体の長手方向に所定間隔で 接続すると共に給電導体の外側に発光するように配設した多数の発光ダイオード と、前記キャップ内に設けた外部操作可能なオンオフスイッチおよびこのスイッ チを介して前記発光ダイオードに電力を供給する給電部とを備えたものである。
【0008】 請求項4の考案は、請求項1,2または3の考案に係る展示物引立用管状発光 具において、発光ダイオードに電力を供給する給電部は、非透光性のキャップに 着脱可能に装着した電池からなるものである。 請求項5の考案は、請求項1,2または3の考案に係る展示物引立用管状発光 具において、発光ダイオードに電力を供給する給電部は、非透光性のキャップ外 部からの充電可能にこのキャップ内に設けた蓄電池からなるものである。
【0009】 請求項6の考案は、請求項1,2または3の考案に係る展示物引立用管状発光 具において、発光ダイオードに電力を供給する給電部は、非透光性キャップに設 け、このキャップ外部の商用電源に接続する接続具およびこの接続具を通して供 給される商用電源を直流に変換して前記発光ダイオードに供給する電源部を有す るものである。
【0010】 請求項7の考案は、請求項1,2または3の考案に係る展示物引立用管状発光 具において、非透光性のキャップ内に、発光ダイオードに電力を供給する給電部 に、前記発光ダイオードを点滅させる点滅制御回路を設けたものである。
【0011】
【作用】
請求項1の考案に係る管状発光具は、両端が開口した光透過性管の両端部に非 透光性のキャップを嵌合固定したので、これらのキャップや前記光透過性管をビ ラや衣類などの展示物を止めたり、吊り下げたりする取付用部材として使用でき る。
【0012】 また、光透過性管内に全長にわたって設けた給電導体の長手方向に所要間隔で 接続した多数の発光ダイオードが固定してあるので、前記キャップ内に設けたオ ンオフスイッチをオンにすることで、前記発光ダイオードを点線状に発光させて 、前記展示物を近接した位置から充分に照射し、その存在を引き立たせることが できる。
【0013】 さらに、請求項1の考案に係る管状発光具は多数の発光ダイオードを有してい るので、多数の発光ダイオードを1個ずつ展示物に取り付けたり、その近くに設 けたりするのに比べ、前記管状発光具を用いることで、容易にしかも短時間で展 示物の近くに多数の発光ダイオードを配置することができて作業性がよい。 従って、請求項1の考案に係る管状発光具は展示物の取付用部材として使用で き、また構造が簡単であり、さらに多数の発光ダイオードを作業性よく展示物の 近くに配置でき、これらにより低コストで展示物を引き立たせることができる。
【0014】 請求項2の考案に係る管状発光具は、光透過性管状および非透光性のキャップ を半円形横断面とし、前記光透過性管の平坦な底壁内面に給電導体を支持固定し たので、管状発光具をさらに低コストにできる。 また、光透過性管の両端部に嵌合固定したキャップの平坦な底壁外面に接着剤 または永久磁石などの固定用材をそれぞれ設けたので、ビラなどの展示物を掲示 板や壁面に前記固定用材によって容易に固定できると共に、前記キャップも前記 掲示板や壁面に固定できる。
【0015】 請求項3の考案に係る管状発光具は、光透過性管および非透光性のキャップを 円形横断面とし、光透過性管内の直径部に全長にわたって取付板を配設し、この 取付板の両面に給電導体を支持固定し、これらの導体に多数の発光ダイオードを 接続して固定したので、前記取付板によって光透過性管を補強し、これに衣類な どの展示物の荷重がかかっても折れたり曲がったりすることなく、展示物を吊持 できると共に、取付板の両面に配設した給電導体に発光ダイオードを設けたので 、発光ダイオードの数を請求項2の考案に係る管状発光具の2倍程度に多くでき 、光透過性管の外周側を大きな照度で照射でき、展示物をより目立つようにする ことができる。
【0016】 また、請求項3の考案に係る管状発光具は、全体がほぼ円管状であるため、衣 類スタンドや陳列棚の横架部材や支柱などとして容易に使用できる。
【0017】 請求項4の考案に係る管状発光具は、発光ダイオードに点灯用の電力を供給す る給電部として、キャップに着脱可能に電池を装着したので、例えば屋外など、 外部から電力を供給しにくい場所に設置しても、発光ダイオードに容易に電力を 供給できて使いやすい。
【0018】 請求項5の考案に係る管状発光具は、発光ダイオードに点灯用の電力を供給す る給電部として、キャップ内に設けた蓄電池に対し、これに商用電源から充電給 電させることができ、充電給電時以外は給電用のコードなどを外しておけるので 、外観がよく、しかも蓄電池を交換せずに多数回使用できる。
【0019】 請求項6の考案に係る管状発光体は、外部の商用電源からプラグ受けなどの接 続具およびこの接続具を通して供給される商用電源を直流に変換して発光ダイオ ードに電力を供給する電源部を備えた構成としたので、長時間にわたって多数の 発光ダイオードを点灯する電力を供給することができ、電池の交換や、蓄電池の 交換も不要である。
【0020】 請求項7の考案に係る管状発光体は、キャップ内に点滅制御回路を設けたので 、使用時に多数の発光ダイオードを点滅させることができ、展示物の存在がさら に引き立てられ、展示物に対する多くの人の注目機能を高めることができると共 に、電力の使用量も軽減できる。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。 図1および図2は請求項1,2の考案に対応する第1実施例の展示物引立用管 状発光具の斜視図および一部切り欠き縦断面図である。 図1,図2において、1は半円形横断面に形成した光透過性管であり、光透過 性管1は、内面に外方への透過光を散乱させるための凹凸部1aを形成し、両端 を開口させてある。光透過性管1の両端部には、非透光性の着色合成樹脂の成形 品からなり光透過性管1と相似の半円形横断面のキャップ2をそれぞれ嵌合固定 してあり、キャップ2は外端面を端板2aによって塞いでいる。
【0022】 光透過性管1内には、これの長手方向の全長にわたって、後述する給電導体と してのプリント基板3を収容し、プリント基板3は光透過性管1の平坦な底壁1 b内面に、この底壁1bの長手方向全長にわたって支持してある。前記給電導体 は2本の銅線、あるいは銅板であってもよく、プリント配線を施したプリント基 板であってもよいことは勿論であり、以下の実施例ではプリント基板3を用いた 例について説明する。
【0023】 即ち、前記プリント基板3には、これの長手方向に沿う2条のプリント配線3 aを全長にわたって形成し、これらの配線3aには多数の発光ダイオード4が所 定間隔でそれぞれ接続固定してある。なお、プリント基板3は接着剤などによっ て両端部を光透過性管1またはこれとキャップ2とに固着してある。
【0024】 一端部の前記キャップ2は、端板2aと一体に形成した底壁2bの一側部に半 円状に湾曲した覆い板2cの一側部を薄肉のヒンジ部(図示省略)を介して開閉 可能に枢着し、覆い板2cの他側部を底壁2bの他側部に係脱可能に係合するこ とで、覆い板2cを閉状態に保持する構成にしてある。
【0025】 一端部のキャップ2の底壁2b上に2組のばね性導電体5と固定導電体6とを 設け、これらによって覆い板2cの開時に2個の乾電池7をそれぞれ着脱可能に 弾性保持し、2個の乾電池7を接続すると共に、これらの乾電池7にオンオフス イッチ8および後述する点滅制御回路9を介してプリント配線3aを接続してあ る。
【0026】 前記スイッチ8は、操作棒8aを前記キャップ2の端板2a外に突出させ、突 出部を押すことでオンとなり、突出部を再度押すことでオフとなるように構成し た従来公知の小型のものである。
【0027】 前記点滅制御回路9は、図3に示すように、所定時定数で発振するマルチバイ ブレータと、このマルチバイブレータによりオン・オフされるドライブトランジ スタ(いずれも図示省略)とによって構成され、前記スイッチ8のオン時に動作 する。
【0028】 光透過性管1の両端部に嵌めた非透光性キャップ2の平坦な底壁2bの外面に は接着剤10を固定用材としてそれぞれ塗着し、接着剤10の塗着面に剥離紙1 1を被着してある。
【0029】 次に、前述のように構成した第1実施例による管状発光具の使用例について説 明する。 第1実施例の管状発光具16は、ビラなどの宣伝広告媒体に使用する。この場 合には、非透光性のキャップ2の底壁2bの接着剤10を覆う剥離紙11を剥が し、図4に示すように、提示板や建物の垂直な面12にビラ13の上縁部を貼り 付けて使用する。この際、キャップ2の底壁2bの下半部に接着剤10によって ビラ13上縁部の左,右両端部を貼り付けた後、底壁2bの上半部を前記垂直な 面12に張り付ける。
【0030】 この状態で、オンオフスイッチ8を操作棒8aの押し込みによってオンにし、 乾電池7を電源として点滅制御回路9を動作させて、プリント基板3上に接続し た多数の発光ダイオード4を点滅させる。 これによって、管状発光具16は、広告宣伝媒体であるビラ13の止め具とし て機能すると共に、多数の発光ダイオード4が点滅し、点灯時には点線状に発光 するので、管状発光具16自体の存在位置が強調され、人の目を引き付けること になり、これに誘導されてビラ13も注目される。このため、ビラ13の存在を 引き立てることができ、従来のような別設の照明設備が不要になり、低コストで 宣伝効果を上げることができ、またビラ13の提示場所を限定されず、任意に選 定できる。
【0031】 さらに、1個ずつ発光ダイオードを取り付けるのに比べて、多数の発光ダイオ ード4を1列に並べて作業性よく取り付けることができる。 また、ビラなどの宣伝広告媒体の上縁部だけではなく、2本の管状発光具を用 いてその上,下縁部を垂直面に貼り付けたり、4本の管状発光具を用いて宣伝広 告媒体の4周を囲むように貼り付けるなど多様な使用ができる。
【0032】 なお、第1実施例の管状発光具では、図2に鎖線で示すように、他方のキャッ プ2は、端板2aに筒状体2dを一体に形成したものとし、外部の商用電源(図 示省略)から着脱可能な電源コード14によって、他方のキャップ2内に設けた プラグ受け15およびこのプラグ受けを通して供給される商用電源を直流に変換 して発光ダイオードに供給する電源部17などの給電部を介し、オンオフスイッ チ8のオフ時に点滅回路9に給電することで、発光ダイオード4を点滅させるよ うしてもよい。
【0033】 第1実施例の管状発光具は、キャップ2の底壁2b外面に接着剤10を塗着し たが、図5に示すように、板状の永久磁石18を光透過性管1の両端部に嵌めた キャップ2の底壁2b外面に接着または一体成形によって固着した変形例にする と、鋼板からなる壁面にビラなどの宣伝広告媒体を着脱可能に吸着でき、宣伝広 告媒体を短期間で変更する場合などに好適である。なお、壁面に鋼板など貼り付 けて、前記底壁2bの外面に固着した永久磁石18を吸着させるようにしてもよ い。
【0034】 図6および図7は請求項1,3の考案に対応する第2実施例の展示物引立用管 状発光具の一部切り欠き正面図および横断面図である。 図6,図7において、21は円形横断面に形成した光透過性管であり、光透過 性管21は、内面に外方への透過光を散乱させるための凹凸部21aを形成し、 両端を開口させてある。光透過性管21の両端部には、非透光性の着色合成樹脂 の成形品からなる筒状のキャップ22をそれぞれ嵌合固定してあり、キャップ2 2は外端面を端板22aによって塞いでいる。
【0035】 光透過性管21内には、これの長手方向の全長にわたって絶縁性の取付板23 を直径上に配置して固定し、取付板23の両面に前述した第1実施例のものと同 構成のプリント基板3の裏面をそれぞれ固着し、これらのプリント基板3の表面 に形成した2条のプリント配線3aに所定間隔で接続固定した多数の発光ダイオ ード4を対向する位置にそれぞれ配置してある。
【0036】 一端部の前記キャップ22内には、外部の商用電源(図示省略)からの充電可 能な蓄電池24と充電機構25とを設け、蓄電池24に、第1実施例のものと同 様なオンオフスイッチ8および点滅制御回路9を介して、前記両プリント基板3 のプリント配線3aを接続してある。
【0037】 前述のように構成した第2実施例による管状発光具26を使用するには、図8 に示すように、衣類掛けスタンド27の脚28および左,右支柱29を通常のパ イプ材によって構成し、これらの支柱29間に管状発光具26を上,下複数段に 横架する。
【0038】 すなわち、光透過性管21内に設けた取付板23を垂直にし、取付板23の両 面に設けた配線基板3を前記スタンド27の正,背面に向けて、光透過性管21 の両端部に固定したキャップ22を従来公知の適宜の締結金具30によって左, 右支柱29に固定することで、上,下各段の管状発光具26を相互間隔を設けて 水平に配置する。
【0039】 前記構成の衣類掛けスタンド27は、管状発光具26の光透過性管21に衣類 31を掛けた掛け具32のフック32aを着脱可能に引っ掛けることで、衣類3 1を光透過性管21に吊持する。 この状態で、スイッチ8を操作棒8aの押し込みによってオンにし、蓄電池2 4を電源として点滅制御回路9を動作させ、前記スタンド27の正,背面に向け た発光ダイオード4を点滅させる。
【0040】 これによって、管状発光具26は、衣類掛けスタンド27の横架材として機能 すると共に、多数の発光ダイオード4が点滅し、点灯時には点線状に上下複数段 に発光するので、各段の管状発光具26自体が人の目を引き付け、これらに掛け 具32によって掛けられた衣類31も注目される。このため、衣類の存在を引き 立てることができ、前記スタンド27とは別に照明設備を設ける必要がなく、低 コストで宣伝効果を上げることができる。また、スタンド27を移動に伴って発 光部分を容易に移動させることができる。
【0041】 さらに、1個ずつ発光ダイオードを取り付けるのに比べて、多数の発光ダイオ ード4を横方向に並べて上下方向に多段に作業性よく配設することができる上に 、同じ長さの第1実施例のものに比べ、2倍の数の発光ダイオード4を点灯でき る。
【0042】 なお、前述の使用例では、支柱を通常のパイプ材によって構成したが、支柱に 加わる負荷が比較的小さい場合には、支柱の上下方向の一部または全部も管状発 光具26によって構成でき、必要に応じて支柱を構成する管状発光具26を上下 に連結したり、管状発光具26と通常のパイプ材とを上下に連結したりして使用 できる。前記スタンドだけではなく、陳列棚などの横架材、支柱にも、管状発光 具26を使用できる。
【0043】 また、図示省略したが垂れ幕、のれんなどの上縁部に紐などの環状体を長手方 向の数箇所に縫い付け、これらの環状体に第2実施例の管状発光具を挿通して垂 れ幕、のれんなどを吊持し、管状発光具の両端部を適宜の部材に支持するなどし て使用でき、これらの場合にも、発光ダイオードの点灯によって、垂れ幕、のれ んなどを目立たせることができる。
【0044】 本考案において、2本の第1実施例の管状発光具を用い、これらのキァップの 平坦な面を相対向させて接着し、第2実施例の管状発光具と同様に使用すること ができる。
【0045】 本考案において、第1実施例のキャップ内に蓄電池を設け、これに外部の商用 電源から充電するようにしたり、外部の商用電源からの給電部と乾電池との一方 のみの設置にしたり、これらの設置による選択使用にしたりしてもよく、第2実 施例キャップ内の乾電池と外部の商用電源からの給電部との一方のみの設置にし たり、これらの設置による選択使用にしたりしてもよい。
【0046】 本考案において、乾電池などの点灯用の電流給電部を着脱可能に設けるための キャップ構成、オンオフスイッチの構成は、前記実施例のものに限られることな く、適宜変更できる。
【0047】 本考案において、光透過性管として可撓性があるものを用い、大径の円柱外周 あるいは回転式の陳列台に弧状に曲げて保持させるようにしてもよい。また、光 透過性管1の内面に透過光を散乱させるための凹凸部1aを形成したものを使用 した実施例について説明したが、凹凸部1aを形成しない光透過性管を使用して もよいことは勿論である。
【0048】 さらに、本考案において、点滅制御回路をなくして、使用時には発光ダイオー ドが常に点灯するようにしてもよい。
【0049】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案に係る管状発光具は、両端が開口した光 透過性管の両端部に非透光性のキャップを嵌合固定したので、これらのキャップ や前記光透過性管をビラや衣類などの展示物を止めたり、吊り下げたりする取付 用部材として使用できる。
【0050】 また、光透過性管内に全長にわたって設けた給電導体の長手方向に所要間隔で 接続した多数の発光ダイオードが固定してあるので、前記キャップ内に設けたオ ンオフスイッチをオンにすることで、前記発光ダイオードを点線状に発光させて 、前記展示物を近接した位置から充分に照射し、その存在を引き立たせることが できる。
【0051】 さらに、請求項1の考案に係る管状発光具は多数の発光ダイオードを有してい るので、多数の発光ダイオードを1個ずつ展示物に取り付けたり、その近くに設 けたりするのに比べ、前記管状発光具を用いることで、容易にしかも短時間で展 示物の近くに多数の発光ダイオードを配置することができて作業性がよい。 従って、請求項1の考案に係る管状発光具は展示物の取付用部材として使用で き、また構造が簡単であり、さらに多数の発光ダイオードを作業性よく展示物の 近くに配置でき、これらにより低コストで展示物を引き立たせることができる。
【0052】 請求項2の考案に係る管状発光具は、光透過性管状および非透光性のキャップ を半円形横断面とし、前記光透過性管の平坦な底壁内面に給電導体を支持固定し たので、管状発光具をさらに低コストにできる。 また、光透過性管の両端部に嵌合固定したキャップの平坦な底壁外面に接着剤 または永久磁石などの固定用材をそれぞれ設けたので、ビラなどの展示物を掲示 板や壁面に前記固定用材によって容易に固定できると共に、前記キャップも前記 掲示板や壁面に固定できる。
【0053】 請求項3の考案に係る管状発光具は、光透過性管および非透光性のキャップを 円形横断面とし、光透過性管内の直径部に全長にわたって取付板を配設し、この 取付板の両面に給電導体を支持固定し、これらの導体に多数の発光ダイオードを 接続して固定したので、前記取付板によって光透過性管を補強し、これに衣類な どの展示物の荷重がかかっても折れたり曲がったりすることなく展示物を吊持で きると共に、取付板の両面に配設した給電導体に発光ダイオードを設けたので、 発光ダイオードの数を請求項2の考案に係る管状発光具の2倍程度に多くでき、 光透過性管の外周側を大きな照度で照射でき、展示物をより目立つようにするこ とができる。
【0054】 また、請求項3の考案に係る管状発光具は、全体がほぼ円管状であるため、衣 類スタンドや陳列棚の横架部材や支柱などとして容易に使用できる。
【0055】 請求項4の考案に係る管状発光具は、発光ダイオードに点灯用の電力を供給す る給電部として、キャップに着脱可能に電池を装着したので、例えば屋外など、 外部から電力を供給しにくい場所に設置しても、発光ダイオードに容易に電力を 供給できて使いやすい。
【0056】 請求項5の考案に係る管状発光具は、発光ダイオードに点灯用の電力を供給す る給電部として、キャップ内に設けた蓄電池に対し、これに商用電源から充電さ せることができ、充電時以外は給電用のコードなどを外しておけるので、外観が よく、しかも蓄電池を交換せずに多数回使用できる。
【0057】 請求項6の考案に係る管状発光体は、外部の商用電源からプラグ受けなどの接 続具およびこの接続具を通して供給される商用電源を直流に変換して発光ダイオ ードに電力を供給する電源部を備えた構成としたので、長時間にわたって多数の 発光ダイオードを点灯する電力を供給することができ、電池の交換や、蓄電池の 交換も不要である。
【0058】 請求項7の考案に係る管状発光体は、キャップ内に点滅制御回路を設けたので 、使用時に多数の発光ダイオードを点滅させることができ、展示物の存在がさら に引き立てられ、展示物に対する多くの人の注目機能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による展示物引立用管状発
光具の斜視図である。
【図2】図1に示した管状発光具の一部切り欠き縦断正
面図である。
【図3】図1に示した管状発光具の点滅制御回路の結線
図である。
【図4】本考案の第1実施例による展示物引立用管状発
光具の使用例を示した説明図である。
【図5】本考案の第1実施例による展示物引立用管状発
光具の変形例を示した一部切り欠き正面図である。
【図6】本考案の第2実施例による展示物引立用管状発
光具を示した一部切り欠き縦断平面図である。
【図7】図5のA−A線横断面図である。
【図8】本考案の第2実施例による展示物引立用管状発
光具の使用した衣類掛けスタンドの説明図である。
【符号の説明】
1 光透過性管 2 キャップ 3 プリント基板(給電導体) 4 発光ダイオード 5 ばね性導電体 6 固定導電体 7 乾電池(給電部) 8 オンオフスイッチ 9 点滅制御回路 10 接着剤(固定用材) 11 剥離紙 12 垂直な面 13 ビラ(展示物) 16 管状発光具 18 永久磁石(固定用材) 21 光透過性管 22 キャップ 23 取付板 24 蓄電池(点灯用部材) 26 管状発光具 27 衣類掛けスタンド 31 衣類 32 掛け具

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した所要横断面形状の光透過
    性管と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した非透光
    性のキャップと、前記光透過性管内に全長にわたって設
    けた給電導体と、この給電導体の長手方向に所要間隔で
    接続した多数の発光ダイオードと、前記キャップ内に設
    けた外部操作が可能なオンオフスイッチおよびこのスイ
    ッチを介して前記発光ダイオードに電力を供給する給電
    部とを備えたことを特徴とする展示物引立用管状発光
    具。
  2. 【請求項2】 両端が開口し半円形横断面の光透過性管
    と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した半円形横断
    面の非透光性キャップと、前記光透過性管の平坦な底壁
    内面に全長にわたって配設した給電導体と、この給電導
    体の長手方向に所定間隔で接続した多数の発光ダイオー
    ドと、前記キャップ内に設けた外部操作可能なオンオフ
    スイッチおよびこのスイッチを介して前記発光ダイオー
    ドに電力を供給する給電部と、前記非透光性キャップの
    平坦な底壁外面に設けた固定用材とを備えたことを特徴
    とする展示物引立用管状発光具。
  3. 【請求項3】 両端が開口し円形横断面の光透過性管
    と、この光透過性管の両端部に嵌合固定した円形横断面
    の非透光性キャップと、前記光透過性管内の直径部に全
    長にわたって配設した取付板およびこの取付板の両面に
    設けた給電導体と、これらの給電導体の長手方向に所定
    間隔で接続すると共に給電導体の外側に発光するように
    配設した多数の発光ダイオードと、前記キャップ内に設
    けた外部操作可能なオンオフスイッチおよびこのスイッ
    チを介して前記発光ダイオードに電力を供給する給電部
    とを備えたことを特徴とする展示物引立用管状発光具。
  4. 【請求項4】 発光ダイオードに電力を供給する給電部
    は、非透光性のキャップに着脱可能に装着した電池から
    なる、請求項1,2または3に記載の展示物引立用管状
    発光具。
  5. 【請求項5】 発光ダイオードに電力を供給する給電部
    は、非透光性のキャップ外部からの充電可能にこのキャ
    ップ内に設けた蓄電池からなる、請求項1,2または3
    に記載の展示物引立用管状発光具。
  6. 【請求項6】 発光ダイオードに電力を供給する給電部
    は、非透光性キャップに設け、このキャップ外部の商用
    電源に接続する接続具およびこの接続具を通して供給さ
    れる商用電源を直流に変換して前記発光ダイオードに供
    給する電源部を有する、請求項1,2または3に記載の
    展示物引立用管状発光具。
  7. 【請求項7】 非透光性のキャップ内に、発光ダイオー
    ドに電力を供給する給電部に、前記発光ダイオードを点
    滅させる点滅制御回路を設けた請求項1,2または3に
    記載の展示物引立用管状発光具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09123822A (ja) * 1995-10-31 1997-05-13 Nippon Rifuto Kk 昇降装置
JP2002208102A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Sony Corp 記録再生装置
JP2014017112A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Kami Electronics Inc 球状体物等内から球状体物等外に突出した操作棒を操作して球状体物等内のスイッチの選択およびスイッチの機能を選択できるledランプ
JP2016509347A (ja) * 2013-02-06 2016-03-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 管形ランプ支持構造体

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