JPH01259545A - SOI型単結晶SiC基板とその製造方法 - Google Patents

SOI型単結晶SiC基板とその製造方法

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JPH01259545A
JPH01259545A JP8761588A JP8761588A JPH01259545A JP H01259545 A JPH01259545 A JP H01259545A JP 8761588 A JP8761588 A JP 8761588A JP 8761588 A JP8761588 A JP 8761588A JP H01259545 A JPH01259545 A JP H01259545A
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JP
Japan
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layer
sic
single crystal
thickness
sic substrate
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Application number
JP8761588A
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Inventor
Yoshihiro Arimoto
由弘 有本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は素子形成層がSiCであるSol型の集積回路
形成用基板に関し、 Si0層エピタキシャル成長の下地結晶である単結晶5
tJiを高抵抗化することによって漏洩電流を抑制する
ことを目的とし、 下地単結晶Si層を低不純物濃度とすると共に、その厚
さを2μm以下に限定して構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はSol型の集積回路形成用基板に関わり、特に
素子形成層がSiCであるSol型基板に関わる。
産業用、民生用を問わず、各種機器の電子化が急速に進
行しているが、現在使用されている集積回路の大部分は
シリコン(S i)を半導体材料とするものであるため
、温度環境が100℃以下でないと正常に動作しない。
しかしながらこの程度の温度は、例えば自動車のエンジ
ンルームや電気炊飯器の筐体内では、常態とも言うべき
ものであり、集積回路をそのような空間で使用する場合
には十分な断熱、放熱手段を講じることが必要となって
いる。
更に、それ以上の高温で使用される機器を電子化したい
と言う要求に応えるためには、Siよりもバンドギャッ
プが広く、より高温でも半導体としての性質を失わない
材料を用いた集積回路を開発しなければならない。
〔従来の技術〕
高温半導体材料として、経済性を加味して見た場合、最
も注目されているのは炭化珪素(SiC)である。Si
Cは500℃を越える高温でも半導体としての性質を失
わないので、苧i集積回路では不可能な高温(300℃
以上)での使用に耐える電子回路の実現が期待され、S
ti板上にヘテロエピタキシャル成長させた5iCji
iに形成したMOSFET或いはMESFETが研究さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
素子形成に適したS i C’giは、現在の技術水準
からはSi単結晶上にエピタキシャル成長させたものに
はり限られているが、SiをGaAsのように半絶縁性
とすることは不可能であって、Si層が電流バスとなる
ため、SiC薄層に形成したpn接合は非常にリークの
多いものとなる。
そのため、温度環境が室温の場合でも良好な特性が得ら
れていない状況にあるが、素子のリーク電流が大である
と、消費電力が増すばかりでなく、素子としての動作が
不可能にもなる。
本発明の目的は、エピタキシャル成長の下地結晶として
Siを用いたSiC基板のリーク電流を低減し、300
℃以上の高温環境でも動作可能な高温用集積回路基板を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明の単結晶SiC基板は 支持体であるシリコン板と半導体素子形成層である単結
晶SiC薄片とが絶縁物層を介して固着されており、 前記単結晶StC薄片と前記絶縁物層との間に、厚さ2
μm以下の不純物をドープしないシリコン層を設けて成
るものである。
また、本発明の別な単結晶SiC基板は上記構成に加え
て、 電圧を印加して前記不純物をドープしないシリコン層を
空乏化する手段を備えている。
更に、上記単結晶SiC基板の製造方法である発明に於
いては 単結晶シリコン板を絶縁物層を介してシリコン板に接着
し、前記単結晶シリコン板の厚みを2μm以下に減じた
後、 該薄化されたシリコン板上にSiC層をエピタキシャル
成長させることが行われる。
第1図に本発明の単結晶SiC基板の構造が模式的に示
されている。、咳図に於いて、1は素子形成層である3
tcjl、5は厚さ2μm以下のSi層で前記SiC層
をエピタキシャル成長させる下地結晶である。該5il
J!iと支持基板であるSiウェハ4との間に絶縁層で
ある5iozJi!菱が設けられている。
〔作 用〕
本発明に於いてSiC層エピタキシャル成長の下地とし
て用いられる単結晶Si層は、不純物がドープされず、
高比抵抗である。且つ、この高比抵抗5illは極めて
薄いので、その層抵抗は素子形成層であるSiC層に比
べ十分に大となっている。
更に、本発明のSiC基板はバイアス電圧を印加して下
地Si層を空乏化することが出来るので、Siが金属化
する温度以下であれば、その状態ではSiNは実質的に
絶縁物層として機能することになる。
下地Si層はSiC層をエピタキシャル成長させるのに
必要であるが、下地結晶としては数原子層程度の極めて
薄いものがあれば十分であり、薄ければ薄いほど良いと
言える。現実には絶縁物層である5iOzi5上に確実
にSi層を存在させなければならず、そのための技術的
制約から、数千人或いはそれ以上の厚みを持つことは避
けられない状況にある。
しかしながらその厚みは、既述したようにバイアス電圧
を印加して空乏化し得る深さは2μm程度が限度である
ことから、これを越える値とすることは避けるべきであ
る。また、該5tJiiに炭素(C)をイオン注入して
SiCを形成し、更にその上にSiC層をエピタキシャ
ル成長させる場合も、イオン注入の深さを1μm以上と
することは困難な場合が多いので、SiC化によってS
i層を薄くすることの効果を確実にするためには、最初
のSi層は2μm以下であることが望ましい。
エピタキシャル成長の下地結晶TあるSi層の下層ばS
iO□などの絶縁物層であるから、このSi層を実質的
に高抵抗化することが出来れば、リークの無いSiC基
板が得られることになる。
そのためには、上に述べたように下地St層の厚さを2
μm以下に抑えることが有効である。
〔実施例〕
第2図に、製造工程を含む本発明の第1の実施例が模式
的に示されている。以下、該図面を参照しながら該実施
例を説明する。
(a)図は支持基板である単結晶Siウェハ3をスチー
ム酸化し、表面にS i Oz膜2を形成した状態を示
す。酸化温度は1000℃、処理時間は30分で、膜厚
は0.2μm程度である。Siウェハ3は支持基板であ
るから単結晶であることは必要ではない。
一方、これに貼付してSOI型構造を形成するための単
結晶Stは、(b1図に示すように、低抵抗の単結晶S
tウェハ4に不純物をドープしない高抵抗Si層5をエ
ピタキシャル成長させて形成される。エピタキシャル成
長の下地結晶を低抵抗とする理由は、後の工程でエツチ
ング速度を大とするためである。
このように準備された支持基板ウェハとエピタキシャル
結晶ウェハを、(C1図のように、S i O2膜面と
エピタキシャル成長面が接するように保持し、500〜
1200℃に加熱すると両者は接着される。加熱雰囲気
は特に限定されることはなく、圧力も大気圧或いは減圧
のいずれでもよい。かかる接着技術は当業者に周知であ
る。
次いで、FIF:HNO3:CH3CO0H= 1: 
3 : 8に調整したエツチング液でエピタキシャルウ
ェハをエツチングすると、低抵抗である下地結晶4は速
やかにエツチング除去され、エピタキシャル成長層5が
残される。これを更にHF:HNO3= 1:30のエ
ツチング液でエツチングし、エピタキシャル層の厚みを
0゜1μm程度とする。この状態が(d1図に示されて
いる。最初のエツチングで低抵抗層のみがエツチングさ
れるのは、被エツチング速度がエピタキシャル成長層よ
り2桁程度大きい故である。
更に続けて、この薄くシたStエピタキシャル成長層上
に、公知の方法によって5tCJiilをエピタキシャ
ル成長させ、(81図の構造のSiC集積回路基板を得
る。集積回路はこの5iC1J1に形成される。
ここで、Si層5は高抵抗であることが必要であり、そ
の厚さとして2μm以下が要求されることは既述の通り
であるが、上記の工程に依ればこの条件を満足するもの
が得られる。
第3図には第2の実施例であるバイアス電圧を印加して
Si層を空乏化するSiC集積回路基板が示されている
。支持基板3、S i O2膜2、Siエピタキシャル
層5、Si0層1は第1の実施例と同じであり、これに
しかるべき電極を設けてバイアス電圧を印加し得るよう
に構成されている。
高抵抗層であるSiエピタキシャル層5が低濃度のn型
であれば、図の極性でバイアス電圧を印加することによ
り、該Si層5は空乏化して絶縁性となるので、SiC
層に形成された素子の特性を劣化させることはない。バ
イアス電圧によって空乏化し得る厚みの限界は1μm程
度である。
SiC層のエピタキシャル成長に際して、下地Si層に
Cをイオン注入してSiC化し、その上にSiC層をエ
ピタキシャル成長させることがある。その場合、Si層
を全てSiC化しても差支えないので、Si層が薄いほ
ど望ましい状況に変わりはないが、厚い方の限界につい
ては、通常の装置でイオン注入し得る深さは1μm程度
であり、SiC化されずに残ったSi層をバイアス電圧
によって空乏化するとしても、Si0層エピタキシャル
成長前のSi層の厚さは2μmを越えないことが望まし
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のSOt型単結晶SiC基
板では、エピタキシャル成長の下地として不可欠のSi
層が高抵抗となるので、SiC層に形成された素子の特
性に悪影響を及ぼすことがなく、高温での使用が可能な
集積回路が実現することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のSiC基板の構成を示す模式第2図は
第1の実施例の製造工程を示す模式図、第3図は第2の
実施例の構成を示す模式図であって・ 図に於いて 1はSiC層、 2はSiO□膜、 3は支持基板、 本発明のSiC基板の構成を示す模式図第1図 第1の実施例の製造工程を示す模式図(1/2)第2図 第1の実施例の製造工程を示す模式図(2/2)第2図 第2の実施例の構成を示す模式図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体であるシリコン板と半導体素子形成層であ
    る単結晶炭化珪素(SiC)薄片とが絶縁物層を介して
    固着されたSiC基板であって、 前記単結晶SiC薄片と前記絶縁物層との間に、厚さ2
    μm以下の不純物をドープしないシリコン層を設けて成
    ることを特徴とする単結晶SiC基板。
  2. (2)単結晶シリコン板を絶縁物層を介してシリコン板
    に接着し、前記単結晶シリコン板の厚みを2μm以下に
    減じた後、 該薄化されたシリコン板上にSiC層をエピタキシャル
    成長させることを特徴とする請求項(1)または(2)
    の単結晶SiC基板の製造方法。
JP8761588A 1988-04-08 1988-04-08 SOI型単結晶SiC基板とその製造方法 Pending JPH01259545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227949A (ja) * 2007-03-29 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 横型高耐圧素子を有する半導体装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007227949A (ja) * 2007-03-29 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 横型高耐圧素子を有する半導体装置の製造方法

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