JPH0125890Y2 - - Google Patents

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JPH0125890Y2
JPH0125890Y2 JP12063483U JP12063483U JPH0125890Y2 JP H0125890 Y2 JPH0125890 Y2 JP H0125890Y2 JP 12063483 U JP12063483 U JP 12063483U JP 12063483 U JP12063483 U JP 12063483U JP H0125890 Y2 JPH0125890 Y2 JP H0125890Y2
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JP
Japan
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drip
proof valve
back pressure
oil
cylindrical hollow
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JP12063483U
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JPS6027220U (ja
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  • Safety Valves (AREA)
  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は油圧力噴霧式バーナに利用される防
滴弁に関するものである。
従来、油圧噴霧式バーナは燃焼開始時バーナの
先端が冷えており加熱油がバーナ先端部に達した
際に冷却され着火不良を起したり、又燃焼停止時
にはバーナの油配管部の油が炉内に滴下し、炉内
の加熱温度で白煙を発したり、さらに炉内に滴下
した油が気化し、再着火時に爆発するといつた不
測の事態を防止することを目的としてバーナの先
端部に油圧力差によりピストン弁が作動し、油管
路を開閉する防滴弁を設ける方法が行われてい
た。
この従来の防滴弁を第1図に示す。図中の1は
防滴弁ボデイー1であつて、この防滴弁ボデイー
1のほぼ中心軸上に円筒中空部2が設けられ、円
筒中空部2は防滴弁ボデイー1に設けた油入口
3・油戻り口4・背圧入口5・防滴弁出口6と連
通せしめられている。円筒中空部2には背圧入口
5と油入口3との圧力差により作動し、防滴弁出
口6を開閉するピストン弁7が挿入されている。
そしてピストン弁7外周面と、円筒中空部2内壁
面との接触部に油入口3と背圧入口5との間の油
洩れを防止するためOリング10が設けられてい
る。
従来の防滴弁は以上のように構成されていた
が、Oリング10の寸法公差が大きく、場合によ
つてはOリング10がピストン弁7を拘束し、ピ
ストン弁7が開かないなどの事故もみうけられ
た。
この考案は上記の点に鑑み、ピストン弁の確実
な作動を得ることを目的とするものであつて、防
滴弁ボデイーの中心軸上に円筒中空部を設け、防
滴弁ボデイーにこの円筒中空部と連通する油入
口、油戻り口、背圧入口並びに防滴弁出口を設
け、この円筒中空部内に、背圧入口部圧力と油入
口部圧力との圧力差により軸方向に移動して、防
滴弁出口を開閉するピストン弁を挿入してなる防
滴弁において、円筒中空部内の背圧入口側に、ピ
ストン弁の背圧入口側の端面と対向し、この端面
との当接時にシール機能を発揮するシール面を対
設した防滴弁であり、他の好ましい一態様は、防
滴弁ボデイーに前記シール面を設けるかわりに、
上記円筒中空部内における背圧入口側に、円筒中
空部内壁面との接触部にシール用のOリング10
を配設した状態で内筒を挿設し、ピストン弁の背
圧入口側端面と対向する内筒の端面にシール面を
形成した防滴弁である。
以下この考案を図面に従つて説明する。第2図
a,bはこの考案の一実施例、第3図a,bはこ
の考案の他の実施例を示すものである。図中の1
は防滴弁ボデイーであつて、そのほぼ中心軸上に
円筒状の中空部2が設けられる。該円筒中空部2
は防滴弁ボデイー1に穿孔される油入口3、油戻
り口4、背圧入口5、防滴弁出口6と連通せしめ
られている。前記円筒中空部2には背圧入口5の
圧力と油入口3の圧力との圧力差により防滴弁出
口6を開閉するピストン弁7が設けられる。さら
に円筒中空部2の内側上部には背圧入口5側のピ
ストン弁7の端面7aと当接してシール機能を発
揮するシール面8を対設して設けてある。
このシール面8は、円筒中空部2の上方側、即
ち、背圧入口5側の端面の外周部分をピストン弁
7に向けて軸方向に突出させ、この突出下端面を
平滑に仕上げたもので、このシール面8はピスト
ン弁7の上方側、即ち、背圧入口5側の端面7a
と互いに対向し、ピストン弁7の端面7aの当接
時には、密着状態となるようにしてある。
従つて、背圧入口5の圧力と油入口3の圧力と
の差圧によつて、ピストン弁7が移動し、防滴弁
出口6が開となつた場合、シール面8にピストン
弁7の端面7aが当接することにより、ピストン
弁7の外周と円筒中空部2の内周の間を通つて、
油入口3から背圧入口5に向けて油が漏れるのを
阻止する。
ここで、上記のシール面8は、例えば、防滴弁
ボデイー1に円筒中空部2を形成する際に、この
円筒中空部2の上方に小径の中空部を形成する要
領で上記の突出部を防滴弁ボデイー1と一体に形
成し、この突出部の下端面を仕上げることによつ
て得ることができる。
また、上記のように、防滴弁ボデイー1の円筒
中空部2に直接シール面8を形成する代りに、第
3図a,bに示すように、円筒中空部2の上方側
に内筒9を挿設し、内筒9のピストン弁7と対向
する下端面をシール面8に形成し、内筒9の外周
面と円筒中空部2内周面との間からの油漏れを防
止するために、内筒9の外周にOリング10を設
けた構成としてもよい。ここで、内筒9は、防滴
弁ボデイー1と同一の材質のものでもよく、ある
いは、より耐久性等の高い材質のものでもよい。
尚、この内筒9と円筒中空部2との嵌め合いによ
り気密状態が維持でき、油漏れの恐れがない場合
には上記のOリング10を省略することもでき
る。
第4図は上記構成の防滴弁11を用いた燃焼ラ
インの一例の説明図である。防滴弁11の油入口
3に連結される油供給パイプ12には燃焼用絞り
13(例えばノズルチツプあるいはオリフイス
等)が挿設され、燃焼用絞り13の下流側が油噴
霧に適した圧力になるように形成される。燃焼用
絞り13の上流の油供給パイプ12から分岐して
背圧パイプ14が設けられ、防滴弁11の背圧入
口5に連結される。この背圧パイプ14中には油
循環中に開となり、燃焼中に閉となる電動弁A1
5が設けられる。防滴弁11の油戻り口4に連結
される油リターンパイプ16には油循環中に開と
なり燃焼中に閉となる電動弁B17が設けられ
る。電動弁A15の下流側の背圧パイプ9と電動
弁B17の下流側の油リターンパイプ16とバイ
パス絞り18(例えばオリフイス)を備えたバイ
パスパイプ19にて連通せしめられている。防滴
弁11の防滴弁出口6は油噴霧用のノズル20を
備えたノズルポート21と連通せしめられてい
る。
以上の構成において、その作用について説明す
る。まず、燃焼開始前には循環回路にセツトされ
る。すると電動弁A・B15,17は開となり、
背圧パイプ14の油はバイパス絞り18からわず
かに油が流出するのみであるので防滴弁11の背
圧入口5には高圧の油圧が働きピストン弁7は閉
となる。従つて油供給パイプ12・防滴弁11・
油リターンパイプ16による循環路が形成され、
油温にてバーナ先端部が加熱される。次に燃焼回
路にセツトすると、電動弁A,B15,17は閉
となる。すると電動弁A15と防滴弁11の背圧
入口5との間の油はバイパスパイプ19を通つて
油リターンパイプ16に流出し、背圧入口圧は瞬
時にして約零となり、一方油入口圧は高圧(略ポ
ンプ出口圧)となる。しかして、ピストン弁7は
油入口圧と背圧入口圧との差圧により、滑らかに
作動し、防滴弁出口6を開とする。それと同時に
ピストン弁7の端面7aは防滴弁ボデイー1のシ
ール面8に当接し、油入口3から背圧入口5への
油洩れを防止する。従つて油は、防滴弁出口6を
通つてノズルポート21のノズル20より圧力噴
霧される。燃焼停止時にはピストン弁7に設けた
スプリング20の押圧力にて防滴弁は閉止する。
なお、実施例ではピストン弁7と防滴弁ボデイー
1間にスプリング20を設ける構造を示している
がこれに限定されるわけではなく、燃焼停止時に
背圧のみの作用で防滴弁出口6を阻止することも
でき、あるいはスプリング20と背圧を組合せて
防滴弁を閉止することもできる。
この考案は以上のように構成されているのでピ
ストン弁7の摺動抵抗が少なく、作動が非常に滑
らかで、防滴弁11の開閉が確実となり、又シー
ル面8の効果により油入口3から背圧入口5への
油洩れを防ぎ、防滴弁出口6からの吐出量を安定
化させることができる。又、シール面8の加工に
おいても内筒9を設けることにより精度のよい加
工面を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防滴弁を示す概略断面図であ
る。第2図a,bはこの考案に係る防滴弁の一実
施例を示すもので、第2図aは概略断面図、第2
図bは第2図aのA部拡大図、第3図a,bは、
この考案に係る防滴弁の他の実施例を示すもの
で、第3図aは概略断面図、第3図bは第3図a
のA部拡大図である。第4図は、この考案に係る
防滴弁を用いた燃焼ラインの一例を示す概略構成
図である。 1……防滴弁ボデイー、2……円筒中空部、3
……油入口、4……油戻り口、5……背圧入口、
6……防滴弁出口、7……ピストン弁、8……シ
ール面、7a……端面、9……内筒、10……O
リング、11……防滴弁、12……油供給パイ
プ、13……燃焼用絞り、14……背圧パイプ、
15……電動弁A、16……油リターンパイプ、
17……電動弁B、18……バイパス絞り、19
……バイパスパイプ、20……油噴霧用のノズ
ル、21……ノズルポート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 防滴弁ボデイー1の中心軸上に円筒中空部2
    を設け、 防滴弁ボデイー1にこの円筒中空部2と連通
    する油入口3、油戻り口4、背圧入口5並びに
    防滴弁出口6を設け、 この円筒中空部2内に、背圧入口部圧力と油
    入口部圧力との圧力差により軸方向に移動し
    て、防滴弁出口6を開閉するピストン弁7を挿
    入してなる防滴弁において、 円筒中空部2内の背圧入口5側に、ピストン
    弁7の背圧入口5側の端面7aと対向し、この
    端面7aとの当接時にシール機能を発揮するシ
    ール面8を対設したことを特徴とする防滴弁。 (2) 上記円筒中空部2内における背圧入口5側
    に、円筒中空部2内壁面との接触部にシール用
    のOリング10を配設した状態で内筒9を挿設
    し、 ピストン弁7の背圧入口5側端面7aと対向
    する内筒9の端面にシール面8を形成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の防滴弁。
JP12063483U 1983-08-01 1983-08-01 防滴弁 Granted JPS6027220U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12063483U JPS6027220U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 防滴弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12063483U JPS6027220U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 防滴弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6027220U JPS6027220U (ja) 1985-02-23
JPH0125890Y2 true JPH0125890Y2 (ja) 1989-08-02

Family

ID=30276407

Family Applications (1)

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JP12063483U Granted JPS6027220U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 防滴弁

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JPS6027220U (ja) 1985-02-23

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