JPS5914614B2 - ガスタ−ビン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパ−ジ方法及び装置 - Google Patents
ガスタ−ビン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパ−ジ方法及び装置Info
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- JPS5914614B2 JPS5914614B2 JP6673678A JP6673678A JPS5914614B2 JP S5914614 B2 JPS5914614 B2 JP S5914614B2 JP 6673678 A JP6673678 A JP 6673678A JP 6673678 A JP6673678 A JP 6673678A JP S5914614 B2 JPS5914614 B2 JP S5914614B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は二燃料焚きガスタービン用ノズルのパージ方法
及び装置に関し、特に液体燃料を圧力噴霧式で噴射する
形式の圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパージ方法及び装
置に関する。
及び装置に関し、特に液体燃料を圧力噴霧式で噴射する
形式の圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパージ方法及び装
置に関する。
ガスタービンは一般に液体燃料焚きで運転されることが
多いが、起動と停止とが頻繁に行われる用途に使用され
た場合、液体燃料焚きでは急速な起動や出力上昇を行い
得ない恐れがある。
多いが、起動と停止とが頻繁に行われる用途に使用され
た場合、液体燃料焚きでは急速な起動や出力上昇を行い
得ない恐れがある。
このため、起動時や急速な出力増加時には気体燃料焚き
で運転を行い、定常運転時には液体燃料焚きで運転を行
う形式の二燃料焚きガスタービンが製作されている。
で運転を行い、定常運転時には液体燃料焚きで運転を行
う形式の二燃料焚きガスタービンが製作されている。
この形式のガスタービンに於ては、液体燃料と気体燃料
とを別々に噴射できる二燃料焚きノズルが使用される。
とを別々に噴射できる二燃料焚きノズルが使用される。
このノズルにおける問題点は、気体燃料焚きを開始する
前にノズルの液体燃料流路に残留している液体燃料をパ
ージしておかないと気体燃料焚き開始後に気体燃料の噴
射炎の熱のために残留液体燃料が炭化して液体燃料流路
が詰ってしまうことである。
前にノズルの液体燃料流路に残留している液体燃料をパ
ージしておかないと気体燃料焚き開始後に気体燃料の噴
射炎の熱のために残留液体燃料が炭化して液体燃料流路
が詰ってしまうことである。
それ故、従来は気体燃料焚きで起動する時や、液体燃料
焚きから気体燃料焚きに切換えた時に、ノズルの液体燃
料流路へ気体燃料を吹き込むことによって残留液体燃料
をパージしていたが、ガスタービンの再起動時には前回
の停止時に於てガスタービンの高温ガス流路内及び燃焼
器内に未燃ガスが残留しているので、再起動時に気体燃
料でノズルのパージを行うと、・燃焼器及びガスタービ
ンの高温ガス流路中に更に燃料が加えられることになる
ため、燃焼器中の酸素濃度が極めて低くなって着火不良
を生ずることとなっていた。
焚きから気体燃料焚きに切換えた時に、ノズルの液体燃
料流路へ気体燃料を吹き込むことによって残留液体燃料
をパージしていたが、ガスタービンの再起動時には前回
の停止時に於てガスタービンの高温ガス流路内及び燃焼
器内に未燃ガスが残留しているので、再起動時に気体燃
料でノズルのパージを行うと、・燃焼器及びガスタービ
ンの高温ガス流路中に更に燃料が加えられることになる
ため、燃焼器中の酸素濃度が極めて低くなって着火不良
を生ずることとなっていた。
また、気体燃料の圧力がかなり高いため、気体燃料でパ
ージすると、着火時に火炎の安定性が乱されるという問
題も生じていた。
ージすると、着火時に火炎の安定性が乱されるという問
題も生じていた。
一方、この問題を別としても、気体燃料でノズルの液体
燃料流路部をパージする場合には、ノズルへの液体燃料
供給管と気体燃料供給管との間にパージ用管路を接続す
るとともに該管路に電磁弁等を設けなければならないの
で、高圧の気体燃料が該電磁弁から漏洩して引火する危
険性も大きかった。
燃料流路部をパージする場合には、ノズルへの液体燃料
供給管と気体燃料供給管との間にパージ用管路を接続す
るとともに該管路に電磁弁等を設けなければならないの
で、高圧の気体燃料が該電磁弁から漏洩して引火する危
険性も大きかった。
従って本発明の目的は、気体燃料でノズルをパージする
場合に生じる前記の問題点を解決し、気体燃料焚きでガ
スタービンを起動した場合にも着火不良を生ずることな
く、且つ、気体燃料の漏洩の恐れのない、改良されたパ
ージ方法及び装置を提供することである。
場合に生じる前記の問題点を解決し、気体燃料焚きでガ
スタービンを起動した場合にも着火不良を生ずることな
く、且つ、気体燃料の漏洩の恐れのない、改良されたパ
ージ方法及び装置を提供することである。
以下に本発明の実施例について説明するが、これに先立
って第1図及び第2図を参照して従来の二燃料焚きガス
タービンの燃料ノズルの配管系統とノズル構造とについ
て説明する。
って第1図及び第2図を参照して従来の二燃料焚きガス
タービンの燃料ノズルの配管系統とノズル構造とについ
て説明する。
第1図に於て、1はガスタービンの燃焼器、2は燃焼器
1に取付けられた燃料ノズル、である。
1に取付けられた燃料ノズル、である。
ノズル2は第2図に示されるように円筒形の本体2Aを
有し、本体2人の中心部には液体燃料管2Bが挿通され
ている。
有し、本体2人の中心部には液体燃料管2Bが挿通され
ている。
液体燃料管2Bの外周と本体2Aの内周との間に形成さ
れた環状空間は気体燃料流路2Cとなっており、この流
路2Cは本体2Aの後端部周面に開口した孔2Cを介し
て気体燃料供給管3(第1図参照)に連通している。
れた環状空間は気体燃料流路2Cとなっており、この流
路2Cは本体2Aの後端部周面に開口した孔2Cを介し
て気体燃料供給管3(第1図参照)に連通している。
液体燃料管2Bの先端には圧力噴霧式ノズルチップ2D
が取付けられ、このノズルチップ2Dは本体2Aの先端
に取付けられたノズルキャップ2Eの液体燃料噴射孔2
a中に挿入されている。
が取付けられ、このノズルチップ2Dは本体2Aの先端
に取付けられたノズルキャップ2Eの液体燃料噴射孔2
a中に挿入されている。
ノズルキャップ2Eはまた、液体燃料噴射孔2aのまわ
りに配置された気体燃料噴射孔2bを有している。
りに配置された気体燃料噴射孔2bを有している。
気体燃料噴射孔2bは本体2人内の気体燃料流路2Cの
みに連通している。
みに連通している。
ノズル2内の液体・燃料管2Bは第1図に示されるよう
に液体燃料供給管4に接続されており、この液体燃料供
給管4にはノズル2の側から順に、逆止弁5、分配器6
、フィルタ11ポンプ8、止め弁9、が設けられ、図示
せぬ液体燃料タンクに接続されている。
に液体燃料供給管4に接続されており、この液体燃料供
給管4にはノズル2の側から順に、逆止弁5、分配器6
、フィルタ11ポンプ8、止め弁9、が設けられ、図示
せぬ液体燃料タンクに接続されている。
一方、気体燃料供給管3にはノズル2の側から上流側に
向って順に、マニホールド10、流量調整弁11、速度
比例調節弁兼上め弁12、スI・レーナ13が設けられ
ている。
向って順に、マニホールド10、流量調整弁11、速度
比例調節弁兼上め弁12、スI・レーナ13が設けられ
ている。
液体燃料供給管4には逆止弁5の吐出側に於てパージ用
気体燃料供給管14が接続され、このパージ用気体燃料
供給管14は弁12の入口側に於て気体燃料供給管3に
接続されている。
気体燃料供給管14が接続され、このパージ用気体燃料
供給管14は弁12の入口側に於て気体燃料供給管3に
接続されている。
また、パージ用気体燃料供給管14には上流側から順に
、フィルタ15、電磁切換弁16、マニホールド17、
逆止弁18、が設けられている。
、フィルタ15、電磁切換弁16、マニホールド17、
逆止弁18、が設けられている。
電磁切換弁16はガスタービンの運転が液体燃料焚きか
ら気体燃料焚きに切換えられる時と起動時とに於て開か
れてパージ用の気体燃料を液体燃料供給管4中に導入す
る。
ら気体燃料焚きに切換えられる時と起動時とに於て開か
れてパージ用の気体燃料を液体燃料供給管4中に導入す
る。
前記の如き公知の二燃料焚きガスタービンに於ては、液
体燃料焚きから気体燃料焚きに運転が切換えられた時と
気体燃料焚きによって起動する時とに於て電磁切換弁1
6が開かれてパージ用気体燃料がノズル2の液体燃料管
2B中に吹き込まれるので、液体燃料管2B中の残留液
体燃料がパージされるが、電磁弁16から気体燃料が漏
出しやすく、また、漏出した気体燃料にアーク等により
引火しやすいこと、等の問題のあるほか、再起動時に燃
焼器1内へ過剰な気体燃料が供給されて着火不良を生じ
やすいこと、などの問題があった。
体燃料焚きから気体燃料焚きに運転が切換えられた時と
気体燃料焚きによって起動する時とに於て電磁切換弁1
6が開かれてパージ用気体燃料がノズル2の液体燃料管
2B中に吹き込まれるので、液体燃料管2B中の残留液
体燃料がパージされるが、電磁弁16から気体燃料が漏
出しやすく、また、漏出した気体燃料にアーク等により
引火しやすいこと、等の問題のあるほか、再起動時に燃
焼器1内へ過剰な気体燃料が供給されて着火不良を生じ
やすいこと、などの問題があった。
本発明は前記の欠点を除去することができるもので、第
3図及び第4図について本発明の詳細な説明する。
3図及び第4図について本発明の詳細な説明する。
なお、第3図及び第4図に於て第1図と同一符号で表示
された部分は第1図図示の公知の装置と同一の部分であ
るから、これらの部分についての説明を省略する。
された部分は第1図図示の公知の装置と同一の部分であ
るから、これらの部分についての説明を省略する。
また、本発明の実施例に於て使用されるノズルも第2図
に示した従来のノズルと同一構造であるから、これにつ
いての説明も省略する。
に示した従来のノズルと同一構造であるから、これにつ
いての説明も省略する。
第3図に示される本発明の第一実施例に於ては、ノズル
2への液体燃料供給管4に逆止弁5の吐出側に於てパー
ジ用空気管路19が接続され、この管路19は直接ガス
タービン圧縮機(図示せず)の吐出口に接続されている
。
2への液体燃料供給管4に逆止弁5の吐出側に於てパー
ジ用空気管路19が接続され、この管路19は直接ガス
タービン圧縮機(図示せず)の吐出口に接続されている
。
管路19には上流側から止め弁20、逆止弁21が設け
られている。
られている。
管路19に分岐して管路22が設けられ、この管路22
は止め弁20と逆止弁21とをバイパスして止め弁20
の上流側に於て再び管路19に接続されている。
は止め弁20と逆止弁21とをバイパスして止め弁20
の上流側に於て再び管路19に接続されている。
管路22には上流側から止め弁23昇圧器24、止め弁
25、マニホールド26、逆止弁27、がこの順に設け
られている。
25、マニホールド26、逆止弁27、がこの順に設け
られている。
昇圧器24はシリンダ24Aとプランジャ24Bとを有
する往復動形のものであり、油圧で駆動されるように一
対の圧油配管28.29がシリンダ24Aに取付けられ
、この圧油配管28.29は圧油配管30を介してター
ビン調速機の油圧制御管路に接続されている。
する往復動形のものであり、油圧で駆動されるように一
対の圧油配管28.29がシリンダ24Aに取付けられ
、この圧油配管28.29は圧油配管30を介してター
ビン調速機の油圧制御管路に接続されている。
圧油配管28.29にはそれぞれ電磁切換弁31.32
が設けられ、これらの弁31.32は図示せぬ制御装置
に電気的に接続されている。
が設けられ、これらの弁31.32は図示せぬ制御装置
に電気的に接続されている。
一方、燃焼器1には圧力検出器33が設けられ、管路1
9にも圧力検出器34が設けられている。
9にも圧力検出器34が設けられている。
次に第3図の実施例に於ける各部の作動について説明す
る。
る。
(a) 気体燃料焚きによって起動する場合。
起動前には弁31.32は第3図図示の状態に保持され
、昇圧器24のプランジャ24Bはシリンダ24A内の
左端位置にある。
、昇圧器24のプランジャ24Bはシリンダ24A内の
左端位置にある。
弁9゜11.12,20,23.25は閉じられている
。
。
ガスタービン(図示せず)が起動装置により駆動されて
圧縮機が回転されると、弁23が開かれて圧縮機の吐出
空気が管路19、弁23を通って昇圧器24のシリンダ
24A中に導入される。
圧縮機が回転されると、弁23が開かれて圧縮機の吐出
空気が管路19、弁23を通って昇圧器24のシリンダ
24A中に導入される。
続いて弁31のスプールが第3図図示の位置から下方に
向って駆動されて圧油配管28中が排油されると、同時
に弁32のスプールは第3図図示の位置から下方に向け
て駆動されて配管29内に圧油が導入される。
向って駆動されて圧油配管28中が排油されると、同時
に弁32のスプールは第3図図示の位置から下方に向け
て駆動されて配管29内に圧油が導入される。
このためプランジャ24Bはシリンダ24A内を第3図
に於て右方へ動かされ、シリンダ24A内の圧縮空気は
昇圧される。
に於て右方へ動かされ、シリンダ24A内の圧縮空気は
昇圧される。
プランジャ24Bがシリンダ24A内に右端位置に達す
ると同時に弁25が開かれて昇圧された空気はマニホー
ルド26を介して管路22上の逆止弁27を押しあけて
液体燃料供給管4中に入り、ノズル2の液体燃料管2B
及びノズルチップ2Dを通って肢管2 B及び該ノズル
チップ2D内の残留燃料をパージする。
ると同時に弁25が開かれて昇圧された空気はマニホー
ルド26を介して管路22上の逆止弁27を押しあけて
液体燃料供給管4中に入り、ノズル2の液体燃料管2B
及びノズルチップ2Dを通って肢管2 B及び該ノズル
チップ2D内の残留燃料をパージする。
続いて弁11.12が所定開度だけ開かれて、気体燃料
が気体燃料供給管3からノズル2の気体燃料流路部2C
に流入し、更に噴射孔2bを通って燃焼器1内に噴射さ
れる。
が気体燃料供給管3からノズル2の気体燃料流路部2C
に流入し、更に噴射孔2bを通って燃焼器1内に噴射さ
れる。
パージ終了後、弁31.32のスプールは再び第3図図
示の状態に戻され、同時に弁25が閉じられるので昇圧
器24のプランジャ24Bが再び第3図図示の位置に戻
る時に弁23を通って管路19から圧縮機吐出空気がシ
リンダ24A内に急速に吸込まれ、次の昇圧の準備がさ
れる。
示の状態に戻され、同時に弁25が閉じられるので昇圧
器24のプランジャ24Bが再び第3図図示の位置に戻
る時に弁23を通って管路19から圧縮機吐出空気がシ
リンダ24A内に急速に吸込まれ、次の昇圧の準備がさ
れる。
(なお、この動作はシリンダ24Aの容積がパージ必要
空気量に満たない場合にも必要度数だけ行われる。
空気量に満たない場合にも必要度数だけ行われる。
)(b) 液体燃料焚きから気体燃料焚きへの切換の
場合。
場合。
液体燃料焚きの場合には弁9が開かれ、またポンプ8が
運転されている。
運転されている。
他方、弁11゜12は閉じられ、弁20.25も閉じら
れている。
れている。
また、昇圧器24のプランジャ24Bは第3図図示の位
置にあり、弁31,32のスプールも第3図図示の状態
にある。
置にあり、弁31,32のスプールも第3図図示の状態
にある。
液体燃料焚き終了に際して圧力検出器33と34との圧
力検出値が比較され、燃焼器1内の圧力が圧縮機吐出圧
よりも充分低くない場合には弁31と32とのそれぞれ
のスプールが第3図の位置から下方に向けて駆動され、
昇圧器24のプランジャ24Bが第3図の位置から右方
へ向けて動かされる。
力検出値が比較され、燃焼器1内の圧力が圧縮機吐出圧
よりも充分低くない場合には弁31と32とのそれぞれ
のスプールが第3図の位置から下方に向けて駆動され、
昇圧器24のプランジャ24Bが第3図の位置から右方
へ向けて動かされる。
このため、昇圧器シリンダ24A内の空気が圧縮される
。
。
液体燃料焚き終了時にポンプ8の運転が停止されると同
時に弁25が開かれて昇圧器シリンダ24A内の昇圧空
気がノズル2の液体燃料流路に吹き込まれ、バーナ2の
液体燃料管2B及びノズルチップ2D内の残留液体燃料
が燃焼器1内にパージされる。
時に弁25が開かれて昇圧器シリンダ24A内の昇圧空
気がノズル2の液体燃料流路に吹き込まれ、バーナ2の
液体燃料管2B及びノズルチップ2D内の残留液体燃料
が燃焼器1内にパージされる。
一方、弁25の開放と同時に弁12゜11も開かれて気
体燃料供給管3からノズル2の気体燃料流路2Cに導入
され、燃焼器1は気体燃料焚きに切換えられる。
体燃料供給管3からノズル2の気体燃料流路2Cに導入
され、燃焼器1は気体燃料焚きに切換えられる。
前記の場合に於て、圧縮機吐出空気圧が燃焼器内圧より
も充分高い場合には、パージに際して弁25を開く代り
に弁20を開いて圧縮機吐出空気を昇圧せずにノズルを
パージしてもよいし、一般にガスタービン圧縮機の吐出
空気圧と燃焼器1の内圧との差は比較的小さく、従って
圧縮機の吐出空気を直接にノズル2の液体燃料流路部に
導入しても充分なパージ効果を得られない場合も多い。
も充分高い場合には、パージに際して弁25を開く代り
に弁20を開いて圧縮機吐出空気を昇圧せずにノズルを
パージしてもよいし、一般にガスタービン圧縮機の吐出
空気圧と燃焼器1の内圧との差は比較的小さく、従って
圧縮機の吐出空気を直接にノズル2の液体燃料流路部に
導入しても充分なパージ効果を得られない場合も多い。
従って逆止弁21を経て圧縮機吐出空気を直接にパージ
する場合には圧縮機吐出空気圧が燃焼器内圧よりも充分
に高いことが必要である。
する場合には圧縮機吐出空気圧が燃焼器内圧よりも充分
に高いことが必要である。
それ故、管路19はノズル2からの逆流防止の目的に使
用される。
用される。
第4図は本発明の他の実施例を示すものであり、第3図
と同一符号で示された部分は第3図の実施例と同一であ
る。
と同一符号で示された部分は第3図の実施例と同一であ
る。
第4図に示す実施例では、パージ用空気管路35が液体
燃料供給管4に接続され、該管路35の他端はガスター
ビンの圧縮機(図示せず)の吐出口に接続されている。
燃料供給管4に接続され、該管路35の他端はガスター
ビンの圧縮機(図示せず)の吐出口に接続されている。
該管路35には上流側から、マニホールド36、弁37
、昇圧器24、弁38、逆止弁39がこの順序で設けら
れている。
、昇圧器24、弁38、逆止弁39がこの順序で設けら
れている。
昇圧器24は第3図に示す実施例のものとはゾ同じ構造
を有しており、シリンダ24A1プランジヤ24Bを備
えるとともにプランジャ24Bを第4図に於て常時、左
側へ引張っている引張りばね24Cを有している。
を有しており、シリンダ24A1プランジヤ24Bを備
えるとともにプランジャ24Bを第4図に於て常時、左
側へ引張っている引張りばね24Cを有している。
昇圧器シリンダ24Aの一端には圧油配管40が接続さ
れ、この圧油配管40にはマニホールド41、電磁切換
弁42が設けられている。
れ、この圧油配管40にはマニホールド41、電磁切換
弁42が設けられている。
圧油配管40は第3図の実施例と同様にガスタービンの
調速機の制御油圧配管43に接続されている。
調速機の制御油圧配管43に接続されている。
第4図の実施例に於ては、ガスタービン圧縮機の吐出口
に直接に接続されているパージ用空気管路のないこと及
び圧縮機の吐出空気が一旦マニホールド41を通ってか
ら昇圧器24に導入されるようになっていること、並び
に昇圧器24の駆動用の電磁切換弁42が唯一個のみで
あること、等の点に於て第3図図示の実施例と異ってい
る。
に直接に接続されているパージ用空気管路のないこと及
び圧縮機の吐出空気が一旦マニホールド41を通ってか
ら昇圧器24に導入されるようになっていること、並び
に昇圧器24の駆動用の電磁切換弁42が唯一個のみで
あること、等の点に於て第3図図示の実施例と異ってい
る。
従って、ノズル2の液体燃料流路部ヘパージされる空気
は常に昇圧器24によって昇圧されることになる。
は常に昇圧器24によって昇圧されることになる。
ノズル2のパージが行われる際の各部の動作は第3図の
実施例の装置の動作とはマ同じである。
実施例の装置の動作とはマ同じである。
すなわち、パージ前は、切換弁42が第4図図示の状態
にあり、圧油配管40及び切換弁42を介して昇圧器シ
リンダ24Aの左側の室が排油されていて、昇圧器プラ
ンジャ24Bはばね24Cの力によってシリンダ24A
の最左端位置に保持されている。
にあり、圧油配管40及び切換弁42を介して昇圧器シ
リンダ24Aの左側の室が排油されていて、昇圧器プラ
ンジャ24Bはばね24Cの力によってシリンダ24A
の最左端位置に保持されている。
一方、弁3Tは開き、弁38は閉じられているので、圧
縮機吐出空気がシリンダ24A中に充填されている。
縮機吐出空気がシリンダ24A中に充填されている。
気体燃料焚き開始に際して切換弁42が第4図図示の位
置から下方に向って駆動されると、昇圧器シリンダ24
A中に圧油が導入されてプランジャ24Bは右側に駆動
されてシリンダ24A内の空気が圧縮される。
置から下方に向って駆動されると、昇圧器シリンダ24
A中に圧油が導入されてプランジャ24Bは右側に駆動
されてシリンダ24A内の空気が圧縮される。
圧縮行程の終期に弁38が開かれると昇圧空気は逆止弁
39を通って液体燃料供給管4に流入し、ノズル2内の
液体燃料管と噴射ノズルチップ2Dとをパージする。
39を通って液体燃料供給管4に流入し、ノズル2内の
液体燃料管と噴射ノズルチップ2Dとをパージする。
以上のように本発明によれば、気体燃料焚きによって起
動する時や液体燃料焚きから気体燃料焚きへの切換の時
に気体燃料を用いずに圧縮機吐出空気を用いてパージを
行っているので、起動時に於て燃焼器内に過剰な気体燃
料が供給されることがなく、従って起動時に於て着火不
良を起さずに安定に起動することができる。
動する時や液体燃料焚きから気体燃料焚きへの切換の時
に気体燃料を用いずに圧縮機吐出空気を用いてパージを
行っているので、起動時に於て燃焼器内に過剰な気体燃
料が供給されることがなく、従って起動時に於て着火不
良を起さずに安定に起動することができる。
また、パージ用の気体として気体燃料の代りに圧縮機吐
出空気を用いているのでパージ管路上の電磁弁からの漏
洩を生じても爆発等の危険性がなく、装置の取扱いが安
全にできる。
出空気を用いているのでパージ管路上の電磁弁からの漏
洩を生じても爆発等の危険性がなく、装置の取扱いが安
全にできる。
特に、本発明によれは、パージ用空気として、圧縮機の
吐出空気を更に昇圧して用いるようにしたので、燃焼器
内が圧縮機の吐出圧と略同圧になっているような場合で
も、確実なパージが行なえるものである。
吐出空気を更に昇圧して用いるようにしたので、燃焼器
内が圧縮機の吐出圧と略同圧になっているような場合で
も、確実なパージが行なえるものである。
また、本発明に於ては、パージ用空気として圧縮機の吐
出空気を用いているので、これをパージ必要圧力にまで
昇圧させるに用いる昇圧器の必要動力が極めて小さく、
経済的にパージを行える、という副次的効果も得られる
。
出空気を用いているので、これをパージ必要圧力にまで
昇圧させるに用いる昇圧器の必要動力が極めて小さく、
経済的にパージを行える、という副次的効果も得られる
。
なお、パージ用空気の昇圧器としては図示実施例のもの
に限らず、種々の形式のものを用いることができる。
に限らず、種々の形式のものを用いることができる。
また、第3,4図の実施例に於て、昇圧器24の前後に
設けられている弁23 、25゜37.38は必ずしも
必要ではない。
設けられている弁23 、25゜37.38は必ずしも
必要ではない。
第1図は公知のガスタービン燃焼器用圧力噴霧式二燃料
焚きバーナの配管系を示す図、第2図は第1図に示され
たバーナの拡大縦断面図、第3図は本発明方法を実施す
るための配管系の一実施例を示す図、第4図は本発明の
他の実施例を示す図である。 1・・・・・・ガスタービンの燃焼へ 2・・・・・・
ノズル、3・・・・・・気体燃料供給管、4・・・・・
・液体燃料供給管、19.22・・・・・・パージ用空
気管路、24・・・・・・昇圧器、28,29,40・
・・・・・圧油配管。
焚きバーナの配管系を示す図、第2図は第1図に示され
たバーナの拡大縦断面図、第3図は本発明方法を実施す
るための配管系の一実施例を示す図、第4図は本発明の
他の実施例を示す図である。 1・・・・・・ガスタービンの燃焼へ 2・・・・・・
ノズル、3・・・・・・気体燃料供給管、4・・・・・
・液体燃料供給管、19.22・・・・・・パージ用空
気管路、24・・・・・・昇圧器、28,29,40・
・・・・・圧油配管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧力噴霧式による液体燃料噴射と気体燃料噴射とを
交互に行なうことが可能でありガスタービン燃焼器に装
備されるガスタービン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルの
パージ方法に於て、 ガスタービンを気体燃料によって起動する際又は液体燃
料運転から気体燃料運転に切換える際の液体燃料のパー
ジを、ガスタービンの圧縮機の吐出空気を昇圧した後、
前記ノズルの液体燃料流路中に導入して行なうことを特
徴とするガスタービン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルの
パージ方法。 2 液体燃料流路と気体燃料流路とを有し二燃料焚きガ
スタービンの燃焼器に装備されたガスタービン用圧力噴
霧式二燃料焚きノズルのためのパージ装置に於て、 一端を前記液体燃料流路に接続されるとともに他端をガ
スタービンの圧縮機の吐出口に接続されたパージ用空気
管路と、前記パージ用空気管路に設けられた昇圧器と、
前記ガスタービンの運転状態の切換時及び起動時等に於
て前記昇圧器を起動させる昇圧器駆動装置と、を有して
成るガスタービン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのため
のパージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6673678A JPS5914614B2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | ガスタ−ビン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパ−ジ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6673678A JPS5914614B2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | ガスタ−ビン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパ−ジ方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54158510A JPS54158510A (en) | 1979-12-14 |
JPS5914614B2 true JPS5914614B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=13324459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6673678A Expired JPS5914614B2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | ガスタ−ビン用圧力噴霧式二燃料焚きノズルのパ−ジ方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914614B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63201528U (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-26 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6405524B1 (en) * | 2000-08-16 | 2002-06-18 | General Electric Company | Apparatus for decreasing gas turbine combustor emissions |
US20130219909A1 (en) * | 2012-02-27 | 2013-08-29 | General Electric Company | Fuel Purging System for a Turbine Assembly |
US9103284B2 (en) * | 2012-05-31 | 2015-08-11 | General Electric Company | Utilization of fuel gas for purging a dormant fuel gas circuit |
-
1978
- 1978-06-05 JP JP6673678A patent/JPS5914614B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63201528U (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54158510A (en) | 1979-12-14 |
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