JP2965042B2 - ディーゼル機関用電磁燃料噴射装置 - Google Patents
ディーゼル機関用電磁燃料噴射装置Info
- Publication number
- JP2965042B2 JP2965042B2 JP2049113A JP4911390A JP2965042B2 JP 2965042 B2 JP2965042 B2 JP 2965042B2 JP 2049113 A JP2049113 A JP 2049113A JP 4911390 A JP4911390 A JP 4911390A JP 2965042 B2 JP2965042 B2 JP 2965042B2
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- Japan
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- chamber
- fuel
- sleeve
- plunger
- control chamber
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M47/00—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
- F02M47/02—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
- F02M47/027—Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーゼル機関用電磁燃料噴射装置の改良に
関する。より詳しくは、本発明は、本願出願人により19
89年2月28日にイタリア国特許出願第67134−A/89号に
基づく優先権を主張し平成2年2月28日に特願平2−49
111号として「ディーゼル機関用電磁燃料噴射装置」の
名称の下に出願され、特許第2774854号が付与された形
式のディーゼル機関用電磁燃料噴射装置の改良に関す
る。
関する。より詳しくは、本発明は、本願出願人により19
89年2月28日にイタリア国特許出願第67134−A/89号に
基づく優先権を主張し平成2年2月28日に特願平2−49
111号として「ディーゼル機関用電磁燃料噴射装置」の
名称の下に出願され、特許第2774854号が付与された形
式のディーゼル機関用電磁燃料噴射装置の改良に関す
る。
上記出願記載のディーゼル機関用電磁燃料噴射装置
は、加圧燃料の供給を受ける噴射室と噴射装置本体に取
着された噴射ノズルに形成された少なくとも1つの噴射
オリフィスとの間の燃料通路を制御するための噴射装置
本体内を摺動可能なプランジャ、および加圧流体の供給
を受けるコントロール室と低圧室との間のドレーンオリ
フィスを通る燃料通路を制御して、上記室の燃料を上記
オリフィスを通して逃がすことにより上記室の圧力を低
下させる電磁燃料メータリングバルブからなっている。
は、加圧燃料の供給を受ける噴射室と噴射装置本体に取
着された噴射ノズルに形成された少なくとも1つの噴射
オリフィスとの間の燃料通路を制御するための噴射装置
本体内を摺動可能なプランジャ、および加圧流体の供給
を受けるコントロール室と低圧室との間のドレーンオリ
フィスを通る燃料通路を制御して、上記室の燃料を上記
オリフィスを通して逃がすことにより上記室の圧力を低
下させる電磁燃料メータリングバルブからなっている。
プランジャの適宜な表面箇所が噴射室およびコントロ
ール室内の燃料にさらされており、それにより、コント
ロール室内の圧力が所与の値に低下したときに、両室内
の上記表面部分に作用している圧力がプランジャを持上
げるようになっており、これによりノズルの噴射オリフ
ィスから燃料が供給されるようになっている。
ール室内の燃料にさらされており、それにより、コント
ロール室内の圧力が所与の値に低下したときに、両室内
の上記表面部分に作用している圧力がプランジャを持上
げるようになっており、これによりノズルの噴射オリフ
ィスから燃料が供給されるようになっている。
加圧された燃料が、供給パイプに連結され且つ噴射装
置本体に形成された供給オリフィスの内側に達している
単一の管継手により、噴射室およびコントロール室に供
給される。上記単一の管継手は、コントロール室にも連
通し、且つコントロール室内の燃料を噴射室内に供給す
る供給ダクトにも連通している。上記ダクトは、噴射装
置本体の軸方向孔に装着された一連のスリーブの内部に
実質的に形成されており、上記孔内をプランジャが軸方
向に摺動する。
置本体に形成された供給オリフィスの内側に達している
単一の管継手により、噴射室およびコントロール室に供
給される。上記単一の管継手は、コントロール室にも連
通し、且つコントロール室内の燃料を噴射室内に供給す
る供給ダクトにも連通している。上記ダクトは、噴射装
置本体の軸方向孔に装着された一連のスリーブの内部に
実質的に形成されており、上記孔内をプランジャが軸方
向に摺動する。
作動および信頼性の見地から非常に高度の満足が得ら
れるものではあるが、上記噴射装置は、全ての形式の機
関に通常に採用することはできない。それは、コントロ
ール室へ燃料を供給するオリフィスの大きさによって圧
力降下が生じるからであり、問題としている機関の設計
に特に関連するからである。
れるものではあるが、上記噴射装置は、全ての形式の機
関に通常に採用することはできない。それは、コントロ
ール室へ燃料を供給するオリフィスの大きさによって圧
力降下が生じるからであり、問題としている機関の設計
に特に関連するからである。
本発明の目的は、種々の形式の機関に適用できる上述
の形式の噴射装置を提供することである。
の形式の噴射装置を提供することである。
この目的達成のために、本発明によれば、燃料噴射装
置は、加圧燃料の供給を受けるコントロール室を頭部
に、燃料噴射室を下部に有し、該燃料噴射装置の本体内
に軸方向に摺動可能にプランジャが設けられ、 該プランジャは、前記燃料噴射室と燃料噴射装置本体
に取着された噴射ノズルに形成された少なくとも1つの
噴射オリフィスとの間の燃料通路を制御し、 電磁燃料メータリングバルブが設けられ、前記コント
ロール室と低圧室との間のドレーンオリフィスを介した
燃料通路を制御して、該コントロール室内の燃料を前記
ドレーンオリフィスを経て逃してコントロール室内の燃
料圧力を低下させるよになっており、 前記プランジャの表面部分が前記噴射室およびコント
ロール室内の燃料の圧力を受けており、該コントロール
室内の圧力が所与の値に低下すると、前記表面部分に作
用している該両室内の圧力が前記プランジャを変位さ
せ、 前記加圧燃料が、単一の管継手から前記コントロール
室および噴射室へ供給され、該単一の管継手は供給パイ
プに連結されるとともに、噴射装置本体に形成された供
給オリフィス内に連なり、前記コントロール室と供給ダ
クトに連通しており、該供給ダクトは前記噴射装置本体
内の軸方向孔に内蔵されたスリーブにより実質的に構成
され内部を前記プランジャが軸方向に摺動して前記噴射
室へ燃料を供給するようになっているディーゼル機関用
電磁燃料噴射装置において、 前記燃料供給オリフィスが、前記スリーブのうちの上
部スリーブの外表面と前記噴射装置本体の軸方向孔との
間に形成された環状室内に連っており、該環状室が前記
スリーブに形成された少なくとも1つの半径方向孔を介
して前記コントロール室に連通しているとともに前記ス
リーブの外表面に形成された螺旋溝に連通して前記噴射
室へ燃料を供給する前記ダクトの第1の部分を画定して
いることを特徴とするディーゼル機関用電磁燃料噴射装
置が提供される。
置は、加圧燃料の供給を受けるコントロール室を頭部
に、燃料噴射室を下部に有し、該燃料噴射装置の本体内
に軸方向に摺動可能にプランジャが設けられ、 該プランジャは、前記燃料噴射室と燃料噴射装置本体
に取着された噴射ノズルに形成された少なくとも1つの
噴射オリフィスとの間の燃料通路を制御し、 電磁燃料メータリングバルブが設けられ、前記コント
ロール室と低圧室との間のドレーンオリフィスを介した
燃料通路を制御して、該コントロール室内の燃料を前記
ドレーンオリフィスを経て逃してコントロール室内の燃
料圧力を低下させるよになっており、 前記プランジャの表面部分が前記噴射室およびコント
ロール室内の燃料の圧力を受けており、該コントロール
室内の圧力が所与の値に低下すると、前記表面部分に作
用している該両室内の圧力が前記プランジャを変位さ
せ、 前記加圧燃料が、単一の管継手から前記コントロール
室および噴射室へ供給され、該単一の管継手は供給パイ
プに連結されるとともに、噴射装置本体に形成された供
給オリフィス内に連なり、前記コントロール室と供給ダ
クトに連通しており、該供給ダクトは前記噴射装置本体
内の軸方向孔に内蔵されたスリーブにより実質的に構成
され内部を前記プランジャが軸方向に摺動して前記噴射
室へ燃料を供給するようになっているディーゼル機関用
電磁燃料噴射装置において、 前記燃料供給オリフィスが、前記スリーブのうちの上
部スリーブの外表面と前記噴射装置本体の軸方向孔との
間に形成された環状室内に連っており、該環状室が前記
スリーブに形成された少なくとも1つの半径方向孔を介
して前記コントロール室に連通しているとともに前記ス
リーブの外表面に形成された螺旋溝に連通して前記噴射
室へ燃料を供給する前記ダクトの第1の部分を画定して
いることを特徴とするディーゼル機関用電磁燃料噴射装
置が提供される。
以下、本発明を例示した添付図面を参照して説明す
る。
る。
図面において、第1図は本発明に係るディーゼル機関
用電磁燃料噴射装置の縦方向断面図であり、第2図は第
1図に示すディーゼル機関用電磁燃料噴射装置の拡大詳
細図である。
用電磁燃料噴射装置の縦方向断面図であり、第2図は第
1図に示すディーゼル機関用電磁燃料噴射装置の拡大詳
細図である。
本発明に係るディーゼル機関用電磁燃料噴射装置はプ
ランジャ1を含んでおり、このプランジャ1は噴射装置
本体2の内部を摺動可能であって、噴射室3と少なくと
も1つの噴射オリフィス4との間の燃料通路を制御す
る。噴射室3は噴射装置の下部に位置している。噴射オ
リフィス4は噴射装置本体2に取着された噴射ノズル5
に形成されている。そして噴射オリフィス4は機関のシ
リンダの燃焼室の内部に達している。
ランジャ1を含んでおり、このプランジャ1は噴射装置
本体2の内部を摺動可能であって、噴射室3と少なくと
も1つの噴射オリフィス4との間の燃料通路を制御す
る。噴射室3は噴射装置の下部に位置している。噴射オ
リフィス4は噴射装置本体2に取着された噴射ノズル5
に形成されている。そして噴射オリフィス4は機関のシ
リンダの燃焼室の内部に達している。
上記噴射装置は、更に、電磁燃料メータリングバルブ
6を含んでおり、このメータリングバルブ6はコントロ
ール室8と低圧室(図示せず)の間のドレーンオリフィ
ス7を通る燃料通路を制御している。コントロール室8
は噴射装置の頭部に設けられており、加圧燃料の供給を
受ける。
6を含んでおり、このメータリングバルブ6はコントロ
ール室8と低圧室(図示せず)の間のドレーンオリフィ
ス7を通る燃料通路を制御している。コントロール室8
は噴射装置の頭部に設けられており、加圧燃料の供給を
受ける。
プランジャ1は噴射室3の内部の燃料にさらされてい
る表面部分9およびコントロール室8内の燃料にさらさ
れ、燃料の圧力を受ける表面部分10を有している。この
ようにして、両室3、8内部の各圧力は、それぞれ表面
部分9、10に作用して、制御室8内の圧力が所与の値に
低下したときに、プランジャ1を後述のように持上げ
る。
る表面部分9およびコントロール室8内の燃料にさらさ
れ、燃料の圧力を受ける表面部分10を有している。この
ようにして、両室3、8内部の各圧力は、それぞれ表面
部分9、10に作用して、制御室8内の圧力が所与の値に
低下したときに、プランジャ1を後述のように持上げ
る。
本発明によれば、加圧された燃料が噴射室3およびコ
ントロール室8に単一の管継手13により供給される。単
一の管継手13は、加圧燃料供給パイプ14に連結されてい
る。上記管継手13は供給装置本体2に形成され、後述の
ようにコントロール室8に連通している供給オリフィス
15の内部に達している。オリフィス15は、更に、2つの
スリーブ16、17の実質的内部に形成されたダクトを介し
て噴射室3に連通しており、スリーブ16、17は噴射装置
本体2の軸方向孔19に内蔵されており、上記孔は、更に
第3のスリーブ18を内蔵している。
ントロール室8に単一の管継手13により供給される。単
一の管継手13は、加圧燃料供給パイプ14に連結されてい
る。上記管継手13は供給装置本体2に形成され、後述の
ようにコントロール室8に連通している供給オリフィス
15の内部に達している。オリフィス15は、更に、2つの
スリーブ16、17の実質的内部に形成されたダクトを介し
て噴射室3に連通しており、スリーブ16、17は噴射装置
本体2の軸方向孔19に内蔵されており、上記孔は、更に
第3のスリーブ18を内蔵している。
プランジャ1は突起22を具備しており、この突起22に
螺旋スプリング23の一端が載置されている。螺旋スプリ
ング23は突起とスリーブ16の間に位置しており、通常、
プランジャ1の底端をノズル5のシートに押付け、それ
により噴射オリフィス4を閉じる。プランジャ1の頭部
部分24は上部スリーブ16の内部に摺動可能に内蔵されて
おり、プランジャ1の長手方向の摺動を案内する。
螺旋スプリング23の一端が載置されている。螺旋スプリ
ング23は突起とスリーブ16の間に位置しており、通常、
プランジャ1の底端をノズル5のシートに押付け、それ
により噴射オリフィス4を閉じる。プランジャ1の頭部
部分24は上部スリーブ16の内部に摺動可能に内蔵されて
おり、プランジャ1の長手方向の摺動を案内する。
本発明によれば、燃料供給オリフィス15は、環状室25
の内部に達しており、この環状室25はスリーブ16の外表
面部分と孔19の表面との間に形成されている。環状室25
がスリーブ16の内部凹部、従って、コントロール室8
に、スリーブ16に形成された少なくとも1つの半径方向
孔26を介して連通するとともにスリーブ16の外表面に形
成された螺旋状溝27に連通している。半径方向孔26およ
び螺旋状溝27はオリフィス15から噴射室3へ燃料を供給
するダクトの一部を形成している。
の内部に達しており、この環状室25はスリーブ16の外表
面部分と孔19の表面との間に形成されている。環状室25
がスリーブ16の内部凹部、従って、コントロール室8
に、スリーブ16に形成された少なくとも1つの半径方向
孔26を介して連通するとともにスリーブ16の外表面に形
成された螺旋状溝27に連通している。半径方向孔26およ
び螺旋状溝27はオリフィス15から噴射室3へ燃料を供給
するダクトの一部を形成している。
上記ダクトの他の部分は、更に2つの環状室28、29に
より画定されており、これら環状室の一方はスリーブ16
の外表面部分と孔19の表面との間に形成されており、他
方の環状室はスリーブ17の外表面部分と孔19の上記表面
部分との間に形成されている。上記ダクトはスリーブ17
内の半径方向孔30を介して噴射室3の内部に連ってい
る。
より画定されており、これら環状室の一方はスリーブ16
の外表面部分と孔19の表面との間に形成されており、他
方の環状室はスリーブ17の外表面部分と孔19の上記表面
部分との間に形成されている。上記ダクトはスリーブ17
内の半径方向孔30を介して噴射室3の内部に連ってい
る。
上部スリーブ16と孔19の端面との間にリング34が設け
られており、スリーブ16の円筒凹部とコントロール室8
との間のシールを形成している。スペーサリング35がプ
ランジャ1の上限ストッパーとして作用し、スペーサリ
ング35は好ましくはプランジャ1のピン36により中心に
位置されており、半径方向溝37を具備している。本発明
に係るディーゼル機関用電磁燃料噴射装置は次のように
作動する。
られており、スリーブ16の円筒凹部とコントロール室8
との間のシールを形成している。スペーサリング35がプ
ランジャ1の上限ストッパーとして作用し、スペーサリ
ング35は好ましくはプランジャ1のピン36により中心に
位置されており、半径方向溝37を具備している。本発明
に係るディーゼル機関用電磁燃料噴射装置は次のように
作動する。
加圧された燃料が、パイプ14に沿って管継手13を通り
供給オリフィス15に供給される。第1の加圧燃料の流れ
がこのようにしてコントロール室8へオリフィス15、環
状室25および半径方向孔26を通り供給される。また、第
2の流れが噴射室3内に環状室25から発している螺旋溝
27、環状室28、29および半径方向孔30から構成されてい
るダクトに沿って供給される。
供給オリフィス15に供給される。第1の加圧燃料の流れ
がこのようにしてコントロール室8へオリフィス15、環
状室25および半径方向孔26を通り供給される。また、第
2の流れが噴射室3内に環状室25から発している螺旋溝
27、環状室28、29および半径方向孔30から構成されてい
るダクトに沿って供給される。
表面部分9、10はそれぞれ噴射室3およびコントロー
ル室8内の燃料にさらされており、表面部分9、10はこ
のようにして両室内の各圧力を受ける。メータリングバ
ルブ6が作動しない(この場合には両室3、8内の圧力
は実質的に等しい)ときには、表面部分9、10に作用し
ている圧力の合力は、プランジャ1の端部をノズル5の
シートに保持し、これにより噴射オリフィス4を閉じ
る。
ル室8内の燃料にさらされており、表面部分9、10はこ
のようにして両室内の各圧力を受ける。メータリングバ
ルブ6が作動しない(この場合には両室3、8内の圧力
は実質的に等しい)ときには、表面部分9、10に作用し
ている圧力の合力は、プランジャ1の端部をノズル5の
シートに保持し、これにより噴射オリフィス4を閉じ
る。
一方、メータリングバルブ6が作動されると、予め定
められた量の燃料がコントロール室8からオリフィス7
を通って流れることが許容され、コントロール室8内の
圧力は所与の値に低下する。プランジャ1に作用してい
る圧力の合力は、このようにして、反転され、これによ
りプランジャ1をスプリング23の弾性反撥力に抗して持
上げ、これにより予め設定された量の燃料がノズル5の
噴射オリフィス4を通して供給されることを可能として
いる。
められた量の燃料がコントロール室8からオリフィス7
を通って流れることが許容され、コントロール室8内の
圧力は所与の値に低下する。プランジャ1に作用してい
る圧力の合力は、このようにして、反転され、これによ
りプランジャ1をスプリング23の弾性反撥力に抗して持
上げ、これにより予め設定された量の燃料がノズル5の
噴射オリフィス4を通して供給されることを可能として
いる。
本発明に係るディーゼル機関用電磁燃料噴射装置を、
燃料供給オリフィス15とコントロール室との間に異なる
圧力低下が要求される種々の形式の機関に用いた場合に
も、満足な作動に加えて、信頼性の高い作動が達成され
る。これは、所望の圧力効果を達成するようなサイズの
半径方向孔26を有するスリーブ16を具備した噴射装置を
単に装着することにより達成される。異なる特性の噴射
装置が、このようにして、スリーブ16を除き同一の要素
を用いて製造できる。
燃料供給オリフィス15とコントロール室との間に異なる
圧力低下が要求される種々の形式の機関に用いた場合に
も、満足な作動に加えて、信頼性の高い作動が達成され
る。これは、所望の圧力効果を達成するようなサイズの
半径方向孔26を有するスリーブ16を具備した噴射装置を
単に装着することにより達成される。異なる特性の噴射
装置が、このようにして、スリーブ16を除き同一の要素
を用いて製造できる。
当業者にとって上述の図示した実施例を特許請求の範
囲に記載した本発明の技術的範囲から逸脱することなく
種々の変更することが可能である。
囲に記載した本発明の技術的範囲から逸脱することなく
種々の変更することが可能である。
本発明により、種々の形式のディーゼル機関に適用で
きる噴射装置が提供される。
きる噴射装置が提供される。
第1図は本発明に係るディーゼル機関用電磁燃料噴射装
置の縦方向断面図、第2図は第1図の要部の拡大図であ
る。 1……プランジャ、2……燃料噴射装置本体、 3……燃料噴射室、4……噴射オリフィス、 5……噴射ノズル、8……コントロール室、 13……管継手、15……供給オリフィス、 16、17、18……スリーブ、 19……軸方向孔、26……半径方向孔。
置の縦方向断面図、第2図は第1図の要部の拡大図であ
る。 1……プランジャ、2……燃料噴射装置本体、 3……燃料噴射室、4……噴射オリフィス、 5……噴射ノズル、8……コントロール室、 13……管継手、15……供給オリフィス、 16、17、18……スリーブ、 19……軸方向孔、26……半径方向孔。
Claims (4)
- 【請求項1】燃料噴射装置は、加圧燃料の供給を受ける
コントロール室(8)を頭部に、燃料噴射室(3)を下
部に有し、該燃料噴射装置の本体(2)内に軸方向に摺
動可能にプランジャ(1)が設けられ、 該プランジャ(1)は、前記燃料噴射室(3)と燃料噴
射装置本体(2)に取着された噴射ノズル(5)に形成
された少なくとも1つの噴射オリフィス(4)との間の
燃料通路を制御し、 電磁燃料メータリングバルブ(6)が設けられ、前記コ
ントロール室(8)と低圧室との間のドレーンオリフィ
スを介した燃料通路を制御して、該コントロール室
(8)内の燃料を前記ドレーンオリフィスを経て逃して
コントロール室(8)内の燃料圧力を低下させるよにな
っており、 前記プランジャ(1)の表面部分が前記噴射室(3)お
よびコントロール室(8)内の燃料の圧力を受けてお
り、該コントロール室(8)内の圧力が所与の値に低下
すると、前記表面部分に作用している該両室内の圧力が
前記プランジャ(1)を変位させ、 前記加圧燃料が、単一の管継手(13)から前記コントロ
ール室(8)および噴射室(3)へ供給され、該単一の
管継手(13)は供給パイプ(14)に連結されるととも
に、噴射装置本体(2)に形成された供給オリフィス
(15)内に連なり、前記コントロール室(8)と供給ダ
クトに連通しており、該供給ダクトは前記噴射装置本体
(2)内の軸方向孔に内蔵されたスリーブ(16、17)に
より実質的に構成され内部を前記プランジャ(1)が軸
方向に摺動して前記噴射室(3)へ燃料を供給するよう
になっているディーゼル機関用電磁燃料噴射装置におい
て、 前記燃料供給オリフィス(15)が、前記スリーブ(16、
17)のうちの上部スリーブ(16)の外表面と前記噴射装
置本体(2)の軸方向孔(19)との間に形成された環状
室(25)内に連っており、該環状室(25)が前記スリー
ブ(16)に形成された少なくとも1つの半径方向孔(2
6)を介して前記コントロール室(8)に連通している
とともに前記スリーブ(16)の外表面に形成された螺旋
溝(27)に連通して前記噴射室(3)へ燃料を供給する
前記ダクトの第1の部分を画定していることを特徴とす
るディーゼル機関用電磁燃料噴射装置。 - 【請求項2】前記スリーブ(16)の内側と前記プランジ
ャ(1)の頭部との間に前記コントロール室(8)に連
通した凹部が形成され、該スリーブ(16)に形成された
前記半径方向孔(26)が該凹部に連っていることを特徴
とする請求項1記載のディーゼル機関用電磁燃料噴射装
置。 - 【請求項3】前記凹部にスペーサリング(35)が内蔵さ
れ、該スペーサリング(35)は前記プランジャ(1)の
上限ストッパとして作用し、該スペーサリング(35)は
前記プランジャ(1)のピン(36)に中心合せされると
ともに少なくとも1つの半径方向溝(37)を具備してい
ることを特徴とする請求項1または2記載のディーゼル
機関用電磁燃料噴射装置。 - 【請求項4】前記噴射室(3)へ燃料を供給するダクト
が、更に前記上部スリーブ(16)の表面部分と前記軸方
向孔(19)との間に形成された第2環状室(28)、前記
上部スリーブ(16)近傍のスリーブ(17)の表面部分と
軸方向孔(19)との間に形成された第3環状室(29)、
および該スリーブ(17)に形成され該第3環状室(29)
と前記噴射室(3)を連通する少なくとも1つの半径方
向孔(30)を有することを特徴とする請求項1から3の
何れか1項記載のディーゼル機関用電磁燃料噴射装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT67146-A/89 | 1989-03-03 | ||
IT8967146A IT1232027B (it) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | Perfezionamento ai dispositivi di iniezione del combustibile ad azio namento elettromagnetico per motori a ciclo diesel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343658A JPH0343658A (ja) | 1991-02-25 |
JP2965042B2 true JP2965042B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=11299970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2049113A Expired - Fee Related JP2965042B2 (ja) | 1989-03-03 | 1990-02-28 | ディーゼル機関用電磁燃料噴射装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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