JPH012584A - Dnaおよびプラスミド並びにそれらを含有する微生物 - Google Patents

Dnaおよびプラスミド並びにそれらを含有する微生物

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JPH012584A
JPH012584A JP63-2647A JP264788A JPH012584A JP H012584 A JPH012584 A JP H012584A JP 264788 A JP264788 A JP 264788A JP H012584 A JPH012584 A JP H012584A
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ユルゲン・グローネベルク
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ヘキスト・アクチーエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人間のホルモンは治療にますます必要とされてきている
。これらにはなかんずくホルモンインシュリンが包含さ
れる。人間の器官から比較的大量にホルモンを得るのは
不可能なので、これらのホルモンを人間の器官外で産生
させるための適当な技術が開発されねばならない。
本発明はかかる方法を開示するものである。
本発明は特定の蛋白質のための遺伝暗号を包含している
ヌクレオチド配列の単離、これら特定のヌクレオチド配
列を用いるDNAの合成、およびこのDNAの複製およ
び発現(express 1on)が行われる宿主微生
物中へのこのDNAの転移に関する。
所望のポリペプチドあるいは蛋白質をコード化する遺伝
子を有するプラスミドを担持している細菌の培養により
ポリペプチドおよび蛋白質を調製することは知られてい
る。またプラスミドを担持する宿主をしてその宿主にと
っては本来的な特徴ではない遺伝子生成物を産生せしめ
るようなプラスミドを組み立てることが可能であること
も知られている。またDNA組みかえ技術により、ラッ
トのプレプロインシュリンの遺伝情報が細菌中でクロー
ン(alone)化されることも知られている。これら
−細菌がインシュリンの抗原決定基を有する蛋白質を発
現することが判っている。さらに、人間のインシュリン
の八−およびB−鎖の遺伝情報が細菌中で別々にクロー
ン化されることが知られている。これはA−およびB−
鎖のための相当するDNA類を新たに合成することによ
り達成される。細菌により産生されたA−およびB−鎖
は次いで生体外で結合されてインシュリン分子を形成し
うる。
これら方法のいずれも人間の治療に使用されうる薬剤を
生じない。ラットのプロインシュリンの場合、最終生成
物すなわちラットインシュリンはアレルギー反応を招来
する蛋白質である。人間のA−およびB−鎖の場合、B
−鎖は重合し易いという性質があり、またA−およびB
−鎖の結合の収量が非常に低いので、人間のインシュリ
ンを産生ずるという最終目的には適さない。
従って本発明では異なる方法が採択される。
猿および人間のインシュリンが同じ構造を有しているこ
とは知られている。従って、猿のプロインシュリンを製
造すれ!!、人間のインシュリンはそれから解裂により
製造されろ。
今や本発明は特に猿のプロインシュリンの遺伝子の調製
、微生物宿主へのこれら遺伝子の転移、宿主および遺伝
子の複製、および宿1主による遺伝子の発現(expr
ession)に関する。この方法で形成される蛋白質
は猿のプロインシュリンのアミノ酸配列を包含している
本発明による目的を達成するためには以下の操作がなさ
れるが、その開示されている方法は使用されるいく通り
かの方法の1例である。
猿、(尾のある猿と尾のない猿の両方を意味する)、好
ましくは赤毛m (Rh、esus monkey)あ
るいはマカクlI(Cynomolgi)の膵臓から、
蛋白分解的消化(これは過剰の分解がありうるから非常
に注意深く制御されねばならない)およびそれに続く遠
心分離により単細胞が得られる。
これら単細胞から、密度勾配遠心操作によりβ−細胞に
富んだ層が得られる。この細胞層は変性せしめられ、そ
して塩化セシウム遠心分離の後にRNAが沈殿として得
られる。さらに沈殿させたのち、このRNAからオリゴ
−dT−セルロースカラムによってmRNAが分離され
る。得られるo+RNAは逆転写酵素の助けにより完成
されてRNA−DNA二重鎖を生ずる。RNA鎖を消化
したのち逆転写酵素あるいは酵素ポリメラーゼIを用い
てDNA鎖(相補的D N A = cDNA)が完成
されてDNA−DNA二重鎖(dsDNA)を生ずる。
この二重鎖DNAを、次にプラスミド中に組み込まなけ
ればならない。この目的のために  、は、DNAの3
′末端を例えばdCMP残基を用いて延長することが必
要である。プラスミド(例えばpBR322)が制限ヌ
クレアーゼPstlで切断されそして例えばdGMP残
基を用いて延長される。この方法で延長されたDNAが
相当して延長されているプラスミドと一緒にされると、
DNAとプラスミドとの間に塩基の対合(basepa
iring)が起る。この環状になされた分子は次に微
生物(特に細菌好ましくは大腸菌に12あるいはχ」7
76のような大腸菌)中に形質転換される。まだ完結さ
れていない結合は微生物の酵素によって共有結合に変え
られる。形質転換された微生物は寒天板上に置かれ、そ
して抗生物質耐性(これは選択されたプラスミドおよび
使用される制限ヌクレアーゼにより決められる)に基づ
いて選択される。
インシュリン含有蛋白質を発現するクローンは免疫学的
試験を用いて選択される。これらクローンは繁殖され、
そして微生物塊を遠心分離して分離し、抽出しそしてイ
ンシュリン金屑を試験する。この方法において、培養溶
液2当り1インシュリン単位(=11υ)以上のインシ
ュリン値が1連のクローン中で測定されうる。
この培養溶液は猿のプロインシュリンそしてそれに続く
人間のインシュリンの調製にとっての出発物質として用
いられる。
本発明による方法は以下の様式で行われうる。
1、RN Aの単離 a)インシュリン産生性膵臓細胞の単離猿類好ましくは
赤毛猿あるいはマカク猿(cynomolgi)から滅
菌条件下に膵臓を得、そして皮および比較的大きい血管
を除去したのち、裁断器(カッター)を用いて機械的に
粉砕する。
こめ処理の際、そこに含有されているパンクレアチン酵
素混合物に由来する自然発生的な消化を阻止するために
、作業が行われている間は組織が冷たく保持されるのを
確実ならしめるための注意が払われるべきである。粉砕
された組織を冷たい哺乳類の血清好ましくは仔牛の血清
で数回洗い、そして小フラスコ中に入れそしてPBS中
の加温された0、125%の滅菌コラ−ゲナーゼ溶液で
処理する。コラ−ゲナーゼ溶液は消化に先立って常に新
しく調製されるべきである。コラ−ゲナーゼに20%も
しくはそれ以上の血清、好ましくは仔牛の血清を同時に
添加することは膵臓からの細胞の収量にとって決定的で
ある。この混合物を10分間撹拌しそしてすべての上澄
み液をはじめに捨てる。次いでコラ−ゲナーゼ/血清混
合物を再び加えそして生ずる混合物を約6〜10分間撹
拌する。この過程を約1θ回くり返しそして消化された
生成物を冷却容器中に集める。酵素的に得られる細胞を
有する集められた物質を冷却遠心分離器中で約1000
rp■で10分間遠心分離し、上澄み液を捨てそして細
胞沈着物をグルコース197eおよび仔牛の血清20%
を含有している新鮮なダルベツコ(Dulbecco’
s)培地中に再懸濁させる。この遠心分離をくり返しそ
して得られる沈着物を添加血清!5%を含有しているダ
ルベツコ培地l0z(l中に再懸濁させる。
β−細胞、線維芽細胞および上皮様細胞の混合物からな
るこの細胞物質を次いで例えばフィコール(Ficol
1)あるいはパーコール(Percal 1)の密度勾
配により分離する。フィコールの密度勾配がこの目的に
とって最良であると判った。
従って、フィコール400(ファルマシア社製)を血清
を有しないダルベツコ培地中に溶解させ、そしてこの溶
液を屈折計中で粘度1.38あるいはスピンドルの場合
密度1.16に調節し、0.45μの孔幅を有する膜濾
過器を用いて滅菌炉遇しそして使用されるまで4℃に保
持する。このフィコニルの原料懸濁液から、ダルベツコ
培地を添加することにより粘度1.373.1.370
および1.3672を有する異なる密度のものを調製し
、そして小さい遠心分離管中で順に積層する。再懸濁さ
れた膵臓細胞を上部に加えそして4℃で320Orpm
で10分間遠心分離する。遠心分離ののち個々のバンド
を注意深く取得しそしてダルベツコ培地を用いて洗うこ
とにより残留フィコールを除去する。インシュリン産生
性β−細胞の主要部分は最低の密度および1J672の
粘度を有する最上層上に濃縮される。
b)RNAの取得 得られた細胞を「変性作用媒質」(チオシアン酸グアニ
ジニウムについて4M1度、メルカプトエタノールにつ
いてIM濃度、そして酢酸ナトリウムについて0.15
Ma度、pH5,5)中ニとりそして0℃で1分間ウル
トラーツラックス(Ultra −Turrax)を用
いて均質化する。この溶液を80℃で5分間加温しそし
て直ちに水浴中に入れる。
次いでこの溶液をpH7,6、CsC12について5.
7M濃度、トリス−ヒドロキシアミノメタン(Tris
)についてlOミリモル濃度、そしてエチレンジアミン
四酢酸(EDTA)について10ミリモル濃度からなる
溶液([クツションJ)F+1上に積層させそしてベッ
クマン(Beckaan)SW270−ターで22,0
00rpmlこおいて36時間20℃で遠心分離する。
文献中のデータに反して、続く反応段階においてnRN
Aの可能な限り完全な分離を達成するために、溶解物(
1ysate)へのCsCρの添加は回避されねばなら
ないことが見出された。遠心分離が終了した後、ポリア
ロマ−(Polyallomer)小管を溶体窒素の中
で冷凍させ、モしてRNA沈殿が存在している小管の底
部を切り出す。Trisについて10ミリモル濃度、E
DTAについて10ミリモル濃度および[ザルコシル(
5arcosy1)J (N−ラウリルザルコシンナト
リウム塩)について1%濃度であるpny、aの溶液中
に沈殿をとり、そしてこの懸濁液を20.00Orpm
で20分間遠心分離する。得られる沈殿をもう一度同じ
緩衝液中にとり、65℃に5分間加温しそして新たに遠
心分離する。合した上澄み液を酢酸ナトリウムについて
0.3M濃度となしく2.5倍量のエタノールを加え、
そして−20℃で保管する。
2、llRNAの取得 RNAを遠心分離によりエタノール性溶液から分離しく
20,000rp■、30分、−5℃)そしてNaCQ
  O,5M濃度およびTrislOミリモル濃度pH
7,5の溶液中に溶解させる。この溶液を同じ緩衝液で
平衡化されているオリゴ−dT−セルロース−カラム(
Co11aborative Re5earch社製、
3型)に充填し、pH7,6の1ミリモル濃度のTri
s溶液らしくは蒸留水を用いて溶離する。ポリ−Aを含
有するR N A (IRNA)の溶離は260no+
での吸光測定により追跡されうる。かくして得られるI
RNAに酢酸ナトリウムを最終浸度0.3Mとなるまで
加え、2.5倍量のエタノールを加えそしてこの溶液を
一20℃で保管する。
3、cDNAの取得 a)−木組cDNAの取得 mRNAの相当するDNA(cDNA)への転移が逆転
写酵素を用いて行われる。培養バッチには以下のものが
包含される: pH8,3、Tris 50 mM1M
gCN*  l O5M12−メルカプトエタノール3
0ミリモル濃度、全4種の普通に存在するデオキシリボ
ヌクレオシド三燐酸(アデニン、グアニン、シトシンお
よびチミジンの相当する三燐酸)0 、5nM1オリゴ
ーdT+t−+s(Boehringer Mannh
eim社製品)100μ9/峠、ポリアデニル化RNA
約10h9/ x(lおよび800単位IRQ、の逆転
写酵素(LifeScience Inc、社(St、
 Petersburg、 USA)製品)。
反応を追跡するには、α−位が3!Pで標識されている
デオキシリボヌクレオシド三燐酸(比活性50Ci/ミ
リモル)がバッチに加えられうる。
この混合物を42℃で60分間培養し、次いでEDTA
20ミリモルを添加することにより反応を停止させる。
この溶液を水で飽和したフェノールの同量で抽出し、こ
のフェノールをエーテルと振盪することにより抽出しそ
して残留エーテルを窒素を用いて蒸発させる。取り込ま
れなかったデオキシリボヌクレオシド三燐酸はpH9゜
0、Tris  l OmM、 NaCQ 100mM
およびEDTAIIIIMの各濃度の溶液中セファデッ
クス(Sephadex)G 50でカラムクロマトグ
ラフィーすることにより分離される。溶離されたcDN
Aは酢酸ナトリウムの0.3M1l液および2.5倍量
のエタノールを添加することにより沈殿される。
遠心分離したのち、沈殿をO,1M Na0I!溶液中
にとりそして70℃で20.分間培養するか、あるいは
0.3M  NaOH溶液中で室温で一夜培養する。こ
の混合物をIMHc(!およびIMTris溶液を用い
てpH7,6となす。
b)二重鎖cDN^(dsDNA)の形成第二のDNA
鎖を合成するには、逆転写酵素あるいは酵素ポリメラー
ゼIが再び用いられうる。
〔逆転写酵素を用いるdsDNAの形成〕培養バッチ(
pH8J)はTris  50mM、 MMgC12t
10a、2−メルカプトエタノール3011上記4種の
デオキシリボヌクレオシド三燐酸0.5d1cDNA 
50119/ x(lおよび逆転写酵素800単位/J
lffを包含している。反応は42℃で120分間行わ
れ、そして最終濃度20mMとなるまでEDTAを添加
することにより停止される。続いてフェノール抽出およ
びセファデックスG50でのゲル浸透クロマトグラフィ
ーが前述のようにして行われる。
〔ポリメラーゼ■を用いるdsDNAの形成〕培養バッ
チ(pH6,9)はヘペス(Hepes) 200mM
1上記4種のデオキシリボヌクレオシド三燐酸0.5m
M%MgC(It  10+aM、  2−メルカプト
エタノール30mMおよびKCQ70mMを包含してい
る。
培養バッチにsspで(α−位において)標識されたデ
オキシリボヌクレオチドを添加することにより反応は追
跡されうる。反応はポリメラーゼl800単位/311
2を用いて開始されそして15℃で2時間行われる。ド
デシル硫酸ナトリウム0.1%才、及びRN A 10
0u9/M(lを添加することにより反応を停止させる
。この溶液を前記のようにして抽出する。抽出後に得ら
れる溶液をセファデックスG50のカラムに充填し、そ
してPH9,0、Tris  10 mM、 NaCl
2100mMおよびEDTA l mMからなる溶液を
用いてクロマトグラフィーを行う。溶離されたDNAは
放射能により測定され得、そして0.3M酢酸ナトリウ
ムおよび2.5倍量のエタノールを添加することにより
沈殿される。エタノール沈殿物をNaCQ 300ta
M、酢酸ナトリウム30mMおよびZnCQt 3 m
Mの各濃度からなる溶液中(pH4゜5)にとりそして
1500単位/iのStヌクレアーゼ(ベーリンガーマ
ンハイム社製)を加える。反応は37℃で1時間後に最
終濃度201MとなるまでEDTAを添加することによ
り終了される。続いてフェノールを用いる抽出およびエ
タノールを用いる沈殿が前記のようにして行われる。
c)rlボット法」におけるcDNAの取得前記されて
いる反応の代わりに、dsDNAはmRNAから「lボ
ット法」でも得られうる。この方法では、逆転写酵素の
反応は前述のようにして行われるが、140+eMのK
Cl2溶液も培養バッチに添加される。反応終了後、試
料を100℃で4分間加熱しそして形成される沈殿を遠
心分離する。
同量の0.4Mのヘペス緩衝液(pH6,9)が上澄み
液に加えられる、その際上記4種のデオキシリボヌクレ
オチドが緩衝液中に0 、5mMの濃度で存在している
。800単位/ z (lのポリメラーゼIを添加する
ことにより反応が前記のようにして15℃で行われそし
てドデシル硫酸ナトリウムおよびRNAの添加により停
止される。続いて3b)の「ポリメラーゼIを用いるd
sDNAの形成Jに記載されているようにしてさらに操
作される。
4、dCTP(デオキシシトシン三燐酸)を用いるcD
NAの3′−末端の延長 上記4種のデオキシヌクレオチドの一つを用いるDNA
の3′−末端の延長はプラスミドへの組み込みにとって
必要である。さらに、切断されているプラスミドの3′
−末端は相捕的デオキシヌクレオチドを用いて延長され
る。DNAおよびプラスミドを一緒にすると、DNAと
プラスミドとの間に塩基の対合・が行われる。この再び
環状とされた分子は細菌の形質転換に使用されうる。ま
だ完結されていない結合は細菌中の酵素系によって共有
結合に変えられる。
例えば、cDNA3’−末端はdCMP残基(デオキシ
シトシン−燐酸残基)を用いてそしてプラスミドはdG
MP残基(デオキシグアニジン−燐酸残基)を用いて延
長されうる。これらデオキシヌクレオチドを前述の様式
で用いそしてプラスミドを制限酵素Pst Iにより開
環させると、外来DNAの組み込み後に、Pst I解
裂部位がすべての挿入部位において新たに形成され、従
ってプラスミドの増大後に、挿入されたDNAはさらに
吟味するために、限定酵素Pstlを用いて容易に再び
切断されうる。
Slヌクレアーゼを用いる崩壊後のアルコール沈殿から
の沈殿をTris 30 mM、 CoC12t 1 
mM、カコジル酸カリウム 1405MおよびdCTP
 150μ績、オートクレーブ処理されたゼラチン加水
分解物100μ9/ IIQおよびジチオエリトリトー
ル0.1Mからなろ水溶液(pH6,7)中に溶解させ
る。反応を追跡するにはalpで標識されたdCTPが
使用されるべきでる。反応は末端デオキシヌクレオチジ
ルートランスフエラーゼを添加することにより開始され
そして37℃で10分間行われる。
反応時間の経過後、試料を水中に置きそしてトリクロル
酢酸で沈殿されうる沈殿中での放射能測定により、取り
込まれたdcMP残基の数を測定する。反応に際しては
、最初に存在していたヌクレオチドの約10%が取り込
まれているべきである。そうでない場合は、さらに酵素
を添加することにより反応が継続されうる。あまりに多
数のdCMP残基が添加された場合は、生ずる鎖は酵素
S1ヌクレアーゼを用いて短縮されうる。
5、DNAのプラスミド中への組み込み適当な環状プラ
スミド例えばpBR322を、プラスミド上の1配列の
みしか認識しない制限エンドヌクレアーゼを用いて切断
する。この解裂部位が強力なもしくは誘導性のプロモー
ターの後方にあるかそして/または抗生物質抵抗性が影
響されるように位置されているのが好都合である。
かかる方法で線状形となされたプラスミドが次いで4種
のデオキシヌクレオチドの1種により3′−末端にて延
長される。
これは例えば以下のようにし・て行われる。
プラスミド30μ9をPstI制限エンドヌクレアーゼ
50単位と共に、NaCQ 50 mM、 Tris 
6−M、MgCQ* 6 sM、  2−メルカプトエ
タノール6膳輩の各濃度およびゼラチン0.1wg/x
(lを含有する溶液の存在下に37℃でそしてpH7,
5で40分間培養する。続いて前記のようにしてフェノ
ールおよびエーテルを用いて抽出し、そして切断された
プラスミドを0.3M酢酸ナトリウムの存在下にエタノ
ールを用いて沈殿させる。dGTP【デオキシグアニジ
ン玉燐酸)を用いるプラスミドの3′−末端の延長はd
CTPを用いるcDNAの前記された延長と同様にして
行われる。
延長されたプラスミド−DNAは次いでNaCl20.
1M、 Trim  l OmMおよびEDTA  l
 mMからなる溶液(pH8,0)中で延長された二本
鎖cDN^と混合し、56℃に2分間加温し、42℃に
2時間培養しそして次にゆっくりと室温まで冷却する。
かかる方法で得られる混成りNAは次に大腸菌の形質転
換Zこ使用される。
6、大腸菌における混成プラスミドのクローニング 細菌例えば大腸菌χ1776、を37℃で光学濃度A6
゜。;0.5〜0.6となるまで慣用の栄養培地50m
(l中で生長せしめ、沈降させ、pH7,5の10mM
  Tris溶液で1回洗い、次いでCaCQ *75
 aMSMgC(h 5 a+MおよびTris 5 
mMのf!ri11度であり、pH8,0の40xi2
中に再懸濁しそして水中で20分間培養させる。次いで
細胞を沈降させモしてCaCQ、  75111M% 
MgCl2t  5mM、 Tris  5Jの各濃度
である溶液(pH8,0) 2i+2中に再懸濁させる
次いでこの細菌懸濁液0.2xQを混成りNA溶液0.
1112と混合しそしてこの混合物を氷上で45分間培
養させる。次いでこれを42℃に90秒間加温しそして
続いて栄養培地0゜2x(Jと混合する。
この懸濁液50μQ〜75μgをテトラサイクリンおよ
びアンピシリンを包含している寒天プレート上に平らに
流しそして抗生物質抵抗について選別する。
7、インシュリン含有蛋白質を産生ずる菌株の単離 BrooseおよびGllbert両氏(rPNAsJ
第75巻第2746頁(1978))により開発された
試験システムを用いて、インシュリン含有蛋白質の発現
についてクローンを検査する。インシュリン含有蛋白質
を発現するクローンは放射性物質で標識された抗体がこ
れら蛋白質に結合する結果として、X線フィルムがこの
位置で黒ずむことを利用し、オートラジオグラフィーを
用いて検出されうる。
これにはニトロセルロースフィルター当り50個までの
クローンとなるまで37℃で2日間放置生長される。次
いでフィルターを1 mg/峠のりゾチームを包含して
いる寒天塊の上におく。インシュリン抗体で被覆された
PvCフイルムヲ細菌コロニーに適用しそして次いで4
℃で2〜3時間培養する。次いでpvcフィルムを13
11で標識されたインシュリン抗体の溶液中で4℃で1
5時間培養する。この溶液の比活性は約I X 10 
”cpIIl/ txQT!あった。洗浄オヨヒ乾燥後
、このフィルムをオートラジオグラフィーにかける。
プレート上で免疫学的にインシュリンに反応するクロー
ンを慣用の栄養培地中で培養し、細菌を遠心分離し、抽
出しそしてそこで放射線免疫検定によってインシュリン
含量を試験する。
その際多数のクローンが培養溶液IQ当りIIU(国際
単位)以上のインシュリン値を示す。
特許出願人  ヘキスト・アクチーエンゲゼルシャフト
外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)猿類のmRNAを用いて調製された、猿類のプロイ
    ンシュリンのアミノ酸配列をコーディングするcDNA
    。 2)アミノ酸配列が猿類のプロインシュリンのC−ペプ
    チドのアミノ酸配列を包含している、特許請求の範囲第
    1項に記載のcDNA。 3)(a)猿類のmRNAを用いて調製された、猿類の
    プロインシュリンのアミノ酸配列をコーディングするc
    DNAおよび(b)プラスミドから調製されるプラスミ
    ド。 4)アミノ酸配列が猿類のプロインシュリンのC−ペプ
    チドのアミノ酸配列を包含している、特許請求の範囲第
    3項に記載のプラスミド。 5)猿類のプロインシュリンのアミノ酸配列を包含して
    いるポリペプチドの生合成のための遺伝情報を有する微
    生物。 6)ポリペプチドが猿類のプロインシュリンのC−ペプ
    チドのアミノ酸配列を包含している、特許請求の範囲第
    5項に記載の微生物。 7)猿類の膵臓からRNAを取得し、それからmRNA
    を単離しそして後者を用いてそれ自体既知の方法でcD
    NAを調製することを特徴とする、猿類プロインシュリ
    ンのアミノ酸配列をコーディングするcDNAの製造方
    法。
JP63-2647A 1980-01-19 1988-01-11 Dnaおよびプラスミド並びにそれらを含有する微生物 Pending JPH012584A (ja)

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