JPH0125844Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125844Y2 JPH0125844Y2 JP1983197132U JP19713283U JPH0125844Y2 JP H0125844 Y2 JPH0125844 Y2 JP H0125844Y2 JP 1983197132 U JP1983197132 U JP 1983197132U JP 19713283 U JP19713283 U JP 19713283U JP H0125844 Y2 JPH0125844 Y2 JP H0125844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- combustion burner
- burner
- main combustion
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 67
- 238000009841 combustion method Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はNOxを低減させる燃焼装置に関する。
従来より、燃焼装置のNOx低減対策の一環と
してオーバーフアイヤエア（Over Fire Air、以
下OFAと呼ぶ）燃焼法と称せられる方式があつ
た。
してオーバーフアイヤエア（Over Fire Air、以
下OFAと呼ぶ）燃焼法と称せられる方式があつ
た。
OFA方式とは、第１図に示すように、主燃焼バ
ーナ（MB）の後流に、別の空気ノズルであるオ
ーバーフアイヤエヤノズル（OFA）を設けて、
主燃焼バーナゾーンの燃焼用空気を約15％絞り込
んで85％として低燃焼させ残りの15％の空気を主
燃焼バーナ（MB）の直上に設置した空気ノズル
（OFA）から供給することにより、段階的に燃焼
を完成させ、NOxを低減するという２段階燃焼
方式である。
ーナ（MB）の後流に、別の空気ノズルであるオ
ーバーフアイヤエヤノズル（OFA）を設けて、
主燃焼バーナゾーンの燃焼用空気を約15％絞り込
んで85％として低燃焼させ残りの15％の空気を主
燃焼バーナ（MB）の直上に設置した空気ノズル
（OFA）から供給することにより、段階的に燃焼
を完成させ、NOxを低減するという２段階燃焼
方式である。
しかし、上記燃焼方式では、OFAの反応域の
分だけボイラの高さが高くなる欠点があつた。
分だけボイラの高さが高くなる欠点があつた。
また、現在注目されている第２図に示すよう
な、低NOx燃焼方式がある。即ち、主燃焼バー
ナ（MB）の後流に別の空気ノズルであるオーバ
ーフアイヤエヤノズル（OFA）を設置すると共
に、OFAの後流に上部燃焼バーナ（Upper
Burner，UB）と、この上部燃焼バーナ（UB）
の後流にUBに空気を供給する補助空気ノズル
（Additional Air，AA）を設置し、主燃焼バー
ナ（MB）において発生した未燃焼分を上部燃焼
バーナ（UB）において燃焼させる構成のもので
ある。
な、低NOx燃焼方式がある。即ち、主燃焼バー
ナ（MB）の後流に別の空気ノズルであるオーバ
ーフアイヤエヤノズル（OFA）を設置すると共
に、OFAの後流に上部燃焼バーナ（Upper
Burner，UB）と、この上部燃焼バーナ（UB）
の後流にUBに空気を供給する補助空気ノズル
（Additional Air，AA）を設置し、主燃焼バー
ナ（MB）において発生した未燃焼分を上部燃焼
バーナ（UB）において燃焼させる構成のもので
ある。
しかしながら上記燃焼方式では、上部燃焼バー
ナ（UB）及び補助空気ノズル（AA）の設置分
だけ、従来の第１図に示すOFAのみのものより
も更にボイラ高さが高くなる欠点がある。
ナ（UB）及び補助空気ノズル（AA）の設置分
だけ、従来の第１図に示すOFAのみのものより
も更にボイラ高さが高くなる欠点がある。
本考案は上記欠点を解消するものであり、必要
不可欠な上部燃焼バーナ（UB）と補助空気ノズ
ル（AA）の燃焼域は現状のままにして、主燃焼
反応域の高さを削減した低NOx燃焼装置を提供
することを目的とするものである。
不可欠な上部燃焼バーナ（UB）と補助空気ノズ
ル（AA）の燃焼域は現状のままにして、主燃焼
反応域の高さを削減した低NOx燃焼装置を提供
することを目的とするものである。
上記目的は、主燃焼バーナ、同主燃焼バーナの
後流に配置された上部燃焼バーナ及び同上部燃焼
バーナの下流に配置された補助空気ノズルとが燃
焼炉に設置されてなる燃焼装置において、前記主
燃焼バーナが燃焼炉の隅部に配設されると共に、
主燃焼バーナとほぼ同一レベルで炉壁に配設さ
れ、主燃焼バーナ炎の燃え切り部分に空気を指向
供給する空気ノズルを有することを特徴とする燃
焼装置に構成することによつて達成される。
後流に配置された上部燃焼バーナ及び同上部燃焼
バーナの下流に配置された補助空気ノズルとが燃
焼炉に設置されてなる燃焼装置において、前記主
燃焼バーナが燃焼炉の隅部に配設されると共に、
主燃焼バーナとほぼ同一レベルで炉壁に配設さ
れ、主燃焼バーナ炎の燃え切り部分に空気を指向
供給する空気ノズルを有することを特徴とする燃
焼装置に構成することによつて達成される。
以下、本考案を第３図に例示した実施例によつ
て説明する。
て説明する。
第３図に示すように、燃焼炉１の壁面角部に主
燃焼バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄが水平に配置
されており、各主燃焼バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ
３，Ｂ４が壁面に対し鋭角をなすように向つてい
る。また、各燃焼炉壁面には主燃焼バーナ２ａ，
２ｂ，２ｃ，２ｄとほぼ同一レベルに空気ノズル
３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄが配置されており、これ
らの空気ノズル３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄから供給
される空気Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４は、各主燃焼
バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４の燃え切り部分
に向かつて流れるようになつており、サイドフア
イヤエア（Side Fire Air，SFAと略称する）で
ある。
燃焼バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄが水平に配置
されており、各主燃焼バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ
３，Ｂ４が壁面に対し鋭角をなすように向つてい
る。また、各燃焼炉壁面には主燃焼バーナ２ａ，
２ｂ，２ｃ，２ｄとほぼ同一レベルに空気ノズル
３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄが配置されており、これ
らの空気ノズル３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄから供給
される空気Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４は、各主燃焼
バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４の燃え切り部分
に向かつて流れるようになつており、サイドフア
イヤエア（Side Fire Air，SFAと略称する）で
ある。
そして、主燃焼バーナ２ａ〜２ｄの後流側の燃
焼炉壁面には上部燃焼バーナ（UB）が配置さ
れ、更に上部燃焼バーナ（UB）の後流側の燃焼
炉壁面には補助空気ノズル（AA）が配置されて
いる点は、第２図に示すものと同様である。
焼炉壁面には上部燃焼バーナ（UB）が配置さ
れ、更に上部燃焼バーナ（UB）の後流側の燃焼
炉壁面には補助空気ノズル（AA）が配置されて
いる点は、第２図に示すものと同様である。
本考案の燃焼装置は上記のような構成であるの
で、主燃焼バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄから供
給される主燃焼バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４
は、その燃え切り部分に空気ノズル３ａ，３ｂ，
３ｃ，３ｄからの空気Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４が
供給されるので空気の拡散、混合がよくなり、燃
料の燃焼が完結に行われ、燃料の燃え残りが減少
する。更に後流側に配置した上部燃焼バーナ
（UB）、補助空気ノズル（AA）によつて主燃焼
バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄにおいて発生した
未燃焼分を完全に燃焼させる。
で、主燃焼バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄから供
給される主燃焼バーナ炎Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４
は、その燃え切り部分に空気ノズル３ａ，３ｂ，
３ｃ，３ｄからの空気Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４が
供給されるので空気の拡散、混合がよくなり、燃
料の燃焼が完結に行われ、燃料の燃え残りが減少
する。更に後流側に配置した上部燃焼バーナ
（UB）、補助空気ノズル（AA）によつて主燃焼
バーナ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄにおいて発生した
未燃焼分を完全に燃焼させる。
以上のべたとおり、従来のオーバーフアイヤエ
ヤノズル（OFA）の場合、タンゼンシヤルバー
ナにおいては、主燃焼バーナ炎の燃え切り部分か
らはずれて供給されることも起きていたが、本考
案の燃焼装置においては、主燃焼バーナ炎の燃え
切り部分に空気が供給されるため、空気の未燃分
への拡散、混合、及び接触効果が高くなり、サイ
ドフアイヤエアの反応がより完全に行なわれ
NOxが更に低減される。また、反応域の距離を
削減できるのでボイラ高さを低くすることができ
る。
ヤノズル（OFA）の場合、タンゼンシヤルバー
ナにおいては、主燃焼バーナ炎の燃え切り部分か
らはずれて供給されることも起きていたが、本考
案の燃焼装置においては、主燃焼バーナ炎の燃え
切り部分に空気が供給されるため、空気の未燃分
への拡散、混合、及び接触効果が高くなり、サイ
ドフアイヤエアの反応がより完全に行なわれ
NOxが更に低減される。また、反応域の距離を
削減できるのでボイラ高さを低くすることができ
る。
具体的には600MWボイラに換算して、ボイラ
高さを２ｍ下げることができる。現在、ボイラ高
さについては600MWボイラで１ｍ当り２億円と
言われているので４億円のコストダウンができる
ことになる。
高さを２ｍ下げることができる。現在、ボイラ高
さについては600MWボイラで１ｍ当り２億円と
言われているので４億円のコストダウンができる
ことになる。
本考案の燃焼装置は全種のボイラについて適用
できる他、主燃焼バーナ及びサイドフアイヤエヤ
ノズルの燃焼炉壁の設置位置、炉壁に対する角度
等は本考案の実施例及び図面に限定されるもので
なく、要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる
ものである。
できる他、主燃焼バーナ及びサイドフアイヤエヤ
ノズルの燃焼炉壁の設置位置、炉壁に対する角度
等は本考案の実施例及び図面に限定されるもので
なく、要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる
ものである。
第１図は従来の低NOx燃焼装置の断面概略図、
第２図は従来の他のNOx燃焼装置の断面概略図、
第３図は本考案の一実施例による燃焼装置の横断
面図である。 １……燃焼炉、２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ……主
燃焼バーナ、３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ……空気ノ
ズル。
第２図は従来の他のNOx燃焼装置の断面概略図、
第３図は本考案の一実施例による燃焼装置の横断
面図である。 １……燃焼炉、２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ……主
燃焼バーナ、３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ……空気ノ
ズル。
Claims (1)
- 主燃焼バーナ、同主燃焼バーナの後流に配置さ
れた上部燃焼バーナ及び同上部燃焼バーナの下流
に配置された補助空気ノズルとが燃焼炉に設置さ
れてなる燃焼装置において、前記主燃焼バーナが
燃焼炉の隅部に配設されると共に、主燃焼バーナ
とほぼ同一レベルで炉壁に配設され、主燃焼バー
ナ炎の燃え切り部分に空気を指向供給する空気ノ
ズルを有することを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19713283U JPS60105915U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19713283U JPS60105915U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60105915U JPS60105915U (ja) | 1985-07-19 |
| JPH0125844Y2 true JPH0125844Y2 (ja) | 1989-08-02 |
Family
ID=30755193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19713283U Granted JPS60105915U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60105915U (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5229634A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-05 | Takada Seisakusho:Kk | Heating furnace used for controlling generation amount of nitrogen oxi de |
| JPS556107A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Combustion device for furnace |
| JPS5723774U (ja) * | 1980-07-10 | 1982-02-06 | ||
| JPS5813906A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 低窒素酸化物燃焼方法 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP19713283U patent/JPS60105915U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5229634A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-05 | Takada Seisakusho:Kk | Heating furnace used for controlling generation amount of nitrogen oxi de |
| JPS556107A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Combustion device for furnace |
| JPS5723774U (ja) * | 1980-07-10 | 1982-02-06 | ||
| JPS5813906A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 低窒素酸化物燃焼方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60105915U (ja) | 1985-07-19 |
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