JPH0125773Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0125773Y2
JPH0125773Y2 JP7669085U JP7669085U JPH0125773Y2 JP H0125773 Y2 JPH0125773 Y2 JP H0125773Y2 JP 7669085 U JP7669085 U JP 7669085U JP 7669085 U JP7669085 U JP 7669085U JP H0125773 Y2 JPH0125773 Y2 JP H0125773Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
bolt
protrusions
peripheral edge
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7669085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61191520U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7669085U priority Critical patent/JPH0125773Y2/ja
Publication of JPS61191520U publication Critical patent/JPS61191520U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0125773Y2 publication Critical patent/JPH0125773Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は弛止め機能を有する固締具、特に頭部
座面に複数の突起を形成したボルトと、内外周縁
に複数の係合歯および突起を夫々形成した皿ばね
座金とでなる固締具に関する。
〔従来の技術〕
ところで、ボルトと座金を組合せて使用するこ
とにより弛止め機能を発揮させるようにした固締
具は、従来から種々のものが知られているが、そ
の一例として実公昭47−39158号公報に記載され
た固締具がある。これは、頭部座面にラチエツト
機能を有する多数の突起が形成されたボルトと、
上記突起の数より少数とされ且つ該突起の傾斜面
と周方向に傾斜させた施錠歯が外周に形成された
座金とで構成され、ボルトの締付時に上記突起と
施錠歯の一部とが周方向数箇所にて係合した状態
で、残りの施錠歯の幾つかが上記突起によりボル
ト軸方向に押し付けられるようになつている。こ
れによれば、上記施錠歯と突起とによるラチエツ
ト機能および上記施錠歯の被締結部材への喰付き
機能が発揮されて、上記固締具に弛止めが施され
ることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、上記のような従来の固締具において
は、座金の全体が平座金形状に形成されており、
しかも座金外周の施錠歯が、上記座金におけるフ
ラツトな内周基板より半径方向外方に突出させた
歯形部分のみを捩曲させただけであるため、次の
ような問題がある。即ち上記施錠歯がボルトの締
付けに伴いボルト頭部座面の突起と被締結部材間
で圧縮されて被締結部材と平行するように変形さ
せられるため、上記施錠歯の被締結部材への喰付
きが悪くなり、その結果、座金と被締結部材間で
滑りが発生して弛止め機能が損なわれることにな
る。
また上記施錠歯がボルト頭部座面に形成された
突起における傾斜面より更に大きな角度で捩られ
ているので、ボルトの締付時に上記施錠歯が必要
以上に圧縮変形され、その結果、該施錠歯が弾性
限度を越えて締付けられる虞れがある。この場合
には、上記施錠歯が塑性変形し再びもとの捩られ
た形状に戻らなくなつて、上記ボルト頭部座面の
突起と係合しなくなる。従つて上記施錠歯と突起
によるラチエツト機能が失われることになつて、
ボルトと座金との間に弛みが生じることになる。
そこで本考案は、頭部座面に複数の突起を形成
したボルトと、上記突起に係合する複数の係合歯
を内周縁に形成させ且つ外周縁下方に多数の突起
を形成した皿ばね座金を組合せて使用することに
より、ボルト、座金、被締結部材の三者間に確実
な弛止めを施すと共に、皿ばね座金の圧縮変形に
伴う弾性復元力を利用して上記弛止め機能をより
一層強化した固締具を提供することを目的とす
る。
〔問題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は次のよう
に構成されている。
即ち、頭部座面に周方向等間隔として複数の突
起を形成したボルトと、上記突起に係合する複数
の係合歯を内周縁に形成し且つ外周縁下方には多
数の突起を形成した座金とからなる固締具におい
て、上記ボルトの頭部座面に形成した突起は、ボ
ルト軸心に対し略平行な立上り面と、締付方向に
沿つて頭部上面側に傾斜する傾斜面とで構成する
と共に、上記座金を皿ばね形状となし且つ該座金
内周縁の係合歯を捩曲させて上記ボルト頭部座面
における突起の傾斜面と略同方向に傾斜させ、更
に上記ボルト頭部座面における突起の数を上記座
金内周縁における係合歯の数の整数倍となしてい
る。
〔作用〕
上記の構成によれば、ボルトと被締結部材間に
上記座金を介在させてボルト締付けていくと、ボ
ルト頭部座面に形成した突起の先端が座金内周縁
の係合歯に当接する。この状態より更にボルトを
締付け方向に回転させると、上記突起の先端によ
り係合歯がボルト軸方向に押し付けられて弾性変
形し、上記突起の先端が通過した直後に係合歯が
自らの弾性復元力に基づいて元の状態に復帰す
る。その結果、上記突起の先端が座金内周縁の係
合歯に係合されることになつてボルトの反締付け
方向への動きが阻止されることにより、ボルトと
座金間に弛止めが施される。また上記ボルト頭部
座面における突起の数を上記座金内周縁における
係合歯の数の整数倍としたことにより、全ての係
合歯が上記突起に係合することになる。
更に、上記座金の全体を皿ばね座金形状に形成
しているので、該座金の内周縁における係合歯が
ボルト頭部座面の突起によりボルト軸方向に押し
付けられる際に、座金全体も多少弾性変形するこ
とになり、該座金に弾性復元力が発生する。この
弾性復元力がより一層強く上記係合歯をボルト頭
部座面の突起に接触させるように作用すると共
に、上記座金の外周縁下方に形成された複数の突
起をも被締結部材に強く押し付けるように作用す
るので、上記座金外周縁下方の突起が被締結部材
に喰い込んで座金と被締結部材間に弛止めが施さ
れる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
ボルト1の頭部座面には周方向等間隔に複数の
突起2が形成され、該突起2はボルト軸心に対し
て略平行な立上り面2aと、締付方向に沿つて頭
部上面側に傾斜した傾斜面2bとで構成されてい
る。
また、上記ボルト1と組合せて使用される座金
3は皿ばね座金形状となされると共に、内周縁に
はボルト頭部座面の上記突起2に係合する複数の
係合歯4が形成され、且つ外周縁下方には被締結
部材に喰込む複数の突起5が形成されている。上
記座金3における係合歯4は、ボルト頭部座面の
突起2における傾斜面2bと略同方向に傾斜して
捩曲形成されていると共に、上記係合歯4の数に
対して上記突起2が整数倍の個数となされてお
り、図例では6個の係合歯4が形成された座金と
12個の突起2が形成されたボルトとが示されてい
る。
上記の構成によれば、ボルト1と被締結部材6
間に上記座金3を介在させてボルト1を締付けて
いくと、ボルト頭部座面に形成された突起2の先
端が座金3の内周縁に形成された係合歯4に当接
する。この状態より更にボルト1を締付け方向に
回転させると、上記突起2の先端により係合歯4
がボルト軸方向に押し付けられて弾性変形し、上
記突起2の先端が通過した直後に係合歯4が自ら
の弾性復元力に基づいて元の状態に復帰する。そ
の結果、上記突起2の先端が係合歯4に係合され
ることになりボルト1の反締付方向への動きが阻
止されて、ボルト1と座金3との間に弛止めが施
される。また、全ての係合歯4がボルト頭部座面
の突起2を係合することになるので、ボルト1と
座金3間に弛止めがより効果的に行われる。
更に、前記座金3の全体が皿ばね座金形状とな
されているので、該座金3の内周縁に形成された
係合歯4がボルト頭部座面の突起2によりボルト
軸方向に押し付けられる際に、座金全体も多少弾
性変形することになり、該座金に弾性復元力が発
生する。この弾性復元力がより一層強く上記係合
歯4をボルト頭部座面の突起2に接触させるよう
に作用するのでボルト1と座金間の弛止め機能が
向上すると共に、上記座金3の外周縁下方に形成
した複数の突起5をも強く被締結部材6に押し付
けるように作用するので、上記突起5が被締結部
材6へ喰い込んで座金3と被締結部材6間の弛止
めが確実に施される。
なお、第4図に示すように座金内周縁に形成し
た係合歯4を、ボルト頭部座面に形成した突起2
における傾斜面2bより緩やかな角度で捩曲させ
ておけば、ボルト1の締付けに伴い上記係合歯4
が必要以上に圧縮変形させられて塑性変形を起こ
すことがなく、従つて上記係合歯4とボルト頭部
座面の突起2間の弛止め機能を損ねることがな
い。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案によれば、ボルト頭部座面に
形成した複数の突起を、皿ばね座金の内周縁に形
成した係合歯に係合させることによりボルトと座
金間に確実に弛止めを施し得ると共に、上記皿ば
ね座金の外周縁下方に形成した複数の突起を、被
締結部材に喰い込ませることにより座金と被締結
部材間に弛止めを施し得て、しかも皿ばね座金自
体の圧縮変形に伴う弾性復元力が夫々の弛止め機
能をより一層高めることになつて、優れた弛止め
効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
は第1図に示すA−A線よりみた断面図、第3図
は使用状態を示す縦断面図、第4図はボルト頭部
座面の突起と係合歯との係合状態を示す拡大展開
図である。 1……ボルト、2……突起、2a……立上がり
面、2b……傾斜面、3……座金、4……係合
歯、5……突起、6……被締結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 頭部座面に周方向等間隔として複数の突起が
    形成されたボルトと、上記突起に係合する複数
    の係合歯が内周縁に形成され且つ外周縁下方に
    多数の突起が形成された座金とからなる固締具
    であつて、上記ボルトの頭部座面に形成された
    突起がボルト軸心に対して略平行な立上がり面
    と、締付方向に沿つて頭部上面側に傾斜する傾
    斜面とで構成されていると共に、上記座金が皿
    ばね座金形状となされ且つ該座金内周縁の上記
    係合歯が捩曲されて前記ボルト頭部座面におけ
    る突起の傾斜面と略同方向に傾斜されており、
    更に上記ボルト頭部座面における突起の数が上
    記座金内周縁における係合歯の数の整数倍とさ
    れていることを特徴とする弛止め機能を有する
    固締具。 (2) 座金内周縁に形成された係合歯は、上記ボル
    ト頭部座面に形成された突起における傾斜面よ
    り緩やかな角度で捩曲されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載され
    た固締具。
JP7669085U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH0125773Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7669085U JPH0125773Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7669085U JPH0125773Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191520U JPS61191520U (ja) 1986-11-28
JPH0125773Y2 true JPH0125773Y2 (ja) 1989-08-02

Family

ID=30619055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7669085U Expired JPH0125773Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0125773Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4583977B2 (ja) * 2005-03-04 2010-11-17 株式会社マルナカ 緩み止め座金とその座金を取付けた座金付き螺子類
KR101168090B1 (ko) 2010-10-27 2012-07-24 손흥식 풀림 및 낙하 방지 체결구

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61191520U (ja) 1986-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5606753A (en) Fixing device with a locking mechanism
US3709087A (en) Torque limiting threaded fastener
US2423918A (en) Nut or bolt lock
JP4276775B2 (ja) ねじ部材
JP2004211753A (ja) ナット及びこれとボルトとの組合せ
JP2554969Y2 (ja) カム座金
JPH1061645A (ja) ロックナット
JPH0125773Y2 (ja)
JPH083701Y2 (ja) ボルト・ナット用キャップ
JPH04504607A (ja) ドライブ―ヘッド止め座金
JPS6327134Y2 (ja)
JP3019615U (ja) ねじ部材
CA2039731C (en) Wrench
JP2010121695A (ja) ボルトの緩み止め構造
JPH0329717U (ja)
JPH0738732U (ja) ナットゆるみ防止具及び回転防止補助具
JPH066273Y2 (ja) ロックナットのロック構造
JP2579389Y2 (ja) プラスチックボルト
JPS6023617A (ja) 弛緩防止ボルトとナツト
JPH10141349A (ja) 緩み止めナット、並びに、その製造方法
JPS6231690Y2 (ja)
JPH0438099Y2 (ja)
JPH0687713U (ja) ロックねじ
JPS6227700Y2 (ja)
JPH04296212A (ja) ボルト緊締具