JPH01257503A - 自動加工機を用いたポケット切削方法 - Google Patents

自動加工機を用いたポケット切削方法

Info

Publication number
JPH01257503A
JPH01257503A JP8790088A JP8790088A JPH01257503A JP H01257503 A JPH01257503 A JP H01257503A JP 8790088 A JP8790088 A JP 8790088A JP 8790088 A JP8790088 A JP 8790088A JP H01257503 A JPH01257503 A JP H01257503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutter path
pocket
cutting tool
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8790088A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Tanaka
秀幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP8790088A priority Critical patent/JPH01257503A/ja
Publication of JPH01257503A publication Critical patent/JPH01257503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、マシニングセンタ、NGフライス盤等の自動
加工機を用いて被切削物表面にポケットを切削する際に
用いる、自動加工機を用いたボケフト切削方法に関する
[従来の技術] 本発明者は、本発明に先行して、本願と同時に掲出した
特許願の明細書に記載されたような、自動加工機を用い
て回転するエンドミル等の切削下Itにより、第15図
(ご示したような、被切削物2表面に複雑な凹凸形状を
した閉じた輪郭3を持つ窪み、即ちポケット4を、未切
削箇所や過剰切削箇所を生じさせずに切削する切削方法
を開発した。
この切削方法は、第15図に示したように、切削工具1
にその外径がポケットの輪n3の最小コーナ・一部7a
の内径と同一かまたは該内径より小さい切削工具lを選
択する。そして、ポケットの輪郭3からその内側に切削
工具lの外径の1/2量オフセツトした第1カッターパ
ス5aを選定する。ここで、オフセットするとは、第1
6図に示1、たように、ポケットの輪郭3等の基準線1
00からその内側またはその外側(図では内側とした。
)へとT量等片寄らせることをいう。また、カッターパ
スとは、切削工具1中心の通る通路101をいう。次に
、上記第1カッターパス53に沿って切削工具lを移動
させた場合にボケッl−4内に残る未切削箇所の輪郭3
0を求める。そして、該未切削箇所の輪郭30からその
内側に次式に倣ったT量オフセットしl二カッターパス
を求めるとともに、該求めたカッタ・−バスの逆回りと
なる箇所を除去して、第2カッターパス5bを選定する
T≦(R−0,1)sinθ、/2・ (1)ここで、
上記式のRは切削工具1の外径の1/2の値とし、θ。
は上記未切削箇所の輪郭30の最小コーナー角の値とす
る。またここで、上記第2カッターパス5b選定の際に
求めた未切削箇所の輪郭30からその内側にTIオフセ
ットしたカッターパスの逆回りとなる箇所を除去したた
めに、上記選定した第2カッターパス5bに沿って切削
下H1を移動させてポケット4を切削した際に、第2カ
ッターパス5b外側のポケット4内に未切削箇所(図示
せず。)が残る場合は、第2カッターパス5b選定の際
に求めた未切削箇所の輪郭30を補正して、第2カッタ
ーパス5bの一部に上記ポケット4内に残る未切削箇所
を切削する線状のカッターパス(図示せず。)を分岐さ
せて備える。以下、−に記第2カッターパス5bを選定
した場合と同様にして、順次第3.第4カッターパス・
・の5c、5d・・・を、それ以面に選定した第1゜第
2カッターパス・・・の5a、5b・・・に沿って切削
下IIを移動させた場合にその最内側のカッターパス5
b・・・内側のポケット4内に残る未切削箇所の輪郭3
0を基準にして、上記選定した最内側のカッターパス5
b ・内側のポケット4内に未切削箇所が残らなくなる
まで選定する。そして、−1−記選定した第1.第2.
第3カッターパス・・・の5a。
5b、5c・・・に沿って回転する切削工具lを移動さ
せて被切削物2表面にポケット4を切削するものである
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記切削方法により、ポケットの輪郭3に鋭
いエツジ状をしたコーナー部7を持つポケット4を切削
した場合は、第15図に示したように、第2.第3.第
4カッターパス・・・の5b。
5c、5d・・・を選定するための未切削箇所の輪郭3
0の最小コーナー角θ。が小さくなるために、第2.第
3.第4カッターパス・・・の5b、5c。
5d・・・の上記式(1)から求める未切削箇所の輪郭
30からその内側にオフセットするfaTが小さくなっ
て、該第2.第3.第4カッターパス・・・の5b、5
c、5d・・・が小間隔で幾重にもループ状に重なり合
ったものとなる。そして、上記第1゜第2.第3.第4
カッターパス・・・の5a、5b。
5c、5d・・・全体の全長が長くなるとともに、その
全体のパス数、即ち−に記第1.第2.第3カッターパ
ス・・・の5a、5b、5c・・・を所定方向を向く直
線と所定曲率で内側に湾曲した曲線と所定曲率で外側に
湾曲した曲線とに分割した場合の数が極めて多くなって
、自動加工機に用いるCI、データが複雑となる。
そのため、上記従来の切削方法では、輪郭3に鋭いエツ
ジ状をしたコーナー部7を持つポケット4を自動加工機
を用いて回転する切削工具lにより容易かつ迅速に切削
できなかった。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたもの
で、その目的は、回転する切削工具を用いて輪郭に鋭い
エツジ状をしたコーナー部を持つポケットを未切削箇所
を生じさせずに迅速かつ容易に切削できる、自動加工機
を用いたポケット切削方法を提供することにある。
[問題点を解決するだめの手段] 上記目的を達成するために、本発明の自動加工機を用い
たポケット切削方法は、第1図ないし第14図にその例
を示したように、回転する切削工具1をカッターパスに
沿って移動させて被切削物2表面にポケット4を切削す
る自動加工機を用いた切削加工において、上記切削工具
lにその外径が上記ポケットの輪郭3の最小コーナー部
7aの内径と同一かまたは該内径より小さい切削工具l
を選択するとともに、該選択17た切削工具lを以下の
方法により選定した第1.第2.第3カッターパス−・
の5a、5b、5c・・・に沿って移動させて上記被切
削物2表面にポケット4を切削することを特徴とする。
(a)上記ポケットの輪郭3からその内側に上記切削工
具1の外径の1/2に当たるS量オフセットした第1カ
ッターパス5aを選定する。ここで、上記第1カッター
パス5aの総てが順回りとならない場合は、上記切削工
具1にその外径がより小さい切削工具lを選択し直して
、ポケットの輪郭3から上記選択し直した切削工具lの
外径のl/2に当たるS遣その内側にオフセットした第
1カッターパス5aを選定し直す。
(b)次に、上記第1カッターパス5aに沿って上記切
削工具lを移動させてポケット4を切削した場合に、ポ
ケット4内に残る未切削箇所の輪郭30を求める。そし
て、この未切削箇所の輪郭30を所定方向を向く直線3
0aと所定曲率で内側に湾曲した曲線30bと所定曲率
で外側に湾曲した曲線30cとに分けて、該直線30a
や曲線30b、30cの内側に上記選択した切削工具!
の外径の1/2より小さいT@オフセットした上記直線
30aや曲線30b、30cと同じ長さの端部点間が繋
がれていないカッターパス300a。
300b、300cを求める。
(c)次に、−上記(b)で求めたT量オフセットする
萌の未切削箇所の輪郭30を構成する直線30aや曲線
30b、30cにおいて隣合う関係にあった端部点間が
繋がれていない直線や曲線のカッターパス300a、3
00b、300cを互いに次のイ1ロ、ハ、二、ホ、へ
の方法に従って繋いで、一連に連続する第2カッターパ
ス5bを選定する。
イ、カッターパスが共に直線300aであって、該カッ
ターパス300a選定の基準とした未切削箇所の輪郭3
0のコーナー角θが90°以上の場合は、該カッターパ
ス300aが交差する干渉点8より館方に延出したカッ
ターパス300a部分を削除して、該カッターパスの3
00aを干渉点8で繋ぐか、または該カッターパス30
0aをその延長線I2が交差する干渉点8まで延長して
、該カッターパス300aを上記延長線12が交差する
干渉点8で繋ぐ。
口、カッターパスが共に直線300aであって、該カッ
ターパス選定の基準とした未切削箇所の輪郭30のコー
ナー角θが90°未満の場合は、該カッターパス300
aの端部点9間を直線10で繋ぐ。
ハロカッターパスが内側に湾曲した曲線300bと直線
300aである場合は、該カッターパスの300bと3
00aの端部点9間を直線10で繋ぐ。
二、カッターパスが外側に湾曲した曲線300Cと直線
300aである場合は、該カッターパス300c、30
0aの端部点9間を該カッターパス選定の基準とした未
切削箇所の輪郭30のコーナー部70を中心とする該カ
ッターパス300c。
300aのオフセットfjlTと同じ半径の円弧11で
繋ぐ。
ホ、カッターパスが共に外側に湾曲した曲線300eで
ある場合は、該カッターパス300cの端部点9間を該
カッターパス選定の基準とした未切削箇所の輪郭30の
コーナー部70を中心とする該カッターパス300cの
オフセットilTと同じ半径の円弧11で繋ぐ。
へ、カッターパスが共に内側に湾曲した曲線300bで
ある場合は、該カッターパス300bの端部点9間を直
線IOで繋ぐ。
(d)以下、順次第3.第4カッターパス・・・の5c
、5d・・・を、上記(b)の場合と同様にして、それ
坦面に選定した第1.第2カッターパス・・・の5a、
5b・・・に沿って上記切削工具lを移動させてポケッ
ト4を切削した場合にポケット4内に残る未切削箇所の
輪郭30を基準にしてその内側に上記切削工具1の外径
の1/2より小さいTfflオフセットした端部点9間
が繋がれていない直線や曲線のカッターパス300 a
、 300 b、 300Cを求めるとともに、該求め
たカッターパス300a、300b、300eを、上記
(c)の場合と同様にして、一連に繋ぐようにして、ポ
ケット4内に未切削箇所が残らなくなるまで選定する。
(e)またここで、上記第2.第3.第4カッターパス
・・・の5b、5c、5d・・・の選定に際して、該カ
ッターパス選定の基準とする未切削箇所がごく小さくな
った場合は、該未切削箇所の輪郭30からその内側に上
記選択した切削工具lの外径の1/2に当たるS量オフ
セットしたカッターパスの総てが逆回りとなることを確
認して、上記未切削箇所の輪郭30をそのまま最終のカ
ッターパス5eに選定する。
[作用] 本発明の自動加工機を用いたポケット切削方法において
は、第1カッターパス5aの内側に順次選定する第2.
第3.第4カッターパス・・・の5b。
5c、5d・・・のオフセットff1Tを、それ以前に
選定した第1.第2.第3カッターパス・・・の5a。
5b、5c・・・に沿って回転する切削工具lを移動さ
せた場合にポケット4内に残る未切削箇所の輪郭30の
鋭いエツジ状をしたコーナー部70の最小コーナー角θ
。に限定されずに、大きく選定できる。
そのため、上記第1カッターパス5aの内側に順次選定
する第2.第3.第4カッターパス・・・の5b、5c
、5d・・・の間隔を大きくして、ポケット4切削用の
第1.第2.第3カッターパス・・・の5a、5b、5
c、5d・・・全体の全長を短く抑えることができると
ともに、該第1.第2.第3カッターパス・・・全体の
パス数を少なく抑えることができる。
また、上記第1カッターパス5aの内側に未切削箇所の
輪郭30を基準にして順次選定する第2゜第3.第4カ
ッターパス・・・を構成する端部点9間が繋がれていな
い直線や曲線のカッターパス30Oa、300b、30
0cを干渉点8で一連に繋いだりその端部点9間を延長
線12や直線10や円弧11で一連に繋ぐことにより、
それ以前に選定した第1.第2カッターパス・・・の5
a、5b・・に沿って回転する切削工具lを移動させた
場合にポケット4内に残る未切削箇所の輪郭30の鋭い
エツジ状をしたコーナー部70を切削残しのないように
切削するようにした。
そのため、上記選定した第1.第2.第3.第4カッタ
ーパス・・・の5a、5b、5c、5d・・・に沿って
回転する切削工具lを移動させることにより、被切削物
2表面にポケット4を未切削箇所を生じさせずに切削で
きる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に従い説明する。
第1図には、本発明の切削方法を用いて形成する輪郭3
が複雑な凹凸形状をしたポケット4が示されている。
以下、本発明の切削方法を用いて、第2図に示したフロ
ーチャートに従い、CADデータ等から抽出したポケッ
ト加工形状データに基づき、被切削物2表面に上記第1
図に示したポケット4を切削する方法を詳述する。
被切削物2表面に切削する上記ポケットの輪郭3の最小
コーナー部7aの内径と同一かまたは該内径より小さい
外径を持ったエンドミル等の切削工具lを選択する。
そして、被切削物2表面に切削するポケットの輪郭3か
ら上記切削工具lの外径の1/2に当たるS遣その内側
にオフセットした上記ポケットの輪郭3より若干小さい
ループ状をした第1カッターパス5aを選定する。
ここで、上記ポケットの輪郭3から5ffiその内側に
オフセットした第1カッターパス5aの全長の総てが、
例えば第3図(a)に1から8の数字で示したように順
回りとならずに、その一部が第3図(b)に1からlO
の数字で示したように逆回りとなる場合は、上記切削工
具lにその外径がより小さい切削工具を選択し直して、
該選択し直した切削工具1の外径の1/2に当たるS量
その内側にオフセットした第1カッターパス5aを選定
し直すようにする。
次に、上記第1カッターパス5aに沿って上記選択した
回転する切削工具lを移動させて被切削物2表面にポケ
ット4を切削した場合に、ポケット4内に残る未切削箇
所の輪郭30を求める。
そして、この未切削箇所の輪郭30を、所定方向を向く
直線30aと、所定曲率で内側に湾曲した曲線30bと
、所定曲率で外側に湾曲した曲線30cとに分ける。
そして、上記未切削箇所の輪郭30を分けた直線30a
や曲線30b、30cの内側に上記切削工具lの外径の
172より小さいTtlオフセットした上記直線30a
や曲線30b、30cと同じ長さの端部点9間が繋がれ
ていない直線や曲線のカッターパス300a、300b
、300cを求める。
ここで、上記カッターパス300a、300b。
300cのオフセット(jkTは、上記切削工具lの外
径を2Rとすると、例えば次式により求めたTの値とす
る。
T=(R−0,1)Xsin45° ・・(2)次に、
L記求めたカッターパス300a、300b、3’OO
cのT量オフセットする前の未切削箇所の輪郭30を構
成する直線30aや曲線30b、30cにおいて隣合う
関係にあった端部点9間が繋がれていない直線や曲線の
カッターパス300a、300b、300cを互いに次
の41口。
ハ、二、ホ、への方法に従って繋いで、一連に連続する
第2カー!ターバス5bを選定する。
イ カブターパスが共に直線300aであって該力・ツ
タ−パス選定の基準とI7た未切削箇所の輪郭30のコ
ー七−角θが90°以上の場合は、第・1図に示したよ
うに、該カッターパス300aが交差する干渉点8より
前方に延出したカッターパス300a部分を削除して、
該カッターパス300aを干渉点8で繋ぐか、または、
第5図に示したように、該カッターパス300aをその
延長線12が交差する干渉点8まで延長して、該カッタ
ーパス300aを上記延長線12が交差する干渉点8で
繋ぐ。
口、カッターパスが共に直線300aであって、該カッ
ターパス選定の基準とした未切削箇所の輪郭30のコー
ナー角θが90°未満の場合は、第6図に示したように
、該カッタ・−パス300aの端部点9間を直線IOで
繋ぐ。
ハ、カッターパスが内側に湾曲した曲線300bと直線
300aである場合は、第7図に示したように、該カッ
ターパス300b、300aの端部点9間を直線10で
繋ぐ。
二、カッターパスが外側に湾曲しノ、−、曲線300C
と直線300aである場合は、第8図に示したように、
該カッターパス300e、300aの端部点9間を該カ
ッターパス選定の基準とした未切削箇所の輪郭30のコ
ーナー部70を中心とする該カッターパス300c、3
00aのオフセットff1Tと同じ半径の円弧11で繋
ぐ。
ホ、カッターパスが共に外側に湾曲した曲線300cで
ある場合は、第9図に示したように、該カッターパス3
00cの端部点9間を該カッターパス選定の基準とした
未切削箇所の輪郭30のコーナー部70を中心とする該
カッターパス300Cのオフセット量Tと同じ半径の円
弧11で繋ぐ。
へ、カッターパスが共に内側に湾曲した曲線300hで
ある場合は、第10図に示したように、該カッターパス
300bの端部点9間を直線10で繋ぐ。
次に、−1−,2第1.第2カッターパスの5a、5b
に沿って上記切削工具!を移動させて被切削物2表面に
ポケーJト4を切削した場合に、ポケット4内に残る未
切削箇所の輪郭30を求める。
そ1.て、上記第2カッターパス5bを選定した場合と
同様にして、J−記未切削箇所の輪郭30を所定方向を
向く直線30aと所定曲率で内側や外側に湾曲した曲線
30b、30cとに分けて、該直線30aや曲線30b
、30cの内側に例えば1、i2 (2’)式で求めた
T量オフセットした上記直線30aや曲線30b、30
cと同じ長さの端部点9間が繋がれていない直線や曲線
のカッターパス300a、300b、300cを求める
とともに、該求めた直線や曲線のカッターパス300a
、300b、300cを上=己イ3口、ハ、二、ホ。
への方法に従って繋いで、一連に連続する第3カッター
パス5cを選定する。
以下、−ト記第3カッタ・−パス5cの場合と同様にし
て、順次第4.第5カッターパス・・・の5d、5e・
・・を、それ以前に選定した第1.第2.第3゜第4カ
ッターパス・・・の5a、5b、5e、5cL−に沿っ
て上記切削工具lを移動させて被切削物2表面にポケッ
ト4を切削した場合にポケット4内に未切削箇所が残ら
なくなるまで選定する。
なおここで、上記第2.第3.第4.第5カッターパス
・・・選定の基準とする未切削箇所の輪郭30は、次の
方法により求める。
即ち、例えば第3カッターパス5c選定の基準とする未
切削箇所の輪郭30を求める場合は、第11図に示した
ように、その直前に選定した第2カッターパス5bから
その内側に上記切削工具1の外径の1/2に当たるSl
オフセットした第12図に示したようなカッターパスA
を求める。そして、該求めたカッターパスAの逆回りと
なる箇所Δ1を除去する。さらに、残った順回りとなる
力1ターパスA。の一部に第13図に示した9にうな凹
部A、かある場合は、該四部A、外側に接する上記切削
工具1の外径の1/2に当たるRを半径とする円弧Bを
描き、上記凹ff1Atと円弧Bどが接する接点間に当
たる凹部A、隅部を上記円弧Bで繋ぐ。すると、第2カ
ッターパス5bに沿ってL記切削Ellを移動させて被
切削物2表面にポケット4を切削した場合にポケット4
内に残る第14図に示1.たような第3カ=?ターパス
5c選定の基準とする未切削箇所の輪郭30を求めるこ
とができる。また、上記と同様にすれば、他の第2゜第
4.第5カッターパス・・・の5b、5d、5e・・選
定の基準とする未切削箇所の輪郭30を求める、二とが
できる。
またこ−で、」−2第2.第3.第43第5カッターパ
ス・・の5b、5c、5d、5e・・・の選定に際して
、該カッターパス選定の基準とする未切削箇所がごく小
さくなった場合は、該未切削箇所の輪郭30からその内
側に」−記選択した切削工具の外径の1/2に当たるS
屯オフセットしたカッターパスの総てが逆回りとなるこ
とを確認して、上記未切削箇所の輪郭30をそのまま最
終のカッターパス5cに選定する。
そして、以上のようにして選定した第1.第2゜第3.
第4.第5カッターパス・・・の5a、5b。
5c、5d、5e・・・に沿って、上記選択した回転す
る切削工具lを、その外側のカッターパスから内側のカ
ッターパスの5a、5b、5c、5d・・・へと、また
はその内側のカッターパスから外側のカッターパスの一
5e、5d、5c、5b、5aへと、順回りまたは逆回
りに余す所なく順次移動させて、被切削物2表面に第1
図に示したようなポケット4を未切削箇所を生じさせず
に自動加工機を用いて切削する。
第1図ないし第14図に示した切削方法は以上の工程か
らなる。
第1図には、上記切削方法を用いて輪郭3に鋭いエツジ
状をしたコーナー部7を持つポケット4を実際に切削す
る場合の第1.第2.第3.第4゜第5カッターパスの
5a、5b、5c、5d、5eが示されている。
第1図によれば、同じポケット4を既述従来の切削方法
により切削する場合の第15図に示1.た第1、第2.
第3.第4.第5.第6カッターパスの5a、5b、5
c、5d、5e、5f、5gに比べて、ポケット4を切
削するカッターパスの全長を短く抑えることができると
ともに、該カッターパス全体のパス数を少なく抑えるこ
とができろことが分かる。
1発明の効果] 以−に説明したように、本発明の自動加工機を用いたポ
ケット切削方法によれば、被切削物表面に輪郭に鋭いエ
ツジ状をしたコーナー部を持つポケットを切削する場合
に、切削工具を移動させる第1、第2.第3.第4.第
5カッターパス・・からなるカッターパス全体の全長を
少なく抑えることができるとともに、該カッターパス全
体のパス数を少なく抑えることができる。
そのため、本発明の切削方法により、自動加工機を用い
て回転する切削工具により被切削物表面に輪郭に鋭いエ
ツジ状をしたコーナー部を持つポケットを切削すれば、
被切削物表面に該ポケットを迅速に切削できる。またそ
れとともに、自動加工機に用いる上記ポケット切削用の
CLデータを簡易化でき、自動用]。機を用いて被切削
物表面にポケットを切削する際の作業工程の大幅な容易
化が図れる。
また、第1カッターパスの内側に順次選定する第2.第
3.第4カッターパス・・・に、ポケット内に残る輪郭
が鋭いエツジ状をした未切削箇所のコーナー部を切削残
しのないように切削する直線または円弧状のカッターパ
スを加える等した。
そのため、本発明の切削方法により被切削物表面に輪郭
に鋭いエツジ状をしたコーナー部を持つポケットを切削
すれば、該ポケットを未切削箇所を生じさせずに切削で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポケット切削方法説明図、第2図は本
発明のポケット切削方法のフローチャート図、第3図(
a)、(b)は第1カッターパスの選定方法説明図、第
4図ないし第1O図はそれぞれ未切削箇所の輪郭を基準
にして求めた直線や曲線のカッターパスの連結方法説明
図、第11図ないし第14図は未切削箇所の輪郭作成方
法説明図、第15図は従来のポケット切削方法説明図、
第16図はオフセットの説明図である。 l・・切削工具、 2・・被切削物、 3・・ポケットの輪郭、 4・・ポケット、5a・・第
1カッターパス、 5b・・第2カッターパス、 5c・・第3カッターパス、 5d・・第4カッターパス、 5e・・第5カッターパス、 7.70・・コーナー部、  8・・干渉点、9・・端
部点、  lO・・直線、 11・・円弧、  I2・・延長線、 30・・未切削箇所の輪郭、 30a・・直線、30b
・・内側に湾曲した曲線、 30c・・外側に湾曲した曲線、 300a、300b、300c・・カッターパス。 特許出願人 新光電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転する切削工具をカッターパスに沿って移動させ
    て被切削物表面にポケットを切削する自動加工機を用い
    た切削加工において、上記切削工具にその外径が上記ポ
    ケットの輪郭の最小コーナー部の内径と同一かまたは該
    内径より小さい切削工具を選択するとともに、該選択し
    た切削工具を以下の方法により選定した第1、第2、第
    3カッターパス・・・に沿って移動させて上記被切削物
    表面にポケットを切削することを特徴とする自動加工機
    を用いたポケット切削方法。 (a)上記ポケットの輪郭からその内側に上記切削工具
    の外径の1/2に当たるS量オフセットした第1カッタ
    ーパスを選定する。ここで、上記第1カッターパスの総
    てが順回りとならない場合は、上記切削工具にその外径
    がより小さい切削工具を選択し直して、ポケットの輪郭
    から上記選択し直した切削工具の外径の1/2に当たる
    S量その内側にオフセットした第1カッターパスを選定
    し直す。 (b)次に、上記第1カッターパスに沿って上記切削工
    具を移動させてポケットを切削した場合に、ポケット内
    に残る未切削箇所の輪郭を求める。そして、この未切削
    箇所の輪郭を所定方向を向く直線と所定曲率で内側に湾
    曲した曲線と所定曲率で外側に湾曲した曲線とに分けて
    、該直線や曲線の内側に上記切削工具の外径の1/2よ
    り小さいT量オフセットした上記直線や曲線と同じ長さ
    の端部点間が繋がれていないカッターパスを求める。 (c)次に、上記(b)で求めたT量オフセットする前
    の未切削箇所の輪郭を構成する直線や曲線において隣合
    う関係にあった端部点間が繋がれていない直線や曲線の
    カッターパスを互いに次のイ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘの方
    法に従って繋いで、一連に連続する第2カッターパスを
    選定する。 イ、カッターパスが共に直線であって、該カッターパス
    選定の基準とした未切削箇所の輪郭のコーナー角が90
    °以上の場合は、該カッターパスが交差する干渉点より
    前方に延出したカッターパスを削除して、該カッターパ
    スを干渉点で繋ぐか、または該カッターパスをその延長
    線が交差する干渉点まで延長して、該カッターパスを上
    記延長線が交差する干渉点で繋ぐ。 ロ、カッターパスが共に直線であって、該カッターパス
    選定の基準とした未切削箇所の輪郭のコーナー角が90
    °未満の場合は、該カッターパスの端部点間を直線で繋
    ぐ。 ハ、カッターパスが内側に湾曲した曲線と直線である場
    合は、該カッターパスの端部点間を直線で繋ぐ。 ニ、カッターパスが外側に湾曲した曲線と直線である場
    合は、該カッターパスの端部点間を該カッターパス選定
    の基準とした未切削箇所の輪郭のコーナー部を中心とす
    る該カッターパスのオフセット量Tと同じ半径の円弧で
    繋ぐ。 ホ、カッターパスが共に外側に湾曲した曲線である場合
    は、該カッターパスの端部点間を該カッターパス選定の
    基準とした未切削箇所の輪郭のコーナー部を中心とする
    該カッターパスのオフセット量Tと同じ半径の円弧で繋
    ぐ。 ヘ、カッターパスが共に内側に湾曲した曲線である場合
    は、該カッターパスの端部点間を直線で繋ぐ。 (d)以下、順次第3、第4カッターパス・・・を、上
    記(b)の場合と同様にして、それ以前に選定した第1
    、第2カッターパス・・・に沿って上記切削工具を移動
    させてポケットを切削した場合にポケット内に残る未切
    削箇所の輪郭を基準にしてその内側に上記切削工具の外
    径の1/2より小さいT量オフセットした端部点間が繋
    がれていない直線や曲線のカッターパスを求めるととも
    に、該求めたカッターパスを、上記(c)の場合と同様
    にして、一連に繋ぐようにして、ポケット内に未切削箇
    所が残らなくなるまで選定する。(e)またここで、上
    記第2、第3、第4カッターパス・・・の選定に際して
    、該カッターパス選定の基準とする未切削箇所がごく小
    さくなった場合は、該未切削箇所の輪郭からその内側に
    上記切削工具の外径の1/2に当たるS量オフセットし
    たカッターパスの総てが逆回りとなることを確認して、
    上記未切削箇所の輪郭をそのまま最終のカッターパスに
    選定する。
JP8790088A 1988-04-08 1988-04-08 自動加工機を用いたポケット切削方法 Pending JPH01257503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8790088A JPH01257503A (ja) 1988-04-08 1988-04-08 自動加工機を用いたポケット切削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8790088A JPH01257503A (ja) 1988-04-08 1988-04-08 自動加工機を用いたポケット切削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01257503A true JPH01257503A (ja) 1989-10-13

Family

ID=13927770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8790088A Pending JPH01257503A (ja) 1988-04-08 1988-04-08 自動加工機を用いたポケット切削方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01257503A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2497526A (en) * 2011-12-12 2013-06-19 Delcam Uk A method of generating cutting paths for fabrication of an article

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846407A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 Ando Electric Co Ltd 工具径補正機能を有する加工装置
JPS62221003A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 Ricoh Co Ltd 2次元工具軌跡生成方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846407A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 Ando Electric Co Ltd 工具径補正機能を有する加工装置
JPS62221003A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 Ricoh Co Ltd 2次元工具軌跡生成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2497526A (en) * 2011-12-12 2013-06-19 Delcam Uk A method of generating cutting paths for fabrication of an article
US9489339B2 (en) 2011-12-12 2016-11-08 Delcam Limited Method and system for generating material remover cutting paths for a machine tool
GB2497526B (en) * 2011-12-12 2017-07-05 Delcam Ltd Method and system for generating cutting paths

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0351525B2 (ja)
US7234899B2 (en) Cutting tool having a wiper nose corner
US3913374A (en) Apparatus for bevelling wire blanks
JP4489417B2 (ja) 荒削り用回転切削工具の製造方法
JPH01257503A (ja) 自動加工機を用いたポケット切削方法
US5107436A (en) Method for generating a tool course for a cutting tool
US2848804A (en) Method and means for closing tubes by spinning
JP2002321113A (ja) エンドミルによる溝加工方法
CN113110289B (zh) 一种环刀连续切割中回刀预判点优化方法
JPS5981015A (ja) 開先加工を伴う角パイプ用切断機
JP6643087B2 (ja) スパイラルベベルギヤまたはハイポイドギヤの製造方法
JPH02303707A (ja) ボールエンドミル
Rangarajan et al. Avoiding tool exit in planar milling by adjusting width of cut
US5463917A (en) Process for producing, in particular, two-part surgical instruments
JP2003071601A (ja) 旋削加工方法
JP2002178225A (ja) 可変歯ウォームのミーリング歯形成方法
JP2632541B2 (ja) 自動加工機を用いたポケット切削方法
JPH07195221A (ja) ラフィングボールエンドミル
SU876328A1 (ru) Способ составлени программ при механической обработке плоскостных деталей
JP7430824B2 (ja) ギヤスカイビング加工法
SU1609555A1 (ru) Устройство дл зачистки сварных швов
GB2195928A (en) Method of cutting a surface of a work-piece
JPH09292913A (ja) Ncデータ作成装置
JP4608285B2 (ja) 回転切削工具を用いた切削方法
JPH08118277A (ja) 力制御ロボット